ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
水星の魔女の一話みてエアリアルが欲しくなったQooオレンジでございます。
まぁ地方では当然の様に新しいガンプラは未だに手に入らないのですが。
今回も本編第12話となります。
それでは 第12話「騎翔天結」そのさん 始まります。
グダグダしながらもなんとか準備を終えた私と穂乃果は…
「ザク・ブバルディア!矢澤 にこ!いっくにこ~♪」
[[ソルストライクガンダム!高坂 穂乃果!いっきまーーーす!!!]]
指定されたガンプラバトルシミュレーターの筐体へと乗り込み、それぞれの乗機を駆って今回のバトルフィールドへと出撃したわ。
地味に長い発進ゲートをくぐり抜けてバトルフィールドへと飛び出ると…
[[なんか壊れたビルがいっぱいあるね?]]
そこに広がっていたのは崩壊寸前のボロボロのビルの群れが連なる廃墟の街並みだったわ。
私と同じ様に発進ゲートをくぐり抜けて来て隣でバーニアを噴かしながら滑空している穂乃果が言う様に、今回のバトルフィールドは廃墟ステージってとこかしら?
絵里と真姫の2人はどこら辺に居るのかしら?
広域レーダーを使っての索敵は……あぁ、ダメっぽいわね。
どうやらここのバトルフィールドは初期設定でかなり高濃度のミノフスキー粒子かGN粒子かNジャマーかナニかが散布されちゃってるっぽくて、レーダー系の装置はアテにならないわね。
まぁあっちも同じ条件だから別に良いんだけど。
レーダーが効かないってコトはうまく立ち回れば奇襲し放題ね。
これはアレね?奇襲して真っ先に絵里のヤツを潰すのが最善策ね♪
ビルの廃墟をうまく使って身を隠しながら奇襲して…うっふふふ♪絵里の慌てる顔が目に浮かぶわ♪
とりあえずはこのまま飛んでいると目立つから下に降りないとね♪
「穂乃果!降りるわよ!着いてきなさい!」
[[はーい!]]
穂乃果は元気良く返事を返すと、下降を始めていた私のザク・ブバルディアに続く様に落下を開始したわ。
そして…
[[ちゃくりーく!]]
コンクリートで舗装された道路を陥没させて、ドシーン!と言う音と共にかなり派手に地表へと着地を決めたの。
って!あのバカっ!
「アンタね!レーダーの効かないこの状況でナニ相手に自分の居場所を知らせる様な派手な着地してくれちゃってんのよ!バカなの?バカでしょ!バカ確定なんでしょ!!!」
[[ば!バカじゃないもん!]]
「バカじゃないならアホよ!アホ!」
[[穂乃果!アホでもないもん!]]
「バカでもアホでもないって言うならバトル中はもう少し考えて行動しなさい!わかったら返事!」
[[むぅ…はーい…。]]
考え無しに派手な着地を決めた穂乃果は、私の言葉にいかにも不承不承って感じに返事を返して来たわ。
ちなみににこにーサマはちゃーーーんと静かに着地したわよ♪
にこにーサマはベテランファイターだもん♪
そんなの当たったりまえじゃなぁ~い♪
それはさておき…さっきの穂乃果の派手な着地で絵里と真姫の2人にはこちらの居場所がバレバレになっちゃってるわよね。
となると…
「さっさとこの場所から離れなきゃダメね。」
身を隠す為に周囲をビルが囲む場所へと降りたけど、さっきの穂乃果の派手な着地のせいで私たちの居場所がバレバレになっちゃった今は、この場所だと周囲のビルのせいで相手の接近が見えないから奇襲される可能性が大だわ。
問題はどこに移動するか…よね。
当初の作戦通り隠れて奇襲?
それとも開けた場所で迎え撃つ?
絵里のトールギス・ヴァルキュリアには遠距離攻撃武装が搭載されてないから、仮に開けた場所で陣取って真正面から迎え撃ったとしても絵里に遠距離から攻撃されるって心配は無いわ。
真姫の百式には一応はビームライフルとクレイバズーカが積まれているけど、ぶっちゃけ素組の百式のビームライフルとクレイバズーカの射程はそこまで長いモノじゃない&威力もお察し下さいだわね。
うん。
当初の姿を隠して索敵しながら進んで絵里のヤツに奇襲仕掛けて先に潰すって私のナイスな作戦からは外れちゃうけど、やっぱりここは開けた場所で真正面から迎え撃った方が得策っぽいわ。
そうと決まれば…
「穂乃果!移動するわよ!広い場所で真正面から絵里と真姫を迎え撃つわ!」
「きしゅー攻撃は?」
「アンタが派手な着地を決めてくれたからもう無理!ほら!行くわよ!」
[[はーい!]]
