ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
実家の自室を片付けていたら首の無い暗黒大将軍(闇将軍?)が発掘されたQooオレンジでございます。
それにしてもまた首なし…。
今回は第7話のことりさんsideの3回目となります。
そんな今回はなんとあのことりさんが真面目にバトルを…。
それでは 第7話B「トベナイコトリ」そのさん 始まります。
出撃準備を終えたソラ君を除いたことりたちチーム“μ's”は、さっそくそれぞれの機体を駆ってバトルロイヤルへと出撃しました♪
穂乃果ちゃんはガンダム特有の額のVアンテナの折れてる残念素組なエールストライクガンダムで。
海未ちゃんはソラ君に初出撃のお祝いにってプレゼントしてもらったモノを組み立てた、いつもの素組のジム・スナイパーⅡで。
真姫ちゃんは初めてのガンプラバトルの時に、真姫ちゃんのおと~さんとおか~さんに渡されたって言っていた素組の百式で。
凛ちゃんは花陽ちゃんがベアッガイⅡを魔改造して作った黄色いねこさんなガチムチ防御特化自爆にゃんにゃんのベニャッガイで。
花陽ちゃんはジム改に増加装甲とサブアームを取り付けた高性能機なジム・カーバンクルで。
そしてことりはウイングガンダムをちょっとだけ改造して塗装もしたウイングガンダム・リトルバードで。
みんなそれぞれそんな特徴的な自分の愛機を駆って、今日のバトルロイヤルのバトルフィールドに選ばれた障害物の多い宇宙空間を突き進んでいました♪
今日のバトルロイヤルのバトルフィールド…コロニーの残骸とか暗礁宙域とかがあちこちにあって、機動性に多くのステータスを割り振ってることりのウイングガンダム・リトルバードはしょ~じき言ってちょ~っと動きづらいですぅ。
スピードを出した状態で操縦ミスしてうっかりデブリなんかに激突しちゃったら、装甲の薄いウイングガンダム・リトルバードは痛いじゃすみません。
撃墜判定になっちゃうかもですぅ。
それにこれだけコロニーの残骸があると、ことりのウイングガンダム・リトルバードご自慢のごんぶとビーム♪な大型バスターライフルも使いにくいですぅ…。
大型バスターライフルのごんぶとビームで敵機と一緒にまとめてコロニーの残骸を消し飛ばしちゃうのは簡単だけど、それだといつもよりも多くのエネルギーを消費しちゃいますぅ。
だからいつもみたいに何にも考えないで大型バスターライフルをぶっぱ~♪ぶっぱ~♪しまくっちゃうと、この前の公式戦でエネルギー消費の激しいランチャーストライクガンダムのアグニをぶっぱ~♪ぶっぱ~♪しまくっていた穂乃果ちゃんみたいに、すぐにエネルギー切れになっちゃって動けなくなっちゃいますぅ。
流石にエネルギー切れで動けなくなっちゃうのは勘弁してほしいです。
そんなことを考えながらバードモードに変形させたリトルバードの背中に移動速度の遅い凛ちゃんのベニャッガイを乗せて宇宙空間を進んでいると、今日の出撃メンバーの中で一番レーダー範囲の広い機体に乗ってる花陽ちゃんが、前方にたくさんの敵機が展開しているのを見つけてくれました。
その数は30機。
これだけの数がぼけーっと動かないで展開しているのは、間違いなく毎度お馴染みのザコ無人機なハイ・モックさんですぅ。
30機って数はちょ~っと多いかな?って思っちゃって、みんなで迂回して行こっか?って相談もしたんだけど、ぶっちゃけハイ・モックさんなら30機いてもよゆ~です♪
うまくことりのウイングガンダム・リトルバードの大型バスターライフルの射線上に誘導しちゃえば、コロニーの残骸がちょ~っとお邪魔かな?って思っちゃうけどみんなまとめていちも~だじんにサクッと消し飛ばしちゃえます♪
でもここでことりが一撃で終わらせちゃったらダメだよね?
