ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

本来ならばユーザーネームをQooで登録したかったQooオレンジでございます。

さて、本日は主人公ソラの義妹の鳴神 悠莉が主役(?)閑話「鳴神悠莉はかく語りけり」の最終回となります。
今回はいつもよりはまともにバトルをしているかとは思います。

それでは 閑話「鳴神悠莉はかく語りけり ⑦」 始まります。


























閑話「鳴神悠莉はかく語りけり ⑦」

『拝啓。親愛なる我が義妹殿。お元気ですか?我が義妹殿におかれましてはこの度は銃火器を使用しようとしたらFCSに突然ロックがかかってしまい、さぞや驚かれていることでしょう。そのFCSのロックは我が義妹殿がインパチェンスを使用してガンプラバトルへ出撃する際に、出撃前のシステムチェックを合計100回怠ると自動的にFCSにロックがかかるように設定してあります。このメッセージをご覧になっていると言うことは、我が義妹殿はシステムチェックをサボりにサボりまくってとうとう今回で晴れて100回目と言うことです。……お前なぁ……いくら俺が悠莉用にカスタマイズした専用のサポートAI使ってるからってなんか色々とサボり過ぎだ!なんでお前は何でもヤれる能力があるのに何にもヤらないんだよ!面倒ですわの一言でサボろうとすんのはお前の悪いクセだぞ!色々と言いたいこともあるがとりあえずお説教は帰ってきてからだ!覚悟しとけよ!あぁ、あとそのロックは悠莉が頑張れば解除できるように設定してある。いつもお前が言ってる有象無象のクソ共にヤられたくなかったら頑張って解除するように!以上!ほら!わかっらさっさと解除始めろ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迫り来るイフリートの改造機に対して、ザク・インパチェンスご自慢の合計4門の大型ガトリングガンで応戦しようとしたわたくしでしたが、引き金を引いても雄々しく構えた大型ガトリングガンからは弾丸は一発も発射されませんでしたの。

 

サブコンソールをポチポチと操作しましてこの事態の原因の究明を図っておりますと、モニターに突然メッセージが表示されましたわ。

 

メッセージの差出人はわたくしが愛して止まない愛しの愛しのお義兄様でしたわ♪

 

雪穂がナニやらおっしゃっておりましたがぜーんぶ後回しですわ!

 

申し訳ございませんがお義兄様からのメッセージが最優先事項ですの!

 

わたくしはナニやら騒いでおります雪穂のお声をBGM代わりにし、さっさくお義兄様からの愛のメッセージを拝見する事にいたしました♪

 

お義兄様からの愛のメッセージ……そこにはこの度の事態の驚くべき真相が語られておりましたわ。

 

どうやらお義兄様がわたくしの為にカスタマイズなさって下さいましたサポートAIさんには、わたくしが出撃前のシステムチェックを累計100回程サボるとFCSにロックがかかってしまう仕掛けが施されていた様ですの。

 

いやん♪お義兄様がいけずですわぁ♪

 

わたくしならば頑張ればロックを解除する事が出来るとお義兄様はおっしゃっておりましたが……あら?確かにこの程度でしたらわたくしでも解除出来ますわね。

 

こちらへと向かって来ておりましたイフリートの改造機は、どうやら痺れを切らせた亜里沙が突撃してしまった様ですので、わたくしがこのロックを解除する時間程度でしたら何の問題もございませんわ。

 

ではでは♪わたくし頑張ってお義兄様の愛のロックを解除しちゃいますわよ♪♪♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こちらとこちらの回線を繋ぎ直して…お次はこちらの補正システムをポチポチっと…ふぅ。思ったよりも手間取りましたがこれで最後ですわね♪最後は…あら?最後はクイズですか?うふふ♪お義兄様ったら最後の最後にクイズだなんてお茶目さんなんですから♪」

 

ちょっと本気をだしたわたくしはおサボりの罰としてお義兄様にロックされてしまいましたFCSのロックを順調に解除して行きましたわ。

 

残すロックはあと一つですの。

 

最後のロックを解除する為にはどうやらお義兄様からのクイズにお答えしなければいけないみたいですわ。

 

うふふ♪お義兄様の愛にお応えする為に珍しくちょっと本気を出しておりますわたくしならば、例えどの様なクイズが出題されましてもらくしょーですわ♪♪♪

 

さぁ♪どんと来い♪♪♪ですわ♪♪♪

 

[[クイズでも何でもいいから早くそのFCSのロックを解除しちゃいなさいよ!なんか思ってたよりあのイフリートが強くて亜里沙がてこずってるのよ!私のホワイトラビットじゃ援護したくても“うさぎの一本角(ラビットホーン)”を撃ったら亜里沙まで巻き込んじゃうし!早くロック解除して亜里沙の援護に行ってあげて!]]

