ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
虹ヶ咲では彼方さん推しなQooオレンジでございます。
Butterflyのライブシーンを見たら1発で惚れました。
皆様の推しは誰ですか?
今回も海未さん主役の第10話となります。
ついに海未さんが自分の素直な気持ちと向き合います。
それでは 第10話「青の理由」そのよん 始まります。
ミサさんに見送られながら綾渡模型店を辞した私と青空は、ケルディムガンダムを求めて一路目的地であるお台場のガンプラベースを目指して旅立ちました。
旅だったのですが…。
きゅぅぅ。
恥ずかしながら目的地へ向けて颯爽と進んでいた私のお腹が不意に鳴ってしまったのです。
そう…時間は丁度お昼を少し過ぎた頃…つまりはお昼ご飯の時間なのです。
朝からケルディムガンダムのガンプラを求めてあちこちのお店を行ったり来たりしていた事もあり、私のお腹はいつの間にかすっかりとペコペコになっていました。
「はぅ!?あ、あの!こ、これは…!」
そんなワケでお腹がペコペコな私は盛大にお腹を鳴らしてしまったのです。
これは恥ずかしい…余りにも恥ずかし過ぎます…!
お腹がペコペコでお腹が鳴っちゃうとか乙女としては最悪で最低で事態です!
これが普段から欠食童子の様にお腹を空かせている米キチの花陽やラーメン狂いの凛ならばどーと言う事は無いのでしょうが、私はあの二人の様に腹ぺこキャラと言うワケではないのです!
押しも押されぬ大和撫子キャラなのです!
そんな大和撫子キャラな園田さんちの海未ちゃんとして有名な私がお腹が空いてきゅぅぅ♪と可愛らしくお腹を鳴らしちゃうとかもうこれはアレですね!世の末と言うヤツですね!
しかもですよ!幼馴染みで四六時中一緒に居る穂乃果やことりの前でならいざ知らず、青空の前でお腹が空いてお腹が鳴っちゃうとかあり得ません!
あり得ませんったらあり得ません!!!
恥ずかし…穴があったら埋まりたい…。
羞恥心で恐らくは顔を真っ赤にしているであろう私は、思わず下を向いて唇を強く噛みます。
そんな私に青空は…
「そう言えばもう昼飯の時間だもんな。俺も腹なんか減って来たし。とりま…どっかで昼飯食おうぜ。」
ポケットからスマホを取り出してその画面で現在の時刻を確認すると、少しも気にした素振りを見せずにそう言ってくれました。
基本チンピラ丸出しの青空ならば、今の私の様に人前でお腹がペコペコでお腹を鳴らしちゃうとか恥ずかし所を見せたりしたのならば、その弱味に漬け込んで徹底的に弄り倒して来ると思ったのですが…。
「海未さん、ナニ食いたい?」
今日の青空は恥ずかし所を見せた私に対して、からかったり弄り倒して来たりせずに、何処が優しさを感じさせる声色で何を食べたい?と聞いて来ます。
何時もの青空とちょっと違う青空。
でもそんな何時もとはちょっと違う青空も悪くはありません。
むしろ何時ものチンピラ丸出しの粗暴な振りをしている青空よりも、何処か自然な感じで好感が持てます。
何時もこうなら良いのに…。
そうすれば私も素直に青空に………素直に青空に?
私は…素直に青空に……ナニを…伝えると言うのですか?
「海未さん?」
「えっ?あ、はい!お昼ご飯ですね!」
私はナニを考えていたんでしょうか…。
ナニか…とても決定的な事を考えていた気が…。
その先に進めば、もう今の私には戻れ無い…そんな決定的な事を…。
私が私ではなくなる。
私が……変わる…そんな事を…。
「さっきからなんかボーッとしてるけど、もしかしてどっか具合悪いとか?」
「いえ、そんな事はありません…ありませんが…。」
怖い。
変わるのは…とても怖い…。
ナニが変わるのが怖い?
