ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
ようやく30msのアーム&レッグパーツの予備を買えたQooオレンジでございます。
これで家のティアーシャがついに3人娘に…。
今回も本編となります。
それでは 第14話「烈火天焦」そのよん 始まります。
あれやこれやと作業を終えて完成した私の新しいガンプラ“紅姫”。
その新しいガンプラ“紅姫”の初めての実戦投入のために、私はソラを伴って別荘地下に設置してあるガンプラバトルシミュレーターへとやって来たわ。
地下室にガンプラバトルシミュレーターと一緒に備え付けられているGPスキャナーで、もってきた“紅姫”をデータとして読み込ませて、それを私のGPベースへと書き込み。
私がその作業をしている間、ソラはバトル参加のための準備をしてくれていたわ。
ガンプラバトルシミュレーターが設置されてあるアミューズメントセンターだと、専用のスタッフさんがそこら辺のコトはやってくれるんだけど、私の別荘の設置されてあるヤツだと自分たちでやらなきゃダメなのよ。
そうこうしているとソラの方はバトル参加のための設定を終わらせたみたいで、自分の暗綠色のGPベースを手に持ちながらこちらへとやって来たわ。
「おう。こっちは終わらせておいたぞ。そっちの方はどーよ?」
私の方へとやって来たソラは、そう言いながら私の手元のGPスキャナーの画面を覗き込んだわ。
「お?固有アビが生えてるじゃねぇーか?」
GPスキャナーの画面を覗き込んだソラは、その画面に表示されていたある一文を目にして嬉しそうにそう言って来たわ。
「固有アビってこの“烈火装”ってヤツよね?コレってソラが設定したんじゃないの?」
GPスキャナーに“紅姫”を読み込ませた時に出てきた固有アビリティ“烈火装”。
同時に表示された説明を読んでみると、全身に炎を纏い一時的に機体性能を上昇させる…って感じの任意発動型のアビリティみたい。
コレって一部のガンプラに発現する“限界突破(リミットバースト)”みたいなモノってコトよね?
「俺はこんな設定してねぇーぞ?ってかコレ系の固有アビの有無は、全部ガンプラをスキャンした時にガンプラバトルシミュレーターのマザーシステムの判断で付与させるんだよな。まぁぶっちゃけどんな条件でコレ系の固有アビが発現するのか?ってのは、未だにガンプラバトル七不思議の1つってヤツなんだよ。とりあえずは固有アビが発現してラッキー的に考えとけば良いんじゃねぇーの?任意発動型だから別にあって悪いモンじゃねぇーからよ。」
「ふーん…そうなんだ…。」
ガンプラバトルにも色々あるのね。
とりあえずはこの“烈火装”って固有アビリティもあとで試してみないとダメね。
全身に炎を纏ってパワーアップ…うん。
ちょっとカッコいいかも?
「それで?今日のバトルはどんなトコに行くの?」
私は“紅姫”に発現した固有アビリティの話を終わらせ、今日のバトルの話に話題を変えたわ。
ガンプラバトルって言っても色んな種類?シチュエーション?があるから。
ガンダムの名場面みたいなトコに乱入するヤツとか、私としては1番馴染み深いバトルロイヤルとかそんな感じのヤツ。
私としてはやっぱり色んな人やガンプラと戦えるバトルロイヤルがいいわね。
「ん。今日は時間帯的にバトルロイヤルに参加出来そうだからバトルロイヤルにしたぞ?ダメだったか?」
やった♪バトルロイヤル♪
「問題ないわ。」
素っ気なく返事を返したけど、私としてはバトルロイヤルで問題ないどころかむしろ上等って感じだわ。
凛や花陽的に言えばばっちこーいってヤツね。
「問題ねぇーなら問題ねぇーな。」
「ナニよソレ?イミワカンナイ。」
「いや、コレ位はわかれよ。」
「どーでもいいわ。それよりもほら?準備出来てるなら早く行きましょ。」
このまま話しているとまたいつもみたいにグダグダになりそうだから、私は会話を無理矢理気味に中断させて、ガンプラバトルシミュレーターの筐体の方へと歩き出したわ。
「ったく…まぁいいさ。」
ソラも私に続いてガンプラバトルシミュレーターの筐体へと向かって来たわ。
「それじゃあっちで。」
「おうよ。」
そして2人でそれぞれ指定された筐体へと乗り込んで毎度お馴染みの出撃準備。
いつも通りGPベースをセットしてコンソールをポチポチ。
マザーシステムから出撃許可がおりたから…
「西木野 真姫!“紅姫”!出るわよ!!!」
早速出撃よ!
