ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

ホイコローが食べたいなQooオレンジでございます。

さて、本日は2017年度版のクリスマス特別編となります。
今回のクリスマス特別編はAqoursのずら丸こと国木田 花丸ちゃんが主役となります。
かつて“ジングルベルがとまらない”のドラマパートでお寺の娘故に?クリスマスに戦争を仕掛けようとした花丸ちゃん。
ガンプライブの世界線でも彼女はクリスマスを憎み数多の同志を率いて聖なる夜にリア獣どもに恐怖と混沌的なナニかをもたらします。たぶん。

また、今回のクリスマス特別編では地味に無印編とサンシャイン編双方の割りと大きなネタバレがこっそり仕込まれていたりします。
ネタバレにお気付きになられ、答え合わせをお望みでしたら、メッセージボックスへとご連絡下さいませ。




それではガンプライブ!サンシャイン編先行特別編 クリスマス中止のお知らせ ~マルとクリぼっちのリア獣撲滅戦線~ ① 始まります


























クリスマス中止のお知らせ ~マルとクリぼっちのリア獣撲滅戦線~ ①

「諸君!この年末の忙しい時期によくぞ集まってくれたずら!マルは今年もこうしてまた諸君等とこの戦場で共に肩を並べられる事をとーってもうれしく思うずら!マルがおじーちゃんに引き継がれてこのクリスマス中止のお知らせ軍の総司令官に着任してから早いことでもう5年ずら!諸君等は毎年まだ未熟なマルをよく支えてくれ、感謝の言葉しかないずら!ありがとうずら!さて!前置きはこのくらいにして、さっそく本題に入るずら!この場に集まってくれた諸君ならばもはや説明は不要かとは思うずらが、一応は今年の作戦目標を発表しておくずら!今年の作戦目標も例年とおんなじでリア獣どもを駆逐して奴らの守る巨大クリスマスツリーをぶっ壊す!だずら!毎年クリスマス恒例のヤジマ・コーポレーション主催!“カップル限定クリスマスバトルロイヤル大会”に参加しやがるいちゃらぶカップルどもを完膚なきまで駆逐してヤるずら!もちろん今年も奴らは特別レギュレーションのせいで素組のガンプラしか使えないずら!たがしかし!素組のガンプラしか使えない奴らとは違い!ヤジマ・コーポレーションとの極秘協定を結んでいるマル達クリスマス中止のお知らせ軍はハイ・モックならば何でも使っていいルールずら!そうずら!ハイ・モックなら何でもいいずら!例えそれが改造してあっても!PGまでサイズアップしていても!モビルアーマー化していても!ハイ・モックが素体ならば何でもいいずら!諸君等は今日!この日のために!リア獣どもを噛み殺す己の分身となるハイ・モックを鍛え上げてきたずらか?刃の用意は十分ずらか?銃器の用意は十分ずらか?奴らを屠るための牙は!爪は!十分にといできたずらか?もちろんずらまーる将軍ことマルはクリスマスを謳歌するリア獣どもを駆逐するために寝る間を惜しんでマル専用のハイ・モック!“ズラ・モック改”を用意してきたずら!毎日すっごく眠かったけどマルは頑張ったずら!授業中に居眠りして頑張ったずら!そうずら!全てはクリスマスを謳歌するリア獣どもを駆逐するためずら!クリスマスなんて嫌いずら!お寺の娘だからクリスマスにケーキが食べれないクリスマスなんて…お寺の娘だからプレゼントを貰えないクリスマスなんて……クリスマスなんて………マルは嫌いずらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!さぁ!諸君!魂の叫びとともに!今年もリア獣どもを血の海に沈めてヤるずら!リア獣どもには死を!性夜に裁きを!チ[自主規制]コをもげ!マ[自主規制]コをふさげ!我れらお一人様の悲しみを!怒りを!嘆きを!その全てをリア獣どもを駆逐する糧として!奴らを不幸のドン底に陥れてヤるずらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

[[[[[[[[[[おーるはいる!ずらまーる!おーるはいる!ずらまーる!全ては我等がずらまーる将軍の為に!性夜に蔓延るリア獣どもをぶち殺せ!我等は栄光あるクリスマス中止のお知らせ軍!我等は栄光あるクリスマス中止のお知らせ軍!殺せ!殺せ!殺せ!!!壊せ!壊せ!壊せ!!!リア獣どもに裁きの鉄槌を!リア獣どもに慈悲はいらず!あるのはただ制裁のみ!リア獣(♂)のへたれチ[自主規制]コ]は一本残らずへし折り犬のエサに!リア獣(♀)の腐れマ[自主規制]コは硬化パテで塞げ!奴らに一発たりともヤられせるな!聖夜を性夜にさせるな!奴らに知らしめろ!我等の悲しみを!我等の怒りを!我等の嘆きを!我等はクリスマス中止のお知らせ軍!!!この世の全てのカップルの敵なり!]]]]]]]]

