ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
今年最後の更新なQooオレンジでございます。
来年も完結目指して頑張って参ります。
何卒よろしくお願いいたします。
今回も本編15話となります。
それでは 第15話「月華繚乱」そのさん 始まります。
“μ's”初心者組の中では最も遅く完成した私の“アルテミスガンダム”。
その“アルテミスガンダム”の初陣で出撃したバトルロイヤルと言う不特定多数が参加する公共(?)の場で、何処かのおバカが大空をにこ曰く変態機動で舞いながらやらかしやがりました。
ナニをやらかしやがったのか…と言いますと…
[[海未さぁぁぁぁぁぁん!ドコだぁぁぁぁぁぁ!もうヤられちまったのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!]]
ご覧の通り、全周波通信を使ってバトルロイヤルに参加しているファイターさん達にも丸聞こえになってるのにも関わらず、私の名前を大声で呼びまくっていやがるのです。
しかも今回はレーダー不能&地上は濃霧による視界不良なので、下手に空を飛んで移動してしまうと大森林のあちらこちらから狙撃されまくってしまうのですが、青空はそんな地上から放たれる狙撃のことごとくを例の変態機動で回避しまくっているのです。
その変態機動による回避のせいで余計に目立ってしまって、青空が全周波通信で呼び掛けてる私の名前がさらに目立つと言った悪循環に…。
青空が私の事を心配してくれているのは素直に嬉しいのですが、人前でこうも大声で名前を呼びまくっているのはどうかと思ったり思わなかったり………そうですね……取りあえずは撃ち落としましょうか。
そんなワケで私は“アルテミスガンダム”の狙撃システムを起動させます。
ガンダムタイプのモビルスーツ特有のV字型のアンテナ。
そのV字型のアンテナの基部になっている赤い部分が上部へと開き、その中から狙撃用のガンカメラが現れます。
狙撃用ガンカメラの起動完了と同時に、私は右手に持っていた大型ビームスナイパーライフルを上空へと構えます。
大型ビームスナイパーライフルのスコープと狙撃用ガンカメラ、そして“アルテミスガンダム”のメインモニターをそれぞれリンクさせ、メインモニターに表示されたターゲットサイトの中央に上空で未だに地上からの狙撃を回避しまくっている青空のおバカが操る“ザク・リヴァイブ”を捉え…
「狙い撃ちます!!!」
引き金を引きます。
引き金を引くと同時に、上空へと構えた大型ビームスナイパーライフルの銃口から桃色の閃光が放たれて行きました。
狙いは青空の“ザク・リヴァイブ”が回避をした瞬間。
再度スラスターを噴射させて再び回避行動に入る直前に、一瞬だけ機体が静止してしまうその瞬間を狙います。
その私の思惑通り、“アルテミスガンダム”が上空へと構えた大型ビームスナイパーライフルから放たれた桃色の閃光は、回避直後の一瞬だけ機体が静止した状態になる“ザク・リヴァイブ”へと向かって行きました。
完璧なタイミング。
そう思ったのですが…
《警告。左後方からの攻撃は最優先で全力回避を推奨します。》
[[あ?左後方…って!あぶなっ!?]]
回避不能な完璧なタイミングで放たれた筈の一撃は、ビームが直撃する瞬間にターゲットサイトに捉えていた“ザク・リヴァイブ”が何故か一瞬ぶれた様に見えたと思ったら、ギリギリの所で避けられてしまいました。
先程の“ザク・リヴァイブ”が一瞬ぶれて見えたのは一体…?
そんな事を考えていると…
[[チッ!いい加減に地上からの狙撃がウザぇーったらありゃしねぇーな!]]
《同感です。ならばとりま先程からこちらを狙撃しまくってる連中が居やがりますポイントを軽く爆撃しておきましょうか?》
[[だな。]]
全周波通信で青空とアイリが物騒なやり取りを始めたのです。
《マイクロホーミングミサイル、及びミサイルランチャー、アクティブ。なお今回はホーミングは一切しませんので悪しからず。》
[[ま、これだけミノフスキー粒子が濃けりゃしゃーねぇーっての。とりま…片っ端から吹き飛んどけってんだ!!!]]
《発射します。》
そして地上に向かって“ザク・リヴァイブ”の両肩のアクティブ・スラスターとバックパックに外付けされているミサイルランチャーから大量のミサイル&小型ミサイルをまるで雨の様に地上へと降らせ始めやがりました。
青空の“ザク・リヴァイブ”から発射されたミサイルはもちろん私の“アルテミスガンダム”が身を隠している大樹にも降り注いで来ます。
これは狙撃後にすぐに位置を変えなかった私の完全なミスですね。
って!そんな冷静に反省している場合ではありません!
