ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
周年サプチケの第一候補だった水着カリおっさんがガチャピンで来ちゃって急遽バレンタインクラリスかクリスマスナルメアのどちらをお迎えするべきか悩んでいるQooオレンジでございます。
皆様の中に騎空士の方がおられましたら是非ともアドバイスをお願いいたします…切実に…。
今回も絵里さんsideのお話となります。
グダグダからーのー…でございます。
それでは 第8話A「夢の欠片」そのなな⑤ 始まります。
長いながーいテスト期間も無事に終わり、とうとうやって来ちゃったソラとの決戦の日。
あ♪サラッと触れただけのテストの結果とかにこと星空さんの激闘の日々的なそこら辺のモロモロのお話はあとで閑話でするからちょっと待っててね。
そんな感じでゆるーくやって来ちゃった決戦の日。
いつも通り朝起きて、いつも通り学校に行って、いつも通り希とにことお昼ごはんをわいわいと食べて、そして放課後…私達はソラ達が待つお馴染みのアミューズメントセンター音ノ木坂店へとやって来たの。
自動ドアをくぐり店内を見渡すと、そこには既に“μ's”の面々がレストコーナーのテーブル席を確保して陣取っていたわ。
私達もあの子達と同じテーブルに…って一瞬考えたけど、これから本気のガンプラバトルをするソラと同じテーブルでバトルの準備をするっての言うのも何だか違う気がしたから、私達は“μ's”の面々とはちょっと離れたテーブル席に陣取ることにしたの。
テーブル席に着いた私は早速カバンの中から愛機であるトールギス・ヴァルキュリアの入ったガンプラ用保管ケースを取り出して、スキャン前の最終確認をすることにしたわ。
最終確認って言っても、昨日の夜にちゃーんとトールギス特有の頭のトサカ(?)から足の先まで、しっかりと確認はしてあるんだけどもね。
そんなことを思いながらガンプラ用保管ケースから取り出したトールギス・ヴァルキュリアの確認をしていると…
「えりち。GPベースちゃんと持って来た?」
今日のバトルで私のセコンドに付いてくれることになった希が私の手元のトールギス・ヴァルキュリアをチラ見しながらそう言ってきたわ。
「大丈夫。ちゃんと持った来たわ。」
希の問いにそう答え終わると、今度は希の反対側から…
「絵里!ハンカチとティッシュは!ちゃんと持ったの!」
やっぱりセコンドに付くことになったにこがそう言ってきたわ。
昨日、テスト明けで死にそうな顔をしながら今日のバトルではにこが希と同じように私のセコンドに付いてくれるって聞いた時はちょっと驚いたわね。
てっきり…と言うか当然、にこはソラの方に付くと思ってたから。
気になったからそこら辺のことを聞いてみたら、にこ曰く“公式戦じゃないんだから明日のアンタとのバトルであのバカに私の手助けは必要ないわ。”だそうよ。
公式戦じゃないからソラににこの手助けが必要ないのはわかったけど、結局どうしてにこは私の方に付いてくるのか?の答えにはなってないような気がするのはえりーちかの気のせいかしら?
でも…どんな理由があったとしても、にこがソラじゃなく私のセコンドに付いてくれてちょっと…ううん。
ちょっとどころじゃなく嬉しくて心強いわ。
もちろん希もね♪
「それも大丈夫。ハンカチもティッシュもちゃんと持ったわ…って、ガンプラバトルをするのにハンカチとティッシュは関係ないんじゃない?」
「はぁ?アンタ、なぅわぁにぃ言っちゃってんのよ!ハンカチもティッシュも関係あるに決まってるじゃない!関係アリ過ぎてむしろ大アリったらオオアリクイよ!いーい!よぉーーーく聞きなさい!ガンプラバトルシミュレーターの筐体の中でナニかに興奮して我慢できなくなって急に鼻から愛と言う名の鼻血が溢れ出たりしたらどーするの!急に花粉症に覚醒しちゃって鼻水が大洪水になっちゃったりしたらどーするの!ちゃらりー♪鼻からぎゅーにゅー♪とか歌いながら鼻からマジで牛乳が出たりする謎現象が万が一にでも起きちゃったらしたらどーするの!」
万が一に鼻から牛乳が出たりする謎現象って…。
それは奇病とか通り越して某世界的宗教団体の奇跡認定官が奇跡と認定しちゃうような神の御業レベルの奇跡よね。
しかも人体(鼻)から出るのに母乳じゃなく牛乳って…。
「なぁなぁにこっち?その万が一は万が一にもあり得んとちゃうん?それとな?うちはちゃらり~♪鼻からぎゅ~にゅ~♪とか古すぎて最近の子達はそのネタもう誰も知らんのとちゃう?って思うんよ?」
「そんなことないわよ!前にパズ○ラかナニかのCMでやってたからナウなヤングだってきっと知ってるわよ!」
「ナウなヤングとか言っとる時点でもう昭和丸出しで令和の世の中では手遅れ気味にアカンと思うのはうちの気のせいやろか?」
