ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

積んでおりましたガンプラが崩落して大惨事なQooオレンジでございます。

本日はソラの義妹“鳴神 悠莉”の閑話の三回目になります。
今回は妹トリオがようやく出撃しいたします。


それでは 閑話「鳴神悠莉はかく語りけり ③」 始まります。


閑話「鳴神悠莉はかく語りけり ③」

皆々様♪またまたお逢いできましたわね♪

 

わたくし、今回の閑話で語り部を勤めております鳴神 悠莉にございます♪

 

さて♪皆々様は前回までのお話は覚えておいでしょうか?

 

前回はわたくしとわたくしのかけがえのない二人の親友“高坂 雪穂”と“絢瀬 亜里沙”との何気ない日常をご覧いただきました♪

 

今回は前回までのお話に引き続き、わたくしとわたくしの二人の親友との日常をご覧いただきますわ♪

 

それでは閑話「鳴神悠莉はかく語りけり ③」♪

 

始まり始まりですわ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ガンプラバトルシミュレーター、システム起動。」

 

実にくだらな学校の授業(笑)を終えたわたくし達は、ガンプラバトルをプレイする為にアミューズメントセンター音ノ木坂店へと足を運びましたわ。

 

アミューズメントセンターへと到着したわたくし達は、顔見知りのおっとりした店員のお姉様“椿さん”にお願いして、バトルロイヤルへの出撃登録を行っていただきました。

 

出撃登録の際にお預けしたそれぞれのGPベースをお返しいただき、わたくし達はさっそく指定されたガンプラバトルシミュレーターの筐体…コクピットへと向かいましたわ。

 

「GPベースセット…。」

 

わたくしは指定されたコクピットへと乗り込んで、ガンプラバトルシミュレーターのシステムを起動させると、続けて濃い緑色のGPベースをガンプラバトルシミュレーターの筐体へとセットいたします。

 

わたくしのGPベース…限定モデル“バレット・オブ・プリンセス”は、以前わたくしがガンプラバトルを始めた時にお義兄様が記念にとプレゼントして下さった逸品ですの♪

 

わたくしのこの“バレット・オブ・プリンセス”はお義兄様がお使いになっておりますGPベース“ソルジャー・ゲーム”の後継機ですのよ♪

 

本当はわたくしはお義兄様とお揃いの“ソルジャー・ゲーム”でも良かったのですが、お義兄様が“お前は女の子なんだからもう少し可愛いのを使え”と仰りましたの。

 

そしてこの“バレット・オブ・プリンセス”を選んで下さいましたのよ♪

 

わたくしの宝物のひとつですわ♪

 

「IFS(イメージ・フィードバック・システム)………接続を確認。」

 

ちなみに、雪穂のGPベースは“スノウ・ラビット”、亜里沙のGPベースは“サムライ・ハート”をそれぞれ使っておりますわ♪

 

雪穂のGPベース“スノウ・ラビット”は、白をベースにワンポイントで可愛いらしい雪うさぎが描かれておりますの。

 

一方の亜里沙のGPベース“サムライ・ハート”は雪穂の可愛いらしい“スノウ・ラビット”とは対称的に、厳(いか)つい鎧武者が描かれておりますの。

 

雪穂の“スノウ・ラビット”は実に雪穂らしい可愛いらしいモノなのですが、亜里沙の“サムライ・ハート”は…。

 

亜里沙はとても可愛いらしいのですから、GPベースももっと可愛いらしいモノを使えばよろしいのに…。

 

皆々様も可愛いらしい亜里沙が厳つい鎧武者が描かれたGPベースを使うなんて似合わないと思いません?

 

ですが亜里沙はわたくしと雪穂が何度ももっと可愛いらしいGPベースに取り替えをお勧めいたしましても、一向に聞き入れてはくれませんわ。

 

何でも亜里沙的には“サムライ・ハート”に描かれている鎧武者がらぶなのだそうですわ。

 

らぶなのでしたら仕方ありませんわよね?

