ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
最近、値段もお手頃で盛りも良くご飯おかわり無料な台湾料理屋さんを見つけて通っているQooオレンジでございます。
本日より本編第14話となります。
真姫ちゃんメインの真姫ちゃん新型機投入回となります。
なお投入まではあと四話ほど掛かりそうです…。
それでは 第14話「烈火天焦」そのいち 始まります。
合宿○日目の朝。
私、西木野 真姫は、合宿の舞台である南の島の砂浜で剣の師である海未と対峙していたわ。
「やぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「剣気の乗りは十分です。ですがまだ…踏み込みが甘いっ!」
「っ!?」
護国園田流では“気”と呼ばれている謎の生体エネルギーを身体中に、そして上段に構えた木刀(鉄芯入り)に十二分に流し込み、眼前の海未へと1歩踏み出す。
力強く踏み込んだ勢いを乗せて、上段から一気に木刀(鉄芯入り)を海未へと振り下ろす…けど、振り下ろした木刀(鉄芯入り)の一撃は、海未が何気なく身体の前へと持ち上げた木刀(やっぱり鉄芯入り)にぶつかった瞬間、まるで柳の葉を打ったかのようになんの手応えもなくあっけなく受け流されちゃったわ。
受け流されたことによって勢い余って海未の身体の横へと倒れ込むような形で両手を砂浜についたその時。
「一本…ですね。」
私の首筋に海未が手にした木刀(やっぱり鉄芯入り)をそっと添えて来たわ。
合宿が始まってからずっと続けている海未との朝のお稽古。
海未と言う圧倒的な上位者との打ち合いのお陰か、日に日に自分の剣の技量が上がっているコトを実感しつつも、それでもまだまだ海未が相手だとご覧の通りに子供扱いになっちゃうコトに毎朝悔しさを噛み締めちゃうのよね。
まぁ私と海未じゃ剣を振るってきた年期が違い過ぎるから仕方ないんだけど。
私はまだ剣を習い始めて1ヶ月も経ってないから。
それでも…
「“気”の扱いにはすっかり慣れた様ですね。合宿前と比べて身体に纏う量も上がっています。正直に言って真姫の成長速度は十分に異常と言って良いレベルなのですよ?」
私の成長速度は上々みたい。
1人で木刀(鉄芯入り)を振るっていても、以前より自分が上達してるって実感出来る時がコトが多々あるわ。
けど毎回毎回打ち合ってる相手が目の前に立つ凛曰く“リアルアマゾネスブシドー”の海未だから、これっぽっちも上達してる感が感じられないって言うのもまた事実なのよね。
海未みたいに人外レベルに至るにはまだまだってトコだわ。
「では次は刀に纏わせた“気”を炎に換えて斬り掛かって来て下さい。」
「ん。わかったわ。」
“気”を炎に換える。
護国園田流の“気”を扱う技術“気闘術”の初歩…の次の段階の“五行変生”。
“気”を扱う者が持つ五行(木火土金水)の素質によって変換出来るモノは代わるんだけど、私の場合はその五行の素質が“火”…炎なのよね。
熟練者は自分の持つ素質以外のモノにも変換出来るらしいけど、私じゃまだそこまでのコトは出来ないの。
ちなみに海未の持つ五行の素質は“水”…なんだけど、海未レベルの護国の剣士になると素質とか関係なく炎でも雷でも土でもお構い無しに自身の持つ“気”を五行変生させてそれはもう盛大にぶっ放して来るわ。
「ふぅ……。」
そんな“気”の五行変生を行うために両目を閉じて深呼吸をひとつ。
呼吸と共に身体中に“気”を巡らせる。
身体中に“気”を巡らせ終えると、次は右手に握っている木刀(鉄芯入り)へと己の“気”を染み込ませるように流して行く。
木刀(鉄芯入り)の切っ先まで自身の“気”が馴染む感覚を感じ取り…
「ふっ!」
その“気”に己の意思を乗せる。
乗せる意思はただひとつ。
“燃えろ”
私の“気”はその意思に従い…
「護国園田流…“烈火装”!」
紅く、紅く、燃え上がる。
護国園田流気闘術“烈火装”。
纏った“気”を炎へと換える技。
なんでもいいけどコレ…
(相変わらず“気”の消費量がヤバい…!)
文字通り“気”を燃やすためか、これってバカみたいに“気”の消費量がヤバいのよ。
今はただ木刀(鉄芯入り)に炎を纏わせてるだけなのにも関わらず。
この“気”の炎を全身に纏わせるとさらに消費量がヤバいのよね。
ぶっちゃけ今の私じゃ1分も持たないわ。
だから…!
「でやぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ガス欠になる前にさっさと斬り込む!
炎を纏った斬撃。
今の私が放てる最大威力の攻撃…なんだけど…
「五行変生は及第点、ですね♪」
さっきの焼き直しのように簡単に受け流されちゃったわ。
私は五行変生させて炎を纏わせて斬り込んだのに、海未に五行変生させてもいない状態の木刀(やっぱり鉄芯入り)で受け流されちゃうとか技量差を実感しちゃうわ…。
でもまぁ及第点って言うならまぁまぁ…なのかしら?
