ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
シーマ専用ゲルググマリーネのシールドをパーツ注文しようとしたら既に在庫切れで涙目なQooオレンジでございます。
本日はソラの義妹の閑話の二回目となります。
今回は雪穂ちゃんとガンプライブ初登場の亜里沙ちゃんの出番となっております。
それでは 閑話「鳴神悠莉はかく語りけり ②」 始まります。
皆々様♪ようこそいらっしゃいましたわ♪
またここでお会い出来ました事をわたくし、とても嬉しく思いますわ♪
わたくし、好きな人はお義兄様♪愛する人はお義兄様♪理想のタイプはお義兄様♪将来の夢はお義兄様のお嫁さん♪でお馴染みな、「ガンプライブ! ~School Gunpla Project~」の主人公“鳴神 青空”の義理の妹の“鳴神 悠莉”でございますわ♪
そんなお義兄様らぶ♪なわたくしが語り部を勤めます今回の閑話「鳴神悠莉はかく語りけり」、前回はわたくしとわたくしが愛して止まないお義兄様の愛に満ちて何だかもう色々と溢れちゃってる朝の何気ない風景をお送りいたしました♪
わたくしのお義兄様への狂おしいまでの愛が皆々様にも伝わりましたでしょうか?
うふふ♪わたくしとお義兄様の日常を皆々様にご覧になられちゃったなんて、今さらですが少し恥ずかしいですわ♪
さて、二回目となります今回のお話は、わたくしとわたくしのかけがえのない二人の親友、和菓子屋穂むらの賢い方の看板娘な“高坂 雪穂”と、ロシアンビューティーな音ノ木坂学院生徒会長“絢瀬 絵里”お義姉様の実の妹である“絢瀬 亜里沙”と過ごす日常の風景をお送りいたしますわ♪
それでは、「鳴神悠莉はかく語りけり ②」♪
始まり始まりですわ♪
朝食後の歯磨きを終えて改めて身支度を整えたわたくしは、お義兄様に見送られて自宅を出発いたしました。
勿論♪お義兄様の愛情たっぷりのお弁当も忘れずにちゃんと持ちましたわ♪
お義兄様のお弁当を忘れるなんて、そんな事はあってはなりませんもの♪
あら?でもわたくしがお弁当を忘れたら、お優しいお義兄様は学校までわたくしの為にお弁当を届けてくれるのではないでしょうか?
……そ、それは…アリですわ!
絶対にお義兄様ならばご自分の学業を放り出してでもわたくしの為にお弁当を届けに来て下さいますわ♪
そしてそのままお義兄様とご一緒に昼食を…!
おまけにいちいちわたくしに告白なんてクソ生意気な事をしやがります学校の有象無象の男子共とクソ教師共に、わたくしとお義兄様のいちゃらぶっぷりを見せ付けれますわ!
超絶イケメンなパーフェクトヒューマンのお義兄様を見せ付けて差し上げれば、わたくしに懸想(けそう)しやがりますあのクソ共も諦めて下さいますわ♪
あのクソ共はわたくしにしつこくつきまとって来やがりまして、本当に迷惑極まりないのですわ!
男性が極端に少なくなった昨今なら、選り好みさえしなければあのクソ共でも適当なお相手が見付かるでしょうに。
それをナニを勘違いしたのか、わたくしの様な超絶美少女を伴侶にしよう等と考えるなんて…本当にクソですわ!
ですがお義兄様とわたくしのいちゃらぶを見せ付ければ全てまるっと解決ですわ!