 

「はーい♪お任せ下さいな♪さぁ♪お義兄様からのクイズはどの様な問題でしょうか♪えーっと……うふふふふふ♪お義兄様ったら♪この様な赤子でもおわかりになる様な簡単な問題を出されるなんて♪やっぱりらぶですわぁ♪」

 

[[らぶはもういいから早くって!ゲッ?!あのイフリートの改造機!EXAMシステムを発動した?!悠莉!あんたのお義兄様らぶは十分わかったからホントに急いで!あのファイター!操縦技術は亜里沙の方が上みたいだけど、機体性能はあっちの方が上なのよ!このままじゃ機体の性能差で亜里沙が押しきられちゃうわ!]]

 

わたくしがお義兄様の愛の溢れるクイズにうふふ♪と微笑んでおりましたら、亜里沙と楽しく剣戟に励んでおりましたイフリートの改造機はいつの間にかEXAMシステムを発動させておりましたわ。

 

EXAMシステムを発動させたイフリートの改造機は、両手に握っております二振りのヒートサーベルを亜里沙のアデル改・キリヒメへと交互に振るって猛攻を始めましたの。

 

対する我等がドSっ娘の亜里沙も負けてはおりませんわ。

 

アデル改・キリヒメの右手に握っております刀と左腕に取り付けております手甲で巧みにイフリートの改造機のヒートサーベルを受け流しておりますわ。

 

ですが雪穂のおっしゃる通り、EXAMシステムの発動で互いの機体の性能にかなりの差が出てしまっております。

 

今はまだ亜里沙も楽しく剣戟を捌いてはおりますが、このままでは防戦一方で些細なミスで大変な事になってしまうかもしれませんわ。

 

これはお義兄様の愛に浸って微笑んでいる場合ではございませんわね。

 

早く最後のクイズに正解して、このFCSのロックを解除してしまいませんと。

 

お義兄様がFCSのロックを解除する為に最後に設けておりましたクイズの内容はこの様な物でしたわ。

 

“鳴神青空と鳴神悠莉の関係は?”

 

うふふ♪ね?らくしょーでございますわよね?

 

そんな事はこの世界が始まった頃から決まりきっておりますの♪

 

わたくし、鳴神悠莉とお義兄様の関係は…………

 

「“未来の伴侶”ですわ♪♪♪♪♪」

 

<………………………………………………………>

 

わたくしは声も高らかに正解の答えをサポートAIさんに告げましたわ♪

 

ドヤ♪ですわ♪♪♪

 

ドヤ♪の筈なのですが、何故か正解の答えを告げた筈なのですが、サポートAIさんはインパチェンスのFCSに掛けられているロックを一向に解除してはくれませんの。

 

不思議に思ったわたくしは再度サポートAIさんに正解の答えを告げる事にいたしましたわ。

 

「あら?ちょっとサポートAIさん?お義兄様とわたくしの関係は“未来の伴侶”ですわ♪正解以外はありえないのですから、早くFCSの最後のロックを解除して下さいな♪」

 

<…………………………………………………>

 

今度こそ間違いなく“未来の伴侶”と答えたのですが、やはりインパチェンスのサポートAIさんはうんともすんとも言っては下さりませんでした。

 

「あ、あれ?どうして反応して下さらないのですか?!正解ですわよ!正解なんですわよ?それなのにどうしてロックが解除されないのですか?!」

 

お義兄様からの愛のクイズに答えた筈なのですが、一向に解除されないロックを目の当たりにし、流石のわたくしもちょっと焦って参りましたわ。

 

わたくしはサポートAIさんに“何故ですか?”と問いかけますが、やはりサポートAIさんは何も語っては下さりませんの。

 

[[悠莉!まだなの!急いでよ!]]

 

そんな焦るわたくしに雪穂が急ぐ様にと催促して参りましたわ。

 

急いでよと言われましても………あっ!ましかして“未来の伴侶”では不正解ですの?!

 

そうですわ!“未来の伴侶”では今のお義兄様とわたくしの関係ではございませんわ!

 

今のお義兄様とわたくしの関係は………こ、恋人………とかでしょうか♪

 

それともまさか既に恋人を通り越して夫婦?!

 

夫婦………?はっ!ま、まさかこのロックを解除する為の最後のクイズはお義兄様の遠回りなプロポーズなのではないでしょうか?!

 

俺達の関係は未来の伴侶なんかじゃねぇ!ましてや恋人なんかでもねぇーんだよ!俺達はもう夫婦だ!

 

むっは♪らぶですわ!らぶが溢れておりますわ!

 

そうですわ!そうに決まっておりますわ!

