ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
夏は暑くてあまり好きではないQooオレンジでございます。
私が子供の頃の夏はここまで暑くはなかったような…?
今回も本編となります。
それでは 第14話「烈火天焦」そのきゅう 始まります。
今回のバトルでは私と同じ連邦軍側に割り振られたっぽい“デカブツ”のファイターとあれやこれやとしているうちにすっかりとモブNPCの敵機の集団に囲まれてしまっていた前回。
取りあえず私と“デカブツ”のファイターは2人で協力して、周囲を取り囲んだこのお邪魔なモブNPCの敵機を殲滅するコトにしたの。
“紅姫”を駆り手近な“F2ザク”をサクッと斬り捨てた私に対して…
[[ちょっとバーサーカー女!アンタが見境なしに襲いかかって来たせいでこんなコトになってるんだからチャキチャキとこのモブ連中を潰しまくりなさいよね!]]
例の“デカブツ”のファイターが何故か上から目線でそんなコトを言って来たわ。
「バーサーカー女?」
[[そうよ!助けてあげたのに問答無用で私に斬り掛かって来たんだからバーサーカー女よ!!!]]
「ナニソレ?イミワカンナイ。」
このモブNPCに囲まれまくってる状況が私のせいでって部分にはほんのちょっとだけ同意するけど、それでなんで私が“バーサーカー女”になるのよ?
まぁたぶんさっき敵味方の識別を確認しないで反射的に斬り掛かろうとしたから“バーサーカー女”って言ってるんだろうけど、私としてはその呼び方はちょっとどころじゃなく不本意だわ。
だって“バーサーカー”って確か“狂戦士”とかそんな感じの意味だったハズよね?
“狂戦士”って言うのは嬉々(鬼気?)として刀を振り回しまくって斬りまくる海未とか、やっぱり嬉々(鬼気?)として味方巻き込んでバスターライフルをぶっ放しまくることりみたいな連中のコトを言うのよ。
あの2人に比べたら私なんて全然“狂戦士”なんかじゃないわ。
なんて言えばいいのかしら?
海未とことりに比べたら圧倒的に狂気が足りないみたいな?
それなのに人のコトを“バーサーカー女”だなんて…ホント失礼しちゃうわ。
私はそんなコトを考えながらも、手にした刀を振るい続けて周囲の敵機を斬りまくっていったわ。
“バーサーカー女”って言葉に内心で反論しながら黙々と作業の様に刀を振るう私と“紅姫”。
その一方でぎゃーぎゃーと未だにナニか私に対して文句を言い続けている“デカブツ”のファイターも、その凄まじいまでの火力を十二分に発揮させて大暴れしていたわ。
前回 (※ 第5話「START:DASH!!」そのきゅう てんご ) 、あの“デカブツ”と戦った時にガンプラに詳しい花陽が言っていたけど、あのバカみたいにデカい“デカブツ”って1/144の“ガンタンク”を魔改造しまくって作ったらしいわ。
ガンプラ初心者の私にはあの“デカブツ”のドコが“ガンタンク”なのかさっぱりなんだけど。
だってアレ、機体のサイズからしてあきらかに1/144の“ガンタンク”じゃないわよね?
1/144の“ガンタンク”よりも一回り…ううん。
確実に二回り以上はデカいのよ?
“デカブツ”はそんな“ガンタンク”よりも二回り以上もデカい胴体(車体?)に、ガトリングガンやミサイルランチャー、キャノン砲やバルカン砲とか実弾系武装がこれでもかってくらいに搭載されていて、その火器を周囲のモブNPCへと盛大にぶっ放しまくって大暴れしているわ。
[[このっ!このっ!このっ!モブのクセに!モブのクセに!モブのクセに!!!私の邪魔してっ!ナマイキよ!!!シューセーしてやるんだから!!!]]
うん。
いつの間にか私への文句は止まって、“デカブツ”のファイターのヘイトは私たちの周囲を取り囲んでいるモブNPCの敵機へと向いちゃったっぽいわね。
[[ふんぬばらーーーー!!!]]
大量の実弾系武装をぶっ放してるかと思ったら今度はなんだかよくわからないコトを言いながら、両手に取り付けてあるバズーカの砲身で近付いて来た“リック・ドムⅡ”をグシャっと殴り潰してるわ。
って言うか、バズーカってあんな感じに鈍器代わりに使っても大丈夫なのかしら?
暴発とかしないモノなの?
バズーカを鈍器のように使っている“デカブツ”を見て私がドン引きしているうちに…
[[これで!ラストよ!!!]]
件の“デカブツ”は私たちを取り囲んでいたモブNPCの最後の1機を左手側のバズーカをぶっ放すコトで派手に粉砕したわ。
[[ふんっ!殲滅完了よ!この羽生サマにかかればザコ掃除なんてざっとこんなモンよ!!!]]
