ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
暑が夏いQooオレンジでございます。
誰かアクシズでも落として地球寒冷化させてくれませんかねぇ…。
皆様どうかくれぐれも熱中症にはお気を付け下さいませ。
今回も本編となります。
それでは 第14話「烈火天焦」そのじゅうに 始まります。
“核パルスエンジン”を無事に破壊したにも関わらず、止まるどころか移動スピードを上げてしまったコロニー。
どうやら“核パルスエンジン”を破壊する時に大爆発させ過ぎちゃって、その大爆発の勢いでコロニーが加速しちゃったらしいわ。
ならその止まらないコロニー自体を羽生の“ベンケイ”が誇る大火力で破壊しようと私は考えたんだけど、その肝心の“ベンケイ”はさっき“核パルスエンジン”を破壊する時に盛大にぶっ放しまくったコトで弾切れ中。
この状態、普通に大ピンチだわ。
「ねぇ!どーするのよ!このままじゃコロニーが地球に落ちちゃうわよ!!!」
もしそんなコトになったら…沢山の人が死んじゃう…。
人がいっぱい死んじゃうなんて…そんなのは絶対にダメ!!!
でも…どうすればいいのよ…!?
どうすればあのコロニーを止めるコトが出来るのよ!?
[[ (なんかマッキー、スッゴく焦ってる?どーしてなんだろ?) まぁこのままじゃ私たち連邦側の負けよね。負けたって戦績を残したくなかったらジオン側に寝返る?]]
「寝返る?ふざけないでよ!あんな!人を!いっぱい!いっぱい!いっぱい!!!殺そうとするような連中に!!!誰が寝返るもんですか!!!羽生!アンタがもし寝返るんなら!私がココで引導を渡してぶっ殺してヤるわよ!!!」
[[ (おぉ…ガチギレ…) じょ、冗談よ…寝返ったりなんてしないわ…。]]
「ふんっ!当たり前よ!!!」
[[ (ホント、何でこんなに焦ってるんだろ?あー…もしかしてアレかな?マッキーってガンプラバトル初心者っぽいから、この状況を現実と混同しちゃってるってヤツ?このままコロニーが落ちたらリアルでの地球も大変なコトになるって思ってるんでしょうね。それならこの焦り様もわからなくはないわ。取りあえず…) バカ言ってゴメンね。(謝っとこ。) ]]
「ふんっ!今度そんなバカ言ったら許さないんだから!」
羽生のヤツがふざけたコトを言い出したから、私は思わず大声で怒鳴っちゃったわ。
だってそうでしょ?
人をいっぱい殺そうとしてる連中に寝返る?だなんて、ふざけるのも大概にしろっていうのよ。
冗談じゃない!
そんなやり取りをしている間も、加速してしまったコロニーは着々と地球へ向かって進んで行っていたわ。
阻止限界点。
羽生がそう言っていた地点までもうほとんど時間は無いわ…。
ナニか…ナニかコロニーを止める、あるいは破壊しちゃえるような手段は無いの?
私はサブコンソールを操作してナニかこの状況を打開出来るような手段が無いかを探るわ。
とは言え私の“紅姫”は近接戦闘に特化させた機体だから、あんな大質量のコロニーを止めたり破壊したり出来るような手段なんて無い…と思ったその時、サブモニターに1つの表記を見つけたの。
固有アビリティ“烈火装”。
それはバトルに出撃する前に“紅姫”をGPスキャナーでスキャンした時に発現した固有アビリティだったわ。
そう言えばあったわね…固有アビリティ…。
発現したばかりの固有アビリティは、使ってみるまではどんな効果なのかわからないってソラが言っていたけど…コレならもしかしたら…。
そんな淡い希望が私の中に芽生えた瞬間だったわ。
私はこの状況を打開するために、早速“烈火装”とか言う謎の固有アビリティの発動条件を確認してみるコトにしたわ。
基本的には任意発動型で、アビリティを発動するための前提条件とかは特に無いみたいね。
強いて言えばエネルギーの消費量が凄いってコトくらいっぽいけど…。
そこでふと気付いちゃったのよ。
この“烈火装”ってヤツを発動させるために必要な肝心のエネルギーが、“紅姫”にはもうほとんど残って無いってコトに。
あぁそっか。
ココまでの戦闘で炎刀を使う度に派手にエネルギーを消費しちゃったからかもうガス欠寸前なんだった…。
うーん…。
エネルギーって何処かで補給とかって出来ないのかしら?
ガソリンスタンドみたいな感じでお手軽に。
ガンプラバトル初心者の私にはそこら辺のコトは全くわからないから、わかりそうなヤツ…今ならすぐ側に居る羽生に聞いてみるコトにしたの。
「ねぇ羽生!何処かでエネルギー補給とかって出来ないの!!!」
[[エネルギー補給?]]
