ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。


今回は真姫ちゃん生誕祭特別編の第6回目になります。

真姫ちゃん生誕祭特別編もあと少し…。
そんな今回は最大級のおバカが待ち受けて…いるかなぁ…。

それでは 2017 西木野真姫生誕祭特別編「真姫ちゃんのドキドキ初デート大作戦⑥」 はじまります。

さぁ皆様。荒縄の貯蔵は十分ですか?





















2017 西木野真姫生誕祭特別編「真姫ちゃんのドキドキ初デート大作戦⑥」

「はぁはぁはぁはぁ…クソが…キリがねぇ…。」

 

西木野警備保障“鉄華団”の参戦で“ますく・ど・えむーちか”を追い込んだ私達だったけど、今度は逆に海未が鳥★人類ウイルスの感染で変異した第2段階鳥★人類“らぶあろ仮面”の参戦で劣勢に追い込まれちゃったわ。

 

着弾すると盛大に爆発する矢を避けるだけならまだマシなんだけど、問題は使われているあの黒い矢…“だーりんすれいぶ”なのよ。

 

“だーりんすれいぶ”が着弾すると周囲に高濃度の鳥★人類ウイルスを撒き散らすのが厄介すぎるわ…。

 

一応は坑ウイルス剤を散布して鳥★人類ウイルスの拡散を防いではいるけど…。

 

“らぶあろ仮面”に反撃しようにもビルの屋上には坑ウイルスBB弾は届かないし…。

 

今はみんなで協力してまだなんとか持ちこたえてるけど、“らぶあろ仮面”の鳥能力“だーりんすれいぶ”を避けながらの戦闘は思っていた以上にみんなの体力を消耗してるから、このままじゃいつ戦線が崩壊するかわからないわ…。

 

ナニか反撃の糸口は無いものかしら?

 

「キリが無くても避けなきゃ鳥ゾンビになるわよ!ビスケット君!坑ウイルス剤の在庫は!」

 

「まだ持ちますがそこまで余裕があるわけでもありません!あの“だーりんすれいぶ”をどうにか封じて“らぶあろ仮面”を攻略しなきゃいずれは…。」

 

“だーりんすれいぶ”を封じて“らぶあろ仮面”を攻略って言っても、相手はビルの屋上でこっちの攻撃は届かないし、逆にあっちからは狙い撃ちにされるし…。

 

屋上を制圧させようって向かわせた部隊も鳥ゾンビの群に邪魔されて先に進めないって報告があったし…。

 

ホントにどうやって攻略すればいいのよ…。

 

“らぶあろ仮面”……海未の遠距離攻撃って味方の時はスゴい頼りになったけど、敵に回すとここまで厄介なヤツになるなんてね。

 

海未がいつも言っている“戦場でスナイパーを敵に回す恐ろしさを味わいなさい!”って言葉…今さらだけども痛感したわ。

 

「“らぶあろ仮面”……中身は鳥★人類ウイルスで残念化し過ぎた海未さん、か……。仕方ねぇ…海未さん相手に出来ればこんな手は使いたくはねぇーけど、この状況だとそうも言ってらんねぇーか…。やっぱり俺がヤるしかねぇーよな!」

 

「ソラ?アナタ、ナニするつもり?お願いだから無理だけはしないで!アナタがヤられちゃったら…。」

 

変異黒化したことりの高濃度鳥★人類ウイルスの触手を突破するには私達“μ's”メンバーじゃなきゃダメなのよ…。

 

“μ's”で残ってるのはもう…。

 

「エリーや海未、花陽に希は鳥★人類ウイルスでおかしくなっちゃったし…にこちゃんは行方不明だし…凛は“こし☆ぴかりん”と刺し違えちゃったし……もう変異黒化したことりに対抗できる“μ's”は私とソラだけなのよ!凛みたいに捨て身の自爆とかはしないわよね?!ソラ…お願いだから私を一人にしないでよ…。」

