ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
Am○zonでコト○キヤさんのM○G日本刀を購入しようとしたら最低販売個数が9個と表紙が出て“は?”となったQooオレンジでございます。
いや、3個位は欲しいとは思いましたが流石に9個もいらんがな…。
今回のことりさん回は前回のにこちゃん回の裏パート?的な内容+αとなってとります。
それでは 第7話B「トベナイコトリ」そのじゅうきゅう 始まります。
簡易ステルスコーティングの効果時間ギリギリからのバスターライフル・ショートチャージぶっぱ~♪で始まったことりと矢澤先輩とのガンプラバトル。
序盤は概(おおむ)ねことりの思惑通りに進みました。
矢澤先輩の乗機“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”に搭載されている多目的オールレンジ兵装“ヤサカニノマガタマ”のオールレンジ攻撃を、小回りを利かせるために小型化させた普通のウイングガンダムのウイングスラスターを羽ばたかせて軽やかに回避♪
反撃でまたまた吸収するには微妙な威力に設定したバスターライフル・ショートチャージをぶっぱ~♪ぶっぱ~♪
避けた先にはマシンキャノンをプレゼントですぅ♪
ソラ君と練習したこのコンボで、ことりはじゅんちょ~に攻めていたんだけど、あのにこっぱち先輩は流石は二つ名持ちのファイターさんでした。
油断はしてなかったんだけど、ヤられちゃいました♪
それは一見、ことりのウイングガンダム・リトルバードを狙ったかに思えたただのビームライフルの一撃。
でもその一撃は、実はことりのリトルバードを狙ったんじゃなく、ことりの真後ろの峡谷の岩肌を狙った一撃だったんですぅ。
そうとも知らずにことりがひらり♪と避けちゃったビームは、ことりの真後ろの岩肌に直撃しちゃって大崩落を始めちゃったんですぅ。
ことり。
このときはどうして落石?!って思っちゃいました。
も~♪びっくり♪
そんなびっくりな大崩落のせいで、すんごいたくさんの落石がガラガラと大きな音を立てながら、ことりのリトルバードの上に降り注いできやがりました。
ことりはびっくり♪しながらも、リトルバードのウイングスラスターを必死に羽ばたかせて迫りくる落石をいっしょ~けんめ~に避けまくりました。
避けて、避けて、避けて、避けて、避けて、避けて、とにかく避けて。
ことりがいっしょ~けんめ~に避けまくっている中、あのにこっぱち先輩はがんばルビィ♪なことりを見ながら、盛大に高笑いを上げて“ざ♪ま♪あ♪”とか言いやがってたんですよ?
信じられますか?
信じられませんよね?
もう性格最悪ですよね?
あとはなまるにこにーってなんですか!はなまるにこにーって!
ことり!そんな謎の物体は慎んで遠慮しちゃいますぅ!
ことりは絶対にドヤ顔でニヤニヤしてやがるにこっぱち先輩を尻目に、まだまだがんばルビィ♪で落石を避けまくりました。
でもとてもじゃありませんがその場に留まって全部の落石を避けるなんてことはムリなわけで…。
だからことりはこの場面で“切り札”を切っちゃうことにしたんですぅ。
この日のために限りなくうさんくさい謎のおねーさんの海空さんに教えてもらってがんばルビィ♪しまくって死物狂いで覚えたことりの“切り札”を…。
“soar”を。
そうと決まればさっそく大崩落現場から脱出ですぅ♪ってことで、ことりは“soar”を使いやすいよ~にとソラ君がことりのためだけに調整してくれた疑似人格搭載型第三世代サポートAIシステムっていうなんだかもしかしなくてもスッゴいのかな?な、ことりの新しい相棒ちゃんのすずめちゃんにお願いしますぅ。
すずめちゃんはすぐにことりの意を汲んでくれて、機体のスラスター制御関連を“soar”用に切り替えてくれました。
切り替えが完了すると、すずめちゃんはソラ君の電子精霊のアイリちゃんと同じように“Are You Ready?”と囁いてくれました。
準備は万全♪
あとはあの日、死物狂いで掴んだ“soar”のタイミング…ダン!グッ!ぐわぁー!で“soar”を発動させて、一気に大崩落から離脱ですぅ♪
バン!