それはきっと今のこの関係。
私と青空の今の気安い関係が変わってしまうのが……私は酷く、怖い。
でも、変わりたい。
今の私と青空のこの気安い関係から、もっともっともっともっと彼の近くで寄り添い合える…そんな関係に。
私は変わりたい。
でも私は変わるのが怖い。
けど私は変わりたい。
そして彼の側へ…いえ、隣へ。
そう…彼の隣で、何時までも、何処までも、一緒に…。
あの空の果てまでも。
あの海の彼方までも。
ずっと、ずっと、ずっと、貴方とずっと一緒に。
あぁ…そうか…。
この気持ちはきっと………。
自問自答の末、私は気付いてしまいました。
私は…園田 海未は……彼の事が…鳴神 青空の事が………
好きだと言う事を。
自問自答の末に今の自分の気持ちに気付いても、人は生きている限りお腹が減ります。
なので取り敢えず私達は近場のファミリーレストランでお昼ご飯を食べる事にしました。
私が頼んだのはチーズハンバーグのランチセット。
青空が頼んだのはエビフライのランチセット。
ここのファミリーレストランのランチセットはドリンクバーも付いて来るのでお得なんですよ♪
まぁドリンクバーがほとんど炭酸系のジュースなのが残念ではありますが。
そんなワケで、私と青空は運ばれて来たそれぞれのメニューに舌鼓を打ちながらお昼ご飯を堪能しました。
もぐもぐもぐもぐと食べながら、時には他愛もない話をしつつ、私は青空とのお昼ご飯を楽しみます。
自分の気持ちに気付いた今、私はこんな青空との穏やかな時間がとてもとても愛おしく感じてしまいます。
好きな人との穏やかな一時…実に良いものですね。
やがて…
「ご馳走さまでした♪」
「ごちそうさまでした。」
それぞれが注文したメニューを綺麗に平らげてご馳走さまでしたをします。
食前と食後のいただきますとご馳走さまがちゃんと出来ない子はダメダメですよね?
その点、青空はちゃんとご馳走さまを出来たのでとても良い子です♪
なーんて目の前の本人に言ったりしたら、また照れ隠しで暴れちゃいそうですけど♪
うふふふ♪良い子扱いされて照れ隠しで暴れちゃうとか青空ったらほんと可愛いんですから♪
そんな可愛い所も堪らなく愛おしいんですよね~♪
あぁー!もう!今すぐ頭をなでなでして良い子良い子してギュッ!っと抱き締めてあげたいです!
そして現在進行形で鼻から愛が溢れそうで困っちゃいます!!!
ごほん。
失礼、私とした事が溢れ出しそうな愛に振り回されて思わずちょっと惚気ちゃいましたね。
そんな内心では惚気全開気味な私のご馳走さま♪に合わせる様にご馳走さまをした青空でしたが、ファミリーレストランのランチセットだけでは食べ盛りの男子高校生である彼にはちょっと物足りなさそうですね。
私に合わせずにもう少し何か注文しても良いのですが…。
「青空には少し足りなかったのではありませんか?」
私はストローでコップの中のコーラの残りを飲んでいた青空へとそう声を掛けます。
そうすると青空は…
「ん。まぁちょっと足んないってのが正直なトコだけど…」
ストローから口を話してそう答えて来ました。
だけど…何なのでしょうか?
「だけど?」
私が言葉の続きを促すと…
「デートの昼飯で腹一杯喰うアホはダメだろ?」
青空は何処か楽しそうな、それでいて悪戯を楽しむ子供の様な表情をその顔に浮かべながら、そんな事を言って来たんです!
「デ、デ、デ、デ、デ!デーーート!?」
今!デートって言いましたよ!デートって!
「可愛い女の子と野郎が連れ立って買い物したり飯食ったり…これって普通はデートってヤツだろ?」
それは……確かにそうですね…。
男女が二人で一緒にお買い物して、二人で一緒ご飯を食べて…。
世間一般で言えばこれはもう立派なデートですよね?
デートをしていると言う事はこれはもうあれですよね!既成事実と言うヤツ何ですよね!!!
そう!既成事実なんですよ!既成事実!!!
既成事実…と言う事は、既成な事実と言う事でつまりは私達は近い未来に既成事実のお陰で席を入れて結婚するって事ですよね!
そうとなれば私はここで一人の乙女して決断しなければいけません!
えっ?ナニを決断するのか?ですか?
そんなの…決まっています!!!
基本的には一生で一度!結婚式と言う全ての乙女が憧れる晴れの舞台で着る為の衣装についてです!!!
白無垢が良いか…それともウェディングドレスが良いか…!
白無垢もウェディングドレスもどちらも非常に甲乙付けがたい!
と、言うワケなのでここは旦那様とじっくり相談して決めなければですね♪
あ♪皆さん♪今の聞きましたか?私ったら自然に青空の事を旦那様って言っちゃってましたよ♪
皆さんがご覧なっている中で旦那様だなんて…我ながらこれは中々に恥ずかしいですね…♪
ですが旦那様ですか…ぐふふふ♪
恥ずかしくもありますが…同時に実に良い!素晴らしい!すぱしーばです!
