ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

欲しいガンプラが何処にも売られておらず絶望中のQooオレンジでございます。
まだ買ってなかった30mmのシエルノヴァでも買おうかなぁ…。




今回も海未さん主役の第10話となります。
バトルスタートです。













それでは 第10話「青の理由」そのろく 始まります。

















第10話「青の理由」そのろく

伝説のガンプラ刀鍛冶“天州庵 珍幻斉”が鍛え上げたガンプラ用1/144サイズ妖刀“嫁切丸”。

 

その美しさに惚れ込んだ私は青空とタッグを組んで、早速とばかりにイベントの参加登録を済ませました。

 

そしてサクサクと出撃登録を行い、指定された筐体へと乗り込むと、愛機であるジム・スナイパーⅡ(高機動パック装備♪)の出撃準備を進めます。

 

指定されたガンプラバトルシミュレーターの筐体へと乗り込みサブコンソールをポチポチとしながら出撃準備を進めていると、コクピットのスピーカーから実況のお姉さんの甲高い声が響いて来ました。

 

その内容は本日のバトルの景品である妖刀“嫁切丸”の謂れについてでした。

 

『さぁ~て!参加者の全員の出撃準備が整うまでもうちょっと時間が掛かるっぽいんで、ここで本日の目玉景品!伝説のガンプラ刀鍛冶“天州庵 珍幻斉”が鍛え上げた至高の逸品!妖刀“嫁切丸”についてちょーーーっとだけ説明しちゃいますよ!この嫁切丸!その謂れはズバリ!息子を溺愛しまくっていた母親が嫁から息子を取り返す為にこの刀で嫁を斬殺してしまった!かもしれない何ともまぁいわく付きかもしれない刀なんです!怖いですねー!ホラーですねー!恐ろしいですねー!まぁこの謂れはただのフレーバーテキストなんで実際にはそんな斬殺事件は無いんですけどねー。と、まぁそんな謂れのあるかもしれないこの妖刀“嫁切丸”!怪しくも美しいこの刀を手にするのは一体誰か!!!どーやら参加者全員の出撃準備が整ったぽいんで、そろそろバトルスタートのお時間です!!!それでは!ガンプラベース週末限定イベント!チキチキ!嫁切丸争奪ポイント制タッグバトルロイヤルの始まりぃ始まりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!』

 

姑が嫁から息子を取り戻す為に斬殺…何とも恐ろしい謂れがあるのですね…と、思ったら、実はそんな謂れがあるかもしれない?なだけで、本当は謂れなんてこれっぽっち無いと言う何ともまぁアレな展開でした。

 

冷静に考えたらいくら本当の製法と材料で造られているからといっても、ガンプラ用の刀で人を斬り殺すとかただのお姑さんには無理ですよね?

 

まぁ私なら多分ガンプラ用の刀で人を斬り殺すくらいなら出来ると思いますが。

 

嫁切丸を手に入れたらちょっと試してみましょうか?

 

斬り捨てても構わない変態なら音ノ木坂に掃いて捨てる程おりますから♪

 

なーんて、勿論冗談ですよ?冗談?

 

多分。

 

さて、出撃準備も無事に完了しました。

 

それでは今日も張り切って行ってみましょう!

 

「園田 海未!ジム・スナイパーⅡ(高機動パック装備♪)!いざ尋常に参ります!!!」

 

出撃可能を告げる青いランプが灯るや否や、私はスラスターのスロットルを全開にして発信口を目指して駆け抜けます。

 

私が出撃すると同時に…

 

[[ザク・リヴァイブ!鳴神 青空!行くぞ!オラァァァァァァァ!!!!!]]

 

今回タッグを組む相棒である青空も、相変わらずチンピラ丸出しの掛け声と共に出撃して来ました。

 

発信口をくぐり抜けると、そこには本日のバトルフィールドである宇宙空間が広がっています。

 

私と同じ様に発信口をくぐり抜け終えた青空のザク・リヴァイブは、すぐにバックパックの大型スラスターを一度大きく噴射させて機体を加速させると、やや先行していた私のジム・スナイパーⅡ(高機動パック装備♪)の右横へとやって来ました。

 

そしてザク・リヴァイブの左手で私のジム・スナイパーⅡ(高機動パック装備♪)の右肩を掴みます。

 

これはお肌のふれあい通信の為ですね。

 

私のその予想は大正解♪

 

青空のザク・リヴァイブの左手が私のジム・スナイパーⅡ(高機動パック装備♪)の右肩を掴むと、すぐに青空から通信が入りました。

 

[[で?一応は聞いとくけど、今日はどーする?いつも通り俺が前衛で海未さんが後衛でいいのか?それとも海未さんも前に出て前衛2枚とか?]]