“紅姫”の背中のスラスターを噴射させて発進ゲートを疾走。
そしてそのままゲートをくぐり抜けて…
「今日は宇宙…か。」
今日のバトルフィールドである宇宙空間へと“紅姫”と共にその身を踊らせたわ。
何処までも広がる漆黒の宇宙。
そんな真っ黒な宇宙空間に身を漂わせながら、私は今さらながらある疑問を思い付いたわ。
それは…
「宇宙で炎って使えるの…?」
ってモノなの。
みんなも知っての通り、宇宙には酸素が無いわ。
炎を燃やすには酸素が必要。
酸素が無いと炎は燃えない。
酸素が無い宇宙じゃ炎は燃えない…。
ねぇ?これってもしかしなくても普通にダメなんじゃないの?
そんなコトを考えていると…
[[おう。待たせたな。]]
ソラが愛機の“ザク・リヴァイブ”と共に私の“紅姫”の隣へとやって来たわ。
私は早速、“紅姫”の隣にやって来たソラにさっき思い付いちゃった嫌な予想を問い質すコトにしたの。
「ねぇ!スッゴい今さらなんだけど、宇宙じゃ炎って使えないんじゃないの!」
この私の問いに対するソラの答えはと言うと…。
[[あー、うん。多分大丈夫だろ。]]
と言うなんともヤル気の無いモノだったわ。
「ナニよ!そのテキトーな答えは!!!」
こっちは真面目に心配しているのに!
[[イヤ、火炎放射とかは物理的?な炎関連の兵器類は使えねぇハズだけど、エネルギー粒子を使った場合やSDガンダム系の謎パワーにその他諸々のオカルト的なヤツは問題なく使えるハズだぞ。俺自身は使ったコトねぇーからよくわかんねぇーけど。]]
やっぱり言ってるコトがテキトーだわ…。
けど…
「使えるんならまぁ大丈夫…なのかしら?」
[[大丈夫だろ?ってかそんなに心配なら実際に使ってみればいいんじゃねぇーの?]]
「………それもそうね。」
確かに実際に使ってみた方が手っ取り早いわね。
でもどうせ使うなら試し斬りも兼ねてやりたいわね。
ドコかにテキトーに試し斬り出来そうなヤツが居ないかしら?
そんなコトを考えていると、コクピットに突然緊急通信を告げるアラートが鳴り響いたわ。
「っ!?ナニよ!コレ!」
[[緊急通信のアラート?バトロイでなんて珍しいな。]]
「アンタはなんでそんなに落ち着いてるのよ!」
[[いや、だって珍しいってだけでたまーにあったからな。]]
そうこうしているうちに
《緊急ミッションが発令されました。現在、地球に向かってコロニーが落下中です。連邦軍所属のMS各機は敵部隊を撃破して、このコロニーの落下を阻止して下さい。繰り返します…》
って感じで緊急通信が流れたの。
「コロニーの落下?連邦軍?ナニよコレ!イミワカンナイ!!!ソラ!説明!!!」
[[へいへい。コイツはバトロイでたまーにあるミッション形式のサプライズバトルってヤツだよ。バトロイに参加してる連中が敵味方の2つの勢力に振り分けられて、マザーシステムから通達されたミッションをクリアするために振り分けられた遊軍同士で協力して戦う…ってモンなんだ。今回の場合は俺たちは連邦軍でコロニーの落下阻止。敵軍はまぁ多分ジオンでコロニー落としの成功ってトコだろーな。]]
つまりは通常のバトルロイヤルとは違って、他の参加者が仲間になって、仲間にならなかった参加者と競いながらミッション達成を目指す…ったコトね。
[[ちなみに湧いてくるモブも毎度お馴染みのハイ・モックじゃなく、そのミッションのベースになったシチュエーションに出てくるヤツになるぞ。今回なら味方モブはジム系の機体で、敵モブはジオン系の機体だな。ってか今回のシチュエーション、0083のラストバトルか?]]
