ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

古戦場を無事に闘い抜いたQooオレンジでございます。










今回も本編となります。









それでは 第14話「烈火天焦」そのじゅういち 始まります。
















第14話「烈火天焦」そのじゅういち

コロニーの“核パルスエンジン”とか言う推進装置を守る部隊との戦闘に突入した私の“紅姫”と羽生の“ベンケイ”。

 

実弾武装てんこ盛りで私の“紅姫”とは比べ物にならないくらいに高火力な羽生の“ベンケイ”を“核パルスエンジン”に向かわせるために、私と“紅姫”は炎刀状態の刀を引き下げ露払いとして先陣を切ったの。

 

手始めに…

 

「護国園田流!剣衝術!火ノ行!“巫炎(カムロ)”!!!」

 

炎刀状態の刀を大きく振るって巨大な火球を敵集団のど真ん中へと放ったわ。

 

巨大な火球は敵集団の中央へとたどり着くと…

 

「弾け飛んで!爆ぜなさい!!!」

 

私の叫びと共に派手に爆散。

 

周囲のモビルスーツたちへと小さな火球の群れととなって襲い掛かって行ったの。

 

そして飛び散った小さな火球たちは少しでもナニかに触れると、宇宙空間を真っ赤に染め上げる火柱を上げながら爆発。

 

守備部隊の中央部分では派手な火柱が次々に上がって、その上がり続ける火柱の数だけ私たちの邪魔をするヤツを葬って行ったの。

 

この“巫炎”(カムロ)による攻撃で、敵の護衛部隊の中央部分に壊滅的な損害を与えるコトが出来たわ。

 

まぁ飛び散った小さな火球に触れたら爆発して火柱を上げるとか普通は思わないわよね。

 

流石はトンデモ剣技満載の護国園田流の技だわ。

 

そもそも宇宙空間で炎系の技が使えているのが謎過ぎるし。

 

宇宙空間に酸素なんて無いハズなのになんで普通に燃えてるのよって話よね。

 

そこら辺のコトを後で私の護国園田流の師匠でもある海未か、ガンプラバトルに詳しいソラか花陽辺りにでも聞いてみようかしら?

 

そんなこんなでこの“巫炎(カムロ)”の先制攻撃により大損害を受けちゃった敵の守備部隊はてんやわんやの大パニック。

 

この大パニック状態は向こう側にマトモに指揮が取れるヤツが1人でも居たりしたら違ったのかもしれないけど、どうにも向こう側の守備部隊はただ固まって数の利を使い戦うって腹積もりだったみたいで、部隊の指揮を取れるようなヤツは居ないっぽいわ。

 

まさに烏合の衆ってヤツね。

 

そんな烏合の衆な敵の守備部隊だけど、いつまでも大パニックのままってワケにはやっぱりいかなかったわ。

 

ある程度するとファイターが乗り込んでいる有人モビルスーツたちの半分くらいが態勢を整え直して、お返しだ!と言わんばかりに私たちへ向けてそれぞれ手持ちの射撃武装をぶっ放して来たわ。

 

それに追従する形で他の守備部隊のモビルスーツたちも攻撃を開始。

 

そんな守備部隊が放った色とりどりのビームにミサイルや砲弾&弾丸が、雨あられと“核パルスエンジン”を目指す私の“紅姫”と羽生の“ベンケイ”へと襲い掛かって来たのよ。

 

この射撃武装による攻撃の嵐に巻き込まれたりしたら、装甲の分厚い羽生の“ベンケイ”ならまだ耐えられるかもしれないけど、私の“紅姫”じゃ間違いなく撃墜判定待ったなしになっちゃうわ。

 

ここはおとなしく回避を優先して“核パルスエンジン”へと移動ルートを変更した方が無難なんだけど、そうすると時間が足りなくなる可能性が出てきちゃう。

 

だから…

 

「羽生!この弾幕は私がなんとかするから、とにかくアンタは真っ直ぐ進みなさい!」

 

と、いつの間にかすっかりと私の僚機になっている羽生へと真っ直ぐ進むようにと指示を飛ばしたの。

 

[[ちょ!?マッキー!?アンタ!なんとかするって!マジでなんとか出来るの!?]]

 

羽生が慌てたようにそう返してくるけど、そんなの…

 

「任せなさい!!!」

 

出来るに決まってるわ!

 

だってその為の護国園田流だもん!

 

[[あー!もう!わかったわ!そんなに自信満々ならマッキーのコト!信じてあげる!!!でもダメだったらバカみたいに高いスイーツ奢らせちゃうんだからね!!!]]

 

羽生はそんなコトを言いながら、私の言葉に従って一度は軌道変更のために減速させた“ベンケイ”を再び加速させて、敵の“核パルスエンジン”守備部隊が展開した弾幕へと真っ直ぐに突っ込んで行ったわ。

 

失敗したらバカ高いスイーツを奢らせるって、それ自体は別にいいんだけど、私たちリアルでのお互いの素性とかこれっぽっちも知らないんだけど?

