ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

意識失う系のQooオレンジでございます。

今回はことりさんsideの第7回目となります。
凛ちゃんとことりさんが黄色いタイタスと青いドムにそれぞれ挑み…。
さらには穂乃果ちゃんと真姫ちゃんの凸凹コンビも…。
久しぶりに賢くて狂暴な方の“彼女”も…。

それでは 第7話B「トベナイコトリ」そのなな 始まります。



第7話B「トベナイコトリ」そのなな

[[うにゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!にゃ!うーにゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!]]

 

海未ちゃんがブレード装備の赤いガンダムバルバトス(第4形態)と戦っているちょうどその時。

 

“μ's”1番の元気っ娘♪ラーメン大好きぬこぬこにゃんにゃん♪な凛ちゃんも激しいバトルを演じていました。

 

凛ちゃんと凛ちゃんの愛機“ベニャッガイ”が相対するのはマントをなびかせて颯爽と登場したトラ柄トラ頭のガンダムAGE-1タイタスの改造機。

 

あ♪いちいち“トラ柄トラ頭のガンダムAGE-1タイタスの改造機”って言うのもめんど~だから、前回に引き続きタイガータイガーさんって言いますね♪

 

ごほん♪

 

それじゃ改めて…凛ちゃんが相対するのは見るからに近接格闘戦に特化しているっぽいタイガータイタスさん。

 

そんなタイガータイタスさんと凛ちゃんとのバトルはお互いフルブーストからの突撃で始まりました。

 

フルブーストって言っても凛ちゃんのベニャッガイもタイガータイタスさんも、どっちもびみょ~なスピードなんだけどね~。

 

それでね?びみょ~なスピードの突撃から始まった凛ちゃん&ベニャッガイとタイガータイタスさんのバトルは、なんかも~最初からグダグダしてました。

 

どうしてグダグダかって言うとね?

 

それは…。

 

[[みぎゃぁぁぁぁ!!!このクソトラやろー!さっきからクソかてぇーにゃ!]]

 

どちらの攻撃もお互いにまともなダメージを与えられていないからなんですぅ。

 

凛ちゃんのベニャッガイはみなさんもご存じでの通り、マッドビルダー花陽ちゃんの手で色々と魔改造が施されたガチムチの超防御特化型。

 

そんな超防御特化型のベニャッガイは、よっぽど威力のある攻撃じゃなきゃ鉄壁の装甲を抜くことはできません。

 

どれくらい硬いかって言うと、ことりご自慢の大型バスターライフルでもたぶん直撃したらちょ~っとコゲコゲになっちゃうくらいだと思いますぅ。

 

リトルバードの大型バスターライフルの火力にはちょ~っと自信があるけど、残念ながらアレは堅すぎてことりじゃ消し飛ばせません。

 

ほんと~に残念ですぅ。

 

残念過ぎてベニャッガイを使ってる凛ちゃんと魔改造した花陽ちゃんの幼馴染みコンビを解体してあげたくなっちゃいます。

 

そんな硬い硬いベニャッガイの装甲を貫ける攻撃ができるのは、ことりたち“μ's”のメンバーのなかでは花陽ちゃんのジム・カーバンクルのレールカノンの一撃と、ソラ君が間に合わせで使っている高機動型ザクが持ってる大きなシールド(あの大きなシールドってピアッシングシールドって言うんだって。この前アイリちゃんが教えてくれたんだよ~♪)の中に仕込んであるビームピアッサーくらいかな?