ったく…返事だけは1人前ね。
あ、そうだわ。
こーゆー都市の廃墟だと結構トラップがデフォルトで仕掛けられていたりするのよね。
その事を一応は穂乃果に説明しておかないとダメね。
「穂乃果?聞こえてる?こーゆー場所には意外とトラップが仕掛けられているから気をつけ [[ぎゃーーーーす!]] なさいよ…って!言ってる側から!」
私がトラップ云々について説明しようとしていると、道路をノシノシと歩いていた穂乃果の“ソルストライクガンダム”の足下の地面が急に破裂しちゃったの。
典型的な地雷ってヤツね。
大人から子供まで幅開く大人気なガンプラバトルシミュレーターに設置されている地雷って、リアル地雷とは違って足下を良く見て進めば地面がちょっと盛り上がっていたりとか誰にでも見付かりやすい様になってるから、案外とドコに地雷があるかわかったりしちゃうのよ。
穂乃果はそんな細かいコトなんて一切合切気にしないでノシノシと歩いていたから、足下の地雷に気付かないでおもいっきり踏み抜いちゃったのね。
穂乃果らしいって言えば穂乃果らしいんだけど。
「で?ダメージは?」
[[えーっと…アレ?なんか思ったよりもダメージ無いみたいだよ?]]
「まぁさっきの爆発の規模だと地雷(小)っぽかったからそんなもんでしょ。これに懲りたら足下にも気を配って進むよーに!わかった?わかったら返事!」
[[はーい。あ"…ぎゃーーーーす!!!]]
元気に返事を返して来た穂乃果だったけど、2・3歩進むとまた足下でカチリとナニかが起動した音がして、さっきと同じ様にドカンと地雷を炸裂させたわ。
「アンタね…言った側から…。」
[[ダ、ダメージはほとんど無いからだいじょーぶ…!]]
「はぁ…まぁ良いわ。」
気を取り直して先を急ごうとしたその時…
[[あ。]]
穂乃果がまた“あ”と呟いたのよ。
「ナニ?アンタまた地雷踏んだの?」
[[ち、違うよ!アレだよ!アレ!]]
「はぁ?アレってナニよ?」
[[アレ!アレ!]]
「アレってどれよ?ってか固有名詞使いなさいよね。」
[[こゆーめーし?こゆーって名前のめし?]]
「そー♪そー♪こゆーって名前のご飯で固有名詞♪って!んなワケあるかい!固有名詞よ!固有名詞!!!」
[[むぅ!穂乃果!そんなこと言われてもわかんないもん!!!]]
「あんたねぇ…。高校生なら固有名詞くらいわかりなさいよ…。」
[[むぅ!それじゃにこちゃんはこゆーめーし?ってなんなのかわかるの?わかるんなら穂乃果にせつめーしてよ!!!]]
「はぁ?そんなモンわかるに決まってるでしょ!いーい?固有名詞って言うのは…」
[[言うのは…?]]
アレ?そう言えば固有名詞ってどー説明するば良いのかしら?
固有の…名詞?
固有はわかるわよ?固有ってアレよね?アレ?でも名詞ってナニ?名詞ってサラリーマンが配る長方形の紙のヤツ?ほら?名刺とか言う?あれ?でも名詞と名刺った漢字が違うわよね…?
ヤバいわね。
改めて固有名詞ってナニとか聞かれると説明出来ないわ。
いや、固有名詞くらいちゃんとわかってるわよ?
…ニュアンス的にだけど。
でもそのニュアンス的なヤツをアホ乃果にどー説明すれば良いのかがわかんないのよ。
ま、まじでどーしよう…。
「えーっと…そう!アレよ!アレ!ほら!アレ!」
ここはズバリ!誤魔化す!
これに限るわ!
大丈夫!相手は“μ's”三大アホの筆頭アホなアホ乃果こと穂乃果だもん♪
テキトーに誤魔化しときゃそっかー♪えっへへへ♪とか言って誤魔化されるに決まってるわ!
[[アレ?穂乃果、アレって言われてもわかんない。]]
「あ、アレはアレに決まってるでしょ!」
[[だからアレってなーに?]]
「アレはアレよ!アレ!!!」
[[???]]
「と、とにかく!アレなの!わかった!ハイ!返事!!!」
[[よくわかんないけどはーい。]]
「ハイ!よろしい!」
ふぅー。
なんとか乗り切ったみたいね。
あれ?でもそもそもなんで固有名詞が云々って話になったんだっけ?
えーっと…確か穂乃果がアレアレ騒ぎだして…
[[あっ!来た!!!!]]
「は?」
来た?
来たってナニが?
[[にこちゃん!上!上!!!]]
「上…?」
どうして固有名詞云々った話になったのか?
それを思い出そうとしていると、穂乃果が今度は“来た”と騒ぎ出したわ。
そしてその次は“上”と必死に騒いでいるし。
上って上にナニがあるのよ?