足場として使う力場を踏み抜く破裂音を合図に発動させた“soar”。
ことりは“soar”の超加速に身を任せて一気に駆け抜けました。
駆け抜けて、駆け抜けて、駆け抜けて…“soar”の加速が止まる頃には、ことりとリトルバードは大崩落が巻き起こした土煙に紛れて、にこっぱち先輩の後ろへと移動することができちゃいました♪
無乳の女王様のにこっぱち先輩はことりが“soar”を使って真後ろを取ったことに気づいてません♪
ふっふっふっ~♪
だいちゃ~んす♪ですぅ♪♪♪
ことり。
ヤっちゃいますよ?
ヤっちゃいますね?
ヤっちゃっていいですよね?
てなわけでヤっちゃいます♪
今までずっ~と、ずっ~と、ずっ~と、我慢に我慢を重ねて我慢しまくっていた“アレ”をヤっちゃいます♪
そう♪
本気のバスターライフルぶっぱ~♪ぶっぱ~♪ですぅ♪♪♪
ことりはサブコンソールを手早くポチポチと操作してバスターライフルにかけていたリミッターを解除します。
リミッターの解除が終わると、にこっぱち先輩の“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”に向けてバスターライフルを構えて、チャージを開始します♪
バスターライフルの銃口に灯る毎度お馴染みの思わず胸がきゅん♪としちゃう危険な光を見つめながら、ことりは早くチャージが終わらないかな♪ってわくわくしちゃいますぅ♪
チャージが終わればずっとずっと我慢していたフルチャージのバスターライフルぶっぱ~♪ぶっぱ~♪ができちゃいますぅ♪
はっやく♪はっやく♪チャージ♪お♪わ♪れ♪♪♪
わくわくしながらチャージが終わるのを待っていたら、それまで大崩落が巻き起こした土煙を見ていたにこっぱち先輩の“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”が不意に後ろを振り向きやがったんですぅ。
なんで?
ど~して?
って思いましたが、よ~く考えるとフルチャージのバスターライフルぶっぱ~♪ぶっぱ~♪だとエネルギー反応がバリバリ出ちゃうんでした。
きっとにこっぱち先輩は…ってかにこっぱち先輩の相棒ちゃんのサポートAIさんが、バスターライフルのエネルギー反応を察知しちゃったんですね。
にこっぱち先輩は残念無念♪で貧乳で無乳だけど、にこっぱち先輩のサポートAIさんはことりのすずめちゃんと同じくらいに優秀だから、自分のマスターのためにいい仕事しちゃったんだね。
ことり的には余計なことを!ですぅ。
にこっぱち先輩には気づかれちゃいましたが、それでもバスターライフルは止まりません。
もんど~むよ~でフルチャージの終わったバスターライフルをぶっぱ~♪しちゃいます。
ぶっぱ~♪ぶっぱ~♪♪
でもやっぱり気づかれちゃった状態じゃバスターライフルのごんぶとビームは当たんなかったですぅ。
にこっぱち先輩は機体を緊急加速させて、ごんぶとビームを避けちゃいました。
チッ!ですぅ。
避けちゃってちょっとかっち~んとトサカにきちゃったから、ことりはにこっぱち先輩をかる~く挑発しちゃいます。
クソ忌々しいことに、にこっぱち先輩はことりの挑発に挑発で返してきやがりました。
挑発と挑発の応酬。
その果てにことりとにこっぱち先輩は同時にキレちゃいました。
ブッコロス
お互いが同じタイミングで同じ言葉を放ち、ことりとにこっぱち先輩は再びぶつかり合うことになりました♪
さぁ~て♪
打倒にこっぱち!