ソラのそう言うと、“紅姫”の広域レーダーに敵機を示す赤い光点が3個、こちらへ向かって来ているのが確認出来たわ。
“紅姫”のメインカメラを望遠モードに切り替えて、こちらへと向かって来ている敵機の姿を確認してみると…
「あれって…“ザク”…よね?」
そこに居たのは見慣れた坊主頭に1つ目の緑色のモビルスーツだったの。
[[性格には“F2ザク”のジオン仕様だな。]]
「そんなの私じゃ見分けつかないわよ!あと細かい男は嫌われるわよ!」
[[ガンヲタ的には細かい仕様を見逃した方が嫌われるんだよ。]]
「そんなの知らないわよ!」
そんなやり取りをしているうちに、3機のザク…ソラ曰く“F2ザク(ジオン仕様)”は、それぞれ手にしたいたマシンガンをこちらへと構えて攻撃態勢に入っていたの。
あとちょっと近寄って来たら射程内って感じね。
[[ザク好きとしては複雑な気分だけど、試し切りには丁度良いんじゃねぇーのか?]]
“ランドセル”とか呼ばれている“ザク”のバックパックのスラスターを噴射させながら接近し続けている3機の“F2ザク”を見ながら、ソラが呑気にそんなコトを言ってきたわ。
まぁ確かにアレが今回のNPC操作のモブモビルスーツってコトなら、“紅姫”の炎を纏った刀の試し斬りには最適よね。
それじゃ…
「やってやろうじゃないの!」
私は気合いを入れ直すと、サブコンソールを操作して1つのシステムを起動させるわ。
起動準備を整えて…
「“Awake”」
最後に起動キーとなるワードをポツリと呟いたわ。
それと同時に“紅姫”の左手の甲の部分に取り付けた深紅のクリアパーツから、淡い白色の粒子が漏れだして来たの。
この淡い白色の粒子が私の“紅姫”の発するエネルギー粒子ってヤツなのね。
コレ、機体によって色が違うらしいけど、私の場合は淡い白色なんだ…結構キレイじゃない。
そんなコトを思いながら、私は“紅姫”の左腰から刀を抜き放ち、淡い白色の粒子が漏れだし続けている左手の甲へと抜き放った刀の刀身をかざしたわ。
すると淡い白色の粒子は吸い込まれるかのように刀へと纏わりついて行ったの。
右手に持った刀の刀身に十分に淡い白色の粒子が纏わりついて時分を見計らって…
「“Blaze”」
私は次のキーワードを呟いたわ。
“燃えろ”と言うその言葉と共に、刀身に纏わりついていた白色の粒子は一気に燃え上がったわ!
ごうごうと深紅に燃え上がる炎。
そのキレイな深紅の炎に一瞬魅入っていると…
[[おいっ!ボケッとしてんじゃねぇーぞ!]]
隣に居たソラが声を掛けて来たのよ。
私はその言葉にハッとして視線を刀から前へと向けたわ。
すると、そこにはさっきよりもさらに接近して来ていて、今にもマシンガンを発射しようとしている3機の“F2ザク”の姿があったの。
マズイ!
そう思ったのも束の間、3機の“F2ザク”は一斉に手にしたマシンガンをぶっ放して来たわ!
