ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
古戦場予選真っ最中なQooオレンジでございます。
古戦場からは逃げられない…。
今回も本編15話となります。
それでは 第15話「月華繚乱」そのじゅうなな 始まります。
事前に打ち合わせしていたっぽいにも関わらず、物の見事に“合体攻撃”らしきモノに失敗して空中衝突した挙げ句に縺れるように地面に墜落してあちこち破損して悶えている穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”と凛の“Gケット・シー”。
そんなアホ二匹に武士の情けでトドメを刺してあげましょう♪と言う段階で、唐突に私の脳裏にあるアイディアが浮かんで来ました。
そ♪れ♪は♪
「真姫!真姫!私達も“合体攻撃”を仕掛けましょう!!!」
こちらも“合体攻撃”をしてみましょう!と言うモノです♪
幸い、今回のタッグパートナーである真姫は以前までは極々普通のセレブなお姫様でしたが、今では私と同じく一人前の護国の剣士なのです。
護国の剣士同士ならばちょっと前に話していた様々な“合わせ技”が使えちゃいます。
使えちゃうならば…使っちゃいましょう!と言うワケなのです♪
私のこの“こちらも“合体攻撃”をしましょう!”と言う提案に対して真姫は…?
[[は?“合体攻撃”?別にそんな面倒なコトしなくても、普通に歩いて行ってただ刀刺せばいいじゃない。]]
意外な事にあまり乗り気ではありませんでした。
「むぅ。確かに真姫の言う通りではあるのですが…ですがそれではお話的に盛り上がらないではありませんか。」
[[お話的にとかまたメタいコト言って来たわね…。]]
私の言葉を聞いた真姫はサブモニターに表示された通信モニターの向こう側で、何か苦いモノでも食べた時のような顔をしています。
あれが俗に言う“苦虫を噛み潰したよう顔”というヤツなのでしょうね。
[[普段は“メタい発言禁止!”とか言ってるのに最近だと率先してメタいコト言い出すのよ…ソレを言うとまた変な理論を展開して面倒なコト言い出すし…はぁ…ほんっと、色々めんどくさいわ…。]]
真姫は引き続き苦虫を噛み潰したよう顔で、こちらに微かに聞こえるか聞こえないかというレベルの音量で何かぶつぶつと言っています。
ナニを言ってるのか微妙に聞こえませんね。
断片的には聞こえはするのですが…。
まぁいいです。
取りあえず真姫が言った“メタいコト”とは、きっと先ほど私が言った“お話的に盛り上がらない”と言うヤツに対してでしょうね。
まぁぶっちゃけ真姫の言うようにこのまま墜落して未だに悶えているあのアホ二匹の所まで普通に歩いて行き、ただただ刀をコクピットにブスッ♪っとぶっ刺せばそれで終わりではあるんですよね。
ですがそれでは前回の最後と今回の最初にドヤ顔で“合体攻撃をしましょう!”と言った私の立場がありません。
なのでここは私の意見を無理にでも押し通す事にしました。
だってそうしないとお話的にも盛り上がらないですしお話が先に進みませんから♪
「そんなワケなので“合体攻撃”です!」
[[ちょっと!そんなワケってどんなワケよ!!!ってかそんなコトを言うならその“合体攻撃”をする必要性についての説明とか解説とかそこら辺のコトを省略しないでちゃんと言いなさいよ!!!]]
「えっ?“合体攻撃”する必要性に対しての説明とか解説とかですか?言いましたよ?ほら、上の地の文の方でちゃんと?」
[[地の文の方でちゃんとってソレって実際に口に出しては言ってないじゃない!ってか地の文とかまたメタいコト言ってるし!]]
「さて♪それでは“合体攻撃”改め護国の“合わせ技”で華麗に素敵にあの頭穂乃果なアホ二匹にトドメを刺してしまいましょう♪真姫はどの“合わせ技”を使いたいですか?リクエストがあるのならば先輩剣士として応えちゃいますよ♪しかも♪なんと今なら無料ですよ♪」
[[私の抗議まるっとムシしたし!っての
今なら無料って普段はリクエストに応える時は有料なの!?]]
「そうですね…普通に“合わせ技”の初歩の初歩の“剣衝・双破”ではつまりませんね…。護国の剣士として折角の魅せ場なのです。もっとこう…派手で見映えの良い“合わせ技”を使いたいですね。」
[[またムシされたし!?はぁ…もういいわよ…ヤればいいんでしょ!ヤれば!!!まったく!自分はツッコミです♪とかいつもいつも言ってるクセに毎度毎度ツッコミとかしないでボケまくりじゃない…にこにこにーとかアホ丸出しなコトを言ってる存在自体がボケなにこちゃんの方がまだツッコミしてるわよ…。]]
「ナニか言いましたか?」
[[どーせあーだこーだってアレコレ言ってもまたボケで躱されてグダグダになるんでしょ!だから言ったけど言ってない!!!コレでいいんでしょ!コレで!!!あー!もう!ほんっと!イミワカンナイ!!!]]
はい♪今日も無事に真姫からイミワカンナイをいただきましたー♪
いやぁー♪一日一回は真姫からイミワカンナイを貰わないとラブライブ!的にもガンプライブ!的にもダメダメですよね♪
それはさておき。
どうやら真姫も無事に納得して協力してくれるようなので、どの“合わせ技”を使うかサクッ♪っと相談して決めちゃいましょう♪
「あーだこーだ言っていた真姫もようやく納得してくれたようなので、早速護国の“合わせ技”を使ってあそこで未だに悶えている頭穂乃果なアホ二匹を始末して差し上げましょう♪それで?真姫はどの“合わせ技”を使いたいですか?“阿修羅活殺陣”ですか?それとも“百鬼羅漢”ですか?はたまた“斬鬼猛襲刃”ですか?」
[[別に納得はしてないんだけど…はぁ…で?ナニよ?その“合わせ技”は?“阿修羅活殺陣”?“百鬼羅漢”?“斬鬼猛襲刃”?私、そんな“合わせ技”知らないわよ?]]
