ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

所属している騎空団の団長が海外の方になりその方が予想を上回る役立たずに古戦場真っ只中にもかかわらす絶望中なQooオレンジでございます。
火船のままで水有利古戦場って…。
いや、まぁ焼鰹弱いから私は別に構いませんが他の方は火力落ちてヤバいんじゃないでしょうか?
騎空団のシステムを理解していないのならさっさと権限を移行して欲しいです。

今回は絵里さんsideのお話となります。
絵里さんが帰り道で見た光景…それは…








それでは 第8話A「夢の欠片」そのよん① 始まります。




























第8話A「夢の欠片」そのよん①

教える側と教わる側…双方にとって地獄のテスト勉強が始まってかれこれ3時間…

 

「それじゃもう1度…行くわよ!高坂さん!さんはい!」

 

「しちいちがしち。しちにじゅーよん。しちさんにじゅーいち。しちしにじゅーはち。しちごさんじゅーご。しちろくよんじゅーに。しちしち…しちしち……しちしち……し、しじゅー…な「げふん!げふん!あー!“く!”るしい!何だかとってもしじゅー”く!“るしいわぁ!!!」あ…し、しじゅーく!しちはち…「ごろごろー!じゅー!ごでじゅー!でろー!」…ごでじゅーでろー……ご、ごじゅーろく!しちくろくじゅーさん!」

 

私はようやく……

 

「ハラショー!おめでとう!高坂さん!よく七の段のかけ算を1度も間違わずに完璧に答えられたわね!」

 

そう!ようやく!!!

 

高坂さんにかけ算の七の段を1度も間違わずに答えさせることに成功したわ!

 

途中で間違いそうになって思わずちょっとだけ手助けしたけど、それでも成功には代わりないわ!

 

「えっへへ♪穂乃果はやればできる子だもん!」

 

ヤればできる子は高校生にもなってたかがかけ算の七の段を1度も間違わずに言うだけで予定していたテスト勉強の時間の3時間を丸々使ったりは絶対にしないわ!って声の限り叫び出したい気持ちでいっぱいよ!

 

でも…

 

「えぇ!えぇ!その通りよ!とってもハラショーよ!流石は高坂さん!もうサイコーにハラショーよ!」

 

頑張った子にそんな酷な現実を突きつけるなんて私にはできないわ…。

 

だから私は叫び出したい気持ちをグッと堪えて、頑張った高坂さんを誉めてあげるの。

 

なんとなく高坂さんの頭をよしよしと撫でてあげると、高坂さんはちょっとびっくりした顔をしたあとでとても嬉しそうにニコニコと笑ってくれたわ。

 

その笑顔はまるで太陽の様。

 

そんな高坂さんの太陽の様に明るい笑顔を見て、私はちょっとだけ大切な妹の亜里沙の笑顔に似てるかな?とか思っちゃったの。

 

亜里沙と高坂さんは見た目も中身も全然似てないんだけどね。

 

だって亜里沙は…あの子は…高坂さんみたいなアホっ娘と違ってもう最高に最強にヤバすぎるくらいにまじえんじぇーだもん。

 

たまーにおねーちゃんあの人さっきから亜里沙たちのことじろじろ見ててキモいから斬り殺して来てもいい?とか言い出したりと何気にちょっとだけ狂暴な時もあるけど、基本的にはうちの亜里沙は人類史上に名を残すくらいに天使なのよ!

 

亜里沙…昔はあんなに身体が弱くて儚げだったのに…いつの間にアレだけ狂暴になったのかしら…元気になってくれたのは嬉しいけど狂暴なのはおねーちゃん的にちょっとショックだわ。

 

でもアレだけ元気ならそろそろ亜里沙にも絢瀬流緊縛術を教えてもいい頃合いかもしれないわね。

 

まずは基礎中の基礎の気の練り方から手取り足取り腰取りねっちょりとずっぽりと教えてあげないとね♪

 

だってえりーちかはおねーちゃんなんだもん♪

 

高坂さんの笑顔を見ながらそんな事を考えていると…

 

