ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

未だに水星系のガンプラが手に入らないQooオレンジでございます。
ルブリスウルは個人的に非常に好みなデザインなので、是非とも入手したいですが…きっと無理っぽいですね…。





今回は幕間となります。
お話としては前回の続きとなり、穂乃果ちゃんの中のもう1人の穂乃果ちゃんことホノカの1人称となります。








それでは 幕間「騎翼天翔」 始まります。














幕間「騎翼天翔」

「び、びっくりしたー!」

 

(そだね。でも今のはちょっと惜しかったよ!穂乃果なら次は絶対にヤれるよ!)

 

「ん!がんばる!」

 

(うんうん♪ファイトだよ♪)

 

矢澤 にこから半ば無理矢理に渡された“キャバリエールパック”で大空へと飛び立った穂乃果と私は、こっちを狙って突撃して来た絢瀬 絵里の乗機“トールギス・ヴァルキュリア”のランスチャージに合わせてソードウィングを当て様としたんだけど、直撃させる寸前に気付かれて大型シールドを振るわれて弾き飛ばされてしまったの。

 

あと少しで墜とせたのに残念♪

 

あの女、穂乃果とホノカの青空くんを衆人環視の中で土下座させて高笑いしていた性格最悪のクソ女のクセに、ガンプラバトルの腕前だけはそれなりに良いから困っちゃうよね。

 

突撃しか出来ないクセに。

 

硬いだけのクセに。

 

クソ女のクセに。

 

ホノカの穂乃果を困らせるだなんて、ほんとクソだよね。

 

クソでクソでクソでクソでクソでクソでクソでクソでクソで……モウコロシテヤロウカシラ。

 

「ねぇホノカ?なんか怖いコト考えてなーい?」

 

(……べっつにー♪)

 

「ほんと?」

 

(ほんと♪ほんと♪)

 

危ない危ない。

 

暗い感情に流されて穂乃果への思考ガードが甘くなっちゃったわ。

 

私が穂乃果の為にクソ女を排除しようとかそんな黒い事を考えていたなんて、万が一にでも優しい穂乃果が知ったら確実に泣いちゃうもんね。

 

それにしてもクソだなんてまるで青空くんみたいな言い方しちゃったね。

 

穂乃果の前ではこんな汚い言葉を使わない様に気を付けないとダメだね。

 

っと、そんな事を考えているうちに…

 

(穂乃果っ!絵里ちゃんがまた来たよ!)

 

あの女…絢瀬 絵里が性懲りもせずに突撃槍と大型シールドを構えて、馬鹿の一つ覚えみたいなランスチャージをこちらへと仕掛けて来たわ。

 

「うぎゃー!?ど、どーーーしよーーー!?」

 

大空を凄いスピードで駆け抜けて来ている絢瀬 絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”を見た穂乃果は、すっごい慌てた思わずといった感じでうぎゃーって叫んじゃってるわ。

 

私としてはそんな穂乃果が可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて仕方ないんだけど、世間一般的に言えばうぎゃーって女の子としてそれは言っちゃダメな感じのヤツなんじゃないのかな?

 

まぁ何度も言うけど穂乃果は可愛いから別にうぎゃーとか言っても関係無いんだけどね♪

 

みんなもそう思うでしょ?

 

思わないヤツが居るんなら…どうしてくれようかしら?

 

とりあえずは手足の爪でも剥いであげよっかな♪

 

イヤならみんなも穂乃果の事を可愛いって思ってあげてね♪

 

って言うか相変わらず突っ込んで来るだけのあの女はあれしか攻撃手段がないのかな?

 

毎度毎度ただ突撃して来るだけなんてほんとバカなんじゃないの?

