ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
花陽ちゃんのジムが一通り完成してひと安心なQooオレンジでございます。
さて、今回はのんたん生誕祭の4回目になります。
前回初めてのガンプラバトル&初めての海中戦へ出撃したロリ希さん。
そんな今回は…。
それでは 2017 東條希生誕祭特別編「Early Days ~もしもから、きっと~ ④」 始まります。
そろそろ本編のストックが…。
「捉えました!この間合いなら!」
そう言うと、あの子は機体の各部に取り付けたスクリューモジュールを稼動させながら大型ランスを構えて、ちょい前のほうにおるん水中用のジム…アクアジムへ向けて海ん中を一気に駆け出してったんよ。
ウチは黒澤のおっちゃんやマサさん、マヒねぇーちゃんにモブのおっちゃん達みんなが、あの子のことを“好戦的”って言っとったのがイマイチ理解できとらんかったんやけど、バトルが始まってすぐにその理由が理解できたんよ。
だって目の前のメインシートにちょこんと座ってる、あの頃のウチよりもちょい小さい身体しとったあの子は、出撃して敵機を捕捉したや否や、それはもう嬉しそうに、まさしく嬉々としておっきなランスを構えて突撃しまくっていったんやから。
いつも学校の図書室でつまらなそうに妙ちくりんな本を眺めてるあの子からは想像もできんくらいに、めっちゃ生き生きとしとったんや。
今回のバトルフィールドは全編水の中だけに、まるで水を得たお魚さんみたいに♪
ちょ!待ってや!お願いやからオヤジギャグみたいで引くわ~とか言わんといて?!
えぇ~やん!オヤジギャグ!
ウチは結構好きなんよ!オヤジギャグ!
「これで…5機目です!」
そうこうしてるうちに、ウチらの乗っとるザク・ディープダイバーはどんどん加速して、標的にしとったアクアジムの胴体のど真ん中に大型ランスをぶっ刺したんよ。
あの子の言う通り、これでこんときの出撃で撃墜したんは5機目やね。
今まで撃墜した他の敵機も、PS装甲の防御アビリティを持っとるヤツ以外は、み~んな胴体のど真ん中に大型ランスをぶっ刺してやったんよ♪
ビーム兵器やないとまともなダメージを与えられん、厄介なPS装甲持ちの敵機には、関節からランス捩じ込んで、はい♪おしまい♪やねん♪♪♪
「スゴい!また串刺しだよ!」
[[坊主!単機で前に出過ぎでさぁ!足並みを乱したらいけやせんぜぇ!]]
動かなくなったアクアジムの刺さったままのランスを一振りして、串刺しにしたアクアジムを無造作に海底へと放り捨てたあの子は、もう1度加速を始めてさらに前線へと向かおうとしたんやけど、そこに追い付いてきたマサさんから通信が入って注意されてしもうたんよ。
“単機で前に出過ぎだ”って。
今のウチなら嫌ってほどによ~くわかるんやけど、確かにマサさんの言うと通り、チームを組んでいる以上は単機で突出したらあかんね。
今のウチら…“μ's”で言えば、穂乃果ちゃんとかことりちゃんとか凛ちゃんとか、たま~に海未ちゃんと真姫ちゃんと花陽ちゃんも…。
そらっちとえりちとにこっちも機体自体が前衛系の機体やから、基本的に単機で突出するんやけど、まぁあの3人は世界戦レベルのファイターが相手でもそうそう簡単に墜とされることはないんから、ほっといてもえぇ~のかな?
アレ?ウチら“μ's”って結局みんな単機で突出しとるんやないかい!
え?ウチは突撃せぇ~へんのかって?あ~ウチはなぁ…うん。
ウチはそこまで一人で突っ走ったりはせぇ~へんよ?
ただ…ウチの“ドム・ハーミット”のとっておきのかくし球…高圧縮エネルギーカートリッジを使って最大で36連続(カートリッジ1発で6回まで撃てるんよ♪カートリッジの総弾数6×6で最大36連射やね♪)でサテライトランチャー(背中に背負っとるんがハーミットクラブやから、サテライトキャノンやなくてサテライトランチャーなんよ♪)をぶっ放す“サテライトリボルバー”を使うときだけは、みんなを巻き込まんように単機で突出したりはするんやけどね♪
むふふ♪ウチのサテライトリボルバーは威力だけならことりちゃんの大型バスターライフルよりも上やねん♪
“μ's”でも…と言うよりも、今期のガンプライブに出場しとる全ガンプラの中でもトップクラスの火力なんやないかな?
