ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

新型コロナウイルスが爆発的な流行をしている昨今、検診でお医者様にこのままだと色々とヤバいですよ?と言われて必死にウォーキングを行っているQooオレンジでございます。
夜道のウォーキングだと変質者に間違われないかとてつもなく心配です…。
あぁ…とんかつにソースをこれでもかとかけてご飯と一緒にお腹いっぱい食べたい…。
あとお味噌汁代わりにラーメン(もちろん大盛)も。
そしてオレンジジュースをがぶ飲みしたい…。




今回も絵里さんsideのお話となります。
続々戦闘回。









それでは 第8話A「夢の欠片」そのなな⑦ 始まります。






















第8話A「夢の欠片」そのなな⑦

ちょーーーっと口が滑っちゃって危うくえりーちかの乙女の秘密が全世界にバレちゃうSU☆N★ZE☆N★だったけど、咄嗟の誤魔化しでギリギリセーフ♪となった前回までのガンプライブ♪

 

私はえりーちかの完璧な誤魔化しも何のそのでしつこく乙女の秘密を暴こうとしてくるソラに向けて、必殺のランスチャージを敢行したわ。

 

身体に襲い掛かる一般人100人に聞いてみました♪的なアンケートで9割位の人はアレはヤバめのGだった…って答えちゃう感じの強烈なGの中で思わず恍惚の表情になっちゃいそうになるのをグッと堪えて、私は構えた大型ランスの穂先をソラのザク・リヴァイブへと突き刺すために大空を一気呵成に駆け抜けるわ。

 

[[だからさっきの“あっ”って何だ!“あっ”って!誤魔化さないで素直にゲロっちまえよ!!!]]

 

対するソラはランスチャージを開始して徐々に速度を増していく私のトールギス・ヴァルキュリアに向けて、自機を後退させつつ手にした大型ビームマシンガンを放ち続けていたわ。

 

まぁ牽制射撃くらいなら別に直撃しても私のトールギス・ヴァルキュリアはダメージ何て受けないからいいんだけど、乙女に向かってゲロっちまえとかはえりーちか的にはかなり酷いと思うのよね。

 

あ♪それともソラったら実はそーゆープレイがお望みなのかしら?

 

18歳未満は見ちゃいけません!な動画にたまーにそっち系の動画もあるのよね。

 

アレもスで始まってロで終わる系のプレイに部類されるのかしら?

 

それにしても吐瀉物まみれでえっちなコトしたいとかも~ほんとマニアックな変態さんよね♪

 

えりーちか的にはその程度のマニアックなプレイならどんと来いよ♪

 

ソレ以上になっちゃうと流石にえりーちかでも恥ずかしいけどね♪

 

えっ?↑のネタは結構前にちゅんちゅん騒ぐ子がヤった?

 

えりーちか、そんなコト知らないもーん♪

 

[[オイ!クソ女!絶対に今なんか物凄くイヤな勘違いしてやがるな!]]

 

「はい?物凄くイヤな勘違い?何のコトを言ってるの?私はただちょーーーっと吐瀉物まみれにされてあぁーんなコトやこぉーんなコトをえろえろとされちゃうかも?とか頭の片隅でチラッとチラリズムしただけよ?」

 

[[はい!アウト!絢瀬アウトー!吐瀉物まみれのプレイ?アホか!誰がそんなモンするかってんだよ!ヤるなら普通が1番に決まってんだろ!]]

 

普通が1番?

 

あぁ♪普通にSMプレイをするのが1番なのね♪

 

「そうね♪普通に(SMプレイ)するのが1番よね♪」

 

[[当たり前だ!普通が1番なんだよ!普通が!ってかバトル中になんでこんな話してんだよ!!!]]

 

「さぁ?とりあえずは串刺しになっちゃってね♪」

 

[[ふざけんな!誰が串刺しなんてクソなモンになるかってんだよ!]]