だって穂乃果ちゃんと海未ちゃんと真姫ちゃんのガンプラバトル初心者トリオの3人には、ザコ無人機なハイ・モックさんが相手でも今はとにかくどんどん戦ってバトルの経験を積んでもらわなきゃです。
と、言うことで、迂回案は却下して、満場一致でことりたちは30機のハイ・モックさんたちを襲撃することにしました♪
バードモードのウイングガンダム・リトルバードの背中から降りた凛ちゃんのベニャッガイを先頭に、前衛には穂乃果ちゃんのストライクガンダムと真姫ちゃんの百式。
中衛には今のことりたちの中で総合性能が一番高い花陽ちゃんのジム・カーバンクル。
後衛には今回のバトルロイヤルでは指揮官的な役割をしている海未ちゃんのジム・スナイパーⅡ。
そして遊撃として高火力・高機動なことりのウイングガンダム・リトルバードが。
それぞれ一番得意としている、もしくは一番適切だと判断したポジションについて、ことりたちはいきよ~よ~とザコ無人機なハイ・モックさんたちの集団を襲撃したんだけど…。
[[待ちなさい穂乃果!一人で前に出過ぎです!もう少し真姫と凛の二人と足並みを揃えて下さい!!!ってかそっちじゃありません!穂乃果の担当は12時方向です!前です!前!9時方向のハイ・モックは私と花陽の受け持ちです!!!聞いてるのですか!穂乃果!!!]]
[[だいじょーぶ!だいじょーぶ!ハイ・モックくらいなら穂乃果1人でもらくしょーだよ!ポチ!いっくよー!]]
<<はーい。いっくよー。>>
やっぱり穂乃果ちゃんは穂乃果ちゃん(アホ)でした♪
[[だから待てぇぇぇぇぇぇ!!!1人で行くなって言ってるんです!このアホ乃果ぁぁぁぁぁ!!!]]
[[あぁぁぁぁぁ!!!海未ちゃんが穂乃果のことそら君みたいにアホ乃果って言った!ひっどーい!穂乃果はアホ乃果じゃないもん!穂乃果だもん!アホじゃないもん!]]
[[アホではないと証明したいのならばちゃんと作戦を守りなさい!!!]]
[[へ?作戦ってなーに?]]
[[んな?!あー!もう!あれだけ懇切丁寧に噛み砕いてわかりやすく説明したと言うのにこれですか!やっぱり貴女はアホ乃果です!アホ乃果以外の何者でもありません!!!]]
海未ちゃん…穂乃果ちゃんがわかりやすいよ~にって、ハイ・モックさんたちを襲撃する前に残念な脳みその子にもわかるよ~にスッゴく丁寧に説明していたんだけど、穂乃果ちゃんは理解してくれなかったみたいですぅ。
海未ちゃんは流石にイラっと来ちゃったみたいだね。
ソラ君みたいに穂乃果ちゃんにアホ乃果ぁ~♪って叫んじゃってます♪
それでも穂乃果ちゃんは止まってはくれません。
海未ちゃんの立てた作戦だと、穂乃果ちゃん・真姫ちゃん・凛ちゃんの前衛の3人組は、防御特化の凛ちゃんのベニャッガイを中心(盾)に、3機で連携して12時方向の一番の数の多いハイ・モックさんたちの集団を攻撃する。ってことだったんだけど、穂乃果ちゃんは穂乃果ちゃん(アホ)でせっかく海未ちゃんが立ててくれた作戦をガンガンに無視していつも通りにフリーダムに突撃して行っちゃいました♪
エールストライカーのスラスターを全開に噴かして“いぇーい!”とか言いながら、どんどん9時方向のハイ・モックさんたちの方へと向かっていきます。
ハイ・モックさんたちもそんな突撃してくる穂乃果ちゃんに気づいて、応戦しようとモックライフルを構えて射程内に入ってくるのを待っているみたいですぅ。
そして穂乃果ちゃんとハイ・モックさんたちは、相手がお互いの射程内に入ると攻撃を始めちゃいました。
穂乃果ちゃんは海未ちゃんに“穂乃果はアホ乃果じゃないもん!”って言いながら、器用にスラスターを操作してモックライフルの弾丸を避けたり左腕に装備したシールドで防いだりしながら、ビームライフルでえ~い♪って攻撃しています。
あれだけいっぱいいるハイ・モックさんたちに単機で突撃しちゃったときはことりもみんなと一緒で穂乃果ちゃん危ないよ!って思ったけど、海未ちゃんと言い合い?をしながらもちゃんと戦っている穂乃果ちゃんはなんだか結構よゆ~そうですぅ。
[[あっ!!!海未ちゃんがまたアホ乃果って言った!何回も言ってるけど穂乃果はアホ乃果じゃなくて穂乃果だもん!!!てーせーしてよね!てーせー!!!]]