今は上よりも足下の地雷とかのトラップの方がヤバいでしょーが。
そう思いながらも私は“ザク・ブバルディア”の足を止めて、穂乃果が必死にアピールしている上を向いてみたわ。
“ザク・ブバルディア”のモノアイがぐぽーん♪と輝き、上空を見上げる形になるとソコには…
「げっ!?絵里!?」
絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”がこちら目掛けて大型ランスと大型シールドを構えて突撃して来ていやがったの!
「穂乃果!アンタ!気付いてたんならなんでもっと早く言わないのよ!!!」
[[言ったもん!穂乃果!ちゃーーーーんと来た!とか上!とか言ったもん!!!]]
「そんなの言ったうちに入んないわよ!!!」
[[むぅ!さっきからにこちゃんがワガママ!]]
「ワガママじゃねーし!一般常識だし!」
[[いっぱんじょーしき?とか穂乃果よくわかんないもん!]]
「高校生なら一般常識くらいわかんなさいよね!!!」
あれ?なんかこのやり取り、さっきもやった用な?
って!今はそんなコトを言ってる場合じゃなかったわ!
「移動は中止よ!この場所で絵里を迎え撃つわ!」
[[うん!]]
開けた場所で真正面から迎え撃とうと思ったけど、絵里に捕捉されちゃったからもうそれは中止よ!
この場所で射撃武装をぶっ放して撃ち落としてやるわ!!!
「うっしゃ!おらぁ!!!穂乃果!ありったけぶっ放しなさい!!!」
[[ぶっぱなせー!!!]]
私と穂乃果は移動の足を止めると、それぞれの乗機の持つ射撃武装を上空から迫り来る絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”へと向けてバカスカとぶっ放し始めたわ。
私の“ザク・ブバルディア”は右手に持った特殊貫通弾が装填された大型ライフルで。
穂乃果の“ソルストライクガンダム”はビームライフルで。
それぞれが狙いを定めて絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”を撃ち落とすためにトリガーを引いたの。
まだ上空を疾走し続けている絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”とはそこそこ距離があるから、ここから撃って当たるかしら?とか思ったけど…
[[やったぁ!当たった!!!]]
意外や意外。
穂乃果の射撃の腕前は悪く無く、見事に上空の絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”へとビーム弾を命中させやがったわ。
えっ?にこにーサマは外したのか?ですって?
はんっ!んなワケ無いでしょ!
とーぜん!にこにーサマのぶっ放した大型ライフルの特殊貫通弾も絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”にぶち当たったわよ!!!
この大銀河宇宙No.1天才美少女スクールファイターの矢澤にこにーサマが多少距離が離れていた程度で射撃を外すワケ無いでしょ!
そんなこんなで私と穂乃果の地上からの対空射撃は見事に上空の絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”へとぶち当たったわ。
でも…
[[うわっ!?やっぱり効いてない!!!]]
「チッ!あのガチムチ防御特化が!ちょっとは空気読んで撃ち落とされるとかしなさいよね!!!」
穂乃果の“ソルストライクガンダム”が放ったビームライフルのビームも、私の“ザク・ブバルディア”が放った大型ライフルの特殊貫通弾も、そのどちらもが絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”が機体前面に構えた大型シールドによってあっけなく防がれてしまったの。
穂乃果の“ソルストライクガンダム”のビームライフルはほぼ素組のヤツだから弾かれるのはまぁある程度はわかってはいたけど、対防御特化MS用にちょっと気合い入れて作った特殊貫通弾があぁも簡単に弾かれるとか…もう!これだからキ○ガイ染みた防御特化機を相手にすんの嫌なのよ!
[[にこちゃん!どーするの!!!このままじゃ!?]]
「必殺のランスチャージが来ちゃうわね。」
[[ど、ど、ど、ど、ど、どーしよー!!!穂乃果のソルストライク!お月様が出てないから“サテライトチャージ”使えないよ!!!]]
“サテライトチャージ”…ねぇ。
確かに穂乃果の“ソルストライクガンダム”が“サテライトチャージ”を使って、その膨大なエネルギーを全て攻撃に回す極大雷光球モドキをぶっ放せば、この前みたいに絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”の装甲を問答無用でぶち抜けるハズだわ。
でもそれはあくまでも“月が出ていたら”の話よ。
今回は穂乃果が“サテライトチャージ”を使わないでもマトモに戦える様にって主旨の練習バトルだもん。
“サテライトチャージ”を使ったら意味ないのよ。
まぁ月が出て無いから使いたくても使えないでしょうけど。
[[にこちゃん!!!]]
さて、と。
この状況、どーしよっかな…。
絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”の猛威が迫り、通信機の向こうから穂乃果の焦った声がコクピットに響く中、私は…
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
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皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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