 

「よろしい!諸君!さぁ……今年も飛びっきりの戦争をおっぱじめるずらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

[[[[[[[[[[うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!]]]]]]]]]]

 

「全機!出撃ずらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさんおはようございます!こんにちは!こんばんは!

 

マルは浦の星学院ガンプラバトル部チーム“Aqours”所属の1年生!国木田 花丸ずら!

 

読書と美味しい物とルビィちゃんとSM(する側ずら♪)が大好きなどこにでもいるごく普通の絢瀬流緊縛術の縄師な女の子ずら。

 

そんなマルのお家は内浦でお寺をやってるんだよ。

 

そうずら……お寺ずら。

 

お家がお寺だから、マルのお家ではクリスマスないずら。

 

クリスマスケーキなんて食べたことないずら。

 

サンタさんにプレゼントも貰ったことないずら。

 

マルはクリスマスはいつも一人ぼっちずら。

 

だからマルはおじーちゃんが創設した“クリスマス中止のお知らせ軍”を引き継いだずら。

 

クリスマスに一人ぼっちな沢山の仲間と一緒に。

 

マルは毎年クリスマスを謳歌するリア獣どもと戦争(ガンプラバトル)をしているずら。

 

今回のお話はそんなマルとマル率いるクリスマス中止のお知らせ軍の愛と悲しみの戦いの記録ずら。

 

今年は例年以上に大変だったずらー。

 

それもこれもあの堕天使(笑)のせいずら!

 

あの堕天使(笑)がりく君を誘いさえしなかったら…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のお話のことの始まりは、クリスマスも近付くとある放課後の教室だったずら。

 

「ずら丸は……居ないわね?」

 

居るずら。

 

マルは朝から善子ちゃんがなんかこそこそしてるから、カーテンの後ろに隠れて様子を伺ってるずら。

 

「ちょっとリク!アンタにこのヨハネ様と一緒に“カップル限定クリスマスバトルロイヤル大会”出場する栄誉を与えてあげるわ!私とアンタ!“高位精霊使い(ハイ・エレメンタラー)”の私達が二人で組んで出場すれば……この程度のバトルロイヤル大会なんて優勝は間違いなしよ!」

 

隠れて様子を伺ってるマルに気付かない善子ちゃんはなんとびっくり!いきなりガンプライブの続編のサンシャイン編の主人公なリク君にそんな事を言ってきやがったずら。

 

「カップル限定クリスマスバトルロイヤル大会ですか?別に僕は構いませんが………善子「善子じゃなくてヨハネ!ヨハネよ!!!」…ヨハネ。本当に良いのですか?この応募用紙に書かれている大会の出場条件…係員の目の前でキスをして本当にカップルである事を証明する。とありますが…。」

 

「はぁ?!係員の目の前でキスぅぅぅぅぅぅ?!」

 

「はい。キスです。」

 

「ヒギャァァァァ!!!!しょ!しょ!しょんなの!絶対にダメェェェェェェェェ!!!!キ、キ、キ、キスなんて!キスなんてそんな羨ましいこと!しょんなのルビィが許さないもん!おねーちゃんやみんなにも言いつけちゃうもん!」

 

「ちょっ!ルビィ!声が大きいわよ!ずら丸が来ちゃうわよ!」

 

もう来てるずら。

 

さっきから善子ちゃんの後ろのカーテンの裏に隠れてるずら。

 

「でも!」

 

「でももすともなし!ちょっとこのチラシを見なさい!ほら!ここよ!」

 

「ふぇ?チラシ?えーっと…うわぁ!優勝賞金がこんなに?!」

 

むっふふー。

 

マルのおじーちゃんがその昔、ヤジマ・コーポレーションを丸め込んで開催させたカップル限定クリスマスバトルロイヤル大会は、リア獣どもをおびき寄せるエサとしてかーなーり高額な賞金がかけてられているずら♪