 

どっちも瞬間的に一点を撃ち抜くタイプの攻撃だよね。

 

花陽ちゃんのレールカノンもソラ君のビームピアッサーも、ことりの大型バスターライフルとはタイプの違う破壊力ですぅ。

 

たま~にことりも二人みたいな一点突破の高火力が欲しいかな~?とか思っちゃうけど、やっぱり無差別攻撃が大好きなことりには広範囲を攻撃できるバスターライフルが1番よく似合ってますよね♪

 

さて♪さて♪

 

火力談義はとりあえず置いといて、お次はタイガータイタスさんを見ていきましょう♪

 

お相手のタイガータイタスさんも凛ちゃんのベニャッガイよりは数段落ちるけどなかなか硬い装甲をしてますぅ。

 

通常の威力のビームライフル…威力Dランクくらいの攻撃なら簡単に弾いちゃいそうですぅ。

 

もともとタイタスって装甲が厚い機体だからと~ぜんかな?

 

でもこっちの装甲は凛ちゃんのベニャッガイの攻撃じゃムリだけど、ことりの大型バスターライフルなら抜けそうだね。

 

まぁファイナルベニャッガイを使えば凛ちゃんでもタイガータイタスさんの装甲を簡単に抜けるんだけどね。

 

[[こーなったらファイナルベニャッガイでぬっ殺してヤるにゃ!!!]]

 

凛ちゃんもファイナルベニャッガイなら硬い装甲を突破してタイガータイタスさんを倒せるって思ったんだろ~ね。

 

さっそくファイナルベニャッガイを使おうとしてますぅ。

 

でも…

 

[[凛ちゃーん。それはダメだよ。使うなら花陽たちがファイナルベニャッガイの範囲外に出てからにしてねー。]]

 

って、花陽ちゃんに止められちゃいました。

 

うん。

 

花陽ちゃんの言う通り、ここでファイナルベニャッガイを使われちゃったら、近くで戦ってることりたちも巻き込まれてみ~んな仲良くゲームオーバーになっちゃうもんね。

 

[[ぐにゃにゃにゃ…かよちんにそー言われたらしかたねぇーにゃ!ならやっぱりこのままベニャッガイのプリティにくきゅーお手てでひたすら殴って殴って殴りまくって、徹底的に殴り殺してヤるにゃ!!!]]

 

は~い♪

 

ことり♪結局それじゃあのタイガータイタスさんは倒せないと思いま~す♪

 

って言いますか、凛ちゃんはなんでさっきからパンチとかキックしかしないんだろ?

 

おとなしくビームサーベル(ベニャッガイのアレは確かビームニャーベルってお名前だったかな?)を使えばいいのに。

 

いくら装甲が硬くても、関節部分をビームサーベルでぎっちゅんちゅん♪しちゃえばいいのにね。

 

[[みぎゃぁぁぁぁ?!]]

 

あ。

 

ことりがビームサーベル使えばい~のに?とか考えてるうちに、凛ちゃんがタイガータイタスさんの反撃のラリアット喰らっておもいっきり吹き飛んじゃいました。

 

今のラリアット、タイガータイタスさんの黄色い腕から輪っか状のビームが出てきてど~ゆ~原理かはわからないけど威力がマシマシになってますね。

 

アレはタイガータイタスさんのベース機体になってるガンダムAGE-1タイタスにもあったビームラリアットですぅ。

 

がっき~ん♪ってスゴい音してたけど、凛ちゃんだいじょ~ぶかなぁ?

 

[[ラ、ラリアット?!にゃんか腕からビームの輪っかが出てきてラリアットしてきやがったにゃ?!]]

 

だいじょ~ぶみたいですぅ。

 

タイガータイタスさんのビームラリアット。

 

かなり痛そうな攻撃だったけどへっちゃらみたいだね。

 

直撃したのが1番装甲の厚そ~なベニャッガイのお胸の部分だったからかな?

 

[[よくもヤりやがったにゃ!このトラ柄やろー!お返しだにゃ!走って!転んで!とぉ!って感じで飛ぶにゃ!ベニャッガイ!!!]]

 

タイガータイタスさんのビームラリアットが直撃して吹き飛んじゃった凛ちゃんは、手足をバタバタさせてなんだか必死な感じのAMBAC(アンバック)で体勢を立て直すと、ナニか叫びながらフルブーストで宇宙空間を駆け出し始めました。

 

そして…

 

[[うぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!]]