うふふ♪明日はわざとお弁当を忘れて学校へ参りましょ♪
なーんて、そんなわざとお義兄様のお弁当を忘れるなんて事は絶対にいたしませんけどね。
わたくし如きの些事でお忙しいお義兄様のお手を煩わせてはいけませんわ。
しつこいクソ共は物理的に沈めれば万事解決に加えて、わたくしのストレス発散にもなりますし♪
あら?いけませんわ。
またまたお話が脱線してしまいました…。
わたくしの悪い癖ですの。
失礼いたしましたわ。
では改めて…自宅を出発して優雅に歩くこと数分、わたくしは雪穂と亜里沙と待ち合わせをしている何時もの公園に辿り着きましたわ。
辿り着いた待ち合わせの公園には、既に雪穂と亜里沙がやって来ており、二人ともわたくしの到着を待っておりましたわ。
あら?本日はわたくしが最後なのですね。
「おはようございます。雪穂、亜里沙。」
談笑しながらわたくしを待っていた二人を見て、わたくしは一瞬だけ約束の時間に遅れてしまったのかとも思いましたが、公園に備え付けられている時計が示す時刻は約束した時間にぴったりでしたわ。
わたくし、遅刻ではございませんわ♪
「あっ!ユーリ!やっと来た!遅いよ!」
亜里沙は挨拶もそっちのけで、わたくしへと“遅いよ!”とここ数年ですっかりと流暢になった日本語で文句を言って参りましたわ。
亜里沙は長年ロシアに住んでおりましたので、少し日本語が不自由ですの。
今でこそこの様に流暢な日本語を話せるようになりましたが、わたくしと雪穂と出逢った頃の亜里沙はほとんど日本語を話せませんでしたわ。
幸い、わたくしは多少はロシア語を理解できましたので、当時の亜里沙とも最低限のコミュニケーションは取れましたわ。
まぁそのせいでロシア語を理解できない当時のクソ教師(40代独身女性)に亜里沙のお世話を押し付けられたのですが…。
ですがあの下賎なクソ教師(40代独身女性)のお陰で、わたくしは亜里沙と言うかけがえのない二人目の親友を得られたので、とりあえずは良しとしましょう。
ふふ♪わたくしったら寛大すぎますわ♪
「ユーリ?亜里沙のお話しちゃんと聞いてる?遅刻はダメだよ!」
むぅ。ちゃんと聞いておりますわ。
それに亜里沙?わたくし、遅刻ではございませんわよ?
「聞いておりますわ♪ですが亜里沙?遅いと言われましても、わたくしは約束の時間に遅れてはおりませんわよ?時間ぴったりですわ♪」
「時間にぴったりでも亜里沙はユーリのこと待ってたんだよ!亜里沙のこと待たせたらメッ!なんだよ!」
亜里沙は右手の人差し指をピンと立てて、わたくしに“メッ!”っと可愛らしく注意して来ましたわ。
むぅ。遅刻ではございませんのに解せませんわ。
ですが亜里沙にこれ以上反論いたしましても、暖簾に腕押しですわね。
亜里沙は愛らしい見た目に反して頑固ですもの。
こうと決めたら絶対に自分の意見は曲げませんわ。
遅れはしませんでしたがわたくしが約束の時間にギリギリになってしまったのは事実です。
ここはおとなしく頭を下げて、後で…そうですね、昼食の時にでもナニか飲み物をご馳走して差し上げましょう。
亜里沙ならきっとそれだけで機嫌が治っちゃいますわ♪
「はいはい。わかりましたわ。お待たせしてしまったようで申し訳ございませんわ。お詫びも兼ねて昼食の時にナニか飲み物でもご馳走いたしますので、機嫌を治して下さいね?」
「えっ!ユーリ!亜里沙にジュースおごってくれるの!ハラショー♪うん!亜里沙はユーリを許しちゃうよ!あは♪ユーリはちゃんとごめんなさいできて偉い子だね!」
ほら?機嫌が治りましたでしょ?