 

答えは夫婦ですわ!

 

あ♪一応、念の為に恋人とも答えておきましょう♪

 

「わかっておりますわ!未来の伴侶では不正解ならば“恋人”ですどうですか!それでダメならここはやはりお義兄様からの遠回りなプロポーズをお受けしてズバリわたくし達の関係は“夫婦”ですわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♪♪♪♪♪♪♪♪」

 

さぁ♪さぁさぁさぁ♪♪♪さぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁ♪♪♪♪♪

 

完全無欠の正解を告げましたわよ!

 

サポートAIさん!FCSのロックを解除して下さいな♪♪♪

 

<………………………………………………………………………………………………………………>

 

いやん♪ダメですの?!

 

「どうしてですの?!恋人でも夫婦でも違いますの?!お義兄様の遠回りなプロポーズではございませんでしたの?!」

 

[[悠莉!!!いい加減におふざけは止めて!ホントに怒るわよ!]]

 

「ふざけてはおりませんわ!ちゃんと正解を答えておりますのにロックが解除されませんの!どうしてですの?!お義兄様!」

 

[[ホントに正解なの?それってたんに悠莉の答えが外れてるだけなんじゃないの?!だいたいそのクイズの問題ってなんなのよ!]]

 

「問題ですか?それは“鳴神青空と鳴神悠莉の関係は?”ですわ?そんなの答えは“未来の伴侶”で決まっておりますのにロックが外れませんの!お義兄様からの遠回りなプロポーズかとも思いまして夫婦とも回答してみましたがダメでしたわ。あとは一応は恋人とも回答してみたのですが…。」

 

[[…………(未来の伴侶に青空先輩からの遠回りなプロポーズって…)………あぁ…。そう言えばかなり今さらだけと、悠莉ってこんなヤツだったわ………。ねぇ悠莉。騙されたと思ってこう答えてみて。“兄妹”って。]]

 

「“兄妹”…ですか?あっ!」

 

わたくしが雪穂に言われた“兄妹”と言う言葉を呟くと、FCSに掛けられておりました最後のロックがあっさりと外れてしまいましたわ。

 

むぅ。正解が“兄妹”だなんて………解せませんわ。

 

実に解せませんわ。

 

[[ほら!ボケッとしてないでFCSのロックが外れたなら早く亜里沙の援護に行きなさい!急げ!ボケ娘!]]

 

「は、はいですわ!」

 

解せませんがその事については後程お義兄様にじっくりとお聞きいたしましょう。

 

今は亜里沙の援護が先ですわ!

 

さぁ!今度こそ参りますわよ!ザク・インパチェンス!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「亜里沙♪お待たせいたしましたわ!」

 

[[あっ!ユーリ!ねぇ!どーしよー!あのひとつ目さんの剣を受け流し損ねちゃって亜里沙のキリヒメのカタナが折れちゃったの!これじゃもーあのひとつ目さんを斬れないよ!]]

 

FCSのロックを無事に解除したわたくしは急ぎ亜里沙のもとへと駆け付けましたわ。

 

わたくしが剣戟を演じている二機のもとへと辿り着きますと、ちょうど亜里沙のアデル改・キリヒメの刀がイフリートの改造機が振るう二振りのヒートサーベルの猛攻に耐えきれずに、刀身の中程からぽきりと折れてしまっておりましたの。

 

どうやらヒートサーベルの剣戟を受け流し損ねて、刀身の真横に強烈な一撃をお見舞いされてしまった様ですわ。

 

亜里沙のキリヒメの刀は模型屋さんで販売しておりますガンプラバトル用のウェポンセットをそのまま使用しておりますので、強度もお察し下さいませ♪な程度しかございませんの。

 

刃筋を立てずに固い物を斬ろうとしたり、先程の一撃の様に刀身の横から強い衝撃を受けてしまいますと、簡単にぽきりと逝ってしまいますわ。

 

ガンプラバトル用の簡易硬化スプレーをプシュっと吹き掛けるだけで、硬度はだいぶ増しますのに、亜里沙はヤダ!とおっしゃって聞き入れてはくれませんのよ?

 

簡易硬化処理をなさっていれば、今回の一撃でもぽきりと折れる事は無かったかもしれませんのに。

 

お可哀想…わたくしの可愛い可愛い亜里沙は刀を折られてすっかり萎れて弱気モードですわね。

 

ここは一度、亜里沙を雪穂のもとまで後退させて差し上げましょう。

 

雪穂は確か乗機のガンダムホワイトラビットの“武装領域(ウェポンストレージ)”に、亜里沙用の予備の刀をしまっていた筈ですわ。

 

わたくしの可愛い可愛い亜里沙の刀をぽきりと折りやがりました眼前のイフリートの改造機のお相手は………

 

「問題ございませんわ♪亜里沙の代わりにあのイフリートの改造機のお相手はわたくしがいたします♪亜里沙は雪穂のもとまで一度お下がり下さいな♪」

 

このわたくし♪鳴神 悠莉が承りますわ♪♪♪

 

[[う、うん!それじゃお願いね!ユーリ!]]