 

通信の内容は本日のバトルでの布陣。

 

青空は前衛、私が後衛の“μ's”でガンプラバトルをする時の様にいつも通りの布陣にするか、私も青空と共に前に出て前衛を二枚にするか…と言う内容でした。

 

「そうですね…」

 

私も前に出て前衛二枚でポイントを荒稼ぎする…と言うのも悪くはありませんが、私のガンプラバトルの腕前では余り調子に乗って前に出過ぎると撃墜されてしまう恐れがあります。

 

護国を司る園田の家の者として刀を使った近接戦闘では早々遅れを取るつもりは微塵もありませんが、前に出た所を遠距離から高火力で攻撃されたりしたら簡単に撃墜されてしまう…なんて事も十分にあり得ます。

 

青空ならば遠距離高火力攻撃の標的にされても“soar”を使って簡単に避けてしまえるのでしょうが…。

 

となると…

 

「布陣はいつも通りで行きます。青空が前衛、私が後衛です。」

 

これが最善策ですね。

 

最も乱戦等の状況によっては私も前に出て青空と共に刀を振るうつもりです。

 

乱戦に巻き込まれたら狙撃だなんて悠長な事をやっている暇はありませんからね。

 

[[おうよ!んじゃ援護は任せるぞ!]]

 

「はい♪まるっとお任せ下さい♪」

 

本日の布陣の相談をしながらもそれぞれの機体をバトルフィールドの中央へ向けて前進させ続けていると、私のジム・スナイパーⅡ(高機動パック装備♪)のコクピットにピコン♪っとアラートが鳴りました。

 

それは敵機がこちらの索敵圏内へと侵入して来た事を知らせる警戒アラート。

 

チラリとサブモニターの広域レーダーを見ると、三時方向から二機の敵機がこちらへと向かって進んで来ているのが確認出来ました。

 

私のほぼ素組のジム・スナイパーⅡ(高機動パック装備♪)が敵機の接近を感知したと言う事は…

 

≪マスター、三時方向より敵機が接近中です。数は2。接敵まで60秒と言った所でしょうか?≫

 

勿論、フルカスタマイズされている青空のザク・リヴァイブでも敵機の接近を感知している…と言う事です。

 

未だに繋がったままの通信の向こう側では、青空の相棒である電子精霊のアイリが主である青空へと敵機の接近を告げていました。

 

[[早速お出ましってか?ならサクッと片付けて来るとしますか!]]

 

≪サクッと片付けるのはよろしいのですが、所詮は雑魚と油断しまくって逆にサクッと片付けられてしまわない様にくれぐれもご注意を。≫

 

[[へいへい。精々気を付けるよ!海未さん!]]

 

「はい!行きましょう!!!」

 

私が青空の声に応えると同時に、ザク・リヴァイブの左手が私のジム・スナイパーⅡ(高機動パック装備♪)の右肩から離れて行きました。

 

そして…

 

≪では早速…ready?≫

 

[[おうよ!“Accel”!!!]]

 

青空のザク・リヴァイブは周囲にドン!と言う爆発音にも似た音を響かせながら、単発の“soar”を発動させて一気に接近中の敵機へ向けて駆け抜けて行きました。

 

“soar”の発動と同時に私もサブコンソールを操作して、ジム・スナイパーⅡ(高機動パック装備♪)の頭部にスコープバイザーを展開させます。

 

カシャッ!と言う音と共に頭部のメインカメラに被さる様にスコープバイザーが展開されると、コクピット正面のメインモニターに狙撃用の望遠モニターが表示されます。

 

望遠モニターの向こう側では、単発の“soar”で一気に加速して行った青空のザク・リヴァイブが一機の白い一つ目MSを手にしたビームブレードで両断している光景が写し出されていました。

 

私は青空の速攻に続く為に、右手に持っている大型ビームスナイパーライフルを構えて、もう一機の赤い一つ目のMSへと素早く狙いを付けます。

 

そして…

 

「一射一倒!墜ちなさい!!!」

 

トリガーを引き絞ります。

 

大型ビームスナイパーライフルの銃口から放たれた黄色の閃光は、まさに光の速さで標的へと突き進んで行きました。

 

私のジム・スナイパーⅡ(高機動パック装備♪)が放ったビームの接近に気付いた赤い一つ目のMSも慌てて回避行動に入ろうとした様でしたが時既に遅し。

 

黄色の閃光に胴体部分を貫かれて呆気なく爆発四散しまいました。

 

[[まずは2機撃墜、だな。]]

 

「ですね♪」

 

幸先の良いスタートですね♪

 

そう言えば…

 

「私達が撃墜したあの一つ目の敵機は何と言う名前のMSだったのですか?」

 

先程撃墜した二機の一つ目のMSは残念ながら私の知らないMSでした。

 

後学の為にも何と言う名前のMSだったのか聞いて是非とも教えて欲しいものです。

 

[[俺が墜とした方がザクファントムで、海未さんがぶち抜いた方が素組のガナー・ザクウォリアーだな。]]

 

「ザク…なのですか?」

 

[[おう。ザクだザク。]]

 

ザク…青空の使っているMSもザク…何ですよね?

