ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
今さら空の軌跡FCを始めたQooオレンジでございます。
今回も本編11話となります。
バトルの反省回。
そしてバトルに参加していなかった面々が作ったお昼ごはんは…?
それでは 第11話「NICO's Boot Camp」そのろく 始まります。
西木野家所有の“南の島”に着いて早々に行われたソラ、にこ、私の“μ's”ベテランチームと、園田さん、高坂さん、西木野さん、星空さんの“μ's”初心者+αチームとの素組のザクⅡを使用した同機種対戦。
結果はまぁ当然だけど、私たち“μ's”ベテランチームの勝利に終わったわ。
そんな素組のザクⅡを使用した同機種対戦を終えて西木野さんの“南の島”の大豪邸の地下に設置されたガンプラバトルシミュレーターの筐体から出た私たちは、みんなで建物の1階にある食堂っぽい場所へとやって来たわ。
「ほら!そこ!騒いでないでさっさと席に着く!そう!それで良いの!はい!それじゃさっきのバトルの反省会!始めるわよ!」
そして部屋の中央に置かれた大きなテーブルの席にそれぞれが着くのを見計らって、にこ主導で先程の同機種対戦の反省会が行われるコトになったの。
「まずは…そうね…。何にも考えてないそこのアホ1号の穂乃果!アンタは今のバトルでナニか思ったコトや感じたコトは無い?」
「穂乃果?えーっと…うーんと…あのね?気のせいかなぁーって思うんだけど、なんかさっきのバトルの絵里先輩って、穂乃果が思ってたよりも強くなかったかな?って。あ!あとにこちゃん先輩!穂乃果はアホじゃないからね!そこはてーせーしてごめんなさいをよーきゅーするよ!」
司会(?)のにこに促されてまず始めに発言したのは“μ's”のアホ1号こと高坂さん。
その高坂さんは少し考える素振りを見せた後におもむろに口に出したのは、今日のバトルで自身と対戦した私…つまりは絢瀬 絵里が、今日は思ってたよりも強くなかったってコトだったわ。
「にゃ?ナニ言ってやがんにゃ?このおアホさんは?せーとかいちょーさんが思ってたよりも強くなかったとか言っといてしっかりと負けてるじゃねーかにゃ。」
「うん。確かに穂乃果が負けたコトには負けたんだけど、でもいつも絵里先輩がトールギス・ヴァルキュリアを使ってる時よりもなんかびみょーに弱かったよーな気がしたんだよね?頑張れば穂乃果でも勝てたかも?とか思えちゃうくらいに。」
「あのねぇ…穂乃果先輩は勝てたかも?って思えるくらいに弱かったって言うけど、フルカスタマイズされたガチムチの超防御特化突撃機に比べたら、さっきのただの素組のザクⅡなんか弱いに決まってるじゃない。」
「そーなんだけど…むぅ…。なんて言えばいいんだろ…言葉にするのが難しいなぁ…。」
高坂さんの言葉に星空さんと西木野さんがそれぞれ異を唱えているけど、高坂さんはその言葉にドコか納得いかないって表情をしているわ。
でも実は今回は高坂さんが思ったコトは正解なのよね。
私って基本的にトールギス・ヴァルキュリアを使えばソラやにこに引けを取らないくらいには強い方だとは思うけど、素組のガンプラだとハッキリ言ってソコまで強くはないから。
私のファイターとしての特性は愛機であるトールギス・ヴァルキュリア…つまりは超防御特化の突撃機を使うコトで十全に発揮されちゃうのよ。
それ以外だと割りと残念な子になっちゃうのよね。
そんな素組のガンプラを使っていた残念な子状態だった今日の私と直接戦った高坂さんは、本能的にか直感的にかは知らないけどそれを理解したんでしょうね。
でもほら?高坂さんって“μ's”で…いえ、音ノ木坂でも1・2を争う程度には頭がアレだから、その事を言葉にしてみんなに説明出来ないでいるのよ。
やっぱり高坂さんはもう少しお勉強も頑張らないとダメね。
って言うか、今のままの高坂さんだと留年が笑えないレベルで現実的過ぎるのよね。
良くもまぁ2年生に進級出来たわね…って思うわ。
やっぱりアレかしら?
南さんがお母様である理事長に掛け合って、高坂さんの留年を回避して進級させた的な?
あの理事長なら有り得なくは無いのよねぇ…。
「これは…ですが…いえ…やはり…。」
高坂さんが自身の言葉を否定する星空さんと西木野さんに対してどう説明すればいいのか頭を悩ませているその傍らでは、園田さんが西木野さんが事前に用意してくれていたノートバソコンで、先程の私たちの同機種対戦の動画を黙って見ていたわ。
多分だけど、園田さんが今見ているのは私と高坂さんとのバトルの動画でしょうね。
頭の回転が早い園田さんならきっと、さっきの私と高坂さんとのバトルを見れば高坂さんが言いたいコトがわかるんじゃないかしら?