そんなウチのサテライトリボルバーとタメ張れるバカ火力、略してバ火力を持っとるんは、UTX高校チーム“A-RISE”の“陸皇(りくおう)”こと綺堂 英玲奈ちゃんの“ガンダムベヒーモス”の装備しとる“プラズマグレネード”くらいやなんかなぁ?
アレはなぁ…。
ウチのサテライトリボルバーとは別の方向性でバ火力やからなぁ…。
すわ!核か?!ってくらいの威力やねん。
一発“しゅぽん♪”ってマヌケな音を響かせて射ち出すだけで、着弾地点は綺麗サッパリ更地になるからなぁ…。
非核兵器やねんけど、下手な核兵器なんて鼻で笑うレベルの威力なんよ。
あの爆発の効果範囲に巻き込まれてしもうたら、大抵の機体は蒸発してまうんやないかなぁ?
えりちの“ヴァルキュリア”なら、あのキ○ガイな威力の爆発を掻い潜って…と、言うよりも爆発なんてものともせんと突き進んで行くんやろ~けどね♪
「お言葉ですがマサさん。この程度の敵機ならいくら群れて襲って来ても、僕だけでもなんの問題もありませんよ。」
[[キミを単機でほっといても大丈夫なのはわかってるけど、もっと私達との連携とかも考えてよね!っと!危ないわね!話の邪魔をしないでよ!ね!]]
「わぁ!当たった!まひろおねーちゃんもスゴい!」
マサさんのちょいあとにはマヒねぇーちゃんの“フリンティ・アクアマリン”も、ウチらに追い付いてきたんよ。
今さらやねんけど、マサさんもマヒねぇーちゃんも、喋りながら器用に戦っとるなぁ♪
マヒねぇーちゃんなんてよそ見しながら水中用アームバルカンを撃ってるんのに、襲ってきた敵機に簡単に命中させて墜としてしもうとるんよ?
なぁ?あの頃のウチ?知っとるか?マヒねぇーちゃんはこれだけ余裕のよっちゃんで戦っとるんのに、あんまり海中戦は得意やないんやで?
マヒねぇーちゃんと水中用装備から本来の装備に換装し直した“フリンティ”が、1番得意としとるんは空中戦なんよ。
マヒねぇーちゃんと“フリンティ”は、得意フィールドの空では水中以上にもっとすごいバトルをするんやで~♪
なんせマヒねぇーちゃんは…
[[当然よ!私だって伊達や酔狂でガンプライブの全国大会に三年連続で出場したわけじゃないのよ!]]
当時のガンプライブの全国大会出場者なんよ♪
しかもやで?この年の後期ガンプライブでは全国大会も勝ち抜いて、前期ガンプライブと後期ガンプライブの優勝チームが戦って、その年の最優秀チームを決めるんファイナルステージまで行ったんよ!
残念ながらファイナルステージで前期ガンプライブを勝ち抜いた当時の“A-RISE”(“A-RISE”のチーム名は代々のUTX高校のガンプラバトル部が受け継いできとるんよ。)に負けてもうたんやけどね。
ファイナルステージで、マヒねぇーちゃんは負けはしなかったんやけども、他のメンバーがボッコボッコにヤられてもうたんよ。
チームは負けてしもうたんやけど、マヒねぇーちゃん個人は年間最優秀スクールファイターには選ばれたんやったなぁ…。
と、言うんか…UTX高校のチーム“A-RISE”はこのころから強かったんやなぁ…。
ウチらはそんな“A-RISE”とおんなじ秋葉原地区予選に出場しとるから、勝ち残ればそのうち嫌でも当たることになるんやなぁ…。
ほとんどのチームみたいに0勝3敗のストレート負けは無いとは思うんやけど、バトル形式と選出メンバー次第では勝てんかもしれんなぁ…。
今回みたいにまた穂乃果ちゃんと凛ちゃんが突撃したり、ことりちゃんがぶち切れて暴れだしたり…。
あかん…。
考え出したらなんやめっちゃ不安になってきてしもうたわぁ…。
[[ゴルゥラァァァァ!!!ボケ共ォォォォォ!!!ナニ呑気に愉快にくっちゃべっとるんじゃぁぁぁぁぁ!!!前見んかい!ワレェェェェェェェ!!!旨そうな腕した蟹さんがぎょーさんコッチ来とるぞ!]]
