ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
無事に古戦場を戦い抜いたQooオレンジでございます。
今回も本編となります。
続々VS魔女さん。
前回の魔女さんのオーガの謎の行動の理由とは…?
それでは 第9話「大乱戦?春の神田明神杯!」そのきゅう 始まります。
バカみたいに硬い防御フィールドやら全身のキモ目玉からぶっ放された無差別攻撃ビームやらとにかくむちゃくちゃに大暴れしていた“魔女”の“オーガ”。
大暴れしたらその分だけ消費するエネルギーも半端ないコトになっちゃうから、当然“魔女”の“オーガ”はエネルギー切れでピタリと止まっちゃったのよ。
アホよねー。
どっかの和菓子屋の看板娘(アホな姉の方)みたいにアホよねー。
そんな感じでエネルギー切れで動きが止まって厄介なクソ硬い防御フィールドも展開できなくなったから、あとは囲んでふるぼっこよ!って思ったんだけど…
「食べ……てる………?」
“オーガ”はエネルギー切れ特有の緩慢な動きで辺りに散らばるハイ・モックや参加者たちの機体の残骸を鷲掴みにして、不揃いな牙の生えた口の中へ放り込んでぐしゃぐしゃと食べ始めやがったのよ。
“魔女”の“オーガ”が起こしたこの突然の謎行動に私もそらも絵里も呆然よ。
[[オイオイオイ…喰ってるって…ナニやってんだよ?アレ?]]
[[ナニやってるの?って食べてるんでしょ?ドコからどう見ても。]]
[[イヤ、そりゃ見ればわかるっての!俺が言いたいのはアレに何の意味があんのかって?ってコトだよ!]]
[[ガンプラを天ぷらにしたりお寿司にしたりしてる画像は見たことあるけど、えりーちかだってガンプラなんて食べたコトないからそんなコト聞かれてもわかんないわよ!]]
[[はぁ!?おい!ちょっと待て!ガンプラを天ぷらにしたり寿司にしたりだぁ!?んだよ!そりゃぁ!喰えんのか!?ガンプラって適切に処理して適切に調理すりゃ喰えんのか!?]]
[[だーかーらー!えりーちかだってガンプラなんて食べたコトないから食べれるの?とか聞かれてもわかんないって言ってるの!!!!!]]
[[イヤ!だって絵里さんがガンプラを天ぷらや寿司にしてるの見たコトあるって言ったんだろーが!]]
[[見たコトあると食べたコトあるは違うでしょ!]]
[[あー、まぁ…そりゃそーだな…。]]
[[そもそもガンプラって食べてもイイ物なの?]]
[[ガンダムのプラスチックのモデルキットを略してガンプラなんだよな?つまりはガンプラは…]]
[[プラスチック製品よね?]]
[[だな。プラスチック製品ってコトは当然だけど喰えねぇーよな?]]
[[そうよね?食べれないわよね?食べれないとは思うんだけど…]]
[[思うんだけど…?]]
[[ほら?ズゴックってカニとかエビとかの甲殻類っぽいから、なんだか茹でたらちょっと食べれそうかも?って思っちゃうのはえりーちかの気のせいかしら?]]
[[イヤ、そりゃ確実に気のせいだろ!っておもいっきり叫びてぇーけどよぉ…あの黒鬼ヤローが盛大にガンプラ喰ってるトコを見てると、ズゴックとかそこら辺のジオン水泳部の連中ならワンチャン喰えそうな気がして来やがるのはイイ具合に俺の頭がイカれちまってるからだよな?]]
[[えぇ。割りとイカれてるわね。でも私も食べるかも?とか思っちゃったから、たぶん頭イカれちゃってるのよね?]]
[[まぁイカれてるやがるよな。]]
ズゴックの天ぷら………うん。
もし仮にズゴックがカニとかエビとかそこら辺の味なら、ちょっとだけアリかも?とか思っちゃったわ。
いや、まぁ常識的に考えてズゴックがいくらカニとかエビとかの甲殻類っぽい見た目でも、流石にプラスチックの塊なガンプラは食べれないとは思うけど。
ズゴックが食べれたらそれこそジオン驚異のメカニズムよね。
って!