 

「何だか色々と面倒なのでその他諸々まるっとオッケーで構いませんわ♪どうせシステムエラーがございましたらサポートAIさんがお知らせして下さいますわ♪」

 

段々と出撃直前の各システムの確認が面倒になって来たしまったわたくしは、残りのチェックをサポートAIさんにお任せしてまるっと端折(はしょ)る事にいたしました♪

 

お義兄様とアイリが雛形を作成なさいましたサポートAIシステムは優秀ですわ♪

 

おバカさんでも完璧にサポートして下さいますので、まるっと任せてしまいましても安心安全ですわ♪

 

[[亜里沙、悠莉。二人とも準備はできた?]]

 

わたくしが出撃準備を色々と手を抜いて完了し終えると、ちょうど雪穂から通信が入りましたの。

 

準備はできた?と。

 

[[亜里沙はいつでもダイジョーブだよ!]]

 

どうやら亜里沙も出撃準備は完了しているみたいですわね。

 

亜里沙の機体には銃火器は一切搭載されておりませんから、FCS(ファイア・コントロール・システム)の確認は必要がございませんので、出撃準備もわたくし達より簡単なのですわ。

 

そう♪亜里沙の機体“キリヒメ”は所謂“ブレオン”ですのよ♪

 

ジャパニーズブレード…つまりは日本刀が一振りと予備のビームサーベルが一振り、あとはナイフが一振りだけですの。

 

もう少し詳しいご説明は後程、雪穂の“ガンダムホワイトラビット”とわたくしの“ザク・インパチェンス”と併せていたしますわね♪

 

今はまずはバトルロイヤルへの出撃が先決でございますわ♪

 

「こちらも亜里沙と同じく出撃準備は万全ですの♪いつでも出撃可能ですわ♪」

 

[[亜里沙は問題ないとして…ねぇ?悠莉はホントに出撃準備できてるの?どうせあんたのことだから、また機体チェックを適当に、って言うか思いっきり手を抜いてしたんじゃないの?]]

 

いやん♪やっぱり雪穂にはバレバレでございましたわ♪

 

とりあえずは誤魔化しませんといけませんわ。

 

「うふふ♪雪穂がナニをおっしゃっているのか、わたくし何の事やらさっぱりですわ♪」

 

雪穂は相変わらず妙に勘が鋭くて嫌になりますわ。

 

幼い頃からいつもこの妙な勘の良さでわたくしのお茶目な悪戯やらなんやらは、すぐに雪穂には色々とバレバレになってしまいますの。

 

幼い頃からの一文でおわかりかと存じ上げますが、わたくしと雪穂は幼馴染みなんですの。

 

雪穂のこの妙な勘の良さは幼い頃からでしたわ。

 

それにしても…雪穂の妙な勘の良さは最近は特に神掛かっておりますわ…。

 

これも雪穂が“仮面使い”に目覚めたせいなのでしょうか?

 

[[何の事やらさっぱりですわって…はぁ…悠莉は図星を突かれて困るといつもそれだよ…。]]

 

「あら?そうでしょうか?」

 

[[そうだよ、昔からいつも。まぁいいや。で?出撃準備はホントに大丈夫なの?悠莉のザク・インパチェンスって射撃武装が山盛りだから、ちゃんとFCSを確認しておかないとあとで大変なことになるんじゃないの?]]

 

「うふふ♪それなら問題ございませんわ♪わたくしの使用しておりますサポートAIシステムはお義兄様がわたくし専用に改修して下さった特別製ですもの♪大変なことになってしまいましても、すぐに対処してくれますわ♪」

 

[[青空先輩が悠莉専用にカスタマイズしたサポートAIシステム…う、うらやましい…。]]

 

うふふふふふ♪お義兄様に色々と作っていただけるのはこの世界でわたくしだけの義妹特権ですわ♪

 

まぁ義理とは言え“妹”の部分が邪魔をして、いくら誘惑してもお義兄様はわたくしに手を出して下さらないのですが…。

 

その点、雪穂と亜里沙は年下の女の子扱いなので、この先お義兄様が二人に手を出す可能性は無きしにもあらずなのですわ。

 

わたくし的にはそちらの方が羨ましいのですわ…。

 

ですが…お義兄様の義妹を止める選択肢などわたくしにはあり得ませんし…。

 

本当に悩ましい問題ですわ。

 

お義兄様…悠莉はお義兄様のオ○ホ代わりでも構いませんので、わたくしと子作りして欲しいですわ…。

 

[[ねぇ!むずかしいお話はあとにして!早く出撃しよーよ!亜里沙!早く斬りたい!斬って!斬って!斬りまくりたい!]]