がんばルビィ♪です♪です♪ですぅ♪♪♪
お互いにぶちキレて再開したことりちゃんとにこっぱち先輩とのバトル。
その初手はにこっぱち先輩でした。
[[ウズメ!!!“ヤサカニノマガタマ”!全基射出よ!!!!!]]
<<了解しました。“ヤサカニノマガタマ”全基射出。オフェンシブシフトで展開します。>>
にこっぱち先輩は挑発合戦の間にこっそりと回収していたオールレンジ兵装を再展開させて、オールレンジ攻撃を仕掛けてくるつもりですぅ。
あの“ヤサカニノマガタマ”とかってビットには、リトルバードのマシンキャノンくらいの攻撃力じゃ抜くことができない防御フィールドを展開できる忌々しいモノが取り付けられてありますぅ。
短いチャージタイムでぶっぱ~♪ぶっぱ~♪バスターライフルのショートチャージでも防御フィールドを抜くのは難しいかもしれません。
ショートチャージのもう1つ上…ハーフチャージのバスターライフルぶっぱ~♪ならイケると思うんだけど…。
ハーフチャージだとチャージタイム中に“ヤサカニノマガタマ”に攻撃されちゃって本末転倒になっちゃいますぅ。
ならどうする?
決まってますぅ。
「すずめちゃん!お願いします!」
ことりは相棒ちゃんのサポートAI“すずめ”ちゃんに一言お願いをします。
ソラ君がことりのためだけに調整してくれた2人の愛の結晶♪なすずめちゃんは、余計なことを言わないでいてもことりの意図を汲んでくれてすぐに行動してくれますぅ。
<了解しました。敵オールレンジ兵装の軌道予測、演算開始します。>
オールレンジ兵装用の軌道予測プログラムを起動させて、メインモニターににこっぱち先輩の“ヤサカニノマガタマ”の攻撃予測を表示してくれます。
その瞬間…
[[撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!撃て!どんどん撃って撃って撃ちまくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!]]
にこっぱち先輩は“ヤサカニノマガタマ”に命じてじゃんじゃんばりばりと、ことりのリトルバードに向かってビームを連射してきやがりました!
「下手な鉄砲なんて例えどんなに数を撃っても当たりません!!!ってか避けて!避けて!避けて!避けて!避けて!避けて!避けて!避けて!避けて!避けて!とにかく避けて避けまくりますぅ!!!!!!」
ことりはメインモニターに表示された予測データを参考にしながら、ウイングスラスターを大きく、そして時には細かく羽ばたかせて、降り注ぐビームの雨を避けて避けて避けまくります。
右へ左へ。
上へ下へ。
ことりは必死に背中のウイングスラスターを羽ばたかせながら、空中を縦横無尽に駆け抜けて“ヤサカニノマガタマ”のビームを避けまくりますが…
[[大口叩いたわりには対したことなかったわね!!!ウズメ!!!“御雷槌(ミカヅチ)”セット!!!!!!]]
ソラ君も手伝って作られたアホみたいに高性能な多目的オールレンジ兵装“ヤサカニノマガタマ”から無数に降り注ぐビームを全て避けきることはできなくて…。
1発。
2発。
3発。
4発。
5発。
と、少しずつだけど避けきれなかったビームがリトルバードに被弾しちゃっていきました。
被弾したビームは機体に大きな損傷こそ付けはしませでしたが、それでもダメージは確かに蓄積していきます。
蓄積したダメージはだんだんとリトルバードの機動に影響を及ぼしてきちゃって…
<<了解しました。“御雷槌”起動。ターゲット、ロック。>>
<ロックオンアラート。警告します。敵機に本機がロックオンされました。>
ついにはことりのリトルバードはにこっぱち先輩にロックオンされちゃいました。
ことりが多目的オールレンジ兵装“ヤサカニノマガタマ”が撃ち出し続けるビームの雨を避け続けながら、すずめちゃんの警告の声を聞いてにこっぱち先輩のガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこがふんぞり返っている方を見てみると、そこには右腕に取り付けてあるトリケロスをこちらへ向けて構えている姿が見えました。
トリケロス…あとで聞いたら正式名称は“トリケロス改Ⅱ”って名前らしいですぅ…の内部にチラリ♪と見える鉄の杭には、バチバチと電気が走っていますぅ!
