ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
無事に古戦場走り抜けたQooオレンジでございます。
ほぼ平日な古戦場でしたが、割と余裕を持って80000位以内には入れました。
毎回これくらいの落ち着いたボーダーだと嬉しいです。
今回も本編第12話となります。
それでは 第12話「騎翔天結」そのきゅう 始まります。
互いが互いを警戒して嫌な感じに膠着状態になった私と真姫。
私と真姫はそれぞれの得物を手にしながら、ゆっくりと円を画く様に歩を進めているわ。
ほら?時代劇とかでよく見るあれよ、あれ。
あれってぶっちゃけさっさと斬りかかれよ!って思ってたんだけど、実際に自分がその立場になってみるとなかなか踏み込めないのよねー。
そんなワケで私も真姫もお互い迂闊に踏み込んで相手の間合いに入ったら手痛い一撃を喰らっちゃうから、間合いを計って睨み合いになっちゃっていたわ。
こんな時、気軽に使える射撃武装の1つでもあれば牽制射撃を仕掛けながら突撃しちゃえるんだけどね。
その気軽に使える射撃武装はさっき全部放り捨てて来ちゃったからムリなのよねぇ…。
さて、と。
ほんとどーしたモノやら…。
私と同じ様に間合いを計りつつスキを伺う真姫の“百式”を警戒してしながらも、この膠着状態をどうやって崩すかを考えていると…
「ん。あれ…使えそうね…。」
地面に転がる大きめの岩塊が私の視界に入って来たの。
その岩塊を見た私は直感的にこれを使えばこの膠着状態を崩せるってひらめいちゃったわ。
やっぱりにこにーサマって天才よね♪
私は早速この膠着状態を崩す為に、目当ての岩塊が私の“ザク・ブバルディア”と真姫の“百式”のちょうど中間に来る様にジリジリと移動を続けたわ。
ジリジリと移動を続ける私に合わせる様に真姫もジリジリと移動を続けているところをみると、真姫は確実に私の狙いに気付けて無いわね。
ここら辺は経験の差ってヤツか如実に出ちゃってるわね。
ガンプラバトルじゃフィールドオブジェクトの1つ1つにも気を配らないとダメよ。
じゃないと大変な事になっちゃうわよ?
その事を…
「たっぷりと教えてあげるわっ!!!」
目当ての岩塊がちょうど私の“ザク・ブバルディア”と真姫の“百式”の中間に来たタイミングで、私は機体を一気に加速させて前へ出たわ。
[[っ!前に出るならっ!!!]]
そして加速を始めた私の“ザク・ブバルディア”を見た真姫も、負けじと手にした刀を構えて“百式”を前へと加速させ始めたの。
んっふふ♪
予想通り、ね♪
私が前に出れば真姫も私と同じ様に間合いを詰めて来ると思ったわ♪
真姫の“百式”にはまだ射撃武装が残ってるんだから、刀での近接格闘戦に拘らないで射撃武装を使って牽制攻撃をしちゃえば良いものを。
せっかく持ってるんだもの、使えるモノは使わなきゃダメよね?
そう…“使えるモノ”は何でもね!
私は加速を続けながら“ザク・ブバルディア”が目当ての岩塊を横切る様に機体の軌道をほんの少しだけ左にずらしたわ。
その私の軌道変更に合わせて、真姫も岩塊を避ける様にほんの少しだけ軌道を変えて来たわ。
真姫のヤツは真っ向勝負!とでも思ってるんでしょうね。
それもまぁ悪くはないけど…
「私は真っ向勝負よりも勝ちに拘らせてもらうわ!!!」
勝てば官軍、負ければ賊軍。
何を言っても負ければそれでおしまい。
勝負はいつでも非情なのよ!
先に加速を始めた分、私の“ザク・ブバルディア”の方がお互いの中間辺りにあった岩塊へと先に辿り着いたわ。
“ザク・ブバルディア”が岩塊を通り過ぎ様としたその瞬間…
「これでもっ!喰らいやがれってのよっ!!!」
私は右手に携えた左手こん棒(仮)を下から掬い上げる様に振り上げたわ。
狙いは勿論!ちょうど真横に来ているちょっと大きめの岩塊!
勢いよく振り上げられた左腕こん棒(仮)は岩塊を粉々に粉砕して…
[[う"ぇえ!?]]
いくつもの石片をこちらへと突っ込んで来ていた真姫の“百式”へとぶちまけてやったの。
石片の散弾ってとこね。
こんなのシールドでもあれば余裕で防げるんでしょうけど、残念ながら真姫の“百式”はシールドなんてそんなモノは持ってないから、石片の散弾を真っ正面からモロに喰らっちゃっていたわ。
それでも真姫のヤツったら咄嗟に刀を振るっていくつかの石片は切り払っていたみたいだけどね。
なかなか良い反射神経してるじゃない。
けど…
「それっ!致命的なスキよねっ!!!」
スキだらけよ!