 

「あらあら♪お待たせしてしまいまして申し訳ございませんわ♪ほら、雪穂♪亜里沙が待ちくたびれておりますわ。とりあえずは出撃してしまいませんこと?」

 

[[うん、そうだね。これ以上は亜里沙がガマンできなさそうだし。それじゃ…行くよ!二人とも!!!]]

 

[[うん!まずは亜里沙から行くね!今日も斬って!斬って!斬りまくるよ!絢瀬 亜里沙!アデル改・キリヒメ!!!シュトゥールム!!!!!]]

 

[[次は私よ!さぁ!今日もファイトだよ!高坂 雪穂!ガンダムホワイトラビット!!!行きます!!!]]

 

「最後はわたくしですわ♪それでは…本日も有象無象を撃ち殺して♪愛するお義兄様へと愛と勝利の栄光を捧げましょう♪♪♪鳴神 悠莉♪ザク・インパチェンス♪参りますわよ♪♪♪」

 

さぁ♪さぁ♪さぁ♪

 

さぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁ♪♪♪

 

楽しい♪楽しい♪ガンプラバトルの始まり始まりですわ♪♪♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意気揚々と出撃いたしましたわたくし達三人は、本日のバトルステージの荒野フィールドを亜里沙の“キリヒメ”を先頭に隊列を組んで敵機を探しながらフィールド中央を目指して進んでおりますわ。

 

そんな本日のバトルステージのこの荒野フィールドは、全くもって何の変哲も無いただの荒野ですわ。

 

地雷原もございませんし高重力地帯もございませんので、フィールドとしては少しつまらなくもございます。

 

それにわたくしの使用しておりますお義兄様お手製の機体“ザク・インパチェンス”は、各種武装のせいで機体重量が若干…いえ、かなり重くなっておりますので、地上戦では移動するのが大変ですの。

 

武装のせいで機体重量が重いと言われましても、皆々様にはピンと来ませんわよね?

 

ですからここで少しわたくしの“ザク・インパチェンス”をご紹介いたしましすわ♪

 

わたくしの使用しております機体の名前は“ザク・インパチェンス”

 

 

【挿絵表示】

 

 

ベースとなっておりますのは“HGUCザクⅡF2型”ですの。

 

わたくしのインパチェンスのベースとなっておりますザクⅡF2型は、お義兄様の愛機“ザク・リヴァイブ”とお揃いですのよ♪

 

お義兄様とお揃い♪うふふ♪嬉しいですわ♪感無量ですわ♪わたくしったらもうニヨニヨが止まりませんわ♪

 

お義兄様とお揃い♪お義兄様とお揃い♪お義兄様…おそ…ろ………あ……。

 

や、やらかしてしまいましたわ!

 

わたくしったら本編でお義兄様がリヴァイブをご紹介するよりも先にリヴァイブのベース機を暴露してしまいましたわ!

 

あぅ…ど、どういたしましょう……。

 

あ、あの…皆々様?よろしければ先程のわたくしの発言は忘れて下さいませんでしょうか?

 

本編ではまだお義兄様の本来の機体は“リヴァイブ”とだけしか語られてはおりませんので…わたくしがベース機をザクⅡF2型だとバラしてしまったら…。

 

どうかお願いいたしますね?忘れて下さいね?

 

ごほん。

 

大変に失礼いたしましたわ♪

 

それでは改めましてわたくしのザク・インパチェンスのご紹介を続けさせていただきますわ♪

 

わたくしのザク・インパチェンス…先程もご紹介いたしましたが、ベースとなっておりますのはザクⅡF2型のジオン仕様の方でございます。

 

お義兄様はF2ザクでもジオン仕様の方がお好きなので、わたくしもお義兄様にお願いいたしましてそちらをベースにしていただきました♪

 

連邦仕様でも配色が違うだけなのですが、お義兄様には何やらジオン仕様のF2ザクに並々ならぬ思い入れがおありになられるようで…。

 

そんなジオン仕様のF2ザクがベースになっておりますわたくしのザク・インパチェンスの最大の特徴は、やはりなんと言いましても合計四門の大型ガトリングガンですわ♪

 

