ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
実家のクリスマスケーキの消費量がおかしいQooオレンジでございます。
私の実家ですが、恐らくは日本でも屈指のクリスマスケーキ購入数かと思われます。
さて、今回は閑話「鳴神悠莉はかく語りけり」の5回目となります。
今回は前回に引き続き、風邪を引いて熱のある時によくわからないテンションで書き上げたモノでございまして…。
うん。どうしてこうなった…。
それでは 閑話「鳴神悠莉はかく語りけり ⑤」 始まります。
「それでは雪穂?亜里沙と一緒に応援して差し上げますので、早いところサクッとヤっちゃって下さいな♪」
[[………………ホントにコイツらは…………はぁ………うん…色々と気にしちゃ負けだよね…………よし!それじゃ…逝くわよ!“うさぎの一本角(ラビットホーン)”!!!ファイナルセーフティ解除!ターゲット!ハイ・モックの集団!この一撃で…みんなまとめて消し飛びなさい!!!!!!]]
雪穂はわたくしの声援を受け取ると、何時ものどこか諦めた様な、それでいて呆れた様な声でぼそりと“色々と気にしちゃ負けだよ”と呟いて、気合いを入れ直す様に声を張り上げ“うさぎの一本角(ラビットホーン)”の引き金を引きましたわ。
引き金を引くと同時に、雪穂ご自慢の“うさぎの一本角(ラビットホーン)”の長い砲身の先端からは、やや白に近い薄紫色のプラズマ粒子が大量に溢れ出て、地平の彼方へと真っ直ぐに突き進んで行きました。
そして…………
[[あっ!ねぇユーリ!見て!見て!ナニか爆発したよ!ハイ・モックに当たったのかな!]]
亜里沙のおっしゃる通り、薄紫の閃光が突き進んだ地平の彼方は轟音を轟かせながら大爆発いたしましたわ♪
わたくしのインパチェンスのレーダーでは確認出来ませんが、恐らくは目標のハイ・モックさんの集団に大当り♪ですわね♪
雪穂のガンダムホワイトラビットはお義兄様謹製の高性能なウサミミセンサーを使用しているのです。
ですから雪穂がクソ雑魚のハイ・モックさん程度に砲撃を外す事はあり得ないとは思いますが、一応は結果を確認をしておきましょうか?
「うふふ♪亜里沙ったら大はしゃぎですわね♪本当に可愛らしいですわぁ♪さて?さて?大当り♪なのでしょうか?それとも外れてただ着弾した箇所が爆発したのでしょうか?わたくしのインパチェンスでは着弾地点は残念ながらレーダー圏外なのでわかりかねますわ?ねぇ雪穂?どうなのですか?」
[[ねー雪穂!どーなのですか!]]
通信モニターに映し出されております亜里沙は、可愛らしく首をこてんとかしげて雪穂へと結果を尋ねるわたくしの真似をしておりますわ。
あら♪あら♪先程と言い、今と言い、亜里沙はまたわたくしの真似っ子さんですわね♪
うふふふふふ♪
本当に愛しいですわ♪
愛し過ぎてやっぱりわたくし、亜里沙をこのままお持ち帰りしてしまいたいですわ♪♪♪
お持ち帰りいたしましたら、今晩はお義兄様も交えて亜里沙を心行くまで堪能して…………うふふふふふふふふふふふ♪♪♪
亜里沙の[自主規制]のお味はどの様なお味でしょうか♪♪♪
亜里沙のマタノトビラ(前)から溢れ出る亜里沙100%の亜里沙汁が枯れ果てるまで啜(すす)り尽くして差し上げますわぁ♪
[[外した?冗談言わないでよ!当たったに決まってるでしょ!この距離で相手がただ固まって展開してるだけのハイ・モックで、青空先輩が作ってくれた高性能なウサミミセンサーを使ってる私のホワイトラビットが外すワケないでしょ!ちゃんと当たってまとめて吹き飛ばしたわよ!]]
[[あっ!ちゃんと当たったんだ!ハラショー!雪穂スゴイ!]]