 

どうやらこの堕天使(笑)もその賞金に引き寄せられてしまったみたいずらね。

 

「そうよ!目当てはこの優勝賞金なのよ!今度の例のアレのためにお金が必要なのはアンタもわかってるでしょ?」

 

「う、うん…。お金が必要だから千歌さん達二年生と鞠莉さんは水族館でアルバイトしてるし、ルビィもおねーちゃんと果南さんと一緒に漁に出るし…。」

 

「いつもなら鞠莉のとこの小原コンツェルンにお金を出してもらってるけど、今回は自分達で稼いだお金を使わなきゃダメだもん。いつもみたいに鞠莉の財力に頼っちゃダメなのよ。だから私も占いのアルバイトで稼ごうと思ってたんだけど…。」

 

「確かに占いのアルバイトよりもこの大会の賞金の方が遥かに割が良いですね。それで?ヨハネは人前で僕とキスなんかして本当に良いのですか?」

 

「うぐ…それは…その…恥ずかしいけど…イヤじゃないって言うか…望むところって言うか………うぅ……ヤるわよ!ヤってやるわよ!大会に出場するために仕方ないからキ、キ、キ、キスしてあげるだけなんだからね!そうよ!これもアレのためなんだから!わかったわね!わかったらヨハネと一緒にこの大会に絶対に出てもらうんだからね!」

 

「はぁ……はいはい。わかりましたよ。」

 

「はいは1回よ!おばさまもいつもいつも口を酸っぱくして言ってるんでしょ!私だって何回も注意してるわよね!いい加減にその癖を治しなさいよね!ほら!ルビィもキスしたいなら後でいくらでもすればいいんだから納得しなさいよ!」

 

「う、うん…。」

 

むぅ。

 

何だか知らないけどみんなマルに隠れてこそこそとナニかしてるずら。

 

マルだけのけ者ずら。

 

気に入らないずら。

 

実に気に入らないずら。

 

こうなったら…………ルビィちゃんを拐ってきて荒縄で縛り上げて拷問…じゃなくて尋問でもしてみよっかな?

 

ルビィちゃんなら裸にして縛り上げてお尻に鞭を2・3発“えいっ!”すれば素直になるずら♪

 

それでもダメなら真っ赤な蝋燭の出番ずら♪

 

真っ赤な蝋でドレスアップしてあげるね♪

 

でもその前にとりあえずは……ぐふふふ♪

 

堕天使(笑)狩りずら♪

 

あの堕天使(笑)は小癪にもリク君を誘ってマルが率いるクリスマス中止のお知らせ軍に挑んでくるみたいずら♪

 

善子ちゃんとリク君が自分のガンプラを使ってるなら、マルとクリスマス中止のお知らせ軍の精鋭でもけちょんけちょんにされちゃうけど、今回はレギュレーションの関係で二人とも素組のガンプラしか使えないずら♪

 

善子ちゃんはどーせ“舞い降りる堕天の翼!フリーダムガンダム!ここに降臨!”とか言って素組のフリーダムガンダムを使うはずずら。

 

※ヨハネ様の本来のガンプラはフリーダムガンダムが素体ではありません。

 

リク君は変なこだわりがあるからどーせ宇宙世紀系のザクしか使わないずら。

 

素組のフリーダムガンダムとザクが相手なら、ハイ・モックが素体でも改造ガンプラを使えるマル達の敵じゃないずら♪

 

そうずら!いくら善子ちゃんとリク君がアホみたいに強くて、バカみたいに高性能なマザーシステム直系の“アイリスタイプ”の高位電子精霊のマスターでも、素組のガンプラじゃいつもみたいに無双なんて無理ずら♪

 

みんながナニを企んでいるか知らないけど、善子ちゃんはリク君を誘ってリア獣になってカップル限定クリスマスバトルロイヤル大会に出てきやがるなら………遠慮も手加減も一切なしでぬっ殺してヤるずら。

 

ルビィちゃんを拐ってきて拷問…じゃなくて尋問するのはそれからでも遅くはないずら♪

 

くっくっくっくっ♪堕天使(笑)………覚悟してるといいずら。

 

このクリスマス中止のお知らせ軍総司令官のずらまーる将軍がお前に地獄をみせてヤるずら!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、思ってたんだけど…。

 

[[ずらまーる将軍!第3防衛ラインが何だか知りませんが素組のクセにとにかく強いフリーダムとザクの組み合わせのカップルに突破されました!]]

