ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

背中に玉子位の大きさの謎のコブができた押すと痛いQooオレンジでございます。

今回は閑話「商店街の七人」の最終回となります。
量産機だらけの今回のバトルの最後に出てくる機体は…。

それでは 閑話「商店街の七人 ⑤」 始まります。

























閑話「商店街の七人 ⑤」

前回までの「商店街の七人」!!!

 

ガンプライブにしては珍しく真面目にガンプラバトル!

 

以上!

 

えっ?以上!じゃない?ちゃんと説明しろ?

 

はぁ…仕方ないなぁ。

 

えーっと、私達チーム“商店街の七人”は、ケツアゴヤクザの用意したバトルステージを攻略するために、次から次にどんどん沸いてくる雑魚い量産機を片付けながら攻略目標の要塞へと向かっていたんだ。

 

で、なんだかんだで目標の要塞が見えてきたんだけど、その要塞がねぇ…。

 

アレなのよ。

 

白くて丸くておっきなヤツ。

 

デ○スター。

 

イヤ!イヤ!イヤ!これってアカンやつだよね!

 

ハーメルンじゃ確か触れちゃダメなヤツだよね!

 

……この話が更新されてるってことは…大丈夫…だったのかな?

 

………うん。大丈夫だったみたいだね…。

 

えっ?あ!ス○ーウ○ーズってネズミの王国に買収されたけど、ハーメルンでは大丈夫なヤツなんだね!

 

なーんだ!利用規約にもちゃんと書いてるじゃん!

 

ふぅ…。いやぁー!ちょっと焦ったけど良かった!本当に良かった!

 

まさかガンプライブがエロ以外で存続の危機が来るとは夢にも思わなかったよ!

 

と、そんな感じで私達は垢BANに怯えながらも見えてきたデス○ターっぽい白くて丸くておっきな要塞に向かったんだ。

 

あと少しで要塞に取り付ける!ってトコで、その要塞からはうじゃうじゃとシャレにならない数の雑魚い量産機が出てきてヤバって!思ったんだけど、マスク・ド・スピリチュアルのドム・ハーミットの超絶バ火力が炸裂してみーんな消し飛ばしたんだよね。

 

あのサテライトリボルバーとかって言うバ火力兵器にはびっくりしたね。

 

で、要塞に取り付いたら取り付いたで今度は内部へと侵入するためのゲートが開かないと来たよ。

 

そこで活躍したのがなんと万年発情期でにこちゃんと日々エロいコトに勤しんでるあの鳴神のバカだったのよ。

 

ゲートの開閉システムにハッキングして開けちゃお♪って感じでね♪

 

だがしかーし!これがまたすぐには開かねぇーんだよ!

 

なんかゲートに何重にもかなり厳重なロックがかかってたらしくてさ。

 

鳴神のバカとハッキングに集中して動けない鳴神のバカの護衛として残ったマスク・ド・スピリチュアルを除いた私達5人は、鳴神のバカがゲートのロックを解除している間にまたまた集まって来た雑魚い量産機のお片付け♪

 

ここまでが前回までのお話かな?

 

えっ?前回の最後にケツアゴジャスレイと魔女がなんか話してた?

 

ケツアゴジャスレイはわかるけど…魔女?

 

誰それ?

 

いや、マジで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[[希!!!さっさと邪魔な雑魚量産機をアンタのバ火力でまとめて凪ぎ払っちゃって!!!]]

 

さてさて。

 

ケツアゴジャスレイとか魔女とかよくわかんないのはほっといて、前回までのお話はそんな感じで終わったんだよね。

 

それでね?鳴神のバカが珍しく真面目に頑張って、ゲートのロックを解除してからが今回のお話なんだ。

 

私達はロックが解除されてゆっくりと開いたゲートをくぐって要塞内部へと侵入しようとしていたんだけど、そこでちょっと問題が発生しちゃったの。

 

そう。雑魚い量産機よ!量産機!

 

アイツら!ゲートが開いた途端、雑魚いクセにムダに大量に集まって来やがったのよ!

 

このまま雑魚い量産機共をほっといてゲートをくぐって内部へと侵入しちゃうと、私達を追って後ろから大量の量産機が押し寄せて来て、要塞内部の狭い通路で迎撃しなきゃダメになるわ。

 

それはちょっとねー。

 

なんかめんどい。

 

だからまずはゲートの外に大量に集まって来ている雑魚い量産機共を殲滅しようってコトで、ゲートの開閉システムをハッキングして押さえてる鳴神のバカと、ハッキング中で動けない鳴神のバカの護衛として残ったマスク・ド・スピリチュアルを除いた私達5人で頑張ってみたんだけど…。

 

うん。

 

ムリ!

 

にこちゃんとマスク・ド・エリーチカが物凄い速さで駆け抜けてウィングブレードで切り裂いたり大型ランスで貫いたりして撃墜しまくってるけど、そよりも敵が集まってくるスピードの方が速いんだよ!