 

でも………無理はしないでって言っても、どうせソラは無理するんだろうな…。

 

こんな状況で無理しないソラなんてソラじゃないものね…。

 

なら…私は……。

 

「“μ's”で残ってるのは俺達だけじゃねぇーだろ?まだ穂乃果だっているんだ。それに、例えここで俺がヤられても真姫、お前が残るんだ。お前なら一人でも大丈夫。こんな頭の狂った連中に負けやしねぇーよ。そもそも無理はしねぇよ。ちょいと無茶はすっけどな。……なぁ、真姫。真姫はナニがあっても、俺がバカらしいことを初めても、俺を最後まで信じてくるか?」

 

やっぱり無理するんだ。

 

無茶も無理もおんなじよ。

 

それに、ソラを信じろ?

 

そんなの…そんなの!

 

「ナニよその質問は!イミワカンナイ!バカじゃないの?」

 

「イヤ、バカってお前…。」

 

「バカだもん!私は!どんな時でもソラを信じるに決まってるでしょ!だって…ソラは私の大好き人なのよ!アナタは私の未来のダーリンなんだから!そんなソラを私が信じないワケないでしょ!だから……だから!ソラが今からナニをするのか私にはわかんないけど!止めてもどうせ無茶はするんだから!無茶するなら全開でヤっちゃいなさい!」

 

そうよ!私はソラを信じてる!

 

いつでも!どこでも!そして!いつまでも!

 

「はは!それでこそ真姫だ!嬉しいこと言ってくれんなぁ!ホント、お前は俺にはもったいねぇイイ女だよ!っし!んじゃいっちょ逝ってみますか!」

 

ソラはそう言い放つと、私の頭をポンポンとして戦列の一番前に進んでいったわ…。

 

無茶するって言ってけど、一体ソラはナニをするつもりなの?

 

長距離から“だーりんすれいぶ”で砲撃を繰り返す“らぶあろ仮面”をどうやって…。

 

「おーい!“らぶあろ仮面”!降参だ!降参!俺の敗けだ!」

 

「う"ぇえ?!」

 

は?!降参?!降参するの?!

 

信じろとか言っておいて降参するの?!

 

え?!え?!無茶するとかいってたけど無茶しないの?!

 

ナニソレ!イミワカンナイ!!!

 

「「「「「「「「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!降参だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!ゴラァァァァァァァァ!!!鳴神のボウズ!ふざけてんならぶっ殺すぞ!!!!」」」」」」」」」」

 

あーあ。ソラがこの状況で降参なんて言うからみんなキレちゃったじゃない。

 

これはもうドラム缶with生コンFate.東京湾コースね。

 

「んだぁ!ゴラァ!ドチンピラ共が!脳ミソに筋肉詰まってる脳筋集団はちょっと黙ってろ!」

 

ソラ、アナタも大概ドチンピラよね。

 

言動がうちの連中とそっくりなのよ。

 

ねぇソラ?高校卒業したら西木野警備保障に就職しない?

 

ソラならすぐにみんなに馴染むわよ?

 

「んだとぉゴラァ!ふざけんなよ!クソボウズが!オイ!筋肉代表!昭弘!クソボウズに言ってヤれ!」

 

特にこんな感じでチンピラ全開な志乃とはすぐに仲良くなれるわね。

 

二人とも基本属性チンピラだもの。

 

アナタ達、気付いてる?

 

しゃべり方がほとんどおんなじなのよ?

 

二人とも生き別れの兄弟とかじゃないわよね?

 

「脳まで筋肉…だと…………。鳴神…脳ミソも鍛えれば筋肉になるのか?」

 

「いや、昭弘サン…なんつーか…。」

 

あぁ!もう!ホントにこの脳筋ゴリラは!

 

脳を鍛えて筋肉になるワケないでしょ!

 

ソラも他のみんなも呆れてるわよ!