ほらね?
こんなこと言いながらもしっかり残念素組のエールストライクガンダムを動かして、ビームライフルでハイ・モックさんを撃墜してますぅ。
そして同時に海未ちゃんがもどれー!とまれー!って叫んでるけど、穂乃果ちゃんったらぜんぜん聞いてくれません。
[[私は訂正なんて絶対にしませんからね!こうなったら仕方ありません!真姫!申し訳ありませんがあの天地開闢(てんちかいびゃく)級のアホのフォローをお願いします!凛!聞こえていますね!作戦変更です!穂乃果と真姫が9時方向のハイ・モックを片付けるまで!貴女は単機で前方のハイ・モックの集団を押さえて下さい!]]
海未ちゃんはとうとう穂乃果ちゃん(アホ)な穂乃果ちゃんの説得をあきらめて、作戦を変更することにしたみたいですぅ。
穂乃果ちゃんと一緒に前衛をする予定だった真姫ちゃんには穂乃果ちゃんのあとを追ってフォローを、同じく穂乃果ちゃんと一緒に前衛をする予定だった凛ちゃんには12時方向の一番数の多いハイ・モックさんたちの相手をそれぞれ指示しました。
[[了解よ!って!ちょっと穂乃果先輩!言ってるそばからさらに突撃しないでよね!待ちなさいって!!!]]
真姫ちゃんは海未ちゃんからの指示を受けると、すぐに穂乃果ちゃんが突撃していった9時方向に百式のスラスターを噴かして向かって行きました。
でも真姫ちゃんが穂乃果ちゃんのあとを追っているうちに、穂乃果ちゃんは1人でさらにさらに突撃していっちゃってます♪
真姫ちゃんは突撃だ~!ってどんどん進んで行っちゃう穂乃果ちゃんに待ちなさい!って大声で叫んでるけど、やっぱり穂乃果ちゃん(アホ)な穂乃果ちゃんはちっとも止まってくれません
[[ちょっと穂乃果先輩!聞いてるの!バトルロイヤルに出てくる無人機のハイ・モックがザコなのはわかるけど、今回は数が数なのよ!穂乃果先輩の素組のストライクは凛のベニャッガイと違って装甲がそこまで厚くないでしょ!数で押しきられて囲まれて袋叩きされたら簡単に堕ちるわよ!]]
[[だいじょーぶ!囲まれちゃう前にみーんなやっつければいいんだよ!]]
せっかく真姫ちゃんが注意してくれたのに、穂乃果ちゃんはそんなこ言ってぜ~んぜんきいてくれません。
ホント穂乃果ちゃんは穂乃果ちゃん(アホ)で仕方ありませんですぅ。
まぁ穂乃果ちゃん(アホ)な穂乃果ちゃんは真姫ちゃんに丸投げ…じゃなくて、おまかせしちゃってもたぶんだいじょ~ぶですぅ。
バトルの度にスゴいスピードでどんどん強くなってきている真姫ちゃんなら、穂乃果ちゃん(アホ)な穂乃果ちゃんのフォローをしながらでもザコ無人機のハイ・モックさん程度には遅れはとりません♪
なんか穂乃果ちゃんが穂乃果ちゃん(アホ)すぎて色々とめんど~になっから真姫ちゃんに丸投げしちゃえ♪とかじゃないですよ~♪
ホントだよ?
ね♪ことりを信じて♪
おねがぁい♪うふふ♪
一方♪1人で一番数の多いハイ・モックさんたちの相手をすることになったラーメン大好きデカねこにゃんにゃんな凛ちゃんは…。
[[前のハイ・モックは凛にまかせとけだにゃ!それよりも穂乃果先輩は相変わらず穂乃果先輩だにゃぁ…っと、こっちもよそ見してるヒマはねぇーにゃ!ばっちこいだにゃぁぁぁぁぁぁ!!!]]
