ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

204 / 584
皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

相変わらずスクフェスのスコアマッチで相手が居ないときにマッチングするNPCが鬼畜なスコアを叩き出して来てマッチングすると戦々恐々してしまうQooオレンジでございます。
一緒にマッチングした上十桁台の方々を越えるスコアとか設定があきらかにおかしい気が…。

今回はことりさんsideの第15回目となります。
“soar”の練習を始めたことりさん。
そんなことりさんの前に今回は…。

それでは 第7話B「トベナイコトリ」そのじゅうご 始まります。



























第7話B「トベナイコトリ」そのじゅうご

[[違う!違う!それじゃただ急加速してるだけだよ!最初の踏み込みはもっとグッと!力を溜めて解放する感じで!ガッ!って!やんなきゃ!]]

 

「やってますぅ!やってるけど!」

 

前回、元謎の不審者さんの神田 海空さんの協力で、打倒“無冠の女王”矢澤 にこさんのための秘策をようやく見つけたことりだったんだけど、その秘策…“soar”の修得にことりはと~っても苦労していました。

 

もうね、ぶっちゃけことりに“soar”を教えてくれている海空さんの教え方が悪すぎですぅ。

 

グッ!とかガッ!とかバン!とかダン!とか。

 

ワケワカメの頭の悪い擬音祭りで説明しやがるから、どちらかと言えば頭脳派のことりにはこれっぽっちも理解できません。

 

みなさんみての通り、さっきから海空さんは感覚的な表現ばかりで、ま~ったく言ってることがわかんないですぅ。

 

海空さんの説明でわかったことと言えば、初めの踏み込みは足裏のスラスターだけを使うってことくらいですぅ。

 

肝心のどうして初めの踏み込みは足裏のスラスターだけを使うのか…は、今までの説明を参考に考えみてもぜんぜんわかりません…。

 

[[やってないよ!それじゃダメダメだよ!ほら!グッ!って!ガッ!って!ダーン!って!3日で“soar”覚えるのはスッゴく大変だけどことりちゃんならだいじょーぶ!だからがんばって!負けたくないんでしょ?にこちゃんに勝ちたいんでしょ?それなら気合い入れて思いっきりバーン!って行かなきゃ!!!]]

 

ことりは初めの踏み込みの意味を考えながら、何度も何度も“soar”の練習繰り返していますが、困ったことに成功の兆しはま~ったくないんですぅ。

 

どんなに繰り返してもただの急加速になるだけ。

 

段々とイライラしてきてることりに、海空さんはまた擬音祭りの説明をしてくれるんだけど、海空さんの説明の擬音を聞くたびに余計にワケワカメになっていきますぅ。

 

ことり的には気合いを入れてバーンって行ってるつもりなんだけど…。

 

どんなに気合いを入れてバーンってヤっても、海空さんにはダメダメって言われちゃう始末ですぅ。

 

「負けたくないです!勝ちたいです!勝ちたいけど…海空さんの説明はワケワカメなんです!ってか矢澤先輩にことりを勝たせたいならもっとわかりやすく説明しやがれですぅ!!!」

 

[[うえぇぇぇぇぇぇぇぇ?!もっとわかりやすくぅぅぅ?!私的には史上最強にわかりやすい説明なんだけど?!ってかこれ以上わかりやすい説明はないと思うんだけどなぁ……うーん…。]]

 

あ。

 

うん。

 

ことり、海空さんの今の言葉を聞いて気づいちゃいました。

 

これは限りなくアカンやつですぅ。

 

海空さんにこれ以上の説明を求めても、ぜ~ったいにまともな説明なんかしてくれません。

 

実は心の底の方では何とかなるかな?とかちょっとだけ楽観視していたことりですが、楽観視だなんでとんでもない。

 

これはいよいよもってまずい状況ですぅ。

 

せっかくことりの処女卒業おめでとう♪を邪魔しやがる、あのクソ忌々しい矢澤先輩をぬっ殺すビジョンが見えてきたのに…。

 

むぅ…。

 

こうなったら…海空さんの擬音祭りの説明は一旦そこら辺に投げ捨てて、海空さんがさっき見せてくれた“soar”をお手本に試行錯誤を繰り返すしかありません。

 

たぶん“soar”に必要なスラスターの噴射は3回。

 

そのうち、一番初めのスラスターの噴射は足裏のスラスターだけを使う…。

 

どうして初めのスラスター噴射は足裏だけ?

