ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
ゼノイフリート激滅戦真っ最中なQooオレンジでございます。
今回はにこちゃんsideの第9回目となります。
今回はにこちゃんがμ's一年生&二年生組のグダグダ空間に巻き込まれ…。
それでは 第7話A「無冠の女王」そのきゅう 始まります。
レーダーの効きづらいデブリ満載の今回のバトルフィールドでも問題なく使える何気にチートな“ヤサカニノマガタマ”のオマケ機能…広域索敵網に捉えた6機の機影。
私が待っていたたぶんチーム“μ's”の6機だと思われ
るその機影を、展開中の“ヤサカニノマガタマ”に微妙なエネルギー反応を発生させることでわざと感知させてこちらへと誘導すること数分。
いよいよチーム“μ's”の6機が私のガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこのメインモニターに映し出されてきたわ。
<目標、こちらの有視界内に入りました。サブモニターに拡大した映像を表示いたしますか?>
「ん。そうね…それじゃお願い。」
<了解しました。拡大映像を表示いたします。>
メインモニターに映し出され始めたばかりで、まだ豆粒みたいに小さなその機影を、気を利かせたウズメがサブモニターに拡大表示させてくれたわ。
こういう何気ない気配りは女の子的にはポイント高いのよね。
みんなも覚えておいた方がいいわよ?
気配り上手は女の子的にはポイント高いってね♪
ただ…あんまり気配りしすぎると今度は便利なヤツって認識されていいように使われちゃうから気をつけなさいよ?
何事にも限度はあるモノよ。
「ありがと。」
話がそれちゃったわね。
関係ないことで話がそれちゃうのって私の悪い癖よね。
気をつけなきゃ。
っと。
また話がそれちゃいそうになってたし…。
ほんと気をつけないと。
「ふーん。半分は初心者って聞いてたけど、一応はちゃんと隊列組んでるんだ。」
内心で話がそれる悪い癖を反省しながら、気の利いたサポートをしてくれたウズメに“ありがと”って一言お礼を言った私は、改めてサブモニターに表示された拡大映像へと視線を向けたわ。
視線を移したサブモニターには、隊列を組んで“ヤサカニノマガタマ”のひとつがエネルギー反応を発している地点へと進んできている6機の機体が映し出されていたの。
「先頭にいるのは真っ黒なねこ?アレ?アイリから貰ったデータだとねこのガンプラって真っ黒じゃなくて黄色じゃなかったっけ?」
先頭を微妙なスピードで進んでいるのは真っ黒なねこ型のMS。
アイリが送ってくれたチーム“μ's”の機体データではあのねこ?は黄色のカラーリングだったはずだったんだけど…。
<はい。登録機体名“ベニャッガイ”。ベアッガイⅡを改造して作られた防御に秀でた黄色の猫型機体の筈です。>
私がデータと違うカラーリングのねこ?を見ていると、ウズメがあのねこ?はデータでは黄色のカラーリングだったはずって教えてくれたわ。
うん。
やっぱりそうよね。
私の勘違いじゃないわよね…。
「そうよね?機体の形状がねこってのはアイリから貰ったデータ通りだけど、色が違うわ。塗装し直したのかしら?」
<あのカラーリングならば宙間迷彩でしょうか?>
宙間迷彩…?