 

現実はそうは甘くはなかったずら。

 

マルの予想をあっさりと裏切って堕天使(笑)とリク君のコンビは素組のフリーダムガンダムとザクⅡで無双しやがってるずら。

 

それはもう見事な無双っぷりずら。

 

堕天使(笑)が素組のフリーダムガンダムで縦横無尽に飛び回ってこちらの戦線をズタズタにして、リク君の素組のザクⅡが堕天使(笑)の突撃で混乱したマル達クリスマス中止のお知らせ軍の改造ハイ・モック軍団を1機ずつ確実に墜として行ってるずら。

 

素組のガンプラならいくら相手がAqours最強の二人な堕天使(笑)とリク君のコンビでもらくしょーずら♪なんて思っていたこの前までのマルを荒縄で縛り上げて鞭でしばき倒してヤりたいずら!

 

「第4防衛ラインで迎え撃つずら!通信兵!第4防衛ラインのメタメタボリック大佐に通達を送るずら!まずは先行して突撃してくる堕天使(笑)のフリーダムガンダムを集中砲火で撃ち落とすずら!ファイターの技量は後続のザクⅡのファイターよりも、そのフリーダムガンダムの中身の堕天使(笑)の方が少しだけ下ずら!それとザクⅡには絶対に近接戦闘を仕掛けちゃダメずら!そのザクⅡはヒートホーク1本でこちらを壊滅できるだけのバカみたいな技量を持ってるずらよ!絶対に近接戦闘は避けるずら!」

 

堕天使(笑)とリク君。

 

どちらも高位電子精霊のマスターでバカみたいに強いずら。

 

この二人でどちらが厄介かって言われたら、甲乙付けがたいけどちょっとだけリク君の方が厄介ずら。

 

リク君の近接戦闘の技量は今のスクールファイターでも5本の指に入る化け物ずら。

 

その癖に片手間で超長距離狙撃とかバカみたいに高難易度の狙撃もやっちゃうずら。

 

リク君とガチでヤり合うくらいなら、まだたまにポカするあの堕天使(笑)の相手の方がマシずら。

 

だからまずは数の暴力で堕天使(笑)から片付けてヤるずら!

 

[[ずらまーる将軍!こちら第4防衛ライン指揮官!メタメタボリック大佐であります!あのリア獣が!フリーダムが突っ込んで来て!戦線が!なっ!ザ、ザクが来た!ザクが来たぞ!ハッ?!フリーダムだと?!いつの間にここに?!しまっ!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!]]

 

「メタメタボリック大佐?!どうしたずら?!フリーダムが突っ込んで来てどうなったずら?!ザクがどーしたずら?!応答するずら!第4防衛ライン!メタメタボリック大佐!応答するずら!メタメタボリック大佐!!!」

 

[[ず、ずらまーる将軍!こちら第4防衛ラインのボッチーニ少尉であります!第4防衛ラインを指揮しておりましたメタメタボリック大佐が例のフリーダムガンダムに切り裂かれて戦死されました!既にこちらの戦線はズタズタです!このままでは突破されるのも時間の問題であります!救援を!救援をお願いいたします!っ!フ、フリーダム?!まさかもうここまで食い込んで来たのか!クソ!総員!全火力をあのフリーダムに集中させるんだ!とにかく撃て!撃って!撃って!撃ちまくれ!あの化け物ともを!リア獣どもを撃ち落とせぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!]]

 

「ボッチーニ少尉!」

 

[[フ、フリーダムが!ザクが!ずらまーる将軍!た、助けて!助けて下さい!ずらまーる将軍!ずらまーるしょ………]]

 

「少尉?!ボッチーニ少尉!応答するずら!ボッチーニ少尉!くっ!」

 

通信が切れたずら………。

 

くぅ………あの堕天使(笑)!

 

素組のガンプラでここまでヤりやがるとは完全に予想外ずら!

 

リク君もリク君ずら!

 

いつも“面倒ですね。”とか言ってるのに何で今日に限ってあんなに本気でバトルしてるずら!

 

そもそもなんで素組のザクで無双なんてできるずら?!

 

SEEDのザクならまだ高性能だからわかるけどリク君が使ってるのって宇宙世紀初期のザクずらよ?!

