ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
フェルシーちゃんに惚れそうなQooオレンジでございます。
今回も本編となります。
それでは 第14話「烈火天焦」そのなな 始まります。
私の“紅姫”を“真っ赤で派手な百式”と言った失礼なイノシシ頭の“グレイズ”。
って言うかこのイノシシ頭の“グレイズ”の方が私の“紅姫”よりもよっぽど派手よね?
だってこのイノシシ頭の“グレイズ”って機体色が金色なのよ。
この前までそれこそ金色の“百式”を使っていた私が金色は派手だなんて言うのはちょっとアレかもだけど…。
私はそんな派手な金色でイノシシ頭の“グレイズ”…名前は確か“グレイズ・グリンブルスティ”とか言ってたわね…と相対していたわ。
相手の得物は2振りの両刃の剣。
アレ、確かロングソードとかって種類の剣よね?
その“グレイズ・グリンブルスティ”が持っている2振りのロングソードなんだけど、普通のロングソードじゃなくて刃の部分が何故かノコギリみたいにギザギザになっているのよ。
あんな刃こぼれしているみたいにギザギザな刃じゃ、斬りつけたとしてもマトモに斬れないんじゃないのかしら?
まぁ別に私が使うんじゃないから、私が心配するコトじゃないわね。
私が心配するべきは“紅姫”の“武装領域(ウェポン・ストレージ)”の中に入ってる刀の残数よ。
炎刀化させるとほぼ確実に1戦で刀が砕けちゃうから、今持ってる刀と合わせて残りの刀が5本って実は結構ピンチだったりしてるのよね。
ここからは刀の消耗が激しい炎刀化は控えなきゃダメね。
だから…
「行くわよ!!!」
このまま…炎刀化させないままで目の前のイノシシ頭の金色“グレイズ”…“グレイズ・グリンブルスティ”の相手をしてやるわ!
ぶっちゃけどうせ出オチ系のイロモノでしょうから余裕よ♪余裕♪
私は出オチ確定のイノシシ頭の金色“グレイズ”に向かって“紅姫”を加速させて、無造作に右手に握った刀を振り下ろしたわ。
上から下へと肩の辺りを適当に狙って振り下ろした“紅姫”の斬撃は…
[[すぅいーと!ですわ!!!]]
例の2振りのギザギザ刃のロングソードによって受け止められちゃったの。
正確に言えば“紅姫”の振り下ろした刀がギザギザ刃のロングソードのギザギザ部分で受け止めたのよ。
ってか“すぅいーとですわ!”って“あまいですわ!”ってコトでいいのよね?
変な言い回ししてわかりにくいったらありゃしないわ。
それにしても…頭のおかしそうなモブのクセによく私の一撃を受け止めたわね…。
ま、まぁただ適当に放った一撃だったから、出オチキャラ&出オチモブ機体でもこのくらいは普通に受け止めるコトはできちゃえるわよね?
とか思ったその瞬間。
[[ふんぬっ!!!]]
イノシシ頭の金色“グレイズ”はギザギザ刃のロングソードを強引に動かし、ギザギザ部分で受け止められていた“紅姫”の刀をバキッ♪っと折りやがったの。
「は…?」
目の前のその光景に私はぽかーん。
そんな私のスキを突いて…
[[あちこちガラ空きしまくりですわっ!]]
とか言いながら、イノシシ頭の金色“グレイズ”が例のギザギザ刃のロングソードで斬りかかって来たわ。
「って!ぽかーんとかしてる場合じゃないでしょ!!!」
私はハッとして“紅姫”のスラスターを噴射させて機体を後退。
ギザギザ刃のロングソードの一閃を紙一重で回避したわ。
[[あら?ナイス回避でしたわね!]]
ナニがナイス回避よ!と反論しようとしたんだけど…
[[その調子でドンドン回避してくださいませ!!!ほら!ほら!ほら!ほら!ほら!ほらぁぁぁぁぁ!!!]]
後退した“紅姫”に対して、イノシシ頭の金色“グレイズ”は2振りのギザギザロングソードで次々と鋭い突きを放って来たわ。
その突きに対して、私は時には機体を半身にして避け、また時には刀身の半ばで折られた刀を使って弾くコトで対応したの。
けど…
[[まだ!まだ!まだ!まだ!まだ!まだ!ですわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!]]
ムダにテンション高めで次々と鋭い突きを放って来るイノシシ頭の金色“グレイズ”に、私の“紅姫”は追い詰められて言っちゃったわ。
あ、ヤバい。
本能的にそう思った次の瞬間…
[[ここ!ですわっ!!!]]