亜里沙のご機嫌取りはモノで釣るのが一番の早道なのですわ♪
「そう言う亜里沙は現金な子ですわね。」
「ホント、亜里沙ったら相変わらずなんだから…それよりも、おはよ悠莉。そこのロシアン娘がなんか偉そうなこと言ってるけど、亜里沙だって時間ギリギリだったんだよ?」
ちょいおこぷんぷん丸な亜里沙にお昼に飲み物をご馳走する事で話を着けると、雪穂が亜里沙も時間ギリギリだった事を暴露しちゃいましたわ。
まぁ亜里沙の事ですから、そんな所だとは思っておりましたわ。
「ゆ、雪穂!いっちゃダメだよ!」
「言っちゃダメって、私が言わなくても悠莉ならどうせ気づいてるんじゃないの?ねっ?悠莉??」
「うふふ♪勿論ですわ♪亜里沙は基本的に残念さんですから♪」
あわあわと慌てている亜里沙は本当に可愛らしいですわ♪
これでいて亜里沙の本性がドSだなんて信じられませんわね。
そんな基本的に残念さんで中身がドSな亜里沙なのですが、戦闘が絡まむ事案では普段の残念さんからは想像できない程にプロフェッショナルなのですわ。
最強無敵なわたくしには多少劣りますが、亜里沙は“仮面使い”としても一流ですわ。
物理無双ですわ♪
勿論、亜里沙はガンプラバトルでも頼れる前衛ですの♪
だからなのでしょうか?普段の残念さんが余計に際立ってしまうのでしょうね。
ちなみ、わたくし達はガンプラバトルではそれぞれ得意とする分野が異なっておりますの。
近接戦闘を得意とする(と言いますか、近接戦闘しか出来ない。)前衛の亜里沙、中距離殲滅戦闘を得意とする中衛のわたくし、遠距離砲撃戦闘を得意とする後衛の雪穂。
わたくし達三人がチームを組めば、ガンプラバトル世界王者のお義兄様がお認めになられる程に良いチームになっちゃうのですわ♪
流石にわたくし達三人がチームを組んで挑んだとしたも、お義兄様には敵いはいたしませんが…。
「むぅ!ユーリも雪穂もいじわるだよ!知らないもん!いいもん!いじわるなユーリと雪穂なんてしらないもん!亜里沙ひとりで学校に行くもん!」
うふふ♪もん!もん!って手をブンブンと振り回している亜里沙もとても可愛いらしいですわ♪
亜里沙的に言えばハラショーですわ♪
「あらあら♪大変ですわ♪わたくしの可愛い亜里沙がまた怒ってしまいましたわ♪」
「悠莉。亜里沙のことは放っておいてもいいよ。どうせすぐになんで怒ってるのか忘れちゃうんだし。」
「雪穂!ひどい!亜里沙!忘れないもん!たぶん…。」
“忘れないもん”と言った直後に自分で“たぶん…。”とか言っちゃって…もう♪亜里沙が可愛いくてらぶ過ぎますわ♪
「確実に忘れますわね。」
「絶対に忘れるわね。」
「だから亜里沙!忘れないもん!絶対に忘れないもん!!!忘れないったら忘れないもん!!!!!」
うふふ♪怒ってる亜里沙も本当に可愛いですわぁ♪
亜里沙はこの様に“忘れないもん!”と力説してはおりますが、恐らくはもう自分が何故怒っているのか忘れている筈ですわ♪
だって亜里沙ですか♪
嘘だとお思いなら試しに亜里沙に何故怒ってるのか聞いてみましょうか?
絶対に亜里沙はもう自分が何故怒ってるのか忘れてしまってますわ♪
「では亜里沙?貴女は何故怒っていらっしゃるのですか?」
「え?なんで怒ってるのって……………あれ?そーいえば亜里沙なんで怒ってたんだっけ?あれー?」
ね♪わたくしの言った通りでしたでしょ♪
うふふ♪“あれー?”だなんて、亜里沙ったら本当に残念さんですわ♪
ですが、こんな残念さんな亜里沙がわたくしは堪らなく愛しいのですわ♪
それはきっと雪穂も同じですわ♪
証拠に亜里沙を見つめる雪穂の目元はとても優しげですもの♪
わたくしにとっても雪穂にとっても、亜里沙はかけ構えないのない大切な親友ですわ♪
「言ったそばからなんで怒ってたのか忘れるって、3歩歩くと忘れちゃうニワトリより酷いわ…。」
雪穂?!ニワトリを!いえ!鳥類を酷いって、そんな事を言ってしまっては…!
「雪穂!いけまけんわ!ニワトリより酷いなんて事を言ってしまったら“アレ”来ちゃいますわ!ちゅん♪ちゅん♪囀ずりながら来ちゃいますわ!」
そうですわ!音ノ木坂では絶対に鳥類をバカにしてはいけないのですわ!
鳥類をバカにしてしまっては…“アレ”が来てしまいますわ!
深淵より這い出る恐怖と混沌の使者!
音ノ木坂に古くから伝わる伝説の怪異!
“狂い鳥(くるいとり)”が!