亜里沙…亜里沙…亜里沙…亜里沙…亜里沙……はっ!わ、わたくしったらまた……。
いけまけんわ……皆々様の面前でまたはしたない妄想を垂れ流しにしてしまいましたわ…。
本当に申し訳ございません。
それでは改めまして…。
雪穂はわたくしと亜里沙の問いかけに憤慨しながらも答えてくれましたわ。
当たったに決まったるでしょ!と。
当然と言えば当然ですわね。
お義兄様謹製の高性能ウサミミセンサーを使用して、クソ雑魚なハイ・モックさんを相手にもしも外しでもしやがりましたら、亜里沙のお楽しみお仕置きタイム的な案件ですわ。
以前の様に裸に剥いて磔にして、亜里沙にじっくりたっぷりと嬲り尽くして貰いますわよ?
「まぁ雪穂のおっしゃる通り、お義兄様のお作りになって下さいました高性能ウサミミセンサーを使用しているのですから、あの程度のクソ雑魚相手なら当てて当然ですわね。もし外しておりましたら…………うふふ♪お仕置きですわね♪」
[[えっ!お仕置き?!ユーリお仕置きって言った?!お仕置き!ねぇ!ユーリ!お仕置きしていいの!雪穂にお仕置きしていいの!ねぇ!ねぇねぇねぇ!お仕置き!]]
わたくしの何気無い“お仕置き”の一言に、亜里沙は通信モニターの向こう側で瞳をキラキラと輝かせながら、テンションあげあげで反応いたしましたの。
まるで餌の前で“待て”をされたわんちゃんの様に、今にも涎を垂らしそうな勢いですわ。
如何いたしましょうか?
雪穂はちゃんとクソ雑魚ハイ・モックさんを殲滅して下さいましたので、お仕置きは無しなのですが……亜里沙は雪穂にお仕置きをしたくてうずうずしておりますわ。
ここはわたくしの可愛い亜里沙の為に、雪穂にはひと肌脱いでいただきましょうか?
「あら?あら?亜里沙は雪穂にお仕置きなさりたいのですか?如何いたしましょうか?雪穂はちゃんとクソ雑魚のハイ・モックさんを殲滅したのですからお仕置きはございませんが……ですがわたくしの可愛い亜里沙が雪穂にお仕置きをなさりたいのでしたら仕方ありませんわね♪ねぇ雪穂?そうはお思いになりませんこと?少しだけなら……。」
[[オイ待て!このエセ姫娘!頼むから待て!なんでちゃんと殲滅したのに私が亜里沙にお仕置きされることになりそうなのよ!ホントお願いだから冗談でもそんなこと言わないでよね!あんただって知ってるでしょ!亜里沙のお仕置きは洒落になんないのよ!ま、またあんなことされたら……]]
うふふ♪雪穂もお仕置きを逃れる為に必死ですわね。
ですが雪穂?貴女は心の奥底では亜里沙のお仕置きを望んでいらっしゃるのでなくて?
「存じておりますわ♪前回、最後の最後で砲撃を盛大に外した時に、雪穂は亜里沙からお仕置きされちゃいましたものね♪うふふ♪あの時のお仕置きで雪穂は……♪」
虐げられる快楽に目覚めてしまった。と、言う事をわたくしは確りと存じておりますわ♪♪♪
あの時の亜里沙の手際は実に見事でしたわ♪
僅か30分と言う短いお仕置きタイムの中で、雪穂をきっちりと縛り上げて処女を奪わない様にあの手この手で責めて責めて責め尽くして…。
雪穂の性感帯を的確に見抜いた見事な快楽責めと、様々な器具を用いた責め苦による苦痛を巧みに組み合わせて、次第に痛みが快楽だと錯覚させて…。
制限時間が終わった後の雪穂のあの恍惚としたお顔と言いましたらもう…。
あの時の雪穂の表情を思い出すだけで、わたくしご飯三杯はぺろりと逝けちゃいますわ♪
[[言わないで!!!頼むからそれ以上は言わないで!この前の“アレ”は私の人生最大の黒歴史なんだから!あの時のお仕置きのことはマウンテンサイクルに封印したんだから!痛いのが気持ちいいなんて絶対にないんだから!蝋燭が乳首に当たるのが病み付きになってひとりえっちの時にかなり強めにつねってるなんてないんだから!マゾじゃないんだからね!私は絶対にマゾじゃないんだから!]]
