ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

最近ようやくグラブルでレスラーの強さを実感しているQooオレンジでございます。

今回はにこちゃんsideの17回目となります。
今回で取り敢えずはにこちゃんwithほのうみまきりんぱなのバトルロイヤルは終了となります。
毎度の事ながらグダグダガバガバではございますが、本日もお付き合いいただければ幸いでございますが。

それでは 第7話A「無冠の女王」そのじゅうなな 始まります。




























第7話A「無冠の女王」そのじゅうなな

前回。

 

それぞれ黒い袖付きサザビーやバーザムレンジャーを無事に撃墜して合流した私とチーム“μ's”の面々は、お互いの損傷や消耗状況の確認を終えて次なる獲物を求め再びバトルフィールドの中央へと進軍を再開しようとしたわ。

 

ところがぎっちょん♪

 

進軍を再開しようとした私たちへと突如として高出力ビームが迫ってきたの!

 

今回のバトルフィールドはレーダーの効かないサンダーボルト宙域だから奇襲には十分に注意してたんだけど、結局は高エネルギー反応を検知するまで敵機の接近に気づけなかったわ。

 

反省ね、反省。

 

で、私は迫り来る高出力ビームからμ'sの面々を守るために、ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこの秘密兵器の1つ…ビームを吸収するアブソーブシステムを搭載した“マフツノヤタカガミ”を使うことにしたの。

 

さっそく相棒のサポートAI“ウズメ”に“マフツノヤタカガミ”の起動を命じた私は、起動を待たずに機体を隊列の1番前へと移動させたわ。

 

チームの壁役として最前列に陣取っていた凛のベニャッガイを追い越して、最前列へと躍り出た頃には、ちょうど”マフツノヤタカガミ“の起動が完了していて…

 

<高出力ビーム、着弾します。>

 

「1滴残らずぜーんぶ!おいしく吸い尽くしなさい!“マフツノヤタカガミ”!!!」

 

色々とタイミングばっちりで高出力ビームを吸収し始めたわ。

 

[[ねぇ、ちょっと。アレってホントに大丈夫なの?]]

 

[[はひ!ことり先輩のごんぶとビームも吸収してたから花陽的には大丈夫だと思います!]]

 

[[そうですね。ですが、大丈夫だとわかっていても、あの規模の高出力ビームが迫って来ているのをこうも間近で見ていると不安になってしまいますね。]]

 

[[いっつもボコボコに殴られたりこげこげになるまでビーム撃たれたりしてる凛にはこの光景は日常茶飯事にゃ。]]

 

[[にちじょーさはんじ?ナニソレ?おいしいの?]]

 

最前列に躍り出た私の禍にこが高出力ビームをごくごくと吸収し始めると、私の後ろにいるμ'sのみんなはなんか呑気におしゃべりを始めていたわ。

 

その内容は真姫の私を心配する言葉からなぜか少しずつグダグダ成分が増えていって…

 

[[う"ぇぇぇえ?!は、花陽!今の聞いた?!凛が意味もわかってないのに日常茶飯事とか難しいこと言ってるわよ!!!]]

[[ど、ど、ど、ど、どーしよう!真姫ちゃん!凛ちゃんが意味もわかってないのに日常茶飯事とか難しいこと言ってますよ!!!]]

 

[[おい待て!おみゃーら。凛がいくらアホって言っても日常茶飯事の意味くらい知ってるし言えるにゃ。いつもいつも思うんだけど一体おみゃーらは凛をにゃんだとおもってるにゃ!]]

 

[[えっ?凛ちゃんって穂乃果先輩だよね?]]

[[はぁ?凛は穂乃果先輩でしょ?]]

 

[[うぉい!!!待て!!!さっきよりも遥かに待て!!!にゃんで凛が穂乃果先輩にゃ!確かに凛はアホにゃ!でも穂乃果先輩レベルまで突き抜けてねーにゃ!!!]]