「鳥類をバカにすると来ちゃうって“狂い鳥”のこと?でもあれって迷信、って言うか都市伝説でしょ?いるわけないって。絶対に“狂い鳥”なんていないよ。」
むぅ。雪穂は“狂い鳥”をただの都市伝説だと思っているのですね…。
ですが雪穂?火の無いところに煙はたたないと申します。
世の中の全ての都市伝説には必ず何かしらの根拠がございますわ。
「そうとも言えませんわよ?わたくしは都市伝説の類いを一概に“無い”と決め付けるのは如何なものかと思いますわ。この世には不思議な事は星の数ほどございますし。現にわたくし達も不思議なチカラを持っておりますわ。それに都市伝説には必ず何かしらの根拠がございますのよ?二人とも覚えておりませんか?先日の首都高速での一件を?」
「首都高の一件?それって…。」
「ユーリの言ってる首都高の一件ってアレだよね?“ターボババァ”?」
「えぇ。あの恐ろしい速さで駆け抜けて行く怪異“ターボババァ”ですわ。」
政府との契約上、余り詳しいお話は出来ませんが、わたくし達三人は先日、首都高速に出没する“ターボババァ”と呼ばれる都市伝説の化身の怪異を退治する為に出向きましたの。
本来の“ターボババァ”は、高速道路等でただ車を追い抜いていくだけの全くもって無害な都市伝説なのですが、何やら政府転覆を狙う怪しい連中の策動により、“ターボババァ”に追い抜かれると魂を抜かれて死んでしまうなんて言う傍迷惑な特性を付与させれておりましたの。
本来ならばこの手の怪異はお父様の率いる特殊犯罪捜査室が対処しなければいけない案件なのですが、最近世間様を騒がせておりやがります件の連続幼女失踪事件の捜査で人手が足りず、“仮面使い”としてのチカラに目覚めて以降は特殊犯罪捜査室にアルバイトの戦闘員として雇われているわたくし達三人の出番と相成ったわけですわ。
あの時はわたくしの切り札のひとつ“マーラ”君が大活躍でしたわ♪
“ターボババァ”とわたくし達三人が乗り込んだ“マーラ”君が首都高速を舞台に、まるで映画の様なカーチェイスをいたしましたの♪
カーチェイスと言いましても、厳密には“ターボババァ”もわたくしの“マーラ”君も車ではないのですが、とにかく熱く激しいデットヒートでしたわ♪
ちなみ、“マーラ”君がどの様なモノか気になったお方は、画像検索で“マーラ”と入力してみて下さいな♪
雪穂には不評なのですが、わたくし的に素敵に無敵な“マーラ”君の勇姿をご覧になれますわよ♪
「うん!あのおばあちゃん!スッゴく速かったよね!」
「男の人の“アレ”な“マーラ”の上に乗ってスゴい速さで走り回る意味不明な怪異と夜の首都高でレースしながら戦ったなんて私は思い出したくもないわ…。」
「えーっ!亜里沙は楽しかったよ!“マーラ”君ってなんかあったかいしなでなでしてあげるとピクピクするんだもん♪かわいいよ!」
「わたくしも割合楽しかったですわ♪“マーラ”君の背に乗って首都高速を爆走するだなんて、そんな経験は滅多にありませんもの♪出来ましたらまた“マーラ”君の背に乗って爆走したいですわ♪」
「亜里沙はあんなキモいモノを撫でるな!悠莉は爆走するな!あんた達やっぱりおかしいわよ!」
むぅ。完璧美少女なわたくしに可笑しいだなんて、雪穂は酷いですわ。
雪穂は人の事を可笑しいだなんて仰いますが、そう言う雪穂だって“仮面使い”になっている段階でもう既にかなり可笑しいですわよ?