「っしゃぁぁ!おらぁぁぁぁぁ!!!終ったわよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

「っしゃぁぁ!おにゃぁぁぁぁ!!!終ったにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

にこと星空さんの2人がほぼ同時に雄叫びをあげたのよ。

 

どうやらあちらも何とかなったみたいね。

 

私が希&にこ、ソラ&星空さんの勉強していた方を振り向くと…

 

「よ、ようやくにこっちに歴史改変を諦めさせれたわぁ~…。」

 

まず真っ先に目に入ってきたのは精も根も尽き果てて机にぐだーっとなっちゃっている希の姿だったわ。

 

いつも飄々としている希があそこまで疲弊してるなんて珍しいわね。

 

と、言うか…本当に何とかなったのよ…ね?

 

そんな私の不安は見事に的中したみたいで…

 

「は?ナニ言ってんだかこのデカ乳たぬきは?にこにー様がそう簡単に歴史改変を諦めるとでも思ったの?甘いわ!甘すぎるわ!!!練乳プレイをしたときのチ○コよりも甘いわ!!!!!」

 

にこはムダに偉そうに腰に手を当ててそんな事を言い出したの。

 

あと練乳プレイってにこは普段一体どんなプレイしてるのよ。

 

えりーちか的には歴史改変うんぬんよりもそこら辺が気になるわ。

 

「見てなさいよ!今にデ○ライナーかタイ○マジーンを手に入れて必ず織田上総助信長が死なない世界を作り上げてやるんだから!!!グラブルで一時期アホみたいに増殖した低ランクでサムライジョブでフレ石未設定なのにムダに大量にフレンド申請を送り付けて来やがった廃課金主義な審神者騎空士が送り込んで来やがる刀剣○子が束になって掛かってきてもいずれは全世界の王になるこの仮面ラ○ダージ○ウ的な仮面ラ○ダー252様がみーんなまとめて凪ぎ払ってやるわよぉぉぉぉん!!!!!さぁ!アンタの罪を数えてショータイムで花道オンステージでひとっ走り開眼なノーコンテニューの実験を始めるわよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

 

「あー、はいはい。仮面ラ○ダーでもプ○キュアでももう勝手にしてや…。」

 

希も本当に苦労したのね…。

 

その気持ち…痛いほどわかるわ…。

 

そしてもう一方のソラ&星空さん組はと言うと…

 

「クソ…3時間も使って中1の…それも初期の初期のレベルのとこしか覚えされなかったとか最悪だろ…。」

 

「にゃに言ってやがるにゃ!凛の英語はもう完璧にゃ!ぺんぱいなっぽーあっぽーぺん!!!ドヤ!にゃ!!!」

 

「………………。」

 

こっちはこっちでやっぱりダメだったみたいね…。

 

あとね、星空さん。

 

そのネタはもう古いわ。

 

賞味期限ギリギリどころかぶっちぎりで期限切れよ。

 

「「「勉強終ったからそれじゃ今からみんなでバトルロイヤルにれっつらごー!!!ってなんか外もう暗いし?!なんでー!!!!!!」」」

 

こうして“μ's”三大おバカを相手にしたえりのぞそら連合の地獄のテスト勉強の初日は無事に…無事に………これっぽっちも無事じゃないわよね………と、とにかく!何とか終わりを迎えたの!

 

でもコレ…明日も明後日もあるのよ…その次の日も…そのまた次の日も…おまけに土日まで………えりーちか…おうちかえってひきこもりたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだかんだで色々ともろもろと大変な勉強会を知恵と勇気と愛と根性と努力とえりーちかふるぱわー♪で乗り越えて、私はみんなにまた明日って挨拶をしてから帰路についたわ。

 

正直に言えば明日もまたあの地獄のようなテスト勉強に付き合わなきゃいけないとか考えると頭痛がしてくるわね…。

 

コレって新手の拷問よね。

 

拷問されるならえりーちか的にはもうちょっとこう…縛ってしばいてなんじゃらほい♪的な拷問の方が嬉しいわ。

 

アh…げふん、げふん。

 

アホなんて言ったら (あ。結局アホって言っちゃった♪) 頑張って七の段の九九を覚えた高坂さんに失礼よね…と、言うことで改めて…高坂さんたちのテスト勉強に延々と付き合う系の拷問はえりーちか的にはのーさんきゅーにしたいってのが本音よ。

 

でも1度引き受けたことは最後まできっちりとやり遂げたいわ。

 

賢くて可愛いえりーちか的にはそこら辺は譲れないわ。

 

………アレ?