 

加速したスピードを利用して頭からタイガータイタスさんに突っ込んでいきました。

 

うん。

 

ロケット頭突き…かな?

 

ほら?カメックスとかが覚えるアレですぅ。

 

加速して勢いを付けてから頭から相手に突っ込んで行く感じの頭突き。

 

ね?ロケット頭突きですよね?

 

ベニャッガイの必殺技なのかな?

 

でもアレってだいじょ~ぶなのかな?

 

だってベニャッガイのおっきなにゃんにゃんヘッドって、中にファイナルベニャッガイ用の大量の爆薬が詰め込まれてるんだよね?

 

暴発とか……しないのかな?

 

かな?かな?

 

[[そこは問題無しですよ!ベニャッガイのにゃんにゃんヘッドには暴発を防ぐために何重もの安全装置っぽいナニかが施させているんです!だからロケット頭突き程度で中身の暴発とかはしないんですよ!たぶん。]]

 

一応は青いリック・ドムと闘いながら同時進行で解説?していることりが、内心でロケット頭突きはだいじょ~ぶなのかな?って思っていると、やっぱり同時進行でまた沸いてきたハイ・モックさんのお掃除をしている花陽ちゃんが通信で“安全装置っぽいナニかがあるのでロケット頭突きくらいならだいじょ~ぶです♪たぶん”って言ってきました。

 

たぶんはだいじょ~ぶのうちに入るのかな?

 

かな?かな?

 

なんだかさっきからかな?かな?いっぱい言ってるような気がしますぅ。

 

そんなことを考えているうちに、加速した凛ちゃんのベニャッガイのロケット頭突きは、見事にタイガータイタスさんに激突してました。

 

激突した瞬間、辺りにスゴい音が鳴り響いて“ちゅん?!暴発しちゃった?!”って思ってちょ~っとびっくりしたけど、暴発によるファイナルベニャッガイの派手な爆発は起こりませんでした。

 

あの音は単純に硬い装甲同士が激突した音だったんだね。

 

そんなスゴい激突音を辺りに鳴り響かせたベニャッガイのロケット頭突きだったんだけど…

 

[[チッ!これでもムリかにゃ!]]

 

タイガータイタスさんを倒すことはできませんでした。

 

おもいっきり吹き飛ばすことはできたんだけどね~。

 

ロケット頭突きを喰らったタイガータイタスさんは、かなり派手に吹き飛んじゃったけど、ある程度吹き飛ばされた先で器用にスラスターを使って1回転してビシッ!っとファイテングポーズをとってますぅ。

 

まだまだ元気元気♪みたいですぅ。

 

[[ベニャッガイのロケット頭突きを喰らってもへっちゃら、か。ふん!悔しいけど認めてヤるにゃ。トラガンダムは伊達にトラ頭じゃねーってとこをにゃ!けど!かよちんが手塩にかけて魔改造してくれた凛のこのベニャッガイだって伊達じゃねーにゃ!]]

 

相対する我らがにゃんにゃん凛ちゃんももちろんまだまだ元気い~っぱい♪

 

[[じょ~と~だにゃ……どっちかがぶっ倒れるまで……とことんド突き合ってヤるにゃ!!!!!]]