と言いますか、この街に…音ノ木坂に住んでいる人はみなんな何処かしら可笑しいですから。
音ノ木坂には普通のヒトは1人も居ませんわ♪
そう♪1人も、ですわ♪
この街に住むヒトはみなさん何かしらの特異性を持っておりますの♪
だってわたくし達の暮らすこの街“音ノ木坂”は、この世界線の“特異点”なんですもの♪
みなさん普通ではいられませんわ♪
うふふふふふふふふふふ♪
ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ♪
「まったく…でも悠莉の言う通り、“ターボババァ”も都市伝説だったんだよね。ならもしかしたら音ノ木坂の“狂い鳥”も本当に居たりするのかも…。」
「今夜辺り雪穂のお部屋にやって来るかも知れませんわよ?ちゅん♪ちゅん♪」
「こわーい鳥さんがくるんだよ!ちゅん♪ちゅん♪」
あら♪あら♪亜里沙ったらちゅん♪ちゅん♪だなんて可愛いらしいですわ♪
可愛いらし過ぎてわたくしお持ち帰りしたいですわ♪
「ちゅん♪ちゅん♪鳴いてるのはことりさんだけで十分だよ。はい!おしゃべりはここまで!学校に行くよ!」
「はーい!」
「はーいですわ♪」
「はぅ~やっと授業終ったわよぉ~。」
「えぇ…。本当にやっと終わりましたわ。」
本日のくだらない授業が全て終わり、ようやく放課後になってくれましたわ。
学校ってどうしてこんなにもつまらい授業を受けさせるのでしょうか?
わたくしよりも知性に劣るクソに教えを乞うなんて、毎日苦痛でしかありませんわ。
中にはわたくしをジロジロといやらしい目で舐め回す様に視ている輩(やから)もいやがりますし。
きっと授業が終わったら瞳に焼け付けたわたくしの可憐な姿をおかずに、お手洗いに駆け込んで自慰行為に耽っていやがるのですわ。
妄想の中でわたくしは一体ナニをされている事やら…。
本当にクソですわね。
クソ過ぎて虫酸が走りますわ。
もし雪穂と亜里沙が居てくれなかったら、わたくしは学校になんて絶対に来たりなんかしませんわ。
義務教育?そんなモノはわたくしの知った事ではありません。
わたくし、これでも一応は海外の一流大学を卒業できる程度の学力はございますの。
ですからわたくしは義務教育なんて受け無くても一向に構いませんの。
「あんた達って言ってることはおんなじでも、意味は全然違うんだよね。」
わたくしと亜里沙の発言の意味が違う?
雪穂はナニを言っているのでしょうか?
亜里沙もくだらない授業が苦痛で苦痛で仕方ないと言っているに決まっておりますわ。
「そうでしょうか?亜里沙も学校は、と言いますか、教師とか偉そうに名乗っているクソがクソだと思っているのではありませんか?あの様な無駄に二酸化炭素を垂れ流しにして生きている無駄なクソ生物は滅ぼした方がこの世界のためですわよね?」
「ねぇユーリ?なんで先生がクソなの?先生は先生なんだから滅ぼしちゃダメだよ?」
「えっ?!あ、亜里沙?!」
教師がクソと言うわたくしと同じ気持ちを分かち合っていると信じていた亜里沙から、信じられない発言が飛び出しましたわ!
「いや悠莉、そこで驚かないでよ。」
驚かないでよと言われましても驚きますわよ!
亜里沙はわたくしと一緒で、低能のクソな教師(笑)に教えを乞うのが嫌なんだとずっと思っておりましたもの。
「亜里沙は国語の授業が辛いだけなんだと思うよ?ほら?亜里沙ってずっとロシアに住んでたから。」
「うん…。日本語って難しくて…。だから亜里沙は国語の授業苦手なんだよ…。」
いやん♪マジでしたわ。
「…………………………………………………さぁ!本日もはりきってアミューズメントセンターに参りましょう♪」
「悠莉、あんた誤魔化したわね。」
「誤魔化した?なんの事やらさっぱりですわ♪」
「ねぇユーリ?ナニがさっぱりなの?」
「うふふふふふふふふ♪」
「はぁ…悠莉はまずいときはすぐにそうやって笑って誤魔化す。まぁ別にいいけどね。」
別に良いのならば良いではありませんか。
ねぇ?皆々様もそうはお思いになりませんこと?