 

このままじゃ本当に負けちゃうずら…。

 

リク君に負けるのはいいけど、あの堕天使(笑)にはなんか負けたくないずら…。

 

あの中二病に負けたら……………末代までの恥ずら!

 

「………DTサーティ参謀長!!!」

 

背に腹は変えられないずら。

 

用意だけはさせておいただけで、今回は“アレ”は使わないつもりだったけど……こうなったらヤケずら。

 

マルはこのクリスマス中止のお知らせ軍の総司令官に就任してから、参謀長として長年マルに仕えてくれてるDTサーティ参謀長を呼び出したずら。

 

[[ハッ!ずらまーる将軍!]]

 

「ヤジマ・コーポレーションに潜入しているマル達の同志から送られてきた例の“アレ”はどうなってるずら!」

 

[[はい!ご覧ください!現在のエネルギー充填率75%ほどであります!四肢を切り落とし達磨にして拐ってきてリア獣(♀)ども(のガンプラ)から供給されるエネルギーがまだ足りておりません!]]

 

マルの問いかけに、答えとしてDTサーティ参謀長が見せてくれた映像は、無惨にも手足を切り落とされて達磨にされおまたにケーブルをブスッ♪とぶっ刺されたリア獣(♀)達の(素組のガンプラの)姿だったずら。

 

映像の中ではリア獣(♀)達がこんな感じで騒いでいたずら。

 

『いやー!らめぇぇぇ!私の(ジムの)おまたに変なケーブル入れないでぇぇぇぇ!!!』

 

『入んないわよ!そんな太いの!絶対に入んないんだから!ちょ!止めてって言ってるでしょ!いや!やめてぇぇぇぇぇ!!!!』

 

『助けて!○○君!助けてぇぇぇぇ!!!!』

 

と、まぁぶっちゃけなんかレイプしてるみたいになってるずら。

 

実際にはレイプなんて犯罪行為はしてないずらよ?

 

ヤってるのはほとんどのガンプラのおまたに空いてるアクションベース用の3mm穴にエネルギーケーブルをブスッ♪と突き刺して、そこからエネルギーを強制的に吸い出してるだけずら。

 

ちなみにリア獣(♀)しか拐って来ていないのはその方がクリスマス中止のお知らせ軍のみんなのテンションが上がるからずら。

 

野郎なんか拐ってきてもミジンコも面白くないずらからね。

 

うーん……でもまだ充填率75%ずらか…。

 

この様子だとまだちょっと時間がかかりそうずら。

 

今のままの充填スピードだとアレの充填率が100%になる前に、あの堕天使(笑)とリク君にマル達クリスマス中止のお知らせ軍が壊滅させられてしまいそうずらね…。

 

仕方ないずら。

 

ここはマルが出てあの二人の相手をするずら。

 

あの二人をよく知ってるマルなら少しは時間稼ぎができるずら。

 

そうと決まればエネルギーの充填を急がせるずら!

 

まずはもっともーっと!リア獣(♀)を拐ってきておまたにケーブルぶっ刺すずら!

 

「参謀長?長年マルに仕えてくれてる貴官なら、この状況でナニをヤるか……わかってるずらね?」

 

[[ハッ!ずらまーる将軍!既に各方面に追加のリア獣(♀)どもの捕獲を指示しております!まもなく我等が同胞達が追加のリア獣(♀)どもを連れてくる頃合いかと思われます!]]

 

「よろしい!参謀長はそのままエネルギー充填を急ぐずら!そして例の“アレ”の準備が終わったらすぐに起動させるずら!それまでは………あのフリーダムガンダムとザクはこのずらまーる将軍が押さえるずら!」

 

[[なっ?!しょ、将軍自らでありますか?!危険です!もし万が一!ずらまーる将軍にナニかあったら!!!]]

 

「問題ないずら!ヤツ等の相手は慣れてるずらよ!勝てなくても負けはしないずら。そうずら……マルはヤツ等を………あのフリーダムとザクのファイターをよく知ってるずら!悲しいことにアレはマルの仲間ずらよ………仲間なのに………マルに内緒でなんかこそこそして………おまけに今日はキスしてたずら………マルだってクリスマスにキスしたいずら……らぶらぶしたいずら……それなのに善子ちゃんは…………………くっくっくっくっ………もうなんかやけっぱちずら……ぬっ殺してヤるずら………堕天使(笑)の羽根を引っこ抜いて………リク君の目の前でグチャグチャにしてヤるずら………………。」

 

[[しょ、将軍から凄まじいまでの負のオーラが?!]]