あー。
それはあるかも。
現にあの真っ黒なねこ型のMS…ベニャッガイ?は、かなり視認しづらいのよね。
有視界戦闘が基本なガンプラバトルだと、宇宙でアレだけ視認しづらいのは結構大きなアドバンテージになるわ。
「あぁ。確かにそんな感じよね。あの真っ黒ねこ、宇宙だと視認しづらいもんね。」
<はい。マスターが見失うとは思えませんが、念のためメインモニターにマーカーを打っておきましょうか?>
マーカー、ね。
そうね。
マーカーを打っておけば見失うこともないわね。
あって損するモノでもないし。
「お願い。データでは素の攻撃力は大したことないみたいだけど、奥の手でアホみたいな威力の自爆技があるみたいだから、できるだけあのデカいねこの位置は把握しておきたいのよ。装甲はかなり硬いみたいだから、万が一にでもトドメを刺し損ねて見失いでもしたらめんどうなことになりそうだからね。マーカーさえ打っておけば、見失って自爆…とか最悪のパターンはないでしょうから。」
<了解しました。少々お待ちください………該当機体へのマーカー表示完了です。それにしても自爆ですか?ガンプラバトルでは少なくない数の…相当数のファイターが好んで自爆を行う様ですが、自爆とは楽しいのでしょうか?>
「さぁ?私は自爆なんてしたことないししたくもないから、自爆マニア共の気持ちなんてわかんないわ。」
ぶっちゃけ自爆マニアってはた迷惑な連中なのよね。
追い込むとすぐに自爆するし。
追い込まなくても自爆するし。
近づいてきて自爆するし。
遠くにいても自爆するし。
しかもほとんどの連中がムダに高性能な自爆しやがるし。
弾翔高校のチーム内ユニット“肉弾3ギラ・ドーガ”の連中なんて、バトルロイヤルだと3機で武装領域(ウェポンストレージ)を共有とか何気に高度なシステム設定してまで、バトルフィールドのほとんどを吹き飛ばす威力のバカデカい爆弾持ち込んで来やがるのよね…。
ガンプライブの予選であの連中と当たったら…どーしよう。
選出されるバトルの形式にもよるけど、3対3のユニットバトルであのアホ共と当たったら最悪よね。
自爆だともちろんあっちも撃墜判定になるから、負けはしないけど…勝てもしないのよ…。
さて…あのアホみたいな威力の爆発をどうやって攻略するか…。
基本的にあのアホみたいな威力の爆弾は弾翔高チーム内ユニット“肉弾3ギラ・ドーガ”のアホ共が3機で出て来ないと使われることはないから、予選で当たったらこっちも3機編成のユニットでのバトルになるわね。
ユニットの面子は?
確実に勝つなら私とそらと…あと1人。
あと1人とは言っても…“μ's”の連中は半分が素組の初心者…。
ほかはネタ機体のねことビルダータイプのファイター。
ベテランファイターの南 ことりへのテコ入れが成功すれば中の上…ううん。
上の中くらいのファイターに化けるとしても、南 ことりの基本スタイルは高機動高火力の遊撃タイプだから、あのアホ威力の爆発をどうにかするにはちょっと厳しいわね。
アレ?
何気にマジであのアホ共を攻略するのって厳しい?
<そういうモノでしょうか?>
っと。
ヤバいヤバい。
さっき話がそれるのが悪い癖だから気を付けなきゃとか言ってたのに、いつの間にかまた話がそれてるし。
ウズメがいつもの“そういうモノでしょうか?”って言ってヤツを言ってくれなかったら、このままグダグダと思考のドツボにハマって抜け出せなくなってたわ。
「そーゆーモンなのよ。」
あのアホ共の攻略方法はあとで考えよ。
どうせここで私1人でない知恵を絞ってもラチが明かないしね。
「まぁいいわ。それで?真っ黒なねこの次はジムスナⅡとストライクと百式…は?ジムスナⅡ?防御特化のねこ?が最前衛でタンクしてるなら、あの位置って前衛よね?なんでジムスナⅡが前衛にいんのよ?!ジム“スナイパー”Ⅱなのよ?スナイパーよ!スナイパー!!!スナイパーが刀持って前衛に出てきてどーすんのよ!」
<右手にブレードを持っているのですから、近接戦闘仕様に改修されているのではないのでしょうか?>
ジムスナⅡを近接戦闘仕様に改修?
