ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
今まで尻込みしていたグラブルの共闘アスタロトをフルオートソロ放置であっさりとイケてしまったQooオレンジでございます。
そろそろ水属性だけはおれつえーとイキってもいいのでしょうか?
今回も海未さんsideのお話となります。
絵里さん驚異の防御力。
それでは 第8話B「過去と今と、そして未来と」そのろく② 始まります。
グダグダの果てに生徒会長の相手をするのが面倒になった真姫の鶴の一声で急遽決定したごめんなさいを賭けた生徒会長とのガンプラバトル。
早速バトル開始ですよ!と、行きたかったのですが、先程の生徒会長の過去語りを聞く限り相手はなんとビックリな元ジュニアチャンピオンさんらしいので、私達はバトル開始前に集まってブリーフィングを開く事にしました。
まぁ元ジュニアチャンピオンと言っても流石に七対一のバトルではどうにも出来ないでしょうからぶっちゃけ楽勝ですね♪と、思っていたので、ブリーフィングなんて必要無いとも思ったのですが…
「無理!絵里さんに私たちだけで勝つなんて無理!!!ぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいに!無理!!!!!!!」
いざブリーフィングを開始した途端に雪穂が吠えました。
無理!と。
私は先程のバトルでアレ程の強さを見せてくれた雪穂からいきなりそんな言葉が出るとは思ってもいませんでしたので、この発言にかなり驚いてしまいました。
そんな雪穂に続き…
「うん。亜里沙も雪穂とおんなじ意見だよ。だっておねーちゃん、斬っても斬れないんだもん。斬れないんじゃ勝てないもん。」
プッツン辻斬り娘の亜里沙と…
「わたくしも雪穂と同意見ですわ。わたくしのザク・インパチェンスでのフルバーストでも、絵里お義姉様のトールギス・ヴァルキュリアにはまともにダメージを与えられませんもの。ダメージを与えられない相手を倒すのは土台無理なお話ですわ。」
プッツンガトリング娘の悠莉までもが無理!と言い出したのです。
私はこのプッツン娘二人ならば問答無用で斬りかかる&撃ちまくるイメージしか無かったので、この様な発言をする事に先程の雪穂の発言同様に酷く驚いてしまいました。
「アンタたちの攻撃でダメージを与えられないってあの自称生徒会長サンどんだけ堅いのよ。」
私が驚いていると真姫もプッツン娘二人のダメージを与えられないと言う発言を聞いて、珍しく顔をヒクヒクとさせながらどんだけ堅いのよ…と呟いています。
そんな真姫の呟きに…
「どんだけ~♪と、言われましても…そうですわねぇ…絵里お義姉様のトールギス・ヴァルキュリアはダインスレイヴの雨の中で傘を差さずに鼻歌を歌いながらお散歩できちゃう程度には堅いですわ♪」
悠莉は右手の人差し指を頬に当てながら小首を傾げてダインスレイヴ?の雨の中でも傘を差さずに鼻歌を歌いながらお散歩できちゃう程度には堅いとか私には理解出来ない例えを交えて答えてくれました。
真姫も悠莉の例え話が理解出来なかった様で、頭の上に?マークを浮かべてますね。
私と真姫が理解出来なかった例え話でしたが…
「ナニソレめっちゃこわい。」
花陽はきっちり理解出来た様です。
まさにドン引きと言う言葉がぴったりくる様な表情を顔に浮かべて、ナニソレめっちゃこわい。と何時ものテンション高めの花陽にしてはかなり控え目なテンションでそう呟いたのです。
先程の悠莉の例え話の中で私が理解出来なかったモノ…“ダインスレイヴ”…先ずはそれが何なのかを知らなければいけませんね。
と、なれば…
「花陽?そのダインスレイヴとは一体何なのですか?」
歩く微妙なガンダムWiki○ediaの花陽に聞いてみるのが一番です♪
恐らくは…いえ、確実に話が脱線してしまうでしょうが、その”ダインスレイヴ“なるモノが何なのか位は花陽の微妙な説明でもわかる筈です。
そんな私の内心を知ってか知らずか、花陽は早速とばかりにドン引きしていた顔から妙に嬉しそうな顔に早変わりして”ダインスレイヴ“について説明し始めてくれました。