 

うん。

 

きっと初めのスラスター噴射に“soar”の秘密があるんですぅ。

 

ことりが海空さんがさっき見せてくれた“soar”を思い出しながら、色々と考えていると、海空さんの相棒の電子精霊のジョン君がすご~く呆れたような声色で海空さんに話しかけてきました。

 

その内容は…

 

<<あんな説明で理解できると本当に思ってるなら君はもう色々とダメだね。まぁ最終的に僕たちの目的が達成出来るならどうでもいいけど。そんなことよりもミア。メサイアの広域レーダー圏内に侵入して来た機体があるよ。数は1機。真っ直ぐにこっちに向かってきてる。>>

 

と、言うことでした。

 

ちゅん。

 

敵機のしゅ~らいですね♪

 

数は1機。

 

単機で行動しているなら、たぶんハイ・モックさんじゃありません。

 

ハイ・モックさんは基本的に集団で行動してますぅ。

 

まぁたま~に単機で行動しているレアモックさんもいますが、そんなレアなモックさんはそ~そ~お目にかかれません。

 

つまりはバトルロイヤルで単機で行動している機体は、誰かが操縦している有人機の可能性が高いんですぅ。

 

単機でこっちに向かって突っ込んできてる…ちゅん♪ちゅん♪

 

ちょ~どいいですぅ。

 

さっきから海空さんの擬音祭りの説明とか、“soar”がこれっぽっちも成功しそうにないとかで、ことりちゃんはと~ってもイライラしてますぅ。

 

女の子の日並にイライラしてますぅ。

 

ここはこちらに向かって突っ込んできている単機さんにストレス発散のバスターライフルぶっぱ~♪ぶっぱ~♪ですっきりしなきゃ♪です♪です♪ですぅ♪♪♪

 

[[ん?どれどれ…あぁ、ほんとだ。1機ってことは毎度お馴染みのザコ無人機のハイ・モックじゃないね。たぶん有人機…ファイターが乗ってるヤツだね。ジョン。ことりちゃんにもデータ回してあげてね。]]

 

ことりが秘かにこちらに向かって来ている単機の敵機さんに、毎度お馴染みのバスターライフルぶっぱ~♪でストレス発散をしちゃお♪って画策していると、ことりと一緒で単機の敵機さんは有人機って見抜いた海空さんが、ジョン君にことりにも広域レーダーのデータを回してね♪ってお願いしていました。

 

<<了解。ってかもうやってるよ。コトリ?そっちのサブモニターで確認できると思うけど、どうかな?>>

 

海空さんにお願いされたジョン君はさっそく…と、言いますか、もうすでにことりのウイングガンダム・リトルバードに海空さんのメサイアの広域レーダーのデータを転送してくれていました。

 

ことりはサブコンソールをぽちぽちと操作して、海空さんのメサイアからジョン君が送ってくれた広域レーダーのデータを確認しちゃいます♪

 

「ちゅん♪ちょっと待っててくださいね…え~っと…あっ♪確認できました♪ありがと♪ジョン君♪」

 

サブモニターに展開したメサイアの広域レーダーのデータには、確かにこちらに向かって真っ直ぐに突き進んで来ている敵機を示す赤い光点が1つ表示させれていました。

 

赤い光点の移動スピードはぶっちゃけそこまで速くはありません。

 

この移動スピードなら武装が盛り盛りマシマシの重装型かな?

 

それとも凛ちゃんのベニャッガイみたいな防御特化型?