いやん♪雪穂ったら願望が駄々漏れですわ♪
[[なんでダメなの?亜里沙は知ってるよ?雪穂はマゾだよね?だってこの前、雪穂ったら亜里沙の足をペロペロしながらあんなに必死にもっといじめてってお願いしてきたよね?もう忘れちゃったの?ねぇ?おまたに荒縄が食い込んで気持ち良かったんでしょ?乳首のクリップが気持ち良かったんでしょ?お尻ぺんぺんしてあげたらお漏らししながら喜んでたよね?亜里沙のおまたをぺろぺろさせながら蝋燭を雪穂にぽたぽた落としてあげたらスゴい嬉しそうな声で啼いてたよね?おしりにしっぽ付けて、首輪も付けて、鎖で繋がれて、雪穂スゴいよろこんでたよね?ねぇ雪穂?自分のホントの気持ちを否定しちゃダメだよ?この前の雪穂みたいに素直になろーよ?また這いつくばって亜里沙の足にキスしながらお願いしたら良いんだよ?亜里沙は知ってるよ?雪穂はマゾだって。嘘だと思うならユーリが撮影した動画データがあるから、みんなであの時の雪穂のハラショーな姿を観よっか?それとも動画観ながらまたお仕置きしてあげよっか?ねっ♪ゆ♪き♪ほ♪♪♪]]
[[イ、イヤ!止めて!お願いだから止めて!言わないで!お願いだから!お願いだから………私はマゾなんかじゃないもん………私は普通なの……普通なのよ……普通で居たいのよ……亜里沙…お願いだから……。]]
あら?あら?ちょっと苛め過ぎちゃいましたでしょうか?
雪穂が今にも泣き出しそうですわ。
そろそろこの辺りが潮時ですわね。
スイッチが入りかけている亜里沙には街で適当な奴隷ちゃんを見繕って差し出してあげますわね?
さて。それでは亜里沙を止めて……
[[雪穂…………ユ、ユーリ!どうしよう!雪穂がなんかスゴく可愛いよ!いじめたい!今すぐに雪穂をいじめたい!この前みたいに荒縄で縛り上げて何回も何回もごめんなさいって言わせたい!ねぇ!雪穂もまた亜里沙にいじめられたいんでしょ!ねぇ!ねぇねぇねぇ!ねぇねぇねぇねぇねぇねぇ!!!どうなの雪穂?答えてよ?今すぐ答えて!ねぇ!雪穂!答えてよ!ねぇ!答えろよ!早く答えろよ!なんで答えないんだよ!早く答えろって言ってんだよ!!!この雌ブタァァァァァァァ!!!!!]]
[[ひぃ?!]]
あら?怯える雪穂が余りにも可愛い過ぎた様で、亜里沙のドSのスイッチが完全に入ってしまいましたわ。
怯える雪穂に触発されてドSスイッチが入ってしまい粗暴な発言を始めた亜里沙は、通信モニターの向こう側でそれはとてもとても良い笑顔で雪穂に対して詰め寄っておりまず。
まぁ詰め寄ると言いましても、お互いガンプラバトルシミュレーターのコクピットの中ですから、実際に詰め寄っている訳ではございませんけど。
言葉の綾ですわね♪
[[ヒィ?!じゃないだろ!雌ブタァァァァ!!!ブタはブタらしい鳴き方があるだろ!!!なぁ!オイ!雌ブタァァァァァァァ!わかってんの?私の言ってる意味がわーかーりーまーすーかー?それともナニかな?雌ブタちゃんはブタだから人間サマの言語はわかんないのかな?ブタの言語しかわかんないのかな?えっ?それじゃ亜里沙は雌ブタちゃんに合わせてブヒブヒ言ってあげなきゃダメなのかな?うわぁー、ナニソレ?面白いねー。雌ブタちゃんはブタの分際で亜里沙にブタの言葉でしゃべれって命令するんだ?ブタなのに命令するんだ?雌ブタちゃんの分際でこの亜里沙に命令とかしちゃうんだ?雌ブタちゃんはブタなのに人間サマに命令しちゃうとか偉いんだね?ブタなのに?ねぇ?どうなの?ねぇねぇ?どうなのかな?ねぇねぇねぇ!どうなの!ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ!!!!!命令するの?亜里沙に命令するの?ねぇ?雌ブタちゃん?どうなのかな?雌ブタちゃんは亜里沙に命令とかしちゃうの?命令するのは雌ブタちゃんじゃないよね?亜里沙だよね?亜里沙が命令するんだよね?それなのに雌ブタちゃんはご主人様の亜里沙に命令しちゃうの?わかってるの?雪穂は亜里沙の雌ブタなんだよ?ペットなんだよ?それなのに飼い主に命令しちゃうの?ねぇ?雪穂?答えてよ?どうなの?だ!れ!が!雌ブタちゃんの飼い主サマなのかな?ほら!答えてよ!どうなんだよ!答えろよ!答えてみせろよ!答えろっていってんだよ!この雌ブタァァァァァァァ!!!]]