「はひ!今回はダインスレイヴについてですね!ガンダムについての説明ならご存知お米大好きオコメスキーな花陽にまるっとお任せですっ!ではでは早速…ダインスレイヴ!それはズバリ!機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ(第二期♪)の終盤に登場したトンデモ兵器です!当たれば死にます!以上!で終わらせたら海未先輩に射られそうなんで、もうちょぉぉぉぉぉっと詳しく説明しちゃいましょう!このダインスレイヴってヤツは電磁速射砲…いわゆるレールガンってヤツですね!とあるギャラルのレールガン♪なんちゃって♪あ!待って!海未先輩お願いだから待って!ちょぉぉぉぉぉっとオチャメにふざけたくらいで弓と矢を準備して花陽にターゲットロックオン♪しないでください!ちゃんと真面目に説明しますから!だから安易に人に!特に花陽に弓を向けないでください!洒落になんないですから!はひ!だいじょーぶですっ!今度こそ!今度こそは!真面目に説明しますから!!!で、この電磁速射砲なレールガンのダインスレイヴなんですが、弾頭?に使われているのは鉄血世界ではMSの建造にも使われている高硬度レアアロイってヤツなんですよ!この高硬度レアアロイをさーらーにー精製して針っぽい専用弾頭にしちゃってソレを超高速で発射しちゃうって兵器がダインスレイヴなんですよ。そんなちょーかったーーーい専用弾頭を超高速でぶっぱなすんで、大抵は…ってかほとんど?の装甲を装甲ナニソレ美味しいの?とばかりにガン無視して問答無用でぶっ刺さる通り越して貫通しちゃうんですよねー。こわいですねー、ちょーこわいですねー。まぁ当たらなければどーてとでもない!ではあるんですけど。超高速でぶっ飛んで来るんで回避もじみーに大変なんですよねー。花陽は反射神経あんまり無いんであんなスッゴい速さでぶっ飛んで来やがるダインスレイヴを目視してからなんとぉぉぉぉぉぉ!!!って某アノーさんちっくな感じで叫びながら超絶回避するとかたぶん無理っぽいですねー。ってか無理っぽいじゃなくて無理です!でもなんでか知りませんがムダに回避スキル極振りの穂乃果先輩ならワンチャンありありかも?あ♪海未先輩もダインスレイヴが飛んできても往年のス○ロボっぽくこんなモノ!とか言いながらブレード使ってすっぱーん♪って切り払えるんじゃないですか?ダインスレイヴを切り払うとか半分以上人間辞めてないとできないよーなできるよーな気もしますけど、9割方人間辞めちゃってるリアルブシドーな海未先輩ならイケそーですよね♪いやぁー♪流石は海未先輩!きっと某ジ○ジ○のD○O様っぽく幼少期のロリ海未先輩はアホな言動を繰り返すやっぱり同じく幼少期のころのロリ穂乃果先輩のアホ言動にブチブチブチっとブチキレて、ほのおかぁぁぁ!ワタシはニンゲンをぉぉぉ!辞めますよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!とか言って人間辞めちゃったんでしょねー。んん?D○O様っぽく人間辞めちゃったなら…もしかしてもしかして海未先輩はザ!わぁぁぁぁぁるどぅ!的なヤツで時間停止して人間辞めちゃった超絶技巧を発揮してたりしたなかったりするんですか?!おぉっと♪コレは名探偵ハナヨ的には新たなる海未先輩のナゾに近づいてしまっちゃっいましたか?しまっちゃったっぽいですか?しまっちゃっいましたね!ってなワケで海未先輩!花陽にもスタンド的なヤツをください!無限にお米を精製できるよーな能力がいいですっ!おねがいぷりーずぎぶみーてるみー!!!!!」
「はい。毎度の事ですがあちこち脱線しまくって微妙にしか理解出来ない説明をありがとうございました。取り敢えず花陽的には私は9割方人間辞めちゃってるそうなのでその9割方人間辞めちゃってる私にその首をダインスレイヴとやらの代わりにスパッ♪っと斬り飛ばされてみますか?あと後半はほとんどナニを言ってるのか全くもって理解出来なかったのであえて無視させていただきますので悪しからず!」
「あるぅえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?なんかかるーーーく流された?ってかクビちょんぱ♪は勘弁です!花陽はまだここで死ぬワケにはいきませんから!死ぬならせめて今年の新米を食べてからです!!!」
はぁ…全く花陽は…。
で、ダインスレイヴなるモノを要約すると、超高速で飛んでくる槍?矢?みたいな実体弾系の兵器…と、言う事で良いのでしょうか?
しかもただの実体弾ではなく、とんでもない貫通力を持ったモノ…何ですよね?