私は大地を蹴り上げて機体をさらに加速させると、振り上げたままの左腕こん棒(仮)を今度は力一杯に振り下ろしたの。
[[っ!きゃぁぁぁぁ!?]]
岩塊を砕いてぶちまけた石片の散弾によって完全に加速の勢いが止まってしまった真姫の“百式”は、この私の渾身の一撃をマトモに喰らっちゃったわ。
振り下ろされた左腕こん棒(仮)は真姫の“百式”の首筋の辺りに直撃。
私の渾身の一撃は勢いのままに真姫の“百式”を地面に打ち付けたわ。
地面にうつ伏せに倒れる真姫の“百式”に対して…
「アンタ、頭良いんだからただ刀振り回すだけじゃなくて、ちょっとは考えて戦いなさいよね。」
私は再び左腕こん棒(仮)を振り上げ、一気に振り下ろしたわ。
再び振り下ろされた左腕こん棒(仮)の一撃は、真姫の“百式”の背中のバインダーを粉砕。
[[っ!このっ!!!]]
背中を打ち付けた容赦ない一撃を受けても、真姫はまだ戦う意思を捨てずに身を起こそうとしていたわ。
この状況でまだ諦めずに立ち向かおうとするその姿勢は褒めてあげるわ。
でもね…
「どう見てももう終わりでしょ?ねぇ?まーきちゃん♪」
もうアンタは“詰み”ってヤツなのよ!
起き上がろうとする真姫の“百式”へと三度目の左腕こん棒(仮)が振り下ろされたわ。
ぐしゃ。
そんな音を辺りに響かせた直後、真姫の“百式”は動かなくなったわ。
「鈍器はマジで最強ね♪人類の叡知の結晶だわ♪」
こうして私と真姫とのバトルはその幕を閉じたの。
真姫も初心者卒業したばかりのひよっこにしてはがんばった方だけどまだ私の方が上ね♪
にこにーサマは伊達にベテランってワケじゃないのよ♪
まだまだアンタみたいなひよっこには負けてやれないわ♪
「さて、と。こっちは終わったわよ?そっちは頑張ってるかしら?ねぇ穂乃果?」
私は大空を見上げながら、絵里を相手に必死に喰らいつこうと駆け回っているであろう穂乃果へとそう語りかけたわ。
フィールドギミックで通信妨害が掛かっているから、とーぜん私のこの声は穂乃果には届かないんだけどね。
時間はちょっとだけ巻き戻って、場面は穂乃果が大空へと旅立った直後。
[[ っ!この子!スゴいパワー!(大丈夫!穂乃果なら絶対に使いこなせるよ!だから振り回されないで!) ん!が、がんばる!!!]]
穂乃果は私から受け取った“キャバリエールパック”の推力に手間取っていたわ。
そりゃ結構重量のある“ザク・ブバルディア”を飛ばせる為に作られたバックパックなんだから、細身で比較的軽い穂乃果の“ソルストライクガンダム”じゃ“キャバリエールパック”の推力に振り回れちゃうのはとーぜんよね。
そもそも今さらだけど“キャバリエールパック”は“ソルストライクガンダム”用の調整とかそこら辺はこれっぽっちもしてないし。
[[うぎゃぁぁぁぁぁぁぁすぅぅぅぅ!?]]
結果として“キャバリエールパック”と合体した穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”は空を飛べこそしたけど、ぐるぐると回ったりガクガクと揺れたりと大変な事になっていたわ。
あー、うん。
なんかゴメンね?
ぶっちゃけあの時はそこまで考えが回ってなかったわ。
まぁ穂乃果には一応“電子精霊”が居るんだから、そこら辺は何とかして貰いなさい。
[[ (このままじゃ絵里ちゃんと戦うどころじゃないよねぇ…うん。穂乃果♪ちょっとだけホノカと代わって♪) えっ?別に良いけどぉぉぉぉぉぉ!?と、止まんない!?ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁすぅぅう!?]]
とうとう穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”は“キャバリエールパック”の推力に負けて暴走を始めちゃったみたい。
凄いスピードでぶっ飛んで行っちゃったわ。
あー、これはダメっぽいわねー。
このままじゃ絵里のヤツの餌食なるか、その前に地面に激突してぐしゃってなるかの2択ね。
せっかく私の“ザク・ブバルディア”の“キャバリエールパック”を貸してあげたのに残念だわー。
[[ (っ!代わるね!穂乃果!)…っん!ここはホノカに任せて!(お、おねがーーい!) ん!ポチ!ソルストライクのプログラムを書き換えるから手伝って!]]