 

ちゅん♪ちゅん♪

 

凛ちゃんとタイガータイタスさんのグダグダバトルはまだまだ続きそうですぅ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな感じで前回の海未ちゃんVS赤いバルバドスとさっきまでの凛ちゃんVSタイガータイタスさんの2つのバトルを解説してることりちゃんだけど…実は余裕ぶっこいて解説してる暇はこれっぽっちもなかったりしてますぅ。

 

「っ!また…!」

 

ことりがお相手している青いリック・ドムの改造機は…やっぱりと言うべきかことりの予想通りにとっても強かったんですぅ。

 

ううん。

 

“強い”って言うのはちょっと違うかもしれません。

 

これは…そう…“上手い”ですぅ。

 

初擊のビームランチャーは割と派手だったけど、こうして実際に対峙してみると派手さはないけど一つ一つの動作が確実でとっても安定してます。

 

何よりこの青いリック・ドムのファイターさんは牽制射撃がとっても上手いんです。

 

いちいちことりの大型バスターライフルの射線を制限するように誘導してきやがります。

 

大型バスターライフルの射線を制限…つまりはこの青いリック・ドムの改造機は常にことりの味方機を、海未ちゃんたちを背にするように立ち回ってるんです。

 

機動性ではことりのウイングガンダム・リトルバードが上っぽいから、ことりもさっきから動き回って大型バスターライフルの射線を確保しようとしてるんですけど、青いリック・ドムの改造機(めんど~なので以降はブルードムって呼んじゃいますね♪)は左手に装備したMMP-80マシンガンを器用に使って、ことりを海未ちゃんたちが大型バスターライフルの射線上にくるよ~に誘導してきやがります。

 

いらいらしますぅ。

 

ほんと~にいらいらしますぅ。

 

でも…流石にこの状況で海未ちゃんたちを巻き込んでバスターライフルをぶっぱ~しちゃったらあとでお仕置きが怖すぎるからヤりませんよ?

 

今はまだ。

 

な~んて♪うふふふふふ♪

 

「リトルバードの武器はバスターライフルだけじゃありません!シールドの中にはビームキャノンだってあるんです!!!」

 

そんなわけでことりは左腕に取り付けてあるシールドの中に内蔵してあるビームキャノンで応戦してます。

 

ウイングガンダム・リトルバードのメインウェポンの大型バスターライフルに比べれば豆鉄砲みたいな威力のシールド内蔵ビームキャノンだけど、ビーム系の防御アビリティのないドムの(正確にはリック・ドムの)改造機なら当たれば痛いじゃ済みませんよ♪

 

だから…

 

「おとなしくビームキャノンに貫かれちゃってくださいね!えいっ!」

 

ブルードムが左手に持っているMMP-80マシンガンから連続で放たれる弾丸を、背中のウイングスラスターを数回細かく噴かすことで軌道をランダムに変えて回避すると、ことりはお返しとばかりにシールド内蔵のビームキャノンを発射します。

 

1発。

 

2発。

 

3発。

 

でも、ブルードムを狙って続けざまに三回発射したシールド内蔵ビームキャノンは簡単に避けられちゃいました。

 

むぅ。

 

攻撃直後だからあたるかな?って思ったんだけど、ダメでしたね。

 

でも…

 

「まだまだじゃんじゃんイキますよ!!!」

 

今度はシールド内蔵ビームキャノンだけじゃなくて、胸部に取り付けてあるマシンキャノンも合わせて発射します♪

 

マシンキャノンの射撃で牽制して避けた先にシールド内蔵ビームキャノンをおみまいしてあげすね!

 

「ターゲットロック!そこです!!!」

 

トリガーを引くと、マシンキャノンの弾丸はバラバラとちょっとうるさい音を鳴り響かせながら次々とお胸の辺りから発射されていきます。

 

対するブルードムは足の裏のスラスターをやや大きく噴かして後退することで、リトルバードから放たれたマシンキャノンの弾丸を回避していきます。

 

ことりはそんなブルードムを見据えながら、左手でサブコーソールを操作してマシンキャノンのトリガーを5秒間のオート射撃に変更すると、今度はシールド内蔵ビームキャノンのトリガーを引きます。

 

狙うはブルードムの回避先ですよ!