《ひゃっはー。汚物はまとめて消毒だー。》
[[おいおい、アイリさんよぉ…お前、ドコでそんな世紀末的なセリフ覚えて来たんだ?]]
《良いですか、マスター?ネットの海は広大なのですよ?》
[[さいで。]]
《ひゃっはー。》
未だに全周波通信を切っていない青空の“ザク・リヴァイブ”から聞こえてくる青空とアイリの何時ものグダグダなやり取りをを聴きながら、私は必死になってミサイルの雨が降る中“アルテミスガンダム”を走らせます。
当たり一面に次々と着弾するミサイル達が容赦無く爆発して、その爆発により周囲の樹木がどんどんと炎に包まれて行きます。
「えぇい!青空はなんて事をしやがるんですか!自然破壊も甚だしいです!!!」
森が焼かれて行く光景を見ながら、私は思わずそんな事を叫んでしまっていました。
だってそうではありませんか!
こんなにも大規模な自然破壊を現実でやってしまったら大問題を通り越してもうキ○ガイまっしぐらですよ!
私がミサイルの雨から逃げながら内心で青空の行為に対して憤慨していると、その青空の猛攻に耐えきれなかったかのか燃える大森林の中から数機のモビルスーツが上空へと飛び出して行くのが見えました。
[[この1つ目ジオン野郎の放火魔がぁぁぁぁぁ!!!]]
[[宇宙バケモノめ!地球をこれ以上は汚させて堪るかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!うぉぉぁぉぉぉぉぉ!!!青きぃ清浄なるぅ世界のぉためにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!]]
[[お前ぇぇぇ!!!そんなに戦争がしたいなら!地球じゃなく宇宙でしやがれぇぇぇぇぇぇ!!!]]
飛び出して行ったモビルスーツたちも何故か、本当に何故か、全機が全周波通信で何事かを叫んでいますが……最初の放火魔と最後の戦争がしたいならって言うのはまぁ何となくですが言ってる意味がわかりはするのですが、二番目の青き清浄なる世界の為にとは一体全体なんの事なのでしょうか?
恐らくは何かしらのガンダム作品のオマージュ?と言うヤツなのでしょうが、ガンプラバトルと共に各ガンダム作品の知識についても初心者な私としては、真姫的に言ってイミワカンナイと言うヤツですね。
何処かで聴いた記憶もあるようなないような気もするのですが…。
後で花陽辺りにでも聞いてみましょう。
花陽ならば無駄に無駄な知識を織り混ぜて無駄に長文で説明してくれるでしょうから。
それよりも取りあえずは…
「迂闊に飛び出したのならば遠慮なく狙い撃ちにするだけです!!!」
青空の爆撃に耐えきれずに上空へと飛び出した行ったモビルスーツ達をサクッ♪っと撃ち落としておきましょう♪
敵は減らせる時に容赦無く減らしておくのは古今東西あらゆる兵法の定石です♪
私は青空のミサイル攻撃の爆撃によって炎に包まれた大森林を駆け抜けるその歩みを一時止めると、片膝をつき手にしていた大型ビームスナイパーライフルを上空へと向けて構えます。
今回は先程青空の“ザク・リヴァイブ”を狙撃した時の様に頭部の狙撃システムを起動させている暇は無いので、大型ビームスナイパーライフルに取り付けられている狙撃用スコープだけで照準を合わせましょう。
標的は三機居ますが、私が狙うのべきなのは…!
「最後尾の真っ白な“ストライクガンダム”っぽいモビルスーツです!」
ビームサーベルを構えながら青空の“ザク・リヴァイブ”へと向かって行っている頭部以外は“ストライクガンダム”っぽい真っ白なモビルスーツ(えーっと、確かアレは“ストライクダカー”と言う名前のモビルスーツだったような気がしますが?)が標的です!
私はその真っ白に塗装された恐らくは“ストライクダカー”と呼ばれるモビルスーツの胴体部分へと素早く照準を合わせると、そのまま躊躇わず引き金を引きます。
引き金を引くと同時に私の“アルテミスガンダム”が上空へと構えた大型ビームスナイパーライフルから桃色のビームが放たれました。
大型ビームスナイパーライフルから放たれた桃色のビームは大森林の木々を掻き分ける様に真っ直ぐに飛んで行き、スラスターを噴射させて青空の“ザク・リヴァイブ”を目指していた真っ白な“ストライクダカー”を背中から貫きました。
桃色のビームにより背中から胴体を貫かれた真っ白な“ストライクダカー”はそのまま空中で爆発四散。
すると私の狙撃によって真っ白な“ストライクダカー”が爆散するのをまるで合図にしたかの様に、大森林のあちらこちらから大量のビームや弾丸が放たれ始めたのです。
そして大森林のあちらこちらから放たれた大量のビームや弾丸は、上空へと飛び出した残りの二機のモビルスーツへと襲い掛かって行きました。
結果、どうなったか?と言いますと…。
[[いゃぁぁぁぁぁぁ!?]]