[[ご、ごめんなさい!!!]]
[[ごめんなさい?ごめんなさいだぁ?!雌ブタ雪穂はナニ謝ってるの?雌ブタ雪穂はナニに謝ってるの?雌ブタ雪穂はなんで謝ってるの?ねぇ?雌ブタちゃんはどーして謝ってるのかな?亜里沙は謝れなんて言った?ねぇ?亜里沙は謝れなんて言ったのかな?言ってないよね?亜里沙は謝れなんて一言も言ってないよね?それなのになんで雌ブタちゃんは亜里沙に謝ってるのかな?ねぇ?違うでしょ?そうじゃないよね?亜里沙は誰が誰の飼い主サマなのかな?って言ったんだよ?亜里沙のお話ちゃんと聞いてなかったの?雌ブタなのに?ご主人様の亜里沙のお話ちゃんと聞いてなかったんだ?ねぇ?どうなの?お話聞いてなかったのかな?ねぇ?どうなの?ねぇ?ねぇねぇねぇねぇねぇねぇ?]]
[[えっ?!あ、あの……そ、その……。]]
[[はぁ?ナニその答え?亜里沙はそんな答え言えって言ってないよ!あー!もう!この雌ブタは!ホント役立たず!だーかーらぁ!そーじゃないだろ!違うだろぉぉぉ!!!誰が!誰の!飼い主サマなの?って聞いたんだよね?それと!なんで雌ブタがクソ生意気に人間サマの言語をしゃべってんだよ!さっきから聞いてると雌ブタが雌ブタの分際でナニ偉そうに人間サマの言葉しゃべって!違うよね?“ごめんなさい”じゃないよね?ブタの鳴き声は“ごめんなさい”じゃないよね?ねぇ?雌ブタちゃん?ブタの鳴き声はなんなのかわかるよね?亜里沙がこの前ちゃんと教えてあげたよね?ほら!さっさと這いつくばれよ!この前みたいに這いつくばって亜里沙の足にキスしながらブヒブヒ鳴けよ!!!]]
うふふ♪亜里沙ったらノリノリですわぁ♪
雪穂が可哀想に思えたので止めようかとも思いましたが、いっそのことこのまま雪穂を完全にマゾヒストに墜としてしまいましょうか?
そうなれば亜里沙も幸せ♪雪穂も幸せ♪わたくしも幸せ♪
みんなwin-winですわ♪♪♪
わたくしがその様な事を考えておりましたら、何時の間にやらザク・インパチェンスの広域レーダーにはこちらへと向かって来る無数の赤い光点が表示されておりましたわ。
恐らくは雪穂の砲撃をご覧になったバトルロイヤルに参加しております他のファイターさん達が、こちらへと向かって来ていらっしゃるのでしょうね。
本来ならば当の昔にわたくしのザク・インパチェンスよりもレーダー範囲の広い雪穂のガンダムホワイトラビットが敵機の接近をを察知してわたくし達に迎撃を指示している筈なのですが、今の雪穂は苛めっ子モードの亜里沙に迫られて恐慌状態なので、レーダーの確認どころではありませんわね。
さて。如何いたしましょうか?