「ズゴックが食べれるのか食べられないか?とか今はどーでも良いわよ!」
そもそも何であの“魔女”の“オーガ”がそこら辺に散らばってるハイ・モックや大会参加者たちのガンプラの残骸を貪ってるってトコから、ズゴックを天ぷらにして食べれるのかって話題になってんのよ!
現実逃避?現実逃避なの?
いーえ!そーじゃないわ!
今回は現実逃避なんてご大層なモノじゃなくて、ただ単純に絵里のボケが発動しただけよね!
ぬわぁーにぃがぁ“かしこいかわいいえりーちか♪”よ!
穂乃果や凛みたいに毎度毎度アホ丸出しでボケ倒しやがってキャッチコピー(?)の“かしこいかわいいえりーちか”の“かしこい”の部分が行方不明になってるじゃないの!
コレもソレも希のヤツが普段から絵里のヤツを甘やかしてるからよ!
コレからはこのにこにーサマのガンプラバトル部に入ったんだから、甘やかしは一切ナシで行ってやるってのよ!!!!!
覚悟しときなさいよ!ボケ絵里!!!!!
ハイ・モックや大会参加者たちの機体の残骸を食べるって言う“魔女”の“オーガ”の予想外の行動に大混乱の私たち。
そのせい(?)で、私たちはズゴックの天ぷらとか絵里のボケを矯正させなきゃ!とか、バトルとは1ミリも関係のないコトを騒いだり考えたりしていたわ。
これが決定的にダメだったのよねー。
“オーガ”がエネルギー切れになってる今こそ、あの厄介なクソ硬い防御フィールドを張れないから攻撃する絶好のチャンスだったのに。
ソレをムダに騒いで不意にしちゃったのよ。
だって…
[[はぁい♪ごちぃそうさぁまぁでしたぁ♪]]
私たちがムダに騒いじゃってる間に、“魔女”の“オーガ”は残骸を食べるって言う謎の行動を終えちゃっていたから。
そして…
[[お腹いぃぃぃっぱぁい♪エネルギーもぉまぁぁぁんたぁん♪と、言うワケなのでぇ…]]
“魔女”の“オーガ”は再び動き出しやがったの。
[[反撃開始ぃですぅわぁ♪]]
反撃開始?
ってかその前にエネルギー満タンってどーゆーコト…?
“エネルギー満タン”
“魔女”のその言葉の意味はこのすぐ後にわかったわ。
[[うっふふふふぅ♪さぁ♪さぁさぁさぁさぁ♪]]
“魔女”の“オーガ”はさっきと同じように、その口をパカリと開いて…
[[どっかぁぁぁあんっとぉいっぱつぅ♪またぁまたぁ発射ですぅわぁ♪♪♪]]
ソコから真っ黒ごんぶとビームをこちらへ向けてぶっ放して来やがったの。
ちょっと待った!アイツ!もうエネルギー切れじゃなかったの!?
そう戸惑いながらも、私は真っ黒ごんぶとビームから逃れるために慌てて回避行動に移ったわ。
そんな私の隣では、そらもザク・リヴァイブの各部に取り付けたスラスターを派手に噴射させて、私と同じように回避行動に入っていたわ。
その一方で…
[[ふぇ?]]
絵里のおバカはおマヌケ全開な声をあげて、迫り来る真っ黒ごんぶとビームを前にボケーっとしちゃっていたの。
「ちょっとバカ絵里!アンタ!さっさと避けなさい!!!」
[[ダメだ!今からじゃもう遅ぇ!!!下手に避けるよりもガチムチのトールギス・ヴァルキュリアなら耐えた方がマシだ!だから絵里さん!おとなしく防御しとけ!!!!!]]