 

ことり的には盛り盛りマシマシの重装型がいいですぅ♪

 

防御特化型はバスターライフルのぶっぱ~♪を耐えきっちゃうヤツもいやがるから、今みたいにストレス発散したいときにそんなかった~いヤツと戦ったらますますストレスが溜まっちゃいます。

 

だ♪か♪らぁ♪

 

ことり的にバスターライフルのぶっぱ~♪で消し飛ばせちゃう程度の装甲なヤツならうれしいですぅ♪

 

<<どういたしまして。それで、こっちに向かって来ているこの反応はどうする?コトリが“soar”の練習をしなきゃいけないなら、僕とミアでさっさと片付けた方がいいかな?>>

 

[[んー…(このまま練習を続けてもあんまり変わらないような気もするんだよね…それならいっそのこと荒療治的に…)…ことりちゃんに任せるよ♪]]

 

海空さんはジョン君のどうする?って問いかけに、何かを考えるように少し間を置いてことりに任せるよ♪って答えました。

 

お節介な海空さんならここはことりの練習の邪魔をさせないために、自分で片付けに行くって思ってたから、ことりは海空さんのその答えにちょっと意外だな?って思っちゃいました。

 

まぁ最初からこの単機の敵機さんはストレス発散のためにことりがバスターライフルのぶっぱ~♪でぬっ殺す予定だったから、ことりに任せてくれちゃってかまわないんだけどね♪

 

「ちゅん?ことりが行けばいいんですか?こっちに向かって来ているなら、ここで待ち受けていて、射程内に入ったらバスターライフルをぶっぱ~♪ぶっぱ~♪するだけの簡単なお仕事です♪だから別にいいですよ♪それじゃさっそくバスターライフルのチャージを…」

 

こちらに向かって来ている単機の敵機さんの相手をお任せされたことりは、意気揚々とバスターライフルのチャージは始めました♪

 

バスターライフルの銃口には見慣れた黄色い輝きが灯り始めてますぅ♪

 

この輝きが最高潮に達したら……うふふふ♪お楽しみのぶっぱ~♪タイムですぅ♪

 

けど…そうはイカのキ○タマでした。

 

絶好調チャージ中のことりに、海空さんがとんでもないことを言いやがったんですぅ。

 

[[あ♪バスターライフルは使用禁止だよ♪ビームサーベルだけで倒してね!牽制にマシンキャノンくらいなら使ってもいいけどね♪]]

 

ちゅん?

 

えっ?今…海空さんはなんて言いました?

 

バスターライフルは使用禁止とか聞こえたよ~な気がしたけど……気のせいだよね?

 

ってことりは思ったんだけど…

 

[[ (クレイジーリトルバードの)ことりちゃんのことだから、バスターライフルを“武装領域(ウェポンストレージ)”の中にしまっちゃうと、おねーさんの目を盗んですぐに取り出してぶっぱ~♪しちゃうと思うから……はい♪おねーさんにバスターライフル渡してね♪]]

 

気のせいかんかじゃありませんでした。

 

しかもことりの大事な大事なと~っても大事なバスターライフルを渡す?

 

海空さんに…?

 

「ちゅん♪喜んでお断りですぅ♪」

 

そんなのぜ~ったいにイ♪ヤ♪ですぅ♪

 

バスターライフルはことりの魂ですぅ♪

 

これを誰かに渡すだなんてごめんなさい♪ですぅ♪

 

だからことりは海空さんに即答しちゃいました♪

 

喜んでお断りですぅ♪って♪

 

そ~したら、海空さんはとんでもない暴挙に出やがりました!

 

[[って言うと思ったよ。なら…せーの!そりゃ!!!]]

 

「っ?!きゃ!!!!!」

 

掛け声と共に無駄に洗練された動きで、ことりのリトルバードが構えていたバスターライフルへと攻撃してきやがりました。

 

“soar”まで使ってことりが反応できないほどの超スピードでリトルバードに近づくと、左腕に取り付けられたシールドに内蔵されているビームサーベルを一閃して、バスターライフルをスパッと切り裂いちゃいました。

 

切り裂かれたバスターライフルは大絶賛チャージ中で、溜めていたエネルギーが行き場をなくしてリトルバードの手元でドッカ~ンと爆発♪

 

爆発する直前に何とかバスターライフルから手を離せたから、リトルバードへの被害自体はありませんでしたが、いきなりの攻撃&爆発でことりは思わず短く悲鳴をあげちゃいました。

 

きゃ?!だなんて女の子らしくてかわいいと思いませか?

 

これが穂乃果ちゃんだったらぎゃ~すだし、さっき戦った矢澤先輩ならうぎゃ~!ですぅ♪

 

その辺、ことりは女子力高いから、悲鳴1つとってもと~ってもかわいいんですぅ♪

 

とか抜かしてる場合じゃなかったですぅ!