 

「はい♪まるっと万事一切、わたくしにお任せ下さいな♪」

 

さて。それでは亜里沙を後退させる為にまずは軽く援護でもいたしましょうか。

 

援護とは言いましたが射線上にはまだ亜里沙のキリヒメがおりますので、このまま射撃を始めてしまいましたら亜里沙まで巻き込んでしまう恐れがございます。

 

現状ではインパチェンスご自慢の大型ガトリングガンはまだ使えませんわ。

 

ここは牽制も兼ねて脚部に取り付けております三連ミサイルポッドの出番でございますわ。

 

あれならば中身のミサイルを通常の直進するだけのミサイルから、目標を自動追尾いたしますホーミングミサイルへと取り替えておりますので、亜里沙への誤射を気にせずに気軽に使用できますわ♪

 

そうと決まればさっそく♪

 

「これより援護射撃を開始いたしますわ!亜里沙はその隙に!」

 

[[うん!]]

 

亜里沙の可愛いらしいお返事を聞き終えたわたくしは手早くコクピットの左手側のサブコンソールをぽちぽちと操作いたしまして、脚部に取り付けております三連ミサイルポッドの詳細設定を呼び出しましたの。

 

サブモニターに表示された詳細設定項目を横目でチラリと確認しながら、わたくしは続けてサブコンソールをぽちぽちと操作いたしますわ。

 

(自動追尾設定をON、目標は前方のイフリートの改造機…。直進させて万が一にも亜里沙を巻き込んでしまってはいけませんので、弾頭の進路は目標の左右から挟み込む形に設定をして…。)

 

「これで問題ございませんわ!参りますわよ!三連ミサイルポッド!発射ですの!!!」

 

お義兄様譲りの素早いコンソール操作で全ての設定を完了させたわたくしは、そのままサブコンソールに表示されております三連ミサイルポッドの発射ボタンをポチりといたしますわ♪

 

発射ボタンをポチりと押すと同時に、インパチェンスの脚部に取り付けております三連ミサイルポッドからは勢い良く左右三発ずつ、計六発の小型ミサイルが撃ち出されましたの。

 

発射された六発の小型ミサイルは亜里沙のキリヒメを避ける様に展開し、目標に設定いたしましたイフリートの改造機を左右から挟み込む形で進んで行きましたわ。

 

わたくしの思惑通りに、イフリートの改造機は自機へと向かって来る小型ミサイルを迎撃する為に、後退を始めた亜里沙を追うその足を止めて下さいましたわ。

 

「足が止まりましたわ!亜里沙!今のうちに急いで後退を!」

 

[[うん!スパシーバ!ユーリ!]]

 

「どういたしまして♪ですわ♪それと、“スパシーバ”ではございませんわよ?日本語でお願いいたしますわ♪」

 

[[あっ!そーだった!えーっと!日本語でスパシーバは……そうだ!ありがと!だね!]]

 

「はい♪良く出来ましたわ♪」

 

[[悠莉!今はあんたの日本語講座は後回しよ!ほら亜里沙!あんたもさっさとこっちに来なさい!予備のブレード出してあげるから!]]

 

[[うん!]]

 

「かしこまりですわ。それではわたくしは引き続きあのイフリートの改造機のお相手をいたしましょうか?」

 

短いながらも何時ものやり取りを終え亜里沙の後退を見送ったわたくしは、再び眼前のイフリートの改造機へと注意を向けましたわ。

 

足を止めたイフリートの改造機は、わたくしの発射いたしました小型ミサイルを迎撃する為に、両手に握られておりました二振りのヒートサーベルを地面へと突き刺しましたの。

 

外見からの判断になりますが、あちら様の射撃武装は脚部の六連ミサイルポッドしかお持ちでは無い様に見受けられますわ。

 

あの六連ミサイルポッドに搭載されております弾頭は、恐らくは直進するだけの通常のミサイル弾頭でしょうから、左右から挟み込む形で向かっておりますわたくしの小型ミサイルを迎撃するには不向きですわ。

 

両手のヒートサーベルを地面へと突き刺したのですから、“武装領域(ウェポンストレージ)”内からナニか射撃武装でも取り出して小型ミサイルを迎撃するのでしょう…か……は?