 

「今度こそ!えいっ!えいっ!えーっい!!!」

 

再び3連続で発射されたシールド内蔵ビームキャノンは狙い通りにブルードムの回避先へと突き進んでいきます。

 

けど…

 

「むぅ!なんで避けちゃうんですか!お話の流れ的に今のは当たって爆発してことりちゃんのだいしょ~り♪ですぅ♪ってなるトコですよ!それなのに避けちゃうなんてひどいですぅ!」

 

ブルードムは直撃すると思ったシールド内蔵ビームキャノンの3連射を姿勢制御スラスターをプシュ♪プシュ♪って細かく噴かしてドム特有の重そうな見た目に反する軽快な機動でぜ~んぶ避けちゃいました。

 

最初のマシンキャノンの射撃を足の裏のスラスターを使って回避したのは、ことりが牽制射撃のあとで回避先に向けてシールド内蔵ビームキャノンを撃つって予想していたからなんですね。

 

だからことりが狙いやすいようにわざと大きく後退して、逆にブルードムが攻撃を避けやすい場所に誘導したんだ…。

 

悔しいけど完全にこちらの目論見を見抜かれて攻撃を誘われちゃいましたね。

 

「むぅ~!でもまだまだことりちゃんの戦いはこれからですぅ!」

 

ことりちゃんの次回策にご期待ください♪ですぅ♪

 

って打ちきりマンガみたいに言ってみたものの…実際、あのブルードムをど~やって攻略しようかなぁ…。

 

むむむ♪

 

ちょ~っと真面目に攻略法を考えるので、その間はコマンダー・モックさんを追撃中のご存知アホっ娘♪な穂乃果ちゃん♪あ~んど♪セレブなお姫様♪な真姫ちゃんの様子を見ててくださいね♪

 

それではコマンダー・モック追撃現場のことりちゃんを呼んでみましょ~♪

 

現地のことりちゃ~ん♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

は~い♪

 

突撃リポーターの南 ことりですぅ♪

 

こちらは穂乃果ちゃん&真姫ちゃんのコンビが今回のハイ・モックさん無限増殖事件の犯人として指名手配になっているコマンダー・モックさんを絶賛追撃中の事件現場で~す♪

 

ハイ・モックさん無限増殖事件の犯人さんのコマンダー・モックさんは現在、懲りずにザコいハイ・モックさんを大量に呼び出してプッツンしちゃった真姫ちゃんの怒濤の攻撃の盾にしながら逃走を続けていますぅ♪

 

テレビをご覧のみなさん♪見えますか?

 

あの真姫ちゃんの鬼気迫る追撃っぷり♪

 

セレブなお姫様要素が微塵も感じられません♪

 

[[待ちなさい!!!この角付き!!!いい加減に逃げるのは止めておとなしく私にその角へし折らせなさいよね!!!ってかさっさとくたばれ!惨(みじ)めに惨(むご)たらしく血ヘド撒き散らしてくたばって私をイラつかせたことに詫び入れてからやっぱりまたくたばりなさい!!!良いモックはくたばったモックだけなのよ!!!だからおとなしくくたばりなさいよね!!!ちょっと!そこの角付きモック!!!私の話!ちゃんと聞いてるの!!!聞いてるなら返事くらいしなさいってのよ!!!]]

 

真姫ちゃんはそんなことを大声で叫びながら、百式のスラスターを全開で噴かしてのブースト機動でちょこまかと逃げ回っているコマンダー・モックさんを追いかけ回していますぅ。

 

もちろん真姫ちゃんは追いかけながら百式の右手に持ったビームライフルの連射で執拗にコマンダー・モックさんを撃墜しよ~と攻撃しまくっていますぅ。

 

狙われてるコマンダー・モックさんは見ているこっちがかわいそうになっちゃうくらいに必死に真姫ちゃんの百式が放つビームの雨あられから逃げ回ってますね~。

 

えっ?一緒に追撃しているはずの穂乃果ちゃんはど~してるの?ですか?

 

穂乃果ちゃんは…

 

[[ねぇ?真姫ちゃん?穂乃果、モックさんってお返事はしないと思うよ?]]