むむ?蟹さん?
「むぅ?カニさん?あっ!あれだね!うーん?でもあの赤いのと青っぽいの、ちょっとカニさんっぽくないかなぁ?へ?うわぁ!なんかいっぱいきてるよ!ど、ど、ど、ど、どーしよう?!」
どれどれ…おぉ!見えてきた!見えてきた!
おっちゃん、あれはあきらかに蟹さんと違うんやないかな?
あれは蟹さんやのうて……。
「こちらでも確認しました。ドム子、あれは蟹ではなくジオン軍の水陸両用量産型モビルスーツ“ズゴック”ですよ。赤い方はシャア専用ズゴックでもう一方の地味な青っぽい色のズゴックが量産型ズゴックです。」
「ズゴック?」
そう♪ジオン水泳部のズゴックさんやねん♪
数は…ひー、ふー、みー、よー………あちゃあ…ぎょ~さんおるやん。
みんな素組みたいやけど、数は正義やからなぁ…。
とか言うとるんやけど、ぶっちゃけあの程度の素組のズゴックが数頼みでゴリ押してきても、あの子やマヒねぇーちゃん、黒澤のおっちゃんにマサさんの敵やないんけどね。
世の中には数に勝る質ちゅ~んのもあるんよ。
「えぇ。ズゴックです。お頭さん。ズゴックよりもW(ウィング)のキャンサーやGのカニガンダムの方が蟹に似ていると思うのですが?あとは0083のヴァル・ヴァロも蟹っぽいかもしれませんね。」
「うぃんぐのきゃんさー?じーのかにがんだむ?だぶるおーえいてぃーすりー?」
むふふ♪あの頃のウチにはキャンサーやらカニガンダムやらヴァル・ヴァロなんて、呪文みたいでなんのことかちんぷんかんぷんやったなぁ♪
みんなはあの子が言っとった機体がちゃんとわかるかなぁ?
0083に出てきたMA(モビルアーマー)のヴァル・ヴァロは有名やからみんなわかるんやないかって思うけど、キャンサーやカニガンダムはどうやろか?
ガンダム好きならWに出てきたキャンサーもわかるんとちゃうかな?
問題はカニガンダムやねん。
みんなはこんなん妙ちくりんな名前のガンダムがホントにいるんかい!って思うとるやないかな?
あんな…実はカニガンダムは…なんとびっくり♪ほんまにおるんよ♪
このカニガンダムの他にもエビガンダムやタコガンダム、ヒラメガンダムにエイガンダム、おまけにアンコウガンダムなんてのもおるんよ?
ほんまやって!
ウソやと思うんやったら、ちょいGo○gle先生にお願いして検索してみてなぁ♪
[[フン!素組のズゴックなんぞ蟹で十分じゃ!ボケェ!量産型の方をサッと塩茹ですりゃあ赤くなるじゃろーが!茹でて赤くなるんじゃ!ズゴックも立派なエビカニの仲間じゃろーが!]]
[[なんないわよ!ズゴックはエビでも蟹でもないの!量産型のズゴックを茹でるとシャア専用ズゴックになるなんて聞いたこともないわ!ガンダムネタが理解できないドム子ちゃんに間違った知識を教えないでよね!]]
……マヒねぇーちゃん…その注意はちょい遅かったんよ…。
ウチな…こんときの黒澤のおっちゃんの言葉を信じてもうて、量産型のズゴックを塩茹でしたら赤くなるんかって、1回ほんまに塩茹でにしてもうたんよ…。
当たり前やけど量産型ズゴックを塩茹でしても、シャア専用ズゴックにはならんかったけど…。
[[それにしても……蟹かぁ…。蟹って美味しいよね…。蟹の話なんかしていたら、なんだか久し振りに食べたくなってきたわね。うん!決めた!今夜の夜ご飯はは蟹にして貰おう!]]
それにしても…みんなほんまにずいぶんと余裕やなぁ…。
マヒねぇーちゃんなんかカニさん食いたい!とかいいながらも、ちゃっかり手にしとる水中用マシンガンで、こっちに近付いてきとるズゴックの群れに牽制射撃なんてしとるんよ?