 

お互いの性癖がガッチリと噛み合っているコトを確認し合いながらも、私はスーパーバーニアをさらに噴かしてランスチャージのスピードを上昇させたわ。

 

そんな私に対してソラは未だに後退しながら右手の大型ビームマシンガンをこちらへ向けて放つだけ。

 

ランスチャージの進路上から退避せずにただ後退しながら牽制目的の射撃を続けているだけなんて、ソラにしては対応が余りにもお粗末過ぎる気がするけど…。

 

これはきっとナニかを狙ってるわね。

 

けど…ソラがナニを狙っていようがいまいが、そんなコトは関係ないわ。

 

だって私のトールギス・ヴァルキュリアはカッチンカッチンなんですから♪

 

「貫けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

後退しながら牽制射撃を続けるソラのザク・リヴァイブに向かって加速を続けるランスチャージ。

 

ぐんぐんとスピード上げるトールギス・ヴァルキュリアの右手に構えた大型ランスの穂先が、ついにザク・リヴァイブのコクピット部分を捉えようとしたその時…

 

[[っしゃ!ここだッ!!!]]

 

再び空の青と海の碧、二つの蒼が支配する蒼の戦場に、“soar”の発動を告げる爆発音が鳴り響いたわ。

 

そして目の前から忽然と消え失せるソラのザク・リヴァイブ。

 

ソラがランスチャージが当たるギリギリまで引き付けてから、“soar”を使って緊急回避をしたんだってすぐにわかったわ。

 

もちろんこの程度、かしこいかわいいえりーちかは最初から想定内よ。

 

だから私はランスチャージの速度を維持したまま、急いで辺りを見回して見失ってしまったソラのザク・リヴァイブを探したわ。

 

ぐるりと辺りを見回して視線が左後ろ…7時方向を向いた時に、チラリと青い空に暗緑色のヒトガタが見えたと思ったその瞬間。

 

ドン!

 

と、再び鳴り響く“soar”の発動を告げる爆発音。

 

そして次の瞬間…

 

[[オルゥラァァァァァァ!!!!!]]

 

ランスチャージの直後でかなりスピードが出ていたにも関わらず、“soar”の猛加速によってソラのザク・リヴァイブは真後ろからトールギス・ヴァルキュリアへと一気に追い付いて、いつの間にか左手に握られていたビームブレードを右から左へと水辺に一閃させたの。

 

狙いはトールギス・ヴァルキュリアの右の脇腹部分。

 

そのままコクピット部分を切り裂こうって魂胆ね。

 

ランスチャージ直後のスピードに乗った今の状態のヴァルキュリアに真後ろから追い付けるなんて正直言って思ってもいなかったから、これには流石のかしこいかわいいえりーちかもビックリ♪

 

けど…

 

「残念ね!その程度じゃ私のヴァルキュリアにはかすり傷くらいしか付けられないわよ!!!」

 

トールギス・ヴァルキュリアの堅牢な装甲の前にはちょっとどころじゃなく攻撃力が足りなかったみたい♪

 

水辺に薙ぎ払われたザク・リヴァイブのビームブレードの一閃は、トールギス・ヴァルキュリアの右の脇腹部分に確かに直撃したんだけど、切り裂くどころか装甲にちょっとだけ焦げ痕を付けただけに留まったわ。

 

[[クソが!やっぱコイツじゃムリか!!!]]

 

この結果はソラもある程度は予想していたみたいね。

 

ソラは悪態をつきながらザク・リヴァイブの両肩のアクティブスラスターを忙しなく動かして、トールギス・ヴァルキュリアから一気に離れていったわ。

 

離脱しながらもビームブレードを握ったままの左腕をこちらへ向けて、腕部に取り付けてあるバルカンガントレットからビーム弾をばらまいて牽制射撃をして来るんだから意外と芸が細かいのよね。

 

そんな牽制射撃を行いながら離脱を計るソラのザク・リヴァイブに対して私はと言うと、太もも部分に取り付けてある補助バーニアを左右それぞれ逆方向に噴射させて…

 

「もう1回!!!」

 

スピードを最大限に殺さないように機体を無理矢理気味に反転させると…

 

「シュトゥールム!!!!!」

 

再び両肩のスーパーバーニアを最大噴射させてランスチャージを発動させたわ。

 

さっきのランスチャージよりもさらにスピードに乗った突撃。

 

流石のソラもこの速度でのランスチャージを相手にさっきのような“soar”を使ったギリギリでの回避カウンターはムリだって判断したんでしょうね。

 

[[チッ!バカのひとつ覚えみてぇーに猛スピードで突っ込んで来やがって!ウザいってんだよ!!!]]