きっとにこっぱち先輩はアレをことりに向けてぶっ放すつもりなんですね!
アレはこの前…にこっぱち先輩がことりに“ことりはいらない”って言いやがったあのときに、ことりのリトルバードにぶっ刺しやがったアレですぅ!
むぅ!
ビームライフル程度の攻撃ならシールドで防御しちゃっても問題なっしんぐ~♪なんだけど、アレは防御しちゃったらヤバいヤツです!
だってこの前、あの鉄杭は花陽ちゃん印の魔改造超防御特化ガンプラな凛ちゃんのベニャッガイに簡単にぶっ刺さってたんですよ!
そんなモノを気軽に防御しちゃったら、もれなくシールドごと貫通しちゃって一貫のおしまいですぅ!
これはヤベーイ♪ですよ!
なんとか回避しなきゃここで終わっちゃいます!
でもこのクソ忌々しい多目的オールレンジ兵装“ヤサカニノマガタマ”にまとわりつかれながれの状況じゃ、高速で飛来してきやがる鉄の杭を避けるのは難しいですぅ…。
………避けるのが難しい…。
それならここで諦めちゃおっか?
たぶんにこっぱち先輩…矢澤先輩は、もうことりのことを認めてくれているハズですぅ。
もう“ことりはいらない”なんてそんなことは言わないハズですぅ。
だから、もう諦めても……諦めても………諦めて…………いいわけあるか!!!ですぅ!
ここまでがんばルビィ♪して諦める?
そんなのイヤですぅ!
まだことりはことりの全部をあの人に…矢澤 にこさんに見せていません!
それにことりにはちゃんとこの大ぴん~ち♪な状況をひっくり返せるとっておきがあるじゃないですか!
今こそ一発逆転のぜっこ~のチャンスですぅ!!!
[[ピンチはチャンス!すずめちゃん!セットアップ!!!!!]]
この絶体絶命の大ぴん~ち♪。
それをひっくり返せることりのとっておき。
それはさっき大崩落に巻き込まれたことりが、絶体絶命のきゅ~ちを脱するために使った“soar”。
にこっぱち先輩があの鉄杭をぶっぱ~♪した瞬間に“soar”を使って、一気に突撃してやります!!!
多目的オールレンジ兵装“ヤサカニノマガタマ”にまとわりつかれている今のことりのこの状況じゃ回避はちょっと難しいあの鉄杭をぶっぱ~♪して、完全に勝ったと思ったその瞬間が1番致命的なスキを見せるハズですぅ!
“soar”を使っての超加速で、高速で飛来してきやがる鉄杭の合間を縫うように突撃…。
一歩間違えば“soar”の加速中に鉄杭にぶすっ♪と刺さっちゃう…。
あはは……ふつ~に怖いですぅ。
怖いけど…このまま負けちゃうのはもっと怖いですぅ!
だからヤってヤりますぅ!
<Are You Ready?>
“セットアップ”
そのことりの合図を受けたすずめちゃんは、“soar”を使うためだけにソラ君がセッティングされた専用システムを立ち上げてくれます。
すずめちゃんを受け取ってからの“soar”の練習の中で、もうすっかりと聞きなれた“Are You Ready?”の声。
ことりは“soar”の発動準備が整ったことを報せてくれるその声を聞いて、足裏のスラスターを瞬間的に最大噴射します。
足裏のスラスターを瞬間的に最大噴射して、噴射された推進剤が推進力に変わる前にもう1度スラスターを最大噴射。
バン!
