ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
諸事情により大忙しなQooオレンジでございます。
今回も穂乃果ちゃんのガンプラの強化回となります。
原作主人公の無双回その1となります。
それでは 閑話「月夜の太陽 ④」 始まります。
[[サテライトチャージ!]]
≪げっとれでぃー。≫
[[ごーーー!!!!!]]
新たに現れた9機のプレイヤー機。
その9機の敵機の相手を1人ですると言い張ったお姉ちゃんは何故かサテライトキャノンも無いのにサテライトシステムを起動させて、月からの降り注ぐマイクロウェーブを受けとりました。
コロニーを一撃で破壊する威力の砲撃を放つサテライトキャノン用のエネルギーを受け取り終えると、毎度お馴染みなお姉ちゃんの十八番の考えなしの突撃が始まります。
私は色々と混乱しながらも頭の片隅のまだ冷静な部分で“あ、これはいつものおねーちゃんのダメなパターンだ”って思ったんどけど…
「はやっ!?」
そこで再び私の予想外の事が起こりました。
それはこちらへと向かって来ている9機の敵機へとお姉ちゃんが突撃して行くそのスピードです。
速いんです。
それも物凄く。
とても素組に少しだけ手を加えたモノをミキシングしただけのガンプラが出せる様なスピードじゃありません。
そのスピードはソラ先輩の“soar(ソア)”には流石に敵いませんが、それでもそこら辺の半端な高機動型の機体が出すスピードを遥かに凌駕する程度には凄まじい速さでした。
そんな驚くべきスピードで、こちらへと進軍して来ていた9機のMS達へと一気に接近したお姉ちゃんのストライクガンダム(仮)を迎え撃つべく、黒いケンプファーと武者グレイスリッターが集団の前へと躍り出て来ました。
黒いケンプファーと武者グレイスリッターの2機はそれぞれの得物である片刃のブレード…いわゆる“刀”と言うヤツを引き抜いて、一気に接近して来たお姉ちゃんのストライクガンダム(仮)へと相対します。
この2機に対してお姉ちゃんはと言うと…
[[だっしゃーーー!!!]]
と謎の叫び声を上げながら、まずは黒いケンプファーへと襲い掛かって行きました。
ビームライフルを放り投げてグーパンで。
そう、何故かグーパンです。
いや、まぁナニで攻撃しようがお姉ちゃんの勝手だけど、何でわざわざビームライフルを放り投げてまでグーパン?
腰のサイドアーマーにはビームサーベルだってあるのに?
ぶっちゃけお姉ちゃんのストライクガンダム(仮)って別にモビルファイターとかの純粋な格闘戦仕様の機体でもないから、ただのパンチじゃ大したダメージは与えられないんじゃ…と、この時の私は思っていました。
所が…
「へ?」
お姉ちゃんのストライクガンダム(仮)に殴られた黒いケンプファーは、胴体のど真ん中へと直撃したただのパンチ1発で機体を構成していたパーツを派手に撒き散らしながらバラバラになっちゃいました。
って!
「ちょっ!?ワンパン!?ほぼ素組のミキシング機でワンパン!?」
あのお姉ちゃんのストライクガンダム(仮)でワンパンなんて絶対にあり得ないよ…。
ステータスの振り分けでよっぽどパワー重視…ってかパワー極振りにでもしていればまだ可能性はあるけど、それならさっきの突撃の時のアホみたいなスピードの説明がつかないし…。
一体何がどーなってるの!?
素組のミキシング機ではあり得ないスピード。
素組のミキシング機ではあり得ないパワー。
2つのあり得ないを目の当たりにした私はさらにさらに大混乱です。
そんな私を尻目にお姉ちゃんの進撃は続きます。
黒いケンプファーを文字通り殴り殺したお姉ちゃんのストライクガンダム(仮)は、次はその矛先をもう1機の前衛機の武者グレイスリッターへと向けました。
[[せぇーーーのぉー!!!えぇぇぇぇい!!!!]]
お姉ちゃんの何とも気の抜けるような掛け声と共に繰り出されたのは右足で放ったミドルキック。
このお姉ちゃんのストライクガンダム(仮)のミドルキックを武者グレイスリッターは軽くバックステップを踏んで機体を下がらせる事で楽々と回避しちゃいます。
ミドルキックを盛大にスカッたお姉ちゃんのストライクガンダム(仮)は勢い余ってその場で半回転して武者グレイスリッターへと背中を見せる形になってしまいました。
意気揚々と攻撃を仕掛けて派手にスカって目の前の相手にスキだらけな背中を見せるとかアホ丸出しです。
そのアホ丸出しなお姉ちゃんのストライクガンダム(仮)の無防備な背中へと、今度は武者グレイスリッターが反撃のために手にした刀を振り上げて迫ります。
でも…
[[もう1回!うりゃぁぁぁぁぁ!!!]]
