ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
不思議な事に個人を攻撃したとの事で何故か通報されたQooオレンジでございます。
ですが賢明なる運営様の適切なご判断により、晴れて無罪方面と相成りました。
まぁ当然でございますね。
それにしても実に不愉快極まりないですね。
それでは 閑話「決戦は中華街⑦」 始まります。
前回のラストでポチっとな♪と発動させた凛のベニャッガイの最終兵器“ファイナルベニャッガイ”はいつも通りにものすっごーい大爆発を起こしたにゃ。
“ファイナルベニャッガイ”の発動であびきょーかんの地獄絵図になってる地上を尻目に、凛たちはしずねぇーちゃんデカいジムに抱えられたまま、爆発の巻き起こした爆風に乗ってぶっ飛んだにゃ。
きっとあの爆発の中には凛たちにザコいハイ・モック(とバッタもんっぽいチャイナ・モック)を押しつけやがったステルス持ちの連中もいやがるにゃ。
舐めた真似しやがったアホはごーかに焼かれて死にやがれ!だにゃ!
いゃー♪それにしても爆風に乗ってかなり上空までやって来たらいい眺めでビックリマンだよ♪
ぜっけーかな♪ぜっけーかな♪
とか余裕ぶっこいてると…
「あれ?なんか下でキラッ♪って光ったような…?」
にゃんか地上でキラッ♪と光ったのが見えたにゃ。
見間違いかにゃ?って思ったんだけど…
<<高エネルギー反応感知!マスター!砲撃です!>>
凛の見間違いじゃなかったみたい。
[[チッ!これだけデカけりゃ目立つって話だ!姐さん!避けろ!!!]]
いつもは淡々と話すそら先輩の電子精霊さんのアイリちゃんが珍しく大きな声で高エネルギー反応が接近してるって警告してくれたんだよ。
その声に真っ先に反応したのはそら先輩。
そら先輩は凛たちを抱えているデカいジムを操るしずねぇーちゃんな避けろ!って言ったんだけど…
[[そんなこと言われてもちょっとムリかも?ここまで高度が上がってると、今日の地上戦用のセッティングじゃ空中で回避運動なんてできないわぁ~。]]
ムリっぽいみたい。
ってことは…
[[ちょ!紫音(しずね)さん!前!ってか下?!ごんぶとビームが!!!]]
こっちに向かって来てるごんぶとビームは避けれないって事だね。
避けれないって事は…
[[あらあらぁ♪ちょ~っとヤバヤバかもぉ?]]
直撃しちゃうって事にゃ。
たぶんしずねぇーちゃんのデカいジムなら当たってもへっちゃらだとは思うけど、問題はまともに姿勢制御できないアホみたいに高い空の上で直撃しちゃうって事にゃ。
これって直撃したらバランス崩してまっ逆さまになるんじゃね?にゃ。
[[ちょっとどころじゃねぇーだろ!この高度から落ちたらタダじゃ済まねぇーだろーが!クソ!凛!モブ子!衝撃に備えろ!!!]]
あ。
やっぱり落ちるパターンみたい。
「りょーかいだにゃ!」
[[は、はい!あとモブ子じゃありません!!!!!]]
一難去ってまた一難。
それが人生だにゃ。
とかちょっと前にテレビで見たドラマのセリフを心の中で言ってると…
<<高エネルギー反応、来ます!>>
とうとうごんぶとビームがやって来やがったみたいにゃ。
[[みんなぁ~!しっかり掴まっててねぇ~!]]
しずねぇーちゃんはそう言うと、左腕に取り付けてあるシールド(やっぱりデカいにゃ)で下からぶっぱなされたごんぶとビームを上手に受け止めたんだけど…
[[あぅ~!やっぱり地上戦用のセッティングじゃこの高度でバランス取るのはムリだわぁ~!ごめん!みんなぁ!落ちちゃうわ!]]
やっぱりダメだったみたいで、盛大にバランスを崩して…
[[クソが!えぇい!南無三!!!]]
[[うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!]]
絶叫マシーンも真っ青なフリーフォールを始めちゃったにゃ。
「うっにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん♪」
サエサエなんかすっごい悲鳴をあげてるけど、凛的にはこのフリーフォールはちょっと楽しいかも♪
あ♪そーだ♪今度みんな誘って遊園地に行こ!
みんなで“ふぁりどらんど”名物のドリルニーコースターに乗るにゃ!
とか、現実逃避して遊びに行きてーにゃーって思ってると…
[[このままみんな一緒に地面に激突するよりは…!みんなぁ!跳んでぇ!えぇい!!!]]
地表に激突する寸前で、しずねぇーちゃんは抱えていた凛たちをぽいっ♪って放り投げたにゃ。
しずねぇーちゃんはこのままみんな仲良く地表に激突するよりはマシって思ったんだろうね。
[[うぉ?!チッ!いきなり放り投げんなってんだ!!!!!]]