あぁ!もう!今日はなーーーーんて良い日なんでしょうか♪お盆とお正月とクリスマスとお誕生日が徒党を組んで一緒に襲い掛かって来た的な圧倒的な幸せ感!言わば“今が最高(byぼくひか)♪”ですよね!我が人生に一片の悔い無し!ですよね!っと、そんな事は取り敢えずは置いておいて、早速旦那様…もとい青空に白無垢とウェディングドレスのどちらが良いかを聞いてみましょう!
善は急げ!ですよ!!!
「不束者ですがどうか末長くよろしくお願いいたします♪ところで式はどうしましょうか?白無垢での神前式にしましょうか?あぁ…でも乙女としてはやはり純白のウェディングドレスも人生で一度は着てみたいですね♪ですが白無垢も捨てがたい…。むむ。これは困りましたね♪困っちゃいましたね♪青空は白無垢とウェディングドレスのどちらが良いと思いますか?あぁ!勿論、青空が白無垢やウェディングドレスを着るワケではありませんからね♪着るのは勿論、わ♪た♪し♪ですっ♪えぇ!もうそりゃ着ちゃいますよ!白無垢でもウェディングドレスでも!あ♪ちなみにうちのお母様は白無垢だったそうです♪一応は由緒正しい日本舞踊の家元あーんど最近では怪しい古武術と言われている護国の剣士の家系としては白無垢での神前式以外の選択肢はなかったのでしょうね。ですが青空がウェディングドレスの方が良いと言うのでしたら園田の家の仕来たりなんて斬り殺してでも私はウェディングドレスを着ちゃいますからご安心を♪さぁ!青空!選んで下さい!白無垢か!ウェディングドレスか!さぁ!さぁさぁぁ!さぁ!!!」
「いや、なんでこれってデートじゃね?って話から白無垢だのウェディングドレスだのの話になってんのさ?」
「え?」
「え?」
…………………いやん♪余りにも愛が溢れ出してしまって色々と先走っちゃいました♪
てへ♪
「と、ところで!青空はどーしてエビフライセットを注文したのですか!?」
ここは私のちょっと恥ずかしい先走りの失敗を誤魔化す為にも話の腰をバッサリと切断して話題転換ですよ!
と、言う事で、私はかなり無理矢理気味ではありますが、青空が先程まで食べていたお昼ご飯のエビフライセットの話を振ることにしました。
白無垢orウェディングドレス云々を誤魔化す為の適当な質問ではありましたが、青空がエビフライセットを注文した事に対してちょっとだけ私が疑問に思っていた事は事実なんです。
育ち盛りで食べ盛りな男子高校生ならば、普通はガッツリと行けちゃうお肉メニューを注文するのが定番なのではないのでしょうか?
そんな私の疑問を踏まえつつ質問したどうしてエビフライセットだったのか?と言う問いに対して青空が答えた内容は…
「(なーんか海未さん。今の結婚式云々ってヤツを激しく誤魔化したいっぽいからそっちのコトはスルーしとくか…)あー、エビってなんか見た目がちょっとだけザリガニっぽいからなんかたまに食いたくなるんだよな。味は全然違うけどさ。」
と言う、なんと言いますか、実に返答に困る答えでした。
いや、ザリガニって…。
あぁ、そう言えば…以前に聞いた話のですが、青空は幼少時に親戚中をたらい回しにされており、その時に満足にご飯を与えて貰えない事もあったとかで、動物性たんぱく質を補給する為にザリガニを捕獲して下処理して食べていた…とか。
詳しくは東條希生誕祭特別編をご覧下さい♪
本編では決して見られないロリ時代のコイツ、誰や?と思ってしまうまだ純粋だった頃の東條先輩と謎の少年…まぁぶっちゃけ幼少時の青空なのですが…の淡い恋物語的なナニかが繰り広げられているかもしれませんから♪
と、宣伝はここまでにしておいて…今の話を聞いていて、私にはちょっと気になる事があるのですよ。
私が気になった事、それは…
「あの……ザリガニって…美味しいのですか?」
と、言う事でした。
ザリガニ…中でもアメリカザリガニは食用として輸入されたと言う事なので、基本的には食べれるのは知ってはいますが、普通は食べる機会なんてまずはありません。
そんなザリガニが美味しいのかどうか?
ちょっとだけ気になっちゃったんです。
いえ、勿論ですが美味しいと答えが返って来ても、私はザリガニを捕まえてまで食べるつもりなんて微塵もありませよ?
ただの純粋な興味からの質問です。
さて、そんな私の質問に対して、青空の答えはと言うと…
「あー、うん。俺はうまいと思うぞ?まぁあくまでも俺は、だけど。世間一般だと多分エビの方がうまいって思うんじゃねぇーの?」
と、言う物でした。
ザリガニって美味しんですね…。
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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どうかお気軽にお声掛け下さい。