 

[[そうかしら?ねぇ?花陽?]]

 

[[はひ!花陽的には穂乃果先輩レベルに限りなく近いと思います!]]

 

[[凛はあそこまでひどくねぇーにゃ!!!]]

 

[[ねぇ?ところでなんで凛ちゃんは穂乃果なの?]]

 

[[それはですね?穂乃果と書いてアホと読むからですよ。わかりましたか?穂乃果?]]

 

[[へー。穂乃果って書いてアホって読めるんだー。海未ちゃん!教えてくれてありがとう!穂乃果!そんなことぜんぜん知らなかったよ!イェイ♪やったね!知らないことをまた1つ知っちゃったから、これで穂乃果はまた1つかしこくなったね♪そっかー♪穂乃果ってアホって読めたん……だ……アレ?穂乃果って書いてアホって読むの?]]

 

[[えぇ。穂乃果と書いてアホと読むんです。]]

 

[[ねぇ海未ちゃん?それって穂乃果がアホってことなんじゃないのかなーって、穂乃果思うんだけど…気のせいだよね?]]

 

[[気のせいではありませんよ?穂乃果はアホですから。]]

 

[[あ。やっぱりそーなんだ。へー。ふーん。穂乃果はアホなんだー…って!!!海未ちゃんひどい!穂乃果!アホじゃないもん!!!穂乃果は穂乃果だもん!穂乃果って書いてほのかって読むんだもん!アホなんて読めないもん!]]

 

[[イヤ、穂乃果先輩はアホにゃ。穂乃果先輩って書いてアホって読めるにゃ。]]

[[穂乃果先輩ってアホよね?穂乃果先輩って書いてアホって読める程度には。]]

[[穂乃果先輩はアホですよ?穂乃果先輩って書いてアホって読めちゃえるくらいに?]]

 

[[ぎゃーす!なんか凛ちゃんと真姫ちゃんと花陽ちゃんもひどい?!]]

 

[[穂乃果…いい加減に諦めて自分がアホだと言う事を受け入れなさい。楽になりますよ?]]

 

[[えっ?アホって受け入れると楽になれるの?それなら穂乃果、アホでも…って!よくなぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!]]

 

[[にゃ?新パターンかにゃ?]]

 

[[はひ!乗り突っ込みってヤツですね!乗り突っ込み!]]

 

[[穂乃果先輩は穂乃果先輩なりに学習しているのね。]]

 

気づけばいつの間にかまたμ's特有のグダグダ空間が展開されていたわ。

 

うん。なんかね?

 

みんなを庇って一生懸命にビームを吸収してるのに、あまりにもグダグダ過ぎるから優しいにこにーでもちょーっと頭に来ちゃった♪

 

「アンタたち!!!今は戦闘中よ!!!アホ弄って遊ぶのは後にしなさい!!!」

 

だから私は思わず怒鳴っちゃったのよ。

 

誤解しないでね?にこにーいつもは怒鳴ったりしないのよ?

 

ほら?にこにーって半分は優しさでできてる某頭痛薬以上に優しさ成分を配合してるまるで仏様クラスの優しさの持ち主じゃない♪

 

だから…

 

[[にこちゃん先輩まで穂乃果のことアホって言った?!にこちゃん先輩だってアホなのにひどい?!]]

 

怒鳴ったりしても結局最後には全てを包み込む優しさで何もかも許しちゃうんだからぁ♪とか言おうと思ってたんだけど止めたわ。

 

アホですって?

 

この私が?

 

世界のYAZAWAが?

 

あっははー。

 

穂乃果ったらアホの分際で随分と面白いこと言ってくれるじゃない♪

 

にこにー♪そんなこと言われちゃったら…

 

「ゴルゥラァァァァァァァァァ!!!待てやぁぁぁぁぁ!!!ボケェェェェェェェェェェ!!!誰がアホじゃ!!!誰がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

思わずぶちギレちゃうってのよ!!!!!