イノシシ頭の金色“グレイズ”は背中のスラスターを噴射させて機体を一気に加速。
“紅姫”へと急接近しながら、右手に握った方のギザギザロングソードを横薙ぎに振り抜いて来たわ
「っ!このっ!!!」
私はその横薙ぎの斬撃に対して、咄嗟に左側の腰に取り付けてある刀の鞘を手に取りそのまま機体の前へと突き出したわ。
咄嗟に取った行動だったけど、その咄嗟の行動のお陰で、間一髪でギザギザロングソードの横薙ぎの斬撃を鞘で受け止めて防ぐコトができたわ。
今のはかなり危なかったわ…!
[[んふっ!上手く受け止めたと思っていても…!]]
助かった…と思ったのも束の間。
[[まだ!ワタクシ様のターンは終わってませんわよ!!!]]
イノシシ頭の金色“グレイズ”は、“紅姫”の刀の鞘で受け止めていたギザギザロングソードを上下に高速でギコギコと…まるでノコギリでモノを斬るかのような動きをしてきたの。
は?ナニしてるの?っと一瞬思ったけど、あのギコギコロングソードって見たまんまノコギリみたい使い方もできるって気付いた時にはもう遅く…。
[[ぎっちょんちょん!ですわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!]]
ギザギザロングソードを受け止めていた“紅姫”の鞘はばっくりと両断されちゃったのよ。
「ちょ!?」
ダメ!
さっきから押されまくってるわ!
見た目とノリと本人の“今回限りのモブ”とかって名乗りで完全にただのモブだと思って油断しちゃったわ!
[[さぁ!さぁさぁさぁさぁさぁさぁ!!!]]
今さら見た目その他諸々に油断したコトに後悔している私を尻目に、イノシシ頭の金色“グレイズ”はグイグイと前へと押し出て来て、その攻め手を一切緩めないわ。
突きと斬撃を巧みに組み合わせて“紅姫”へと襲い掛かるイノシシ頭の金色“グレイズ”。
手にしていた刀も折れ、鞘までも両断された私はもう大ピンチもいいトコよ。
このままコイツに攻めさせたらダメ。
そう思った私はこの状況を打開するために、下がるのではなくあえて前へと出るコトにしたの。
イノシシ頭の金色“グレイズ”が放つ突きと斬撃の連撃の隙間へと…
「ごめん!“紅姫”!!!」
スラスターを全開て噴射させて、強引に突っ込んだわ!
ギザギザロングソードが“紅姫”の装甲をギギギっ!と嫌な音を響かせながら削って行くのを感じながらも、私は臆せず前へと加速!
加速の勢いそのままに…
「あんまり調子に…乗らないでよね!!!!!」
イノシシ頭の金色“グレイズ”へと体当たりをぶちかましたの!
[[なんと!?ですわっ!?]]
ガキン!っと言う激しい音と共にぶつかる“紅姫”とイノシシ頭の金色“グレイズ”。
両機は激突の反動でお互い弾け飛び、そのまま離れて行き、私は一旦イノシシ頭の金色“グレイズ”から距離を取るコトに成功したわ。
私は体当たりの衝撃で弾け飛んだコトでキリモミする“紅姫”を、スラスターやバーニアを必死に操り機体を安定させつつ、素早く“武装領域”を展開させてその中から予備の刀を鞘ごと取り出して左側の腰へとマウント。
左腰へと刀の鞘がマウントされると同時にその刃を一気に引き抜いて構えたわ。
これで刀の残りはあと4本。
でもこの目の前のイノシシ頭の金色“グレイズ”…思っていた以上に強いわ。
こうなったらもう節約どころの話じゃないわよね?
だって節約して負けましたじゃ意味無いもん。
だから…
「もう油断もしないし節約もしないしわ!全身全霊!全力全開でぶった斬ってあげる!!!」
ただただ全力で!
問答無用で叩き斬ってやるわ!!!
「“Awake”!!!」
気合いを入れ直すと同時に、私は左手の甲の部分に取り付けたエネルギー粒子発生装置を音声起動。
“Awake”と言うキーワードと共に左手の甲から溢れ出すのは淡い白色の粒子。
その溢れ出す淡い白色の粒子を刀へと纏わせ…
「“Blaze”!!!」
発火!
“Blaze”と言うキーワードと共に白色の粒子は一気に深紅の炎へと燃え上がったわ。
私は粒子を纏い燃え上がった刀を振り上げ…
「飛んで爆ぜなさい!護国園田流!剣衝術火ノ行!“緋燕”!!!」
ようやく体勢を立て直して、例のギザギザロングソードを構え直した直後のイノシシ頭の金色“グレイズ”へと、緋色の燕を模した衝撃波を放ったわ!