スパイクアーマーとショルダーシールドを取り外し両肩にそれぞれ一門ずつ、バックパックの両側にもそれぞれ一門ずつの合計四門ごさいますの♪

 

この大型ガトリングガンは、弾倉を取り付ければ実弾タイプに、エネルギータンクを取り付ければビーム弾タイプに切り換えが可能な優れ物なのですわ♪

 

勿論、両肩の大型ガトリングガンは実弾タイプに、バックパックの大型ガトリングガンはビーム弾タイプに、等と言う事も可能ですわ♪

 

弾種を選択は出来るのですが、わたくしは機体重量の関係上、基本的にはエネルギータンクを取り付けたビーム弾タイプで使用しておりますの。

 

実弾の方がわたくし的には好きなのですが、ただでさえ機体重量が重いインパチェンスに実弾をたっぷりと満載した弾倉を取り付けてしまいますと、機体重量がいよいよ洒落にならないレベルでヤバい事になってしまいますので…。

 

そんな重量が少しヤバめな大型ガトリングガン(両肩の方ですわ♪)には、牽制射撃用の連装砲も取り付けておりますの♪

 

わたくしのお気に入りの大型ガトリングガンはその凶悪な見た目通りに火力は絶大なのですが、やはり見た目通りに取り回しが余りよろしくはございませんの。

 

両肩に取り付けております大型ガトリングガンには一応はある程度の可動域を確保はしておりますが、如何せん大きさが大きさですのでどうしても取り回しに難が出てしまうのは仕方ありませんわよね?

 

ですから、両肩の大型ガトリングガンの取り回し難さを補う為に、あらゆる方向へと可動する事が出来ます連装砲を取り付けていただきましたのよ♪

 

連装砲は牽制射撃用とは申しましたが、威力もそこそこなのですわ♪

 

並の機体ならば当たれば一撃で粉砕しちゃえますの♪

 

あとは手持ち武装としてMMP-80マシンガンと、ブレードとライフルを組み合わせた“ブレードライフル”にシールドを取り付けた“ブレードシールド”を持っておりますわ。

 

この“ブレードシールド”を使えば近接格闘戦もイケちゃいますわ♪

 

それに“武装領域(ウェポンストレージ)”にはザクと言えばコレですわ♪なヒートホークも入っておりますわ♪

 

格闘戦の準備もばっちりですの♪

 

うふふ♪わたくしのインパチェンスは射撃戦闘だけが取り柄ではございませんのよ♪

 

近接戦闘もどんとこい♪なのですわ♪

 

と、まぁこの様に武装関連はかなり充実してはおりますが、その充実した武装のお陰でわたくしのインパチェンスはとても重いのですわ。

 

ぶっちゃかなりギリギリの重さですの。

 

本日の様な陸戦ステージでは移動するのも一苦労ですわ。

 

無重力空間ならば申し訳程度に取り付けておりますバックパックの簡易ブースターで多少は機動戦闘も出来るのですが…。

 

はぁ…陸戦は憂鬱ですわ…。

 

お義兄様…早くインパチェンス用の大出力ブースターを作って下さいませんでしょうか?

 

あれさえあればわたくしのインパチェンスは陸戦でも十分な機動性を確保出来ますのに…。

 

お義兄様…公式戦に復帰なされるとお決めになってからは色々とお忙しそうですから、わたくしのインパチェンス用の大出力ブースターはもう少しお時間が掛かりそうですわね…。

 

「亜里沙!悠莉!ちょっと待って!こっちの広域レーダーに反応があるわ!数はえーっと…1…2…3…4…5………全部で15!」

 

あら?わたくしのインパチェンスのご紹介をしておりましたら、いつの間にやら雪穂が敵機を捕捉してしまいましたわ。

 

遠距離砲撃戦闘を得意としております雪穂の“ガンダムホワイトラビット”は、わたくし達三人の中では最もレーダー範囲が広いのですわ♪

 

いち早く敵機を捕捉して雪穂ご自慢のプラズマ粒子砲“うさぎの一本角(ラビットホーン)”で一網打尽♪が雪穂の基本的な戦闘スタイルですの。

 