 

「脳を鍛えても筋肉になんてならないわよ!なるわけないでしょ!ちょっと考えればわかるでしょ!アナタの頭は飾りなの?!ねぇ!飾りなの!!!筋肉以外にナニか詰まってないの!」

 

「だがお嬢。身体は筋肉でできているんだ。脳ミソも鍛えればきっと…。」

 

「ムリ!絶対にムリだから!脳を鍛えて筋肉になんて諦めなさい!」

 

「むぅ…。」

 

スッゴい今さらだけど、この脳筋ゴリラに二番隊を任せてホントによかったのかしら…。

 

見習い部隊の貴樹や雷人の方がまだ部隊指揮官としての適正があるんじゃないの?

 

今からでも二番隊の隊長変えようかしら…。

 

「お嬢の言う通りだ!このバカ!脳筋ってのはバカって言われんてだよ!ったく…なんで名瀬のアニキんトコのラフタさんはこんな脳筋ゴリラ野郎に惚れたんだ?あり得ねぇだろ?」

 

「それこそ知らないよ。はぁ…なんだかなぁ…。ほら、みんな。大きな声出して鳴神君の邪魔はしないで。“らぶあろ仮面”は鳴神君に任せてしまってもたぶん大丈夫だから。僕達は大人しく鳥ゾンビを片付けちゃおう。鳴神君。“らぶあろ仮面”は任せたよ。」

 

“らぶあろ仮面”はソラに任せて大丈夫ってことはビスケット君はソラがナニをしようとしているのかわかるの?

 

ソラ…ホントに大丈夫なのよね?

 

「うっす!了解っす!ビスケットさん!“らぶあろ仮面”!聞こえてるかー!アンタの鳥能力、“だーりんすれいぶ”だっけか?アレは無理だわ!アラナワスキーな“ますく・ど・えむーちか”だけならバカだから余裕で勝てたけど、清く正しく美しすぎる“らぶあろ仮面”には勝てねぇーわ!」

 

「ちょっとソラ!なんで私がバカなの?!しかもなんで私には勝てるのよ!納得いかないわ!“らぶあろ仮面”よりも私の方が強いのよ!」

 

「うっさい!ぽんこつドM女はちょっと黙ってろ!ケ○のアナにロウソク突っ込むんで火着けて放置すっぞ!ゴラァ!」

 

「チカァァァァァァ?!ぽんこつドM女だなんてひどいわ?!しかもア○ルにロウソク突っ込んで火を着けて放置するなんて?!酷いことされた挙げ句に放置までされちゃうの?!でも…そんなことされたらえりーちか♪嬉しくて恥ずかしくて感じちゃう♪だってえりーちか♪女の子なんだもん♪スッゴいゾクゾクしちゃうわ♪ねぇソラぁ♪もっと罵ってぇ♪いっぱいいぢめて♪」

 

ナニが女の子なんだもん♪よ!

 

アンタは女の子以前にドMでしょ!

 

それにそろそろ“女の子”って年齢は厳しいわよ!

 

「アンタは黙ってなさい!どえむーちか!」

 

「どえむーちかじゃないわ!“ますく・ど・えむーちか”よ!間違えないで!あと真姫はもうちょっと頑張って罵って!真姫のソレはツッコミでゾクゾクこないの!ツッコミと罵るのは違うの!ちゃんと勉強しなさい!」

 

こ、このドM女わぁぁぁ!!!

 

言わせておけば!

 

絶対にあとでシバき倒してヤるわ!

 

それと!“ますく・ど・えむーちか”だって言ってるけど、アンタは自分でえりーちかって言ってるでしょ!

 

花陽も花陽じゃありません!“こし☆ぴかりん”です!とか言いながら一人称が花陽のままだったし!“ますく・ど・えむーちか”も“ますく・ど・えむーちか”で統一したいなら!一人称も“ますく・ど・えむーちか”で統一しなさいよね!

 

ってか何回“ますく・ど・えむーちか”って言わせんのよ!このバカ!