 

[[えっ?に、にこちゃん先輩?!]]

 

突然豹変したにこにーに穂乃果はもうびっくり♪

 

でも私が欲しいのはびっくり♪じゃなくて謝罪よ!謝罪!!!

 

こうなりゃ徹底抗戦よ!

 

第一次アホ戦争の勃発よ!!!

 

「アホじゃねぇーし!にこにーこれっぽっちもアホじゃねぇーし!!!ってかアンタ!アホの分際で他人様に向かってアホとかよく言えるわね!!!恥を知りなさい!恥を!!!」

 

[[ぶんざい?ってなーに?って!また言った!にこちゃん先輩が穂乃果のことアホっ言った!!!穂乃果!アホじゃないもん!!!ぜーったいに!アホじゃないもん!!!]]

 

「うっさい!このアホ!!! <マスター。> なに!ウズメ!今からちょっとこのアホを調教しなきゃダメっぽいから忙しいのよ!!!邪魔しないで!ナニか報告があるなら短く簡潔に!!!」

 

<了解しました。“マフツノヤタカガミ”で吸収中の高出力ビームがまもなく終息いたします。>

 

「高出力ビーム?それってなんだっ…け…あ"…。」

 

忘れてた。

 

そー言えば今って“マフツノヤタカガミ”でビーム吸収中だった。

 

[[にこちゃん先輩もアホにゃ。]]

 

「ぬわぁんですってぇぇぇぇ!!!ちょっと待ちなさいよ!このアホ猫!!!穂乃果に言われても頭に来るけど同じ穴の狢のアンタにだってぶっちゃけアホとか言われたくないってのよ!!!!!!」

 

ぐぬぬぬぬ!

 

穂乃果レベルのアホの凛にまでアホって言われたし!!!

 

こうなりゃコイツもまとめて調教してやるわ!!!

 

<高出力ビーム、終息します。>

 

「ふん!とりあえずアホ共の調教は後回しよ!各機に通達!このまま次の砲撃がぶっぱなされる前に、奇襲なんて舐めた真似してくれやがったバカの顔を拝みに行くわよ!最前衛は凛!その次に穂乃果と真姫!穂乃果と真姫は足の遅い凛のベニャッガイを2人で押して行きなさい!海未と花陽は私と一緒に中衛位置よ!次の砲撃がぶっぱなされる前に一気に駆け抜けるわよ!!!」

 

[[りょーかいだにゃーん♪]]

 

[[よぉーし!いくよ!凛ちゃん!真姫ちゃん!]]

 

[[了解よ。]]

 

さて、と。

 

それじゃこのにこにー様に対して砲撃で奇襲なんか仕掛けて来やがったクソの顔を拝みに行くとしますか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見えて来たわよ!!さっきの高出力ビームの砲撃はアイツの仕業ね!」

 

にこにー様のことをアホ呼ばわりしやがったアホ2匹の調教を後回しにして、私たちが隊列を組み直し残骸だらけのサンダーボルト宙域を進んでいくと、そこには……

 

[[アレって…赤いおまんじゅう?って!なんかデカっ!]]

 

穂乃果の言う通り、赤くてデカいおまんじゅうみたいなヤツがいたわ。

 

私的にはアレはおまんじゅうって言うより中華まんっぽいフォルムかしら?