「あー、海未さん。ヒントはファイターとしての特性だ。」
「特性?」
「そ。特性。まぁ得手不得手って言ってもいいかな?」
そして何かを考えている園田さんを見かねたソラがヒントとして“特性”って言葉を園田さんへと伝えていたわ。
ソラはさらに続ける様に“得手不得手”という言葉を口に出したの。
「“得手不得手”……得意な事と不得意な事…。」
ソラからヒントを貰った園田さんの頭の中では色々な要素がまるでパズルのピースがカチリと噛み合わさるかの様にハマり始めてるんでしょうね。
「絢瀬先輩は…その…ご自身のガンプラでなければ何時もの様な圧倒的な強さを発揮出来ない…のですか?」
そして園田さんが思案の果てに行き着いた答えはまさしく大正解。
おずおずと、ドコか遠慮がちに、園田さんはその行き着いた答えを口に出したわ。
「えぇ。園田さんの考える通り私のファイターとしての特性は“防御”、それと“突撃”。装甲が薄い素組のガンプラじゃその特性は活かせないのよ。今日はマトモに攻撃を受けたらすぐに穴が空いちゃう様な素組のガンプラを使っていたから色々とムダな動きが多くて残念な子状態だったのよね。」
えりーちか、攻撃を掻い潜って接近して…なんてコトは普段はしないもん。
いつもは盾を構えて相手の攻撃なんて気にしないで槍を突き刺すまで突撃を繰り返すだけだもん♪
あれ?それはそれで割りと残念な子な様な…?
「その残念な子状態な絵里さんに真っ向から挑んで負けやがったさらに残念な子もいるけどな。」
「アレ?それってもしかして穂乃果のコト?」
「もしかしなくてもアンタのコトよ。」
「うぎゃ!そら君とにこちゃん先輩がひどい!」
私が実は普段も割りと残念な子なんじゃないか?と悩んでいると、ソラとにこが高坂さんを楽しそうに弄っていたわ。
えりーちか的には弄るなら物理的に、それもかなりハードに弄って欲しいわ♪とか、さっきまでのえりーちか普段も残念な子疑惑で悩んでいたのもすっかりと忘れてそんなまったく関係の無いコトを思っちゃったのよ。
だって仕方ないじゃない。
えりーちか、基本にハードに責められるのが大好きなんだもん♪
「絢瀬先輩が自身の愛機を使わなければ残念な子…あっ!」
そして私がハードに責められたいの♪とか考えていた間に、“得手不得手”というヒントから答えにたどり着いた園田さんは、ソコからさらにナニかに気付いちゃったみたい。
思わず“あっ!”って声を出していたわ。
「今回の同機種対戦で先に狙うべきはにこ先輩ではなく…」
「そ♪今日の同機種対戦。“大銀河宇宙No.1超絶天才美少女スクールファイターのにこにーサマが率いるにこにーサマとその他2名チーム”のアキレス腱は絵里だったのよ♪まずは素組で残念な子状態の絵里を2人がかりで遠距離から射撃オンリーで削り倒す…ってのが今回アンタたちに唯一示されていた勝ち筋だったってワケ。」
「それなのに私は普段の態度が余りにも残念な子であるにこ先輩から狙ってしまった…人の見た目で判断してまい痛い目に合ってしまったのですね。」
「うぉい待てこのバカブシドー!普段の態度が残念な子ってナニよ!」
「“大銀河宇宙No.1超絶天才美少女スクールファイターのにこにーサマ率いるにこにーサマとその他2名チーム”なんてアホなチーム名を付けてる辺りが残念な子なんじゃねーかにゃ?」
「ってか今日の俺らのチーム名ってそんなクソ痛ぇクソな名前だったのかよ。」
「あ"ぁ"?お"い!バカソラァァァァ!!!この“大銀河宇宙No.1超絶天才美少女スクールファイターにこにーサマが率いるにこにーサマとその他2名チーム”って今世紀始まって以来の画期的なチーム名のドコがクソ痛いってのよ!!!」
「イヤ、最初から最後まで余すコトなくまるっと全部。」
「うにゃ。即死レベルで痛すぎだにゃ。」
「天才外科医でも手が施せない程度には痛いわね。」
「んな!?ぐぬぬぬぬっ!う、うっさい!バカソラ!バカネコ!バカセレブ!!!合わせて3バカ!!!痛くて結構!痛い子は強いのよ!ってかバカネコとバカセレブの2人はアンタ曰くその痛いチーム名の私たちに負けたのよ!アンタたちの方がよっぽど痛いでしょーが!」
「凛はガンプラバトルのビギナーだにゃ。」
「私もガンプラバトルの初心者だもん。」
「「負けて当然(よ)だにゃ。」」
「うぉい!!!都合のいい時だけ初心者ヅラすんな!!!」
グダグダね。
まぁいつも通りなんだけど。
「それで?今日のバトル、園田さんの総評は?」