デカねこにゃんにゃんなベニャッガイで“にゃぁぁぁぁ!!!“って言いながら前方のハイ・モックさんの集団に突撃して行きました。
突撃して行った凛ちゃんのベニャッガイは、待ち構えていたモックライフル持ちのハイ・モックさんたちにさっそく集中砲火を浴びせられちゃってますぅ。
でもでもだいじょ~ぶ♪
とにかく装甲の厚い凛ちゃんのベニャッガイなら、ザコ無人機のハイ・モックさん程度の攻撃なら痛くもかゆくもないから問題な~し♪ですぅ♪
[[ニャーハッハッハッハァァァァァァァァ!!!そんな豆てっぽーなんかかよちんが魔改造してくれた凛のベニャッガイにはミジンコ効かにゃいにゃぁぁぁぁぁぁ!!!]]
凛ちゃんは今日もぜっこ~ちょ~ですぅ♪
そんな前衛組の3人を援護するのは中衛の花陽ちゃんと後衛の海未ちゃんです♪
<<はなよー、りんくできたよー。>>
[[ありがと!うーちゃん!そのままサポートよろしく!海未先輩!今のうーちゃんの報告が聞こえてましたよね?そちらのジム・スナイパーⅡのレーダーと花陽のジム・カーバンクルのレーダーとのリンクが完了しました!これで広域レーダーの範囲がかなり拡がってるハズです!]]
花陽ちゃんは4体の電子精霊さんたちに細かくお願い(指示とか命令って言ったらダメなんだって。)をしながら、バックパックの右側に取り付けてあるビームキャノンで凛ちゃんをスルーして向かってきているハイ・モックさんたちの迎撃をしています。
メイン武装のレールカノンを使わないのは、機体容量をいっぱい使っちゃう花陽ちゃん印の特製弾を温存しておくためなんだって。
確かに花陽ちゃんのジム・カーバンクルのレールカノンは威力はスゴいけど装弾数が少ないから、バトルロイヤルの序盤でザコ無人機なハイ・モックさん相手に使うのはもったいないよね。
でもことり的にはあのバックパックに取り付けてあるビームキャノンでもじゅ~にぶんにオーバーキルだと思いますぅ。
そんな花陽ちゃんは今回の指揮官役の海未ちゃんのジム・スナイパーⅡとレーダー情報をリンクさせたみたいです。
ソラ君もよくレーダー情報のリンクをしてくれるけどあれって実はけっこ~めんど~なんだよね。
そんなめんど~なデータリンクを簡単にしちゃうんだからホント電子精霊さんは便利でうらやましいですぅ♪
ことりも電子精霊さん欲しいですぅ♪
欲しいけど…実は電子精霊さんの契約者になる条件ってよくわかってないんだよね。
いろんな人が研究してるみたいだけど、そもそも電子精霊がなんなのかすらわかってないんです。
サポートAIさんから進化するってウワサもあるけど…。
あと電子精霊さんの契約者に選ばれる理由も謎すぎです。
世界で1番最初に電子精霊さんの契約者になったソラ君に、アイリちゃんとどうやって契約したの?って聞いてみたけど“何となく?”ってしか答えてくれませんでした。
何となく?
何となくで“精霊使い(エレメンタラー)”になれちゃうの?
う~ん…何となくで“精霊使い(エレメンタラー)”になれちゃうなら、いつかはことりも何となくでなれちゃうのかな?
もし“精霊使い(エレメンタラー)”になれちゃうなら、ことりのパートナーはかわい~かわい~とりさん型の電子精霊さんがいいですぅ♪
名前はもう決めてます♪
ピ~ちゃんです♪
穂乃果ちゃんのポチ君はわんこさん♪
ことりのピ~ちゃんはとりさん♪
わんこさんにとりさんにおさるさんを加えたら電子精霊で桃太郎のお供トリオができちゃうね♪
だから海未ちゃんの電子精霊さんはおさるさん型でだ~いけっていですぅ♪
な~んて言ったら海未ちゃんは“どうして私の電子精霊がお猿さんなんですか!”って言っちゃいそ~だね♪
ちゅん♪ちゅん♪
[[確認しました!これで詳細な戦況把握が出来ます!って!ゴルゥラァァァァァ!!!アホ乃果ぁぁぁぁぁぁ!!!なんでまた突撃してるんですかぁぁぁぁぁ!!!!]]
