ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
μ'sの新曲の視聴動画に悶絶したQooオレンジでございます。
死ぬ予定はありませんが、これで死ねない理由が出来ました。
今回も海未さんsideのお話となります。
絵里さんと亜里沙ちゃんの姉妹対決…勝敗は…。
それでは 第8話B「過去と今と、そして未来と」そのろく⑥ 始まります。
[[さぁ♪おーねちゃんと♪あっそびましょ♪♪♪♪♪]]
堅牢過ぎる装甲と圧倒的な加速力で悠莉のザク・インパチェンス、真姫の素組の百式を立て続けに撃墜しやがりました忌々しい以下略な生徒会長。
その忌々しい以下略な生徒会長が次のターゲットに選んだのは、自らの妹でもあるプッツン辻斬り娘の亜里沙でした。
忌々しい以下略な生徒会長は妙に嬉しそうな声と共に三度(みたび)両肩のスーパーバーニアを盛大に噴射させて、爆発的な加速力を発揮して亜里沙のアデル改・キリヒメへ向けて突撃を開始しました。
突撃を開始した忌々しい以下略な生徒会長のトールギス・ヴァルキュリアは、まさに一瞬と言っても過言ではない程の凄まじい速度で亜里沙のアデル改・キリヒメとの距離を詰めます。
そうしてそのまま亜里沙のアデル改・キリヒメを貫かんと、右手に構えた大型ランスを突き出しました。
悠莉のザク・インパチェンスと真姫の素組の百式を問答無用で串刺しにして葬り去ったトールギス・ヴァルキュリアの必殺のランスチャージ。
三度(みたび)放たれたその必殺のランスチャージによって亜里沙のアデル改・キリヒメもあわや串刺しに…と、思ったのですが…
[[うりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!]]
なんと、亜里沙はトールギス・ヴァルキュリアから繰り出された必殺のランスチャージを刀の刃の部分を大型ランスに滑らせる事でいなして見せたのです。
刹那の瞬間を見事に見切った実に素晴らしいいなしですね。
そんな神業的な回避をして見せた亜里沙は…
[[最近チョコレート食べ過ぎ&ちょっと運動不足でポヨポヨになって来ちゃってるおねーちゃんの脇腹に!!!きぃーーーーーーくぅぅーーー!!!]]
回避直後にトールギス・ヴァルキュリアの脇腹の付近に爪先蹴りを放ったのでした。
と、言いますか。
忌々しい以下略な生徒会長はチョコレート食べ過ぎで運動不足で脇腹がポヨポヨになって来ちゃってるんですね。
どうせならそのままチョコレートを貪り続けて脇腹ポヨポヨ所か脇腹ブヨブヨになってしまえばいいんですよ。
そうしたら忌々しい以下略な生徒会長ではなく豚々しい以下略な生徒会長と呼んで蔑んであげますよ。
豚々しくなったらそのまま屠殺場に送られて解体されて店頭にグラム100円くらいのお手頃プライスで並んでしまえばいいのです。
絵里豚のしょうが焼きとか絵里豚の焼豚とか絵里豚の角煮とか絵里豚の酢豚とか絵里豚の豚カツとかになってしまえばいいんですぅ♪って!ですぅ♪って何ですか?!ですぅ♪って?!
ですぅ♪なんてそんな語尾ではまるで何処かのヒトをコロッとして面白おかしくれっつらくっきんぐ♪とお裁縫が趣味な某クレイジーリトルバードな方の幼馴染みみたいではないですか!
しかも!言ってる内容が段々と忌々しい以下略な生徒会長な豚を食材として使用した豚肉(?)料理になってますし!
いけません!いけませんったらいけません!!!
夜のベットの上でのひとり運動会(いつかは二人運動会♪)では比較的イキやすい方の私ですが、これはいけませんよ!!!
折角ガンプライブにしては比較的真面目なバトル展開が粛々と続いていたと言うのに、これではまた何時ものグダグダに戻ってしまうではありませんか!!!