 

「ヒートダート?!まさかそれでミサイルを撃ち落とすおつもりですか?!」

 

小型ミサイルの迎撃の為に“武装領域(ウェポンストレージ)”から何かしらの射撃武装を取り出すものだとばかり思っておりましたが、わたくしの予想を裏切りモニターに映し出されたのはイフリートの改造機がショルダーアーマーに取り付けておりますヒートダートを引き抜いている光景でしたわ。

 

そしてイフリートの改造機は引き抜いたヒートダートを赤熱化させますと、両手を振るい次々に小型ミサイルへと投擲いたしましたの。

 

投擲されたヒートダートは一発、二発と小型ミサイルを撃ち抜いて行きまして、遂には六本全てを撃ち落としてしまいましたわ。

 

「亜里沙の後退を助ける為の牽制用にと発射いたしましたミサイルでしたので、始めから当たるとは思っておりませんでしたが…まさか射撃武装でなくヒートダートの投擲で撃ち落とされるとは思いませんでしたわ。それにしても随分と投擲がお上手ですわね。うふふ♪あのイフリートの改造機のファイターさんはサーカス団のジャグラーさんでしょうか♪」

 

まぁ小型ミサイルだけで片付けば楽が出来ましたが、当初の予定通り亜里沙の後退は完了いたしましたので、あのイフリートの改造機の中の人のご職業がジャグラーさんでも暗殺者でも仕事人でもどうでも良いですわ。

 

わたくしがその様な事をふと考えておりますと、イフリートの改造機は先程のミサイルのお返しとばかりに脚部の六連ミサイルポッドをわたくしのインパチェンスへ向けて発射して参りましたわ。

 

撃ち出されました弾頭は左右六発ずつ、合計十二発。

 

わたくしのインパチェンスへと向かって直進して参りましたわ。

 

「避けるのは面倒ですわ!撃ち落としますわよ!サポートAIさん!連装砲をスタンバイですわ!」

 

<Aye ma'am ready>

 

わたくしは迫り来るミサイルを迎撃する為に、両肩の大型ガトリングガンの脇に取り付けております牽制用の連装砲を起動する様にサポートAIさんへと指示を飛ばしましたわ。

 

サポートAIさんは短くお返事をして下さると、即座にわたくしの指示に従い連装砲を起動させてくれましたの。

 

連装砲の起動と同時に、メインモニターには何時も通りにターゲットサイトが表示されましたわ。

 

わたくしは手早くターゲットサイト内に捉えたミサイルをロックオンし終えますと、すぐさまミサイルを撃ち落とす為に連装砲の引き金を引きますわ♪

 

「一発残らず!撃ち抜きなさい!」

 

引き金を引く事でドン!ドン!ドン!と轟音を響かせ発射された左右の連装砲の弾丸は、狙い違わずにわたくしのインパチェンスへと向かって来ておりましたミサイルを撃ち抜きましたわ♪

 

合計十二発のミサイルを撃ち終えたイフリートの改造機は、わたくしが連装砲でミサイルの迎撃をする間に、地面へと突き刺しておりました二振りのヒートサーベルを引抜き、EXAMシステムで強化された出力に物を言わせわたくしへと突撃をして参りましたわ。

 

あちら様はわたくしのインパチェンスに装備されております武装から、近接戦闘は苦手だとお思いになられたのでしょうね。

 

一気に接近してヒートサーベルで斬り刻むおつもりですわね。

 

所がぎっちょんちょん♪

 

わたくしは地味に近接戦闘も得意だったりしておりますの♪

 

うふふ♪だって近接戦闘はお義兄様が得意ですのよ?

 

わたくしもお義兄様とお揃いになる為に一生懸命に近接戦闘の練習をいたしましたの♪♪♪

 

イフリートの改造機のファイターさんに射撃武装満載のこのインパチェンスで先程の亜里沙のキリヒメに匹敵する剣戟を披露して差し上げても良いのですが……ぶっちゃけ面倒ですわ。

 

それにまだ本日はインパチェンスご自慢の大型ガトリングガンを一発も撃ってはおりませんわ♪

 

あちら様にはこの子の機体コンセプトをその身を持ってとくと味わっていただきましょう♪

 

「うふふふふふふ♪ねぇ?ご存知でしょうか?この子の…ザク・インパチェンスの“インパチェンス”とは“鳳仙花”を意味しておりますのよ?」

 

大型ガトリングガンの用意をしながら、わたくしは何となくお義兄様がわたくしの為にお作りになって下さいましたこの子を…ザク・インパチェンスを、眼前のイフリートの改造機を操るファイターさんに自慢したくなりましたの。

 

気付くとわたくしは大型ガトリングガンの起動準備の片手間に、全周波通信を利用してこちらへと突撃をして来ておりますイフリートの改造機へと語りかけておりましたわ。

 