「うっさいわね!とーにーかーく!ハンカチもティッシュも乙女の嗜みなのよ!いーい!絵里!ちゃんとポーチにでも入れて持っていきなさいよね!」
まぁ色々とアレなことも言ってるけど、にこは私のことを心配して言ってくれてるのよね。
にこはやっぱり優しいわね。
「ふふっ。えぇ、わかったわ。ありがと、にこ。」
私はにこのちょっと不器用な優しさが妙に嬉しくなっちゃって、思わず微笑んじゃったわ。
そんな天使のえりーちかスマイルを向けられたにこは…
「ぬぐっ!べ、べつにアンタのために言ってやってるんじゃないからね!あくまでも私は世間一般の乙女の嗜み的な意見として言ったんだから!そこら辺ちゃーーーんと理解しなさいよね!」
照れちゃってそっぽを向いて早口でそんなことを言って誤魔化そうとしたの。
そんなにこの照れ隠しの態度を見逃す希では当然ないワケで…
「にこっちったら典型的なツンデレさんやね♪」
ここぞとばかりにからかう気マンマンでちょっかいを出し始めたわ。
そこからはもういつも通りのやり取りの応酬。
私はそんな2人を見ながらのんびりとトールギス・ヴァルキュリアの確認作業を進めることにしたわ。
「どぅわぁーかぁーらぁー!うっさいって言ってんのよ!このデカ乳たぬき!デカからっていい気になってんじゃないわよ!!!」
「にっひひ♪せやかて大は小を兼ねるって言うやん♪だからにこっちみたいに小さいよりはえぇと思うで♪イロイロとエロエロに挟めるし♪」
「オイオイオイオイ…ずいぶんと舐め腐ったコト言ってくれんじゃないの!!!デカ乳クソたぬきが!ごるぅらぁぁぁ!じょーーーとーーーじゃ!ボケェ!その無駄に蓄えた脂肪の塊をおろしがねでぐぅわぁりぃぐぅわぁりぃと全力で削ぎ落としてやろーじゃないのぉぉぉぉ!!!」
「おっぱいおろしがねですりおろすなんてにこっちったらサイコさんやね♪いっや~ん♪断崖絶壁ムネナシオーなにこっちにおっそわれる~♪」
「ごるぅらぁぁぁぁぁぁ!待てや!クソたぬきぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!どぅわぁれぇがぁぁぁサイコさんじゃぁぁぁぁぁぁ!!!どぅわぁれぇがぁぁぁ断崖絶壁ムネナシオーじゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!そのクソデカい脂肪の塊ぃぃぃ…ぼぉるぅおねぇぇぇぇぇぇぜぇの挽き肉にしてやるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!」
そう言えば最近はミートソースじゃなくてミートスパとかボローネーゼって言うのよね。
あ♪今夜はパスタ食べたいかも♪
お手軽にナポリタンでもいいけど、何だかミートソースが食べたい気分ね♪
挽き肉買って帰らなきゃ♪
いつも通りのノリで姦しくじゃれ合うにこと希を微笑ましく思いながらトールギス・ヴァルキュリアの最終確認を終えた私は、少し離れたテーブル席からこちらを見つめていたソラに“そろそろ行きましょうか?”って意味を込めた目配せを送り席を立ったわ。
そしてじゃれ合いを止めた希とにこに見送られながら、出撃登録を済ませて指定されたガンプラバトルシミュレーターの筐体へと乗り込んだの。
安全のためのシートベルトをしっかりと絞めて(えりーちか的にはもっともっときつーーーーく身体に食い込むくらいに締め付けたい気もするけど♪)、筐体中央の所定の位置に長年愛用している薄いブルーのGPベース“氷の乙女(アイシクル・メイデン)”をセットして…
「ガンプラバトルシミュレーター、システム起動。」
手早くコンソールを操作し、ガンプラバトルシミュレーターのメインシステムを起動させたわ。
メインシステムの起動に伴い、薄暗かった筐体のあちこちの計器に明かりが灯り始め、ガンプラバトルシミュレーターの筐体だったソレは戦場を駆け巡る私の愛機“トールギス・ヴァルキュリア”のコクピットへと変貌したわ。
「システムチェック……」
続けてサブコンソールを操作して自身の左側に事前に設定してあるサブモニターにヴァルキュリアの現在のステータスを表示させ、一つ一つ異常が無いことを確かめて行き…
「全システム、オールグリーン。チェック完了っと。」
全ての出撃準備を整え終えるとシステムチェックの項目を閉じ、同時にそっと両目を閉じて大きく息をひとつ吸い込みながら自分が柄にもなく緊張していることに気付いたわ。
いつもガンプラバトルに出撃するときは緊張なんてしないのに変よね。
でも今日だけはきっと特別。
7年前…あの日、叶わなかった憧れの私のチャンピオンとの本気のバトル。
そんな本気のバトルが目の前に迫ってるんだもん。
緊張しないハズがないわ。
だから今日は緊張してもいいの。
目を閉じてそんなことを考えながら、私はマザーシステムから出撃許可が下るのをじっと待つわ。
まだかな?