 

「ぽんこつドM女はほっといて…“らぶあろ仮面”!もうどう足掻いても俺等には勝ち目はねぇ!どうせ鳥★人類ウイルスに感染するなら!俺は“らぶあろ仮面”にカプっとヤられて鳥★人類になりてぇーんだ!他の誰でもなく!清く正しく美しすぎる“らぶあろ仮面”!アンタにカプッとされたいんだ!頼むよ!“らぶあろ仮面”のその唇で俺を鳥★人類にしてくれ!アンタとカプッてしたいんだよ!」

 

「………本当ですか?本当に私にカプッとさせてくれるのですか?」

 

私が心の中で“ますく・ど・えむーちか”にツッコミを入れていると、ソラの言葉に反応した“らぶあろ仮面”がビルの1階の影から少しだけ顔を出してこちらを覗いて来たわ。

 

さっきまでビルの屋上に居たはずの“らぶあろ仮面”がいきなりビルの1階の影からひょっこり出てくるなんて、相変わらずよくわからない移動の仕方をするわね。

 

アレ?今って割りとチャンスじゃないの?

 

あの位置なら坑ウイルスBB弾が普通に届くんじゃ…?

 

「“らぶあろ仮面”?!このおバカ!なんでこの連中の射程内に出てきちゃったのよ!ホラ!持ち場に戻りなさい!早く“だーりんすれいぶ”で砲撃を続けなさい!ちゅんちゅんするのよ!ちゅんちゅん!」

 

「ですが“ますく・ど・えむーちか”。ソラが…。」

 

「真姫!ソコのぽんこつドM女を!“ますく・ど・えむーちか”を黙らせろ!俺と“らぶあろ仮面”の愛の語らいの邪魔させんな!」

 

「あ、愛の語らいだなんて…♪そんな…青空…私は…私も……。」

 

………なんかイラつくわ…。

 

ねぇ?ソラ…。今日のデートの相手は誰よ?

 

“らぶあろ仮面”だったかしら?違うわよね?

 

今日のアナタの相手は私よね?

 

この私!西木野 真姫よね!

 

それなのにデート相手の私の目の前で堂々と“らぶあろ仮面”と愛の語らいとか!

 

しかもよ!私に“ますく・ど・えむーちか”に愛の語らいの邪魔させるなってナニよ!

 

なんで私がそんなことしなきゃダメなのよ!

 

イミワカンナイ!!!

 

「お嬢様!!!お怒りはごもっともですけど、どうか今はお怒りを鎮めて下さい!お顔が見られたら不味いレベルで物凄いことになってますよ!とりあえず今は大人しく鳴神君の指示に従ったください!絶対に大丈夫ですから!お願いします!」

 

「イミワカンナイ!わかったわよ!わーかーりーまーしーたー!ソラ!後で覚えてなさいね!!!西木野警備保障“鉄華団”!総員!もう一回“ますく・ど・えむーちか”に火力を集中!とにかく撃ちなさい!」

 

「テメェらぁぁぁぁ!!!お嬢からの勅命だぁぁぁぁ!!!わかってんなぁぁぁぁぁぁ!!!気合い入れて逝けやぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「「「「「「「「「「へい!お嬢!喜んで!!!」」」」」」」」」」

 

「きゃっ?!ちょっと!なんでいきなり撃つのよ!えりーちかはお話し中なのよ!お話し中に邪魔しちゃメッでしょ!一般常識よ!一般常識!」

 

「メッとかお姉さんぶって言わないで!ぽんこつドM女のクセにいちいち可愛いのよ!」

 

「ふふ♪だって私はかしこいかわいいえりーちかだもん♪可愛いのは当たり前…」

 

「みんな!ドンドン撃って!撃って撃って撃ちまくりなさい!鳥ゾンビを片付けてついでにぽんこつドM女も仕留めるのよ!」

 

「「「「「「「「「「へい!お嬢!!!」」」」」」」」」」

 

「って!だから!人がお話し中に攻撃しないで!あと!なんで第2段階鳥★人類の私が普通の鳥★人類のついでにヤられなきゃダメなのよ!普通は逆でしょ!逆!!!」

 

「知らないわよ!!!そんなこと!」

 

ソラ!なんだかよくわかんないけど、こっちは任せなさい!