 

やっぱり悪態をつきながら早々にランスチャージの進路上から退避しちゃったのよ。

 

もちろんムダとわかっていても、退避しながらこちらへと牽制射撃を続けるのは忘れていないわ。

 

さっきも思ったけどほんと意外とマメよね。

 

そんな断続的に撃ち込まれる牽制射撃のビーム弾を身に受けながら、私はスピードを殺さない程度に機体を大きく旋回させて、再びソラのザク・リヴァイブへと大型ランスの穂先を向けるわ。

 

「ウザくてもバカのひとつ覚えでも!私にはコレしか無いから!!!」

 

そして三度敢行されるトールギス・ヴァルキュリアのランスチャージ。

 

「シュトゥールム!!!!!」

 

さっきからランスチャージの度にどんどんスピードが上がって来ていて、全身に襲い掛かるGがそろそろ一般人には洒落にならないレベルになって来ていたりするのよね。

 

えりーちか的にはごほうびきたー!なんだけど。

 

そんな本日三度目のノンストップなランスチャージ。

 

[[フン!バカの一念岩をも通すってか!!!]]

 

ソラは猛スピードで直進するランスチャージの進路上からまたまたさっさと退避していっちゃったわ。

 

「バカでもいいもん!あと残念だけど私の一念は岩なんて目じゃないしもっと硬いモノでも貫いちゃうわよ!!!!!」

 

[[あー、怖い怖い!そんな怖いヤツからはさっさと逃げるが勝ちってね!]]

 

「何処に逃げても絶対に追い付いて貫いてみせるわ!!!」

 

[[ハッ!ヤれるモンならヤってみやがれってんだ!!!]]

 

「ヤってヤるわよ!!!」

 

ランスチャージと進路上から退避。

 

お互いが決め手に欠けた状況で延々と繰り返されるそのやり取りがこのままずっと続く…ってみんなはそう思うわよね。

 

でもそうはならないわ。

 

かしこいかわいいえりーちかには当然、“奥の手”がちゃーーーんとあるんだから♪

 

旋回してからのランスチャージを繰り返すコト数回。

 

私は体感的にそろそろかな?と思ってチラリと横目でサブモニターに表示されているスーパーバーニアの内圧を示す数値を確認してみると、そこには予想通りに“奥の手”を発動させるコトができるだけの数値が表示されていたわ。

 

私とトールギス・ヴァルキュリアの“奥の手”。

 

“ブーステッドバーン”

 

ちょっと前に高坂さんと一緒にバトルロイヤルに出撃した時に使ったアレね。

 

ざっくりと説明しちゃうと、加速をし続ける内にドンドンとスーパーバーニア内部に溜まり続ける圧力を一定まで溜めて、一気に解放することで爆発的な加速力を発揮するちょっと特殊な技術よ。

 

制御が難しいから使う人はあんまり居ないんだけどね。

 

そこら辺は瞬間的な加速力ってトコも含めて、ソラの使う“soar”と似ているかしら?

 

そんなトールギス・ヴァルキュリアの奥の手“ブーステッドバーン”の第一段階が発動できるだけの内圧がもうスーパーバーニアにはしっかりと溜まっていたわ。

 

後はタイミングね。

 

ソラがランスチャージの進路上から退避しちゃう前に上手く発動させて一気に距離を詰めて貫いちゃわないと。

 

そう思いながらも私はひたすらにソラのザク・リヴァイブをランスチャージで追いかけ回していたわ。

 

当たれば即終了のランスチャージで延々と追い回される側としてはたまったもんじゃないわよね。

 

だからかしら…

 

[[だぁー!クソが!いい加減にしつこいってんだよ!!!]]