 

そんな状態でどうやって奢ってあげればいいのよ?

 

うーん?これってバトルが終わる前に羽生と連絡先とか交換した方がいいのかしら?

 

まぁそれはそうと…任されたからにはしっかりとやり遂げないとね!

 

魅せてあげるわ!

 

護国の剣士の真価ってヤツを!!!

 

気合いを入れ直した私はすぐさま左手の甲からエネルギー粒子を追加で発生させ、炎刀状態の刀へと補充。

 

エネルギー粒子を補充したコトにより、炎の勢いが増した炎刀を野球選手がバットを構えるかの様に構えて…

 

「護国園田流!剣衝術!火ノ行!逆巻け!“紅旋(べにつむじ)”!!!」

 

そのままおもいっきり振り抜いたわ!

 

ホームラン間違いなし的なスイング?で振り抜かれた炎刀から放たれるのは、紅く紅く燃え盛る真紅のつむじ風。

 

護国園田流 剣衝術 火ノ行 “紅旋”

 

これが護国の剣技の中でも対軍用に分類される今の私が撃てる1番大規模な攻撃技よ!

 

炎刀から放たれた真紅のつむじ風は次第にその規模を大きくさせていき、やがて大きな渦巻きとなって“核パルスエンジン”の守備部隊が展開した弾幕を飲み込み、そのまま守備部隊へと襲い掛かって行ったの。

 

真紅の竜巻へと成長した“紅旋”は、その身に宿す高熱と真空の刃で“核パルスエンジン”の守備部隊を次々と薙ぎ払って殲滅して行ったわ。

 

真紅の竜巻がその渦を止めて消え去った後には、焼け爛れ斬り刻まれた大量のモビルスーツの残骸が残されたの。

 

やりきった!と思った瞬間…

 

「あっ…!」

 

バキッ!っと言う音が右手から聴こえ、手にしていた刀が粉々に砕け散っちゃったわ。

 

うん。

 

わかってはいたけど、やっぱり今の私の技量で炎刀状態で大技なんてモノを使えば1発で刀が砕けちゃうわよね…。

 

私は砕けた刀の柄を放り投げると同時に“武装領域(ウェポン・ストレージ)”を開いて、その中から最後の刀を取り出したわ。

 

これで残りの刀はこの1本だけ…。

 

この最後の1本がバトル終了まで持ってくれればいいんだけど…。

 

そんなコトを考えていると…

 

[[マッキーのクセにやるじゃない!]]

 

私の言葉を信じて突き進んでいた羽生が見直したとでも言いたげにそんなコトを言ってきたわ。

 

「次は羽生!アンタの番よ!そのデカブツの本気!見せてちょうだい!!!」

 

ちょっと前に私たちをアレだけ苦しめたデカブツ“ベンケイ”の力!

 

偶然にだけど味方になった今回は頼らせて貰うわよ!

 

私は期待を込めて羽生へと激励の声を返したわ。

 

私の返事に対して羽生は…

 

[[マッキーががんばったんだもん!私だって負けていられないわ!!!]]

 

気合いを入れ直した様子で“ベンケイ”をさらに加速させて守備部隊が壊滅した“核パルスエンジン”へと突っ込んで言ってきたわ。

 

そして“核パルスエンジン”を射程内に捉えたその瞬間…

 

[[この子のありったけ!!!もってけぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!]]

 

羽生は“ベンケイ”に搭載されている全ての武装を一斉にぶっ放したの。

 

無数に放たれるミサイルの弾頭に、断続的に放たれる続けるキャノンとバルカンの弾丸。

 

そして両腕に取り付けられているメイン武装でもあるバズーカの大きな砲弾。

 

それらの“ベンケイ”に搭載されている実弾系武装が、次々に真っ白な光を放ち巨大なコロニーを地球へ向けて押し出し続けている“核パルスエンジン”へと降り注いだの。

 

さらに…

 

[[奥の手だけどもう1発!コイツはオマケよ!!!喰らい…や!が!れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!]]

 

ありったけの実弾系武装を放ち終えた“ベンケイ”の胴体?タンク部分?の前面の辺りがパカリと開き、そこから現れた大きな砲身からまばゆい光の奔流をぶっ放したの。

 

羽生の“ベンケイ”って実弾系の武装だけしか積んでいないって思ってたけど、ちゃんとビーム系の武装も積んでいたんだ…。

 

私は羽生の“ベンケイ”からとめどなく溢れ出すごんぶとビームの光を身ながらそんなコトを思っちゃったわ。

 

“ベンケイ”に搭載されている大量の実弾系武装に加えて、そんなごんぶとビームまでもが着弾した“核パルスエンジン”はと言うと…

 

[[ふんっ!汚い花火の完成ね!!!]]

 

あちこち小規模な爆発を繰り返して、やがては大きな爆発を1つ起こして完全に機能を停止させたみたいなのよ。

 

“核パルスエンジン”を破壊出来たってコトは…

 

「コロニー…止まる?」

 

ってコトよね?