ちょ~っとお話が脇道にそれちゃったね♪
では♪では♪続きをイってみよ~ですぅ♪
データリンクも完了して準備万端♪さぁ反撃ですぅ♪と思ったら穂乃果ちゃんがさらにさらにさ~ら~に♪な~んにも考えないでまたまたたまたま突撃しちゃいました♪
そんなあまりにも穂乃果ちゃん(アホ)な穂乃果ちゃんに、と~と~海未ちゃんのがまんも限界ですぅ♪
ゴルゥラァァァァァァァ!って叫んでます♪
あは♪ゴルゥラァァァァァァァ!って海未ちゃんがなんだかソラ君みたいだね♪
[[あ♪ゴルゥラァァァァァ!!!とか海未先輩なんだかそら先輩みたいですね♪]]
花陽ちゃんもことりと同じこと思ったみたいだね。
ビームキャノンで応戦しながら楽しそうにはしゃいでます♪
[[なっ?!私が青空みたい?!ちょっと待って下さい!花陽!それは聞き捨てなりませんよ!私の何処をどうすればあのチンピラみたいだなんて思えるのですか!シメますよ!真綿で首をキュっとシメますよ!!!]]
や~ん♪花陽ちゃんにソラ君みたいって言われて海未ちゃんがまたまたキレちゃった♪
ことりは思ってたこと声に出さなくて良かったですぅ♪
う~ん…そろそろことりも真面目に戦わないと海未ちゃんが暴れだしそうだから、ちょ~っとがんばっちゃお~かな?
でも…さっきからみんなでいっぱいハイ・モックさんを撃墜してるけど、あんまり数が減ってないよ~な…。
これってもしかして…。
[[海未先輩!花陽をシメるのは後にして!今はとにかくあのアホな先輩とさっきからぜんぜん減んないこのハイ・モックの集団をどうにかしないと!きゃ?!か、かすった?!っぅぅぅ!!!ザコのハイ・モックのクセに…よくもヤってくれたわね!ザコのクセに!ザコのクセに!ザコのクセに!!!よくも!よくも!よくも!!!私の百式をキズ物にしてくれたわね!!!この落し前はあんたたちの命(タマ)でキッチリとつけさせてヤるわ!!!]]
ちゅん。
ことりがぜんぜん減らないハイ・モックさんの理由を考えていると、今度はどんどん突撃して行く穂乃果ちゃんをフォローするために追っていっている真姫ちゃんがキレちゃいました?
ハイ・モックさんの攻撃がかすっちゃったんだね。
サブモニターにズームアップした真姫ちゃんの百式を映してみると、左肩のスラスター部分がちょっと欠けちゃってました。
もう少し近くに当たっていたら、左肩が吹き飛んで左腕がもげちゃうところだったね。
あぶない♪あぶない♪
[[おぉ!真姫ちゃんがもえてるー!よぉーし!穂乃果もまだまだいっくよー!!!]]
<<ぽちもいっくよー。>>
真姫ちゃんがキレちゃって、百式のビームライフルで目についたハイ・モックさんを片っぱしから撃ち落とし始めると、その光景を見た穂乃果ちゃんがまたナニか勘違いをしたみたいで、またまたまたまたまたまたハイ・モックさんの密集地帯に向かって突撃して行っちゃいました。
な~んかだんだん…
[[にゃーんかグダグダすぎてめんどくなってきたにゃ。もうこの際だからファイナルベニャッガイでみ~んにゃまとめてぜーんぶ吹き飛ばしちまうかにゃ?]]
うん♪グダグダになって来ちゃったよね♪
[[チョットマッテテェェェェェェェェ!!!り、凛ちゃん?!その“みんな”には花陽たちも含まれちゃうからじぇぇぇぇぇったいにファイナルベニャッガイは使わないでぇぇぇぇぇぇぇ!!!]]
いい感じにみ~んなカオスですぅ♪
やっぱりガンプラバトルはこ~じゃなきゃ♪
「ちゅん♪ちゅん♪ですぅ♪」
ことりはみんなが暴れたり叫んだりしながらハイ・モックさんを蹂躙している光景を見てなんだかうれしくなっちゃって、思わず“ちゅん♪ちゅん♪”って言っちゃいました♪
[[ことり!ちゅんちゅん言って遊んでいる暇があるなら3時方向から新手のハイ・モックが接近中なのでそちらの掃除をして来て下さい!!!]]