 

アレをおまんじゅうって表現するのは和菓子屋の娘の穂乃果ならではの感性ね。

 

そらの話だと普段は“あんこあきた~!”って騒いでるとか言ってたけど、そこはそれ。

 

やっぱりおまんじゅうって単語がポッと出ちゃうのは和菓子屋の娘だから何でしょうね。

 

おっと。

 

また話が逸れちゃったわね。

 

悪いクセよね。

 

そらにだけ“はいはい”って返事を二回言うクセを直せとか言っといて、自分がこの有り様じゃ偉そうに人のこと注意できないわ。

 

ほんと、気を付けなきゃ。

 

って、また脱線しちゃいそうになってるし。

 

ごほん。

 

それじゃ話を元に戻して…でね?この目の前に見えてきたデカい赤中華まん。

 

胴体?の中央にはこれまたデカい砲口がぽっかりと空いていて、そのデカい砲口の少し上の方にはザクの頭がちょこんと鎮座していたわ。

 

このデカい赤中華まんの正体。

 

それは…

 

[[あー、確かに見ようによってはおまんじゅうっぽいですよね。アプサラスって。]]

 

そう。

 

ジオンの拠点襲撃用試作大型モビルアーマー“アプサラス”

 

フォルム的にアプサラスⅢじゃなくアプサラスⅡの方ね。

 

アプサラスⅢだとあんなに中華まんっぽいフォルムじゃないし、下の辺りになんか丸いの付いてたし、そもそも肩(?)が尖ってたし。

 

うん。

 

やっぱりあの赤中華まんはアプサラスⅡね。

 

ってかアプサラスⅡなんてよく作ったわね。

 

ザクの頭以外はほとんどフルスクラッチなんじゃないの?

 

そんなよく作ったわね?なデカい頭中華まんこと赤いアプサラスⅡの周囲には…

 

[[赤い大型機の周囲に展開している機体…あれは確かグフと言う機体でしたね。劇中でランバ・ラル大尉殿が使用していたのを覚えています。]]

 

海未の言う通り、10機のグフが護衛のように展開していたわ。

 

このグフ…1機はアイザックみたいなEWAC仕様に改造されているっぽいわね。

 

どうしてわかるか?って思う?

 

そりゃにこにー様は大銀河宇宙No.1超絶美少女スクールファイターなんだから簡単にわかっちゃうわよぉ♪ってのは冗談で。

 

私がEWAC仕様って言ったグフの頭がね、まんまアイザックの頭なのよ。

 

きっとあのグフは、通常の頭を取り外してアイザックの頭を取り付けたのね。

 

アレ?でもそれじゃグフじゃなくてアイザックなような気もするんだけど?

 

それとも頭以外はグフだからグフでいいのかしら?

 

うーん…まぁどっちにしろあのEWACグフ(めんどうだからグフでって呼ぶわ!)は真っ先に墜としちゃうからどっちでもいいんだけどね。

 

だって厄介な電子戦装備の機体を真っ先に撃墜するってのは定石だもん。

 

ちなみにEWACグフ以外の残りの9機は、肩のショルダーアーマーを取り外して代わりに増加ブースターっぽいパーツを取り付けてあるわ。

 

見た目では判断できないけど、アレはきっと他にも色々と弄ってあるわね。

 

それにしても…陸戦用のグフを宇宙で使う…か。

 

08小隊のラストでアプサラスⅢの随伴機がグフ・フライタイプだったから、赤いアプサラスⅡに随伴する機体もグフにしたかったんでしょうね。

 

うん。

 

ここでアプサラスⅡの随伴機はドップよ!とかって突っ込み入れたら不粋だから黙っとこっと。

 

[[さっきのビームってあのバカデカい赤まんじゅうがぶっぱなして来やがったにゃ?]]

 

[[あの赤いデカいヤツの周囲に展開しているヤツらは、アレだけの高出力のビームを撃てるような武装を持ってないっぽいから、凛の言う通りなんでしょうね。]]

 

[[よくわかないけどとりあえずやっつければいいんだよね!]]

 

よくわかないけどって…わかっちゃいたけどやっぱり穂乃果ってアホよね。

 

穂乃果がアホって事実はそこら辺に置いといて、あの赤アプサラスⅡ&グフ部隊…どうやって攻めようかしら?