仕切り直しです!
仕切り直しと言ったら仕切り直しです!!!
所で…仕切り直しです!は良いのですが、お話はどこまで進んでましたでしょうか?
えーっと……ふむふむ。
あぁ、そうそう。
亜里沙が忌々しい以下略な生徒会長のランスチャージを華麗にいなして、回避直後に脇腹辺りに爪先蹴りをぶちかました所でしたね。
では改めまして…神業的な回避をして見せた亜里沙は、回避直後にトールギス・ヴァルキュリアの脇腹の付近に爪先蹴りを放ったのでした。
亜里沙は辻斬りだけではなく格闘術も出来るのですね。
ヒトを斬る事に執着している様に見えましたのでちょっと意外です。
そんな亜里沙の爪先蹴りですが…
[[スゴいわ!今の一撃をよく避けたわね!偉いわよ!亜里沙!]]
残念ながらただの蹴りではあの忌々しい以下略な生徒会長のトールギス・ヴァルキュリアにダメージを与えられる筈もなく…。
せめて先程の蹴りが鎧や装甲を無視して内部に直接ダメージを与える“骨徹し(ほねどおし)”の様な一撃ならば良かったのですが。
ちなみに“骨徹し”とは以前に私が“第8話B「過去と今と、そして未来と」そのご⑥”で雪穂を相手にした時に放った護国園田流の技の一つですよ♪
詳しくは“第8話B「過去と今と、そして未来と」そのご⑥”を見て下さいね♪
[[おねーちゃん!硬すぎ!!!もー硬いのキライ!おねーちゃんもキライ!!!]]
さて、亜里沙と忌々しい以下略な生徒会長との姉妹対決ですが、どうやら決着が着いてしまいそうですね。
一度はランスチャージを躱(かわ)された忌々しい以下略な生徒会長ですが、再び強引に機体を旋回させて亜里沙のアデル改・キリヒメへ向けて突撃の構えを取りやがりました。
そして…
[[おねーちゃんキライだなんてヒドイわ!そんなヒドイ亜里沙にはお仕置きよ!!!シュトゥールム!!!!!]]
本日のバトルで幾度となく繰り返して来た必殺のランスチャージを性懲りもなくまたまた発動させたのでした。
勿論、ランスチャージの標的は亜里沙のアデル改・キリヒメ。
しかも…
[[うぇ?!さっきよりも速い?!]]
先程のランスチャージよりも更に速く、そして鋭くなっていやがりました。
この間合いでこの速度と鋭さでは並大抵の技量がなければ躱す事は叶いません。
プッツン辻斬り娘と言えども一応は剣を振るう剣士の端くれである亜里沙もそれは重々に理解していたのでしょう。
[[真姫さんじゃないけど!死なばもろともーーーーー!!!えぇぇぇぇぇぇぇいぃぃぃ!!!!!]]
回避が叶わないのならばと起死回生の…と言いますか、破れかぶれの一撃を超高速で迫り来るトールギス・ヴァルキュリアに向けて放とうとしました。
ですが…
[[踏み込みがちょっと遅かったわね♪]]
その破れかぶれの一撃を放つ事すら叶いませんでした。
亜里沙の一撃が放たれる前に、忌々しい以下略な生徒会長の超高速のランスチャージがアデル改・キリヒメの胸元を貫いたのでした。
[[むきゅー!あーーーー!もう!!!またおねーちゃんに負けたぁーーーーー!!!!!]]
こうして亜里沙と忌々しい以下略な生徒会長との姉妹対決は、絢瀬姉こと忌々しい以下略な生徒会長の勝利にて幕を閉じたのでした。とか言ってる場合じゃないですよ!
どーするんですか?!
前衛組が全滅してしまい…あれ?そう言えば、確かまだ穂乃果が生き残っていた様な?