《はーい。》
[[ (プログラムを書き換えるって、ホノカそんなコトできるの?) もちろん!だってホノカは穂乃果だから♪ (ほへー。穂乃果はよくわかんないけどスゴいね!ホノカは!) あっはは♪スゴいのはホントはホノカじゃなくて穂乃果なんだけどなー…っと♪ん。これで…多分よしっ!穂乃果!これならイケるよ!(ほんと?) ホントホント!それじゃホノカは戻るね♪(うん!)……っん!あっ…!]]
こりゃダメだ…と、思ったら、なんかブレブレの飛行を続けていた穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”が急に安定性を取り戻してマトモに飛び始めたの。
その飛行はさっきまでの危うい飛び方じゃなく、どこからどう見ても完全に制御された見事な飛行だったわ。
[[うんっ!これなら…いける!!!]]
穂乃果のヤツ、私の“キャバリエールパック”を土壇場で使いこなしたったワケ?
へぇ穂乃果のクセにやるじゃない。
穂乃果が“キャバリエールパック”を見事に制御して、大空をその手にした丁度そのタイミングで…
[[あら?今度は穂乃果が私の相手をしてくれるの?]]
突撃槍と大型シールドを構えたロシアンキツネの“トールギス・ヴァルキュリア”がその自慢のスピードを遺憾無く発揮させながら、穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”へと接近して来たの。
穂乃果!ここからが本番よ!本番!
あ♪本番って言っても風俗で交渉次第でアレをソレに入れちゃうホントは絶対にヤっちゃダメな行為じゃないわよ?
えっ?そんなコト言われなくてもわかる?あー、そーですか!
そりゃわるかったわね!ふんっ!だ!
[[絵里ちゃん!!!]]
[[にこのバックパックを借りたのね…いいわ…!来なさい!穂乃果!大空を舞う事の厳しさを教えてあげるわ!!!]]
あら?絵里のヤツったらロシアンキツネのクセに随分とカッコいい事を言うじゃない。
えーっとナニナニ?“大空を舞う事の厳しさを教えてあげるわ”?
へー、ふーん。
まぁ教えてあげれば良いんじゃないの?
でもね?そんな事を言っておいて穂乃果に負けたりしたら…ぷぷっ♪
爆笑モノよねぇ~♪
このネタだけで一生弄り倒せちゃうわ♪
だから穂乃果っ!そんな大口ロシアンキツネなんかに負けんじゃ無いわよ!!!
[[貫きなさい!ヴァルキュリア!!!シュトゥールムゥゥゥ!!!!!]]
[[ (穂乃果!ランスチャージが来るよ!) ん!わかってる!]]
突撃槍と大型シールドを構えた絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”は、当然いつものバカの一つ覚えの様に穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”へとランスチャージを仕掛けて来たわ。
旋回を続けて十分に速度の乗ったそのランスチャージは、私が相手をしていた時よりもさらに鋭く素早くなっていたの。
この絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”のランスチャージに対して…
[[ (穂乃果っ!)ん!ここっ!!!]]
穂乃果は真っ向から突っ込んで行ったと思ったら、突撃槍の切先が“キャバリエール・ソルストライクガンダム”を捉え様としたその時、スラスターを器用に噴射させてあっけなく避けちゃったのよ。
ランスチャージを回避した穂乃果はさらに…
[[このまま…切り裂いてっ!ソードウィング!!!]]
すれ違い様に“キャバリエールパック”の剣翼で絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”を切り裂こうとしやがったのや。
ってか穂乃果ヤツ!いつの間にか“キャバリエールパック”の剣翼に“ソードウィング”なんて名前付けたのよ!
ソレって貸してるだけなんだから勝手に名前付けんなってのよ!!!
[[っ!?やる!でも!!!]]
[[わわっ!?]]
天の声的ポジションで私がぎゃーぎゃーと騒いでいる間も穂乃果と絵里の攻防は続いていたわ。
“キャバリエールパック”の剣翼が絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”を切り裂こうと迫るけど、流石は絵里と言うべきか剣翼が機体に触れるか触れないかのタイミングで左手に持った大型シールドを振り抜いて来やがったわ。
シールドバッシュ。
絵里のヤツがよく使うシールドによる殴打攻撃ね。
絵里はそのシールドバッシュで自身へと迫る剣翼を振り払ったの。
穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”はこのシールドバッシュによって弾き飛ばされちゃったわ。
弾き飛ばされた穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”だったけど、すぐに体勢を立て直して元気に飛んで行ったわ。
ったく…穂乃果のヤツ、人の事をヒヤヒヤさせちゃって…。
もちろん絵里のヤツも旋回して再度ランスチャージを仕掛ける為に飛んで行ったわ。
穂乃果もがんばってるけど、空中戦だとどうしても絵里のヤツに一日の長があるわね。
穂乃果のヤツ、絵里を相手にどう戦うつもりなのかしら?
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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