 

私もさっきから前衛に出てGNクローアームで片っ端から雑魚い量産機を殴って殴って殴りまくってるけど、ぜーんぜん敵の数が減んないし!

 

むしろ最初の頃より増えてるし!

 

よく考えたらさ、鳴神のバカとマスク・ド・スピリチュアルの二人って今回のメンツじゃ遠距離火力担当なんだもんね。

 

その二人が戦闘に参加してないんだからそりゃ増えるわって話だよね。

 

にこちゃんとマスク・ド・エリーチカの二人は確かに強くてガリガリ敵機を墜としまくってはいるけど、二人共基本的には近接戦闘がメインだから、一度に大量の敵機を墜とすってことはできないしね。

 

仕方ないよね。

 

そこで作戦変更ってなったワケだね。

 

さっき要塞に取り付く時みたいに、マスク・ド・スピリチュアルのドム・ハーミットの超絶バ火力“サテライトリボルバー”でみーんなまとめて消し飛ばしちゃえ!ってなったんだ。

 

[[ちょっとにこっち!今日のうちは音ノ木坂学院生徒会のステキな副会長の希さんやなくて、謎のボンテージ美少女戦士的なマスク・ド・スピリチュアルなんよ?名前で呼んだらうちの正体ヤクザ屋さんにバレるやん♪そんなんなったら拐われて剥かれてヤられてどっかのエロい金持ちに売られてまうやん♪♪♪うち♪ず~っと前から心に決めた人がおるからそれは堪忍やねん。お願いやから名前で呼ばんといて~。]]

 

[[そっちこそにこっちとか呼ばないでよね!アンタが謎のボンテージ美少女戦士的なナニかと一緒で、今日の私は謎の美少女ガンプラファイター!ガンプラ仮面1号なのよ!!!にこっちとか呼ばれちゃったらガンプラ仮面1号の正体がにっこにこにー♪でお馴染みの大銀河宇宙No.1超絶美少女スクールファイターの矢澤 にこちゃんだってバレるでしょ!!!って!そうじゃなくて!ゲートを閉める前に雑魚に大量に入り込まれたら面倒なのよ!ふざけてないでスピリチュアルでもなんでもいいから早くサテライトリボルバーぶっぱなしなさい!!!]]

 

[[なんでもはよくないんやないかな?まぁえぇやん…それじゃ…希パワーをぶっしゅ♪といっぱつ♪派手にちゅ~にゅ~しとこか?]]

 

イヤ、なんか結構余裕だね。この二人。

 

しかも二人とも結局自分で自分の名前言ってるよね?

 

それじゃ意味ないんじゃないの?

 

ってかさ、マスク・ド・スピリチュアル…希さん?って、音ノ木坂学院の副会長なの?

 

いいのかなぁ…?生徒会の副会長が目のやり場に困るムチムチボイン♪なボンテージなんか着てヤクザ相手にガンプラバトルとかしてて…。

 

まぁこっちとしてはうちの音ノ木坂商店街とは縁もゆかりもないのに、わざわざ助太刀に来てくれて助かってるからあんまりごちゃごちゃ言いたくはないんだけどさ…。

 

[[ハーミットユニット起動!そんでもってバレル展開!高圧縮エネルギーカートリッジ!ロード!!!]]

 

とかなんとか雑魚い量産機を殴り潰しながら私がひっそりと内心で突っ込みを入れているうちに、マスク・ド・スピリチュアルはゲートの開閉端末のトコでハッキング中の鳴神のバカから少し離れて、背中のヤドカリからシャキーン!って長い砲身を展開させていたわ。

 

そして長い砲身の基部に取り付けてある回転式弾倉をガチャリと回して、例の心形流の奥義の1つ“高圧縮エネルギーカートリッジ”を1発装填させて、機体からドン引きするような濃厚な高エネルギー反応を発し始めていたの。

 

このバカデカいエネルギー反応怖いわー。めっちゃ怖いわー。

 

いつ暴発してもおかしくないレベルのエネルギー反応だからめっちゃ怖いわー。

 

現にこの子の…ガンダムアインヘリヤルのセンサーはさっきから警告アラーム鳴らして危ないよーって知らせてくれてるもん。

 

ぶっちゃけアレだけ機体から余剰エネルギーを放出してバチバチとスパークしまくってるトコにはあんまり近づきたくないんだけど、サテライトリボルバーの射線上から早く後退しなきゃ私まであのドン引きバ火力に巻き込まれて消し飛ばされちゃうからね…。

 

まぁさっきも大丈夫だったから、今回も大丈夫…だよね?

 

[[絢音!幹也!マスク・ド・スピリチュアルがサテライトリボルバーを使うわ!二人ともその位置じゃ巻き込まれるわよ!早くソラの所まで下がりなさい!!]]

 

[[おう!了解だ!金髪の姐さん!!!]]

 

[[こちら幹也!了解しました!絢音ちゃんと一緒に後退します!!!]]