 

バカハシネバイイノニ……っと、これじゃまた穂乃果に怖いって思われちゃうわ。

 

「ホ、ホノカ!何か作戦ないの!?」

 

(作戦かぁ…んー…。)

 

凄いスピードでこちらへと突っ込んで来る絢瀬 絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”を見て大慌てな穂乃果は、私にどうすればいいのか?と頼ってくれたの。

 

穂乃果に頼られちゃったら何とかしてあげないとねっ♪

 

だって私は穂乃果の為だけに存在している“ホノカ”なんだから♪

 

けどまぁぶっちゃけあのランスチャージを避けるだけなら穂乃果には余裕なのよね。

 

穂乃果は“思考”に関する事象を放棄した代わりに、“行動”…身体を動かしたりそれに付随する行為は得意だから♪

 

反射神経だってすっごいの。

 

穂乃果のその反射神経を活かせば…

 

(穂乃果ならあんな猪みたいな突撃なんて簡単に避けれちゃうよ♪)

 

避けるだけならほんと簡単♪

 

でも…

 

「それはそうだけど…」

 

穂乃果は避けるだけじゃイヤみたい。

 

避けるだけじゃイヤって事はつまり…

 

(クソおん…ゲフンゲフン。絵里ちゃんをどうにかして倒したい?)

 

「くそおん?」

 

(そこは気にしないでくれるとホノカは嬉しいな♪)

 

「?よくわかんないけどホノカがそう言うなら穂乃果は気にしないよ?」

 

(ん。ありがと♪)

 

危ない危ない。

 

思わず“クソ女”って本音が口からぽろっと出ちゃったわ。

 

まぁ口からぽろっと出ちゃったとか言ったけど、穂乃果の身体を借りてない精神体の今の私には口なんてないんだけどね。

 

それよりも今はあのクソ女を…突撃バカの絢瀬 絵里をどう処理するか、だね。

 

機体スペックだけで見れば穂乃果と私の使っている“ソルストライクガンダム”よりも、あのクソ女の“トールギス・ヴァルキュリア”は全ての面で圧倒的に上回っているわ。

 

それでもこうして多少なりともマトモに戦えているのは矢澤 にこがさっき押し付けて来た“キャバリエールパック”があるから。

 

矢澤 にこにはちょっとは感謝してあげても良いかもね。

 

私は内心で矢澤 にこの有益度を少しだけ上方修正しながら、手持ちの札でどうやってあのクソ女の“トールギス・ヴァルキュリア”を処理するかを穂乃果が使用していない脳領域を十全に使わせて貰って、何十何百ものシュミレーションを脳内で一瞬のうちに繰り返して行くわ。

 

ビームライフルは?

 

あの分厚い装甲とシールドの前じゃ無理。

 

ビームサーベルは?

 

突撃槍に比べるとリーチが短過ぎるから現実的じゃないわ。

 

イーゲルシュテルンは?

 

ビームライフル以下の豆鉄砲じゃ話にもならないわ。

 

単純に殴る?

 

突撃槍を掻い潜って懐に入れれば…んー、懐に入ったら入ったでさっきみたいに大型シールドで殴り飛ばされちゃうよね。

 

サテライトチャージが使えれば火力的にも機体性能的にも楽なんだけどなぁ…。

 

「ホノカ?」

 

ん。

 

穂乃果が私の答えを求めている。

 

早くしなきゃ。

 

ランスチャージを躱す事自体は穂乃果なら余裕。

 

問題はあの無駄に分厚い装甲。

 

あの装甲を抜けるだけの装備は…サテライトチャージを使っていない状態の“ソルストライクガンダム”自体には無い。

 

ただ矢澤 にこから渡された“キャバリエールパック”の剣翼…穂乃果はソードウィングって勝手に名付けていたけど、そのソードウィングならあのクソ女の“トールギス・ヴァルキュリア”でも切り裂けるみたい。

 

そうなるとやっぱりさっきみたいにランスチャージに合わせてカウンター気味にソードウィングを当てるしかないわね。

 

でも当然だけどあのクソ女はソードウィングでの攻撃を警戒しているハズ。

 

警戒してなきゃただのバカ。

 

私としてはそっちの方が楽で良かったんだけどね。

 

うーん…どうしよっかなぁ…。

 

ん。

 

1つ1つでダメなら2つで、かな?