 

ぶっちゃけちゃえばさっき吸収したビームで結構なエネルギーが溜まったから、“クサナギノツルギ”の砲撃で凪ぎ払っちゃえば簡単なんどけど…それじゃこの子たちの練習になんないわよね。

 

でも今のこの子たちの武装であの赤いアプサラスの装甲を抜ける?

 

花陽のレールカノンならイケそうだけど…それはそれで簡単過ぎて面白くないわ。

 

けど他の武装じゃたぶんあの赤いアプサラスの装甲を抜くのは無理よね…。

 

そうね…それなら……んふふ♪イイコト♪思い付いちゃった♪

 

今回のバトルフィールド…サンダーボルト宙域♪

 

そう♪ここはサンダーボルト宙域なのよん♪

 

このサンダーボルト宙域にはジオンの誇るアレがあちこちに配備されてるわ♪

 

ねぇ?みんなは今回のバトルが始まったときに、私がサンダーボルト宙域には長射程高威力のクソ厄介なアレが配備されてるって言ったの覚えてるかしら?

 

そう!アレがあるのよ!アレが!

 

長距離狙撃ビーム砲!“ビッグガン”が!!!

 

えー。ビッグガンってサンダーボルトのアレでしょー?一年戦争中のビーム兵器なんて弱いんじゃないのー?って思う?

 

ところがぎっちょん♪ここの宙域に配備されてるビッグガンの威力は原作のビッグガンよりも威力マシマシでかーなーり半端ないのよねー。

 

ビームコーティングどころかIフィールドとかぶち抜いてるの見たことあるし。

 

威力だけならB…ううん。

 

たぶんAランク相当よ。

 

アレなら問答無用で赤いアプサラスⅡの装甲だってぶち抜けるわ。

 

ま、威力は高いけど2・3発撃ったら砲身が壊れちゃうけどね。

 

でも2・3発も撃てればじゅーぶん♪

 

こちらにはとびっきりのスナイパーがいるもんね♪

 

とびっきりのスナイパー…海未なら1発で決めちゃうんじゃないかしら?

 

随伴機のグフ部隊は穂乃果たちにヤらせりゃいいし♪

 

いよっし♪

 

大まかな作戦は決まったわ!

 

「アテンション!おしゃべりはそこまでよ!今からあの赤まんじゅう…アプサラスⅡを攻略するための作戦を伝えるわ!まずは穂乃果、真姫、凛の3人は私と一緒に赤いアプサラスⅡの護衛についてるグフ部隊の相手よ!一応は言っておくけど、グフ部隊の相手って言ってももちろん赤いアプサラスⅡからの攻撃もあるんだから、あんまりグフ部隊だけに気を取られないように!」

 

[[はーい。]]

[[ほーい。だにゃ。]]

[[了解。せいぜい気を付けるわ。]]

 

[[次!海未と花陽にはこの宙域のあちこちに配備されているビッグガンを探してもらうわ!花陽!アンタは探索中に海未にビッグガンの説明をしておきなさい!ただし!さっきのサザビーの説明みたいに脱線しまくっておかしなことにならないように気をつけなさい!説明は短く簡潔によ!脱線しまくりの説明がしたいならバトルロイヤルが終わってからにしてちょうだい!海未はビッグガンを見つけ次第、すぐにそのビッグガンを使ってあの赤まんじゅうを問答無用でぶち抜きなさい!]]

 

[[は、はひ!説明は簡潔に!ふしょー小泉 花陽!りょーかいしました!]]

 

[[ぶち抜きなさい、と言う事は、そのビッグガンとは恐らく何らかの射撃兵器…それもあの赤いおまんじゅうの装甲を貫けるだけの威力を持ったモノなのでしょうね。了解しました。リクエストにお応えして一撃でぶち抜いてみせましょう。]]

 

[[うん♪頼りにしてるわよ♪うっしゃぁ!それじゃ……行くわよ!!!]]

