ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
新米が美味しい季節なQooオレンジでございます。
今回も閑話となります。
大ピンチのにこちゃん。
果たして無事に切り抜ける事が出来るのでしょうか…?
それでは 閑話「にことり珍道中 ③」 始まります。
チビッ子3人組に群がっていた“エグリゴリ”を片付けた直後…
[[にこちゃん!危ない!!!!!]]
珍しく焦った様子のことりが大声でそう叫んできたわ。
「へっ?」
危ないって…ナニが?とそう思った直後、私のガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこのメインモニターが桃色の閃光に包まれたの。
桃色の閃光…ソレは超弩級MA“メルカバー”から放たれた極大のビーム。
当たれば蒸発間違いなしなその桃色のビームを見ながら、私は“あ、ヤバい。”とか割りと呑気にそんなコトを思っていたわ。
けど思考は呑気にそんなコトを考えていながらも、身体の方は反射的に成すべきコトを成すために動いていたの。
素早くサブコンソールを操作して起動させるのはビーム攻撃を問答無用で吸収して自機のエネルギーへと変えてしまう私の愛機“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”の切り札のひとつである“マフツノヤタカガミ”。
この目の前の超ごんぶと桃色ビームがどれだけの出力があるかはわかんないけど、私の“マフツノヤタカガミ”なら1発くらいは問題なく吸収するコトができるハズだわ。
だから…
<“マフツノヤタカガミ”起動。>
「吸い尽くせ!“マフツノヤタカガミ”!!!!!」
ピンチだけどピンチじゃないってのよ!!!!!
<着弾します。>
相棒の疑似人格搭載型サポートAIシステム“ウズメ”が淡々と超ごんぶと桃色ビームの着弾を告げると、私の予想通りに“マフツノヤタカガミ”はなんの問題もなくソレをごくごくと勢いよく吸収し始めたわ。
その最中、私は横目でチラリとサブモニターのエネルギーストレージの残量を見てみると、この超ごんぶと桃色ビームを吸収して貯まるエネルギー量はだいたい全体の4割ちょっとってトコロ。
うん。
あと1発は“マフツノヤタカガミ”で問題なく吸収できるわね。
そうこうしているうちに“メルカバー”が私(とその後ろにいたチビッ子3人組)へとぶっ放して来やがった超ごんぶと桃色ビームはその勢いを弱めて行って終息しちゃったの。
「ごちそうさまでしたっと♪」
[[相変わらずビーム攻撃相手にはチート性能ですぅ。ってかぶっちゃけ卑怯?]]
「ぬわぁんですってぇぇぇ!ちょっとことり!卑怯ってナニよ!卑怯って!」
[[卑怯は卑怯ですぅ。ってかビーム兵器主体の全ガンプラファイターにあやまれですぅ。]]
「いーやーよ!ほら!バカ言ってないで行くわよ!!!チビッ子共もヒビってないでしっかり着いてきなさい!」
[[は~い♪]]
[[は、はい!]]
[[お供します!にこちゃんのあねご!]]
[[あねごー!]]
は?姉御ってナニよ!姉御って!
まぁいいわ。
一通りおバカなやり取りを終えて再び“メルカバー”へと向き直ってみると…
「うげっ…まだあんなに居んの…。」
ある程度は片付けたと思っていた“エグリゴリ”がまたワラワラと補充されちゃっていたわ。
[[千客万来ですぅ♪]]
万来過ぎるわよ!
倒しても倒してもすぐに追加されるクソザコ天使(正確には堕天使らしいわね)な“エグリゴリ”に私が頬をひきつらせていると…
[[に、にこちゃんさんのあねごさん!どーするんですか!あれ!]]
チビッ子3人組の1人が不安そうにそう言ってきたわ。
「いや、どーするんですか!アレ!って言われてもねぇ…。」
このまま“エグリゴリ”を狩り続ければ在庫切れになったりしないかしらね?
うん。
まぁムリね。
たぶんアレって在庫無限っぽいし。
たまーにあるのよね、無限湧きってヤツ。
ストーリーモードの最終回付近の要塞攻略戦とかだと特に多いわ。
このシークレットミッションもそんなストーリーモード最終回とかと同じような倒しても倒しても次から次に湧いてくるクソザコ無限湧きステージなら…
「本体を叩くきゃないわね。」
本体…つまりあの超弩級MA“メルカバー”をぶっ飛ばすしかないってコトね。
[[結局ヤるコトは今までとおんなじですぅ♪と言うワケで…]]
「気合い入れ直してカチ込むわよ!!!!!」
再び始まった大乱戦。
私はガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこの左側から手斧を振りかぶり襲い掛かって来る“エグリゴリ”をシールドを薙ぎ払うように振るって吹き飛ばすと、お次は正面から口を開いてビーム砲を放とうとしていた3機の“エグリゴリ”へ向けて“トリケロス改Ⅱ”のビームライフルを連射して仕留めたわ。
そしてバックパックのトリニティストライカーのスラスターを一気に噴射させて機体を加速させると…
「でりゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
前を進んでいたチビッ子3人組のうちの1機…シュヴァルベ・グレイズに襲い掛かろうとしていた“エグリゴリ”をビームサーベルで真っ二つに切り捨ててヤったの。
[[ありが 「しゃべってるヒマがあるならライフル撃ちなさい!」 は、はい!]]