「え、えぇ!わかったわ!」
ボケーっとしていて回避が出遅れた絵里は、そらの声に従ってその場でトールギス・ヴァルキュリアの大型シールドを機体の前面へと構え、真っ黒ごんぶとビームを受け止めるべく防御体制へと入ったわ。
その様子に私は一抹の不安を覚えながらも、取りあえずは自機であるガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこを動かし続けて、何とか真っ黒ごんぶとビームの範囲外へと逃れるコトに成功したの。
真っ黒ごんぶとビームを挟んだ反対側では、私とほぼ同時に動き始めていたそらのザク・リヴァイブも安全圏へと退避が完了しているのが見えたわ。
そして、私とそらが真っ黒ごんぶとビームの範囲外へと退避が完了したその直後…
[[お願いだから耐えてきってみせて!ヴァルキュリア!!!!!]]
大型シールドを機体の前面へと構えた絵里のトールギス・ヴァルキュリアが、“魔女”の“オーガ”が放った漆黒の粒子砲の中へと呑み込まれていったわ。
普通なら撃墜間違いナシの威力を持ってるあの真っ黒ごんぶとビームが直撃しても絵里のトールギス・ヴァルキュリアなら大丈夫よ。
だって絵里のトールギス・ヴァルキュリアはクソ硬いのが取り柄なんだから。
きっと大丈夫。
平然と耐えきってみせてくれるわ。
“魔女”の“オーガ”の真っ黒ごんぶとビームの放射が終わる数秒間、私は柄にもなく絵里の無事を祈ったわ。
やがて真っ黒ごんぶとビームの勢いが次第に弱まり…
[[今のはちょっとヤバかったわね…。]]
絵里のトールギス・ヴァルキュリアがその姿を現したわ。
絵里のトールギス・ヴァルキュリアはパッと見、五体満足っぽく見えたけど、機体前面に構えていた大型シールドの表面や、大型シールドでカバーできなかった部分とこは真っ黒ごんぶとビームの熱であちこち溶けちゃっていたの。
それでもまだ動くっぽいから、コレって一応は無事ってコトで良いのよね?
[[あらぁん?直撃してもぉ焼け残っちゃうとかぁ、随分とまぁ頑丈ですわぁねぇ?]]
真っ黒ごんぶとビームの直撃を耐え抜いた絵里のトールギス・ヴァルキュリアを見た“魔女”は、その頑丈さにちょっと呆れちゃってるみたい。
まぁわからなくもないけどね。
ソレよりも…
[[ちょっとアンタ!その“オーガ”ってヤツ!エネルギー切れじゃなかったの!!!]]
問題は“魔女”の“オーガ”がエネルギー切れだったって言うのに、エネルギー切れ前と同じ規模の真っ黒ごんぶとビームをぶっ放せたってコトよ!
「アンタのさっきのエネルギー切れって言葉は私たちをハメるためのブラフだったってワケ!?」
[[うっふふふふ♪さぁ?どぉなのでしょうかぁ?]]
「ぐぬぅ!その言い方!いい加減に腹立つわね!!!」
[[あらぁ?それわぁそれわぁごめん遊ばせぇ♪ですわぁ♪]]
「ちっともごめんとか思ってないクセにごめんとか言いやがんな!」
[[それでわぁ…ざまぁ?とかぁ言えばぁよろしいのですぅかぁ?]]
「もっと腹立つわよ!!!」
[[ヤザワニコさぁんわぁワガママさぁんですぅわぁねぇ♪]]
「どぅわぁーれぇーがぁー!ワガママさんじゃ!ボケェェェェェェェェェ!!!!!」
[[誰がぁってぇ…ヤザワニコさぁん?]]
「ぬがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
[[うっふふふふぅ♪ヤザワニコさぁんわぁ、ソノダウミさぁんとわぁ別の意味でぇお話しぃしていてぇ楽しぃですわぁ♪]]
「私はこれっぽっちも楽しくねーってのよ!!!!!」
[[ねぇ?ねぇ?ワタクシたちぃ♪イイ“おともだち”にぃなれるぅとわぁ思いませぇんかぁ?ねぇ?ねぇ?ヤザワニコさぁん♪♪♪]]
「人の話聞いてねぇーし!ってかアンタみたいな頭のネジがハズレまくってるキ○ガイとなんか友達になりたくないわよ!!!硫酸で顔洗って出直して来なさい!!!!!」
[[あらぁん?フラれてしまぃましたわぁ♪残念無念ですわぁ♪]]
ナニが残念無念よ!そんなコトなんてこれっぽっちも思ってないくせに!
ほんと!コイツ!腹立つわ!!!
私が“魔女”と軽い舌戦を演じている一方…
[[おい!アイリ!]]
≪はい。出来る電子精霊の私はマスターに指示を出される前に、既に先程の不可解な行為についての解析を完了させてあります。五体投地で誉めてくれてもよろしいのですよ?≫
[[あー、はいはい!エライ!エライ!ほら!コレでイイだろ!んなコトよりもさっさと報告しろ!]]
≪感謝の気持ちが微塵も籠っていませんがまぁ良いでしょう。≫
[[うっさいわ!ボケ!]]
そらは相棒の電子精霊“アイリ”と共に、いつものやり取りをしながらも“魔女”の“オーガ”の一連の行動の解析を進めていたの。
今回のバトルではアイリのヤツが随分とおとなしいと思っていたけど、ちゃんとあの娘はあの娘で仕事してたのね。
そんなちゃんと仕事していたアイリが導き出した“魔女”の“オーガ”の一連の謎の行動の理由なんだけど…
≪猿にでもわかる様に至極簡単に言ってしまえば、アレは“食事”によるエネルギーの補給ですね。≫
と言ったモノだったの。
“食事”によるエネルギー補給?
猿にでもわかるよーに至極簡単に言えばとか言ってるけどナニ言ってるのかイミワカンナイなんだけど!
[[ケッ!予想通りアブソーブシステムの亜種ってコトか!]]
≪肯定です。詳細についてですが、恐らくは…[[口内に…ってか機体内部に取り込んだ物質を物質ではなくデータの塊として分解して、そのデータの塊をエネルギーって概念に変換して自機に補給…って感じだろ?]] はい。私とマスターでもリヴァイブのデータを弄って機体に“生物”としての概念を付与すればアレと同じ事を行えますが私たちもヤりますか?アレ。≫
[[ハッ!あんなモン!誰がヤるかってんだよ!冗談じゃねぇ!俺たちはガンプラバトルをしてんだよ!データ改竄して何でもアリのゲームしてるワケじゃねぇーんだよ!!!冗談でもくだらねぇコト言ってんじゃねぇーよ!クソが!]]
≪申し訳ございません。マスターに取ってはデータの改竄云々は非常に不適切な発言でしたね。≫
[[ふん!わかりゃ良いんだ!わかりゃなぁ!]]
いや、わかりゃ良いんだ!とか言ってるけど、にこにー的にはさっばりなんですけど?
もうマジでイミワカンナイ。
アブソーブシステムの亜種?
物質を分解してデータの塊にしてエネルギーって概念に変換?
データを弄る?
生物としての概念の付与?
そらとアイリがナニ言ってんのかこれっぽっちもわかんないわよ!
けど…
「アンタたちがナニ言ってんのかイミワカンナイけど!取りあえずアレが残骸を食べてエネルギーを補給してるってコトよね!」
ナニがどーなってるのかはわかんないけど!あよ“オーガ”が残骸を食べてエネルギーを補給してるってコトはわかったわ!
なら…
「またエネルギー切れになるまで攻めて攻めて攻めまくって!それでエネルギー切れになったら“食事”をさせないよーにして!そのままぬっ殺せばイイだけよ!!!!!」
手品のタネはわかったわ!
その辺もちゃーんと踏まえて、徹底的に反撃開始よ!!!!!
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
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皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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