 

確か私が引き受けたのってガンプラバトルのコーチだったような…………?

 

ダ、ダメよ!それは気付いてもあまり深く考えちゃダメなヤツよ!

 

これ以上その事について真面目に考えると私の大切なナニかが壊れて物語序盤 (序盤なのに連載三年目ってあきらかにダメよね。) で早々にほんこつえりーちかにクラスチェンジしちゃうわ!

 

それだけミトメラレナイワ!!!

 

はぁ…おバカなこと考えてないでとりあえずは帰りましょう。

 

早く帰って亜里沙の天使の笑顔を見て荒んだ心を落ち着かせましょう。

 

荒んだ心に武器は危険なんです!ってウッソ君も言ってたし。

 

とか考えながら自宅への近道のために普段はあまり通らない道を歩いていると、近くの公園からナニか争うような物音が聞こえて来たの。

 

ケンカかしら?

 

それとも青姦?

 

もしケンカなら賢くて可愛くて優秀な生徒会長のえりーちか的には見過ごしてはおけないわ。

 

ぶっちゃけケンカの仲裁とか面倒だけどもしもここで見過ごしたことがバレたりしたら今まで築き上げて来た賢くて可愛くて優秀なパーフェクト生徒会長のイメージが崩れちゃうわ。

 

それはちょっと困るわ。

 

だから面倒でも介入してケンカを止めさせないと。

 

でもケンカの真っ最中なら言葉でいくら諭しても止まってはくれないわよね?

 

だから物理的に仲裁して強制的に終わらせてしまいましょ♪

 

それが一番簡単で手っ取り早いわ♪

 

もしもケンカじゃなく青姦プレイの真っ最中であっはんうっふん♪だったら…こっそりと動画撮影して今夜のおかずにしようかしら?

 

基本的にはハードでコアなSM系の無修正動画が好きなんだけど、普通の青姦プレイとかも嫌いじゃないわ。

 

こんな私だって恋する乙女なんだもん♪

 

恋する乙女は全てのえっちなプレイにキョーミシンシンイキヨーヨーよ♪

 

それじゃ早速…とばかりに気配を殺してこっそりと公園を覗いてみると、そこに居たのは特殊警棒を握り向き合う2人の女の子だったわ。

 

1人は背中の中ほどまでの長い髪を持って、私と同じ音ノ木坂学院の制服を着ている凛とした雰囲気の少女。

 

もう1人は少し薄い金髪と妹の亜里沙の通う中学と同じ制服を着たまるで天使と見間違うくらいに超絶的な美少女の香りと気配を全身余すことなく発しまくってる…………あれ?

 

あの制服にあの髪の色…おまけに手に持ってる特殊警棒とこのあり得ないくらいにまじえんじぇーな雰囲気と気配と香り…………

 

「って?!アレって亜里沙?!」

 

青姦プレイ真っ最中のカップルさんを期待して除いてみた公園…そこに居たのはなんとビックリ!私の可愛い可愛いまじえんじぇーの絢瀬 亜里沙だったの。

 

どうして亜里沙がこんな人気のない公園に?!

 

あとなんで護身用の特殊警棒持ってやっぱり特殊警棒持ってる音ノ木坂学院の生徒と戦ってるの?!

 

えりーちかはもう大混乱よ!

 

あっ!あ、あ、あ、ありしゃがあしばらいされてぺたん♪ってしりもちついた?!

 

あの音ノ木坂の生徒…あのままえりーちかの大切なありしゃを性的に美味しくいただいちゃうつもりね!!!

 

そうはさせないわ!

 

ガンダム的に言えばヤらせはせん!ヤらせはせんぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!よ!!!