 

[[えぇ!急いでね!にこ!ミサ!聞こえてるわね!私達も下がるわよ!]]

 

[[わかってるわ!!!]]

 

さて。すっかり指揮官っぽく振る舞ってくれてるマスク・ド・エリーチカの号令でみんなおとなしく後退を始めてるし、私もグダグダ言ってないでサクッと下がりますか。

 

巻き込まれるのはごめんだからね。

 

「おっけー!了解だよ!」

 

私達はマスク・ド・エリーチカの指示に従ってそれぞれの機体を操り、鳴神のバカが押されてるゲートを目指して後退を始めたわ。

 

<<友軍機、サテライトリボルバーの有効射程より離脱を確認しました。>>

 

[[希さん!射線が開いた!!!ヤっちまぇ!!!!!]]

 

私達が次々と群がってくる雑魚い量産機を振り切ってゲート付近まで下がると、それを確認した鳴神のバカがマスク・ド・スピリチュアルはヤっちまぇ!って合図を出して…。

 

[[うっしっし~♪りょ~かいやん!ファイナルセーフティ解除!それじゃ張り切って…ぶっしゅと1発!サテライトリボルバー!!!ふぁいあ~!!!]]

 

気の抜けるような“ふぁいあ~”の声と共に何度見ても自分の目を疑いたくなるようなアホみたいに高出力のごんぶとビームがバレルの先端から解き放たれて行ったわ。

 

メインモニターを埋め尽くす真っ白いビームの光の濁流は、こちらへと押し寄せて来ていた無数の量産機を次々と飲み込んみながらやがて少しずつ収束して行ったわ。

 

光の濁流が収まると、そこにはアレだけ大量に群がって来ていた量産機は影も形も無くなっていたの。

 

うん。

 

ぜーんぶあのごんぶとビームで残骸すら残さず蒸発しちゃったんだね。

 

[[キレイさっぱり♪やね♪鳴神君♪もうゲート閉めてえぇーよぉ♪]]

 

[[おうよ!了解だ!ゲートを閉じるぞ!全機ゲートからこっち側に居ろよ!ボケて挟まれたりすんなよ!]]

 

雑魚い量産機がぜーんぶ消し飛んだことを確認すると、鳴神のバカはコンソールを操作してゲートを閉じ始めたわ。

 

ってかさ。ボケて閉じるゲートに挟まれたりって誰もそんな身体張ったボケしないわよ。

 

これでも一応は商店街の命運がかかったバトルなんだからさ。

 

[[ボケてゲートに挟まれたりしないわよ!このバカ!まったく…それにしても…相変わらず希のソレってえげつない威力してるわね…。]]

 

案の定にこちゃんがくだらないことを言った鳴神のバカにバカ!って言ってるわ。

 

そんなにこちゃんは視線を閉じかけてるゲートの外へと向けると、半目でえげつない威力よねって呟いていたよ。

 

うん。私もにこちゃんの感想に全面的に同感かな?

 

ちょっとこれは非常識すぎるよね。

 

しかもあの威力のドン引きビームを1回だけじゃなくて、高圧縮エネルギーカートリッジの弾数分はぶっぱなせるんだよ。

 

バ火力にも程があるよ。

 

攻略方法がないわけじゃないけど、私はあんまりマスク・ド・スピリチュアルとは敵対したくないなぁ…。

 

[[そうね。アレをまともに喰らったら防御力には自信のある私のヴァルキュリアでもあっさりと消し飛んじゃうわ。でもにこ?貴女の禍(まがつ)が完成したなら防げるんじゃない?]]

 

[[ア、アレを防ぐってどんな重装甲なんですか?!]]

 

[[うーん?まぁ確かに私の“禍にこ”なら1発くらいならなんとかなるかもね。装甲自体はそこまで厚くはないけど、例の装備があるから…。]]

 

[[おい!なんでもいいから早く先に進もうぜ!]]

 

[[っと、それもそうね。話はこのバトルが終わってからよ!ソラ!まだ要塞のシステムに繋がってるんでしょ?ちょっと要塞内部の詳細データを引き出してちょうだい!]]

 

[[大丈夫、もうヤってるよ。ちょっと待ってろ…………っし、見つけた。コイツだな…データを引き出して…っと…アイリ、各機にこのデータを転送してくれ。]]

 

<<了解です。友軍機へのデータ転送を開始します。皆様は最寄りのサブモニターをご覧下さい。>>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、そんなこんなで鳴神のバカから送られてきた要塞内部の詳細データをサブモニターで確認してみたんだ。

 

そうしたらどうやらこのデ○スターっぽい要塞のメイン動力炉を破壊するためには、いくつかの手順を踏まないとダメみたいなんだよね。

 

まずは中枢制御室でメイン動力炉へのゲートを開かなきゃダメみたい。

 

他のゲートは手近にあるコンソールから開閉できるっぽいけど、メイン動力炉のゲートだけは要塞の管制システムから独立していて、中枢制御室からじゃなきゃ開閉ができないんだって。

 

この中枢制御室はここからそんなに遠くない場所にあるみたいだね。

 

そしてもうひとつ。

 

メイン動力炉を保護しているエネルギーシールドを解除するために、サブ動力炉を破壊しなきゃいけないらしいの。

 

このサブ動力炉自体の破壊はそんなに難しくはないんだけど、なんか要塞の結構奥の方に位置してるんだよね。

 

[[中枢制御室の占拠とサブ動力炉の破壊、か…。]]

 

[[時間がねぇーんだ!鳴神のアニキ!姐さん達!早く行こうぜ!]]