続け様に…
「もう1発!剣衝!“緋燕”!!!」
2匹目の緋色の燕を放ったの!
立て続けに放った2匹の緋色の燕たちは、イノシシ頭の金色““グレイズの左右から襲い掛かって行ったわ。
さらに…
「行きなさい!“紅姫”!!!」
背中のスラスターを全力で噴射!
追撃を仕掛けるために機体を一気に加速させて、緋色の燕を追いかけるようにイノシシ頭の金色“グレイズ”へと肉薄するわ!
対するイノシシ頭の金色“グレイズ”は…
[[プンプンプンプンとおしゃら臭いですわっ!!!]]
とかイミワカンナイ事を言いながら…
[[ふんっ!ふんっ!!!]]
両手にそれぞれ持つギザギザロングソードを一閃二閃と振り抜き、2匹の“緋燕”を斬り裂いたの。
けど…
[[あうちっ!?]]
“緋燕”は斬り裂かれたその瞬間に爆発。
“緋燕”を放つ時に込めた剣気がかなり少量だったから、機体自体には大したダメージを与えられない小規模な爆発だったけど爆発は爆発。
2匹分の“緋燕”の起こした爆発で、イノシシ頭の金色“グレイズ”の視界を塞ぐコトに成功したの。
私はその目眩ましの爆炎が晴れないうちに…
「護国園田流!火ノ行!“八葉炎牙”!!!」
肉薄したイノシシ頭の金色“グレイズ”へと、炎を纏った超高速の8連撃を放ってやったわ。
これが海未なら属性の付与は無いけど、“八葉散華”で8連撃からさらにもう8連撃。
そしてオマケにもう1回8連撃で合計24連撃とかぶっちゃけバカじゃないの?ってくらい連撃しまくれるんだけど、今の私じゃ“八葉”で8連撃を1回が限界。
それでも…!
「イノシシ狩り程度にはもったいないくらいでしょ!!!」
イノシシ1頭狩るならなんの問題もないわ!!!
イノシシ頭の金色“グレイズ”へと襲い掛かる炎を纏った8連撃は肩に、頭に、脚に、腕に、そして胴体に。
容赦なく襲い掛かりその金色の装甲を切り裂いたの。
[[おほっ!?]]
そして…
[[あんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?]]
バラバラに斬り裂かれたイノシシ頭の金色“グレイズ”は、意味不明な叫び声と共に爆散して行ったわ。
「ふぅ…。」
爆散するイノシシ頭の金色“グレイズ”を傍目に見ながらちょっとひと息。
と、同時に…
「あ……やっぱり炎刀化させると一戦が限界なんだ…。」
“紅姫”が右手に握っていた刀からバキバキとイヤな音が響いて来てあっけなく砕け散っちゃったわ。
これで“武装領域”の中に入ってる刀の残りは3本。
こんなに刀の消費量が多いとか非常にマズいわ。
まぁ砕けた刀の内の1本は私が油断したせいでイノシシ頭の金色“グレイズ”に折られちゃったんだけど。
まさに油断大敵ってヤツね。
“武装領域”の中から予備の刀を1本取り出しながら、さっきまでの戦闘について反省していると…
[[おう。終わったみてぇーだな。]]
と、いつの間にか“紅姫”の隣へとやって来ていたソラが話し掛けて来たわ。
ソラは私がイノシシ頭の金色“グレイズ”を相手にしていた間、そのイノシシ頭の金色“グレイズ”が引き連れていた仲間たちの相手をしてくれていたみたいね。
ソラの“ザク・リヴァイブ”がこうして五体満足で隣に居るんだから、ソラの戦闘の結果は言うまでもないわよね、
もっとも五体満足もナニも、ソラがガンプラバトルで負けるトコなんて想像も出来ないんだけど。
きっと“Rrapid acceleration(ラピッドアクセラレーション)”とかで問答無用で敵機を殲滅して、私の“紅姫”とイノシシ頭の金色“グレイズ”との戦闘を眺めていたんでしょうね。
[[装甲にあちこちキズはあるっぼいけど、機体自体には特に問題はねぇみてぇーだな。ならさっさと次に行くぞ、次に。まだまだ獲物は腐るほど居るだろうからな。]]
合流したソラは私の“紅姫”の状態を問題無しと判断すると、早速継ぎの獲物を探しに行くぞと言ってきたわ。
ソラの言う通り、“紅姫”自体には問題はないんだけど、刀の残りがあと3本とかなり心許ないって言うのは問題よね。
でも…
「了解よ。」
予備の刀の残りが少ないからって、怖じ気づいて逃げるだなんて絶対にイヤ!
「予備の刀は残り3本!まだまだ斬って斬って斬りまくってやるわ!!!」
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。