ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
新年明けましておめでとうなQooオレンジでございます。
今年も何卒よろしくお願いいたします。
今回も本編15話となります。
それでは 第15話「月華繚乱」そのよん 始まります。
紆余曲折の末に青空と無事に合流を果たした私は、改めて“アルテミスガンダム”の初陣に挑む事にしました。
今回、私と青空が挑むのはモビルスーツの全長を軽く越える巨木が大量に広大な生い茂る大森林フィールド。
しかも濃霧により視界が、みのふすきーりゅうし?によりレーダーがそれぞれ効かない状況です。
先程の私を探していた時の青空の様に、大森林の上空へと飛び出せば濃霧の影響は少なくなりますが、そうすると地上から丸見えで大森林の内部に潜んでいる他のバトルロイヤル参加者達から集中攻撃待ったなしになってしまいます。
私には青空のみたいに飛行中に地上から集中攻撃を受けても平然と回避しまくる様な事はとても無理なので、今回は地道に地上を移動して敵機を探して行こうと思います。
それはそうと…。
「青空の“ザク・リヴァイブ”が背負っているその大型バックパックは邪魔ではないのですか?」
私の“アルテミスガンダム”の隣で大森林フィールドを闊歩する青空の“ザク・リヴァイブ”。
その背中に背負われている大型のバックパックブースターを見ながら、私はこの木々が生い茂る狭い森林でその大型のバックパックブースターは移動の邪魔では無いのか?と思い、その事を青空へと聞いてみました。
[[あー、まぁ邪魔って言ったら邪魔だな。]]
《パージしますか?》
[[だな。アクティブ・スラスターも外しとくか。]]
《ですね。それではバックパックブースターとアクティブ・スラスターをパージします。》
[[おうよ。やってくれ。]]
私の問い掛けに対して、青空は“邪魔って言ったら邪魔だな”と答えを返して来ました。
そしてその返答の後に青空はアイリと何事かを話し合ったかと思うと、何時もの“おうよ”と言う返事とほぼ同時にバシュ!と何か形容し難い音が周囲に鳴り響きました。
音の発生源は青空の“ザク・リヴァイブ”。
その背中に背負われている大型バックパックブースターと両肩のアクティブ・スラスターでした。
“ザク・リヴァイブ”の背中に背負われていた大型バックパックブースターと両肩のアクティブ・スラスターは、バシュ!と言う音と共に機体から分離してどしーん!と地面へと落下してしまいました。
「はい?」
“ザク・リヴァイブ”から突然外れた大型バックパックブースターとアクティブ・スラスターを見た私は、その光景に対して思わず自分でも随分と間抜けですねーと思える程度にはお間抜けな声を漏らしてしまいました。
[[うっし。これで軽くなったな。]]
《ダイエット成功ですね。》
[[機体各部に異常は?]]
《パーフェクトな私がパーフェクトに管理をしているのですよ?この程度で異常が発生するとマスターは本気でお思いですか?》
[[ったく…様式美ってヤツで一応の確認しただけだろ。毎度毎度一言多いんだっての。]]
《マスターの普段の無謀な行いを見ていると一言多くもなるってモノです。例えば先程の空中での大回避祭り等は機体にかなりの無茶をさせていましたよ。私が各部のスラスターを完璧に制御してマスターの望むミリ単位の機動に対応していなければ、今頃は空中で動力部やスラスターに異常が発生して最悪オーバーヒートで爆散して大森林の肥やしになっている所でした。》
[[なんかすんません…。]]
《まぁいいです。取りあえずは猛省して反省して悔恨しまくって私に最大限の感謝を捧げて下さい。》
[[あ、はい。]]
私が思わずお間抜けな声を漏らしている一方で、青空とアイリは何事も無かったかの様に何時ものやり取りを繰り広げています。
その余りにも何時も通りなやり取りに、私は再び思わず声を張り上げてしまいました。
「ちょっ!?青空!?バックパックブースターや両肩のスラスターを外してしまって…って言いますか!そもそも外れるのモノなのですか!?」
普通の機体はバックパックに強固に接続されているブースターや、“ザク・リヴァイブ”のあの無軌道な機動を補助するアクティブ・スラスターがあぁも簡単に外れてしまうモノなのですか?