 

私と西木野警備保障で“ますく・ど・えむーちか”はきっちりと抑えてみせるわ!

 

「さんきゅ、真姫!“らぶあろ仮面”!さぁ!こっち来いよ!カプッと1発キメようぜ!」

 

私に向かって“さんきゅ”って笑いかけたソラは、ビルの影から少しだけ顔を出している“らぶあろ仮面”に向かって、こっちに来いよって言いながら、両手を広げてみせているわ。

 

一方の“らぶあろ仮面”は、ソレを見るとビルの影から出てきて、とてとてと可愛らしく小走りに走って、ソラへと抱きついていったわ。

 

ソラへと抱きついた“らぶあろ仮面”のあの顔…スッゴく幸せそう…。

 

いいなぁ…。

 

「はい♪カプッってしちゃいます♪」

 

アレ?

 

ソラ…“らぶあろ仮面”が抱きついた時に“ニヤリ”って笑わなかった?

 

アレってナニか企んでる時のソラの顔よね?

 

「と、その前に…。」

 

「はい?なんですか?今さらカプッは無しだ!なんてダメですよ?」

 

「違うって。あのさ、俺が鳥★人類になったらことりさんの繁殖用の種鳥になるんだろ?って事は、ことりさんと子作りしなきゃダメなんだろ?ソレは別にいいんだけど、出来れば今日の1発目…1番濃いーとこは“らぶあろ仮面”とヤりてぇな…って、さ。」

 

「え?え?え?私と?!私とですか!ことりよりも先に私と子作りしちゃうんですか?!1番搾りをくれるんですか!特濃状態ですか!」

 

「ダメかな?」

 

「ダメじゃありません!しましょう!子作り!今すぐ!二人で!幸いにも私はそろそろ危険日です!一発で孕んでみせますよ!狙撃も子作りも一発必中です!ここでは恥ずかしいのでれっつ♪らぶほてるですよ♪」

 

「この辺りだと確か前にも来たあのラブホが近いか?んじゃ行きますか?」

 

「ソラ!ちょっと待って!私もソラとえっちしたいわ!この前の座敷牢があるらぶほてるに行きましょ!座敷牢!!!さっき言ってた縛ってア○ルにロウソクぶち込んで火を着けて放置プレイってプレイをしましょ!ね?ね?えりーちかと一緒にえっちしましょ!だから私に1番搾りちょーだい!特濃!特濃ちょーだい!!!」

 

うわぁ…なんかドン引きしちゃうくらい“ますく・ど・えむーちか”が興奮してるわ…。

 

鼻息荒すぎじゃないの?!

 

「チッ!ぽんこつドM女が!真姫!このままじゃR-18でBAN喰らうぞ!その前にヤっちまえ!!!」

 

「言われなくてもわかってるわ!みんな!ぽんこつドM女に射撃を集中!これ以上は喋らせないで!R-18タグも無いのにこれ以上過激な事を言われたら運営さんから怒られるわ!!!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃てぇぇぇぇぇ!!!」

 

「チィィィィィィィィカァァァァァァァァァァァァァァ?!」

 

「うふふ♪残念でしたね!“ますく・ど・えむーちか”!ソラの1番搾りはこの私!“らぶあろ仮面”のモノです♪では♪早速♪らぶほてるに行きましょう!子作りです!子作り!」

 

「おうよ!そうだ!“らぶあろ仮面”!ラブホで子作りの前に…ほい。栄養ドリンク。西木野製薬の“ヤルナミンZ”!コイツを飲めば野郎は朝までギンギン、女は常にヌレヌレってヤツだ。今夜は寝かせるつもりはねぇーから今のうちに飲んどけって。」

 

“ヤルナミンZ”?