 

みんなにビッグガンを使った作戦の通達を終えると、私は“行くわよ”って行動開始の合図を送ったわ。

 

その一言をきっかけに、まず真っ先に飛び出して行ったのは、突撃アホ娘の穂乃果と、その穂乃果のお守り役が定着し始めちゃって来ている真姫の2人。

 

そしてやや遅れて凛が突撃を開始したの。

 

3人が行動を開始するとほぼ同時に、海未と花陽もビッグガンを探すために移動し始めたみたい。

 

あっちはネタに走る傾向があるけどしっかりとしたガンダム知識を持った花陽がいるから大丈夫よね。

 

戦術とかの面では海未がいれば事足りるし。

 

さて、それじゃ私もグフ狩りに参加しますか♪

 

「ウズメ!今回の戦闘ではビームライフルとビームサーベルしか使わないからそのつもりでいてね!」

 

<了解しました。>

 

今回の戦闘。

 

さっきも言ったけどほんとは“クサナギノツルギ”でグフも赤いアプサラスⅡもみんなまとめて凪ぎ払っちゃえばそれでおしまいなんだけど、それじゃガンプラバトル初心者の穂乃果や海未、真姫の経験にはならないのよね。

 

だから私は多目的オールレンジ兵装の“ヤサカニノマガタマ”も、超火力の“クサナギノツルギ”も使わずに、ビームライフルとビームサーベルのベーシックな装備だけで戦うことにしたわ。

 

“マフツノヤタカガミ”は…うーん……アプサラスⅡのメガ粒子砲がまた発射されたら使っちゃうかもね。

 

まぁそんときはそんときよ。

 

そんなことを考えているうちに、穂乃果と真姫はグフ部隊と接敵して戦闘をおっ始めていたわ。

 

穂乃果のエールストライクはシールドを機体の前面に構えながら、ブースター装備のグフのうちの1機を追っかけ回してるわね。

 

真姫はそんな穂乃果のフォローに回ってくれてるみたい。

 

真姫のヤツ…初心者のクセに前だけしか見ないで突撃しまくってる穂乃果を狙って攻撃しようとしているヤツに牽制射撃を撃ちながら、スキを見ては他の敵機にビームサーベルで近接戦闘までヤっちゃってるし。

 

アレでほんとに真姫はガンプラバトル初心者なの?

 

ぶっちゃけ真姫のヤってるアレって、まるで熟練のベテランファイターの動きよ?

 

そんな真姫の少し後ろからは、凛のベニャッガイがびみょーに遅いスピードで戦場に到着していたわ。

 

凛のベニャッガイはさっそく近くにいたグフ部隊の1機に攻撃しようとしたんだけど、真横から別のグフにヒートサーベルでおもいっきりどつかれやんの。

 

そこにさらに3機のグフが合流して、凛のベニャッガイを4機で囲んでヒートサーベルでふるぼっこ。

 

まったく。

 

いくら装甲がクソ厚いからって言っても、アレじゃいいようにヤられっぱなしじゃない。

 

仕方ないから助けてやりますか!って思ったんだけど、突撃しまくってる穂乃果のフォローをしていた真姫が下がってきて、今度は凛のフォローに入ってくれたみたい。

 

真姫ったらセレブのお姫様のクセにずいぶんと気が利くじゃない♪

 

どうやら穂乃果と凛のお世話は真姫に任せておけば大丈夫みたいね。

 

それなら私は今のうちに…

 

「予定通りにクソ厄介なEWAC装備のグフをぶち殺す!!!」

 

サンダーボルト宙域ではまともにレーダーが利かないって言っても、電子戦装備の連中ってたまーにおかしな特殊装備とか搭載してる場合があるからキライなのよ。

 

電子戦装備だけでまともな武装なんて持ってないクセに、ぬっ殺そうとしたらいきなり光学迷彩とか使ってきたり…ってのが前あったのよね。

 

あのときは目の前でいきなり消えちゃったからちょーっと焦っちゃったじゃない。

 

今回のEWACグフも、あのときのEWAC機とおんなじで変な特殊装備持ってるかもしれないわ。

 

だから穂乃果たちがそんなおかしな特殊装備に惑わされる前に、私が真っ先に潰してやる!