 

珍しく。

 

そう。

 

と~て~も~、珍しく。

 

コマンダー・モックさんに無茶ぶりしている真姫ちゃんに突っ込んでますぅ。

 

ちゅん。

 

大変ですぅ。

 

ことりが生きてきた中でも1・2を争うくらいに大変ですぅ。

 

だって穂乃果ちゃん(アホ)な穂乃果ちゃんが穂乃果ちゃん(アホ)なのに穂乃果ちゃんより穂乃果ちゃん(アホ)じゃない真姫ちゃんに突っ込んだんですよ?

 

穂乃果ちゃんがですよ?

 

穂乃果ちゃんって穂乃果ちゃん(アホ)なんですよ?

 

その穂乃果ちゃん(アホ)な穂乃果ちゃんが真姫ちゃんに突っ込みですよ?

 

信じられますか?

 

信じられませんよね?

 

信じちゃダメなヤツですよね?

 

もしこれがことりが見ている夢とかじゃなくて現実に起こっていることなら…穂乃果ちゃんが突っ込みとか世界的にあり得ない事態が起こっちゃってるから、きっと明日のお天気は晴れ時々アクシズ、またはユニウスセブンだね。

 

いわゆる“地球最後の日”ですぅ。

 

クルーぜさん的なセリフなら人が数多持つ予言の日ですぅ。

 

滅びの日ですぅ。

 

も~おしまいですぅ。

 

ちゅん。ちゅん。

 

これはことりも覚悟しなきゃいけない非常事態ですね。

 

こうなったら明日、アクシズ的な隕石とかが地球に降り注いで世界が終わっちゃう前に、ことりはなんとしてもソラ君にえっちなことしてもらわなきゃ!

 

も~襲っちゃいます!

 

だってソラ君と[自主規制]しないままで…このまま処女のままで死んじゃうなんてごめんなさい♪ですぅ!

 

ことりは絶対にこの一途な想いを遂げて、幸せの中で最後の瞬間を迎えてヤりますよ♪

 

目指せ!地球滅亡までに抜かずの10発ですぅ♪

 

[[どんなにオナ禁してても抜かずの10発はムリじゃないかな?ホノカはそー思うよ?]]

 

ちゅん?

 

アレ?今なにか…穂乃果ちゃんがことりにも突っ込んできたよ~な?

 

………気のせいだよね?

 

[[ごちゃごちゃうるさい!!!私は今このナマイキな角付きの角をへし折らなきゃいけないからスッゴく忙しいの!って言うか!穂乃果先輩もグチグチ言ってないで少しは手伝いなさい!!!弾幕薄いのよ!!!ナニやってるのよ!もう!!!]]

 

[[うぇぇぇ?!なんか真姫ちゃんに怒られた?!なんでー?!]]

 

穂乃果ちゃんが真姫ちゃんに怒られたのは穂乃果ちゃん(アホ)だからじゃないかな?

 

まぁそれはさておき。

 

ことりたちが赤いバルバトスやタイガータイタスさん、ブルードムとそれぞれ戦っている頃、真姫ちゃんと穂乃果ちゃんはこんな感じで楽しくおしゃべりしながら、逃げまくっているコマンダー・モックさんとおいかけっこをしていました。

 

穂乃果ちゃんが無計画に突撃して、それを真姫ちゃんが必死に追いかける。

 

さっきまでのそんな二人とは逆に、今は真姫ちゃんが怒り狂って突撃して、それを穂乃果ちゃんがちょ~っとドン引きしながら追いかけていますぅ。

 

いつもは突撃三昧な穂乃果ちゃんだけど、怒り狂って少しだけ周りが見えなくなってきている真姫ちゃんを珍しくサポートしてあげていますぅ。

 

それとなく真姫ちゃんの死角に回り込もうとしているザコいハイ・モックさんをビームライフルで優先的に撃ち落としたり、進路状のやっぱりザコいハイ・モックさんを撃ち落として真姫ちゃんの進む道を作ってあげたり♪

 

真姫ちゃんはそんな穂乃果ちゃんの何気ない援護に気づいてるのかなぁ?