近接戦闘仕様ならまずは全身の姿勢制御スラスターに手を加えて……ないわね。
ってかどっからどーみても素組のジムスナⅡよね。
「ううん。アレってたぶん素組よ。」
<素組ですか?それなら…何故あの機体のファイターはスナイパータイプの機体に搭乗しているにも関わらず、ブレードのみを片手に持って前衛に出ているのでしょうか?>
「知らないわよ…私が知りたいくらいよ…まったく…。」
まぁいいわ。
さっきもおんなじセリフ言った気もするけど、とにかくまぁいいわ。
「まぁいいわ。で、最前衛に防御特化のねこ、その後ろに前衛3機、真ん中は…」
何故か前衛のジムスナⅡと、そのジムスナⅡの左右に展開しているストライクと百式。
その後ろ…真ん中には、増加装甲をあちこちに取り付けた黄緑色のジム改の改造機と、通常のバスターライフルよりも一回り大きなバスターライフルを持ったウイングガンダムの改造機が続いていたわ。
「あのウイングガンダムの改造機が南 ことりね。」
飛ぶことを怖がってる子。
余計なお世話かもしれないけど、なんとかしてあげたいのよ。
ま、私はちょっかい出してちょっとキツイこと言うだけなんだけどね。
悪いけど細かいところはそらに丸投げよ。
フォローは私よりもそらの方が適任だもん。
<先頭の防御特化の機体のカラーリングと、スナイパータイプの機体の装備がデータとは違っていますが、恐らくはあの集団がチーム“μ's”だと思われます。>
「でしょうね…。」
私はサブモニターに拡大表示で映し出されるチーム“μ's”の6機をみながら、あの連中にどうやって仕掛けるかを考え始めたわ。
まぁ考え始めたって言っても初擊はトリケロス改Ⅱに装填されている6連装電磁射出式超高速貫通弾“御雷槌(ミカヅチ)”での奇襲…なんだけどね。
1人1発ずつ。
一撃で撃墜しない程度に微妙に狙いを外して…“御雷槌”の鉄槌をおみまいしてヤるわ!
「ウズメ!”御雷槌“の射程内に入ったら仕掛けるからね!狙いはコックピット部分以外!微妙な狙いになるからサポートよろしく!」
<了解しました。>
あと少し…あと少し……もう少しだけこっちに来たら………。
長いようで、でも実際には短い時間を経て、真っ黒なねこ?型MSを先頭に隊列を組んだチーム“μ's”の6機は、“御雷槌”の射程内へと侵入してきたわ。。
<目標全機、“御雷槌”の射程内に入ります。>
最後尾の黄緑色のジム改の改造機…確かジム・カーバンクルだったかしら?
そのジム・カーバンクルまで射程内に捉えると、ウズメがすぐに報告をあげてくれたわ。
私はその報告をききながら、隠れていた大きなコロニーの残骸の影から右半身だけを出して、メインモニターに映る6機を見据え…
「おっけー!仕掛けるわよ!」
サブコンソールを操作してトリケロス改Ⅱに内蔵されている“御雷槌”を起動させ…
<ターゲット、ロック…完了。>
ウズメがロックオンを完了させてくれるタイミングとほぼ同時に…
「ぐっじょぶ!いい仕事よ!ウズメ!!!さぁ!!!死なない程度に…ぶち抜け!“御雷槌”!!!」
トリガーを引き絞ったわ。
バチリと稲光のような電気を走らせると、トリケロス改Ⅱに内蔵された合計6発の鉄杭がものすごい勢いで撃ち出されていき…。
「命中が2、回避が2。反応して防いだのが2…か。奇襲されてこの結果ならまぁまぁなんじゃない?」
私が撃ち出した6発の“御雷槌”はご覧の通り、命中2に回避が2、防御が2って結果になったわ。
命中したのは先頭にいた真っ黒なねこ型MSと真ん中に位置していたウイングガンダムの改造機。
真っ黒なねこの方は奇襲に敏感に反応はしたみたいだけど、機体が鈍重過ぎて避けきれなかったみたいね。
ってかあの真っ黒ねこ…大抵のモノは貫通するはずの“御雷槌”の鉄杭が貫通しきれずに頭に突き刺さってるし。
どんだけ硬いのよ。
もう1機の直撃した方…通常よりも大きなバスターライフルを持っているウイングガンダムの改造機も、反応はしたみたいだけど…。
「回避か防御かで迷ったってとこかしら?」
たぶん迫り来る“御雷槌”の鉄杭が思っていたよりも速かったから、“回避して間に合うの?安全策で防御?でも防御を突破されたら?!”とか思ったんでしょう。
そのせいで行動が遅れちゃって、結局は中途半端に回避しようとしてけど、避けるのが間に合わずに左肩に“御雷槌”の鉄杭が直撃。
直撃した“御雷槌”の鉄杭は装甲を貫通して、左肩が大きく破損するはめになっちゃったみたい。
判断の遅さが致命的なスキになっちゃったわね。
ウイングガンダムをベースに改造機してあるなら基本的には回避メインの機体なんだから、迷わずに避けちゃえば良かったのよ。
考え過ぎちゃったのね。
この子は…南 ことりは、なんだかんだって色々と考えすぎてるせいで、“飛べない”んじゃなくて、“飛ばない”んじゃないの?