 

ターゲットを定めた私は、機体各部のスラスターを盛大に噴かして禍にこをEWACグフへと向かわせたわ。

 

あと少しでトリケロス改Ⅱに内蔵されているビームライフルの射程内に入るってときに、私の目の前でターゲットのEWACグフは宇宙空間に溶けるように消えちゃったの。

 

前に戦ったEWAC機とおんなじ光学迷彩ってヤツね。

 

姿を消して奇襲でもするつもりなんでしょ。

 

けどね?

 

こっちは光学迷彩程度で狼狽えるような素人じゃないってのよ!

 

光学迷彩で消えた相手の見極め方は…

 

「空間の“揺らぎ”を探してそこにビームライフルをぶちこむ!それだけよ!!!そこ!貰った!!!!!」

 

そらから教えてもらった光学迷彩の対処法。

 

それは単純な物だったのよねー。

 

どんなに高性能な光学迷彩でも、光学迷彩展開中に機体を動かせばその時にほんの僅かな“揺らぎ”が生じる…そこに攻撃をぶちこめ!ってなんともまぁ脳筋と言うべきかなんと言うべきか…。

 

でも実際に“揺らぎ”は生じるし、そこに攻撃をぶちこめば敵機を倒せる。

 

現にさっき私が空間に僅かに生じた“揺らぎ”に向けて放ったビームライフルの一撃は、見事に光学迷彩で姿を消したEWACグフをぶち抜いてやったワケだしね♪

 

偶然にも私の放ったビームライフルの一撃は胴体のど真ん中をぶち抜いたみたいで、コアをぶち抜かれたEWACグフは爆発四散♪

 

宇宙空間を汚すデブリの1つになったわ♪

 

んっふふ♪この調子でジャンジャン逝っちゃうわよぉ~♪

 

お次はのターゲットは…凛を囲んでる連中よ!

 

真姫がフォローに入ってくれたみたいだけど、どうやら途中から他の連中が合流して真姫の邪魔をし始めちゃったみたい。

 

真姫もなんとか凛を助けようと頑張ってるみたいだけど、自分を狙ってきてる連中の相手で手一杯になっちゃったの。

 

穂乃果は穂乃果でまだ元気においかけっこしてるし。

 

この状況で凛を助けてあげられるのはこの大銀河宇宙No.1超絶美少女スクールファイターの矢澤にこにー様だけって話よね♪

 

ってなワケで…

 

「ゴルゥラァァァァァ!!!よくも人のかわいい後輩を囲んでふるぼっこにしてくれやがったわね!!!そんなクソは…死ね!死ね!死ね!死ね!死ねぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

凛のベニャッガイを囲んでふるぼっこしてる連中にカチコミよ!!!!!

 

私は禍にこを反転させると、スラスターを一気に噴射させて凛のベニャッガイが戦っているところへ向かったの。

 

程なくして凛のベニャッガイを囲んでふるぼっこにしている連中がこちらの射程内に入ると、私は牽制射撃も交えながら攻撃を開始したわ。

 

凛のベニャッガイを囲んでいた4機のグフは、禍にこから放たれたビームを回避するためにベニャッガイへの攻撃を中断して、それぞれ回避行動を取り始めたんだけど、そこで今まで黙ってぼこぼこに殴られていた凛のベニャッガイが文字通り火を吹いたのよ。

 

デカい猫頭の口の部分が“パカッ”とひらいたと思ったら、そこからものすごい勢いで“ぼぉぉぉぉぉ”っと炎が吹き出してきたの。

 

か、かえんほしゃー?

 

えっ?!あのデカいネコって自爆装置の他に火炎放射なんてモンまで積んでたの?!