 

弾幕薄いのよ!!!とか言ってるから、真姫ちゃんは穂乃果ちゃんの援護に気づいてるのかもね?

 

ふふ♪と~っても頭のいい真姫ちゃんのことだから、きっと気づいていて穂乃果ちゃんに援護をお任せしてるんですぅ。

 

なんだかんだで真姫ちゃんは穂乃果ちゃんのこと信頼しているんですね。

 

なんだかそんな真姫ちゃんがと~ってもツンデレさんでやん♪やん♪ですぅ♪

 

[[うぅ~。いつまでこのおいかけっこするんだろ?穂乃果はあきてきたよ…(うん。確かにそろそろ飽きて来たよね。ん?光?なんだろ…あっ!アレって……むふふ♪良いこと思い付いちゃった♪確か雪穂から借りたガンダムのマンガに“アレ”を使ったヤツがあったよね♪“アレ”を使えば面白い事が出来るかも♪ねぇ!穂乃果!ちょっとだけホノカが前に出てもいい?)えっ?ホノカが前に出るの?うん!いいよ!替わるね……うん。ありがと、穂乃果♪さぁーって、それじゃ…真姫ちゃん!聞こえてる!その角付きとの“おいかけっこ”はこの辺でいい加減終わらせよ!攻撃をソイツの右方向に集中させて!]]

 

穂乃果ちゃんの援護を受けてコマンダー・モックさんを追撃する真姫ちゃん♪

 

二人はしばらくは群がるザコいハイ・モックさんを撃墜しながらコマンダー・モックさんとの楽しいおいかけっこを続けていたんだけど、途中で急に穂乃果ちゃんがぼそりと飽きてきたよ~って呟きました。

 

その呟きのあとのひとり言を皮切りに、どうしてかはわかりませんが、いつもニコニコ明るく元気なはずの穂乃果ちゃんの雰囲気が、急にどこか鋭利で冷たいモノに変わっちゃいました。

 

そんないつもと違う雰囲気を纏い出した穂乃果ちゃん(?)は、真姫ちゃんに逃げ回るコマンダー・モックさんの右方向へ攻撃を集中させてって通信を送ります。

 

[[攻撃を右方向に集中?穂乃果先輩?ナニ言ってんの?右方向なんかに攻撃を集中させてどうするつもりよ!]]

 

その通信を受けた真姫ちゃんは訝(いぶか)しげに“右方向なんかに攻撃を集中させてどうすの?”って聞き返してますぅ。

 

うん。

 

ことりも真姫ちゃんとおんなじで、なんで右方向に攻撃を集中させるんだろ?って思います。

 

それに対して穂乃果ちゃん(?)は…

 

[[ん?それは…まぁやればわかるよ♪ね♪ホノカに騙されたと思ってさ♪]]

 

ってお返事を返しました。

 

[[なんで右方向なんかに…[[真姫ちゃん!]]あぁ!もう!わかったわよ!わーかーりました!ホント、イミワカンナイ!!!ヤればいいんでしょ!ヤれば!!!]]

 

そんな説明で真姫ちゃんが納得してくれるはずもなく、なんで?って言い返したんだけど、穂乃果ちゃん(?)がちょっと強い語気で“真姫ちゃん!”って言うと、真姫ちゃんはしぶしぶわーかーりました!って答えて、コマンダー・モックさんの右方向に攻撃を集中させ始めました。

 

右方向へ攻撃を集中された始めたコマンダー・モックさんは、攻撃を避けるために少しずつ左方向へ進路を変えて行って…

 

[[あは♪予測通り♪良い位置に来た!貰ったよ!!!]]