“インパチェンス”とは“鳳仙花”なのですわよ?と。

 

「“鳳仙花”の花言葉は“せっかち”、“短気”、“心を開く”、“繊細”……」

 

その様なわたくしの語りかけをガン無視いたしまして、イフリートの改造機はどんどんこちらへと迫って参りますわ。

 

インパチェンスの大型ガトリングガンは既にその全ての砲門を前方へと向けて、何時もの様に大量の弾丸をばらまくその時を今か今かと待ちわびておりますの。

 

イフリートの改造機はそんな大型ガトリングガンの異様に恐れず、被弾覚悟でスピードを緩める事無く突き進んで来ておりますわ♪

 

その意気や良し。

 

実に結構ですわ。

 

ならばこそ、わたくしも手を抜く事無く全力を持ちましてお相手をいたしましょう。

 

「そして“インパチェンス”…“鳳仙花”の花言葉はもうひとつございますの。それは……“私に触れないで”ですわ!その名に秘められた花言葉の如く!わたくしに近付く万難一切!全てを撃ち砕きなさい!インパチェンス!!!フルバーストですわ!!!」

 

ヒートサーベルを構えて突撃して参りますイフリートの改造機へ、ザク・インパチェンスに搭載されております四門全ての大型ガトリングガンの砲門で狙いを付け終えますと、わたくしは“鳳仙花”に秘められた最後の花言葉“私に触れないで”を少々はしたなくはございますが大きな声で叫びまして、大型ガトリングガンの引き金を一気に引きましたわ。

 

四門の大型ガトリングガンは、お腹の底に響く様な鈍い起動音と共に銃身の回転を始め、一斉に黄色いビーム弾を吐き出し始めましたわ。

 

インパチェンスのメインモニターは大型ガトリングガンから吐き出された黄色いビーム弾で瞬く間に埋め尽くされて行きましたの♪

 

如何ですか?

 

この圧倒的な火力♪

 

この圧倒的な暴力♪

 

そして何よりも♪お義兄様への圧倒的な愛♪♪♪

 

「うふふ♪うふふふふふふふふふふふふふふ♪アハハハハハハハハハハハハハハハハハハ♪♪♪」

 

わたくしはコクピットに響く射撃音に思わずテンションが上がってしまい、はしたなく高笑いをあげてしまいましたわ。

 

数秒間、高笑いをあげながら引き金を引き続け四門の大型ガトリングガンからビーム弾を吐き出し続けましたわたくしは、自らの逝っちゃっております笑い声で正気を取り戻しましたの。

 

引き金を放し大型ガトリングガンの斉射を終えると、目の前には大量のビーム弾の直撃で全身余す事無く穴だらけになってしまったイフリートの改造機のなれの果てが大地に横たわっておりましたわ。

 

「あら?あら?うふふ♪少しやり過ぎてしまいましたわね?ごめんあそばせ♪♪♪」

 

何時も何時もやり過ぎてしまいますのは私の悪い癖ですわね。

 

まぁ治す気は更々ございませんのですが♪

 

さて♪お片付けは終わりましたわ♪

 

雪穂と亜里沙と合流いたしましょうか♪

 

バトルロイヤルはまだまだこれからですわ♪

 

うふふふふふふふふふふ♪♪♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[[いよっし!直撃…したけど爆発しない?!]]

 

イフリートの改造機を無事に撃墜し雪穂と亜里沙と合流いたしましたわたくしは、新たな敵機と相対しておりましたわ。

 

その数は三機。

 

何時もの様に雪穂が超遠距離からの一方的な砲撃でおしまい♪かと思ったのですが、ナニやら何時もとは様子が違うようですわ。

 

[[雪穂!また外したの!やっぱりお仕置きだよ!]]

 

[[外してないわよ!信じられないけど当たったけど弾かれたの!]]

 

どうにもあちら様は雪穂の“うさぎの一本角(ラビットホーン)”の一撃を凌いでしまった様ですわね。

 

どの様な手段を用いてあの大出力の砲撃を防いだのかは存じ上げませんが、これは先程のイフリートの改造機に引き続け中々の強敵の様ですわ。

 

気を引き締めて参りませんとね♪

 

[[ウソはダメだよ!雪穂のソレが当たったら一撃でしょ!当たったのに生きてるなんてムリだよ!ウソついたから雪穂はお仕置きだよ!お仕置き!]]

 

[[ウソじゃないわよ!だから言ってるでしょ!信じられないけど弾かれたって!弾かれたなんて私だって信じられないわよ!私のホワイトラビットの“うさぎの一本角(ラビットホーン)”はナノラミネートアーマーの防御アビリティだってぶち抜ける威力があるのよ!それを弾くなんて!って!ちょっと待って!あの3機!こっちに来るわよ!]]