まだかな?
まだかな?
ふと気付くと、目を閉じてから感じていた程よい緊張は、いつの間にかこれから始まるバトルへの期待へ…ワクワクへとすっかりと変わっていたわ。
そんなワクワクな私を身の内に孕んだトールギス・ヴァルキュリアのコクピットに、突如としてポーンと言うシステムメッセージを告げる音声が鳴り響いたわ。
それは出撃許可を告げるメッセージ音。
出撃許可…つまりは…
「楽しい楽しいガンプラバトルの始まりってコトよ!」
私は閉じていた両目を開き、コンソールを操作して機体の出力を上昇させると…
「トールギス・ヴァルキュリア!絢瀬 絵里!!!」
スロットルを押し込み、両肩に取り付けてあるスーパーバーニアを展開・起動させ…
「シュトゥールム!!!!!」
発進口へ向けて機体を一気に加速させたわ。
身体に襲い掛かる他の人は死ぬーとか言っちゃうような心地よいGを全身で感じながら、発進口を抜けたその先に待っていたのは…
「青い…空…。」
どこまでも続く真っ青な空。
そして眼下に広がるのは空の青とはまた違った海の碧(あお)。
青と碧。
2つの蒼。
今日のバトルフィールドは…
「海上フィールド…。」
見渡す限り2つの蒼が支配する世界。
そんな蒼の世界が私とソラが雌雄を決する舞台に選ばれたみたい。
「ん、っと。」
どこまでも続く青い世界に一瞬だけ気を取られているうちに、いつの間にか重力に引かれて機体が下降を始めていることに気付いた私は、すぐさまスーパーバーニアの出力を上げて下降し始めていた機体を再び上昇させたわ。
今日のバトルフィールドはボーッとしていたら海に落ちちゃうわね。
とか思った瞬間、私はふとあることに気付いたの。
それは…
「海中で戦えば圧倒的に有利かも…?」
と言ったコトだったわ。
私のトールギス・ヴァルキュリアとタメを張れるだけのスピードを出せる高機動型のソラのザク・リヴァイブを相手にするなら、このまま接敵して空中戦を演じるよりも水の抵抗で機動に制限の掛かる海中で迎え撃った方が有利に立ち回れるわ。
何よりも海中ならあの厄介な“soar”を封じるコトが出きる。
これはとても大きいわ。
もちろん例え“soar”を封じたとしても、ソラとソラのザク・リヴァイブなら海中戦くらいは難なくしちゃえるとは思うけど、それでも海の中なら水の抵抗も何のそので突撃しちゃう私のトールギス・ヴァルキュリアの方が圧倒的に有利よね。
しかもあちらの武装の大半はビーム兵器だから海中じゃその威力を十分に発揮することはでできないし。
海中戦で気を付けるとしたら零距離から放つピアッシングシールドくらいかしら?
そんなコトを考えながらスーパーバーニアの推力を一定に保ったまま青い空を駆けていると、広域設定にしていたヴァルキュリアのレーダーの端にこちらへ向かって真っ直ぐに突き進んで来る赤い光点がひとつ表示されたわ。
そのレーダーに表示された愚直なまでに真っ直ぐに突き進む赤い光点を見て、ソラが真っ直ぐに私のところへ向かって来ている…そう思った時、私の中にはさっきまでの海中で迎え撃つといった考えは綺麗さっぱりと消えていたわ。
私はナニを姑息なコトを考えていたのかしら。
いつも、いつでも、どんな時でも。
誰が相手でも私とヴァルキュリアは常に真っ向勝負を挑んで来たハズよ。
それを今さら勝ちたいからって小細工を弄するなんて“私らしく”無いわ。
恐れず、臆せず、ただひたすらに。
この手にした槍と盾を構えて…
「突き進むわよ!ヴァルキュリア!!!」
戦い抜く!
さぁ!勝負よ!ソラ!!!
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
ようやく始まった第8話のラストバトルでございました。
絵里さんとソラ。それぞれの初手は…?
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“μ's”全員集結までもう少し…皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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