 

(穂乃果♪ホノカに良い作戦があるよ♪)

 

「ホント!さっすがホノカ!」

 

(んっふふ♪それ程でもあるよー♪)

 

本当に凄いのは穂乃果なんだけどね。

 

だってホノカは穂乃果なんだから。

 

ホノカが凄いとしてら、それは穂乃果が凄いから。

 

それを穂乃果は気付いてはいないんだよなぁ…。

 

あと世の中の人達も。

 

穂乃果、ほんとはアホなんかじゃないのにね。

 

「ねぇねぇ!それで穂乃果はどーすればいいの!」

 

何時かは穂乃果もその他の有象無象の連中も穂乃果が本当は凄いって事に気付いてくれたらいいな♪って想いは今はちょっとだけ置いておいて。

 

とりあえずは目の前のあの忌々しいクソ女の処理だね。

 

忌々しいクソ女だなんて今の言い方はちょっと園田 海未っぽかったかな?

 

あの女もいつもいつも穂乃果に対して偉そうに講釈を垂れて来やがるから余り好きじゃないのよね。

 

穂乃果は園田 海未の事が大好きみたいだから見逃してあげてるけど。

 

世の中のウジ虫共はみんな穂乃果の優しさに泣いて感謝を捧げれば良いのに。

 

「ホノカ?どーしたの?」

 

(あ、うん。ごめんごめん♪何でもないよ♪)

 

さて、と。

 

それじゃあのクソ女に目にもの見せてやろうっと♪

 

(穂乃果♪ビームライフルを撃ちながらこのまま突っ込んで!)

 

「ビームライフル?でもビームライフルは絵里ちゃんに当たってもあんまりダメージ無いんじゃないの?」

 

ん。

 

流石は穂乃果♪

 

穂乃果の言う通り、あのクソ女の“トールギス・ヴァルキュリア”は硬過ぎるから、穂乃果と私の使っている“ソルストライクガンダム”の持ってるビームライフルが当たっても、あんまりどころかこれっぽっちもダメージは無いんだよね。

 

もっと高出力の…例えば南 ことりが使っているウイングガン系列の持つバスターライフル位の威力があれば、あのクソ女の“トールギス・ヴァルキュリア”にもダメージを与えられるんだろうけどね。

 

でもね?今回はビームライフルでダメージを与える事が目的じゃないんだよ♪

 

ビームライフルでの攻撃はあくまでも牽制。

 

だから…

 

(ん、そだね。でも効かなくても良いからとにかくぶっ放しちゃって♪穂乃果、そーゆーの大好きでしょ?)

 

「ん。わかった!よぉっーーし!いくっぞーーー!!!」

 

んー♪元気♪元気♪

 

それでこそ私の穂乃果だよね♪

 

穂乃果はこちらへと突っ込んで来ているあのクソ女の“トールギス・ヴァルキュリア”に向かって飛行を続けながら、右手に持ったビームライフルを乱射し始めたの。

 

ビームライフルの銃口から次々に発射される緑色のビームの何発かは、相変わらずこちらへと突っ込んで来ている“トールギス・ヴァルキュリア”へと着弾。

 

そして案の定、“トールギス・ヴァルキュリア”のその堅牢過ぎる装甲に弾かれちゃうわ。

 

ま、予想通りの結果なんだけどね。

 

これで倒せたら苦労はしないよね。

 

私が内心で苦笑いを浮かべながらそんな事を考えている最中も、穂乃果はビームライフルを乱射しながら“トールギス・ヴァルキュリア”へと向かって行っていたわ。

 

あちらもこっちに向かって突っ込んで来ているから、彼我の距離はどんどん縮まって行って…

 

(そろそろ…かな?)

 

もう数秒で互いの機体が交差する…そんな距離まで近付いたの。

 

この位の距離なら大丈夫かな?

 

そう判断した私は…

 

(穂乃果!ビームライフルを絵里ちゃんにおもいっきりぶん投げて!)

 

穂乃果に次の指示を出したの。

 

「ん!えぇーーーい!!!」

 

穂乃果は突然、ビームライフルをぶん投げて!だなんてちょっと躊躇っちゃう様な私からの指示を、何の躊躇いもなく実行してくれたの。

 

普通はまだまだ使える武器をぶん投げろだなんて言われたら少しは躊躇しちゃうモノなんだけどね。

 

それなのに何の躊躇いもなく実行してくれちゃうのは、穂乃果が私の事を心の底から信頼してくれているから…だよね♪

 

嬉しいなぁ…すっごく嬉しいなぁ…♪

 

ん。

 

穂乃果の信頼にしっかり応えてあげなきゃ♪だね!

