ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
最近レバニラが美味しいと思えてしまうQooオレンジでございます。
以前はレバニラはあまり好きでは無かったのですが…歳のせいでしょうか?
今回も絵里さんsideのお話となります。
今回も引き続き穂乃果ちゃん(とホノカ)ががんばルビィいたします。
それでは 第8話A「夢の欠片」そのろく⑥ 始まります。
高坂さんのエールストライクガンダムと素組のリゼルのバトル…まず動いたのはやっぱり頭で考えるよりも先に身体が動きそうなタイプの高坂さんだったわ。
[[なんかすっごく速いけどあと1機だもん!このまま一気にいっくよーーーー!!!]]
高坂さんは右手に持っていたビームサーベルを背中のエールストライカーへと戻すと、すぐに武装領域(ウェポンストレージ)からビームライフルを再び取り出して、同時にスラスターを噴射させてリゼルを追い掛け出したの。
そして…
[[この!この!この!この!この!こんのぉぉぉぉ!!!!!]]
がむしゃらにビームライフルを乱射し始めたわ。
けどやっぱりと言うべきか、ウェブライダー形態へと変形したことによって機動性が上昇しているリゼルには素組のエールストライクガンダム程度じゃ追い付けないし、乱射したビームも1発も当たらなかったわ。
高坂さんはそれでも諦めずにエールストライカーのストライカーを噴射させ続けて、ウェブライダー形態へと変形したリゼルを追い掛け回しているけど…
[[うぐぐぐ!やっぱり追い付けないーー!!! (うーん…ダメなパターンだね、これは。) ]]
根本的な機動性の差はどうにもできないのよね。
そうこうしているうちに、ウェブライダー形態へと変形したリゼルが機体を反転させて、高坂さんのエールストライクガンダムに向けて攻撃を開始して来たわ。
リゼルはスラスターをうまく使って機体を素早く反転させると、後ろからしつこくビームライフルを撃ちながら追い掛け回して来る高坂さんのエールストライクトライクガンダムに向けて数発のビームを放ったの。
恐らくは牽制目的の攻撃ね。
もちろん回避が得意そうな高坂さんには当たりもしなかったわ。
しなかったんだけど…
[[ぎゃーーーす!はーなーさーれーたー!!!]]
高坂さんが回避のために少しだけ足を止めたスキに、リゼルは一気に加速して後ろから追撃しているエールストライクガンダムをさらに引き離しちゃったよの。
高坂さんも再びエールストライカーのスラスターを盛大に噴射させてリゼルを追い出したんだけど…
[[ちょ!待ってー!!!逃げないで戦ってよーーー!!! (あー、このままじゃ追い付けないね。) ]]
1度離されちゃったら追い付けるハズもなく…。
[[ど、ど、ど、ど、どーーーしよーーーー!!!!! (うーん…大体のデータは揃ったからたぶん大丈夫だと思うよ?) へ?でーた?そろった? ]]
延々と追い付けないおいかけっこ。
高坂さんはどうするつもりかしら?
あんまり苦戦するようなら私が介入してもいいけど…。
私のトールギス・ヴァルキュリアのスピードなら、あのウェブライダー形態に変形した素組のリゼル程度簡単に追い付いてすぐに串刺しにしちゃえるわ。
でもそれをしちゃえば高坂さんのためにはならないわよね。
だからギリギリまではこのまま静観するつもりなんだけど…。
私はここでチラリとサブモニターに表示させれているバトルロイヤルの残り時間を確認してみたわ。
残り時間はあと20分ちょっと。
まだまだ時間に余裕はあるわね。
うん。
ならやっぱりこのまま少し静観しておきましょう。
[[ (いい?穂乃果は何にも考えないでとりあえずはホノカの言う所にビームを撃って。たぶん28回撃てば終わるから。) 28回?(そ♪28回♪それで“詰み”だよ♪) うん!よくわかんないけどわかった!(それじゃ早速逝こっか♪まずは…そこ!)うりゃ!!!]]
私がそんなことを考えていると、高坂さんのエールストライクガンダムが再びビームライフルを構えて、ウェブライダー形態へと変形して逃げ続けているリゼルの横の辺りへとビームを放ったわ。
もちろん高坂さんが放ったビームは直撃コースからは外れているからリゼルは無反応。
[[(次はそこ♪) えぇい!(で、そこでここ♪)そりゃ!ほりゃ!]]
高坂さんはその後も立て続けにリゼルに向けて微妙な狙いのビームを放ち続けたわ。
時にはリゼルの進路上に。
また時にはリゼルの真後ろに。
高坂さんは何発も何発もリゼルに向けてビームを放ち続けているけど、その全てが何故か直撃を避けるように放たれていたの。
[[ (次はあそこ♪) どっせーい!(今度はここ♪) どりゃー!(からのー♪3連射♪)ばん!ばん!ばーん!]]
この時、私は高坂さんが逃げ回るリゼルに追い付けないから破れかぶれになって適当に乱射しているのかしら?と思ったわ。
だってそうでしょ?