力場の足場を踏む抜くと同時に、機体の全てのスラスターを前へ向けて最大噴射!
ダン!グッ!ぐわぁー!ですぅ!
全てのスラスター操作をまばたきする間に行うと、機体にグッ!とスゴいGが襲いかかってきました。
ことりは襲いかかってきたGに必死で耐えながら、しっかりと目を開いて前を見据えます。
ほんとならバスターライフルを手放してからビームサーベルを引き抜いて、この間のてんこ盛りSEEDザクさんに突撃したときみたいに“タマとったる”をしなきゃダメなんだけど、そんな暇はなっしんぐ~♪ですぅ。
だから…このまま最大加速状態で体当たりをぶちかましてやりますぅ!!!
ことりが意を決しているそのうちにも、メインモニターに映るにこっぱち先輩のガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこはどんどんと近づいて来ています。
あと少し。
あと少し。
あと少し。
ほんの1秒に満たないごくごく僅かな時間の中で、ことりはあと少しを繰り返します。
あと少し。
あと少し。
あと少し。
永遠にも感じられる一瞬。
それは唐突に終わりを告げました。
“soar”の超加速でスピードましまし♪なことりのリトルバードは、ついににこっぱち先輩のガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこへと…
[[ふぎゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅ?!]]
「っ!きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」
激突しました。
コックピットを襲う、この何度味わっても慣れることのない交通事故にあったような激しい衝撃。
毎回毎回、“soar”を使う度にぶつかって止まっているからそりゃも~大変ですぅ。
ことりはソラ君に“soar”を使ったあとの止まり方を教えてもらっても、結局は何かにぶつかるか加速が終わるかしないと止まることはできなかったんですぅ。
そんなこんなで大激突したことりのリトルバードとにこっぱち先輩のガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこは、そのままひとかたまりになって峡谷の岩肌へとまたまた激突しちゃいますぅ。
「うにゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅ!!!!!」
[[みぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!]]
ふみゅぅ…2回も続けて激突しちゃって、頭がぐわん♪ぐわん♪しますぅ…。
ど~せなら騎乗位で頭がぐわん♪ぐわん♪なるくらいに腰を振られてらめぇ~♪の方がいいですぅ…。
とか言ってる場合じゃありません!
2回もの激しい激突のせいで、目の前のにこっぱち先輩も頭がぐわん♪ぐわん♪してるハズですぅ!
さっき慣れないとか言いましたが、ことりは“soar”の練習で何回も何回も何回も何回も何回も何回も、とにかく何回も激突しまくっていたから、激突してからの頭ぐわん♪ぐわん♪状態から復旧するのだけは早くなったんですぅ!
ことり♪進化しちゃいました♪
てへ♪
でもこんなびみょ~な進化はいやですぅ…。
もうちょっとこう…って!だから!そ~じゃありません!!!
にこっぱち先輩が頭ぐわん♪ぐわん♪状態の今がぶっ倒す最大級のチャンスなんです!!!
そんなわけでことりは勢いよく右手に持っていたバスターライフルを放り投げます!
そして左腕に取り付けてあるシールドからビームサーベルの柄を一気に引き抜きます!
引き抜いたビームサーベルの柄からは、すぐに蛍光グリーンのビーム刃がう"ぃ~ん♪と展開されて攻撃準備は万全ですぅ!
ふっふふ~♪
復讐するは我にアリ♪ですぅ♪
「ちゅん!死に腐れやがれ!!!にこっぱち!!!です!です!ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
全身全霊の気合いを込めて、ことりはリトルバードの右手に持たせてあるビームサーベルを一気に振り下ろします!
[[う"ぇぇ…は、吐きそ…って!なんでクソ鳥娘はもう復活してんのよ?!うっ…大声出したらマジで吐きそう…。]]
なんかにこっぱち先輩が復活したみたいだけども~遅いですぅ!