 

あまりのことでことりとしたことが一瞬現実逃避しちゃってました…。

 

[[ふふん♪これならバスターライフルをぶっぱ~♪したくてももうできないよん♪おねーさんったら天才過ぎだよね♪]]

 

ことりが現実逃避からなんとか立ち直ると、バスターライフルを切り裂いた張本人の海空さんは、モニターの向こう側でドヤ顔しながら天才過ぎだよね♪とか抜かしやがりました。

 

そのドヤ顔からのイラっとくる一言を聞いちゃって、ことりはもうかっち~ん♪となっちゃいました♪

 

「な、ナニしやがりますか!このクソ不審者!!!あとナニが天才ですか!!!“soar”を教えてくれてるから、今までの数々の無礼な行いには目をつぶって殺すのだけ勘弁してあげよ~と思ってましたけど、もうやめです!このバトルロイヤルが終わったら、ちゅん♪ちゅん♪って…コロシマスネ?」

 

[[ひぃ?!黒い方のことりちゃん出てききちゃった!!!]]

 

「ダマリヤガレクソフシンシャ。ソレイジョウ…」

 

<<コトリ、敵機が見えてきたよ。>>

 

「テッキ?テッキッテ………あ。ほんとですぅ。AIさん♪最大望遠であの敵機さんを映してください♪」

 

大事な大事なと~っても大事なことりの魂のバスターライフルを味方の海空さんにぶっ壊されちゃって、あまりのショックで一瞬意識が飛んじゃっていたことりでしたが、敵機が見えてきたよっていうジョン君の言葉をきっかけに意識を取り戻すことができました♪

 

宝物を壊されても頑張れるだなんて、ことりちゃんまじ不屈のせ~しんだね♪

 

とか若干まだ意識が戻ったばかりで意味不明なことを考えながら、ことりはリトルバードのサポートAIさんにチョロチョロと機影が見えてきた敵機さんを最大望遠で映してください♪ってお願いします。

 

<all right>

 

いつも通り簡潔に短く応えてくれたサポートAIさんは、すぐにサブモニターに最大望遠で映し出された画像を表示してくれました。

 

そこに映し出されたいたのは…

 

「う~ん…この形状は……ザク…かな?」

 

ザクっぽい姿形をした1機の黒いMSでした。

 

最大望遠でもまだ遠すぎてなんとな~くなフォルムしか見えませんが、たぶん間違いなくザク系統の機体ですぅ。

 

ザクはザクでも宇宙世紀系のザクか、はたまたSEED系のザクか…。

 

SEED系のザクなら素組でもビーム兵器を使えるから、ビームサーベルオンリーになっちゃった今のリトルバードだとちょ~っと厄介ですね。

 

まぁ宇宙世紀系のザクでも、ザクマニアのひとたちが使うような変態魔改造された機体だと平気でビーム撃ってきますけどね。

 

とりあえず突撃を仕掛けるのはもう少しここで待っていて、あのザクっぽい機体がどんな武装を装備しているか確認してからの方が無難ですぅ。

 

はぁ…バスターライフルが使えればこんな苦労はしなくても良かったのに…。

 

海空さんめ!おのぉ~れぇ~♪ですぅ!

 

ことりが最大望遠で映し出された画像を見ながら、ザクっぽい敵機について考えを巡らせている間、海空さんとジョン君は…

 

[[あ、あれ?なんか元に戻った?]]

 

<<ずっと前に姉さんが言ってたんだよ。コトリの“アレ”は興味の対象を別に用意してあげれば解ける事もある。ってね。ほとんどの場合は殺意の方が優先されて“アレ”は解けないらしから、今回は運が良かったね、ミア。>>

 

[[あ、あはははは…。]]

 

ってお話をしていました。

 

人の大事な大事なと~っても大事なバスターライフルをぶった切っておいて呑気にお話だなんていいご身分ですぅ!

 

ところでジョン君?

 

ジョン君の姉さんってなんですか?

 

むぅ。

 

電子精霊にも兄弟とかいるのかな?

