ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
蓮ノ空のDEEPNESSの梢先輩の“見せてあげるわ”の部分がエロく聞こえるQooオレンジでございます。
今回も周年企画の蓮ノ空102期編となります。
蓮ノ空?知らないなぁ…と言う方は、You◯ubeの蓮ノ空公式で彼女達の活動記録が配信されております。
是非この機会に一度視聴してみてくださいませ。
それでは 9周年特別編「蓮ノ空学院ガンプラバトルクラブ 102期 活動記録⑩」 始まります。
わたくしは“サイコガンダムMk-Ⅶ”の腹部から放たれた2連大型メガ粒子砲のビームを全身で受け止めながらも前へと進み続けたわ。
“ナノラミネートアーマー”の防御アビリティのお陰でビームが効かないと言っても、このままずっとビームを受け止め続け過ぎると、機体全体に排熱し切れない熱が籠もって内部構造がダメになってしまう可能性が高いわ。
けどこの最終局面でそんな悠長な事を言ってる暇はないわね。
わたくしの“ガンダムバルバトス・レギナ”のパワーならば、一撃ぶちかませばそれで終わるこの状況で退いてなんていられないもの。
普通の機体ならばその身に受ければ一瞬で蒸発してしまう眩い閃光を受け止め続けながらも歩みを止めず、愚直に前へと進み続けると、ついに沙知先輩の“サイコガンダムMk-Ⅶ”の目の前まで辿り着く事が出来たわ。
沙知先輩の“サイコガンダムMk-Ⅶ”の両腕は、さっきこちらへと切り離して飛ばして来た時にもう粉砕してあるわ。
両腕が無ければマトモな物理攻撃は出来ないハズ。
だから…!
「この一撃で…終わらせるわ!!!」
未だに腹部から放たれている2連大型メガ粒子砲のビームを物ともせずに、わたくしは大型メイスを握る手に力を込めて、“サイコガンダムMk-Ⅶ”の胴体部分へと突き出したわ。
ゴリっ…と言う鋼鉄を抉る不快な音と共に“サイコガンダムMk-Ⅶ”の胴体部分へと僅かにめり込む大型メイスの先端。
流石に重要な機能が詰まってある胴体部分は装甲が厚いみたいね。
でも…!
「ぶち抜きなさい!バンカー!!!」
どんな装甲だろうと!この大型メイスに仕込まれているパイルバンカーなら一撃でぶち抜けてしまえるわ!
トリガーを引くことで大型メイスの先端からズドンッ!と言う音と共に高速で射出されたパイルバンカーは、一切の容赦なく“サイコガンダムMk-Ⅶ”の分厚い装甲を貫いてみせたわ。
胴体部分の装甲を貫かれた“サイコガンダムMk-Ⅶ”はその機能を停止し、ゆっくりと崩れ落ち始めたの。
わたくしはその様子を確認しながら、“サイコガンダムMk-Ⅶ”の胴体部分に突き刺さっているパイルバンカーを引き抜いたわ。
「ふぅ…何とか終わったわね。」
機能を停止して崩れ行く“サイコガンダムMk-Ⅶ”の様子を見ながらホッと一息ついたわたくし、“サイコガンダムMk-Ⅶ”に背を向けたわ。
わたくしが後ろを向くと、鳴神君の“ザク・ハイマニューバー”が大きなヒートホーク…ロングポール・ヒートホークを肩に担いでいたわ。
その横には藤島さんの“ガンダムスローネ・ゼクス”が手にしたGNバスターソードを、鳴神君の“ザク・ハイマニューバー”と同じように肩に担いでいたの。
奇しくも同じ格好をしている2人に対して、わたくしは少し可笑しくなってしまったわ。
くすり…と、わたくしが笑みを浮かべたその時…
〚うわっはははー!!!まだだ!まだ終わらんぞぉぉぉ!!!!!〛
バトルフィールドに沙知先輩の高笑いと共に、けたたましい声が響き渡ったの。
沙知先輩の高笑いがバトルフィールドにけたたましく響き渡ると同時に、わたくしの視線の先に居た鳴神君と藤島さんの2人がほぼ同時に肩に担いでいた得物を下ろして構え直していたわ。
そして、やっぱりほぼ同時に叫んだの。
〚乙宗!後ろ!!!〛
〚乙宗!後ろ!!!〛
一語一句違えずに同じ事を叫んだ鳴神君と藤島さんの2人に、わたくしは不意にこの2人は今回のバトルでは言い争いばかりしていたけれど、案外と気が合うのではないかしら?と思ってしまったわ。
マンガとかならば、この2人は反目し合いながらも惹かれ合って、最終的には恋人同士とかになってしまうパターンよね。
そんな事を思いながらも、わたくしは鳴神君と藤島さんが警告してくれた後ろを振り向いたの。
そこには崩れ落ちた“サイコガンダムMk-Ⅶ”の残骸と、その残骸の上に浮遊している“サイコガンダムMk-Ⅶ”の頭部があったわ。
胴体部分のコクピットをぶち抜いたハズなんだけど…と一瞬思ったわたくしは、そう言えば“サイコガンダムMk-Ⅱ”はコクピットが頭部にあった事を思い出したの。
どうやら沙知先輩の“サイコガンダムMk-Ⅶ”も、“サイコガンダムMk-Ⅱ”と同じように、コクピットが胴体部分ではなく頭部にあったと言う事ね。
虚を突かれはしたけど、所詮はただの脱出機構を備えただけの頭部。
一応は頭部にもビーム砲が設置せれてはいるけど、ビームを無効化出来る“ナノラミネートアーマー”の防御アビリティの前ではただの単発ビーム砲なんて恐るるに足らずだわ。
わたくしがそんな事を思っていると…。
〚変っ!信っ!!!せぇいやぁぁぁぁぁ!!!〛
沙知先輩の謎の掛け声と共に、“サイコガンダムMk-Ⅶ”の頭部が変型し始めたのよ。
なんと言えばいいかしら…?