「そう!エネルギー補給!」
[[うーん?基地ステージとか要塞系のステージなら補給装置がある時もあるけど…。]]
「羽生!ソレってこのステージにはドコに [[無いわよ。]]…えっ!?」
エネルギー補給が出来る装置があるか。
私の質問を遮るように答えた羽生の言葉は無情にも“無い”だったわ。
その答えに私は絶望しちゃったんだけど…
[[まぁこのステージに補給装置は無いけど、機体同士をケーブルで接続して直接エネルギーを譲渡するってコトは出来るわよ?多分だけど。]]
絶望した瞬間、その絶望は再び淡い希望として甦ったわ。
ケーブルで機体同士を接続して直接エネルギーを譲渡する。
その方法を使えばエネルギー補給が出来る。
なら…!
「羽生!アンタの“ベンケイ”のエネルギーを私にちょうだい!!!」
今までの戦闘を見るに、羽生の“ベンケイ”はさっき“核パルスエンジン”を破壊した時に使った高出力ビーム砲を除けばそのほとんどが実弾系武装だから、確実にエネルギーが余っているハズだわ!
だから羽生の“ベンケイ”からその余っているエネルギーをわけて貰えば良いのよ!
[[ソレは別にいいけんだど…マッキーはエネルギーなんて補給してどーするつもりなのよ?コロニーを一撃でぶっ壊せるメガ・バズーカランチャーを魔改造しまくった秘密兵器的なヤツがあるとか?]]
私の勢いにちょっと引きつつも、羽生はそう返事を返して来たわ。
「秘密兵器は無いけど代わりに“烈火装”って言う“紅姫”の固有アビリティを使うの!」
[[“烈火装”?固有アビリティ?]]
「そう!“烈火装”!固有アビリティよ!」
[[ (ふーん…“烈火装”ねぇ…。見た感じ、マッキーの“紅姫”ってガンプラは“百式”をちょっと弄っただけに見えるけど、それでも固有アビが生えて来たんだ。固有アビかぁ…まぁ確かに発現した固有アビの性能にもよるけど、固有アビなら確かにワンチャンこの状況を何とか出来るのかもしれないわね…だったら…) ん!いいわ!ケーブルは私が持ってるからすぐにマッキーに“ベンケイ”のエネルギーをわけてあげるわ!!!]]
ちょっとナニかを考える素振りを見せた羽生だったけど、すぐに“ベンケイ”の“武装領域(ウェポン・ストレージ)”らしきトコからケーブルを取り出して、私の“紅姫”に余っている自機のエネルギーをわけてくれるって言ってくれたわ。
[[あっ!そう言えば!マッキーにエネルギーをわけてあげるのはいいけど、ケーブル接続用のコネクタってあるの?]]
ケーブルを自身の“ベンケイ”の胴体に接続しながら、羽生はそんなコトを私に聞いてきたわ。
ケーブルの接続コネクタ。
実は私の“紅姫”にはちゃんとあったりしてるのよ。
どうしてか?と言うと、“紅姫”を作っている時にソラが“接続コネクタあると何かと便利”って言ってたから、そのアドバイスに従って接続コネクタを“紅姫”取り付けておいたの。
作業事態は簡単だったわ。
“紅姫”の胴体の邪魔にならないトコに3ミリピンバイスで穴を空けて、ソコに市販のケーブル接続コネクタのパーツを取り付けるだけだったから。
うん。
あの時ソラのアドバイスに素直に従って、面倒でもケーブル接続コネクタを取り付けておいて良かったわ。
「大丈夫!“紅姫”の背中の方にちゃんと接続コネクタはあるわ!」
[[あ、ホントだわ。ソレ、市販の汎用コネクタよね?なら問題無いわね。]]
羽生はそう言いながら、“紅姫”の背中側に取り付けてある接続コネクタへと自身の“ベンケイ”から伸びるケーブルを接続してくれたわ。
そして…
[[それじゃそっちにエネルギーを送るわよ!]]
羽生の“ベンケイ”からケーブルを通して、私の“紅姫”へとエネルギーの譲渡が開始されたの。
羽生の“ベンケイ”からのエネルギー譲渡が始まると、サブモニターに表示されたエネルギー残量がどんどんと回復して行ったわ。
やがて…
[[どうよ!これで満タンでしょ!]]
“紅姫”のエネルギー残量の表記はMAX…つまりは完全に回復したの。
「羽生!ありがと!コレなら行けるわ!!!」
[[どーいたしまして!それよりも私の“ベンケイ”のエネルギーをわけてあげたんだからしっかりとヤりなさいよね!]]