まぁこんときはまだあのド派手なラスタカラーのウミヘビ野郎…“サンダーソニア”が出て来とらんから、みんなカニさん談義できる程度には余裕のよっちゃんなんやけどね。
そんなわけでもうちょいみんなのカニさん談義にお付き合いしてや♪
せやけどな?こんときの会話は途中からカニさん談義やのうて、ザリガニ談義になるんよ~♪
「蟹…ですか?僕は蟹と言われているあの奇妙な形状の生物が食べれるのは知ってはいますが…あんなおかしな形の生物が本当に美味しいのですか?」
[[なんじゃ?ボウズは蟹喰ったことないんか?]]
「ありませんよ。ザリガニならばタダで大量に手に入りますので、動物性タンパク質が足りないきにはよく捕獲して食べてはいますが、蟹は今まで1度も食べたことないですね。大体、蟹なんて値段の張るものを、どこに行っても邪魔者扱いな僕なんかが食べれるわけないじゃないですか。そもそも、最近はザリガニ以外はまともな動物性タンパク質は食べていませんよ。」
[[いや、キミ…ザリガニって……え?マジで?ザリガニだよ?食べるの?って言うかザリガニってアレ食べても大丈夫なの?]]
「ええ。マジですが?それが何か?」
「むぅ?ザリガニ?ねぇ?ザリガニって食べれるの?」
「食べれますよ。タダで大量に手に入る割には普通に美味しいですし。ただ事前に泥抜きしなければいけないので、少しめんどう「めんどう禁止!」…少し手間ですが。僕としては何故みなさんアレを食べないのかが疑問なくらいですよ。あぁ、あとは生食は肺吸虫…寄生虫が怖いのでお勧めしませんよ。必ず食べる前に加熱調理か冷凍して下さいね。」
※ザリガニを食べるときは寄生虫が怖いので、必ず火を通すか、1度冷凍してから食べましょう。
※詳しくはGo○gle先生で“ザリガニ 食べ方”で検索してみてください。
「えーっ!ザリガニなんて食べないよー!ザリガニなんかよりカニさんの方がおいしいよ!絶対に!」
「ザリガニはコスト、味的にも悪くはないのですが……蟹ですか…なら1度捕まえて食べてみましょうか?確か沢蟹なら漁業権が無くても捕まえれたかと思いますので、いつか機会があれば食べてみますよ。」
[[その年でザリガニ捕まえて喰う…あっしも人のことをどうこうと言えた人生は歩んできちゃいやせんが、坊主はちっせぇのにまた随分と難儀な人生を歩んでいやすねぇ…。]]
[[ザリガニは喰うても蟹は喰ったことがない、か…(ボウズはうちの真珠ちゃんよりひとつ上くらいじゃったな…。あの年で動物性タンパク質がうんぬんぬかして、ザリガニ取っ捕まえて喰うとるなんて、マサじゃねぇーが難儀な生き方しとるのぉ…。他人様のガキじゃがあまりにも不憫じゃのぉ…。) フン!ボウズ!ならワシんとこに!内浦に来い!内浦は良いとこじゃぞぉ!魚は上手いしみかんも上手い!どうじゃ!ワシんとこにくりゃあ!蟹さんなんぞ毎日いくらでも喰わせてやるわい!丁度うちの網子に蟹漁師がおるからのぉ!出荷できん傷物ならタダじゃ!タダじゃ!のぅ!マサァ!]]
[[ヘイ!おやっさん!うちでは霜月の家のもんが蟹漁師でさぁ!]]
「内浦ですか…確か静岡の沼津市でしたでしょうか?まぁ…子供の僕には住む場所を選ぶ自由なんて大層なモノはありませんので、いつか大人になって自由とお金を得て、それでいて機会があれば伺いますよ。さて、みなさん。夕食に蟹も結構ですが、とりあえずはいい加減にウザくなってきた目の前の蟹(ズゴック)を片付けてしまいましょうか?」
[[おうよ!ボケェェェ!!!蟹さん風情が内浦漁師舐めんなぁぁぁぁぁぁ!!!グォラァァァァァ!!!投網ボムで一網打尽じゃぁぁぁぁぁぁ!!!]]
[[ナイス!おやっさん!行くよ!みんな!]]