うふふ♪では今度は少し雪穂の愛機“ガンダムホワイトラビット”をご紹介いたしますわね♪

 

雪穂の愛機“ガンダムホワイトラビット”は“HGUCユニコーンガンダム[ユニコーンモード]”をベースとしたカスタム機なのですわ♪

 

先程も軽く触れましたが、遠距離からの砲撃戦闘を得意としておりますわ。

 

そんな雪穂の愛機“ガンダムホワイトラビット”は、頭部に遠距離砲撃用の高感度センサーを取り付けておりますの。

 

この砲撃戦闘用高感度センサー…ぴょこん♪とそそり立つその見た目がまるで兎さんのお耳の様で、とても可愛らしい代物なんですの♪

 

俗に言いますと“ウサミミ”と言う奴ですわ♪

 

ほら?少し非合法のカジノ等によくいらっしゃるバニーさんの頭にあるアレですわ♪ア♪レ♪

 

うふふ♪ウサミミを着けたバニーさん♪可愛らしいですわよね♪

 

そう言えば、わたくしウサミミバニーさんで思い出しましたが、以前にお義兄様のスマホをこっそり覗いた時に、にこお義姉様がどこぞの妖しい雰囲気の薄暗いお部屋で、ピンクのエナメルのウサミミバニーさんの格好をなさってベッドに目隠し&口枷を付けられて更に両手も拘束された状態で寝転ばされているお写真がありましたわね?

 

その次のお写真では……うふふふふ♪

 

にこお義姉様の蕩(とろ)けっきたあのお顔と言いましたらもうたまりませんわぁ♪

 

うふふ♪さて?皆々様?ここでわたくしから問題ですわ♪

 

一体にこお義姉様はバニーさんの格好で拘束されてナニをされてしまったのでしょうか♪

 

正解は…♪皆々様のご想像におまかせいたいますわ♪

 

ちなみにお義兄様のスマホにはお写真と一緒に動画データもございましたが…にこお義姉様ったらそれはとてもとても可愛らしいお声で囀ずっておられましたわ♪

 

甘く。

 

切なく。

 

甘美に。

 

淫靡に。

 

にこお義姉様の艶かしい嬌声…本当に素敵でしたわぁ♪

 

うふふふふふふふふふふふふふ♪

 

そんな素敵なお義兄様とにこお義姉様の睦(むつ)み合いの動画データ♪

 

勿論わたくしは確りと複製して、おかずとして利用しておりますわ♪

 

わたくしも早くお義兄様に…♪

 

ごほん。

 

またまたお話が脇道へ逸れてしまいましたわね。

 

失礼いたしましたわ。

 

今はウサミミセンサーのお話でしたわね。

 

では改めまして…雪穂の愛機“ガンダムホワイトラビット”の頭部に設けられておりますこのウサミミセンサーは、ウサミミなのですがその見た目に反して(?)中々に高性能ですの♪

 

何せウサミミセンサーを含めたガンダムホワイトラビットの頭部ユニットは、以前お義兄様が砲撃が当たらずに苦労しておりました雪穂の為に、特別にお作りになって差し上げた物なのですから♪

 

先程わたくしはウサミミセンサーは高性能と申しましたが、お義兄様のお作りになって物なのです♪

 

高性能なのは当たり前ですわね♪

 

そんな高性能なウサミミセンサーを取り付けております雪穂のホワイトラビットは、とても“目”と“耳”が良いのですわ♪

 

うふふ♪電子戦仕様の機体も真っ青ですわよ♪

 

現に先程もいち早く遠方の敵機を捕捉しておりますでしょ?

 

雪穂とホワイトラビットが一緒ならば、わたくし達に奇襲を仕掛けるなんて至難の技なのですわ♪

 

さて♪さて♪ホワイトラビットのウサミミセンサーのご紹介のお次は、ホワイトラビットのメイン武装のプラズマ粒子砲“うさぎの一本角(ラビットホーン)”のご紹介ですわ♪

 

この“うさぎの一本角(ラビットホーン)”…可愛らしいお名前とは裏腹に、かなり凶悪な威力の砲撃をぶっ放せますの♪

 

皆々様、当然ガンダムファンでいらっしゃるなら、ユニコーンガンダムのメイン武装のビームマグナムはご存知ですわよね?