 

雪穂と亜里沙の問答をBGM代わりにわたくしが珍しくやる気を出しておりますと、雪穂が例の三機がこちらへと向かって来ておりますと報告して下さいましたわ。

 

あちらは三機。

 

こちらも三機。

 

ちょうど三対三ですわね。

 

うふふふふふふ♪♪♪先程は結局はバラバラに戦闘いたしましたので、今回は皆々様にわたくし達三人の息の合った連携戦闘をご覧にいれますわ♪

 

雪穂と亜里沙とわたくし。

 

遠距離砲撃戦闘特化型のガンダムホワイトラビットと、近接戦闘特化型のアデル改・キリヒメと、中距離殲滅戦闘特化型のザク・インパチェンス。

 

わたくし達三人の完成された完璧な連携をとくとご覧下さいませ♪

 

「亜里沙!雪穂へのお楽しみお仕置きタイムは後回しですわ!迎撃の準備をなさいな!嘘か真か定かではこざいませんが、雪穂の“うさぎの一本角(ラビットホーン)”の直撃を凌いだのです!油断は出来ませんわよ!」

 

[[むぅ!わかったよ!あっ!ねぇ!雪穂!ユーリ!見て見て!なんか見えてきたよ!あれって…おっきなコーシュカ?あとゾーラタ?]]

 

「亜里沙?ちゃんと日本語でおっしゃりなさいな。コーシュカは猫、ゾーラタは金色ですわよ?」

 

またまた亜里沙は咄嗟にロシア語が飛び出てしまいましたわ。

 

もう♪亜里沙はうっかりさんですわね♪

 

そんなうっかりさんな亜里沙のおっしゃる通り、わたくしのインパチェンスのメインモニターにも地平の彼方から微妙な速度でこちらへと駆けて来る頭のとても大きな猫さん(と金色でサングラスを掛けた様な見た目)のガンプラが見えて参りましたわ。

 

あの大きな頭の猫さんは…ベアッガイⅡの改造機でしょうか?

 

お可哀想に…あの大きな頭の猫さんは何故だか存じ上げませんが、全身真っ黒コゲに焦げてしまっておりますわ。

 

真っ黒コゲの隙間にちらりと黄色い装甲が見えますので、あの大きな頭の猫さんの本来の機体色は恐らくは黄色なのでしょうね。

 

黄色い猫さんですか…。

 

何だか微妙ですわ。

 

もう一方の金色は百式ですわね。

 

百式の方はお見受けした所、素組の様ですが…。

 

黄色い大きな頭の猫さんと素組の百式。

 

あと残りの一機はどの様な機体でしょうか?

 

まだわたくしのインパチェンスでは確認出来ませんわ。

 

[[あぅ。そーだったよ!ネコと金色だよ!スパシーバ!じゃなくてありがと!ユーリ!]]

 

わたくしが残りの一機に思いを馳せておりますと、亜里沙がとても可愛らしいお声でありがとうとお礼を言ってくれましたわ♪

 

亜里沙の素直なありがとうに、どういたしまして♪と、わたくしがお返事を返そうとしたその時ですわ。

 

こちらへと見た目だけは物凄い勢いで、その実は微妙な速度でガチョン♪ガチョン♪と駆けて来ております真っ黒コゲの猫さんから全周波通信で通信が入りましたの。

 

[[おみゃーらかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!またまたまたまた凛のベニャッガイを真っ黒コゲコゲにしやがったのわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!]]

 

[[ちょっと!凛!待ちなさいよ!1人で前に出過ぎないで!]]

 

[[ニャッハァァァァァァァァァァァ!!!!!そいつはむりにゃそーだんだにゃぁぁぁぁぁぁ!!!!ねこは一度走り出したらとまんねぇーにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!]]

 

[[そんなの聞いたこと無いわよ!ナニソレ!ほんとぉぉぉぉぉに!イミワカンナイ!!!]]

 

[[ニャッハァァァァァァァァァァァ!!!!!イミワカンナイ!いっただきましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!]]

 

あら♪あら♪随分とテンションの高い猫さんですこと。

 

随伴しております百式のファイターさんも大変ですわね。

 

[[なんかネコさんがしゃべった?!ついでに金色も!]]

 

[[見た目はネコでも中身には普通にガンプラファイターが入ってるんだからしゃべるのは当たり前でしょ!ソレよりも気を付けて!あんた達じゃまだ見えないと思うけど、その2機の後ろにゴツいジムの改造機がいるわ!かなり大型の銃器を持ってるわよ!っ!撃ってきた!当たったら絶対にヤバいヤツだよ!全機!回避行動!]]