お姉ちゃんのストライクガンダム(仮)はミドルキックを放ち終えた体勢から、そのまま器用に軸足になっている左足で大きく大地を蹴って、盛大にスカッたミドルキックの勢いを利用して今度は左足で後ろ回し蹴りを放ちました。
盛大にスカッたミドルキックの勢いを利用して放たれた左足での後ろ回し蹴りは、勢いの乗った分、武者グレイスリッターが手にした刀を振り下ろすよりも先にその胴体へと直撃しました。
この一撃を横っ腹の辺りへと受けた武者グレイスリッターはさっきのグーパンで吹き飛んだ黒いケンプファーと同様に、パーツを辺り1面に派手に撒き散らしながら吹き飛んで行きます。
うん。
さっきのグーパンもそうだったけど、やっぱり今の後ろ回し蹴りも素組のミキシング機じゃあり得ないパワーだよ…。
接敵から瞬く間に2機の前衛機を派手に吹き飛ばしたお姉ちゃんの進撃はまだまだ止まりません。
[[今度はそっちの2機!行くよ!ぽち!]]
≪うぇーい。≫
次のお姉ちゃんの獲物はサンドロック風のマグアナックとガンブラスターのバックパックを装備したVガンダム(以下Vガンダム・ブラスターとしますね♪)の2機でした。
お姉ちゃんは後衛に位置したランチャーウィンダムと素組のガーベラ・テトラ、ジンクスの援護射撃が始まる前に、再び大地を大きく蹴るように前へと出ます。
お姉ちゃんはきっと一気にサンドロック風マグアナックとVガンダム・ブラスターとの距離を詰めて、その2機を盾代わりにする事で自身への射撃攻撃を封じるつもりなんだ…。
敵を盾代わりにして援護射撃を封じるとか、いつもはぽわぽわとした基本アホなお姉ちゃんなのになんかすっごくクレバーな事してる。
あと…なんかすっごく乱暴…。
さっきからお姉ちゃん、力任せに戦ってるって感じがするんだよね。
凄いパワーと凄いスピードでゴリ押ししてるって言うか…機体出力にモノを言わせてゴリ押ししてるって言うか…。
でもただの素組のミキシング機じゃどう頑張っても機体出力にモノを言わせてゴリ押しするなんて無理なハズなんだよね。
出力リミッターを外して機体を暴走状態にしちゃえば、素組のミキシング機でもあれ位の出力が出せるかもしれないけど…。
問題は出力リミッターを外して機体を暴走状態にするとエネルギー消費がハンパないって事なんだよね。
お姉ちゃんが出力リミッターを外して機体を暴走させているとしたら、もうとっくにエネルギー切れで止まっていてもおかしくないんだよね。
うーん…仮に出力リミッターを外しているとして、お姉ちゃんはナニをどーしてあれだけのパワーとスピードを維持し続けているんだろ…?
私が悩んでいる間も、お姉ちゃんは一向に止まる気配を見せずに激しく動き続けていました。
まずお姉ちゃんが狙ったのは背中から2本のヒートショーテルを左右それぞれの手で引き抜いて、ソレを赤熱化させて構えたサンドロック風マグアナックです。
お姉ちゃんはソレを見ると自身もストライクガンダム(仮)の左腰から右手でビームサーベルを引き抜いて、すぐさまビーム刃を展開させるとサンドロック風マグアナックへとそのまま大きく踏み込みます。
対するサンドロック風マグアナックは接近して来たお姉ちゃんのストライクガンダム(仮)へ向けて右手側に握ったヒートショーテルを振り下ろしました。
これをお姉ちゃんのストライクガンダム(仮)はさっきビーム刃を展開させたビームサーベルで受け止めます。
そして始まるビームサーベルとヒートショーテルのつばぜり合い。
この状況…普通なら素組のミキシング機であるお姉ちゃんのストライクガンダム(仮)が圧倒的に不利です。
[[パワーましましだぁぁぁぁ!!!]]
≪ましましー。≫
けど、謎の高出力を発揮し続けているお姉ちゃんのストライクガンダム(仮)にとってはこのパワー勝負のつばぜり合いはむしろ好都合な展開でした。
お姉ちゃんのストライクガンダム(仮)は地面を踏みしめて一気にサンドロック風マグアナックを押し込みます。
同時に…
[[ぽち!ビームサーベルにもっとパワーを!!!]]