「その投網、相変わらずデタラメな性能ですね。ドム子。蟹退治を始めますので、少し揺れますよ?気を付けて下さいね。」
「うん!いっけー!カニさん退治だー!串刺しだー!獲ったどー!だー!」
[[もう!いくら素組のズゴックって言っても楽勝過ぎでしょ!これだから中央店からエントリーしてる連中はイヤなのよ。あっちの連中ってほとんどが“きゃ~♪こわ~い♪”とか“やだ~♪あの人たちってなんか必死すぎてカッコわる~い♪”とか!ふざけたこと言いやがるエンジョイ勢だから、正直言てヌルいのよね!]]
「ヌルくても獲物になってGPを提供してくれるので、僕は好きですよ?あちら側からエントリーしてる人達。弱いのに大量に湧いてきますから。良いカモですよ。」
[[キミはGP稼ぎが目的なんだからそうなんでしょうけど、バトルを楽しみたい私としてはなんかバカにされてるような気がしてイヤなのよ…。エンジョイ勢って真面目にバトルしてる私達のこと見下して、“きゃ~♪バカみた~い♪”って言ってるんじゃないかって思っちゃうのよ!]]
「先程から随分とあちら側からエントリーしている人達を貶しますね。…あぁ。なるほど…。」
「むぅ?ねぇ?ナニがなるほどーなの?」
「少し考えればわかるでしょう?真海さん。貴女は学校かどこかで、貴女が先程からうすら寒い声真似で言っている内容を言われたんですね。」
[[むぐっ!も、黙秘権を行使するわ!]]
マヒねぇーちゃん…黙秘権を行使してもぅたら、悪口言われてるんって言ってるようもんやで?
ん~…でもマヒねぇーちゃんにそんなん言った連中はほんまに勇者さんやね♪
その人達って、マヒねぇーちゃんが貝原財閥の直系って知らんのやろうか?
マヒねぇーちゃんトコのじいちゃん…貝原会長って、三度の飯よりもマヒねぇーちゃんとガンプラバトルが好きな人なんやで?
ウチは知らんよ?
もしマヒねぇーちゃんに嫌味言うたのが貝原会長にバレたら……。
性格キツぅても、美人さんな女の子やったら可哀想なことになるなぁ…。
遠洋漁船の○処理要員にされるか、人にク○喰わせるようなド変態の金持ちに売られるか…。
あとは…そうやなぁ…ダルマさんにされてパチもん天国な国辺りで見世物にされたり…。
ぶっちゃけヤクザ屋さんに真珠入りチ○コなんかで輪姦(まわ)されて、そのあとでソ○プにでも売られた方が幸せかもしれんね。
ウチはどっちの√もゴメンやけどね♪
むぅ…ヤクザ屋さんにとか言っとたってら、ちょい思い出したんやけど、そう言えば真姫ちゃんが昔どっかの頭の悪いヤクザ屋さんに…。
ん~…でもこれって言ってもいいんやろうか?
西木野グループがあちこちに圧力かけまくって、“無かったこと”に…闇に葬りさった事件やしなぁ…。
ウチがアノ事件の話しをしとるんのを、西木野警備保障の団員さん達にでも聞かれたら…。
あはは…ちょい怖いなぁ…。
今のウチは真姫ちゃんの“身内”にカウントされとるから、さっき言っとったヤクザ屋さんに輪姦されてソ○プラ○ドに売り飛ばされるちゅ~ような酷いことにはならんとは思うんけど…。
真姫ちゃんからお仕置きくらいはあるかもしれんし。
うん。アノことをウチが話すのはやっぱりやめとこ。
お仕置きするんは好きやけど、お仕置きされるんはイヤやねん。
ウチ、えりちと違ってお仕置きされてヒャッハ~♪するドMさんやないからね~。
まぁ♪そらっちが“シタイ”って言うんなら、ちょいくらいなら縛ったりされてもえぇ~んやけどね♪
ほら?ウチのオッパイさんって普通の人よりもちょいおっきいやろ?
1回くらいなら、ウチの自慢のおっきいオッパイさんを毎度お馴染みの荒縄で縛って、もっとおっきく見えるように強調してみたりなんて、SM系のえっちなびでおの女優さんのようなことしてみたいやん♪
縛ったあとは…う~ん…ろ~そくぽたぽたはなぁ…ん~…ど~しようかなぁ…。
健全な女の子やから、やっぱり気持ちいいんは好きやけど、ムチでシバかれたりろ~そくぽたぽたされて痛いのとか熱いのは正直に言って堪忍してほしいなぁ…。
やっぱり軽く縛るソフトSMくらいが丁度えぇ~んよ♪
ハードな方はどえむ~ちかなえりちに任せとくな?