 

「マルに内緒でなんかこそこそしてるみんななんて!このずらまーる将軍がみーんなぬっこぬっこにぬっ殺してヤるずらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「つぅぅぅぅしまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!よぉぉぉぉしこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

堕天使(笑)とリク君を足止めするために、マルは今回の乗機のズラ・モック改を駆り第4防衛ラインへと急いだずら。

 

マルが第4防衛ラインに到着すると、そこには堕天使(笑)とリク君に蹂躙されたクリスマス中止のお知らせ軍の改造ハイ・モック達が無惨な屍は晒していたずら……。

 

みんなの無惨な姿を見たマルは、思わず激昂してしまったずら。

 

気付いたら全周波通信を開いて堕天使(笑)に叫んでいたずらよ。

 

[[誰が善子よ!善子じゃないわよ!ヨハネよ!ヨハネ!って!その声はずら丸?!なんでアンタがここにいんのよ!しかもその機体!ハイ・モックの改造機?!レギュレーション違反じゃない!]]

 

そんなマルに堕天使(笑)はいつもの様に“ヨハネよ!”って叫び返して来たずら。

 

ヨハネでも善子ちゃんでも堕天使(笑)でもどーでもいいずら…………ただ目の前のリア獣(♀)をぬっこぬっこにしてヤるだけずら!

 

「レギュレーション?そんなの運営側のマルには関係ないずら!それにずらまる?この堕天使(笑)はナニを言ってるずら?ブッブッー!ずら!マルはマルじゃないずら!」

 

[[ブッブッーってアンタはどこの残念生徒会長よ!ってか堕天使(笑)って言うな!ヨハネはちゃんとした堕天使なの!(笑)はいらないの!]]

 

[[はぁ…堕天使(笑)でも堕天使でもどちらでも良いですよ。で?貴女は先程から自分でマルと言ってますよね?仮に貴女が花丸では無かったのならば、貴女は誰なんですか?]]

 

[[そーよ!ずら丸じゃなかったらなんなのよ!]]

 

「ふん!そんなの決まってるずら!マルは!」

 

[[マルは?なんなのよ!]]

 

「マルは……このクリスマス中止のお知らせ軍の総司令官!ずらまーる将軍ずらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

[[はぁ…面倒くさ………アリア!面倒事はさっさと終わらせますよ!]]

 

<<はいです!りくくん!ヒートホーク!アクティブです!>>

 

[[ずらまーる将軍って結局アンタはずら丸なんじゃないの!もう!なんかよくわかんないけどアヤメ!こっちも行くわよ!]]

 

<<了解しました、ヨハネ。スラスターサポートを再開いたします。機体出力上昇。ビームサーベル、スタンバイ。>>

 

[[駆け抜けるわよ!フリーダム!!!]]

 

マルとお決まりなやり取りを終えた堕天使(笑)とリク君は、それぞれの契約精霊に指示を出して一気に攻めてきたずら。

 

堕天使(笑)だけなら近接されて格闘戦になっても何とか防げるけど、リク君はまずいずら!

 

近寄られたらヤバいずら!

 

このままじゃ……なーんて♪

 

実はまだまだ慌てる段階じゃないずらよ♪

 

今回も悲しいクリスマスを過ごすことになるマル達を憐れんだ女神様が味方してくれてるずら!

 

そう……ガンプラバトルシミュレーターを統括する史上最高性能の自律型AIシステム!

 

全ての電子精霊のおかーさん!

 

その名もずばりなマザーシステムさんずら!!!

 

「くっくっくっくっ♪ところがぎっちょんずら♪マザーシステムさん!グラビティフィールド!展開ずら!」

 

マルはマザーシステムさんにお願いしてバトルフィールドのトラップシステムを作動して貰うずら。

 

選んだトラップは飛行禁止の高重力フィールド。

 

これで堕天使(笑)のフリーダムはもう飛べないずら!

 

<はーい♪ぽちっとな♪>

 

<<お、おばーさま?!>>

 

<<えっ?!お、お母様がどうしてここに!>>

 

くっくっくっくっ♪リク君の契約精霊のアリアちゃんも、堕天使(笑)の契約精霊のアヤメちゃんも、マザーシステムさんの登場で慌ててるずら♪

 

当然ずらね♪マザーシステム直系の“アイリスタイプ”のあの二人にとっては、マザーシステムさんはそれこそおばーちゃんとおかーさんになるずらからね。

 

そうこうしているうちにフィールドに設置してあった高重力フィールドが展開されたずら。

 

[[はぁ?!グラビティフィールド?!マザーシステム?!ずら丸!アンタはナニ言って…きゃ?!機体が地面に引っ張られる?!]]