[[ふぎゃぁ?!って!この体勢じゃ結局は墜落しちゃいますよ?!こ、こうなったら…やってやります!!!お願い!ユナイトブレイズ!!!!!]]
そら先輩は悪態をつきながらも、慣れた調子で背中のバーニアを全力噴射させて、同時に全身の姿勢制御スラスターを器用にプシュ♪プシュ♪って細かく噴射することで上手に体勢を整えやがったにゃ。
サエサエもヤケっぱちな声をあげながらも、そら先輩と同じように上手に放り投げられた空中でバランスを取って体勢を整えてるにゃ。
そら先輩もサエサエもスゲーにゃ。
でも凛とベニャッガイは…
「ネコは空、飛べねぇにゃ。」
放り投げられてもベニャッガイは飛べねぇにゃ。
うにゃ。
厳密にはベニャッガイの背中のアタッチメントにフライトユニットを取り付ければ、ネコでも空は飛べるんだよ?
飛べるんだけど…今回は肝心のフライトユニットを装備してねぇーにゃ。
だから今回は飛べねぇネコにゃ。
飛べねぇネコはただのネコにゃ。
そんなワケで…
[[凛!!!姐さん!!!]]
[[凛ちゃん!!!紫音さん!!!]]
空中で無事に体勢を整えたそら先輩もサエサエが焦った感じで叫ぶなか、凛とベニャッガイはまっ逆さまに落っこちたにゃ。
ひゅるるるるるるるるるるるる~……って落ちて……
「あいた!」
見事に地面に突き刺さったにゃ。
そりゃもう犬神家の一族のスケキヨっぽく見事に突き刺さったにゃ。
そんな地面にぐさりと突き刺さったベニャッガイからちょっと離れた場所に…
[[お~ち~る~♪やん♪あぅ~…やっぱりいった~い♪]]
痛いとか言ってるけどあんまり痛そうな感じがしないしずねぇーちゃんが落っこちたんだ。
でもこっちは落っこちたって言っても、凛のベニャッガイみたいネタまみれでスケキヨ刺さりとかじゃねぇーにゃ。
あのバカデカいジムが轟音を響かせながら思いっきり落っこちたにゃ。
当然しずねぇーちゃんのデカいジムは…
[[あらあらぁ~…これじゃちょっと動けないわねぇ~…。]]
ぐしゃぐしゃになっちゃった。
[[そりゃあの高度からそれだけの質量が落っこちたんだ。動けなくて……おい待て。動けないわねぇ~って!なんでその状態で動けないだけで撃墜判定になってねぇーんだよ!!!]]
[[うっふふ♪さぁ?なんででしょ~か♪]]
[[あ。やっぱりそのデカいジムってナニか秘密があるんですね!]]
[[そうよぉ~♪女の子には秘密がいっぱいなのぉ~♪]]
しずねぇーちゃんのデカいジムはぐしゃぐしゃになっちゃったけど、なんか生きてたにゃ。
にゃにか秘密があるっぽいけど…とりま。
「誰でもいいからベニャッガイを引っこ抜いて欲しいにゃ。」
早くこのスケキヨ状態のベニャッガイをなんとかして欲しいにゃ。
<<4時方向より敵機接近。数は4。>>
にゃにゃ?!敵にゃ?
スケキヨ状態のままじゃやべぇーぜ!
[[4時方向?ならさっき俺たちに砲撃をぶっぱなして来やがったクソ共か!ナメた真似してれたクソ共にはきっちりと熨斗(のし)付けてお礼してやんねぇーとなぁ!行くぞ!凛…って、お前…ナニやってんだ?]]
そら先輩はチンピラ丸出しでこっちに向かって来てるらしい敵機を迎え撃つぞー!って凛に通信を送って来たんだけど、その言葉は地面に突き刺さってスケキヨ状態になってるベニャッガイを見たらしりすぼみになっちゃった。
そしてナニやってんだ?って言ってきたにゃ。
ナニやってんだ?って…
「見てわかんねーとかアホかにゃ?ネコは飛べねーから盛大に着地に失敗してスケキヨ状態になってるにゃ。敵が来てるなら早く引っこ抜いて欲しいにゃ。」
ご覧の通り、フライトユニットの無い飛べないネコは重力に引かれてフリーフォールして、地面に突き刺さってスケキヨ状態になってるにゃ。
見てわかんないとかアホだよね。
チンピラでアホとかもうダメダメだにゃん♪
そんなチンピラでアホだから将来売れ残りそうなそら先輩は、しょーがないから凛がお婿さんにしてあげるにゃん♪
凛のラーメンのために一生懸命に働いてもらうにゃ!