ったく…このチビッ子共ったら世話が焼けるったらありゃしないわ。
[[とか何とか言いながらしっかりめんど~を見ちゃう辺りやっぱりお節介さんなにこちゃんですぅ♪]]
「うっさいわね!あと地の文を読むな!!!」
いつもいつもメタいのよ!
私はことりとそんなやり取りをしながらも動きを一切止めるコトなく虚空の戦場を超弩級MA“メルカバー”目指して突き進むわ。
邪魔な“エグリゴリ”共を時にビームライフルで撃ち落とし、時にビームサーベルで切り捨て、またまた時に蹴り潰したりしながら。
そんな大乱戦でチビッ子3人組も何だかんだ言いながら頑張っていたわ。
チビッ子3人組はそれぞれがそれぞれの死角をカバーし合いながら、しっかりと3機で連携して確実に“エグリゴリ”を1機ずつ仕留めていたの。
もちろんチビッ子3人組の中身は初心者マークのほぼ素人なおこちゃまファイターたちだから、さっき私が助けてあげた時のようにピンチに陥るコトもあるんだけど、それでも今の様子ならこの前襲われていた初心者狩り連中程度なら返り討ちにできちゃいそうな程に成長していたわ。
子供の成長ってホント早いわよねー。
「とか言ってる場合じゃないわね!」
呑気にんなコト言ってないで今はとにかく前へ進まないとね。
またいつあの超ごんぶと桃色ビームがぶっ放されるかわかったもんじゃないから。
さっきの超ごんぶと桃色ビーム…あと1発くらいなら吸収できるけど、もしも仮にアレを連発とかされたらちょっとヤバいわ。
吸収したエネルギーをどこかで発散させないと次の次の超ごんぶと桃色ビームは対処できなくちゃう。
ならさっさと発散させたら?ってなるんだけど、エネルギーを発散させるための“クサナギノツルギ”をぶっ放すにしてもある程度はチャージタイムが必要になるから、この乱戦の中じゃちょっと難しいのよ。
チャージのために動きを止めたらソコに一気にクソザコ天使(正確には堕天使)の“エグリゴリ”が群がって来ちゃうわ。
まぁいつぶっ放して来やがるかわかんない超ごんぶと桃色ビームを気にしていても始まらないわ。
なるようにしかならないもんね。
私がそんな感じで思考をまとめ終えたちょうどその時…
[[にこちゃんさんのあねごさん!なんか変なのが出てきました!!!]]
前を進んでいたチビッ子3人組の1人がそんなコトを言ってきたわ。
その声に釣られて前を向いてみると…
「クワガタ?」
[[ちゅん。クワガタですぅ。]]
真っ白いクワガタっぽいMAが“メルカバー”から出て来やがったのよ。
この真っ白いクワガタ…サブモニターに表示されたエネミーデータによると“メタトロン”って名前みたいね。
この“メタトロン”ってヤツ、なんかこう…名前的にメタいのかしら?
[[このにこっぱちはナニを言ってやがるんだ♪ですぅ。名前的にメタいとか、んなワケあるワケね~ですぅ。とりまことりもあんまり詳しくはね~ですけど、“メタトロン”って言うのは確か天使の名前だったハズですぅ。]]
あのデカ白クワガタ野郎…見た目ただのデカい白クワガタなのに天使の名前なんだ…。
そう言えば鉄血に出てきたMA“ハシュマル”も天使の名前なのよね?
今さらだけど鉄血のMAって天使系の名前が付けられていたりとかするのかしら?
ほら?ガンダムフレームがソロモンの悪魔の名前だからその反対的な感じで?
それはともかく…
「よくわかんないけどあのデカ白クワガタ野郎はメタい天使ってコトね!ってかことり!アンタはまたサラッと人の地の文を読んで!メタは禁止って何回言えばわかんのよ!!!」
[[ヤだぷっぷ~ですぅ。メタはことりの専売特許だからんなコト言われてもお断りですぅ♪]]
「ぬわぁんですってぇぇぇ!!!こんのぉクソ鳥娘!!!!!」
[[お?お?ヤりますか?現在進行形でボス的な白クワガタさんが出て来ちゃったりしていて割と鉄火場だけどヤっちゃいますか?ほら?あの白クワガタさんが臨戦態勢で突撃して来そうですよ?それでもヤっちゃいますか?]]