インパチェンスのレーダーで確認出来る機影は今のところは全部で9機。
五機編成が一つに三機編成が一つ。
残りは単機ですわね。
敵機の進行速度から軽く試算してみましたら、どうやらちょうど同じ様なタイミングでわたくし達の所へと参りますわね。
このまま雪穂が恐慌状態で亜里沙も苛めっ子モードのままでしたら、二人はまともに戦えませんわね。
苛めっ子モード&恐慌状態のままで接敵したら少し面倒でございますわ。
わたくしのザク・インパチェンスは対多数での殲滅戦闘を得意としておりますので、有象無象程度がお相手ならばどうにでもなるかとは思いますが…。
バトルロイヤルでは稀に厄介なお相手も混じっておられる事もありますので、油断は出来ませんわ。
ましてやここはバトルロイヤルでは全国屈指の激戦区な秋葉原地区。
あの中ににこお義姉様の様な猛者や、ガンプライブ優勝チームのA-RISEのメンバーがいらしても可笑しくはございません。
流石にその様な猛者の皆様やA-RISEのメンバーが相手では、いくらわたくしとザク・インパチェンスでも…。
むぅ。何だか色々と考えておりましたら面倒になって来ましたわ。
ご存じでしょうか?わたくし、面倒なのは嫌いですの。
ここは雪穂と亜里沙にも迎撃を手伝って貰いましょう。
だって一人で戦うのは面倒極まりないですもの。
うふふふふふ♪ですから亜里沙には申し訳ございませんが、雪穂を苛めるのはまた今度にしていただきましょう。
「亜里沙?余り雪穂を苛めてはいけませんよ?それにまだバトルロイヤルの真っ最中ですわ♪ホラ、周りをご覧なさいな♪先程の雪穂の砲撃を見た方々が、わたくし達の方へと向かって来ておりますわよ?今ならば活きの良い獲物が選り取り見取ですわ♪斬り放題ですわ♪斬り放題♪♪♪」
[[獲物…?斬り放題……?あっ?!ホントだ!なんかいっぱいこっちに来てるよ!]]
「亜里沙には特別に一番数の多い獲物をお任せいたしますわ♪ほら?五機もおりますわよ?残さず平らげて下さいな♪」
[[ホント?いいの?やった!いっぱい斬れる!ありがと!ユーリ!それじゃ……行くよ!キリヒメ!]]
[[た、たすかった………うぅ…あの亜里沙は怖いよぉ…。ゆーりぃ……ほんとありがとぉ……。]]
「貸しひとつ♪ですわよ?」
[[うっ…わ、わかってるわよ……(悠莉に貸しを作るより亜里沙に色々とシテ貰ってた方が良かったような気がするのは気のせいなのかな……。) ]]
腰に取り付けた鞘からアデル改・キリヒメのメイン武装の刀を引き抜いて意気揚々と敵機へと駆け出して行った亜里沙を見送り、安堵の表情をしておりました雪穂ですが、わたくしの“貸しひとつ”の言葉を聞くや否や通信モニターの向こう側で何だかとても微妙なお顔をしておりますわね?
雪穂の事ですから大方はわたくしに貸しを作るよりも、あのまま亜里沙に前回の様に調教されていた方が良かったかも?とか考えているのでしょうね。
全く。失礼しちゃいますわ。
わたくしは雪穂が本気で困る様な事は絶対にいたしませんわよ?
ただちょっとわたくしのお部屋で二人きりで産まれたままの姿でお互いのお股を擦り合わせたり、お互いのお股にお顔を埋めて舐め合ったり。
そんな百合百合なプレイを要求するだけですわ。
亜里沙とのプレイと違いまして、わたくしとのプレイは気持ち良い事ばかりですわよ?
それなのに雪穂ったら亜里沙に調教されていた方が良かっただなんて……もう!本当に失礼しちゃいますわ!
「まぁ詮無い事ですわね。それでは雪穂。わたくし達は残りの三機編成と単機でこちらへ向かって来ております敵機の迎撃に参りますわよ。」
[[うん、了解だよ!あれ?ちょっと待って。これって……三機編成の方が方向転換して単機の方に行っちゃったみたいなんだけど……?]]
方向転換?ですか?