そうね、ガンダムOOセカンドシーズンの“セラヴィーガンダム”の背中から分離した大きな顔…“セラフィムガンダム”がモビルスーツ形態に変型してる感じって言えば伝わるかしら?
そんな感じに沙知先輩の“サイコガンダムMk-Ⅶ”の頭部は、“セラヴィーガンダム”の様に頭部形態(?)からモビルスーツ形態へと変型してしまったの。
小型のモビルスーツへと変型が完了した“サイコガンダムMk-Ⅶ”の頭部。
色々とややこしから、この変型した“サイコガンダムMk-Ⅶ”の頭部を今後“サイコ・コアガンダム”とでも呼ぼうかしら?
その“サイコ・コアガンダム”は、まるでオーケストラの指揮者が指揮棒を振るう様に両手を掲げたわ。
〚さぁ起きろ!ビット共!!!〛
何をするつもりなのかしら?と逡巡してい?と、沙知先輩の声と共に“サイコガンダムMk-Ⅶ”の残骸から一斉にビットが飛び出して来たの。
ビット?
“サイコガンダムMk-Ⅶ”に搭載されていたのはリフレクタービットではなかったの?
〚コイツに積んでいたのはリフレクタービットだけではないんだなぁ!コレが!!!〛
わたくしの内心の疑問に答える様に、沙知先輩がそんなご都合主義的な事を叫んだわ。
ま、まぁあれだけの巨体なのだから、リフレクタービットの他に通常のビットが搭載されていたとしてもおかしくは無いと思うけど…?
〚ふわっははははははーーー!!!第2ラウンドの幕開けだぁぁぁぁぁ!!!〛
威勢良く叫んだ沙知先輩は、一斉にビットをこちらへ向けてけしかけて来たわ。
わたくしたちはそれぞれ手にした得物を手に迎え撃つ構えを取ったわ。
大量のビットから放たれるビーム攻撃を覚悟したんだけど…。
〚えい。〛
唐突に、何気にその存在をすっかりと忘れていた夕霧さんの短い声がバトルフィールドに響いたわ。
そして戦場を引き裂くように飛んで行く桃色の閃光。
それは夕霧さんの“ガンダム”が放ったビームライフルの一撃だったわ。
唐突に放たれた桃色の閃光は、沙知先輩の“サイコ・コアガンダム”の胴体を貫いたの。
〚おろ?〛
夕霧さんの“ガンダム”が放ったビームライフルの一撃は、あっさりと沙知先輩の“サイコ・コアガンダム”を貫いて爆散させてしまったわ。
そのあまりにもあっさりとした幕切れに、沙知先輩は随分とおマヌケな声を上げて散って行ったわ。
〚ん。ビームが効くなら、ボクとボクの“ガンダム”はとても強いんだ。〛
沙知先輩の“サイコ・コアガンダム”を仕留めた夕霧さんはどこか誇らしそうにしていたわ。
今まで“Iフィールド”のせいでビームが効かなくて、夕霧さんは随分と鬱憤が溜まっていたんでしょうね。
〚えぇ〜…ここからあの頭が変型したちっちゃいヤツとバカみたいにバトって〜とかって胸熱展開じゃなかったの…?〛
〚まぁ楽が出来て良かったんじゃねぇーの?〛
〚そりゃそうだけどぉ…なんか微妙に不完全燃焼なんですけど?〛
〚知らねぇーよ、ンなこと。〛
〚ちょっと鳴神ぃ〜!男ならそこは慰めるとかしなさいよね!〛
〚だからンなこと知らねぇーっての。なんだ?不完全燃焼ならこのあと相手してやるぞ?もちろんベットの上でな。お前、見た目だけは良いからな。〛
〚は?何でベットの上…って!この変態!スケベ!エッチ!何バカなこと言ってんのよ!アンタ!〛
〚お?なんだ。元気出たじゃねぇーか。〛
〚うっさい!バカ!!!〛
あれだけわたくしたちを苦しめた沙知先輩のあっさりとした終わりに、鳴神君も藤島さんも若干戸惑っているみたい。
2人の気持ちもわからなくもないわ。
って言うか、イチャイチャするならわたくしの視界と聴覚が届かない場所でやってくれないかしら?