 

そ~いえば…穂乃果ちゃんの電子精霊のポチ君が、ソラ君の電子精霊のアイリちゃんのことおね~ちゃんって呼んでましたね?

 

上位の電子精霊がおねーさん的なポジションになるのかな?

 

「まぁいっか。ですぅ。それよりもまずは…」

 

こっちに向かって来ているザクっぽい敵機さんのお相手ですぅ!

 

バスターライフルがなくなってしょんぼりちゅんちゅんなことりちゃんだけど、それでもビームサーベル1本で健気にがんばりちゅんちゅんですよ♪♪♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ことりががんばりちゅんちゅんとか言ってるうちに、ようやくはっきりと姿形が見える距離までやって来たザクっぽい敵機さん。

 

その正体は…

 

[[うわぁーお♪よくばり装備のザク・ファントムだ♪♪♪]]

 

「ほんと、てんこ盛りのSEEDザクさんですぅ。」

 

海空さんの言うよ~に、よくばり装備のザク・ファントムさんでした。

 

えっ?よくばり装備ってな~に?ですか?

 

よくばり装備はよくばり装備ですぅ♪

 

ほら♪見てのと~り、ブレイズ、ガナー、スラッシュのメジャーなウィザードシステムをぜ~んぶ取り付けてるんですぅ。

 

ちなみにこのてんこ盛りザクさんのオルトロスは、ブラストインパルスのケルベロスみたいに左右それぞれに取り付けられてあります。

 

ガトリング砲もブレイズウィザードのバックパック部分に干渉する背中じゃなく、肩の部分に直接取り付けられてますぅ。

 

ちゅん…この火力マシマシの全部乗せ状態なてんこ盛りザクさんを、ビームサーベル1本でがんばルビィするにはちょ~っと厳しいかもですぅ。

 

う~ん…ど~やって攻略しよっかな?

 

ちゅん…ちゅん…ちゅん…このてんこ盛りザクさん。

 

機体コンセプトはたぶんパーフェクトストライクガンダムって感じだよね?

 

でもパーフェクトストライクみたいに、機体の稼働時間を伸ばすための増設バッテリーはどこにも取り付けられてないっぽいんだよね。

 

と、ゆ~ことは…あれだけ豪勢なてんこ盛り装備を、機体に内蔵されているエネルギーだけでぜ~んぶ使うってことですぅ。

 

それなら……じゃんじゃんばりばり撃たせまくってどんどんエネルギーを消費させちゃえば……ってことりは考えていたんだけど…

 

[[ことりちゃん?回避に専念してあのてんこ盛りSEEDザクのエネルギー切れを狙う…ってのはナシだからね?]]

 

海空さんにそれはダメ♪って言われちゃいました。

 

「でよね~。」

 

海空さん。

 

ことりの大事な大事なバスターライフルをぶった切ったってことは、たぶんこのてんこ盛りSEEDザクさんを相手に“soar”の実戦練習をしろ~♪ってことなんだよね?

 

エネルギー切れになるまで粘って動けなくなってからゆ~っくり近づいてビームサーベルでえいっ♪じゃ、“soar”の練習にはなんないもんね。

 

はぁ…仕方ありません。

 

ここは海空さんの思惑に乗っかってやりますぅ。

 

今回はいつもいつもバスターライフルをぶっぱ~♪だけで終わっちゃうことりちゃん戦闘シーンには珍しく、武装マシマシでモリモリのてんこ盛りSEEDザクさんを相手に、ビームサーベル1本で近接格闘戦を仕掛けちゃいますよ♪

 

こ~ご期待です♪です♪ですぅ♪♪♪

 

<<アラート。敵機にまとめてロックオンされたよ。>>

 

[[おっと♪てんこ盛りの見た目通りに長射程だね♪ほら!ことりちゃん!戦闘開始だよ!]]