私が怒り心頭でことりに向かって“トリケロス改Ⅱ”内蔵のビームライフルをぶっ放そうとしていると、ことりがそんなコトを言って来やがったわ。
ことりのその言葉で私がチラリと前を見てみると…
「うげっ!」
デカ白クワガタ野郎が耳障りな羽音を響かせてこっちに向かって突撃してくるトコだったの。
「チッ!各機散開!!!」
[[はい!]]
[[はひ!]]
[[ひょい!]]
[[ちゅ~ん♪]]
チビッ子共&ことりはそんな私の声に素早く反応して散らばって行ったわ。
もちろん私もデカ白クワガタ野郎の進路から退避済みよ!
そうして私たちがデカ白クワガタ野郎の進路から退けた直後…
「おっふ…。」
[[うわぁ~お♪ですぅ♪]]
デカ白クワガタ野郎は頭?の鋏をジョキジョキと忙しなく開閉させながら、進路上に居た“エグリゴリ”を蹴散らしつつ物凄いスピーカーで突撃して来やがったの。
[[アレにぎっちょんちょんされたらイチコロですぅ。]]
「ふん!あんなの当たんなきゃどーってコトないわ!」
とは言え…当たらなきゃどーってコト無くても、逆に当たれば確実にご臨終間違いなしなのよね。
そんなコトを思いつつチラリとサブモニターに表示されている残り時間を確認してみると、もう思っていたよりも時間は残されていなかったわ。
さて…どうしようかしら?
このデカ白クワガタ野郎の相手をしつつ“メルカバー”を攻略するか…それとも先にデカ白クワガタ野郎をぶち殺してから“メルカバー”を攻略するか…。
時間的にはどっちもどっちってトコなのよねぇ…。
ならここは部隊を2つに別けて同時進行でデカ白クワガタ野郎と“メルカバー”を攻略しちゃうってのが良さげよね?
問題は戦力の振り分け何だけど、デカ白クワガタ野郎の相手を初心者マークのチビッ子3人組にさせるってのはナシだわ。
その逆にチビッ子3人組だけで“メルカバー”を攻略させるってのもナシよ。
となると、必然的にチビッ子3人組の引率者が必要になるわ。
私かことりか。
この乱戦の中でチビッ子3人組をフォローしながら戦うのは、機体性能的にはオールレンジ兵装が使える私のガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこの方が適任なんだろうけど、かと言って私がチビッ子3人組のフォローに回ってことり1人だけでデカ白クワガタ野郎か“メルカバー”のどちらかを攻略させるって言うのもちょっと不安なのよね。
“soar”を使えばデカ白クワガタ野郎の方なら大丈夫じゃね?と思うんだけど、ことりの“soar”ってナニかにぶつならないと止まれないってのがネックなのよ。
確かにデカ白クワガタ野郎とのタイマンなら問題無いんだけど、相手はあのデカ白クワガタ野郎だけじゃないのよ。
当然、デカ白クワガタ野郎と戦っている最中も無限湧きして来やがるクソ雑魚天使の“エグリゴリ”が襲ってくるわ。
そんな乱戦の中でぶつからないと止まれない欠点付きの“soar”なんか使ったら致命的なスキになっちゃうわ。
チビッ子3人組だけでデカ白クワガタ野郎か“メルカバー”の相手をさせるのはダメ。
ことりだけでデカ白クワガタ野郎の相手をさせるのもダメ。
なら…
「ことり!このデカ白クワガタ野郎は私が引き受けるから、アンタはチビッ子共を連れて“メルカバー”をぶっ壊して来なさい!」
私1人であのデカ白クワガタ野郎の相手をして、その間にチビッ子3人組を引き連れたことりが“メルカバー”を攻略するってのがベストよね?
ってなワケで私は早速ことりたちへと“メルカバー”をぶっ潰して来なさいと通信を送ったわ。
そうすると…
[[は~い♪了解ですぅ♪ことりにぜ~んぶ任せて安心ちゅんちゅんちゅ~んですぅ♪でもでも…にこちゃん1人だけであの白クワガタさんの相手をしてだいじょ~ぶですか?]]
意外にもことりが私の心配をして来たのよ。
ことりって狂暴で凶悪なヤツだけど、なんだかんだ言って基本的に優しいヤツなのよね。
いつもいがみ合っている私のコトを心配をしてくれるってのは素直に嬉しいわ。
けど…
「はっ!ナニをナマイキ言っちゃってるのよ!アンタ!私を誰だと思ってるの?」
その心配は無用よ♪
だって私は…
「大銀河宇宙No.1天才超絶美少女スクールファイター!“無冠の女王(ノー・クラウン)”の矢澤 にこにー様よ!!!!!」
このにこにー様がデカ白クワガタ野郎だろうがなんだろうが!ぶっ潰してやるってのよ!!!!!
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
次回も今回の続きとなる予定です。
にこちゃんVSデカ白クワガタ“メタトロン”
白クワガタ驚異のメカニズム(?)がにこちゃんを襲います………多分…。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
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皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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