 

鳴神のバカがさてどうするかって感じでぼそりと呟くと、それに絢音が反応して早く行こうぜ!って急かし始めたのよ。

 

うーん?確かに時間は残り少ないけど、このまま全員で隊列を組んで一緒に行くのはちょっとないわね。

 

[[絢音、ちょっと待ちなさい。このまま全員で中枢制御室とサブ動力炉を回ってからメイン動力炉の破壊に向かっては時間が無くなるわ。]]

 

[[んじゃどーすんだよ!金髪の姐さん!時間切れになんかなったらうちの商店街が!]]

 

[[ちょっ!落ち着いて!絢音ちゃん!]]

 

[[うるせぇ!!!落ち着いてなんかいられるかよ!!!]]

 

ん?絢音のヤツ…なんか焦ってる?

 

いや、雑魚い量産機が多すぎてかなり時間をつかっちゃったから、確かに残り時間は当初の予定よりはないけど、まだ焦るような場面じゃないよね?

 

あっ…もしかして…絢音のヤツ…。

 

[[いいから落ち着きなさい!大丈夫!間に合うから!絶対に!ヤクザなんかに音ノ木坂商店街を潰させたりしないわ!!!]]

 

[[矢澤の姐さん…けどよぉ…。もしも…もしも時間切れなんかになっちまったら…アタシのせいで商店街のみんなが…。]]

 

やっぱりそうだ。

 

絢音のヤツ。バトルの残り時間が少なくなってきてようやく自分が原因で商店街がヤバいことになってるって自覚したんだ。

 

はぁ…このアホ娘は…。

 

自覚すんの遅すぎるよ。

 

絢音らしいっちゃ絢音らしいんだけどね。

 

きっと今は心の中で色々と葛藤してるんだろうな。

 

これで少しは考えて行動することを覚えてくれればおねーさんとしては嬉しいんだけど…ま、ムリだろうね。

 

絢音だし。

 

突撃任侠娘だし。

 

でもまぁ…そこが可愛かったりするんだけどね。

 

こんなこと本人には絶対に言わないけどね。

 

[[ふふふ♪にこっちの言う通り大丈夫だよ?チームを3つに分けてそれぞれ攻略すればえぇだけやからね♪]]

 

[[チームを…分ける?]]

 

[[おうよ。これだけ戦力が揃ってんだ。チーム分けて一気にヤっちまえばいいんだよ。]]

 

「だね。それじゃチーム編成はどうしよっか?」

 

[[そうね…チーム編成は…。]]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[[オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オルゥラァァァァァァァァァァ!!!!!!退け!退け!退け!退け!退けぇぇぇぇぇ!!!!!!]]

 

「このアホ娘!素組なんかで前に出過ぎだよ!幹也!絢音の首根っこ引っ付かんでちょっと下げなさい!!!」

 

[[あ。無理です。]]

 

「諦めんのはやっ?!ってか!それならしっかりあの突撃任侠アホ娘のサポートしなさい!!!ロボ太!メイン動力炉までの距離は!」

 

<姉上殿からいただいたデータでは間もなくだ!!!次の角を左に曲がればすぐにメイン動力炉へのゲートが見えてくる筈だぞ!>

 

「おっけー!絢音!幹也!聴こえてたわね!あと少し!気合い入れて行くわよ!!!!!」

 

[[おう!!!]]

 

[[はい!!!]]

 

はーい。

 

そんなわけでこちらはメイン動力炉をぶち壊しに向かってるミサちゃんチームでーす!

 

って、これじゃなんの説明になってないわね。

 

えーっと、まぁ見ての通りメイン動力炉をぶち壊しに向かってるのは私と絢音と幹也の3人だね。

 

ぶっちゃけ消去法でこの編成になったんだけどね。

 

チーム分けのときにまず一番始めに決まったのは中枢制御室へ向かった鳴神のバカとにこちゃんだったんだ。

 

これは中枢制御室ではコンソールを弄んなきゃダメっぽいからだね。

 

そっち系は鳴神のバカが一番うまくできるから、鳴神のバカの中枢制御室行きはあっさり決まったわ。

 

にこちゃんはこの中では鳴神のバカと一番うまく連携できるからってことで一緒に行くことになったんだけど…この時にちょーっと揉めたんだけどね。

 