「このっ!!!」
私はこのマシンガンの一斉射撃に対して、咄嗟にスラスターを噴射させて“紅姫”を加速!
ここで引いたらこのままあの3機の“F2ザク”にイニシアチブを取られたままになっちゃう!
そんなのまっぴらゴメンだわ!
だからこそ!ここは前進よ!!!
3機の“F2ザク”のマシンガンから放たれる弾丸の嵐の中へと身を踊らせつつ“紅姫”をさらに加速!
何発かの弾丸が“紅姫”の真っ赤な装甲を掠めて行ったけど、幸い致命傷になるようなダメージじゃないわ!
“紅姫”が接近して来たコトで、3機の“F2ザク”の内の2機がマシンガンを手放して、腰からヒートホークを抜き放ってこちらへと加速して来たの。
「ただのモブザクのクセに私に近接戦闘を仕掛けて来るだなんてナマイキよ!」
私は3機の“F2ザク”の内の1番手前に出て来たヤツの懐へと“紅姫”をさらに加速させて潜り込み…
「ハッ!!!」
気合い一閃。
燃え盛る刀を横薙ぎに振り抜いて1番手前の“F2ザク”を斬り裂いてやったわ!
胴体を真っ二つにしてやった“F2ザク”の残骸を押し退けて、私と“紅姫”はさらに前進!
“F2ザク”の残骸を押し退けた先には、もう1機のヒートホークを構えた“F2ザク”が待ち構えていたわ。
2機目の“F2ザク”はヒートホークを大きく振りかぶって、今にも“紅姫”へ向けて振り下ろそうとしていたの。
私はそのヒートホークを大きく振りかぶった“F2ザク”へ向けて、さっき真っ二つに両断した方の“F2ザク”の残骸(上半身の方)を掴んで投げつけてやったわ!
投げつけた“F2ザク”の残骸は見事にもう1機の方のヒートホーク持ちの“F2ザク”にクリーンヒット♪
ヒートホークを持ったもう1機の“F2ザク”は、私の投げつけた残骸をモロに食らって大きく態勢を崩しちゃったわ。
「そのスキ!見逃すなんてしないわよ!!!」
当然、私は態勢を崩した“F2ザク”へと“紅姫”を一気に接近させて燃え盛る刀を一閃!
2機目の“F2ザク”もキレイに両断してやったわ♪
これで残りはあと1機!
“紅姫”の視線を前へと向けると、両断された2機の“F2ザク”の残骸が漂うその向こう側に、残り1機の“F2ザク”がマシンガンの銃口をこちらへと向けているのが見えたわ。
このままじゃアイツに近付いて刀を振り抜くよりも先にマシンガンを打たれちゃいそうね。
なら…
「試してみるしかないわね!」
私は“紅姫”が手にした刀を脇構えで構え直し…
「護国園田流!剣衝術!火ノ行!緋燕!!!」
“飛べ!”という強い意思と共に刀を振り抜いたわ!
振り抜いた刀からは緋色の燕を模した斬撃が飛んで行ったわ♪
ガンプラバトルでトンデモ系の護国園田流の気闘剣術の再現はムリかな?って思ったけど、バトル前に事前に受けていたソラのアドバイス通りに技のイメージを強く持って行えばちゃんと再現出来ちゃえたわね♪
そんな感じで刀から飛び立った燃え盛る緋色の燕は、真っ直ぐにマシンガンを構えた“F2ザク”の最後の1機へと向かって行ったわ。
そして緋色の燕は“F2ザク”へと襲い掛かり…
「散りなさい!」
爆発。
[[ハデだなぁー、オイ。]]
後方に待機していたソラが“緋燕”を受けて爆散する“F2ザク”を見ながらそんなコトを言って来たけど…うん。
まぁ確かに緋色の燕が飛んで行って触れた瞬間に大爆発する“緋燕”って見た目も結果もハデよね。
けど…
「炎を纏った刀…ちゃんと使えたわね…!って!?う"ぇぇぇぇぇぇ!?」
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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