 

穂乃果からの信頼が嬉し過ぎて思わずニヤニヤしちゃいそうになるのをぐっと堪えている間にも、穂乃果がぶん投げたビームライフルは真っ直ぐに絢瀬 絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”へ向かって飛んで行っていたの。

 

恐らく絢瀬 絵里は穂乃果のこの行動を苦し紛れとら来る行動だとでも判断したんでしょうね。

 

絢瀬 絵里は自機へと投げつけられたビームライフルをまるっきり無視しちゃっているの。

 

まぁ絢瀬 絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”にとって、ただ投げつけられただけのビームライフルなんてその堅牢過ぎる装甲の前にはこれっぽっちも脅威にはならないでしょうから当然の判断よね。

 

ん。

 

でもその絢瀬 絵里の判断も、当然だけど私の想定内。

 

私はほくそ笑みながら次の指示を穂乃果に出すの。

 

(次!イーゲルシュテルンでビームライフルを狙って!)

 

「ん!ばーるかん!発射!!!」

 

穂乃果がトリガーを引くと、“ソルストライクガンダム”の頭部に内蔵されているバルカン砲“イーゲルシュテルン”が火を噴き、次々に弾丸が飛び出して行ったの。

 

弾丸はさっき投げつけたビームライフルへと吸い込まれる様に着弾して…

 

(どっかーん♪ってね♪)

 

絢瀬 絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”の目前で爆発。

 

私の思惑通りに飛び散るビームライフルの破片と爆炎が“トールギス・ヴァルキュリア”の視界をふさいでくれたの。

 

(今だよ!やっちゃえ!穂乃果!!!)

 

穂乃果にやっちゃえ!と叫びながら、私はこれはもう決まったね♪とか考えていたんだよね。

 

けど…

 

「ダメっ!」

 

(えっ?)

 

穂乃果は“ダメっ!”と普段発する事がない厳しい声を出すと、機体の進路を急に変えて地上へと降下し始めたの。

 

どうして!?

 

そう思った直後…ドンッ!と言う爆発音が蒼穹に響き渡ったの。

 

は?ナニ?今の爆発音?

 

突然の私が事態に戸惑っていると…

 

[[あら?避けられちゃったわね?]]

 

と、絢瀬 絵里の声がコクピットに聴こえて来たんだ。

 

っ!そうか!あの女!こっちが爆発を目眩ましにして突っ込んで来るって予想して、ブーステッドバーンとかって言う加速法を使って私達よりも早く突撃して来たんだ!

 

危なかった…あのまま穂乃果が私の指示に従って突っ込んでいたら、リーチの差で確実にこっちの攻撃よりも早く突撃槍の一撃を貰っていたよね…。

 

でも…穂乃果はどうしてブーステッドバーンが発動する時の爆発音が聴こえるよりも早く気付けたの?

 

その事がどうしても気になった私は、穂乃果に質問してみる事にしたの。

 

(ねぇ穂乃果…さっきの、どうしてわかったの?)

 

「ん?あのね?なんかこう…あのまま行ったらダメな気がしたの。」

 

(えーっと…それだけ?)

 

「うん!」

 

(あー、うん。アリガト…。)

 

あのまま行ったらダメな気がしたって…。

 

直感…とでも言えばいいのかな?

 

直感に従っただなんて、あまりにも非現実的だよ。

 

でも…私の…“ホノカ”って存在もかなり非現実的な存在だもんね。

 

うん。

 

とりあえずは穂乃果の直感のお陰で助かったから良しって事にしとこ♪

 

それよりもまずはあのクソ女だよ!クソ女!

 

次こそぶっ殺してやるんだから!

 

そう意気込んだ私の穂乃果と共有している視界の端に、チカチカと何か光るモノが見えたの。

 

その光が気になってよーーーく見てみると…

 

(…あぁ…あっちは終わったんだ。で、こっちを手助けしてくれるっと、そう言う事かな?)

 

穂乃果と私を空へと導いたどこかのお節介さんの姿が見えたの。

 

右手に持った左腕(?)を振り回すその姿が…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。


プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。




次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。



皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。
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