 

なんでそんなモノがここにあるの?

 

それに……あのソラの持ってる“ヤルナミンZ”の瓶って、“ヤルナミンZ”の瓶じゃないわよね?

 

あの瓶って確か……。

 

「はい♪どーぴんぐで朝までぬれぬれです!それでは早速いただきます♪ん♪ごく…ごく…ごく…。あ、これ

ミカン味で美味しいですね♪もう一本飲めばもっとぬれぬれになるんでしょうか?」

 

やっぱり!“ヤルナミンZ”はミカン味じゃなくてブドウ味よ!

 

それじゃあのミカン味の栄養ドリンクはなんなの?

 

ん?ミカン味?

 

うちの…西木野製薬製のミカン味のドリンクって裏ルートで販売してる超(鳥じゃないわよ!)強力な睡眠剤入りドリンクじゃなかったかしら?

 

確か名前は“みんみんみかん”…漢字にすると“眠眠魅姦”…。

 

媚薬成分もたーっぷりと配合した睡眠姦用の特殊栄養ドリンクよね?

 

「さぁソラ!らぶ…ほてるに………あれ?………なん…だ…か………ね…む…く……な…って……き…ま…………すぴー…すぴー…すぴー………」

 

やっぱり…。

 

“みんみんみかん”だったのね…。

 

なんだろ…強敵の“らぶあろ仮面”を無力化したのはいいんだけど、このそこはかとない微妙さは…。

 

主人公ならもっとこう…熱いバトルしてやっつける!とかじゃないの?

 

ガンプラバトルでよく使ってるフラッシュグレネードでの目潰しもそうだけど、ソラって姑息な手段が大好きよね…。

 

それでいいの?主人公…。

 

「チョロいな。」

 

仕舞いにはすぴーすぴー気持ち良さそうに寝ている“らぶあろ仮面”をスゴいゲス顔で見下ろして“チョロいな。”って…。

 

「「「「「「「「「「うわぁ…なんか最悪だよ、このクソボウズ…。お嬢…コイツはなんかダメですぜぇ…。」」」」」」」」」」

 

みんな…わかってるわ…なんか主人公として色々とダメなのはわかってる…。

 

今のソラってどこからどう見ても睡眠薬で女の子を眠らせて無理矢理にえっちなことしようとしてるゲスにしか見えないわねよ…。

 

でもね…こんなダメ男でもちゃんと優しいのよ?甘えさせてくれるのよ?

 

ちゃんと私の…私達“μ's”のことを大事にしてくれてるのよ?

 

「みんなに言われなくてもわかってるわ…。でもね?これでもたまにカッコいい時もあるのよ…。1発で惚れちゃうくらいに♪」

 

まぁ何はともあれ“らぶあろ仮面”は無事に無力化させたわ。

 

あの“だーりんすれいぶ”さえなければ鳥ゾンビの群とおバカな“ますく・ど・えむーちか”の1羽なら簡単に始末できるわ!

 

うん!ようやくこのバカみたいなバカ騒ぎのゴールが見えてきたわね!

 

あとは変異黒化鳥★人類“ことり”だけよ!

 