[[きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?]]
私が撃ち貫いて爆散した真っ白な“ストライクダカー”と同じ様に、空中に飛び出した他のニ機のモビルスーツ達も大森林からあちらこちらから放たれた攻撃に晒されて派手に爆発四散してしまったのです。
やはり戦場での迂闊な行動は死に繋がりますね。
まさに諸行無常です。
そんな諸行無常な戦場なのですが、現在進行形でレーダー不能&濃霧よる視界不良で地上での有視界戦闘推奨な状況にも関わらず飛翔し続けて空中で目立ちまくって迂闊な行動まっしぐらな青空は、大森林のあちらこちらから放たれた大量のビームや弾丸を例の変態機動で未だに平然と回避しまくっています。
青空は未だに瞬間的に超加速をする“soar”すら使わずに空中で回避行動を続けています。
その圧倒的な回避スキルを見ていると、ふざけていてもやはり青空の技量は凄いのだな…と実感してしまいますね。
身近で言えばにこや絵里の操縦技術も私から見たら凄まじいモノだなとは思いますが、青空の技量はその二人よりもさらに凄まじいです。
それはさておき。
「そろそろ青空と合流して真面目にバトルロイヤルを攻略するとしましょうか。」
このまま青空に暴れ続けられると、折角の私の“アルテミスガンダム”の初陣がグダグダのグダグダのグダグダになってしまいます。
そんなグダグダのグダグダのグダグダを防ぐ為にも、現在進行形で大暴れしている青空をさっさと地上に引き釣り下ろして地上での有視界戦闘推奨な非常に地味な森林戦に移行しちゃいましょう。
と、言うワケで…
「青空!遊んでいないで早くこちらへと来て下さい!」
私はサブコンソールを操作して通信回線を全周波通信に切り替えて、上空で地上からの攻撃を回避しまくっている青空へと呼び掛けました。
[[お!海未さん!良かった!やっと反応があった!おいアイリ!海未さんと合流するぞ!]]
《了解です。と言いますか、ウミからの通信があったポイントは先程の極めて危険な狙撃があった地点の直近なのは私の気のせいでしょうか?》
[[あ"ぁ"?んだテメェ?海未さんが俺を狙ったったとでも言いてぇのか?]]
《そうですね。端的に言えばウミが我々を狙ったのではないでしょうか?と私は言ったつもりですが?》
[[イヤイヤイヤイヤ!ねぇーから!海未さんが俺を狙ったとかガチでねぇーから!]]
《そうでしょうか?》
[[そんなんだよ!オラァ!アホな事を言ってねぇーで地上に降りるぞ!地上からの攻撃でヤベぇーヤツだけはメインモニターに表示!あと攻撃があった地点に一応はマーカー置いといてくれ!]]
《了解です。》
私からの全周波通信を受け取った青空はアイリと例のグダグダな会話を続けながら、こちらへと向かって降下して来ます。
何故か未だに全周波通信を開きっぱなしにしたままなので、青空とアイリの会話がバトルフィールドに筒抜けなのですが………良いのでしょうか?
そしてアイリが言った私が青空の“ザク・リヴァイブ”を狙った云々はまさに大正解なのですよね。
全周波通信で私の名前を大声で呼ばれて恥ずかしくて思わず狙い撃ちしてしまいました♪てへ♪とか口が裂けても言えませんが。
皆さんもどうかこの事はナイショでお願いしますね?
そうこうしている内に、青空の“ザク・リヴァイブ”がスラスターを逆噴射させながら私の“アルテミスガンダム”が待機している地点へと降りて来ました。
[[ふぅ…やれやれ。ようやく合流できたな。]]
《ですね。》
青空の“ザク・リヴァイブ”は着地すると同時に、その手を私の“アルテミスガンダム”の肩へと乗せて接触通信を送って来ました。
全周波通信をようやく切った様ですね。
「おい無事で何よりです。それにしても青空は随分と派手に暴れていましたね?」
[[おうよ。どうにもレーダーも視界も効かねぇから、チマチマと探すよりも派手に動き回ってこっちを見付けて貰った方が早ぇーかな?って思ってさ。]]
「平然と無茶をして…まぁ良いです。こうして無事に合流出来たのですから。」
さて、紆余曲折はありましたがこうして青空と無事に合流も果たせました。
いよいよ本格的に“アルテミスガンダム”の初陣と参りましょう!
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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