思考の渦に捕らわれて身動きができなくなってる。
そんな感じかしら?
もうちょっと待ってなさい。
余計なお節介だけど、私がアンタを縛り付けてる思考の鎖をぶち壊してあげるから。
そのあとの“飛び方”は、そらにでも教わんなさい。
さて、お次は奇襲に反応して見事に防御してみせた何故か前衛に出ているジムスナⅡと、後衛に位置しているジム改の改造機の2機。
私の奇襲に1番始めに気づいたのはこのジムスナⅡの子…園田 海未みたいね。
園田 海未…そらが舌を巻くくらいに凄腕のスナイパーで、今回のメンバーでは1番指揮官適性が高い子。
この子は真っ先に私の奇襲を察知し味方機へ奇襲を告げながらも、高速で飛来してくる“御雷槌”の鉄杭を右手に持った片刃のブレードで切り払っちゃったのよ。
うん。
まさか“御雷槌”を切り払われるとは思ってなかったわ。
“御雷槌”ってぶっちゃけ鉄血のオルフェンズの後半で猛威を振るいまくったあの“ダインスレイヴ”とおんなじような武装なのよ?
ものすごい速さで飛来する鉄杭…それをあんな簡単に切り払われるなんて、ちょっと信じらんないわ。
ってかこの園田 海未って子…狙撃は得意って聞いてたけど、近接戦闘もできるんだ…。
家が日本舞踊の家元で、おまけになんか怪しい武術だか剣術だかの道場もあるのよね?
何気にチート?
ま、まぁ近接戦闘もイケるんなら、自衛のできるスナイパーってことで護衛を付ける手間がいらなくて楽でいいんだけど…。
で、もう一方の防御した方…ジム改の改造機“ジム・カーバンクル”を操る子。
名前は小泉 花陽だったわね。
この子は確か電子精霊のマスター…“精霊使い(エレメンタラー)”だったわね。
“御雷槌”の鉄杭の接近に反応が遅れたように見えたけど、ギリギリのところでバックパックから伸ばしたサブアームに取り付けてあるシールドを使って、“御雷槌”の鉄杭をうまく弾いて防御したわ。
シールドで受け止めていたら、受け止めたシールドを貫通して機体が大破してたから、とっさに弾いたのはいい判断ね。
反応が遅れても防御か間に合ったのは電子精霊がサポートしてくれたからかしら?
この子の電子精霊って4体もいるのよね?
4体も電子精霊と契約してる子なんて初めて聞いたわよ…。
もしかしてこの子も何気にチート?
最後は反応して見事に回避してみせたストライクと百式の2機。
百式のファイターは…確かお金持ちのセレブ女がファイターだったわね。
お金持ち…ねぇ。
お金持ちなんて○ねばいいのに。
セレブとか世界の汚染を進める害悪でしかないわ。
この私。
矢澤 にこが粛清して………これ以上は止めとこ。
セレブでも仲間になるかもしれない子のことをあんまり悪く言いたくないもん。
ノーコメントよ。
ノーコメント。
で、あとはエールストライクの子ね。
この子は園田 海未の警告に真っ先に反応して、不意打ちで放たれた“御雷槌”の鉄杭を完璧に回避してみせたわ。
奇襲に1番早く気づいたのは園田 海未だったけど、奇襲に1番早く反応したのはこの子…高坂 穂乃果だったわ。
それはもう異常なまでの速さで。
そう言えば…アイリがくれたデータにも反応速度が異常って記述があったわね…。
あの異常なまでの反応速度は面白い才能だわ。
この子は…高坂 穂乃果は機体を整えれば一気に化けるわよ。
高坂 穂乃果だけじゃなく、チーム“μ's”のメンツはほんと色々と面白いわ。
可能性の塊みたいな連中。
磨かれる前の宝石の原石みたいな連中。
こんな面白そうな子たちが、私の仲間になってくれるかもしれない。
そらを立ち直らせてくれて、1人ぼっちで戦ってきた私の仲間になってくれるかもしれない。
私にも…
[[何者です!!!姿を表しなさい!!!!!]]
[[隠れてにゃーで出てくるにゃ!!!]]