 

あのかすっただけでギラ・ズールが吹き飛んでしまいました高火力のビーム兵器ですわ♪

 

雪穂がホワイトラビットの為に用意いたしました専用武装“うさぎの一本角(ラビットホーン)”は、そのビームマグナムをベースに組み上げましたの。

 

とは言いましても、もはやビームマグナムとはかけ離れたシルエットになっておりますが…。

 

この“うさぎの一本角(ラビットホーン)”、まず目に付きますのはその長い砲身ですわ。

 

砲身の長さにつきましてはZガンダムのハイパー・メガ・ランチャーをご想像していただければわかりやすいかもしれませんわね。

 

そんな長砲身の銃身に、瞬間的に高火力を発揮する圧縮エネルギーカートリッジを内蔵した弾倉を取り付けておりますの。

 

圧縮エネルギーカートリッジから供給される高濃度のエネルギーを使用しての遠距離砲撃。

 

それこそが雪穂の基本戦術でもあり必勝の戦術なのですわ♪

 

遠距離砲撃が得意な雪穂ですが、決して近接戦闘が苦手なわけではございませんのよ?

 

戦闘が長引いて“うさぎの一本角(ラビットホーン)”の圧縮エネルギーカートリッジを使いきってしまいましたら、その長い砲身を鈍器代わりに使って雄々しく勇ましく殴りに逝きますのよ♪

 

うりゃーって♪

 

うふふふふふふ♪

 

やっぱりレベルを上げて物理で殴れは正義ですわね♪

 

さて♪雪穂のガンダムホワイトラビットのご紹介はここら辺で一旦おしまいにいたしまして、少しお話を先に進めるといたしましょう。

 

雪穂の高性能なウサミミセンサーが捉えた15機の機影…数が多いですわね…。

 

これだけ数が多くて無駄に固まっているのですから、雪穂が捕捉した敵機の集団は恐らくは毎度お馴染みのヤられメカなハイ・モックさんでしょうね。

 

敵集団が雑魚のハイ・モックさんご一行様だと仮定した場合のお話になりますが、あちらのレーダー範囲ではまだわたくし達を捕捉してはいない筈ですわ。

 

まだあちら様がわたくし達に気付いてはいないのならば、わたくし的にはこのままハイ・モックさんご一行様を放置したままでも構わない様な気もいたしますわね。

 

だってハイ・モックさんが相手では歯応えが無さ過ぎでクソつまりませんもの♪

 

いちいちクソ雑魚さんなハイ・モックさんを相手にするのも面倒きわまりないのですわ。

 

せめて多少はマシなレア系ハイ・モックさんが混じっておりましたら、わたくしとしては少しは楽しめるのですが。

 

まぁもし混じっているレア系ハイ・モックさんが、本気のお義兄様がギリギリ倒せる位にクソ強い方の金色ハイ・モックさんでしたら楽しめる所の話ではございませんけど。

 

あの強い方の金色ハイ・モックさんは…クソ強すぎて、わたくしでも開発陣の狂気を感じてしまいますわ。

 

なんですの?アレは?

 

“リヴァイブ”を使ったお義兄様が、奥の手でもあるアイリとの“精霊憑依(ポゼッション)”を使用した状態で、ようやく互角に戦えるレベルの相手だなんて…恐ろし過ぎますわ…。

 

わたくし達三人も一度相対いたしましたが、鎧袖一触で瞬殺されてしまいましたもの。

 

雪穂のガンダムホワイトラビットの“うさぎの一本角(ラビットホーン)”の砲撃とわたくしのザク・インパチェンスの大型ガトリングガンのフルバーストをひらりひらりと避けまくって、亜里沙のキリヒメの斬撃を簡単に受け流して…。

 

わたくし達三人では結局、あの下品な金色の装甲に傷一つ付ける事が出来ませんでしたの。

 

アレは…あの強い方の角付き金色ハイ・モックは…本当にバグかナニかとかしか考えられませんわ…。

 

あぁ怖い…。

 

「15機ですか?その数ならば恐らくはハイ・モックさんの集団ですわね。まだこちらは捕捉されてはいない筈でしょうから、わたくし的にはハイ・モックさんを相手にするのも面倒なのでここは放置していても構わないかと思いますが…。雪穂、亜里沙?如何なさいますか?」