そんなとんでもないモノが雨の様に降り注ぐ中を傘も差さずに鼻歌を歌いながらお散歩出来ちゃう程度には堅い…。
ソレって…
「ナニよソレ…。もう堅いってレベルじゃないでしょ…。」
ですね。
私の知るなかで最も堅いのは花陽が魔改造した凜のベニャッガイですが、もしかして生徒会長のトールギス・ヴァルキュリアは…
「たぶん…ううん、確実に。生徒会長さんのトールギス・ヴァルキュリアってガンプラは凜ちゃんのベニャッガイよりも堅いよ。」
ですよねー。
真姫はそんな花陽のベニャッガイよりも堅いの一言で可愛らしいお顔を引きつらせてぼそぼそと小声でイミワカンナイと繰り返し始めてしまいました。
真姫の気持ちもわからなくもありませんね。
いつも“μ's”の誰よりも前線に立って、様々な凶悪な攻撃をその身一つで受け止めて私達を守ってくれていた肉壁…げふんげふん。ではなく、頼れる前衛な凜のベニャッガイよりも堅いだなんて、そんな事を凄腕ビルダーである花陽から面と向かって言われてしまうと素組のガンプラを使ってる私と真姫からしたら待ち受けているのは最早絶望しかありません。
あ♪私のジム・スナイパーⅡ(高機動パック装備)は正確には“素組”ではなく、“素組に少し手を加えた物”が正しい表現になりますね♪
「って!呑気に“素組に少し手を加えた物”になりますね♪とか言ってる場合じゃありません!そんなアホみたいに堅いガンプラをどうやって倒せば良いのですか?!」
「だから私たちは無理っ!って言ったんですよ!」
「あの装甲を抜くためには瞬間的な高火力が必要ですわ。わたくし達3人の中で1番瞬間的に高火力を出せるのは雪穂の使っておりますガンダムホワイトラビットの“ウサギの一本角(ラビットホーン)”…。そのウサギの一本角“でも絵里お義姉様のトールギス・ヴァルキュリアの装甲を抜くには至りませんの…。」
「おねーちゃんに直撃させても焦げて終わりだよね。」
「ってかそもそも当たんないし!」
そもそも当たらない?
どうして……あぁ…そう言えば…
「堅いだけじゃなくってスッゴく速かったわね…アレ…。ますますイミワカンナイわ…。」
そう。
速いのですよ。
生徒会長のトールギス・ヴァルキュリアは。
「速いうえに堅いとかほんと真姫ちゃん的イミワカンナイですよねー。」
速くて堅い。
実にシンプルな強さ。
シンプル故に攻略も難しい…。
「ねぇ海未先輩?悔しいけど私たちだけであの自称生徒会長に勝つって無理なんじゃない?」
むぅ…。
確かに真姫の言う通り、生徒会長のトールギス・ヴァルキュリアに私達で勝つのは無理な気がして来ました…。
最低でも凜のベニャッガイの装甲を貫通出来る様な攻撃力が無ければ、それ以上の固さを持つ生徒会長のトールギス・ヴァルキュリアを攻略する事は……ん?
凜のベニャッガイの装甲を貫通?
あれ?
そう言えば……以前、花陽のジム・カーバンクルは凜のベニャッガイの頭をぶち抜いていた様な………?
「花陽?貴女は以前、凜のベニャッガイの頭をぶち抜いてませんでしたか?」
「花陽が凜のベニャッガイの頭をぶち抜いたって…あれ?言われてみればそんなことあったわね…。ほら、アレよね、アレ。いつも花陽のジム・カーバンクルが持ってる手持ちのおっきな銃。確か…レールカノン…って名前だったかしら?アレでぶち抜いてたわよね?」
「へ?あぁ。確かにちょっと前にぶち抜きましたねー。凛ちゃんのベニャッガイの頭を。花陽のカーバンクルのレールカノンは弾数少ない代わりに攻撃力…ってか貫通力?はマシマシのマシマシですから♪凜ちゃんのベニャッガイの頭のひとつやふたつ位なら当たれば簡単にぶち抜けますよ♪自慢じゃないけどカーバンクルのレールカノンは攻撃力ランク的にはSSってトコじゃないかなーと自負してマッスル♪なーんちゃって♪てへ♪あ♪ここはドヤ顔でどやっ!って決めちゃう方が良かったですか?」
ドヤ顔でどやっ!とかは正直どーでも良いですが…
「攻撃力…」
「ランク…」
「だ、だぶる………」
「「「「えすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ?!」」」」
「はひ♪攻撃力ランクSS!ソレが花陽特製レールカノンの威力ですっ!どやっ♪どやどやどやっ♪」
これはあれですね。
あのクソ堅くてクソ速い生徒会長が相手でもなんかイケそうかも♪ってヤツですね♪
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
今回もオチもヤマも無し…。
次回は海未さん率いるもうみまきぱな+穂乃果ちゃんwith妹トリオが絵里さん攻略に動き出します。
キ○ガイ装甲の絵里さんをどう攻略するのか…。
引き続きものすごーく虚無っておりますので、途中で挫けてお休みをいただくかもしれません。
しばらくはご容赦くださいませ…。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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