前衛組で唯一生き残った穂乃果。
その穂乃果が何処に居たかと言うと…
[[大変だよ!海未ちゃん!雪穂!花陽ちゃん!みーんな絵里先輩のグォー!ダン!グサッ!ってアレでブスッ!って刺されてぎゃーーーすって感じでヤられちゃった!!!]]
本人的には恐らくは状況説明のつもりなのでしょうが端から聞いているとまるっきり意味不明な言語を興奮気味に捲し立てながら、何故か私達メインアタッカーチームの所まで下がって来ていたりしました。
↑でも同じ考察をしていますが、恐らく穂乃果的には前衛組の三人が瞬く間に撃墜されてしまった事を伝えに来てつもりなんでしょね。
伝えるなら伝えるで祇園祭ならぬ擬音祭で説明するより、もっと正確に順序立てて何が何処でどうしたかと説明して欲しいのですが……まぁ相手は穂乃果なのでそんな事を言っても無理ですね。
[[ちょっとお姉ちゃん!そんな事をわざわざ言いに戻って来なくても、ミノフスキー粒子の濃度が通信できるくらいに低いんだからサクッと通信を送ってくれればそれで済んだんだよ!]]
[[あ。そー言えばそーだったね!いやぁー♪穂乃果♪うっかり♪]]
[[うわっ、なにそれめっちゃ腹立つし。このアホ姉、いつか絶対しばき倒してヤる……。]]
雪穂の言う通り、サクッと通信を送ってくれればそれで済んだのですが、今さら穂乃果が多少アホな事を仕出かす程度は何時もの事なのでそこら辺は良しとしましょう。
そう思う方が精神衛生上いくらかは楽ですからね。
それに穂乃果が自称うっかり♪でここまで下がって来てしまったのは、実はそこまで悪い状況ではありません。
むしろ遠慮無く使い潰せる便利な肉壁が出来た…げふんげふん。
大切な幼馴染みに遠慮無く使い潰せる便利な肉壁だなんて酷い事を言ってはいけませんね。
穂乃果=肉壁の事は内心で思うだけにしておきましょう。
取り敢えず折角ここまで下がって来てしまった穂乃果には、文字通りその身を呈して私達をあの忌々しい以下略な生徒会長の魔の手から守って貰いましょう。
[[そこのアホを[[アホじゃないもん!穂乃果だもん!]]…穂乃果先輩をしばき倒すことには全面的に大賛成ですが、とりあえずこっちに向かった大爆進して来やがってるかしこいかわいい(笑)で盛大に草がぼーぼーと生えてる生徒会長を何とかしないとやべーい♪だと花陽はそー思うんだけど気のせいでしょうか?とか言ってるうちにそろそろレールカノンの射程内に入りそうですよ?]]
私が密かに黒い笑みを浮かべながら高坂 穂乃果抹殺計画の遂行を目論んでいると、今回の忌々しい以下略な生徒会長討伐戦で使用する貫通力に特化した特殊弾頭をレールカノンに装填し終えた花陽がそんな事を言ってきました。
[[あ。ホントだ。ってか絵里さんはやっ!海未さん!そこのアホ姉はほっといて早く狙撃準備を!]]
[[なんか雪穂がひどい?!ってか穂乃果!アホ姉じゃないし!かしこい姉だし!]]
このままではまた何時も通りのグダグダになってしまいますね。
実はグダグダも何時もの私達だなぁ~とか思えてしまうので、私的にはそこまで嫌いでは無いのですが、今はまだグダグダを楽しむ時ではありません。
今はあの忌々しい以下略な生徒会長をぶち抜く時です。
そうとなれば…
「アホ姉でもかしこい姉でもどちらでも構いませんので、穂乃果はさっさとあの忌々しい以下略な生徒会長の足止めに言って下さい。文字通りその身を呈してでもあの忌々しい以下略な生徒会長を止めて下さいね。」
私はグダグダの元凶である穂乃果に、再びあの忌々しい以下略な生徒会長の足止めに向かう様に促します。
[[はーい。あっ!雪穂はあとでちょっとおねーちゃんと話し合いだからね!おねーちゃんがかしこい姉だってことたーーーっぷりとせつめーしてあげるんだから!]]