なんかボンテージコンビが鳴神のバカと一緒に行くのは私よ!orうちや!って騒いだんだよ。

 

まぁ私的には誰でもいいんだけどね。

 

で、なんか3人でお互いを罵り合いながらケンカを始めたにこちゃんとボンテージコンビ。

 

最終的には鳴神のバカに選ばせよう!ってことに落ち着いて、選ばれたのがにこちゃんだったんだ。

 

適当に選んだっぽいんだけど、どうやらちゃんと理由もあったらしいよ。

 

まずマスク・ド・スピリチュアルを選ばなかったのは、にこちゃんとマスク・ド・エリーチカが脳筋すぎてまともにコンソール操作ができないから。なんだって。

 

あー…なんとなくわかるわ。

 

にこちゃんってアホだもんね。

 

マスク・ド・エリーチカも使ってる機体を見れば脳筋ってわかるし。

 

だってガチムチに固めた装甲の機体で大型シールドを構えて大型ランスでただひたすらに突撃を繰り返すんだよ?

 

色んな要素がうまく噛み合って強いちゃ強いんだけど、戦闘方法が弾をばらまくだけの突撃任侠アホ娘な絢音以上に脳筋なんだよね。

 

確かに小難しい要塞のコンソール操作とか無理だわ。

 

で、マスク・ド・エリーチカが選ばれなかった理由は単純ににこちゃんとの方が組み慣れてるからなんだって。

 

鳴神のバカとにこちゃんっていつもふたりで組んでバトルロイヤルに出てるからね。

 

[[見えた!あのバカデカい扉がメイン動力炉のゲートってヤツだな!]]

 

[[うん!でもまだ開いてないっぽいね…鳴神さんと矢澤さん…何かあったのかな?]]

 

「心配しなくても大丈夫だよ。あの二人が組んでるときにどーこーできるヤツなんてほとんどいないし。どーせ二人きりになったからいちゃらぶしてんでしょ。」

 

[[この状況でいちゃらぶって…。]]

 

[[いちゃらぶ………(いいなぁ)………な、なぁ幹也…あの…その…あ、あたし達も、さ…。]]

 

[[絢音ちゃん?]]

 

[[こちらガンプラ仮面2号!ミサ!絢音!幹也!聞こえるか!おーい!]]

 

[[あっ!鳴神さんから通信だ!絢音ちゃんちょっと待っててね!鳴神さん!幹也です!聞こえてますよ!]]

 

[[……………(あ、あと少しで幹也にあたし達もいちゃらぶしよーぜ!って言えたのに!) ]]

 

あーあ。なんかコイツら甘酸っぱいことしてんなー。

 

青春だねー。

 

ヤるなやちゃんとゴム使っとけよ。

 

中坊で妊娠なんてシャレにならないからねー。

 

さて、バカなこと言ってないで話を先に進めますかね。

 

ベ、別にいちゃらぶとか甘酸っぱい青春とか羨ましから無理矢理に話を先に進めようとか考えてないんだからね!

 

私にだってちゃんと彼氏いるし!

 

……修行の旅に出たっきり帰ってこないけど…。

 

半年以上連絡すらないけど…。

 

ちゃんと彼氏いるんだもん!!!

 

ボッチじゃないもん!!!

 

だから悔しくなんかないぞぉぉぉぉぉぉ!!!

 

「おい!鳴神のバカ!さっさとゲート開けろよな!こっちはもういつでも突入できる距離まで来てんだよ!」

 

修行の旅に出たっきり帰ってこないアイツを思い出したら、なんか急に心が荒んじゃって鳴神のバカに思わずちょっとキツく返事しちゃったけど、そんな私って悪くないよね?

 

リア充のバカが悪いんだよね?

 

[[なんだよ?随分と喧嘩腰だな?まぁいいさ。そっちはもう突入できるみてぇーだから、メイン動力炉へのゲートを開けるそ!]]

 

[[はい!お願いします!鳴神さん!]]

 

[[ガンプラ仮面2号だっての!ったく…。あぁそうだ。]]

 

「ナニ?まだなんかあるの?」

 

[[ん、あのな?ここまで出てくる敵機って量産機だけだったよな?それがよぉ、こっちになんかマスターガンダムっぽいジムとガンダムヘブンスソードっぽいジムが出たんだよ。サブ動力炉の破壊に向かった絵里さんと希さん…マスク・ド・エリーチカとマスク・ド・スピリチュアルの方にもウォルターガンダムっぽいジムとグランドガンダムっぽいジムが出たらしいし。俺やにこちゃんにははっきり言ってそこら辺の雑魚量産機と変わんねぇ相手だったけど、そっちのメンツであのレベルのヤツと戦うにはちょいと戦力的に厳しいかもかって思ってさ。まぁただそれだけだ。そのゲートの向こう側にナニが居るかは知らねぇーが、一応は気を付けて行けよ。]]

 

マスターガンダムっぽいジムにガンダムヘブンスソードっぽいジムにウォルターガンダムっぽいジムにグランドガンダムっぽいジム?