おっと。
考えるのはとりあえずはあとよ、あと。
<マスター。お呼びの様ですがいかがいたしますか?>
私が思考の果てに“これから”のことに思いを馳せ始めていると、全周波通信で姿を表せ、出てこいにゃ(にゃ?なんで語尾がにゃ?)って言われちゃったわ。
その通信を聞いたウズメは、私に“いかがいたしますか?”って聞いてたけど…。
いかがいたしますか?
そんなの…決まってるでしょ?
「ウズメ。アンタならこの状況で私がどうするのか、言われなくてもわかってるんでしょ?」
<はい。もちろんです。>
「ならいつも通りにサポートお願いね![[ぐぅおらぁぁぁぁぁぁ!!!にゃっにゃっと出てきやがるにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!]]…はぁ…ちょっと待ってなさいってのよ。お呼びでもお呼びじゃなくても…今出ってやるから!!!!!」
「にっこにっこにー♪」
スラスターを噴かしてコロニーの残骸から飛び出た私は、予め全周波通信に設定したいた通信を使って、“μ's”の6機へとかるーくあいさつを送りつけてやったわ。
にっこにっこにー♪って♪
[[はい?!]]
[[んー?]]
[[ちゅん?]]
[[にゃ?!]]
[[う"ぇえ?!]]
[[えっ?!]]
私のあいさつを聞いた“μ's”の6人はみんなにこにーのプリティすぎるあいさつに驚いてるみたいね。
かわいすぎるって罪よね。
罪。
「はぁーい♪みんなー♪ガンプラバトルは楽しんでるぅー♪」
でもいくらにこにーがかわいすぎるからって、戦場で動きを止めるのは減点よ。
私がその気になればこのスキに皆殺しにだったできるんだから。
「あれー?お返事がないにこ?聞こえてないにこ?それともみんなはガンプラバトルを楽しんでないにこ?」
ってかそろそろなんか反応して欲しいんだけど?
全周波通信を開いて1人でしゃべってる私がバカみたいじゃない。
あんまり無視するようなら…
[[へ、へんにゃのがキタニャァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!]]
[[ダ、ダメだよ!凛ちゃん!いくら変な人だからって変な人に面と向かって変なんて言っちゃ!そんなこと言っちゃったら変な人が自分は変な人だって自覚して思わず自殺しちゃいたくなっちゃうかもしれないよ!]]
[[ねぇ花陽?別にあんな頭のおかしそうなヤツの1人や2人くらい自殺してもいいんじゃないの?]]
[[それはそうだけど…でも真姫ちゃん?一応はお医者さん志望なのに自殺してもいいんじゃないの?ってそれはそれで大丈夫なの?]]
[[あんまりよくは無いわ。でも死にたがってる変な人と生きようとしている普通の人の二卓なら、断然生きようとしている普通の人を助けるでしょ?選別よ。選別。]]
[[ちゅん?真姫ちゃんの言っている選別って確かトリアージ…だったかな?大きな事故とか災害とかのいっぱい怪我しちゃった人がいるときのアレだよね?]]
[[とりあーじ?鳥とアジ?それとも鳥味?]]
[[鳥味…わかったにゃ!トリアージって鶏ガラスープのラーメンのことにゃ!]]
[[えぇー?!穂乃果は鳥味のラ○チパックのことだと思う!きっと今度新しく発売される新商品なんだよ!]]
[[ことり先輩は正解。アホ2人はどっちも違うから。そこの食欲に支配されたアホ2人に詳しく説明…してもどうせアホ2人には理解できないんでしょうから、説明はしないわよ。]]
[[ちょっと真姫ちゃん!今アホって言ったよね?!アホって!穂乃果はアホじゃないからね!!!おべんきょーがちょーっと苦手なだけだからね!!!]]
[[凛もアホじゃねーにゃ!!!凛もべんきょーがちみーっと苦手なだけだにゃ!!!それにアホって言ったヤツがアホなんだにゃ!!!だから真姫ちゃんの方がアホなんだにゃ!!!]]
[[おぉ!!!凛ちゃんいいこと言った!そうだよ!アホって言ったほーがアホなんだよ!]]
[[はぁ?!アンタたち!言うに事欠いてこの私がアホですってぇぇぇぇぇ?!]]