[[ブースターが損傷した時に下手したら爆発しちまって、その爆発で機体自体にダメージを受けちまう可能性もあるからな。そうならない為にもすぐにパージ…つまりは強制的に取り外しできるようにはなってるんだよ。他にも今回みたいに狭い場所での戦闘だとデカい背負いモノや両肩から張り出すように設置されているアクティブ・スラスターは邪魔になるからな。]]
私の問いに対して青空はごくごく普通にそう返して来ました。
その答えを聞いて私はあぁも簡単に機体から取り外しが出来てしまった事に納得してしまいました。
確かに攻撃を受けて外付けの兵装やブースター等が損傷してまった場合は、すぐに取り外ししなければ最悪は爆発してしまいます。
仮に今後、私も青空の“ザク・リヴァイブ”の様に外付けの兵装やブースター等を設置した時は、同じ様な設定を準備しなければいけないのでしょうね…。
その時はまた青空に色々と教えて貰っちゃいましょう♪
もちろん二人きりで♪
それにしても背中の大型バックパックブースターと両肩のアクティブ・スラスターを取り外した青空の“ザク・リヴァイブ”は見た目だけで言えば、両腕のシールド以外はただの“ザク”ですね。
私が背中の大型バックパックブースターと両肩のアクティブ・スラスターを外して随分とすっきりとした青空の“ザク・リヴァイブ”を観察していると…
「あっ…!」
メインモニターの端に一瞬だけ何かが光った…ような気がしました。
「青空!あちらに何か!」
[[おうよ!こっちも見えた!戦闘光…ってよりも何かこう…モノアイが火か的な光だったけど…。]]
あぁ。
確かに先程の光はモノアイが光った時の光に似ていましたね。
と言うことは…?
「青空の“ザク”のようなモノアイを持った機体がこちらを見ていた…と言う事でしょうか?」
[[かもな。仕掛けて来てねぇーって事は退いたのか?]]
「退いた理由…例えばあちらは単機でこちらは二機編成だったから…とかでしょうか?」
[[あり得るな。もしくは退いたように見せ掛けて、こっちを誘ってるのか…だな。]]
退いた様に見せ掛けてこちらを誘っている…その場合は先程の仮想モノアイ機の他にも敵機が居る可能性が高いですね。
もしくは何かしらのトラップを仕掛けているとか?
あとは…迎撃が容易な地形へと誘っているとかでしょうか?
「退いたにしろ待ち構えているにしろ、せっかく見付けた敵機です!虎穴に入らずんば虎子を得ず!ここは追い掛けましょう!」
例えトラップが待ち構えていたとしても、そのトラップごと撃ち抜いて斬り捨ててやりますよ!
[[ん。海未さんがそうしたいならそうするさ。。とりま前衛には俺が出るから海未さんは後ろを頼む。]]
「はい♪ばっちり任されちゃいますね♪」
視界不良&木々が邪魔で狙撃には最悪のコンディションですが、やってやれない事はありません!
それに狙撃が無理でも私の“アルテミスガンダム”にはGNビームピストルⅡと言うピストルなのに連射出来ちゃえる中・近距離用の武装もあります♪
援護はばっちり♪お任せ下さい♪
[[んじゃま、ぼちぼち行くとしますか。]]
「はい!」
グダグダとお話をしていたらまるでこちらを誘っているかの様に輝いたモノアイっぽいひとつの光。
そのモノアイっぽい光を追う事にし決めた私と青空は、それぞれの乗機を駆って大森林の木々を掻き分ける様に移動を始めました。
そして例の仮想モノアイ機のモノアイがぐぽーん♪と光ったていたであろう場所まで私と青空は移動して来ました。
[[……………なんだこりゃ…。]]
「落とし穴…ですよね?」
私と青空がそこで見たのはなんと言いますか…一言で言えば上記の台詞で私が言っている通りに“落とし穴”。
しかもこれでもか!と言う程に見え見えな隠す気が一切無い落とし穴でした。
[[罠…か?]]
「はい?いや、普通に落とし穴は罠ですよね?」
[[あー、いや。そうじゃなくて、この見え見えな落とし穴が何かしらのブラフで、コイツを陽動にして他の罠が仕掛けられてるのか?って事だよ。]]
「あぁ…なるほど。」
確かにそれはあり得そうな可能性ですね。
この見え見えな落とし穴を警戒して迂回したり引き返したりしたら他の罠が発動したりする…………と言いますか、警戒したり迂回したりするのですか?これだけ見え見えなはっきり言ってアホ丸出しな穂乃果が作ったような落とし穴を…?
もうこの落とし穴を飛び越えるだけでいいような気が…?