そ~したらバーサク状態1歩手前の海未ちゃんに“ちゅん♪ちゅん♪”を聞かれちゃって、“ちゅん♪ちゅん♪”言ってるひまがあるならあっちのハイ・モックさんをお掃除して来てって言われちゃいました♪
このままみんなが大暴れしているのを見ているのも楽しそうだけど、さっきそろそろ真面目にバトルしなきゃ♪とか言っちゃった手前、ことりもいい加減に戦闘に参加しなきゃだよね。
「は~い♪ことりちゃんにまるっとおまかせですぅ♪み~んなまとめて消し飛ばしちゃいますぅ♪」
み~んなまとめ消し飛ばしちゃいますぅ♪とか言っちゃったけど、この戦闘ではバスターライフルは使わないんだけどね。
ハイ・モックさんくらいならビームサーベルとシールドの中に取り付けてあるビームキヤノンでじゅ~ぶん♪じゅ~ぶん♪
うん♪それじゃ…
「いくよ!リトルハード!」
ことりもみんなと一緒にハイ・モックさんを蹂躙しちゃいますよぉ♪
3時方向から新しくやって来たハイ・モックさんの集団と戦闘を開始したことりは、とりあえずは今の戦闘では使わない予定のバスターライフルを武装領域(ウェポンストレージ)にしまっちゃいました。
ウイングガンダムの象徴みたいなバスターライフルをしまっちゃうのはことり的には残念だけど、持ったままじゃビームサーベルが使えないから仕方ありません。
サブコンソールをポチポチ操作して武装領域(ウェポンストレージ)の中へとバスターライフルをしまうと、さっそくシールドの中に入っているビームサーベルの柄を取り出してぶぃ~んって緑色のビーム刃を発生させます。
ビームサーベルの準備ができたのを確認したことりは、背中のウイングスラスターを展開させて加速を始めます。
そしてこちらへと向かってきていた片手斧タイプのモックアックスを装備した前衛型のハイ・モックさんに一気に接近して……
「え~い♪」
って掛け声とともにビームサーベルを振り下ろしました♪
もちろんことりの一撃はハイ・モックさんを左肩の辺りから胴体部分を斜めにサクッと両断して撃墜♪
続けて左側から接近して来ている同じくモックアックス装備の前衛型ハイ・モックさんに……
「ばっきゅ~ん♪ですぅ♪」
左腕に取り付けてあるシールドに内蔵したビームキャノンをばっきゅ~ん♪って放ってやっつけます♪
その撃墜した前衛型のハイ・モックさんの後ろからこちらに向かってきていたやっぱり斧持ちの前衛型ハイ・モックさんの集団に、そのままシールド内蔵ビームキャノンを2発、3発、4発と続けて撃って撃墜していきます。
ことりが左側から接近して来ていた前衛型ハイ・モックさんの集団をシールド内蔵ビームキャノンの連射で撃墜していると、今度は正面から両腕に盾を装備した防御型のハイ・モックを先頭に、モックライフルを装備した通常型のハイ・モックさんが迫って来ていました。
むぅ。
数だけ多くてザコいハイ・モックさんのクセに波状攻撃とかなまいきですぅ。
「マシンキャノンをお願いします!」
<ready>
「こっち来んな!ですぅ!」
盾装備の防御型ハイ・モックさんを先頭に接近して来る集団に対して、ことりはサポートAIさんにマシンキャノンの用意をお願いします。
ウイングガンダム・リトルバードのサポートAIさんはことりのそのお願いにすぐに反応して、両肩のつけ根辺りに取り付けられてあるマシンキャノンをセットしてくれました。
ことりはさっそくセットが完了したマシンキャノンを前方の盾装備ハイ・モックさん+普通のハイ・モックさんに向けてばるばるばるばるばるぅ♪ってぶっぱ~♪して迎撃を開始します。
ウイングガンダム・リトルバードに搭載してあるマシンキャノンは、この前までことりが使っていたウイングガンダムのマシンキャノンよりも威力も装弾数もマシマシですぅ♪
牽制用には変わりないけど、ザコ無人機のハイ・モックさん程度の装甲なんて貫通しちゃえる威力はあります!