「ねぇ!それより早くアミューズメントセンターに行こうよ!早くしないとバトルロイヤル始まっちゃうよ!あのね!亜里沙ね!今日もいっぱい!いーっぱい!斬り殺しちゃうんだ!斬って斬って斬りまくりだよ!まずはね!腕を斬り取って♪次に脚を斬り取って♪頭を斬り飛ばして♪だるまさんにするの♪だるまさんにしたら…どーしよっか?ひと思いにコクピットにグサッとしちゃう?それともコクピットだけ残してもっと斬り刻んじゃおっか?うーん?迷うよねー…あ!そうだ!ねぇ!雪穂!ユーリ!聞いて!聞いて!亜里沙ね!とーってもイイコト思い付いちゃったんだ!あのね!手足と頭を斬り飛ばしてだるまさんにしちゃったら!ハイ・モックさんをいーっぱい集めて、そのど真ん中に放置しちゃうのっておもしろいと思わない!手も足も頭もでない状態で雑魚なハイ・モックさんにリンチにされるのをみんなで笑いながら見守ってあげよーよ!ねっ!楽しそうでしょ!抵抗できないヒトが蹂躙されて泣き叫ぶのを見れるなんてゾクゾクしちゃう♪もう最高だよね!いーっぱい楽しい悲鳴とかあげてくれたらホントにハラショーだよ!うん!亜里沙はとーっても楽しみだよ♪うーでーをきったらー♪あしきってー♪くーびをはーねたらー♪だーるまさん♪♪♪だーるまさん♪だーるまさん♪アハハ♪アハハハ♪♪♪アハハハハハハハハハハハ♪♪♪♪♪♪」
わたくしが色々と誤魔化そうとアミューズメントセンターの話題を振りましたら、さっそく亜里沙が食い付いてくれましたわ♪
流石は亜里沙♪頭は良いのに頭の中身が単純な残念さんですわ♪
そんな残念さんな亜里沙は、アミューズメントセンターの話題に食い付いてくると、世間一般の女子中学生が大声で言ってはいけない様な物騒な事を言いながら、更に即興で作ったと思われる物騒なお歌を歌い出しましたわ。
だーるまさん♪だーるまさん♪って♪
うふふ♪亜里沙は本当に可愛らしいですわね♪
あぁ。ちなみに先程わたくしは物騒なお歌と申しましたが、それはあくまでも世間一般での話なんですわ♪
わたくし的には亜里沙が即興で作って歌っております、あの達磨さんのお歌はアリですわ♪
刃向かうクソは達磨さんにして、たーっぷりと恐怖を味わっていただいてから天にお召しになって欲しいですわ♪
まぁわたくしとわたくしのインパチェンスの場合は達磨さんではなく蜂の巣ですけどね♪
「ちょ、ちょっと!亜里沙!人前でそんな物騒な歌を歌わないでよ!ってか亜里沙がそのだるまの歌を歌うとなんか怖いから止めて!あんたの場合は洒落にならないんだから!」
「えーっ!なんでー!雪穂も亜里沙と一緒に歌おーよ♪だーるまさん♪だーるまさん♪って!」
「歌わないわよ!そんな物騒な歌!亜里沙と一緒にそんな物騒な歌を歌ってたら私まで頭のネジが緩んでる残念な子に思われるでしょ!!!」
「むぅ!雪穂ひどい!ねぇ!ニホンじゃ歌を歌ったら残念な子なの?違うよね?あ!亜里沙わかったよ!雪穂はみんなの前で歌を歌うのが恥ずかしーんだ!もう♪雪穂ったら恥ずかしがり屋さんなんだから♪大丈夫だよ!亜里沙も一緒だからなーんにも恥ずかしくないよ!だから雪穂!亜里沙と一緒に歌お♪いっくよー♪さん♪はい♪うーでーをきったらー♪あしきってー♪くーびをはねたらー♪だーるまさん♪♪♪だーるまさん♪だーるまさん♪♪♪」
「だから止めてって言ってるでしょ!その物騒な歌を歌うな!!!それと私はそんな物騒で恥ずかしい歌なんて亜里沙と一緒でも歌わないからね!ダ○ョウ倶楽部的なフリじゃないからね!私は絶対に歌わないからね!絶対に!絶対に歌わないんだら!!!」
「むぅ?雪穂はわがままさん?」
「違うわよ!」
「あっ♪そっか♪そーだよね!そーだったんだよね!」
「亜里沙…良かった…。やっとわかってくれたんだ……。」
そんなわけは無いと思いますよ?
だって亜里沙は残念さんなんですのよ?
亜里沙が残念さんなのは雪穂だってご存知ですわよね?