にこが星空さんと西木野さんを相手にグダグダ空間を展開させちゃったから、私はお話を先に進める為に仕方なく園田さんへと声を掛けたわ。
「己の中の殺意に従って忌々しい以下略な生徒会長から殺しに掛かっていれば良かったです♪と、言うワケなので死んで下さい♪」
あ、グダグダ回避の為にお話を先に進め様としたけど、なんかこっちはこっちでグダりそう。
「ふふっ♪ふふふふっ♪素組同士ならこの忌々しい以下略な生徒会長を割りと簡単にヤれるだなんて…何て素晴らしい発見なんでしょうか♪さぁ♪あ♪や♪せ♪セン♪パイ♪すぐにもう一戦と参りましょう♪もちろん素組同士で♪しかも射撃武装オンリーの機体を使って♪そうすれば…そうすれば……うふふふふふふふふふっ♪」
射撃武装オンリーの素組同機種対戦かぁ…。
そうなったらそうなったで、えりーちかは使い道の無いライフルをこん棒代わりにして殴りに行くしかないわね。
ライフルをこん棒みたいに使ったら暴発しちゃうかも?なんてコトは気にしない♪気にしない♪
そんな感じで反省会が一転、いつものグダグダ空間になっちゃっていると…
「はぁ~い♪みんなぁ~♪お待たせ~♪ことりちゃんお手製のお昼ご飯だよ~♪」
私たちがグダっていた部屋のドアが無造作に開いて、ソコから南さんが料理が乗せられているであろうカートを押しながら入って来たわ。
「はひ!炊きたてほかほかの真っ白ご飯もありますよ!」
「おうどんさんもあるよ~♪」
南さんに続く様に部屋に入って来たのは小泉さんと希の2人。
その2人もそれぞれカートを押して部屋に入って来たわ。
「お昼ごはん!穂乃果!お腹減った!」
3人の登場に真っ先に反応したのは高坂さんだったわ。
「そう言やぁ腹減ったな。」
「ですね。腹ごしらえは戦の基本。忌々しい以下略な生徒会長の討伐戦は昼食の後にしましょう♪」
こうして反省会と言う名のグダグダ空間は閉じられ、みんなでお昼ご飯をいただくコトになったの。
ちなみにさっきまでの同機種対戦に南さんと小泉さん、希の3人が参加していなかったのは、お昼ご飯を作る為だったのよ。
本当は西木野さんのお家のメイドさんに頼めば楽チンだったんだけど、せっかくの合宿なんだから食事の準備やその他もろもろの家事とかも全部自分たちでやりましょ♪ってコトでメイドさんの出番は無くなっちゃったのよね。
そんなワケで同機種対戦に参加せずにお昼ご飯を用意してくれていた希たち3人。
その3人が用意してくれたお昼ご飯は…
「じゃ~ん♪ことりちゃんのお手製チーズケーキですぅ♪」
「はひ!さっきも言いましたが炊きたてほかほかの真っ白ご飯ですよ!」
「スーパーで3食分100円で売ってるうどんを使った希さんお手製のおうどんさんやよ~♪」
チーズケーキと炊きたての真っ白いご飯とうどんだったの。
「………ねぇ…。オカズは?」
テーブルに並べられたチーズケーキと白米とうどん。
それらを見たにこがポツリと呟いたわ。
“オカズは?”って。
「ちゅん?オカズですか?チーズケーキがオカズですけどナニか?ですぅ♪」
「おうどんさんにはオカズなんていらんやん♪」
………なんか雲行きが怪しくなってきたわね。
「はひ!安心してください!花陽はちゃーーーんとオカズを用意してますよ!!!」
と、思ったんだけど、今回は杞憂だったみたいね。
どうやら小泉さんがちゃんとオカズを用意してくれていたみたい。
「流石はお米の為なら苦労を厭わない花陽ですね♪危うくチーズケーキをオカズに白米とうどんを食べなければいけなくなる所でした♪」
「うにゃ。かよちんはぱーふぇくとなんだにゃ♪」
南さんのチーズケーキはオカズ発言で不穏な気配を漂わせていた私たちは、小泉さんのオカズはあります!発言でみんなあからさまにホッとした雰囲気になったわ。
「はひ!はひ!はひ!お米大好き花陽ちゃん厳選!ご飯に合う最強のオカズを用意して来ました!そんなワケで…じゃじゃじゃーーーん!です!」
小泉さんが意気揚々と取り出した“ご飯に合う最強のオカズ”。
それは…
「はひ!炊きたてほかほかの真っ白ご飯です!!!!!」
ご飯だったわ。
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
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皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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