 

ずっと雑魚い量産機だけしか出てこなかったのに、ここに来ていきなりデビルガンダム四天王(っぽいジム)?

 

鳴神のバカやにこちゃん、ボンテージコンビの方にデビルガンダム四天王(っぽいジム)が出てきたんなら、今から開くこのメイン動力炉へのゲートの先にはきっと…。

 

<ミサ!何を呆けている!メイン動力炉へのゲートが開くぞ!>

 

「っと。そうだった!この先にナニが居てもヤることは変わんないよね!絢音!幹也!サクッと終わらせるよ!!!」

 

[[へっ!当たり前だぜ!ミサねぇ!どんなヤツが出てこようがアタシがぶち抜いてヤる!!!]]

 

[[うん!最後くらいは助っ人さん達の力を借りないで、僕たち商店街メンバーの手でこのバトルを終わらせよう!]]

 

絢音も幹也も気合い十分だね。

 

もちろん私も気合い入りまくりだよ!

 

早くこのケツアゴヤクザが用意したくだらないステージをクリアして、うちに帰って初売り用のガンプラ福袋を作んなきゃ!

 

全部の福袋に売れ残りのハイ・モックを3個くらいずつ入れてやるわよ!!!!!

 

「んじゃ…いっちょヤってやりますか!!!」

 

さぁーて。

 

長かった今回の閑話もようやくラストバトルだよ!

 

鳴神のバカ&にこちゃんとボンテージコンビのトコにデビルガンダム四天王(っぽいジム)が出てきたんなら、どーせこのゲートの先に待ち受けてるラストバトルの相手ってのはデビルガンダム(っぽいジム)なんでしょ。

 

デビルガンダム(っぽいジム)だろうがなんだろうが!本気を出した私とアインヘリヤルの敵じゃ無いってのよ!!!!!

 

[[あっ!絢音ちゃん!ミサねぇ!ゲートが!]]

 

[[開きやがったぜ!!!!!]]

 

「来やがれ!デビルガンダム(っぽいジム)!ってかもうそれってデビルジムでいいじゃん!!!」

 

デビルガンダム(っぽいジム)って言い続けるのも面倒だしね。

 

“以降”はデビルジムで“行こう”!なーんて♪

 

えっ?つまんねぇ?

 

この最終局面で下手なオヤジギャグを挟むな?

 

わ、悪かったわね!!!

 

真面目にバトルだけしてると間が持たないのよ!!!

 

間が!!!!!

 

わかりました!真面目にバトルしーまーすー!!!!!

 

とかなんとか言ってるうちにメイン動力炉へのゲートは完全に開かれて、その中で私達を待ち受けていたのは……

 

「デビルジムじゃねぇーし!!!!!」

 

グランドマスターガンダム(っぽいジム)でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~またまたその頃のケツアゴさん~

 

「ガンプラマフィア…ふざけた名前の連中だがガンプラバトルに関してだけは裏社会で奴等が一番だからな。クックックッ…さぁ!小娘に小僧共!奴等が用意した最強最悪のグランドマスタージムをヤれるってんならヤってみやがれ!!!」

 

『あらあら?自信満々ですわねぇ♪うふふふふふふふ♪(バカじゃないの?このケツアゴ?あの程度の機体で彼や彼の近しいモノ達を何とか出来ると思うの?それ以前にあの程度の機体なら中級のガンプラファイターでも簡単に墜とせるわよ。)』

 

「ハーッハッハッハッハッ!!!!!」

 

『(ま、私には関係ないわ。)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

てっきりデビルジムが居るとばかり思っていたメイン動力炉へのゲートが開いたその先には、デビルジムじゃなくてグランドマスターガンダム(っぽいジム)が待ち受けていたんだよね。

 

[[ミサねぇ!なんかジムっぽいデスアーミーもいっぱい居るよ!]]

 

そんでもってグランドマスターガンダム(っぽいジム)の周りには、幹也の言うようにジムっぽいデスアーミー?デスアーミーっぽいジム?が部屋を埋め尽くす勢いでみっしりと沸いていたんだよ。

 

そんなジムっぽいデスアーミー?は、開かれたゲートの向こう側に私達の機影を確認するや否や、手にした金棒型のビームライフルを構えて攻撃して来やがったんだよね。

 

[[フン!コイツにビームなんか効くかってんだ!!!それになぁ!!!金棒なんか振り回しやがっても所詮は雑魚!!!今まで出てきた連中と一緒で!!!土手っ腹に鉛弾ぶち込んでやりゃあ1発でくたばんだろーがよぉ!!!行くぞ!幹也!!!]]

 

[[と言うわけ何でミサねぇ!グランドマスタージムはお任せするね!絢音ちゃん!残弾とか気にしないでどんどん撃っちゃって!!!ライフルとガトリングとバズーカとマシンガンはまだまだたくさんあるから!!!]]

 

[[おう!!!!!ジャンジャンバリバリぶっぱなすぜぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!]]