そこまで考えてふと私は自分の思考がまるで誘導されているかの様に、この見え見えでアホ丸出しな落とし穴を侮って適当にあしらおうとしている事に気付きました。
青空がこれだけ見え見えな落とし穴を警戒したのは見え見えな落とし穴過ぎてよっぽどのアホが設置したモノでは無い限りは必ず何かしら他の罠が仕掛けられているかも?と考えたからなのですね。
私は危うくこのアホ丸出しな見え見え過ぎる落とし穴を侮って他に仕掛けられているであろう罠に引っ掛かってしまう所でした…。
[[とりま周辺を軽く調べといてみるか。]]
「ですね。」
私と青空は短く言葉を交わすと、それぞれこのアホ丸出しな見え見えの落とし穴の周辺を用心深く探索してみる事にしました。
そうですね…例えばこの巨木の裏側に爆発物等が設置されていたりは……しませんでしたね。
あとは…頭上に何かしらの落下系の罠が設置されていたりは……これも無いようですね。
このアホ丸出しな見え見えの落とし穴に注目している内に遠距離から攻撃とか…………この濃霧ではそもそも遠距離攻撃自体が厳しいですね。
そんな事を内心でつらつらと考えながらも、私はこのアホ丸出しの見え見えな落とし穴周辺を探索します。
青空も私同様に周辺を警戒しながら探索をしている様ですが、どうやらあちらも未だに何も見付けられてはいない様です。
それから私も青空もしばらく周辺を警戒しながら探索を続けたのですが…。
[[なんもねぇーな。]]
「何もないですね。」
結局は私達が警戒していたようなこのアホ丸出しな見え見えの落とし穴を陽動に使用した他の罠らしい罠は何も見付ける事は出来ませんでした。
「どうやら見た目通りにただのアホ丸出しな見え見えの落とし穴だった様ですね。」
杞憂。
その一言に尽きますね。
[[これだけアホ丸出しな見え見えな落とし穴がただのアホ丸出しな見え見えの落とし穴なワケねぇーって思ったんだけどなぁ…。]]
「正真正銘のただのアホ丸出しな見え見えの落とし穴でしたね。」
きっとこのアホ丸出しな見え見えの落とし穴を仕掛けたのは穂乃果の様な人物だったのでしょうね。
「警戒し過ぎて無駄な時間を使ってしまいました。もうこのアホ丸出しな以下略の落とし穴は放置して先に進みましょう。」
[[うぃー…。]]
気の抜けた返事ですね。
まぁ実際、あれだけ警戒していたアホ丸出しな以下略の落とし穴が空振りに終わった事で気が抜けてしまったのでしょうね。
仕方ないと言えば仕方ないのですが。
そんな事を思いながらも、私は青空の“ザク・リヴァイブ”を先頭にして再び敵機を求めて大森林フィールドを進む事にしました。
私の“アルテミスガンダム”と青空の“ザク・リヴァイブ”がそれぞれ例のアホ丸出しな以下略の落とし穴に背を向けて歩き出したその時……ズボッ!と言う何処かお間抜けな音が静かな大森林に響いたのです。
同時に…
[[っ!海未さん!後ろ!!!]]
私の前方を歩いていた青空が振り返り様に大声を上げました。
後ろ。
その言葉に反応して咄嗟に振り返った私が見たのは、例のアホ丸出しな以下略の落とし穴を突き破ってナニかが飛び出して来た光景でした。
例のアホ丸出しな以下略の落とし穴を突き破って飛び出して来たナニか。
それは頭部と胴体が一体化した様な楕円形に近い体型と長い腕。
そして長い腕の先端には鈍色に輝く螺旋の衝角…つまりはドリルですね。
そんな楕円形の体型に長い腕の先端にドリル取り付けられたモビルスーツが例のアホ丸出しな以下略の落とし穴から飛び出して来ていました。
飛び出して来たモビルスーツはぐぽーん♪と輝くモノアイがこちらを私の“アルテミスガンダム”を見下ろしながら、その両腕のドリルを激しく回転させ始めます。
狙いはまぁ間違いなく私の“アルテミスガンダム”でしょうね。
[[海未さん!危ねぇ!下がれ!!!]]
ギュイン♪ギュイン♪とドリルの回転が激しさを増して行く中、青空が乗機の“ザク・リヴァイブ”を反転させながら私へと後退しろと言って来ますが…
「問題ありません。」
青空は忘れてしまっている様ですね。
私がただの狙撃手では無いと言う事を。
何せ私は…
「近接戦闘もばっちこーい♪な狙撃手なのですから!!!」
私は手にしていた大型ビームスナイパーライフルを手放し、振り向き様に腰から刀を…ガンプラバトルでの私の愛刀である“妖刀・嫁斬丸”を抜き放ちます!
「護国園田流!“一刀一閃”!!!」
護国園田流の居合術。
その初歩にして奥義たる“一刀一閃”。
鋭く振るわれた居合いの一閃は“アルテミスガンダム”へと迫っていたドリルを物ともせずに、ドリルごとアホ丸出しな以下略の落とし穴から飛び出して来たモビルスーツを斬り裂きました。
“妖刀・嫁斬丸”を振り抜くと同時に爆散するドリル付きのモビルスーツ。
その爆散の音をまるで合図にしたかの様に…
[[おうおうおうおう!ぞろぞろと出て来やがった!!!]]
地面から次々と私が斬り倒したモビルスーツと同じ仕様のモビルスーツが飛び出して来たのでした。
「青空!このモビルスーツの名前は!」
[[“アッガイ”だ!腕にドリルが付いちゃいるが間違いねぇ!]]
地面から飛び出して来たこのモビルスーツは“アッガイ”と言う名前のモビルスーツなのですね。
ドリルが取り付けられているので差し詰め“ドリルアッガイ”とでも言った所でしょうか。
その“ドリルアッガイ”。
ざっと見渡して確認出来る数はおおよそ四機。
私が斬り倒した一機を合わせて五機編成のチームだったのでしょうね。
それはそれとして。
「このまま私が前衛に出ます!行きますよ!青空!」
[[おうよ!!!]]
ようやく出会えた敵機です。
一機残さず平らげて差し上げましょう!!!!!
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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