「なんてことなの!子作りをエサに“らぶあろ仮面”を騙し討ちにするなんて!酷いわ!酷すぎるわ!“らぶあろ仮面”の純情を弄んだね!そーゆー酷いことをヤるなら私にヤって欲しかったわ!眠らされたあとは縛られておまたのアナというアナに異物挿入…♪目を覚ましたら急におまたのおもちゃがぶるぶる震えだして♪動けない私はただのおもちゃに何回も!何回も!何回も!何回も!何回も!何回も!イカされちゃうのぉぉぉ♪♪♪いっぱいイッちゃったイケナイえりーちかにはオシオキが…♪M字開脚の恥ずかしいポーズに縛りなおされたら今度は毎度お馴染みな低温蝋燭の出番よ!えりーちかの身体を真っ赤な蝋が少しずつ蹂躙していくのぉ♪イケナイえりーちかはオシオキされてるのに感じちゃてアソコが大洪水に♪大洪水のえりーちかを見たソラは前のアナのおもちゃを抜いて、えりーちかにフランクフルトを乱暴に挿れて…♪ダメよ♪後ろのアナにまだおもちゃが挿ってるわ!ナカの壁が擦れちゃって♪またイッちゃう♪えりーちか♪フランクフルトとおもちゃでずぽずぽされてイカされちゃうのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♪♪♪」

 

………さ、おバカな妄想に浸ってるおバカをさっさとコロっとしちゃいましょ。

 

「みんな!色々と釈然としないとは思うけど今回のお話では諦めて!さぁ!残る第2段階鳥★人類は“ますく・ど・えむーちか”1羽だけよ!終わらせるわよ!」

 

ぽんこつドM女ともこれでお別れよ!

 

全火力を集中させて一気に片付けてヤるわ!

 

「ふぅ~…なかなかいいプレイ(妄想)だったわ…。それで、終わらせる?終わらせるですって?うふふ……うふふふふふふふ♪あははははははははははは!!!」

 

妄想の世界から帰ってきた“ますく・ど・えむーちか”は、私の言葉を聞くと面白そうに笑いだしたわ。

 

「ナニがおかしいのよ!」

 

「ナニがおかしい?そんなの決まっているわ!アナタ達がこの期に及んで私に勝てると思っているのが!最高におかしいのよ!」

 

「おバカなぽんこつドM女に負けるはずないでしょ!現に“らぶあろ仮面”が参戦するまでアンタは私達に負けそうだったじゃない!」

 

「あぁ…アレね。アレはただの演技よ。」

 

絶対にウソね!

 

「「「「「「「「「「絶対にウソだ!!!」」」」」」」」」」

 

ほら!みんなも同じこと思ってた!

 

アナタ!あと少しでヤられそうになって半泣きしてじゃない!

 

「ウソじゃないわよ!!!証明してあげる!ここからが本番!最強の第2段階鳥★人類!“ますく・ど・えむーちか”の鳥能力を魅せてあげるわ!」

 

「鳥能力?!また頭のおかしい厄介な能力を遣うつもりね!そんなことはさせないわ!みんな!!!」

 

「「「「「「「「「へい!お嬢!!!」」」」」」」」」」

 

「鳥★人類!下賎な暴力から私を全身全霊で守りなさい!」

 

「「「「「「「「「「ちゅん…ちゅん…ちゅん…ちゅん…ちゅん…ちゅん…ちゅん…ちゅん…ちゅん…」」」」」」」」」

 

あーもう!また鳥ゾンビなの!

 

いつの間にか数が増えてるし!

 

でもこの勢いで削っていけば“ますく・ど・えむーちか”に攻撃が…

 

「いくわよ、真姫。荒縄の貯蔵は十分かしら?………どえーむ!おん!」

 

は?!荒縄の貯蔵?!ナニ?!今度はナニよ?!

 

それと!どえーむ!おん!ってナニよ?!どえーむ!おん!って!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『身体は縄で出来ている』

 

 

 

『血潮は蝋で心はドM』

 

 

 

『幾度のプレイを越えて絶頂』

 

 

 

『ただ一度の“自主規制”もなく、ただ一度の“自主規制”もなし』

 

 

 

『担い手はここにぼっち、音ノ木坂で縄を編む。』

 

 

 

『ならば、我が性涯にゴムは不要(あら)ず。』

 

 

 

『この身体は無限の荒縄で出来ていた』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「“無限の荒縄(アリンミッデット・アラナワ・ワークス)”!!!」

 

「アンタはどこの正義の味方よぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“無限の荒縄(アンリミッデド・アラナワ・ワークス)”

 

自称最強の第2段階鳥★人類“ますく・ど・えむーちか”が鳥能力を発動させると、空が赤く…そう、まるで低温蝋燭の赤のように真っ赤に染まって、辺り一面のナニもないはずの空間から無数の荒縄が現れたわ!