 

私は亜里沙を助けるために無限に荒縄が溢れる絢瀬流緊縛術に伝わる縄袋から荒縄を取り出して…

 

「亜里沙から離れなさい!!!!!」

 

亜里沙れの溢れる愛で瞬間的に最高レベルまで練り上げた気を取り出した荒縄へと通し…

 

「絢瀬流緊縛術!疾風!小手縛り!!!」

 

亜里沙を今まさに襲おうとしている音ノ木坂学院の制服を装備した変質者へと、絢瀬流緊縛術の中でも最速の縄技“疾風小手縛り”を放ったわ。

 

疾風の名が示す通り、私の放った疾風小手縛りは物凄い速さで変質者へと飛んでいき…

 

「速さは合格、ですが…甘い!!!ハッ!!!」

 

あっはーん♪な格好に縛りあげて…とはいかず、変質者の手にしたやや長めの特殊警棒の一振りで払いのけられてしまったわ。

 

疾風小手縛りがいくら速さ重視の縄技で他の絢瀬流緊縛術の技よりもパワーで劣ると言っても、亜里沙への愛が溢れている私の今の最速レベルの気を通した荒縄を簡単に凪ぎ払うなんて…。

 

そこで私は気付いたわ。

 

変質者が私と同じように全身に気を巡らせて身体強化をしていることに。

 

もちろん彼女の手にした特殊警棒にも気は通されていたわ。

 

通りで簡単に絢瀬流緊縛術の技を叩き落とすワケね。

 

思わぬ場所で思わぬ強敵の出現。

 

でも私は取り乱すことはせずに次の一手を打つわ。

 

次に私の放つ縄技、それは…

 

「なら…これで!!!絢瀬流緊縛術!千手観音小手縛りぃ!!!!!!」

 

私の最も得意とする縄技“絢瀬流緊縛術・千手観音小手縛り”。

 

まさに千手観音の名に相応しい無数の荒縄を敵へと連続で放ち手数で圧倒して対象を一瞬のうちに縛り上げてしまう必縛技。

 

あ、縛るだけで別に殺すワケじゃないから“必殺技”じゃなくて“必縛技”なのよ♪

 

まぁ…絢瀬流緊縛術の縄技の中には縛り殺す“必殺技”もあるにはあるんだけど…。

 

ともかく、私は気功術を使う変質者に対して情け容赦なく自身の必縛技である千手観音小手縛りを放ったわ。

 

必縛を期して放った千手観音小手縛りの無数の荒縄たち。

 

その全てが変質者へと雪崩のように押し寄せて行ったわ。

 

コレで終わり…と思ったその時…

 

「はらはらと可憐に華麗に舞い踊れ!!!護国園田流!乱れ…雪月花!!!!!」

 

変質者は舞い始めたの。

 

それはとても綺麗な舞い。

 

そして同時にとても危険な舞いだったわ。

 

舞い踊る変質者の手にした特殊警棒から放たれるのは無数の花びら。

 

その花びらたちが恐るべきことに私の放った荒縄を包み込み、次の瞬間にはズタズタに切り裂いてしまったの。

 

あの花びら1枚1枚が刃のように研ぎ澄まされた気で出来ているのね。

 

そんな物騒な…けどとても綺麗な花びらに包まれて、私の放った千手観音小手縛りの荒縄たちは全ての切り裂かれてしまったわ

 

「ложь(ローシ)?!」

 

その光景に私は思わず咄嗟に“ложь”…ロシア語で嘘って叫んじゃったのよ。

 

そして気で形成された花びらが辺りを明るく照らしてくれたことで、今さらながらに気付いたんだけど、亜里沙を襲っていた変質者は割りと見覚えのある人物だったわ。

 

亜里沙を襲っていた変質者…その正体は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

作中のロシア語はG○ogle検索で訳した非常に適当なモノとなっております。
間違っておりましたら申し訳ございません…

次回も引き続き絵里さんsideのお話となります。
戦い(笑)の果てに絵里さんは…。


次回更新はいつも通り月曜日のお昼頃を予定しております。
頭に来て始めた短編シリーズの更新は妄想力の低下&クソ上司のお陰でブラック労働万歳の為、しばらくはお休みさせていただきます。
何卒ご了承下さいませ。


それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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