 

でも青空のザクとはかなり形状が違っていた様に思えます。

 

同じザクでも随分と違うモノなんだなぁ…と思っていると、青空が先程のザクについて補足で説明をしてくれました。

 

[[海未さん、ザクなのに俺の使ってる宇宙世紀系のザクとはかなり違うな?って思ったろ?違ってて当たり前。今のザクって言ってもSEED DESTINYに出て来たザフトのザクなんだよ。]]

 

「ザフトのザク…ですか?」

 

[[そ。まぁそこら辺はSEEDと続編のDESTINYを観ればわかると思うから、後で観とくと良いよ。]]

 

SEEDと言うのは機動戦士ガンダムSEEDですよね?

 

穂乃果が使っているストライクガンダムが主人公機の。

 

そのガンダムSEEDと続編を観れば、今のザクが青空のザクとは違うザクだと言う事がわかるのですね。

 

「わかりました。後程視聴してみます。」

 

[[おう。んじゃサクッと次に行っとくとしますか!]]

 

「はい!」

 

ガンダム…やはり奥が深いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青空の使う宇宙世紀のザクとは違うザクを危なげ無く撃墜した私達は、再びバトルフィールド中央を目指して進軍を再開しました。

 

青空のザク・リヴァイブと足並みを揃えて暫く進んで行くと、やがて多数のMSが入り乱れて争う戦闘宙域が見えて来たのです。

 

そんな多数のMSが入り乱れる戦場から、二機のMSが私達の方へと向かって来ました。

 

[[獅電が二機か!海未さん!聞こえてるな!アイツらはどっちも鉄血系の機体だ!ビームが効かねぇから気を付けろ!]]

 

「ビームが効かない?よくわかりませんがわかりました!ならば直接叩き斬るまでです!」

 

[[叩き斬るって…まぁリアルブシドーの海未さんならヤれんのか。怖っ!とにかく!片方は俺が片付ける!もう1機の方をヤれるんならヤっちまってくれ!]]

 

「了解です!」

 

青空の説明ではどうやらこちらへと向かって来ているあの二機の小豆色をしたMSにはビーム兵器での攻撃が効かない様です。

 

ビームが効かないならばただただ斬り捨てれば良いだけです♪

 

実に簡単な理屈ですね♪

 

そうこうしている内に先行していた青空が二機の小豆色のMSの内の1機と戦闘状態に入りました。

 

小豆色のMSの内の1機は左手のシールドを機体前面に構えながら、右手に持ったまるでバットの様な形の殴打武器を青空のザク・リヴァイブへと振り下ろします。

 

青空はその攻撃をザク・リヴァイブの半身を反らす様にして回避すると、振り下ろされた小豆色のMSの右手部分を蹴り上げる様に痛烈な一撃を放ったのでした。

 

青空のザク・リヴァイブの蹴り上げによって、小豆色のMSは右手に持っていたバットの様な殴打武器を堪らず手放してしまいました。

 

青空はそこからザク・リヴァイブの両肩のアクティブスラスターを細かく動かして、ヌルリと小豆色のMSの背面へと回ると、左腕を首の前へと回して右腕でその左腕を固定して裸絞め…所謂スリーパーホールドの体制へ入ります。

 

そして…

 

[[鉄血系はビームが効かねぇーから面倒ったらありゃしねぇーなぁ!!!]]

 

そのまま小豆色のMSの首を捻る様にもぎ取ってしまったのでした。

 

さらには…

 

[[コイツはオマケだ!貰っとけ!!!]]

 

腰のサイドアーマーからハンドグレネードを一つ取り出して、もぎ取った首の胴体側の付け根部分へと強引に捩じ込んでしまったのです。

 

そして小豆色のMSの背中をザク・リヴァイブの右の足裏で蹴りつけて距離を取ると…

 

[[たまーやー!ってなぁ!]]

 

首の付け根に捩じ込まれたハンドグレネードが盛大に爆発し、あっという間に青空が相手をしていた小豆色のMSは撃墜されてしまいました。

 

≪面倒だからと言って組み付いて頭をもぎ取って内部構造へ直接グレネードをねじ込んで爆発させると言うのも随分とまぁ乱暴な手段ですね?≫

 

[[ハッ!殺れれば乱暴だろーがなんだろーがどーでもいいだろ!]]

 

≪やれやれですね。≫

 

今の一連の戦闘…アイリは乱暴の一言で片付けてしまいましたが、バットの様な殴打武器の振り下ろし攻撃を回避してからの流れは実に理に叶ったモノだと私はそう思いました。

 

先程の戦闘を見るに、青空は何気に素手での格闘戦…それも関節技も得意なのですね。

 

剣戟もかなりの腕前ですし。

 

射撃の腕前もかなりの腕前ですよね?

 

流石は元ガンプラバトル世界大会優勝者…と言った所でしょうか。

 

おっと。

 

今は戦闘中。

 

感心している場合ではありませんでしたね。

 

それでは私も残ったもう一機の小豆色のMSを手早く片付けるとしましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。


プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。




次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。



皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。
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