 

絢音のバカはグシオンリベイク・フルシティに施されたナノラミネートアーマーの防御アビリティで飛んでくる黄色いビームを弾きながら、攻撃を開始した部屋いっぱいのジムっぽいデスアーミーへと両手に持ったライフルをぶっぱなして突撃を始めやがったよ!

 

幹也もそんな絢音をサポートするために、乗機のジェガン・アーモリーの背中に背負った大型武装コンテナから、サブアームを使って次々と色んな銃器を取り出してはどんどん絢音のグシオンリベイク・フルシティに渡して行ってるし!

 

ってかさ!お前ら!!!

 

「あのデカいのは私に丸投げかよ!」

 

グランドマスターガンダムっぽいジム…めんどいからもうグランドマスタージムでいいか…は私が相手しなきゃダメなの?!

 

ぬわぁー!あんなデカいヤツの相手なんてめんどくさ!!!

 

でも目標のメイン動力炉はあのデカいヤツの後ろだし…。

 

めんどくさいけど…どうやらあのデカいのをなんとかしないとダメみたいだね!

 

「あー!もう!わかったよ!ヤればいいんだろ!ヤれば!!!ってかこうなりゃ自棄だ!!!ロボ太!!!GNスラスターキャノンの最大火力で一気に仕留めるわよ!!!」

 

<心得た!!!GNスラスターキャノン!バスターフォーム!!!>

 

グランドマスタージムを倒すためにGNスラスターキャノンを大出力モードのバスターフォームへと移行させながら、私の頭の中にはちょーっといい考えが思い浮かんじゃったんだよね。

 

あのさ?あのグランドマスタージムごと後ろのメイン動力炉をぶっ壊せばいいんじゃね?ってさ。

 

ね?イケそうでしょ?って!イケるっしょ!!!

 

そうだよ!コイツの…ガンダムアインヘリヤルの奥の手を使えば!!!

 

グランドマスタージムとメイン動力炉を一気に一石二鳥でヤっちゃえるよ!!!

 

さっすがミサちゃん!あったまいい!!!

 

そんなワケで……今こそ魅せてあげるわ!!!

 

ガンダムアインヘリヤルに秘められた切り札ってヤツをね!!!!!

 

「紅蓮に染まれ!!!アインヘリヤル!!!!!」

 

そう!!!太陽炉…GNドライヴを積んだ機体だけが使える切り札!!!

 

その名は!!!

 

「トランザム!!!!!」

 

<TRANS-AM SYSTEM 起動!!!稼働限界までのカウントを開始する!!!>

 

「うっしゃぁぁぁぁ!!!!!全力の全開で!!!!!宇宙の果てまでぇぇぇぇ!!!!」

 

<GNスラスターキャノン!バスターフォーム!!!フルチャージ!!!!!>

 

「ぶちかませぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 

ガンダムアインヘリヤルの切り札…強化アビリティ“TRANS-AM SYSTEM”。

 

ガンダムが好きなみんななら、トランザムはもちろん知ってるよね?

 

ラブライバーの人達は…うん。とりあえずはググって。

 

そんなググってね♪なTRANS-AM SYSTEMを発動させたガンダムアインヘリヤルは機体全体を赤く染めると、両肩のGNスラスターキャノンから大出力ビームをグランドマスタージムへ向けてぶっぱなしたわ。

 

そして……

 

「って!これを防ぐのかよ!!!ジムっぽいクセに!!!!!」

 

グランドマスタージムはトランザムを発動させて威力マシマシのGNスラスターキャノンのごんぶとビームの一撃を、ダークネスフィンガーで受け止めやがったんだよね。

 

[[あのデカブツ!!!ミサねぇのごんぶとビームを受け止めやがった!!!]]

 

[[モビルファイター系は非常識の塊だからね。とか冷静に言ってる場合じゃないし!!!ミサねぇ!!!]]

 

そんなあり得ないような光景を見た絢音と幹也の二人は流石に焦ってるみたいだね。

 

でもね?

 

ふっふっふっ!

 

この子の…ガンダムアインヘリヤルの切り札はまだまだここからが本番なんだよ!!!

 

「もーまんたい!!!ミサちゃんに任せとけって!!!ロボ太!!!次イクよ!!!」

 

<うむ!!!いつでもいいぞ!!!>

 

「トランザム!!!セカンドシフト!!!!!」

 

そう…“2回目”のトランザムだよ!

 

さらに!

 

「もういっちょ!!!トランザム!!!」

 

<サードシフト!!!>

 

出し惜しみ無しの“3回目”のトランザム!!!

 

そう!ガンダムアインヘリヤルの切り札!!!