《BATTLE END》
鳴神君と藤島さんのイチャイチャを聞きながらげんなりしていると、コクピットにバトル終了を告げるシステムメッセージが流れて来たわ。
沙知先輩も流石にあの状況からさらに“コア・ファイター”的な脱出機構で脱出して第三ラウンド…とは行かなかったみたいね。
「いやぁ〜!お前ら!スゴイな!まさか私がヒヨッコ共に負けるとは思わなかったぞ!」
バトルを終えてガンプラバトルシミュレーターの筐体から降りると、満面の笑みを浮かべた沙知先輩に出迎えられたわ。
「よっし!決めたぞ!今年のガンプライブは5人編成部門にエントリーして私たちで有象無象を蹴散らして優勝を掻っ攫うぞ!明日から早速全員で連携の練習だ!いいな!」
沙知先輩は意気揚々と今後の方針を語っていたわ。
ガンプライブ優勝…。
そのためにわたくしはここに…蓮ノ空学院へと入学したのだも。
願ったり叶ったりだわ。
「優勝ねぇ…優勝すれば確か賞金も貰えるはずだよな?ならまぁ…適当に頑張りますかってんだ。」
中身は完全にチンピラなのに想像以上に無駄にハイスペックな鳴神君。
「めぐちゃんにかかれば優勝なんてチョチョイのチョイよん♪」
色々と問題があるかわりにガンプラ作製技術はずば抜けている藤島さん。
「ゆーしょーだー。おー。」
やっぱり色々と問題があるかわりに天才的な操縦技術を持つ夕霧さん。
「そーだぞ!優勝だ!優勝!」
小さな身体に溢れんばかりの情熱を秘めた沙知先輩。
これがわたくしの仲間…。
この4人と一緒に、わたくしは必ずガンプライブを制覇してみせるわ。
この日、わたくしには掛け替えのない仲間が出来たわ。
この色々と問題はあるけど、スペック的には最高の仲間たちとならば、わたくしの夢は必ず叶う…そう思っていたの…。
けど…
「ごめんな…梢…。私は…お前たちとはもうガンプラバトル出来ないんだ…ごめんな…本当に…ごめんな…」
沙知先輩が居なくなり…
「あのね…私…もうガンプラバトル出来ないみたい…。もう治ってるハズなのに…手がね…動かないの…」
慈が居なくなり…
「こず…お願い…ボクの“ガンダム”…返して…」
わたくしの愚かな行為のせいで、綴理が離れ…
「梢…お前は!綴理に何をしたのかわかってんのか!お前は!!!」
青空に怒られて…
わたくしは………ひとりぼっちになってしまった……。
それでも…
「クソ!バカ野郎が!見捨ててたまるかよ!沙知先輩にも頼まれたんだ!バカ野郎の面倒を頼むなってな!」
青空は…わたくしの隣に…側に居てくれた…。
そして
「はい!日野下 花帆です!よろしくお願いします!梢先輩!」
いずれ出会う桜の季節。
わたくしは出会った。
花咲く事を夢見るあの子に…。
これがわたくし、乙宗 梢の始まりの物語。
最高で最低な仲間たちとの出会いの物語。
この日からわたくしの始まりが終わり、終わりが始まり…そして再び、始まりが始まる。
夢を叶えるために。
もう一度、絆を紡いで、最高で最低な仲間たちと共に歩むために。
「今!この瞬間を大切に!Bloom the smile!Bloom the dream!」
さぁ!ガンプラバトルを始めるわよ!
おわり?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
これにて周年企画の蓮ノ空102期編は一旦おしまいとなります。
また機会があれば蓮ノ空編書いてみたいです。
次回からは本編再開となります。
長かった合宿編もいよいよ終わりが近づいて来ております。
何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。
それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。
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それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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