 

わたくしとしましてはそのような訳でして、色々と面倒なのでハイ・モックさんは放置が良いかと思いますが、一応は雪穂と亜里沙にも意見を聞いておきましょう。

 

まぁ亜里沙は恐らくはわたくしと一緒で、戦っても余り面白くないハイ・モックさんは放置プレイだとは思いますが。

 

「はーい!亜里沙もほーち?するのがいいと思う!だってハイ・モックって斬ってもつまんないんだもん!悲鳴でもあげてくれたら楽しいのにね♪」

 

ほらね?わたくしの言う通りでしたでしょ?

 

亜里沙はドSさんですから、ナニをされても無反応なAI制御のハイ・モックさん相手では萌えませんの。

 

本当に困ったちゃんですわ♪うふふふふふふふふふふふふふ♪♪♪

 

ですが亜里沙の気持ちもわからなくもございませんわ。

 

悲鳴の一つもあげてくれない無人機では倒しても味気無いですものね。

 

「悲鳴をあげるハイ・モックって…私はそっちの方がイヤよ。毎回毎回バトルロイヤルでバカみたいに沸いてくるハイ・モックを倒す度にぎゃーとかうわぁーとか叫ばれたらSAN値がガリガリ下がって発狂したくなるわよ…っと、そうじゃなくて、今はハイ・モック(たぶん)のあの集団をどうするかだったわね。うーん…亜里沙と雪穂は放置した方がいいって言うけど、私は片付けておいた方がいいと思うな?ハイ・モックって放置すると延々と増援呼んで、最後にはモック・ハザードになるからさ。」

 

放置派のわたくしと亜里沙とは逆に、雪穂はハイ・モックさんを片付けておいた方が良いとおっしゃっておりますわ。

 

むぅ…確かに雪穂の言にも一理ございますわね。

 

もしも雪穂のおっしゃる通りにここであのハイ・モックさんの一団を放置して、延々と増援を呼び出されてモック・ハザードが起こりやがりましたら面倒を通り越して最悪の事態でございますわ…。

 

「モック・ハザード…あの辺り一面を埋め尽くすハイ・モックの悪夢ですわね…。あれは確かにごめん被りたいですわ。」

 

一部のモック・マニアの方々を除いて、辺り一面がハイ・モックで埋め尽くされてしまうモック・ハザードは悪夢の様な光景ですわ…。

 

モック・マニアの方々によれば、モック・ハザードは天国の様な光景との事ですが…。

 

アレが天国の様な光景だなんて、本当に頭が沸いてらっしゃいますわね。

 

キ○ガイですわ。キ○ガイ。

 

「うん…あれは亜里沙もいやだなぁ…。」

 

流石の亜里沙でもやはりモック・ハザードはお嫌の様ですわ。

 

ドSさんな亜里沙としましたら、大量の雑魚に寄ってたかって嬲られるのは冗談ではございますわね。

 

仕方ありませんわ。

 

ここは大人しく雪穂に従って、あのハイ・モックさんの一団を迎撃いたしましょう。

 

雑魚の掃除だなんて面倒ですわ…。

 

本当に面倒ですわ…。

 

はぁ…。

 

愚痴っておりましてもヤることには変わりはございますわね。

 

ここは気持ちを切り替えて、手早くサクッとヤってしまいましょう♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

雪穂ちゃんのガンダムホワイトラビットと亜里沙ちゃんのキリヒメ(本来は○○○改・キリヒメです。○○○にはベースとなっ機体名が入ります。)は結局ガンプラの作成が間に合いませんでした。
インパチェンスも墨入れを忘れてしまっておりましたし…。
一応はザク・インパチェンスはガンプラで作成しております。


【挿絵表示】


活動報告を遡っていただけましたら、作成進歩の様なナニかがございますので、よろしければご覧下さい。

次回の④とその次の⑤は風邪を引いている真っ只中に熱にうなされながら作成した物でして、かなりアレな内容になっております。
特に⑤は亜里沙ちゃんが大変なことに。
どうしてこうなった…。

次回更新は来週の月曜日のお昼頃を予定しております。
皆様お時間よろしければご覧下さいませ。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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