さて、そろそろどうして私がこんなコトをしているのか?ってコトについて説明しちゃった方が良いかしら?
私、西木野 真姫が急にバトルマンガみたいに“気”がどうだーとか、五行変生がどうだーとかやってる理由。
それはガンプラバトルでこの技術を応用するためなのよ。
炎を刀に纏わせる。
ちょっと前にそんなコトをガンプラバトルでやっていたヤツが居たのよ。
私が対峙したのは2頭身っぽいちっちゃい鎧武者みたいな変なガンダムだったんだけど、そのちっちゃい鎧武者っぽい変なガンダムが紅蓮に燃える剣を携えるその姿がちっちゃい変なガンダムなのになんて言えばいいか…うん、単純にスゴくカッコよかったの。
その後でちっちゃい変なガンダムなのに…とか言ったら花陽に物凄く怒られたけど。
“SDガンダムをバカにするなー!”って。
それはそうと…ちっちゃい変なガンダムだってあんなにカッコよかったんだから私も…って思っちゃったワケ。
ナニ?悪い?そんなおバカな理由でこんなコトをやり始めて?
べ、別にどうでもいいでしょ!
カッコイイから真似たいって思ったって!
ま、まぁそれで、ガンプラの方はソラに。
リアルでの方は海未に。
それぞれ相談してみたのよ。
で、海未の方は“炎を刀に纏わせる…ですか?出来ますよ?”と、普通に返されて特訓したってワケ。
………スッゴくふと思ったんだけど、ガンプラバトルで刀に炎を纏わせてだけなら別にリアルで同じコトを出来るようにならなくてもよかったんじゃ……………………気付かなかったコトにしましょ…。
ごほん。
そ、そんなワケで私は海未の指南を受けて“気”の五行変生を猛特訓。
幸い、私の五行の素質は“火”だったコトもあり、刀や木刀に炎を纏わせるコト事態はそこそこ簡単に出来ちゃったわ。
これで私の五行の素質が“火”の反属性(?)の“水”だったら大変だったんでしょうね。
そんなこんなでリアルでの方で刀に“炎”を纏わせるコトには無事成功。
次はガンプラでどうやって刀に炎を纏わせるか…ね。
ガンプラの持つ刀にどうやって炎を纏わせるか。
そのコトについて私は私の担当として、新しいガンプラ作りを手伝ってくれていたソラに相談してみるコトにしたの。
例の餃子騒ぎ(前回の閑話)があった次の日の午前。
私に宛がわれた工作室でガンプラを作っていた私は、隣に座ってあーだこーだとアドバイスしてくれていたソラに聞いてみたわ。
「ねぇソラ?ガンプラバトルでガンプラの持ってる普通の刀に炎を纏わせるってどうすれば出来るの?」
私の突然の問いに対して、ソラは一瞬キョトンとした顔(あ。その表情、結構かわいいかも♪って!ナニ考えてるのよ!私は!)を見せたあとで…
「は?んだよ?いきなり?」
って言って来たわ。
まぁいきなりそんなコトを言われたらそうなるわよね。
でもかわいい後輩の質問に対して、その返しは無いんじゃないの?
「だーかーらー!ガンプラバトルでガンプラの持ってる刀に炎を纏わせるのってどうすれば出来るのって聞いたのよ!」
ちょっとだけカチン♪って来ちゃった私は隣に座っているソラの方へと向き直って顔をグッ!と近付けて、語気を荒げて再び同じコトを問い質したわ。
「おう。顔、近ぇーな。」
ソラの顔にグッ!っと迫ったそんな私の目の前で、ちょっと呆れたような顔をしながら半目でそんなコトを言うソラ。
顔が近いってナニ言って……あっ!
「バっ!バカじゃないの!もう!ホントっ!イミワカンナイ!!!」
顔が近い。
ソラが言ったその言葉の意味を理解した私は、急いで目の前のソラの顔から飛び退いたわ。
だってよく考えるとあと少しで私の唇がソラの唇に届きそうな…いわゆるキスしちゃえそうなくらいに近い距離だったのよ!
うぅ…なんであんなコトしちゃったのよ…。
私、絶対に顔が真っ赤になってるわ…。
「はいはい眼福眼福。」
「うっさい!バカ!」
キリコロシテヤロウカシラ…はっ!ダメよ!ダメダメ!私以外は無理よ♪じゃなくて!素人相手に護国の剣技を振るったりしたら!
そんなコトがバレたら海未に殺されちゃうわ!