≪はーい。≫
手にしているビームサーベルの出力を上昇させました。
お姉ちゃんのストライクガンダム(仮)が手にしているビームサーベルから伸びるビーム刃は、ストライク系列の通常のビームサーベルの色であるピンク色から無理矢理出力を上げられたためか、まるで血のように真っ赤なビーム刃へと変貌しちゃいました。
あり得ない程に出力を増して真っ赤なビーム刃へと変貌したソレは、つばぜり合いをしているヒートショーテルの刃を一瞬で融解させて切り裂いてしまいました。
お姉ちゃんはヒートショーテルを切断して振り抜いた真っ赤なビームサーベルを、今度は無造作に横薙ぎに一閃します。
その無造作に薙ぎ払われた一閃によって、サンドロック風マグアナックはあっけなく胴体を上下に両断されてしまいました。
その直後、お姉ちゃんのストライクガンダム(仮)へとVガンダム・ブラスターがビームサーベルを引き抜いて襲い掛かって来ました。
これに対してお姉ちゃんが取った行動は…
[[よいっしょ!!!]]
体当たり。
お姉ちゃんは左腕に取り付けてあるシールドを基点にして、ビームサーベルで襲い掛かって来たVガンダム・ブラスターへと体当たりを行ったんです。
そして…
[[あっちまで一気に突っ込む!!!]]
体当たりをぶち当てたVガンダム・ブラスターを押しながら、後衛の3機…ランチャー・ウィンダム、ガーベラ・テトラ、ジンクスへ向けて機体を加速させて突き進んで行きました。
このお姉ちゃんの行動に対して敵集団の後衛の3機は、下手に攻撃するとストライクガンダム(仮)と重なってしまっている味方機のVガンダム・ブラスターへと当たってしまうので手が出せないでいます。
そうこうしているうちに体当たりでVガンダム・ブラスターを押しながら突撃していたお姉ちゃんのストライクガンダム(仮)は、ついに敵集団の後衛組が位置するトコまでたどり着いてしまいました。
お姉ちゃんは目的地に到着すると、体当たりの基点にしていたストライクガンダム(仮)のシールドを振り払って、ここまで押し続けていたVガンダム・ブラスターを後衛組の3機の方へと押し退けます。
このお姉ちゃんに押し退けられたVガンダム・ブラスターを素組のガーベラ・テトラとジンクスは2機で慌てて受け止めて助けていました。
その直後。
[[せーのぉ!えいっ♪]]
と、やはりどこか呑気なお姉ちゃんの声がバトルフィールドに響き、Vガンダム・ブラスターと、Vガンダム・ブラスターを受け止めて助けたガーベラ・テトラとジンクスの3機はまとめてその機体を上下に両断されて崩れ落ちてしまいました。
犯人は当然ですがお姉ちゃん。
お姉ちゃんは体当たり中もずっと右手に持っていたままのビームサーベルの真っ赤なビーム刃へとさらにエネルギーを注いで、そのビーム刃の刀身通常の倍以上にまで伸ばし固まっていた3機のMSを一気に切り裂いてしまったんです。
あっけなく切り裂かれて崩れ落ちる3機のMSたち。
その光景を目の前で見ていたランチャー・ウィンダムはまるで呆然としたように動きをピタリと止めてしまいました。
ランチャー・ウィンダムのファイターさんはきっと圧倒的に数で勝る状況だったにも関わらず、たった1機の素組のミキシング機によってあっという間に味方機が蹂躙されて壊滅しちゃった事で動揺しちゃったんでしょうね。
でも…今のイケイケドンドンなお姉ちゃんの前で動きを止めるとか自殺行為以外の何物でもありません。
まぁほぼ一瞬で味方機が蹂躙されまくって壊滅しちゃったんだから、動揺しちゃうその気持ちはわからなくはないけど…。
[[ばいばーい♪]]
そんな動揺しまくって動きを止めていたランチャー・ウィンダムへと、お姉ちゃんは容赦なく攻撃します。
お姉ちゃんは動きを止めたランチャー・ウィンダムへ向けて、未だに真っ赤なビーム刃を展開し続けている右手のビームサーベルをひと振り。
このひと振りだけで憐れにもランチャー・ウィンダムはその身を切り裂かれて、仲間たちと同じように地面へと崩れ落ちました。
こうして接敵からほんの僅かな時間でお姉ちゃんは8機のMSを葬ったのでした。
そして残るは…
[[あのおっきなヤツだけだね!]]
パーフェクト・ネオジオング。
ただ1機です。
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
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皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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