 

ソラがイラついた様子で私へ文句を言ってきたのよ。

 

まぁさっきからずっと悪態はついてはいたんだけどね。

 

そんなソラに対して、私はわざと煽るように言葉を返すことにしたわ。

 

煽って煽って煽りまくって、その果てにキレたりしてちょっとでもスキができたらいいなぁー♪って思惑でね♪

 

そんなことを思い付くなんて、えりーちかったらやっぱりかしこくてかわいいえりーちかよね♪

 

「しつこく追い回されるのがイヤならサクッと串刺しにされちゃいなさい!」

 

[[だからソレがイヤだから逃げ回ってんだろ!アホか!]]

 

「失礼ね!アホって言うのは高い坂って名字に稲穂の穂に乃木坂の乃に果実の果って書く音ノ木坂学院2年生に在学中の某ガンプラバトルチームの発起人で素組のストライクを愛用している子とかのコトを指す言葉よ!間違っても賢くて可愛い生徒会長な女の子相手に使う言葉じゃないわ!訂正して謝罪してごめんなさいして謝りなさい!」

 

[[謝罪もごめんなさいも謝りなさいもみんな意味はほぼ一緒だろ!ってかテメェでテメェのコトを賢くて可愛いとか言ってるヤツは十二分にアホだと思うんだけどなぁ!そーだろ!なぁ!自称賢くて可愛いえりーちかさんよぉ!]]

 

「うるさいわね!私が仮にアホならアナタだってクズ男じゃない!」

 

[[おうよ!どーせ俺はクズ男だよ!クズ男でワリぃかよ!]]

 

「悪いわよ!かしこくてかわいいえりーちかに釣り合うよーにちゃんとクズ男を卒業して真っ当になりなさい!!!」

 

[[ハッ!なぁーにがぁ真っ当になりなさい♪だ!かしこくてかわいいとか平然と言いやがるアホに釣り合うよーにだなんてちゃんちゃらゴメンだね!アホ相手ならクズでも上等だってんだ!]]

 

「ひどっ!ちょっと!この前えりーちかにLOVEの方の好きって言ったじゃない!ソレなのにちゃんちゃらゴメンだね!とかどーゆーコトよ!」

 

[[知るかよ!んなコト!]]

 

「知ってなさいよね!」

 

[[うっさいってんだよ!クソ女!!!]]

 

「うるさいのはそっちでしょ!クズ男!!!」

 

うん。

 

始めは煽って煽って煽りまくってミスを誘うつもりだったけど、何だか段々とヒートアップしちゃっていつもの言い合いになってきちゃってわね。

 

でもソラったら酷いわよね。

 

あんな物言いじゃきっと将来はDVばんざーいな旦那さんになっちゃうわね♪

 

DVばんざーいな旦那さんだなんて、もうソレってどれだけ最高なのかしら♪

 

お仕置きに色々とえろえろと折檻されちゃうんだわ♪

 

そんなコトされたらえりーちかこーふんしちゃうじゃない♪

 

「っ!そこ!!!!!」

 

忙しなくおいかけっこ&罵り合いを続けながら将来の2人の人生設計図に思いを馳せていたら、ソラの操るザク・リヴァイブの軌道が一瞬だけぶれた光景が私の目に飛び込んで来たわ。

 

私はその光景を視た瞬間、迷わずに奥の手を使うことを決めたの。

 

「ブーステッドバーン!!!ファーストブリット!!!!!」

 

さぁ!突撃よ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

コロナ騒動でマスクをしている方々の中で、鼻を丸出しでマスクを着けている方がいらしゃいますが、アレは果たして意味があるのでしょうか?

次回、絵里さんの奥の手の結果は…。
そして終わらないおいかけっこの結末は…?


皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
“μ's”全員集結までもう少し…皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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