ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
今回の古戦場も無事に8万位以内に入れたQooオレンジでございます。
それにしても…やっぱり古戦場2ヶ月連続は辛いです…。
今回も本編となります。
それでは 第14話「烈火天焦」そのさん 始まります。
ガンプラバトルで刀に炎を纏わせる。
そのために私はクリアパーツを使用するコトになって、クリアパーツの光具合が変わってくるらしい“裏打ち”って作業をするコトになったの。
「今回“裏打ち”で使うのはコイツだな。」
ソラがそう言いながら自分のツールケースから出したのは、メッキコーティングされているかのようにキラキラと光りを反射する赤や青、金色に銀色とかの複数のテープだったわ。
「なんて言うか…ずいぶんと派手なテープね?」
「だな。」
キラキラと光りを反射する派手なテープなんて、暗緑色とかの地味な機体色を好むソラがよく持ってたわね。
「コイツはアルミを蒸着したモノでラピーテープって名前なんだよ。まぁ見ての通りメタルっぽい感じのテープだな。」
「ふーん。それで?コレをどう使えばいいの?」
「個人的には蒸着ってとこでドコの宇宙刑事よ!って欲しかったなぁ…。」
「は?」
ソラがナニかイミワカンナイことを言ってるけどそこは無視しして…私はソラから手渡されたラピーテープ?ってテープを手元で弄びながらそう訪ねたの。
普通に考えればテープなんだから貼るのよね?
だってテープなんて貼る以外の用途が無いじゃない。
「ソイツをクリアパーツの裏側に貼るんだよ。」
ラピーテープの用途。
それは私の予想通りにクリアパーツに貼るってモノだったわ。
ただし貼るのはクリアパーツの裏側。
裏側に貼るから“裏打ち”なのね。
でもクリアパーツの裏側に貼るって言うけど、これを貼るならせっかくの色んな色があるキラキラ部分が反対側になっちゃうんじゃないの?
「ちなみに今回の用途で使うのはテープの表側じゃなくて裏側の銀色の方な。」
「えっ?そうなの?」
「おうよ。」
赤や青とかの表側の部分じゃなくて、今回の用途で使うの裏側なんだ。
って言うか、これの裏側って銀色なんだ。
そう思ってロールされているテープを少しだけ剥がして裏側を確認してみると、ソラの言う通りホントにピカピカの銀色だったわ。
「クリアパーツの裏側にコイツを貼るとその銀色の部分が光を反射してクリアパーツが光って見えるようになるんだよ。」
私が少しだけラピーテープをロールから剥がして裏側を確認していると、ソラがどうしてラピーテープをクリアパーツの裏側に貼るのかの説明をしてくれたわ。
そっか。
この“裏打ち”って作業はラピーテープの裏側の銀色部分で光を反射させて、クリアパーツを光らせるためにやるんだ。
「なんか思っていたよりも結構簡単?」
「だろ?んじゃサクッとやっちまってくれや。」
「うん。」
私はソラに促されて赤い丸いクリアパーツをニッパーを使ってランナーからゲート部分を少しだけ残して切り取り、少しだけ残したゲート部分をやっぱりニッパーを使って切断。
その切り取った赤い丸いクリアパーツの裏側に、ラピーテープをロールから剥がして貼り付けて…あれ?
「これ、ラピーテープを貼ったらどうするの?」
丸いクリアパーツの裏側にラピーテープを貼ったんだけど、ラピーテープがクリアパーツから盛大にはみ出しちゃってるのよ。
「どうするの?って、普通にデザインナイフでクリアパーツからはみ出してる部分を切るんだよ。」
「あ、なるほど…。」
その言葉に私は自分のツールケースからデザインナイフ代わりに使っている愛用のメスの1本を取り出して、刃を丸いクリアパーツの縁にそうように動かすわ。
その作業をしていると、横から覗いていたソラが…
「なぁ…ソレ、デザインナイフって言うよりもメスだよな?ほら?手術とかで使う?」
って、話し掛けて来たの。
「そうだけど?それがどうかした?」
「いや、どうかした?って…なんでメス?」
「なんでって言われても…?」
私、デザインナイフよりもこっちの方が使い慣れてるのよね。
「別に切れるならデザインナイフでもメスでも刀でもビームサーベルでもなんでもいいんだけどよぉ…。(まぁぶっちゃけこの物語はフィクションです、ってヤツだしな。そんなワケでそこんトコ、ご覧の皆さんもよろしく頼んます。) 」
ソラはどこか不服そうにそんなコトを言って来るわ。
なんでもいいなら別にどうでもいいじゃない。
ソラの言葉に対して内心でそう返しながら、私はメスの刃を赤いクリアパーツの縁に添わせて進めるわ。
「1度でぐるっと丸く切らなくても大丈夫だぞ?最終的にクリアパーツの縁からラピーテープがはみ出さなけりゃいいんだから。」
そうは言うけど、やっぱり1回でキレイに丸く切り抜きたいじゃない?