 

「りょ~かいですぅ!死なばもろとも~!行きますよ!!!リトルバード!!!」

 

ことりが“soar”の練習をしながら、今回はサーベル1本で戦い抜く覚悟を決めたちょうどそのとき、ジョン君がロックオンされたよ~って教えてくれました。

 

もちろんことりのリトルバードのコックピットにも、ロックオンを告げるロックオンアラートがけたたましく鳴り響いてますぅ。

 

ことりたちをロックオンしたてんこ盛りSEEDザクさんが使おうとしているのは、きっと長射程ビーム砲のオルトロスですぅ。

 

左右でそれぞれの砲身でことりのリトルバードと海空さんのメサイアガンダムをロックオンしやがったんですね。

 

でも単発の砲撃に当たってあげちゃうほど、ことりは簡単な女の子じゃありませんよ♪

 

それはもちろん海空さんもおんなじで…

 

<<高エネルギー反応。ミア、ビームが来るよ。>>

 

[[おっけー♪あ~らよっと♪♪♪]]

 

案の定てんこ盛りザクさんから放たれたオルトロスの高出力ビームを、海空さんはメサイアガンダムのスラスターを少し噴かすことで、最小限の動きで軽やかに避けちゃいました。

 

な~んて、ことりにもオルトロスがぶっぱ~♪されたこの状態で呑気に解説してる場合じゃないよね。

 

ってなわけで♪

 

「ことりちゃんも大回避ですぅ~♪」

 

ことりもリトルバードのスラスターをぶっしゅ♪と噴射して、機体をオルトロスの高出力ビームの射線からずらすことで回避しちゃいます。

 

そして…

 

「近接戦はあんまり得意じゃ…ってかぶっちゃけ苦手だけど!打倒“無冠の女王”さんでことりちゃんの夢の処女卒業式のためにもヤってヤりますぅ!!!」

 

オルトロスの高出力ビームを回避した体勢から、背中のウイングスラスターを文字通り羽根のように広げて、てんこ盛りSEEDザクさんへと一気に加速を開始します!

 

[[あー、ダメダメ!今回もただ加速してるだけだよ!足裏のスラスターをグッ!ってやって、そのあとに全身のスラスターをダン!ってやってガン!っていかなきゃ!]]

 

そんな加速を始めたことりに対して、海空さんはそれじゃ今回もただの加速だよ~って通信を送ってきますが、具体的なアドバイスがこれっぽっちもない状態なんだからそんなこと言われてもことりはと~っても困りますぅ。

 

でも今回の海空さんはひと味違っていました。

 

何とびっくり♪

 

“soar”の練習開始から擬音祭りで祇園精舎の鐘のこえ~並にワケワカメな説明を繰り返していたのに、ここに来てかなり具体的な説明をし始めたんです!

 

その気になる内容はと言うと…

 

[[“soar”は最初の足裏のスラスター噴射で踏み込みのための足場を作るんだよ!それから普通のクイックブーストをするの!]]

 

1番最初の足裏のスラスター噴射は、足場を作るためっていうと~っても重要なアドバイスでした。

 

でも……そんな重要なアドバイスもらっても足裏のスラスター噴射で足場を作るとかやっぱりワケワカメですぅ!

 

「ってか海空さん!練習で1回も成功してないのにいきなり実戦投入とか無茶ぶり過ぎですぅ!」

 

[[え~♪そうかな?だってことりちゃんって追い詰められないとなかなか本気出さないじゃん♪]]

 

「そんなことありません!」

 

[[ (あるんだよねー、これが。ことりちゃんの“ガンダムエルブランシュ”の“黒い翼(エルノワール)”が発動した時も、あのクソ女を相手に結構追い詰められた状況だったってにこちゃん言ってたし。) それよりもことりちゃん?私と楽しくおしゃべりしててもいいのかな?ほら?てんこ盛りSEEDザクのガトリングが狙ってるよー♪]]

 

ことりが相変わらずのワケワカメな説明と無茶ぶりに対して海空さんにダンコこ~ぎ!していると、海空さんは突然ナニかを考え込むように黙っちゃいました。

 

でも黙っちゃったのもほんの少しの間だけ。

 

だんまりから復帰した海空さんは、どこか話を逸らすように話題を急に変えちゃいました。

 

てんこ盛りSEEDザクさんのガトリングが狙ってるよ♪って。

 

……ちゃん?

 

ガトリングが…狙って……る…?