わたくしは雪穂の言葉を確認する為に、インパチェンスのサブモニターに表示されております広域レーダーを横目でチラリと拝見いたしますわ。
レーダー上では確かに雪穂のおっしゃる通り、こちらへと向かって来ておりました三機編成の敵機は進路を変え、単機でこちらへ向かって来ております敵機へと向かい始めておりました。
あの三機編成の敵機は、単機を相手になさった方がわたくし達と戦うよりも与し易いと判断なさったのでしょうね。
悪くない判断ですわ。
数の少ない方から潰すのは古来より戦術の定石ですわ。
弱者は弱者なりに足りない頭を一生懸命にお使いになって、必死に生き残る為の術を考えたのでしょうね。
「あら?本当ですわね。まぁいちいち相手にするのも面倒ですので、お互いで潰しあって下さればよろしいのではないでしょうか?あちらはあちらでお楽しみでしょうから、わたくし達は亜里沙の援護にでも参りましょうか?もっとも、亜里沙に援護は不要かと思いますが。」
現にわたくしのインパチェンスの広域レーダーに映し出されております敵機を示す赤い光点は既にその数を二つ減らし、いえ、ただ今もう一つ減りましたわ。
これで残りは二機ですわ。
亜里沙をどうこうなさりたいのでしたら、近接戦闘ではなく遠距離からの集中砲火で一気に沈めてしまえば良いものを。
[[接敵してすぐに2機片付けたみたいだから、相手はあんまり強くないみたいだね。亜里沙なら私達が着く頃には終わらせてるんじゃないかな?]]
「わかりませんわよ?亜里沙の事ですから最後の一機はじっくりとねっとりと、面白可笑しくいたぶってからとどめを刺すのではありませんか?」
相手をいたぶってからとどめを刺す行為は亜里沙の悪い癖ですわ。
他者をいたぶり快楽を得るサディスト故の悪癖ですわね。
それでいて亜里沙はご自分よりも強い相手との戦闘となりますと、途端に弱気になってしおらしくなるのですよ?
うふふ♪弱気の亜里沙はそれはそれでとても愛らしいのですけどね。
[[………亜里沙だもんね。]]
「えぇ。亜里沙ですから。」
[[とりあえずは合流しよっか?]]
「ですわね。」
わたくしと雪穂はその様な事をお話しながらそれぞれの機体のスラスターに火を入れ、ブースト機動を開始させ亜里沙がお楽しみ中の地点へと移動を始めましたわ。
はぁ……わたくしのザク・インパチェンスは足が遅いので、この様な重力下での移動は億劫ですわ。
そんな訳でして皆々様♪移動に少しお時間をいただきますので、暫しお待ち下さいませ♪
あぁそうですわ♪折角ですからこの移動の時間を利用をして、亜里沙の使用しております“アデル改・キリヒメ”をご紹介いたしょうか?
うふふ♪わたくし♪ナイスアイディアですわ♪
さてさて。それではさっそく亜里沙の乗機の“アデル改・キリヒメ”をご紹介いたしますわ♪
機体名からもおわかりかとは存じ上げますが、亜里沙の“アデル改・キリヒメ”はガンダムAGEに登場した量産型モビルスーツ“アデル”をベースに改良を施したガンプラですの。
改良とは言いましたが、亜里沙のアデル改・キリヒメは、雪穂のガンダムホワイトラビットやわたくしのザク・インパチェンスの様に、そこまで手の込んだ改良は施されてはおりませんわ。
基本的には機体色を薄い青色に変更して関節部と各部のスラスターを強化した程度で、後はほぼ素組のアデルのままですの。
素組のアデルとの目に見える変更点は機体色の他に、シールドの代わりに取り付けてあります左腕の手甲程度しょうか?
亜里沙曰く、刀を振るうのにシールドは邪魔だそうですわ。
いつも亜里沙はそう語っておりますが、アデルのシールドはそこまで大きくはございませんので、刀を振るうとしても余り邪魔にはならないと思うのはわたくしだけでしょうか?
そんな亜里沙のアデル改・キリヒメのメイン武装は先程も少し触れておりましたが腰に下げた一本の刀ですの。
この刀は太刀ではなく反りのある日本刀と呼ばれております刀剣ですわ。
ロシア暮らしが長かった亜里沙が日本刀をメイン武装に選ぶだなんて可笑しいですわよね?