ふぇ?真姫ちゃんの事件のお話はどこに行った?
そこまで言っといて言わないとかあるか?
気になるから真姫ちゃんの事件を教えろ?
う~ん…そんなん言われてもなぁ…。
……まぁ今はウチの回想の中やから、真姫ちゃんや西木野警備保障の人達はおらんし、ちょいだけならえぇかな……?
あんな?真姫ちゃんは昔、ケツアゴのヤクザ屋さんに…『希?アンタ何の話ししてんのよ?』ハッ!真姫ちゃん?!なんで真姫ちゃんがウチの回想の中に来とんのや?!
『そんなことは今はどうでもいいでしょ?それよりも……覚悟はいいかしら?』
あはは…みんな!ウチはダッシュで逃げるんで、このままちょいウチの回想を見とってな!
『逃がさないわよ!希!』
いゃ~ん♪真姫ちゃんに捕まったら犯される~♪
『犯さないわよ!クスリ漬けにするだけよ!』
ちょ!クスリ漬けって!ウチはそっちの方がイヤやねん!
ふぅ~…今回はちょい危なかったなぁ…。
何とか逃げ切れたけど、あのまま真姫ちゃんに捕まっとたら怪しいお薬の実験台にされるとこやったわ。
え~っと、ウチの回想ってどこまでいったんやったか?
確か…素組のズゴックの辺りやったけか?
うん。確かそうやったね♪
そんなワケで素組のズゴックはあっという間にカニ料理やねん♪
え?具体的にはカニさんはどうなったか?
あぁ。カニさんはやね?黒澤のおっちゃんの投網手投げ弾で、み~んなまとめてあみあみに絡めてから囲んでボコボコにしてやってんよ♪
ボコボコちゅ~よりも、みんなランスやら銛やら長ドスやらで網の隙間からザックザクやね♪
むむ?ザックザクってなんや新しいザクみたいな名前やね?
[[それで?結局この辺に敵機はもう居ないのかしら?私のフリンティ・アクアマリンのレーダーには反応は無いけど?]]
[[さぁーのぅ…ワシのフィッシャーマン・ロディは基本、近接型じゃき、お嬢の機体と一緒でそこまでレーダー範囲は広うないからわからんわい!]]
「威張ることではないと思いますが?まぁめんどう 「めんどう禁止!」 ……どうでもいいですが。マサさんのグレイズ・オルカも基本的には近接戦闘仕様なので、レーダー範囲はお頭さんのフィッシャーマン・ロディとそう違わない筈でしたね?」
[[どうなんじゃ!マサ!]]
[[ヘイ!おやっさん!坊主の言う通りでさぁ!あっしのグレイズ・オルカも近接戦闘がメインなんで、レーダー範囲はおやっさんとそう代わりはありやせん!]]
「出撃が遅れているサニーさんの“ヴィクトリア・ブルー”や七塚原先生の“シルバーン”が居ない現状でのこのメンバーでは、1番レーダー範囲が広いのは僕のディープダイバーのようですね。では周辺状況はこちらで確認しますので、みなさんは少し周囲の警戒をお願いします。」
「レーダーを見るんだね!それなら私に任せて!」
[[ふふ♪ドム子ちゃん♪お願いね♪さぁーて!私達は周辺の警戒だよ!お頭さん!マサさん!ステルスシステム搭載機がいるかもしれないから、ちゃんと気を付けて見張ってね!]]
[[わぁーとるわい!のぉぉぉぉ!マサァァァァ!!!]]
[[ヘイ!おやっさん!坊主!ドム子の嬢ちゃん!安心してくだせぇ!内浦黒澤漁業連合の名に賭けて!索敵中は坊主達には指一本触れさせやせん!]]