 

「っ!そ~ゆ~ことは早く言ってください!!!」

 

初擊のオルトロスの砲撃を回避して、ビームサーベルの攻撃範囲まで近づこうとしたいたことり&リトルバードは、海空さんとおしゃべりしているうちに、いつの間にかてんこ盛りSEEDザクさんの両肩に搭載されているガトリングガンの射程内に入っちゃっていました。

 

そして、てんこ盛りSEEDザクさんのガトリングガンの砲口がリトルバードを狙ってじゃっき~ん♪稼働したと思ったら、ぎゅい~ん♪と回転を始めてその砲身からばるばるばるばる♪っとリトルバードに向けて大量のビーム弾をばらまき始めやがりました!

 

[[避けなきゃヤられちゃうよ♪]]

 

「わかってますぅ!!!」

 

見ているだけの海空さんは余裕綽々で避けなきゃヤられちゃうよ♪って呑気に言ってきやがりました!

 

ことりはそんな海空さんに律儀にお返事を返しながら、全身の姿勢制御スラスターと背中のウイングスラスターを細かく何度も操作して、リトルバードを狙ってばらまかれ続けている大量のビーム弾を回避していきますぅ。

 

ことりは必死になって回避行動を続けながらも、なんとかビームサーベルの攻撃範囲まで近づこうとしてみたんだけど、ガトリングガンから放たれた続ける大量のビーム弾の弾幕がスゴすぎて接近を1度断念することにしました。

 

ばるばるばるばると放たれ続ける大量のビーム弾の弾幕の中に、僅かにすき間を見つけたことりは、その瞬間を逃さずに直ぐ様カウンタースラスターを盛大に噴射して機体に急制動をかけると、くるん♪と反転しててんこ盛りSEEDザクさんのガトリングガンの射程範囲外へと一気に再加速して後退しちゃいますぅ。

 

[[あれ?逃げちゃうの?(クレイジーリトルバードの)ことりちゃんなのに?]]

 

てんこ盛りSEEDザクさんは、そんなことりちゃん&リトルバードを執拗にガトリングガンでばるばるばるばると狙い続けてきやがりますぅ。

 

ことりは執拗に放たれるビーム弾の雨に背中を見せながら、またまた姿勢制御スラスターとウイングスラスターを細かく操作して避けまくりながら後退を続けますぅ。

 

がんばルビィ♪で後退を続けることりに対して海空さんは逃げちゃうの?って言いやがりますが、これは逃げているんじゃありません!

 

そう!

 

これは…

 

「逃げるんじゃありません!これは戦略的撤退ですぅ!!!明日へのための撤退なんですぅ!!!」

 

そう!戦略的撤退なんですぅ!!!

 

[[戦略的撤退って便利な言葉だよね♪]]

 

「うっさい!黙りやがれですぅ!!!」

 

[[あ。オルトロス撃ってきた。]]

 

「ふぇ?!オルトロス?!きゃっ?!あ、あぶねぇ~ですぅ!」

 

[[へぇ…(ことりちゃん。今のオルトロスの砲撃を避けるために、短い距離とはいえ無意識に“soar”っぽいヤツを使ったね。本格的に“soar”を使えるようになるのはそら君が来たからかな?って思ってたけど…これは案外すぐにモノにしちゃうかもしれないわね。) ]]

 

「ふぎゅゅゅゅゅゅゅゅゅうぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!とにかく生きるために全力で後退ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

 

死んでたまるかこのヤロー!

 

ことりちゃんの戦いまだまだこれからですぅ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

今回後半で登場いたしましたてんこ盛りSEEDザクこと正式名称“P(パーフェクト)ザク・ファントム”。
こちらのガンプラは現在大好評連載中の“ガンプライブ!サンシャイン!!~水の乙女と宇宙を求めるもの~”の作者様でもあります、ドロイデン様よりお預かりいたしました。
この場をお借りしまして再度お礼申し上げます。ありがとうございました。
皆様もこの様なガンプラを登場させてはどうですか?等のリクエストがもしございましたら、お手数ではございますが私のメッセージボックスへとご一筆下さいませ。

次回ことりさん回はビームサーベル1本でことりさんがPザク・ファントムを攻略するためにがんばルビィいたします。
そして出番の全くない彼も…。

次回更新はいつも通り月曜日のお昼頃を予定しております。
お時間よろしければご覧下さいませ。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。