「わかってるわ!」
正直、“烈火装”とか言う固有アビリティを使ってどうなるのかはわからないわ。
でもきっと大丈夫!
絶対に奇跡ってヤツを起こしてみせるんだから!!!
「行くわよ!“紅姫”!“烈火装”!!!」
“紅姫”に発現した固有アビリティ“烈火装”。
その“烈火装”を発動させた瞬間…
「えっ!?」
左手の甲に取り付けたエネルギー粒子発生機構から、今までとは比べ物にならない量の粒子が放たれ始めたの。
そしてその大量のエネルギー粒子は“紅姫”の機体を全体を覆い…
[[ちょ!?なんか燃えたし!?]]
発火。
一瞬で“紅姫”は真っ赤な炎に包まれたわ。
[[って!マッキー!ソレ!めっちゃ燃えてるけど大丈夫なの!?ヤバいんじゃないの!?]]
深紅の炎に包まれた“紅姫”。
その様子を心配した羽生が慌てて私へと呼び掛けて来たわ。
その言葉を聞きながら、私は“烈火装”を発動させて炎に包まれた“紅姫”にナニが起こっているのかを把握しようとしていたの。
“烈火装”を発動させたコトでサブモニターに表示された固有アビリティの詳細説明。
それを読んだ感じ、どうやらこの“烈火装”って固有アビリティはよくある機体強化系のモノみたいね。
エネルギーを大量に消費して、その消費したエネルギーの変わりに機体性能と近接戦闘武器での攻撃性能を大幅に強化する。
“烈火装”発動中は常にエネルギーを消費し続け、エネルギーが一定値を切ると“烈火装”は自動的解除。
1度の出撃で使えるのは1回だけ。
そんな感じみたい。
書いてあるコトは理解したけど、それでも実際に使ってみてどうなるのかはよくわからないわね…だから取りあえずは試しに…
「はっ!!!」
刀を一閃。
すると横薙ぎに振るわれた刀から、真っ赤な衝撃波を伴った斬撃が放たれて飛んで行ったわ。
[[ねぇ!?なんか出たんだけど!?]]
「出たわね…。」
斬撃に炎の属性が乗った衝撃波が付与されるって感じかしら?
攻撃性能の強化って多分こういうコトなのね。
そんな感じに“烈火装”発動時の変化を確かめていたんだけど、その最中もゴリゴリと“紅姫”のエネルギー残量は減って行っているわ。
炎刀状態での戦闘でもエネルギーの減りはかなりヤバかったけど、この“烈火装”発動中はそれ以上にエネルギーの消耗がヤバいわね。
このままじゃすぐにエネルギー不足で“烈火装”が解除されちゃうわ。
だから…
「その前に!コロニーをぶった斬る!!!」
攻撃性能の強化のお陰で斬撃が飛んで行くなら、ヤってヤれないコトはないハズよ!
私は意を決して、既に抜き放っている“紅姫”に残された最後の刀を脇構えで構え…
「残りのエネルギーを全部攻撃に…!」
“紅姫”のありったけを構えた刀へと託し…
「天をも焦がし!全てを断ち斬る一刀と成せ!!!“烈火天焦”!!!!!」
振り上げた一撃でその全てを解き放ったわ。
ただただありったけをぶっ放す。
そんな技とはとても呼べないような一撃。
放たれたのは極大の深紅の斬撃。
天を焦がし。
全てを断ち斬る。
“烈火天焦(れっかてんしょう)”
斬撃を放つと共に頭の中に思い浮かび私の口から飛び出たのは、ドコかの死神代行の唯一の技の名前に似た感じの4文字だったわ。
そして“紅姫”から放たれて極大の深紅の斬撃はその進路上のあらゆるモノを断ち斬りながら、地球へと移動を続けているコロニーへと真っ直ぐに飛んで行き…
[[うっは…マジ…?コロニーが真っ二つ…。]]
真っ二つに斬り裂いたの。
さらに深紅の斬撃が通り過ぎた跡に吹き荒れるのは激しく燃え盛り逆巻き渦を巻く炎の嵐。
炎の嵐は深紅の斬撃が斬り裂いたモノを焼き尽くして灰塵へと変えて行ったわ。
極大の深紅の斬撃と激しく燃え盛る炎の嵐による炎撃。
“烈火天焦”による2つの赤の攻撃により、コロニーはあっけなく塵となって宇宙に散って行ったわ。
と、同時に。
“紅姫”が握っていた最後の刀は、ほろほろと砂の様になって崩れ去っちゃったの。
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
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皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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