「亜里沙と雪穂だけじゃダメだよね!ユーリも一緒じゃなきゃ!亜里沙たちはいつも3人一緒じゃなきゃダメなんだもんね♪」
ほら♪やはりわかってはおりませんでしでしょ?
うふふ♪
「このロシアン娘!やっぱりわかってなかった!違うから!そーじゃないから!悠莉が一緒でもそんな物騒な歌は絶対に歌わないから!!!」
「歌わないの?」
「歌わない!」
「わたくしは歌っても構いませんわよ?みーなごろーしー♪みーなごろーし♪ですわ♪」
「ちょっと悠莉?!あんたまでナニ歌い出してるのよ!しかも皆殺しとかさらに物騒な歌になったし!」
「うわぁ!ユーリ!それスゴい良いかも!だるまさんもいいけどみなごろしもいいよね!ステキ!」
「ステキじゃないから!これっぽっちもよくないから!皆殺しとか全くもって全然よくないから!」
「うふふ♪刃向かうクソはみーなごろーし♪ですわ♪」
「だるまさんでだるまさんでみーなごろーし♪♪♪」
「「みーなごろーし♪みーなごろーし♪♪♪」」
「あんた達!だからその物騒な歌を人前で歌うのは止めてって言ってるでしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
あら♪あら♪とうとう雪穂が叫び出しちゃいましたわ♪
うふふ♪わたくしったらちょっと悪ノリが過ぎましたででしょうか♪
それにしても、今回はちょっとヒヤッとしましたが、わたくしヤりましたわ♪
なんとか誤魔化ましたわよ♪
えっ?誤魔化せてない?うふふ♪それは気のせいですわ♪気♪の♪せ♪い♪♪♪
とにもかくにも窮地は脱しましたわ。
さぁ♪クソつまらない学校とはおさらばいたしまして、早くアミューズメントセンターに参りましょう♪
本日もわたくしに刃向かうクソ共は皆々様纏めて撃ち殺して差し上げますわ♪♪♪
「こんちは!ツバキさん!」
「あらー。亜里沙ちゃん、いらっしゃーい。」
「こんちは、椿さん。」
「ごきげんようですわ♪椿さん♪」
クソつまらない学校を終えたわたくし達三人は、雪穂曰く“物騒な歌”を楽しく歌いながらアミューズメントセンターへとやって参りましたわ♪
主に楽しく歌っておりましたのはわたくしと亜里沙の二人だけでしたけど♪
雪穂も一緒に歌ってくれればもっと楽しくなれますのに…。
雪穂ったら本当に恥ずかしがり屋さんですわね♪
「雪穂ちゃんと悠莉ちゃんもいらっしゃーい。アミューズメントセンター音ノ木坂店によーこそー。」
お義兄様がご活躍なさっていらっしゃる本編でもお馴染みのアミューズメントセンター音ノ木坂店にやって参りましたわたくし達三人を笑顔で迎えて下さいましたのは、ガンプラバトルの出撃登録を行うGPカウンターでお暇そうに頬杖をついていたお胸の大きなお姉様…椿さんでしたわ。
「ツバキさん!ガンプラバトルの登録お願いします!亜里沙と雪穂とユーリの3人分だよ!早く早く!」
亜里沙は早く出撃したい様ですわね。
椿さんに“早く!早く!”とぴょんぴょん跳ねながら可愛らしく催促しておりますわ。
「亜里沙ちゃんは今日も元気ねー。はーい、それじゃサクッと登録しちゃうから、みんなおねーさんにGPベース貸してねー。」
「うん!」
「お願いします。」
「よろしくお願いいたしますわ♪」
わたくし達三人はそれぞれGPベースを…あら?もうこんなお時間ですわ。
本日のお話はバトルロイヤル出撃まで行けると思っておりましたが…。
皆々様。誠に申し訳ございませんですわ。
わたくし、とてもお名残惜しゅうございますが、お時間の都合上で本日はここまで…ですわ♪
うふふ♪また次回にお逢いいたしまょう♪♪♪
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
皆様の街にも都市伝説はございますか?
私の住む地域には…。
次回は妹トリオの機体をご紹介できたらいいなぁ…。と、思っております。
更新はいつも通りに月曜日のお昼頃を予定しております。
お時間よろしければご覧下さい。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。