だから…
「えいっ!」
斬り殺す代わりにニヤニヤと楽しそうに笑うソラを軽く蹴ってやったわ♪
もちろん身体強化とかそこら辺のヤツは一切しない一般的な女子高生状態での蹴りよ♪
だって本気で蹴ったら簡単に一般人の骨なんて折れちゃうから♪
「いった!うぉい!ゴラァ!何故に蹴る!何故に!!!」
「アンタがバカだからよ!このバカ!」
「はぁ!?んだよ!そりゃぁ!ってかバカって言う方がバカだろ!」
「どうでもイイでしょ!そんなコト!そ!れ!よ!り!早く私の質問に答えてよ!」
「それが質問するヤツの態度かよ…ったく。で?お前のその質問ってヤツ、なんだっけ?」
「ガンプラバトルでガンプラの持ってる刀に炎を纏わせるのはどーすれば出来るの!よ!」
「おう。それそれ。」
もう!このおバカは!ホントにざっくりとやっちゃうわよ!
腕と足はいらないわよね?
生殖行動をするだけなら最低限、頭と胴体と陰茎と睾丸さえ残ってれば問題ないでしょ。
「オイ。お前、なんか怖ぇコト考えてねぇーか?」
「………………………………………………………………気のせいでしょ。」
「その微妙な間はなんだよ!その微妙な間は!!!」
「だから気のせいだって言ってるでしょ!!!ほら!そんなコトよりも早く私の質問の答えなさいよ!」
「あー、はいはい。」
「ハイは1回ってにこちゃんに言われてるでしょ!言いつけるわよ!」
「マジでやめれ。」
「止めて欲しかったら早く答え!」
「ったく…わかったよ…で、だ。お前の質問…“ガンプラバトルでガンプラの持つ刀に炎を纏わせるコトが可能か?”って質問の答えは、まぁ出来るって言えば出来る。」
あれ?出来るか出来ないか、じゃなくて、どうすればできるのか?って質問だったような?
でもやっぱり出来るんだわ!
ガンプラの持ってる刀に炎を纏わせるコトが!
「ねぇ!それってホント!」
「おうよ。マジもマジだ。」
「それ!どうやるの!教えて!」
ソラの返答に興奮しちゃった私は、またさっきみたいにグッ!っとソラの顔に自分の顔を近付けて声をあげたわ。
(だから顔近いっての…こんなに無防備だとこのまま唇ふさいじまうぞ?まぁやらねぇーけど。けとコイツ…綺麗な顔してんなぁ…。)
「ちょっと!ナニ黙ってるのよ!ほら!早く教えて!」
「へいへい…(ったく。無防備過ぎるのも考えモノだな…) あー、アレだ。バトルで刀に炎とかソレ系の芸当やるなら、1番簡単な方法はデフォでそれっぽいコトが出来ちまえるSDの武者系かナイト系を使うってコトだな。」
「SD?SDってアレよね?ちっちゃい変なガンダム?」
ソラの答えはSD(武者系?ナイト系?ナニソレ?)を使うってモノだったわ。
「おまっ!止めろ!ボケ!SD系をバカにするようなコト言うとSDガチ勢に夜道で後ろからぶっ刺されるぞ!」
「えっ?ナニソレ怖い。って!そんなコトはなんとでもなるわよ!」
夜道で後ろから襲ってくるって言ってもどーせ素人でしょ!
海未のトコの道場で護国の剣を学んでそれなりに闘えるようになった今の私ならその程度は十分に対処可能だわ!
「夜道で襲われてもなんとでもなるってお前なぁ…海未さんのトコで怪しい剣術始めてから段々と人間辞めて来てるよなぁ…。」
「誰が人間辞めて来てるよ!って言うか私なんてまだまだ海未みたいな人外レベルじゃないわよ!」
人間辞めて来てるだなんて失礼な。
まだ私は一応は人間レベルのハズよ!
多分!
「いや、海未さんはアレはアレであきらかにヤバいだろ。」
「そこは否定しないわ。神でも仏でも鬼でもとりあえず斬れるモノならなんでも斬り殺すとか言ってるんだから、まぁ控えめにいってヤバいわよね。」
「えっ?ナニソレ。ガチで怖いんだけど。」
「私だって怖いわよ。」
そもそも神様なんて見たコトすらないし斬れるようなモノなのかしら?
鬼とかはワンチャン居そうだけど。
「って!そんなコトはどーでもいいのよ!」
「いや!よくねぇーだろ!確実に!」
「いいのよ!今は!それよりも!SD系とか言うちんちくりんなガンダムを使えば炎を出したり出来るのね!」
「だーかーらー!SDのコトをちんちくりんとか言うとガチ勢に刺されるからやめれって言ってんだろ!」
「やめれってナニよ!やめれって!止めよでしょ!」
「突っ込むトコそこかよ!?」
もう!どーでもいいでしょ!
えーっと、それで…武者系とかナイト系のSDのガンプラを使えば炎を出せるのよね?
けど…
「ガンプラ…作り直さなきゃダメじゃない…。」
私が今作っているガンプラはSDガンダムじゃないのよ。
「だな。」
「ダメじゃん…。」
「だな。」
はぁ…結構自信作だから今からSDガンダムのガンプラを使ってまた作り直すって言うのもアレよね。
ならもう諦めるしかないのかしら…。
「で、だ。他の方法としては 「って!別の方法もあるの!?」 いや、あるだろ当然。」
あるんだ!?別の方法!?
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
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皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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