“デカブツ”のファイターは鼻息も荒く勝利の雄叫び(?)を上げているわ。
テンション高いわねー。
まぁどうでも良いけど。
そんなコトを思ったその時…。
「あっ…!」
“紅姫”の手元からバキッ!っと音がして、右手に持っていた刀が刀身の半ばから折れちゃったの。
「また折れた…。」
今回は炎刀化させなかったのにたった一戦で折れるとか…マジであり得ないわ…。
コレってやっぱり私が未熟だからなのよね…。
[[ナニ?アンタ、刀折れたの?ぷぷぷ♪バトル中に刀折っちゃうとかちょーへたくそ♪]]
「ヘタクソで悪かったわね…。」
こうも簡単に刀が折れちゃうんだから、自分がヘタクソだってコトは私が1番わかってるけど、他人に…しかもさっき会ったばかりのヤツに言われるもスゴくイヤな感じだわ。
[[アンタ、刀か折れちゃったんならもう戦えないんじゃないの?なんなら私の“ベンケイ”のバズーカ1個貸してあげる?アンタのその赤い“百式”と私の“ベンケイ”って同じUC系列の機体同士だから、問題なく使えるハズよね?]]
私が無言で刀身の半ばから折れちゃった刀を見つめていると、不意に“デカブツ”のファイターが両手に取り付けてあるバズーカを1つ貸してあげる?とか言い出したの。
私のコトを心配してそんなコトを言ってきたのかしら?
もしそうだったらこの子って案外と良い子だったりするのかしら?
「大丈夫よ。まだ“紅姫”の“武装領域(ウェポン・ストレージ)”の中に予備の刀がはいってるから…あと2本しかないけど…。」
私はバズーカを貸そうか?との“デカブツ”のファイターにそう返事を返しながら、“武装領域”を開いて予備の刀を抜き身のまま1本取り出して、それを“紅姫”の右腰の鞘の中へと納めたわ。
[[予備あるんだ。ふーん。案外と用意が良いわね。バーサーカー女のクセに。]]
予備の刀を“武装領域”の中から取り出している様子を見ながら、“デカブツ”のファイターはまた私のコトを“バーサーカー女”って言って来たの。
その“バーサーカー女”ってヤツ、いい加減に止めて欲しいんだけど…。
だから私は“デカブツ”のファイターへとハッキリとそのコトを言ってやるコトにしたわ。
「ねぇ…その“バーサーカー女”っての、いい加減に止めてくれない?」
[[なんで?]]
「普通にイヤだからよ。そもそも私なんかよりもバーサーカーって2つ名が相応しいくらいに大暴れしまくる連中が他に居るし。少なくとも2人ほどは。」
[[えっ?ナニソレ普通に怖い。]]
確かにキレイな笑顔で刀を振り回す大和撫子とか、にっこり笑顔でバスターライフルをぶっ放しまくるゆるふわ美少女とか普通に怖いわね。
後者の方はスキあれば包丁振り回してヒトのコトを美味しくお料理しようとする悪いクセ(?)もあるみたいだし。
そう考えるとまだちょっとはリアルブシドーな大和撫子の方がマシなのかしら?
少なくともすぐに狂うゆるふわ鳥類系殺人シェフよりは理性的だし。
[[よくわかんないけど取りあえずわかったわ!アンタがバーサーカー女って呼ばれるのがイヤだって言うならもうバーサーカー女って呼ばないであげる!優しい私に泣きながら盛大に感謝しなさいよ!それで?バーサーカー女じゃないならアンタのコトはなんて呼べばいいの?ってかそもそもアンタの名前!私まだ聞いてなかったわね!ねぇ!アンタ!名前は!あのね!私はね!ハネイって言うの!羽に生って書いて羽生(ハネイ)って読むのよ!ママとパパがつけてくれたの!どう!スッゴい可愛い名前でしょ!褒めまくってもぜんぜん良いのよ!ってか褒めなさいよね!!!あとこの子は“ベンケイ”!スッゴい強いんだから!そんなワケでよろしくね!それで?アンタの名前は?もったいぶってないで早く教えなさいよね!!!]]
周囲に敵機が居ないコトを確認した私たちは、機体を寄せあってお互いに音声のみでの通信から映像アリでの通信に切り替えたわ。
すると“紅姫”のメインモニターに表示された通信モニターの向こう側には何故かムダにドヤ顔で私へと自身の名前を褒めろと言って来ている、喋らなければ妖精かとも思えるくらいにとても可愛らしい見た目の美少女が映し出されたの。
実弾系武装をぶっ放しまくって大暴れしていた“デカブツ”(正式名称は“ベンケイ”って名前らしいわ)のファイターがこんなにも可愛らしい娘だったなんて正直かなりびっくりしたわ。
ぶっちゃけ搭乗している“ベンケイ”がバカみたいにデカい機体だから、当然そのバカみたいにデカい機体に乗ってるヤツも山のようにデカい鬼みたいなヤツだって勝手に思ってたから。
こんなにも華奢で可愛らしい娘がファイターだなんて予想外もいい所よ。
「ハイハイ。可愛い可愛い。」
[[むっ!なんかちょーおざなりな褒め方!]]