 

今日のバトルフィールドに沢山あるコロニーの残骸のひとつの近くを通りかかろうとしたとき、穂乃果ちゃんのエールストライクガンダムがコマンダー・モックさんが通り過ぎようとしていたコロニーの残骸に向けてビームライフルを発射しました。

 

穂乃果ちゃんのエールストライクガンダムが発射したビームは…

 

[[う"ぇぇぇえ?!ちょ!ちょっと待って!なんでビームが!]]

 

コロニーの残骸に当たると…

 

[[反射するのよ!!!]]

 

反射してその進路を変え…

 

[[計算通りだね♪はい♪ごくろーさま♪なーんてね♪]]

 

通りすぎようとしていたコマンダー・モックさんの胴体に…コア部分に直撃しちゃいました。

 

もちろん逃げ足以外の性能はザコいハイ・モックさんと同じくらいのコマンダー・モックさんは、いくら素組のストライクのビームって言っても直撃しちゃったらひとたまりもありません。

 

当然ぼっか~ん♪って爆発しちゃいました♪

 

[[穂乃果先輩?!ナニしたのよ!!!ビームが反射するなんてどんなトリックよ!]]

 

反射したビームが直撃して爆発しているコマンダー・モックさんを見て驚いている真姫ちゃんは、穂乃果ちゃんになんでビームが反射したの?どんなトリック?って質問中です。

 

ことりもなんでビームが反射したのかな?って思ったんだけど、穂乃果ちゃんがビームを当てたあのコロニーの残骸をよ~く見たらトリックがわかっちゃいました♪

 

あのコロニーの残骸には…

 

[[鏡みたいに磨き抜かれた刀に光が当たったら反射するのは当たり前だよね♪まぁちょーっと違うんだけどね。]]

 

小さすぎて気づくのが遅くなっちゃったんだけど、よ~く見ると穂乃果ちゃんがビームを発射したコロニーの残骸には1本の折れたブレードが突き刺さっていたんですぅ。

 

穂乃果ちゃんはそれを見つけて、そこまでコマンダー・モックさんを誘導するために真姫ちゃんに右方向に攻撃を集中させてってお願いしたんだね。

 

折れたブレードにビームを当てて反射ってアイディアはたぶん1番最初のアストレイで、レッドフレームとゴールドフレーム天(まだ天ミナじゃない頃だね。)が戦ったときのアレですね。

 

穂乃果ちゃん、穂乃果ちゃん(アホ)なのによく思い付いたよね?

 

ことりは今日の穂乃果ちゃんが穂乃果ちゃん(アホ)なのにと~ってもかしこいことしちゃっていて感心しちゃいますぅ。

 

でも穂乃果ちゃん…よくあんな小さな的にピンポイントでビームを命中できたね?

 

さっきの穂乃果ちゃんの射撃はまるで海未ちゃんの狙撃みたいにスゴかったですぅ。

 

[[鏡に光って…ビームってレーザーじゃないんだから反射はしないんじゃないの?!]]

 

[[そこはほら?ご都合主義?]]

 

[[ナニソレ?!ホントイミワカンナイ!!!]]

 

[[人生はそんなモノだよ?]]

 

[[モットイミワカンナイ!!!!!]]

 

ちゅん♪ちゅん♪

 

ことりたちが赤青黄色の3機と戦っている頃、穂乃果ちゃんも真姫ちゃんはこんな感じでがんばってくれていました。

 

次はいよいよことりちゃんとブルードムとの決戦ですぅ。

 

それじゃスタジオのことりちゃ~ん♪

 

あとはよろしくよろしく♪ですぅ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

とりあえずはご都合主義万歳。
次回ことりさん回はことりさんが知恵と勇気でブルードムに挑みます。
いよいよことりさんの本領発揮です。


次回更新はいつも通り月曜日のお昼頃を予定しております。
お時間よろしければご覧下さいませ。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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