にこっぱち先輩を葬り去るためにリトルバードが振り下ろしたビームサーベルの一撃は…
<<緊急事態につき独自判断での行動を開始します。“ヤサカニノマガタマ”1番から3番、ディフェンシブシフト起動。エネルギーフィールド、緊急展開!>>
突如、ことりのリトルバードとにこっぱち先輩のガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にことの間に現れた、薄い光の膜のよ~なモノに遮られちゃいました。
光の膜を発生させているのは例のクソ忌々しい多目的オールレンジ兵装“ヤサカニノマガタマ”。
あのまんまるビットのうちの3基がちょうど三角形を形作るように連携して、ことりのリトルバードのビームサーベルを防ぎやがっている光の膜を展開させているみたいですぅ。
あのまんまるビット…“多目的”オールレンジ兵装だなんてご大層なこと言ってやがるから、連携して防御フィールドの1つや2つくらい使えるとは思ってましたが、このタイミングで使うことないじゃないですか!
「防がれたけど!!!でもまだですぅ!!!!!」
ことりとにこっぱち先輩を分断するように現れた光の膜は、じゃぱ~ん♪驚異の技術力で開発された厚さ0.01mmのコ○ドームよりもさらにうっす~いですぅ!
こんなうっす~い光の膜なんてことりのリトルバードのビームサーベル(ぶっといVre.)で破っちゃいます!!!
ふっふっふっ!!!
こんなチンケなうっす~い防御フィールドなんてバ○ブちゃんでお○にー中に間違って処女膜をぶち破るよりも簡単ですよ!!!
「すずめちゃん!!!ここが決め時です!ビームサーベルの出力をましましにしてください!!!限界まで!一気に!!!」
ことりは処女膜を破るために…じゃなくて、この目の前に展開されているうっす~い光の膜を破るために、すずめちゃんにビームサーベルの出力を限界までましまし♪にしてください♪ってお願いします。
<了解しました。サーベル出力を限界まで上昇させます。>
ことりのお願いに応じたすずめちゃんは、すぐにリトルバードが光の膜をぶち破るために振り下ろしているビームサーベルの出力を上昇させてくれました♪
リトルバードが右手に握っているビームサーベルは目に見えてふっと~く♪なってますぅ♪
これならこんなチンケな防御フィールドなんて簡単にぶち破れます!!!
「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
ビームサーベルの出力も全開!!!
スラスターも全開ですぅ!!!
これで…防御フィールドをぶち破れます!!!!!
<<敵機のサーベル出力上昇を確認!緊急展開中のエネルギーフィールドが間もなく突破されます!マスター!>>
リトルバードとガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にことの間に展開されたうっす~い光の膜は、出力ましまし♪ビームサーベルの一撃に耐えきれず、とうとうピシッ♪ピシッ♪と音を立てながら全体にひび割れが走り始めました!
あと少し!
あと少しでことりの勝ちですぅ!!!
あと少しでことりはにこっぱち先輩に勝てるんです!!!
あと少し!!!
あと少しで!!!!!
けど…
[[ウズメ!ありがと!もう大丈夫よ!ゲ○は気合いで飲み込んだわ!!!にこにー様!大復活よ♪ってなワケで!“ヤサカニノマガタマ”!4番から6番!クソ鳥娘を後ろからぶち抜きなさい!!!]]
あと少しは届きませんでした。
大激突×2で頭がぐわん♪ぐわん♪状態だったにこっぱち先輩が完全に復活しやがったんですぅ。
にこっぱち先輩は復活するとすぐさま行動を開始しやがりました。
防御フィールドが破られる直前に機体を後退させて、ビームサーベルの攻撃範囲外へと下がり、防御フィールドを展開していなかった残りのまんまるビットにことりのリトルバードを攻撃するように命じました。
<警告。後方よりオールレンジ兵装接近。>
「わかってますぅ!!!」
まんまるビットはもうリトルバードのすぐ後ろまで迫ってきていますぅ!