[[あー、はいはい。かしこい姉かしこい姉。ほら!ちゃんとかしこい姉って言ってあげたんだからさっさと行っちゃってよね!さっさと行っちゃってちゃんと死ぬ気で足止めして来てよね!]]
[[むぅ。かしこい姉って言われたけどなんかしゃくとりむし?としないなぁー。]]
[[はぁ?しゃくとりむし?お姉ちゃん、マジでナニ言ってんの?]]
[[花陽的にはたぶん穂乃果先輩は“しゃくとりむし”じゃなくて釈然としないって言いたかったんじゃないかなー。と前後の台詞から推理してみたりしなかったり?]]
「尺取虫でも釈然でも何でもいいから穂乃果は早く行きなさい!!!!!」
[[うぇ?!海未ちゃんが怒った?!]]
「穂乃果!!!!!!」
[[はーい!!!いってきまーーす!!!!!]]
全く…この最終局面でも結局はグダグダではありませんか。
まぁ私達らしいと言えば私達らしいのですが。
さて…それでは改めて…
「花陽!雪穂!あの忌々しい以下略な生徒会長をぶち抜きますよ!!!」
一発気合いを入れて良い歳しながらも未だにどや顔でかしこいかわいいえりーちか♪とか抜かしやがる忌々しい以下略な金髪ロシアン生徒会長の脳天をぶち抜いてヤりますよ!!!
[[りょーかいです!]]
[[了解!]]
迫り来る忌々しい以下略な生徒会長の操るトールギス・ヴァルキュリアに向かって真っ直ぐに進んで往く穂乃果のエールストライクガンダムを見送りながら、私達メインアタッカーチームは気合いを入れ直して迎撃準備に入ります。
早速とばかりに、雪穂が愛機のガンダムホワイトラビットの頭部に取り付けてある高感度ウサミミセンサーで収集したデータを有線ケーブルを通して私のジム・スナイパーⅡ(高機動パック装備♪)へと送って来てくれました。
狙撃用のスコープセンサーが搭載されている私のジム・スナイパーⅡよりも雪穂のガンダムホワイトラビットに搭載されているウサミミセンサーの方が高性能なのは先程の穂乃果ではありませんが少し釈然としないでもないのですが、そこは素組とカスタム機の差なのでグッと我慢して私は提供されたデータをメインモニターに反映させて行きます。
[[ジム・スナイパーⅡとの連動を開始します!海未先輩!カーバンクルの操作を託します!!!]]
リアルタイムで提供されるデータの反映が完了すると、次は花陽が私のジム・スナイパーⅡ(高機動パック装備♪)の操縦システムをジム・カーバンクルの動作と連動させてくれました。
私には何をどうすれば他人の機体の操縦システムを自機の動作と連動させる事が出来るのかさっぱりですが、何はともあれこれで私の操縦でケーブルが接続されている限りですが花陽のジム・カーバンクルを動かす事が出来る様になりました。
雪穂のガンダムホワイトラビットの高感度ウサミミセンサーで収集した詳細データ。
特殊弾頭を装填した花陽のジム・カーバンクルのレールカノンの一撃。
そして私の狙撃技術。
今回、私達はまさに三位一体であの忌々しい以下略な生徒会長に立ち向かいます。
この三位一体の一撃で何としてもあの忌々しい以下略な生徒会長の脳天(正しくはコックピット)をぶち抜いてヤりますよ!!!!!
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
姉妹対決は姉に軍配が上がりました。
いつか高坂姉妹の姉妹対決とかもしてみたいなーとか愚考してしまいました。
次回はそろそろ対絵里さん戦も終わりかなぁ…等と思っております。
終わらない可能性が高いのはきっと気のせいでございます…。
引き続きものすごーく虚無っておりますので、途中で挫けてお休みをいただくかもしれません。
しばらくはご容赦くださいませ…。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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