どう見てもただ闇雲にビームライフルを連射してるだけなんだもん。
でも…
[[ (27♪)にじゅーななー!(で、はい♪ラースト♪) らーすと!]]
高坂さんが“にじゅーななー!”と叫びながら放ったビームの直後、私は信じられない光景を目撃することになったの。
高坂さんの呑気な“らーすと!”の声と共に放たれた1発のビームが、何の脈絡もなくリゼルを貫いちゃったのよ。
ウェブライダー形態へと変形したことで素組ながらもその機動性を遺憾なく発揮して順調に攻撃を回避していたリゼルは、最後の瞬間まるで自ら高坂さんの放ったビームに当たりに行くような動きをしたのよ。
回避した先を予想してビームを放つ…って言うのは射撃が得意なガンプラスターファイターにとっては割りとありふれた技術よ。
たぶん射撃に関して天才的なセンスを持っている園田さんでも出来るわ。
でも高坂さんが今見せたのはそんなモノとは全然違う。
アレは……そう……まるで回避先を誘導…いえ、予め計算していたかのような…。
[[あ、当たった?!え?!なんで?!(ただ計算しただけだよ。どう撃てばどう動くか、をね♪穂乃果にもわかるように言えば未来を計算した♪ってとこかな?) うん!未来をけーさんとか穂乃果よくわかんないけどすごい!(とーぜん♪だってホノカは天才だから♪) ]]
自分で言っておいて何だけど、“あの”高坂さんが回避先を予め計算したとかとてもじゃないけど信じられないわ…。
だって高坂さんよ?
音ノ木坂学院の生徒100人に聞きました♪高坂 穂乃果さんをどう思いますか?ってアンケートを取れば間違いなく100人中100人が“空前絶後のアホ”と答えるような高坂さんよ?
そんな高坂さんが回避先を予め計算したとか……まだニュータイプ的な不思議パワーで未来を“視た”とかの方が信じられるわ…。
でも未来を“視た”だなんて、そんなオカルト…希っぽく言えばスピリチュアルやね♪なことなんてあり得ないわ。
べ、別にお化けとかそんな感じのアレが死ぬほど怖くて幼児退行を起こしちゃうかもしれないからこれっぽっちも信じたくないとかじゃないけど、オカルトなんてあり得ないわ…。
かしこいかわいいえりーちかの名誉の為にもう1度言うけど、エリーチカはオカルトとかスピリチュアルとかそんなお化けっぽいアレ的なヤツはこれっぽっちも怖くはないんだからね!
と、とにかく無事に高坂さんは素組のジェガンとリゼルの2機を撃墜できたみたいね。
私は内心でもしかして高坂さんはスピリチュアル的な不思議パワーを持っていたんじゃね?とか思いながらも、ジェガンとリゼルの2機を撃墜し終えた高坂さんに通信を入れることにしたわ。
「高坂さん、お疲れ様。ウェブライダーに変形したリゼルには少し苦戦したみたいだったけど、無事に2機共撃墜できたみたいね。」
いつものかしこいかわいいえりーちか♪な何食わぬ顔で高坂さんに通信を繋いだけど、最後の方はぶっちゃけありえなーい♪とか某初代様のOP曲を歌いそうになっていたのはここだけの秘密よ。
そんな秘密よ♪とか考えている私に対して高坂さんは…
[[あ、絵里先輩!見ててくれましたか!穂乃果!頑張っちゃいましたよ!]]
ボールを投げた後に拾ってきた子犬が飼い主さんに誉めて♪誉めて♪と尻尾を振っているみたいな感じで返事をしてくれたわ。
高坂さんってなんとなーく犬っぽいのよね。
普通は猫の尻尾のヤツが鉄板だけど、犬の尻尾のヤツをプレゼントしちゃおうかしら?
えっ?主語が抜けてる?
ナニをプレゼントするのか?
そんなの決まってるでしょ?
犬の尻尾が付いたア○ルパールよ!
「あのりぜる?ってガンプラがすごっく速くてちょっとびっくりしちゃいました!」
私が秘かに高坂穂乃果雌犬調教計画の始まりとなりそうな犬の尻尾付きア○ルパールをプレゼントしちゃおうっと♪とか考えていることなんか知らずに、高坂さんは子犬っぽい感じでそんなことを言ってきたわ。
高坂さんは素組のリゼルでスッゴく速いって言うけど…
「あら?私のヴァルキュリアやソラのリヴァイブはあんな素組のリゼルよりもっともっともーーーっと速いわよ?」
世界戦クラスのガンプラファイターが使うガンプラは素組のリゼルがウェブライダー形態に変形した程度の機動性じゃ到底追い付けないスピードを持っているのよ?
あの程度の機動性で驚いていたら大変よ?
[[そう言えば絵里先輩のガンプラもそら君のガンプラももっと速かったんですもんね。あとことりちゃんとにこちゃん先輩のガンプラもさっきのりぜる?ってヤツよりも速かったよーな?]]