そう思いながら刃を進めて、ラピーテープの余剰部分をキレイに切り取れた!って思った瞬間…
「あっ…!」
切り取ったクリアパーツが手元から飛んでいっちゃったの。
「あー、細かいパーツってムダに良く跳ぶんだよなぁ。」
「呑気なコト言ってないで飛んで行ったパーツを探しなさいよ!」
「へいへい。」
呑気なコトを言ってるソラを叱りながら、私はテーブルの上から飛んでいっちゃった小さな赤いクリアパーツを探したんだけど…
「なんでどこにも無いのよ!?」
床に落ちたハズの小さな丸いクリアパーツはどこにも見当たらなかったの。
「ガンプラのちっさいパーツが跳んでくと何故かどこにもねぇ…ガンプラあるあるだな。」
「ナニよ!その嫌すぎるあるあるは!」
ソラのガンプラあるあるを聞きながら床をくまなく探したんだけど結局…
「無いんだけど…。」
飛んでいっちゃった“裏打ち”したばかりの小さな丸いクリアパーツはどこにも無かったの。
もう!せっかくちゃんとキレイにラピーテープの余剰部分を切り抜けたのに!
「ま、おとなしくやり直しとけ。まだHア○ズもラピーテープもあるからよ。」
「言われなくてもやり直すわよ!!!」
そんなワケで“裏打ち”作業のやり直しよ!
さっきと同じ手順でクリアパーツをランナーから切り取って、ラピーテープを裏側に貼って…
「おう。今度は飛ばすなよー。」
「わかってるわよ!ちょっと黙ってて!」
ソラがチャチャを入れる中、私は再び右手に握ったメスの刃をゆっくりと動かすわ。
ゆっくり…ゆっくり…ゆっくり…。
私はゆっくりと、そして慎重に、手にしたメスの刃を進めたわ。
そしてついに!クリアパーツからはみ出していたラピーテープの余剰部分をキレイに切り取るコトに成功したの!
「やった!」
「おう。ただ…そこで力余ってまたパーツがピョンっと行くと悲惨だから気を付けろよ?」
「もう!不吉なコト言わないでよね!」
そんなコト言われると実際にやっちゃいそうで怖いのよ!
私ははみ出していたラピーテープ部分をキレイに切り取れたクリアパーツを、ピョン♪って飛んでいっちゃって失くさないように大切にパーツ保管用のケースに入れたの。
これでもうピョン♪って飛んでいっちゃうコトはないわ。
「ちなみに今回はラピーテープを使ったけど、メッキ系の塗料を裏側に塗ってもいいぞ。今回使った100均で売ってるラピーテープの方がコスパ的には良いけどな。なんせ100均だから100円(+税)だし。」
「ラピーテープじゃなくてもいいんだ…。なら私としては切り取る作業が無い分、メッキ塗料?ってヤツを裏側に塗った方が楽だったわ…。」
別にコスパが高くても私にはなんの問題もないもん。
「それで?次はどうすればいいの?」
次にクリアパーツの“裏打ち”をする時はコスパなんて関係なしに絶対にメッキ塗料を使ってやる!と、私はそんなコトを内心で決意しがら、ソラに次はどうすればいいのか問うわ。
「おう。あとは模型用の接着剤で貼るだけだ。」
「……それだけ?」
「それだけだな。」
「ふーん。」
“裏打ち”って作業も思っていたよりも簡単だったけど、そのあともクリアパーツを貼るだけってずいぶんと簡単なのね。
となると問題は…
「クリアパーツ…ドコに貼ろう…。」
よね。
「刀に炎ってならやっぱ刀身のドコかか?」
「うーん…でもそれだと鞘に刀が入らなくなるわ。」
「鞘に入らねぇーなら鞘を新しく作ればいいんじゃね?」
「あのねぇ…その“無いなら作れ”ってアンタや花陽に希のそのビルダー的なノリ!私みたいな素人に出来るワケ無いでしょ!」
「ア、ハイ。」
「まったく…!ほら!次の案!」
「 (次の案ってコレ、誰のガンプラだよ…いや、まぁいいけど。) 機体全体にエネルギー粒子を纏わせるとかなら機体の胸部装甲の辺りとかに貼り付けてるのを良くみるな。」
機体全体に纏わせる…ねぇ…。
全身に炎を纏わせるって言うのもカッコ良さそうよね…。
でもその場合って機体が熱でヤバいコトになったりしないのかしら?