 

「ご覧の通り、アナタ達が挑むのは無限の荒縄!緊縛の極地!恐れずしてかかってきなさい!!!」

 

「クソ!またあの荒縄か!オルガ!アレはやべぇぞ!」

 

遊人が言っている“また”ってことは、あの動画(2017 西木野真姫生誕祭特別編「真姫ちゃんのドキドキ初デート大作戦②」参照)で、突然ナニもない空間から沢山の荒縄が現れたのはこの鳥能力“無限の荒縄(アンリミッデド・アラナワ・ワークス)”の仕業だったのね!

 

鳥能力!相変わらずデタラメなことをさらっとヤってくれるわ!

 

「この荒縄がやべぇことなんて!んなもん見りゃわかる!テメェら!縛られる前に始末を付けるぞ!ミカァァァァァ!!!」

 

「うん。任せてオルガ。今度はヤられないよ。ヤられる前に…ヤってやる。」

 

団長の指示に従い、巨大な坑ウイルス結晶メイスを手にした三日月が駆け出したけど、その行く手には視界を覆うほどに無数の荒縄が現れたわ!

 

「“絶対殺すマン”三日月・オーガス!例えアナタが一騎当千の猛者だとしても!この無限の荒縄の前では所詮は無力!ナニをしても無駄よ!さぁ!みーんな纏めて荒縄の餌食にしてあげるわ!淫靡に可憐に!優雅に妖艶に!舞い踊れ!我が荒縄よ!!!絢瀬流緊縛術終之縛!“百花繚乱・後手縛り”!!!」

 

絢瀬流緊縛術終之縛“百花繚乱・後手縛り”

 

“ますく・ど・えむーちか”がそう叫ぶと赤い空間を埋め尽くす勢いで至るところから荒縄が現れて私達へと襲ってきたわ!

 

この数はまずいわよ?!

 

このままじゃみんなバカの“ますく・ど・えむーちか”に縛られちゃうわ!

 

「だぁぁぁぁ!!!せっかく“らぶあろ仮面”を攻略して“だーりんすれいぶ”を封じたのに今度は荒縄かよ!真姫がエロく縛られる姿は見てぇけどむさ苦しい脳筋ヤクザモドキ野郎共の緊縛姿なんぞ見たくねぇーぞ!んなもん誰トクだっつーの!」

 

私の緊縛姿は見てみたいのね…い、いいわよ!

 

全部が終わったらご褒美に私のえっちな緊縛姿を魅せてあげるわよ!

 

特別なんだからね!

 

でも…えっちするときには縄はほどいてね?

 

ハジメテだけは普通にえっちしましょ♪

 

「クソが!荒縄がくるぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!迎撃だぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

ハッ!そうよ!それどころじゃなかったわ!

 

今は荒縄を迎撃しなきゃ!

 

「みんな!ありったけの弾を荒縄にぶち込むんだ!!!」

 

「「「「「「「「「「へい!参謀!!!」」」」」」」」」

 

「筋肉隊!逝くぞ!うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

「流星隊!続けぇぇぇ!!!おりぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「もうホォォォォントォォォォに!なんなのよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ソラと真姫は……“μ's”に残された希望の火は…消させないわ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

なんかもう本当に申し訳ございません…。
真姫ちゃん生誕祭は次回で最終回でございます。
そんな最終回は…皆様が予想もしないような驚愕の(くだらなさすぎる)ラストが?!
あと一話、お付き合い下さい。

次回更新は真姫ちゃん生誕祭特別編⑦が木曜日か金曜日に、本編が来週の月曜日にそれぞれ更新予定でございます。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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