 

生意気にも飛びながらマルのズラ・モック改に向かってきていた堕天使(笑)のフリーダムは、急激に襲いかかって来た高重力に引かれて地面へと堕ちていったずら!

 

そのままぐしゃってなればいいずら!

 

[[善子!]]

 

[[善子じゃない!ヨハネよ!アヤメ!姿勢制御のサポートをお願い!着地するわよ!]]

 

<<了解しました。サポートを開始します。着地まで3…2…1……各部スラスター、全力噴射!>>

 

[[ふんばれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!]]

 

重力に引かれて地面へと堕ちていった堕天使(笑)のフリーダムは、墜落寸前で体制を立て直して機体のあちこちのスラスターを噴射させて無理矢理着地しやがったずら!

 

ちっ。堕天使(笑)め!

 

だがしかし!ずら!

 

ヤツは無理な着地をしたから隙だらけずら!

 

今が絶好のチャンス!ずら!

 

マルはサブコンソールを操作してズラ・モック改の右腕に装着していた大型クロー“ズラモックロー”を展開させたずら!

 

「飛べないフリーダムなんてただのフリーダムずら!続けて行くずら!ズラモックロー!展開!その羽根を引っこ抜いてグチャグチャにしてヤるずらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

そしてスロットルを全開にしてフルブーストで堕天使(笑)のフリーダムへと突撃を開始したずら!

 

このズラモックローで堕天使(笑)をぬっ殺してヤるずら!!!

 

マルはズラ・モック改を操りフルブーストで一気に接近して、ズラモックローを無理な着地で体制を崩していた堕天使(笑)のフリーダムに振り下ろそうとしたずら!

 

でもそのときだったずら!

 

[[そうそう簡単には!ヤらせません!]]

 

クイックブーストで一気に加速したリク君のザクⅡが、マルのズラ・モック改と堕天使(笑)のフリーダムとの間に割り込んでずら!

 

そしてリク君のザクⅡはマルの振り下ろしたズラモックローをヒートホークで受け止めてしまったずら!

 

[[ナイスよ!リク!後でこのヨハネ様がいっぱい誉めてあげるわ!]]

 

[[いえ、結構です。慎んで遠慮しておきます。]]

 

[[はぁぁぁ?!ちょっ!ぬわぁぁぁんでぇよぉぉぉぉぉ!!!!!]]

 

くぅぅぅぅぅ!!!コイツらは!コイツらはクリスマスに一人ぼっちなマルの前でイチャイチャしやがってずら!

 

「っ!リク君!なんでソイツを!堕天使(笑)を庇うずら!」

 

[[決まってます。彼女はこんなのでも一応は仲間だからですよ。]]

 

[[こんなのってゆーな!リクのアホ!!!]]

 

“仲間だから”

 

リク君のその言葉を聞いたとき、マルは我慢していた感情が爆発しちゃったずら。

 

「仲間だから……仲間…………ねぇ……仲間なら……仲間どーしてマルに内緒でこそこそしてるずら!!!マルだけ仲間外れにしてるずら!マルだってAqoursずら!マルだってリク君の!みんなの仲間じゃないの?!それなのにマルだけ仲間外れずら!それともマルはみんなの仲間じゃないずらか!マルは……マルは…………」

 

マルは…………みんなの……Aqoursの仲間じゃないなのかな…………。

 

ねぇ……リク君?

 

マルは……マルは…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?ずら♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

今回もノリと勢いだけでお送りしております。
皆様はずらまーる将軍率いるクリスマス中止のお知らせ軍所属でしょうか?それとも素組のガンプラで出撃するリア獣軍でしょうか?
私は……。

続きは現在鋭意作成中でございます。
25%程度は書き上げております。
最悪でも今年中には更新できるかと…。

次回更新は閑話を月曜日のお昼頃に予定しております。
こちらは今年最後(たぶん)の本編枠の閑話なのですが、亜里沙ちゃんがその本性を露にし雪穂ちゃんへと…。
年明けから真面目にガンプラバトルをすると思いますので、ご了承下さいませ。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想もお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。



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