 

わたくしが突然に始まった猫さんと百式のファイターの漫才の様なやり取りにクスクスと微笑んでおりますと、今度は雪穂から後方に控えております機体が発砲したとの報せが入りましたわ。

 

わたくしからはまだ確認出来ませんが、あの二機の後方に控えております機体はどうやらジムの改造機らしいですわね。

 

雪穂はゴツいとおっしゃっておりますので、増加装甲でも取り付けておられるのでしょうか?

 

とにもかくにもまずは回避行動ですわね。

 

大型の銃器での攻撃でしたら当たれば痛いではすみませんわ。

 

と、言う訳でして、わたくし達にさっそく回避行動に移ろうとしたのですが…。

 

[[りょーかい!あっ!ネコさんが転んだ?!]]

 

こちらへとガチョン♪ガチョン♪と駆けて来ておりました頭の大きな猫さんが石につまずいてゴロン♪と転んでしまいましたの。

 

「あら?転んだ猫さんの頭に弾丸がジャストミートしちゃいましたわね?」

 

おまけに転んでしまいました猫さんのその大きな頭に、遠方のジムの改造機から放たれました紫電を纏った弾丸が見事にジャストミート♪してしまいましたわ。

 

お可哀想に…弾丸はものの見事に猫さんの頭を貫通してしまいましたの。

 

それにしても…あの紫電を纏った弾丸…。

 

雪穂の“うさぎの一本角(ラビットホーン)”の一撃を凌いだと思われる猫さんの装甲をいとも容易く貫通してしまうなんて、凄まじい威力ですわね。

 

弾丸がバチバチと電気を放っておりましたので、レールガンの類いの射撃武装でしょうか?

 

まぁどんなに高威力でも当たらなければどうと言う事はございませんわ。

 

猫さんは先程の誤射(?)でリタイアですので、残りは二機です…わ…はっ?!

 

ね、猫さんの頭が!

 

[[ゲッ?!ネコの頭が爆発したぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!]]

 

そう!そうですの!猫さんの頭が突然に爆発したんですわ!

 

しかもあの爆発!凄まじい規模ですわよ?!

 

早く退避…は無理ですわね。

 

今さら間に合いませんわ。

 

[[うわぁ!スゴい!どっかーん♪♪♪]]

 

「これは何だかもう色々と無理ですわね。」

 

どうやら今回のバトルロイヤルはここまでの様ですわ。

 

何だか色々と解せません終わり方ではございますが、ガンプラバトルではよくある事ですわ。

 

[[こんな終わりかたはイヤぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!]]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてわたくし達のとある日の楽しい楽しいガンプラバトルは終わってしまいましたわ。

 

うふふ♪そうそう♪バトルが終わってから知ったのですが、あの大きな猫さんと百式さん、そして後方に控えておりましたジムの改造機のファイターさんの三人組なのですが…実はお義兄様の新しいお仲間さんでしたのよ?

 

お義兄様の新しいお仲間さん達…つまりはわたくしの新しいお義姉様方とわたくし達妹トリオとのお話はまた後程、ですわ♪

 

さてさて♪わたくしもとても残念ではございますが今回はここまでございます。

 

それでは皆々様♪また近い内にお会いいたしましょう♪

 

お相手はわたくし、お義兄様らぶな鳴神 悠莉でお送りいたしましたわ♪

 

また何時か何処かでお会い出来ます事を信じて…ごきげんようですわ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

これにて閑話「鳴神悠莉はかく語りけり」は終了となります。
はい。今回も毎度お馴染みの爆発オチでございました。
凛ちゃんが現在使用しているベニャッガイから開発コード“ケットシー”に乗り換えるまではちょくちょく爆発オチが出てきそうです…。

次回からはμ'sのライバルチームとなりますA-RISEの未登場キャラが語り部を勤めます閑話「商店街の七人」が始まります。
物語の舞台は現在の本編(4月)よりも少しだけ前…具体的には三ヶ月前のとある商店街を舞台としたお話になります。
本編からも一応はソラと絵里さんと希さんが、本編ではまだ未登場ですがにこちゃんが登場予定です。
使用機体は本編同様に絵里さんがトールギス・ヴァルキュリア、希さんはドム・ハーミットをそれぞれ使用しております。
また、ソラは現在本編で使用しております高機動型ザクⅡ(ソラ機)ではなく、今回の閑話でソラの義妹の鳴神悠莉が使用しておりましたザク・インパチェンスを使用予定です。
にこちゃんの機体ですが、本編で使用予定の“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍(まがつ)にこ”ではなく、閑話用の機体“ザク・ブバルディア”を使用いたします。

更新予定はいつも通りに月曜日のお昼頃を予定しております。
皆様、お時間よろしければご覧下さいませ。


それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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