「そう?気のせいじゃないの?」
[[そーなの?]]
「そうよ。」
[[そっか!なら良いわ!]]
結構テキトーに返事を返したんだけど、この娘、簡単に信じたわね。
こんなに簡単に信じちゃって、この娘は色々と大丈夫なのかしら?
音ノ木坂に大量に棲息している頭のおかしい変態共に簡単に騙されてそこら辺のラブホに連れ込まれてあーんなコトやこーんなコトをされちゃうんじゃないの?
他人事だけどちょっと心配になっちゃうわ。
[[ねぇ!それでアンタの名前はなんて言うの?]]
この娘、大丈夫かしら?って考えていると、羽生から再び私の名前を訪ねられたわ。
自分から名乗られたんだから私の名前だけ教えないっていうのはダメよね。
そんなの仁義に反するわ。
一方的に私の名前だけを教えろ!って言うなら無視しても良かったんだけど。
仕方ないから名乗ってあげないと。
「マキよ。真実の真にお姫様の姫で真姫。」
[[そう!真姫って名前なのね!わかったわ!なら…そうね…マキ…マキ…マキマキ…マッキンリー…マッキントッシュ…なんか違うわね…うーん…マクギリス?あっ!マクギリス!真姫でマクギリスだからマッキー!うん!マッキー!今日からアンタはマッキーよ!]]
「は?えっ?なんでいきなりあだ名呼び!?しかもマッキーって!?」
マッキーなんてそれじゃまるで1期は良かった…でお馴染み?の某鉄血のオルフェンズ2期でバエルに乗ったら頭バエルになっちゃう絶対に裏切って巨大モビルアーマーに乗ってラスボスになると思ったら微塵も裏切らなかった某10歳の婚約者が居るヤツみたいじゃないの!!!
そんなのぜぇぇぇぇぇぇぇったいに我慢ならないわ!!!
「ちょっと!マッキーなんて止めてよ!普通に真姫って呼びなさいよね!」
[[えっ?ヤダ。]]
「即答!?」
ノータイムでヤダって言われたし!?
ソコはちょっとだけでも考える素振りくらいはしなさいよね!
[[ほら!そんなコトよりも早くコロニー泊めに行くわよ!もうそろそろ阻止限界点なんだから!このままじゃ私たちの連邦側が負けちゃうじゃないの!私!負けるなんてまっぴらゴメンよ!!!]]
「マッキー呼びをそんなコトって言われた!?しかもなんかいつの間にか一緒に行くコトになってるし!?」
[[マッキー!全速全壊でガンガン飛ばして行くから“ベンケイ”に掴まりなさい!]]
「だからマッキーって止めてよね!!!あと全速全開がの全開が全壊になってるわよ!怖いから!全速全壊だとなんか全速だして派手に壊れそうでなんか怖いから!!!」
[[だいじょーーーぶ!私の“ベンケイ”はちょっとやそっとじゃ壊れたりなんてしないわ!]]
「そのちょっとやそっとじゃ壊れないヤツを弾丸1発でぶち壊した記憶があるだけど!?」
たぶんムダだと思いながらもマッキーって呼び方を拒否しつつ、私は文句を言いながらも“デカブツ”改め“ベンケイ”のファイター“羽生”の言葉に従って、彼女の“ベンケイ”の巨体へと手を伸ばしたわ。
“紅姫”の右手で“ベンケイ”の巨体の突起部分掴むと…
[[掴んだわね!マッキー!うっしゃ!それじゃコロニーぶっ潰しにいっくわよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!]]
羽生は意気揚々と“ベンケイ”を猛スピードで発進させたの。
その猛スピードで発進した“ベンケイ”の進路上には何機かのモブNPCがリポップし始めていたんだけど…
[[私の勝利の邪魔するクズとクソは轢き殺す!!!]]
羽生はそんな物騒なコトを言って、宣言通りに“ベンケイ”の巨体で進路上の敵機を体当たりで粉砕しまくって進んで行ったわ。
ってか私、羽生の強引さに流されるまま一緒にコロニーを止めに向かってるけど…
「ソラのヤツ…どーしよう…。」
対モビルアーマー戦の実地訓練とか言って“ヴァル・ヴァロ”を私に押し付けてどっかに行っちゃったソラのおバカのヤツ…どうしようかしら。
まぁ…
「ソラなら放っておいても大丈夫…よね?」
腐ってもソラだし。
ソラならきっと1人でも余裕でしょ♪
うん。
問題ないわね♪
たぶん。
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。