 

そう思ったんだけど…

 

「…?あれ?ねぇ羽生…コロニー、止まってないんじゃない?」

 

“核パルスエンジン”を破壊したにも関わらず、コロニーはその歩みを止めるコトなく、引地球への進路を突き進み続けていたの。

 

[[なんで止まんないのよ!あー!もう!ちょっと待ってて!サポートAIになんで止まんないのか調べさせるから!]]

 

私の言葉に対して羽生はそう返してきたわ。

 

こんな時にソラや花陽みたいな“電子精霊”持ちのファイターなら、契約している“電子精霊”たちが一瞬でこの事態がどうなってるのか調べてくれちゃうんでしょうね。

 

うん。

 

やっぱり“電子精霊”って便利よね。

 

[[うげっ!?]]

 

“電子精霊”って便利よね…とかぼんやりと考えていると、羽生が女の子としてソレはどうなのよ?った感じのうめき声をあげての。

 

今のうめき声から察すると、きっとサポートAIからの報告はかなり悪い結果だった…ってコトなんでしょうね…。

 

ちょっと聞きたくないかも…とか思ったけど、そんなコト割れ関せずって感じで羽生が自身のサポートAIからの報告結果を私に伝えて来たわ。

 

[[マッキー…あのね?“核パルスエンジ”を派手に爆発させ過ぎて、その爆発の衝撃のせいでコロニーが余計に加速しちゃったっぽい…。]]

 

「あー…アレね。がんばり過ぎちゃったって感じ?」

 

[[うん…ソレよ。がんばり過ぎちゃったって感じ。]]

 

羽生が伝えて来た事態の顛末。

 

ソレは“核パルスエンジ”を派手に爆発させ過ぎて、その爆発の衝撃によってコロニーがさらに加速しちゃったとか言うアホか!とツッコミを入れたくなるモノだったわ。

 

「って!冷静にがんばり過ぎちゃった感じ?とか言ってる場合じゃないじゃない!!!どーするのよ!アレ!!!」

 

ちょっと予想外の事態に私は一瞬呆けていたけど、すぐに我に反ってがんばり過ぎちゃった元凶の羽生へと喰って掛かったわ。

 

[[だ、だって!だって!だって!だって!!!マッキーがスッゴくがんばったんだもん!私だってちょっとはがんばるのはとーぜんでしょ!]]

 

「ソレはいいけどそのがんばった結果がコレってどーなのよ!!!」

 

[[知らないわよ!そんなの!!!]]

 

「あっさり責任放棄した!?」

 

[[だって羽生!悪くないもん!!!]]

 

悪くないもん!って言われても…。

 

「と、とにかく!どうにかしないと!!!」

 

いつまでもこの場でグダグダと言い合っていても埒があかないわ!

 

早くコロニーをなんとかしないと!

 

そんな私の言葉に対して…

 

[[どーにかってどーするのよ!!!]]

 

羽生が逆ギレ気味に言葉を返してきたわ。

 

「えーっと…みんなでコロニーを押し返す…とか?」

 

[[そんな逆シャアのラストみたいなコトしてもムリに決まってるでしょ!!!]]

 

「あ、やっぱりムリなんだ。」

 

[[当たり前でしょ!アレだけの質量があるモノをモビルスーツで押し返すなんて!普通はムリに決まってるわ!!!ヤりたいならサイコフレームとか使ってワンチャン奇跡っぽいコトを起こさないと!]]

 

羽生の言葉の中に“サイコフレーム”とかよくわかんない単語があったけど、取りあえずは奇跡でも起きない限りはコロニーを押し返すなんてムリってコトよね…。

 

なら…

 

「ぶっ壊すとか?」

 

コロニーは普通に建造物なんだから、さっき“核パルスエンジン”をぶっ壊したみたいに攻撃しまくってぶっ壊せば…?

 

[[ぶっ壊す?うん。ソレはアリね!アリ!]]

 

ぶっ壊す。

 

私のその結論(?)を聞いた羽生は、ソレはアリね!って賛成してくれたわ。

 

だったら!

 

「羽生!さっきみたいに盛大にぶっ放しまくってコロニーぶっ壊しちゃって!」

 

羽生の“ベンケイ”の大火力でコロニーをぶっ壊せばそれで解決よ!

 

と、思ったけど…

 

[[うん!ムリ!]]

 

私の言葉はあっさりと拒否されちゃったわ。

 

「なんでムリなのよ!?」

 

反射的に私がそんな声を上げると…

 

[[だって“ベンケイ”!弾切れだもん!!!]]

 

羽生からは“弾切れ”っていう無情な返答が返って来たの…。

 

あー、うん。

 

まぁアレだけ盛大にぶっ放したら流石に弾切れになっちゃうわよね…。

 

うん。

 

これ、普通に大ピンチだわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。


プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。




次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。



皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。
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