実はこれにはとても深い理由がございますの。
亜里沙が日本に来日した頃に、まだサディストとして目覚めておりませんでした純真無垢な当時の亜里沙に、わたくしと雪穂が色々と面白可笑しく日本の間違った知識を大量に詰め込んでしまったのですわ。
それに加えて、亜里沙は夕方に再放送されておす時代劇にどっぷりとはまってしまいまして…。
結果、亜里沙は将来の夢は侍と公言する迄にいたりましたわ。
そんなこんなでメイン武装に日本刀を選んだ次第ですの。
如何でしょうか?実に深い理由でございましょう?
えっ?それのどこが深い理由なんだ。ですか?
うふふふふふふ♪
気にしてはいけませんわ♪
それはさておき、あの来日した頃の純真無垢な亜里沙が、まさかひょんな事から他者をいたぶる快楽を覚えサディストとして覚醒し、ガンプラバトルで刀を振り回して相手を斬り刻んで楽しむ様になるだなんて当時のわたくしと雪穂は思いもしませんでしたわね。
まぁサディストに目覚めてしまったのも大概はわたくしと雪穂のせいなのですが…。
ですがわたくし♪反省は(少しばかり)しておりますが、後悔はしておりませんわ♪
だって今のサディスティックな亜里沙の方が、当時の亜里沙よりも更に輝いておりますもの♪♪♪
今の亜里沙は本当に楽しそうに弱者を斬り刻んで恍惚とした笑顔をわたくしに魅せて下さいますのよ♪
あの表情はいけませんわ♪反則ですわ♪もう辛抱堪りませんわ♪
あの亜里沙の恍惚とした表情をおかずに何度自慰をしたことやら♪
皆々様はもうお分かりでしょうが、わたくしは基本的にはお義兄様が大好きなのですが、可愛らしい女の子も大好きですの♪
たまに雪穂と……あら?いけませんわ♪
また話が脱線してまいましたわ。
ついつい関係の無いお話に脱線してしまうこの癖は、わたくしの本当に悪い癖ですわ。
お話を元に戻しますわね?
さて…どこまでお話しましたでしょうか?
えーっと確か……あぁ。そうですわ♪
キリヒメのメイン武装についてまででしたわね。
それでは改めまして、メイン武装についてはここら辺でおしまいにいたしまして、次は予備の武装についてご紹介いたしますわ。
とは言え、亜里沙のアデル改・キリヒメの予備武装は右肩に取り付けたククリナイフと素体のアデルに元々取り付けられておりますビームサーベルだけなのですわ。
肩に取り付けておりますククリナイフは、刀がポッキリと折れてしまった時に使ってますの。
そして右腰に取り付けてありますビームサーベルは…ほとんど使いませんわ。
ぶっちゃけ持っているだけですわ。
なんでも亜里沙曰く、ビームサーベルは刃に重さが乗らないので嫌いだそうですの。
この様に亜里沙のアデル改・キリヒメには射撃武装は一切装備しておりませんの。
銃器は簡単に敵を倒せるからつまらないのだそうですわ。
亜里沙のキリヒメのご紹介はこんなところでしょうか?
わたくしのザク・インパチェンスや雪穂のガンダムホワイトラビットに比べると、機体自体は特にこれと言って特別なモノはございませんでしたでしょ?
うふふふふ♪ところがぎっちょん♪ですわ♪
機体は普通でもキリヒメは中身が…つまりは亜里沙が特別ですの♪
亜里沙は……あら?あらあら?いつの間にやらもうこの様なお時間ですわ♪
スペシャルな亜里沙についてはまた次回にいたしますわね。
それでは皆々様♪また次回にお会いしいたしましょう♪
お相手は本日もお義兄様らぶ♪でお馴染みなわたくし、鳴神 悠莉でございましたわ♪
さぁ♪次回からは少し真面目に戦闘いたしますわよ♪♪♪
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
………うん。どうしてこうなった…。
次回はちゃんと戦闘を…。
そんな次回は来週…と、申しますか、来年の元日に更新予定でございます。
今年最後の更新は恐らくは花丸ちゃんのクリスマス回の続きになるかと思われます。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。