 

それは合計3回のトランザムなんだ♪

 

「これが私の!ガンダムアインヘリヤルの!!!正真正銘のぉぉぉ!!!!全開だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

ガンダムアインヘリヤルに搭載された3つのGNドライヴ。

 

同調させてトリプルドライヴとして使えばエネルギーの過剰供給で機体が耐えきれなくて爆発しちゃうけど、同調させないで個別に使えばなーんの問題もないんだよね。

 

それはTRANS-AM SYSTEMもおんなじだったんだ。

 

いやぁー。これに気づいたときはテンション上がったね!

 

だってトランザムが3回も使えるんだよ?!

 

スゴくない?!

 

スゴいよね!

 

スゴいんだけど…やっぱりと言うか当然と言うか、代償も大きいんだよね。

 

3回目のTRANS-AM SYSTEMを使っちゃうと機体が色々と持たないんだよね。

 

しかも一気にエネルギー(GN粒子)を消費しちゃって、サードシフト…3回目のTRANS-AM SYSTEMを使ったあとは機体が動かなくなっちゃうんだ。

 

だから私がバトルでこのトランザム・サードシフトを使うときは本気で勝負を決めるときだけ。

 

勝っても負けても勝負が終わるときだけなんだ。

 

そう…今のように、ね♪

 

「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

3回目のTRANS-AM SYSTEMで限界まで増幅されたGNスラスターキャノンの一撃は、グランドマスタージムのダークネスフィンガーを一気に貫いて…。

 

[[うへぇ…なんつー威力だよ…。あのデカブツごと動力炉をぶち抜きやがったぜ…。]]

 

[[す、すごい……これがミサねぇの…ガンダムアインヘリヤルの本気の一撃…。]]

 

グランドマスタージムもろとも目標のメイン動力炉ぶち抜いてヤったわ。

 

<<BATTLE END>>

 

うん!

 

今日もミサちゃんのだいしょーり♪

 

ぶい!ってね♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ってコトがあったんだよね。去年の年末頃にさ。」

 

あの日のケツアゴヤクザとの商店街を賭けたガンプラバトルの顛末を話終えると、A-RISEの1年坊主3人衆(1人は女の子だけど)は揃ってポカーンとしていたわ。

 

うん。

 

まぁ羽生(はねい)達の気持ちも分かんないでもないわね。

 

私だって今でもたまに意味わかんないもん。

 

「えーっと、とりあえずその時の覆面ファイターの1人がこの強いザクのファイターの鳴神って人なんですよね?それでその鳴神って人はミサちゃん先輩のお知り合い?なんですね?」

 

一番早くポカーンから復活したのは、仁村(にむら)姉弟の幼馴染みの倉田 大地(くらた だいち)だったわ。

 

とりあえずは鳴神=ガンプラ仮面2号ってコトは理解できたみたいだね。

 

それだけでもわかればまぁいいよ。

 

「でも鳴神かぁ…あのバカ…ついに公式戦に復帰するんだ……って!公式戦ってコトはガンプライブに出てくるってコトじゃん!」

 

今更ながらだけどどうすんのさ!

 

あのバカは腐ってもチャンピオンだよ!

 

いくらツバサ先輩が強くても流石にあのバカには届かないっての!

 

ん?でもガンプライブって団体戦…ってかチーム戦だよね?

 

鳴神のバカだけが戦うワケじゃないよね?

 

あー。

 

それなら何とか……なるかってんだよ!!!

 

鳴神のバカがガンプライブに出るなら絶対ににこちゃんも一緒に出てくるハズだよ!!!

 

あの二人って夫婦みたいなもんだもん!

 

ヤバいって!

 

にこちゃんだけでもツバサ先輩級にヤバいのに!

 

ん?あれ?なんかさっきもおんなじコト言ったけど、にこちゃんが強くても鳴神のバカとおんなじでずっとバトルに出ずっぱりってワケじゃないんだよね?

 

連続で出てきたとしても連戦ペナルティでハンデマシマシだもんね。

 

それに鳴神のバカとにこちゃんが出てくるバトルで負けても、それ以外のバトルで勝てばいいんだよ!

 

なーんだ。

 

ヤヴェぜ!って思ったけど案外イケそう…………マスク・ド・エリーチカとマスク・ド・スピリチュアルって確か音ノ木坂学院の生徒会とか言ってたわね……それって鳴神のバカとにこちゃんとおんなじ学校なんだよね…。

 

…………うん。

 

やっぱりヤバいかも。

 

でもまぁ…。

 

「ヤってやりますか。ってね。」

 

何処のどいつが相手でも、簡単に負けてやるもんですか!

 

いつかアイツが帰ってきたときに、胸を張って私は強くなったよ!って言ってやるためにも!

 

負けてたまるもんですか!!!

 

「さぁーて♪そんじゃ今日も張り切って!」

 

楽しい楽しいガンプラバトルを始めよっか♪♪♪♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

これにて閑話「商店街の七人」は終了となります。
次回からは本編第7話の開始となります。
にこちゃんによる現状でのμ'sメンバーの考察と3年生トリオの日常回となります。

次回更新はいつも通り月曜日のお昼頃を予定しております。
お時間よろしければご覧下さいませ。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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