 

そんな私の驚愕を尻目に、凛のベニャッガイは口から炎を吐き出し続けて、禍にこの放ったビームを避けようと散開し始めていた4機のグフを焼き払いだしたのよ。

 

火炎放射の炎はかなり強烈みたいで、炎に触れたグフの装甲はみるみるうちに溶けてぼろぼろになっていったわ。

 

[[ニャッハァァァァァァァァ!!!!!汚物は消毒だにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!]]

 

炎を吐き出し続けるベニャッガイを操る凛は、さっきまでのふるぼっこの恨みを晴らす勢いで大暴れ。

 

結局は凛が相手をしていたグフ4機全てを焼き払っちゃったのよ。

 

ま、まぁこのにこにー様がわざわざ手を出す手間が省けてよかったわ。

 

別に獲物を取られてちょっと凹んでなんてないんだからね!

 

それより次よ!次!

 

次の獲物は…と、思って周囲を見回してみると、そこにはもう動いているグフは1機もいなかったわ。

 

アレ?

 

もしかして私が凛を助けに行こうとしてるうちに、穂乃果と真姫が2人で残りのグフを全部片付けちゃったの?!

 

[[いぇーい♪穂乃果のだいしょーりぃ♪]]

 

[[案外あっけなかったわね。]]

 

いやーん。

 

フルスクラッチでアレだけ立派な赤いアプサラスⅡを作った連中だから、護衛の連中もそれなりの腕だと思ってたんだけど、いつの間にか初心者コンビにヤられてるとかとんだ肩透かしじゃない!

 

ってか私ってEWACグフ倒しただけだし!

 

ぜんぜん活躍してないし!!!

 

こうなったら腹いせにあの赤いアプサラスⅡに今回は使わないって決めていた“クサナギノツルギ”を全力全開でぶっぱなしてスッキリしてヤるわ……って思ったんだけど。

 

思ったんだけど……できなかったわ。

 

だって護衛についていた10機のグフを全滅させたら、どこからともかく一筋のビームが飛んできて赤いアプサラスⅡを貫いちゃったんだもん。

 

機体のど真ん中を貫かれた赤いアプサラスⅡはその一撃で呆気なく沈黙しちゃったわ。

 

今の一撃。

 

たぶんビッグガンから放たれたビームね。

 

海未と花陽はちゃんとビッグガンを見つけ出して作戦通りに赤いアプサラスⅡをぶち抜いてくれたのね。

 

それはそれでいいのよ。

 

でもね?

 

なんか私の出番少なくない?!

 

ちょっと!

 

せっかくの私のメイン回のバトルパートなのよ!

 

もう少しなんとかしなさいよね!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

実は赤いアプサラスは変型して鬼型ロボにしてやる!とか考えておりましたが、尺の都合で断念して見せ場もなく海未さんに墜とされていただきました。
機会があれば再挑戦してみたいと愚考中でございます。

次回はことりさん回を挟みまして、久しぶりに海未さんが語り部を勤める幕間を更新予定です。
完全に開き直って狂暴な本性?を露にしにこちゃんへと喧嘩を売るつけることりさんと、その喧嘩を言い値で買い取るにこちゃんとの舌戦をグダグダと更新予定でございます。
このグダグダ幕間が終わりますと、いよいよにこちゃんとことりさんの決戦が始まる予定でございます。
機体も操縦技術も現役最強クラスのスクールファイターのにこちゃんと、欠陥だらけながらも一発逆転を狙える特殊技能“soar”を会得したことりさん。
勝利の女神は果たしてどちらに微笑むのか…。
鋭意作成中でございますので、完成までもう暫しお待ち下さいませ。

次回更新はいつも通り月曜日のお昼頃を予定しております。
頭に来て始めた短編シリーズの更新は金曜日のお昼頃を予定しております。
お時間よろしければご覧下さいませ。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。



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