[[あーほ!あーほ!アホの真姫ちゃーん♪]]
[[あーほ!あーほ!アホの真姫ちゃーん♪]]
[[…………いい度胸ね…良いわ。そこまで言うならとりあえず…コロス。]]
あるぅぅぅぅれぇぇぇ?!
無視するようなら…一気に仕掛けて殲滅してやろうかしら?とか言おうとしてたら…な、なんかこの子たち?!同士討ち始めたわよ?!
百式がビームサーベルを展開させて、ストライクと真っ黒ねこに襲い掛かって行きやがったわ?!
ってかナニやってんのよ!
目の前に敵がいんのよ?!
漫才みたいな言い合いしたあげくに同士討ちなんて初めてどーすんのよ!
えっ?!
突っ込み待ち?
突っ込み待ちなの?!
これって私が突っ込み入れなきゃダメなパターン?
[[さて…アホ二人と真姫はとりあえず放って置くとして…何者ですか!]]
って!なんか後で同士討ち始めた連中のことスルーしたし?!
「えっ?!ほ、放っといていいの?!」
[[海未先輩!あの機体!たぶんガンダムアストレイ・ゴールドフレーム天ミナの改造機です!ガンダム作品初心者の海未先輩にも分かりやすく説明すると穂乃果先輩が使ってるストライクガンダムの量産試作機の改造機の改造機です!詳しくはあとでまたじっくりと説明しますので今はとりあえずストライクの親戚くらいに思っていてください!]]
こっちも?!こっちもスルー?!
ってかアストレイってストライクの量産試作機じゃないわよね?!
厳密には5機のG兵器のデータを盗用して作った機体よね?!
ストライクの量産型はストライクダガーよ!ストライクダガー!
はっ?!
い、いつの間にか突っ込んじゃってたし!
と、とりあえずは落ち着きましょう。
落ち着いて…あの後ろで同士討ちしてる連中のことに突っ込みいれなきゃ!
アレ?結局は突っ込み淹れるんじゃないの?!
ま、まぁいいわ!
まずはあの同士討ちしてる連中に突っ込みよ!
「いや、まぁ確かに私の禍にこは天ミナをベースにはしてるけど……アンタたち…後ろの連中はマジで放っといていいの?」
いよっし!言うことは言ったわ!
これでそろそろ真面目なバトルパートに…
[[なるほど…ストライクガンダムの親戚ですか…。花陽!わかりやすい様で全くわからない説明ありがとうございます!しかしストライクガンダムの親戚がなんと恐ろしい攻撃を放つのでしょうか!まさか精神攻撃だなんて!ことり!花陽!聞こえてますね!敵の見事な精神攻撃で穂乃果と凛と真姫は戦闘不能です!戦えるのは私達三人だけです!気を引き締めて行きますよ!]]
[[りょ~かいだよ!海未ちゃん!]]
[[はい!了解です!海未先輩!]]
戻んないし!
精神攻撃?!
えっ?!
私!この子たちに精神攻撃なんかした?!
にっこにっこにー♪って実は精神攻撃だったの?!
いやー。
にっこにっこにー♪が精神攻撃だったなんて知らなかったわー。
って!んなワケあるかい!!!
「イヤイヤイヤ!精神攻撃とかしてないからね?!ただ“にっこにっこにー♪”ってあいさつしただけだからね?!ってか普通は“にっこにっこにー♪”にナニか一言あるハズなんだけどなんにもないの?!ナニソレ?イミワカンナイ!とかキモチワルイ。とか、にゃんか寒くにゃいかにゃー?とかなんかないワケ?!」
[[その突っ込み方をする真姫ちゃんと凛ちゃんは穂乃果先輩も交えて現在絶賛命を賭けたおいかけっこ中なんで突っ込みはムリっぽいです。]]
「あ。そうなんだ。そっかー。それじゃしかた……ないワケあるぅかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!私の“にっこにっこにー♪”に対して何か一言あるのがラブライブのお約束でしょ!なんでかるーくスルーしてんのよ!ホラ!今からでも遅くないから何か言いなさいってのよ!!!」
こうなったらこのボケ共にとことん付き合ってやるわ!
突っ込み入れまくってやるんだから!
行くわよ!矢澤にこ!
不名誉な二つ名でぶっちゃけあんまり好きじゃないんだけど、二つ名は二つ名!
この私!