がんばったら…ちょっとくらいは凛からごほうびあげちゃうかも♪
にゃーんて、将来のお婿さんとか凛っぽくないことを内心で考えてると…
[[……着地に失敗してスケキヨ状態って(スケキヨなんて今の若い連中はんなモンわかるかってんだよ…)……まぁアホネコだもんな。モブ子。悪ぃけどこのアホネコ引っこ抜くから手ぇ貸してくれ。]]
そら先輩はナニか難しいお顔をしてから、急に開き直ったようにサエサエにベニャッガイを引っこ抜くから手を貸してくれ。って頼んだにゃ。
[[は、はい!それじゃ私がこっちの足を持ちますね。あと何回も何回も言ってますけどモブ子じゃありませんからね。]]
[[モブ子はモブ子だろ。んじゃせーので引っこ抜くぞ!せーのー!おりゃ!]]
[[えいっ!]]
そしてにゃんだかまた若干イラッ♪っとする仲良しさんなやり取りをしながら、そら先輩とサエサエはそれぞれ凛のベニャッガイの足を掴むと、せーのー!でよいしょ♪っと引っこ抜いてくれたにゃ。
「うにゃ。ありがとさんにゃ。」
無事にスケキヨ状態から脱出できて助かってけど、凛はちょっとイラッ♪っとしちゃって素っ気なく“ありがと”って言っちゃったんだ。
凛の素っ気ない“ありがと”を聞いたそら先輩は…
[[あ?なんで微妙に機嫌悪ぃんだよ?]]
って釈然としない様子で言ってきたにゃ。
「なんでもないもん。」
そら先輩には関係ないもん。
モブっ子のサエサエと仲良くしてればいいんだよ。
ふーん、だ。
<<アオハル真っ盛りのやり取り真っ最中に水を差すようで誠に申し訳ございませんが、間もなくこちらの有視界内に先程我々に砲撃なんてクソ忌々しい真似をしてやがりました連中が侵入いたします。アオハルも結構ですが、クソ舐めた真似をしやがりましたクソは可及的速やかに殲滅する事を推進いたします。>>
凛が真姫ちゃん的イミカンナイ!ことでイラッ♪っとしていると、アイリちゃんがこれっぽっちも申し訳なさそうにクソはみなごろしだー!的なことを言ってきたにゃ。
そうだね。
そうだよね。
仲良しさんなそら先輩なんてほっといて、さっさと某中華街の年間フリーパスをゲットするためになんでもかんでもぬっこぬこにぬっ殺しちゃわないと。
別にそら先輩がサエサエも仲良くしてたからイラッ♪っとして、その八つ当たりでぬっこぬこにぬっ殺すんじゃないもん。
某中華街の年間フリーパスが欲しいからぬっ殺すんだもん。
凛のことほっといてモブのサエサエと仲良くしてたそら先輩なんて関係ないもん。
そうと決まれば…
「にゃ!」
全力でがんばルビィだよ!
[[…(凛のヤツ…さっきからモブ子と絡む旅に機嫌悪くなんのって…いや、まさか…な。でも…もし、もしそうなら…凛がモブ子に“嫉妬”してるってんなら……………はぁ…考えるのは後だ。とりあえず今は…)…おうよ!!!迎え撃つぞ!!!]]
ところで…アオハルってなんにゃ?
おまけ
[[ところで凛ちゃん?凛ちゃんのねこさんはさっきのファイナルベニャッガイ?ってヤツで頭が無くなっちゃたけど大丈夫なの?]]
「にゃ?ぜんぜん大丈夫じゃねーにゃ。ベニャッガイは頭ねぇーとバランス取れなくてふらふらするにゃ。」
[[うぅぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!ちょ!それじゃまともに戦えないんじゃないの?!どーするの!紫音さんのデカいジムは落ちてぐじゃぐじゃになっちゃったし!さらに凛ちゃんまで戦えないだなんて……]]
「まぁぶっちゃけそら先輩がいればどーとでもなるにゃ。チンピラでもアレはクソ強いにゃ。でも…」
[[でも…?]]
「せっかくの凛のメイン回にゃ。もうちょい暴れたいにゃ。だから…」
[[だから…?]]
「はい!ここで某ネコ型タヌキロボットが未来アイテムを取り出すときのSEっぽくちゃちゃちゃちゃん♪ベニャッガイの予備のあたまー♪」
[[あー。あるんだ、予備の頭…。]]
「今回から用意したにゃ!そんなワケで次回からはまた頭の生えたベニャッガイががんばルビィするにゃ!」
[[なんか替えの頭があるってア○パンマンみたいですよねー。]]
「凛なら頭の中に詰めるのはあんこじゃなくてラーメンにゃ!だからラ○メンマンにゃ!」
[[ちょっと凛ちゃん!言っとくけど別にラ○メンマンの頭の中にはラーメンが詰まってるワケじゃないからね?!]]
「にゃ?」
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
それにしても実に不愉快極まりない。
それでは皆様。生きていたらまたお会いしましょう。