「あとは…腕とか足とか?」
「私の場合は足はナシじゃない?別に蹴り技はあんまり使わないから。」
「んじゃ腕か?」
腕かぁ…。
私は脳内で腕にクリアパーツを取り付けた新機体をイメージしてみたわ。
深紅の装甲。
その腕部にキラリと光る赤いクリアパーツ。
バトル中にクリアパーツから溢れ出るキラキラとしたエネルギー粒子が刀に纏わりついて、そして…発火!
ん。
なかなか良いかも?
けど…
「私、腕の部分を使って結構攻撃を受け流したりするんだけど?」
「んなコトしたら当然クリアパーツ割れるだろ。」
「よねぇ…。」
腕の部分に取り付けるのは良いかも?って思ったんだけどなぁ…。
「なら手の甲とかはどーよ?」
「手の甲?」
手の甲は手の甲で裏拳とかしそうよね。
でもまぁ実際、私じゃ裏拳なんて滅多に使わないわよね?
なら別に問題ない…かも?
「ん。決めたわ!クリアパーツ着けるの!手の甲にする!」
「おう、そーか。んじゃま、決まったんならさっさと貼っちまえ。」
「わかってるわよ!」
そんなワケで完成したクリアパーツは新機体の左手の甲に貼り付けるコトにしたわ。
ピンセットでパーツケースの中から慎重に“裏打ち”した赤いクリアパーツを取り出して、その裏側に接着剤を塗って…
「慎重に…慎重に…」
左手が甲の部分に…
「ん…。」
そっと乗せる。
そして左手の甲の部分に乗せたクリアパーツをちゃんと接着させるためにそっと指で押したわ。
ズレないように…そっと…。
「いや、指でやんのかよ?」
外野がナニか言ってるけど気にしないわ。
そして指を離すと…
「ん!」
これで完成!よね?多分?
あとは…
「ソラ!例のシステム周りとかってヤツはちゃんとやってよね!」
ソラに専用のシステムを組んで貰って組み込めば、ついに刀に炎を纏わせて振り回せるわ!
ソラに専用のシステムを組んで貰っている間、私は新しいガンプラの組み立てを続けたわ。
組み立てって言っても、実はもうほとんど完成してるんだけどね。
だからちょっとだけ私の新しいガンプラを紹介しておくわ。
名前は“紅姫”。
私がガンプラバトルを初めてからずっと使っていたパパに貰った“百式”を1度バラバラにして、金色の部分を全部紅く、胸部装甲部分を黒くそれぞれ塗装したの。
ガンプラを作り慣れた人たちから見ればただ塗装しただけなんでしょうけど、私としてはこれでもスゴく頑張ったのよ?
ちなみにこの子の“紅姫”って名前はパパが名付けてくれたの。
“真姫の紅い百式”だから“紅姫”なんだって。
安直よね。
けど私はこの“紅姫”って名前、結構気に入ってるの。
そう言えば“紅姫”って名前を聞いた花陽が“観音開きして改めちゃうんですか!?”とかイミワカンナイことを言ってたわね。
ほんと、イミワカンナイわ。
そんな私の“紅姫”の装備は“百式”の時とおんなじでビームライフルとビームサーベルとクレイバズーカ、それに頭にバルカン砲。
そして左腰のサイドアーマーに3ミリ穴ってヤツをあけて取り付けた刀が1本。
あとは“武装領域(ウェポン・ストレージ)”の中に入れてある予備の刀が数本。
刀は海未の“嫁斬丸”みたいな一品物じゃなくて、全部数打ちの既製品よ。
見ての通り上でも言ったけど“百式”の時とおんなじ構成ね。
実際に動かしてみてからまた少し弄るかもしれないけど、基本的にはこれで私の“紅姫”は完成よ。
そうこうしているうちに…
「おう。ご希望のシステム組み終わったぞ。」
ソラが例の専用のシステムを組み上げ終わったのよ。
「早いわね。ねぇ?ちゃんと組んでくれたの?」
「モチのロンだっての。これでもプログラム関連は得意なんだよ。」
ソラって基本的にチンピラだからプログラム関連が得意とか言われてもイマイチ信用ならないのよねぇ。
「まぁ実際に試してみればわかるだろ。ってなワケで…今から1戦行っとくか?」
半目でソラを睨んで居ると、ソラが専用のシステムを組み込むために渡していた私のGPベースをこちらへと差し出しながらそう言って来たわ。
私はソラが差し出して来た深紅のGPベースを受け取りながら…
「とーぜんよ!」
って答えてやったわ。
“紅姫”の初陣よ!
斬って燃やして大暴れしてやるわ!
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。