“無冠の女王(ノー・クラウン)”の実力を見せつけてやるわ!!!
[[何か…と、言われましても…困りましたね。]]
[[ちゅん?この子はわがままさん?]]
[[そもそもこの二次創作作品は原作は確かにラブライブ!ですけど、タイトルはガンプライブ!なんで厳密にはラブライブ!じゃ…。]]
「しゃらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぷぅ!!!!!そこの米女!メタいこと言ってんじゃないわよ!!!」
[[ピギャァ?!]]
「ソレもちっがぁぁぁぁぁぁぁぁうぅぅぅ!!!!ソレはアンタの持ちネタじゃなくてラブライブ!の続編のサンシャインの黒澤ルビィの!あとたまーに姉の黒澤ダイヤの持ちネタでしょ!!!他人の持ちネタを簡単にパクんな!!!」
[[あっ♪そうでした!いやぁー♪花陽♪うっかり♪てへぺろ♪]]
「うっかりってナニよ!うっかりって!アンタはうっかりザクレロ(知らない人は検索♪検索♪)かなんかなの?!確かに全国の悪いヤツを権力と暴力を使って懲らしめる月曜日の夜8時頃から放送していた先の副将軍が主役の某時代劇だとアンタは確実にうっかり八兵衛の枠なんでしょうけどね!」
[[こいつはうっかり♪]]
[[食いしん坊でうっかり。まさに花陽にぴったりな役ですね。それでは私は格さんをやらせていただきます。]]
[[あ♪真面目な海未ちゃんにぴったり♪は~い♪それじゃことりはかげろうお銀やりま~すぅ♪お風呂に入ってや~ん♪えっち~♪ってやっちゃうね♪]]
「ストォォォォォォォォップゥゥゥゥ!!!ちょっと待て!そこの鳥娘!かげろうお銀はダメよ!これ書いてるオレンジジュース野郎の年齢がバレるわ!そこはせめて疾風のお娟(えん)にしときなさい!!!」
[[えぇ~♪ことり的には視て肛門♪のくの一枠はやっぱりかげろうお銀ですぅ。そそは譲れません♪]]
「あ、そう。なら仕方ないわ…ね…ん?今…アンタなんて言った?視て肛門?水○黄門じゃなくて視て肛門♪って言った?違うわよね?そこは水戸○門であって視て肛門♪じゃないわよね?!って視て肛門♪ってナニよ!視て肛門♪って!なんかパロディ物のAVのタイトルにありそうだし!それに女の子がそう軽々しく視て肛門♪なんて言わないの!そんなこと例えアンタが冗談で言っても本気にするバカな男もいるんだから気を付けなさい!アンタ!私にはちょっと劣るけど結構かわいいんだからマジで気を付けなさいよね!!!」
[[は~い♪]]
全く…。
とにかく心の赴くままに突っ込みまくってやったけど…。
<マスター。>
「ウズメ?ナニよ…。今ちょっと突っ込みまくって疲れてんの。急ぎの用件じゃなかったらあとにしてよね。」
<それでは割と急ぎの用件なので報告させていただきます。>
急ぎの用件?
なんだろ?
<目安の10000文字を越えたため今回はここまでになります。>
「は?」
目安の10000文字?
目安の10000文字ってなんのとこよ?!
[[あっ♪ほんとですぅ♪ことりの♪←コレで10000文字をだいたい500文字くらいもオーバーしてますぅ♪]]
[[それは大変ですね。早く何時もの“つづく?”を打たなければ!]]
[[いやぁー♪うっかり♪]]
「うっかり♪とか水○黄門ネタはもういいから!ソレよりも…ねぇ!目安の10000文字ってナニよ!なんのとこなのよ!」
<はい。お話の総文字数の事です。>
へっ?!
お、お話の総文字数?!
そ、それって……
「最後にまたメタいのキタァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
[[ちゅん♪ちゅん♪また来週ですぅ♪]]
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
無事に戦闘が開始されかと思った今回ですが、やはり相変わらず色々とメタメタグダグダでございました。
次回は…やっぱりメタメタグダグダになるかと…。
ちなみに皆様はかげろうお銀世代?でしょうか?
それとも疾風のお娟世代でしょうか?
私は…。
次回更新はいつも通り月曜日のお昼頃を予定しております。
お時間よろしければご覧下さいませ。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。