「大袈裟ですね…。まぁ何でも構いませんので、とにかく周辺の警戒はみなさんにお任せします。ではドム子。今からディープダイバーのレーダー範囲を広域探査モードに変更します。索敵範囲は拡がりますが精度は落ちてしまいますので、そのつもりでお願いします。」
「こーいきたんさ?せーど?むぅ?なんだかよくわかんないけどわかったよ!」
「……まぁいいでしょう。どうせ説明しても時間の無駄ですから。僕もこちらのサブモニターで確認するので問題はありません。では始めますよ。」
「はーい!あっ!なんかレーダーがぐぃーんっておっきくなった!よくわかんないけどスゴい!」
[[それで?どう?あっちの連中…中央店の連中の動きは分かりそうかな?]]
「ジャミングはされてはいないようなので、索敵には特に問題ありません。ん?これは…?」
「むぅ?ねぇ?なんかおっきな赤い点がいるよ?あれ…青い点と緑色の点がどんどん減ってきてる…?」
[[青い点と緑色の点が減る、じゃと?うぉぉぉぉい!そりゃぁ!]]
[[大きな赤い点…MA?大型のMS?どっちにしても少し厄介なのが出てきたみたいだね!]]
[[おやっさん!哨戒に出ていたうちの連中から通信と一緒に敵さんの画像が送られてきやした!コイツは…デカイ海蛇だぁぁ?っ?!オイ!どうした!応答しやがれ!オメェら!クソ!ダメか…おやっさん!どうにもうちの連中。この海蛇野郎にヤられて全滅したみてぇでさぁ…。]]
「こちらの広域レーダーでも確認しました。どうやらたった今、前に出ていた部隊が全滅した様ですね。ドム子もわかりますか?この消滅した青い光点がその哨戒に出ていたみなさんですよ?」
「わかるよ!青は味方で緑色はごえーたいしょーのゆそーせんだよね!」
「ええ。その通りです。そして残っているこの大きな赤い光点は敵です。そう…敵なんですよ…。くっくっくっ…どうやらわざわざ、向こうからGP(敵機)がやって来てくれるようですね…。」
「むぅ?ねぇ?その笑いかた、なんか変だよ?」
「……放ておいてください。」
[[オイ!ボウズ!奴さんはワシ等の方に来とるんじゃな!ハン!上等じゃ!ワレェェェ!海蛇じゃかなんじゃか知らんが!このワシに…黒澤漁業連合に喧嘩ぁ売るなんざぁ!えぇー根性しとるわい!ゴルゥラァァァァァ!!!野郎共ぉぉぉぉぉぉ!!!海蛇狩りじゃぁぁぁぁぁぁ!覚悟はえぇかぁぁぁぁぁぁぁ!!!]]
[[私は黒澤漁業連合でも野郎でもないけど、いつでも覚悟と準備は万全よ!]]
[[ヘイ!おやっさん!お供いたしやす!何処までも!]]
「あれだけ大型の反応です…墜とせば獲得できるGPも美味しそうですね。くっくっくっ…これでGPに余裕が出来そうですね。そうなれば久し振りに甘味を…糖分を補給できそうですよ。」
「カニさんの次はウミヘビさんだね!ガンプラってスゴいね!色んな種類があるんだ!ねぇ!ウミヘビさんはどんなガンプラなんだろ!」
[[うっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!ゴルゥラァァァァァ!!!いくぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!ワレェェェェェェェェ!!!]]
さて♪さて♪
お次の相手はいよいよドッゴーラを改造した海中用のごっついMA“ウミヘビ”…“サンダーソニア”との初戦闘やね♪
むふふ♪みんな♪頑張って~や♪
まぁ頑張っても、サンダーソニアには今回の出撃では勝てんのやけどね…。
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
さて、作中でザリガニについてのお話がございましたが、ここでも重ねてお願いいたします。
寄生虫が怖いのでザリガニを食す際には必ず火を通してから召し上がって下さい。
詳しい調理法等はネット等で調べてみて下さい。
私は食べたことはないのですが、ザリガニを食べた友人は「意外に旨いぞ。」と言っておりました。
また、今回作中にて名前が登場しました内浦の蟹漁師“霜月”さん。
こちらの蟹漁師さんはドロイデン様が好評連載中の“ガンプライブ!サンシャイン!!~水の乙女と宇宙を求めるもの~”にて登場する内浦の蟹漁師“霜月兄弟”からお名前をお借り致しました。
ドロイデン様。ありがとうございました。
いずれは閑話でご本人達も…!
次回は月曜日に本編の更新を、金曜日にのんたん生誕祭特別編の更新を予定しております。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。