高坂さんの言ってることりちゃんって南さんのことよね?
確か南さんはウイングガンダムの改造機を使っていたわね。
名前は…ウイングガンダム・リトルバード…だったかしら?
南さんの名前が“ことり”だから“リトルバード”なのかしら?
私は彼女の使っているウイングガンダム・リトルバードがどの程度のモノなのかは詳しくは知らないけど、にこのガンダムアストレア・ダークフレーム禍にこ(名前が長いわ!)は確かにさっきまで高坂さんが追い回していたリゼル(ウェブライダー形態)よりは速いわね。
にこのガンダムアストレア・ダークフレーム禍にこ(だから名前が長いわよ!)の機動性はランクB+って所だったかしら?
ちなみに私のトールギス・ヴァルキュリアとソラのザク・リヴァイブの機動性はランクA+。
基本的な素組の機体の機動性はランクC。
さっきのウェブライダー形態に変形した素組のリゼルの機動性はランクC+って所ね。
「にこの使ってるガンダムアストレア・ダークフレーム禍にこ(だから名前が以下略)の機動性はランクB+…大体平均よりちょっと上くらいの機動性ね。」
[[へ?にこちゃん先輩でへーきんよりちょっと上?]]
「そ。平均よりちょっと上よ。」
にこの場合は機動性が平均よりちょっと上でも色々と特殊装備があるから厄介なのよね。
特にビーム兵器が主体の機体にとってはあの“アブソーブシステム”を搭載した“マフツノヤタカガミ”は悪夢だわ。
アレをどうにかするには真っ正面から物理攻撃で叩き潰すとか頭の悪い方法が1番なのよね。
とは言え…“マフツノヤタカガミ”を攻略してそう簡単には行かないけど。
多目的オールレンジ兵装“ヤサカニノマガタマ”
砲剣“クサナギノツルギ”
それだけじゃない。
今のガンダムアストレア・ダークフレーム禍にこ(だから以下略)なら私のヴァルキュリアやソラのリヴァイブと同じように“限界突破(リミットバースト)”も使えるし、何より1年間ほぼ毎日あのソラを相手にバトルしていたにこ自体の技量も相当なレベルになっているわ。
今の私でにこに勝てるかしら?
あの日…差し伸べられた優しさに嘘をついてまで逃げ出した私に。
進化を続けるにこに私は勝てるのかしら?
私は…………
[[絵里先輩?どーしたんですか?なんか難しい顔してますけど?]]
っと。
危ない危ない。
また話が変な方向へ行っちゃうところだったわ。
にこはにこ。
私は私よ。
それに…例えにこが相手だってそう簡単には負けてあげたりはしないわ。
プライドなんてそんなの御大層なモノは私にはもう残ってはいないけど、それでも勝ってみせるわ。
だって私は…………。
「何でもないわ、大丈夫よ。それよりも機体の調子はどう?特にダメージは受けていないように見えるけど?」
[[はい!ぜーんぶ避けたからダメージは無いです!エネルギーもまだまだだいじょーぶ!]]
[[そ♪ならもちろん…まだまだ行けるね?]]
[[はい!]]
ソラに意地悪して土下座させた時に言っていた言葉と同じ言葉を頭の片隅で考えながら、私は高坂さんに声をかけて新しい獲物を求めて移動を開始したわ。
私1人なら全速力で駆け抜けて次の獲物を探しちゃうところだけど、今回は高坂さんも一緒だからもちろんスピードは控えめよ。
だって私のトールギス・ヴァルキュリアが全速力とか出しちゃったら、素組のエールストライクガンダムなんてあっという間に置いてきぼりにしちゃうから♪
そんなこんなで高坂さんに合わせた控えめなスピードで移動していると、程なくしてハイ・モックの群れと戦闘を行っている5機編成を見付けたわ。
雪のように白く塗装されたメッサーラに
素組だと可動範囲が狭すぎることで有名なEx-Sガンダム。
私の可愛い妹のアリサもベース機として使ってるアデルに真っ赤に塗装されたデスアーミー(腰の部分だけ何故か虎柄)。
そして5機の中で最も手の込んだ改造が施されているグレイズの改造機。
あの中だと1番グレイズの改造機が手強そうね。
まずは高坂さんにあの5機編成のチーム素体になっている機体の特徴を軽く説明して…
[[とっげきだぁぁぁぁぁ!!!!!!]]
って思ったのに何でいきなり突撃しちゃうの?!
「高坂さん!待ちなさい!!!!!」
[[うりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!]]
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
何とか今週も更新には間に合いました…。
そしてまだまだ続連載以来最大のピンチ継続中でございます。
やべーい…。
次回も絵里さんsideのお話となります。
次回は…内容未定でございます…。
次回更新はいつも通り月曜日のお昼頃を予定しております。
頭に来て始めた短編シリーズの更新は妄想力の低下&クソ上司のお陰でブラック労働万歳の為、しばらくはお休みさせていただきます。
何卒ご了承下さいませ。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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