ここままじゃ後ろからビームを撃たれてはちの巣になっちゃいます!
早くこの場所から離脱しなきゃ!
でも…離脱して…そこからどう戦うんですか?
バスターライフルはビームサーベルを引き抜く時におもいっきり放り投げちゃいました。
肝心のバスターライフルがないから、ショートチャージとマシンキャノンのコンボはもう使えません。
ってかバスターライフルうんぬんよりも、そもそもまともにダメージを与えらる武装は手元に残っているビームサーベルだけですぅ…。
にこっぱち先輩を倒すにはまたビームサーベルの刃が届く距離まで近づかなきゃいけません。
それもまんまるビットのオールレンジ攻撃を避けながら…。
それはなんかもう難易度ヤベーイ♪です。
難易度るなてぃっく♪ですぅ。
難易度まにあっく♪ですぅ。
難易度へる♪ですぅ。
スクフェスで言えば難易度MASTERの☆12ですぅ。
しかも親指勢には鬼門のスイングですぅ。
そんな難易度ですぅ。
ぶっちゃけ小回りが利くようにって普通のウイングガンダムのウイングスラスターに戻したくらいじゃ、まんまるビットの総攻撃を避けながらビームサーベルで攻撃するなんてムリ!ですぅ。
それなら…どうすればあの人を…“無冠の女王(ノー・クラウン)”を倒せます?
答えは……
「セットアップ!!!」
もう1度!“soar”で突撃してタマとったる!ですぅ!!!
<Are You Ready?>
本日3度目のすずめちゃんの“Are You Ready?”の声。
ことりは“soar”の準備が完了したことを示すその声を聞き終えて、すぐに“soar”を発動させます!
「逝くのです!!!!!!!」
“ダン!グッ!ぐわぁー!”のタイミングで発動する3度目の“soar”。
これで今回のバトルでは“soar”は打ち止めですぅ…。
結局、スラスターや関節を強化したけど安定して“soar”を発動できる回数はたったの3回だけでした。
3回以上“soar”を使っちゃうと、機体に負荷がかかりすぎてどこか壊れちゃうんですぅ…。
だから今回のバトルでは“soar”はこれで打ち止めなんですぅ。
もうことりに切れる札は残されていません。
決めなきゃ…。
今度こそ!
この“soar”で!!!
[[また消えた?!(ちょっと待って!私は“アレ”に似た光景をよく知ってるじゃない!アイツがいつもいつも使ってる“アレ”を!)っ!まさかアンタ!それって“soar”?!]]
ふん!
今さら気づいても遅いですぅ!!!
こっちは“soar”を発動させて超加速が始まってます!!!
ソラ君とバトルしまくっていて“soar”の対処法の1つや2つにこっぱち先輩が知っていたとしても、今からじゃ間に合いません!!!!!
何かをするより早く!
突撃をぶちかましてヤりますぅ!!!!!
“soar”の超加速のせいで身体に襲いかかってくるヤベーイ♪Gに抗いながら、ことりはリトルバードの右手に握っているビームサーベルを小脇に構えて突撃して行きます!
すごいスピードで流れている景色。
その景色の終着点。
にこっぱち先輩のガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこに向かって。
ことりは真っ直ぐに突撃して行きます!
そして…………
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
一進一退を続けることりさんとにこちゃんの戦闘。
その戦闘も次回、ついに決着が着く予定でございます。
果たして勝つのは我らがクレイジーリトルバードのことりさんか、大銀河宇宙No.1のにこちゃんか…。
次回更新はいつも通り月曜日のお昼頃を予定しております。
頭に来て始めた短編シリーズの更新は金曜日のお昼頃を予定しております。
お時間よろしければご覧下さいませ。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。