そんなわけで盾装備の防御型ハイ・モックさん♪
後ろの通常型のハイ・モックさんを守るためにしっかりとその両腕の盾でガードしてくださいね♪
ことりの思惑通り、こちらへと向かってきていた盾装備の防御型ハイ・モックさんは足を止めてウイングガンダム・リトルバードから発射されたマシンキャノンを両腕に装備したシールドで防ぎ始めました。
「は~い♪そのまましっかりみんなのことを守っていてくださいね♪」
ことりは足を止めシールドを前面に構えてマシンキャノンの弾丸を防いでいる防御型ハイ・モックさんに向かって、もう1度背中のウイングスラスターを噴かして機体を加速させて突撃を始めます♪
ことりの狙いは……
「え~い♪ひっさつ☆ことりちゃんきっ~く♪ですぅ♪」
加速してスピードに乗ったドロップキックです♪
両足をキレイに揃えてそれはそれは見事なドロップキックをぶちかましてあげちゃいますぅ♪
そ~んな完璧なリトルバードのドロップキックをシールドで受け止めた防御型ハイ・モックさんは、激突の衝撃に背中のスラスターを全開で噴射して耐えようとしていましたが、結局は踏ん張りきれずに後ろからやって来ていた通常型ハイ・モックさんの方に吹き飛ばされて行っちゃいました♪
そして吹き飛ばされて行った防御型ハイ・モックさんは、ボーリングのピンみたいに密集して進んで来ていた通常型のハイ・モックさんたちにぱっか~ん♪とぶつかっちゃって、盛大に体勢を崩しちゃいました♪
またまたことりの狙い通りです♪
あとは……
「ばいばい♪ハイ・モックさん♪」
シールド内蔵ビームキャノンで片っぱしから体勢を崩しちゃってあたふたしているハイ・モックさんたちを撃ち落としちゃいます♪
ハイ・モックさんたちはことりがシールド内蔵ビームキャノンのトリガーを引く度に1機、2機、3機とその数を減らしていって……
「はい♪おしまい♪ですぅ♪♪♪」
合計10回。
ことりがシールド内蔵ビームキャノンのトリガーを引くと、ハイ・モックさんたちはその度に撃ち出される緑色のビームで胴体を貫かれてぜ~んぶ動かなくなっちゃいました♪
「ちゅん♪ちゅん♪今日もことりちゃんのだいしょ~りです♪」
最初にビームサーベルで斬り倒した片手斧装備の近接型ハイ・モックさんが1機、その次に左側からやって来ていた近接型のハイ・モックさんたちが4機、そしてたった今ビームキャノンで撃墜した盾装備の防御型ハイ・モック+通常型ハイ・モックさん9機のあわせて10機のハイ・モックさん。
合計で15機♪
み~んな残らずペロリとおいしくいただいちゃいました♪
でも……
「まだまだいっぱいいるよね…。」
ど~見てもハイ・モックさんたちはまだまだいっぱいいます。
海未ちゃんたちもさっきからいっぱい撃墜してるみたいだけど、数が減るどころか増える一方みたいです。
これって…たぶん“アレ”がどこかにいるんだよね?
“アレ”は放置しておくとと~っても大変なことになっちゃうから早いうちに何とかしなきゃ。
はぁ…ぶっちゃけか~な~りめんどうですぅ。
めんどうだけど…
「このまま無限に増援を呼ばれて、ザコ無人機のハイ・モックさんなんかに群がられてなぶり殺しにされるのはゴメンですぅ。」
ことりは輪姦(まわ)されて喜ぶ性癖はありません。
それに…メインモニターの端の方に3機…赤い機体と青い機体と黄色の機体が見えてますぅ。
まだ遠すぎてあの3機が何の機体かはわかりませんが、ど~やらことりたちとハイ・モックさんたちの大乱闘を見てこっちに向かってきているファイターさんたちみたいです。
あの3機が到着しちゃったら乱戦がも~っとひどい乱戦になっちゃうね♪
「ちゅん♪ちゅん♪まだまだこれからだね♪よぉ~し♪がんばるびぃ♪ですぅ♪」
ん?
がんばるびぃ?
自然とこの言葉が出てきたけど…なんだろ~?
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
まだまだ続くハイ・モック戦。
ことりさんsideの次回は赤と青と黄色の三体のハイ・モック以外の改造(ちょっとだけ)モブガンプラも登場します(予定)。
演目は凛ちゃんによるプロレスと、海未さんによる剣術指南と、毎度お馴染みのプッツンしたことりさんの暴挙になる予定です。
次回更新はいつも通り月曜日のお昼頃を予定しております。
お時間よろしければご覧下さいませ。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。