「あれ?そうでしたか?そう言えばまだ教えていませんでしたか?」
[[うん。まだ教えてもらってないわ。ってかナニよその仰々しい名前の技は。]]
「派手で見映えの良い“合わせ技”ですが?」
[[海未のその○○ですがナニか?って感じの答え方、なんか毎回毎回微妙に腹立つのよね…。]]
「そうですか?それはそうと真姫。“阿修羅活殺陣”を使ってあの頭穂乃果なアホ二匹にトドメを刺しませんか?大丈夫です♪“阿修羅活殺陣”は割りと簡単ですから♪陰と陽。二つの相反する属性の剣気をぶつけ合って円を描くように回転させて中心部を対消滅させるだけですから♪」
[[うん。たぶん今の私じゃ普通にムリ。]]
「無理ですか?」
[[ムリ。]]
「ムリですか…。」
[[ムリ。ってかさっきも言ったけど教わってないもん。]]
「そうですか…。」
これはうっかりですね。
真姫にはある程度の護国の技は教え終わっていたので、私はてっきり派手で見映えの良い上記の“合わせ技”の数々も教え済みだと思っていたのですが…。
特に“阿修羅活殺陣”は派手で見映えも良いのでオススメなのですが…使えないならば仕方ありません。
「では真姫の使える技での“合わせ技”にしましょう。」
[[そうしてちょーだい。]]
真姫の使える技での“合わせ技”。
それも派手で見映えの良い“合わせ技”。
何かあったでしょうか?
うーん…真姫と言えば火の属性変換ですよね?
なので火属性の技と別の属性の技を組み合わせた“合わせ技”が良いでしょうね。
となると…
「安直ですが火と風を組み合わせた“合わせ技”でしょうか?」
[[ん。良いんじゃないの?風の剣気は火の剣気を強くできるし。]]
「決まりですね♪」
問題は何を使うか…なのですが…。
[[海未って結構“剣衝・旋”を使うわよね?私が良く使ってる“剣衝・緋燕”と組み合わせた“剣衝・紅旋(べにつむじ)”とかで良いんじゃないの?アレ、割りと派手だし。]]
「“紅旋”ですか…確かに見た目かなり派手ですね。ではそれで行きましょう♪」
さて♪使う“合わせ技”も決まりました♪
決まったので…
「サクッ♪っと行きましょ!」
[[ん。りょーかい。]]
方針が決まった私達は互いに乗機を移動させて距離を取ります。
そしてそれぞれが握っている得物を構え…
「まずは私から!逆巻け!“剣衝・旋”!!!」
練り上げた剣気…ガンプラバトルでは剣気ではなくGN粒子なのですが…を纏わせた“嫁斬丸”を振り上げ、渦を巻くように剣気の衝撃波を放ちます。
“嫁斬丸”から放たれた剣気は渦を巻き、やがて大きな旋風となって墜落して未だに悶えている頭穂乃果なアホ二匹の元へと進んで行きます。
そして真姫が私の放った旋風…“剣衝・旋”へと向けて…
[[飛んでけ!“剣衝・緋燕”!!!]]
燃え盛る緋色の燕…“剣衝・緋燕”を放ちました。
真姫の“紅姫”が振り抜いた炎刀から放たれた“剣衝・緋燕”は弧を描きながら先に私が放った“剣衝・旋”へと突っ込んで行き…。
「風よ!」
[[炎を纏え!]]
“剣衝・旋”と“剣衝・緋燕”の二つが合わさり、深紅の旋風を作り上げます。
「護国園田流!“剣衝・紅旋”!!!」
[[護国園田流!“剣衝・紅旋”!!!]]
燃え盛る深紅の旋風。
護国園田流“剣衝・紅旋”。
豪々と燃え盛りながら渦巻く炎の旋風は獲物を求めて大地を舐めるように進んで行きます。
その先に居るのは…
[[ちょっ!凛ちゃん!前!前!ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいよー!!!]]
[[うにゃぁ!?なんじゃありゃー!?あんなの出せるとか聞いてねぇーにゃ!?]]
空中衝突して墜落して悶えているアホ二匹。
穂乃果と凛の二人は目前へと迫る“剣衝・紅旋”の炎の旋風を見て大慌てです。
ちなみに今回は“剣衝・紅旋”の炎の旋風をあえてゆっくりと進ませてあります♪
だって穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”と凛の“Gケット・シー”の破損具合から言って、二人共まともに動けないでしょうから♪
ゆっくり♪じっくりと♪
炎の旋風で斬り刻んで燃やして灰塵にしちゃってあげますね♪
[[うにゃー!!!穂乃果ちゃん!にゃんとかするにゃ!]]
[[にゃんとするにゃってどーすればいいのー!?]]
[[そんなん知らんがな!てめぇーで考えろ!だにゃ!!!]]
[[凛ちゃんが無責任だー!!!]]
[[ネコは元来無責任な生き物なんだにゃ!!!]]
無責任なんて穂乃果は良くそんな難しい言葉を知っていましたね。
それはさておき。
今のあの二人のそれぞれの乗機の状態では“剣衝・紅旋”をどうする事も出来ないハズです。
大人しく斬り刻まれてじっくり強火で焼かれちゃって下さいね♪
[[と、取りあえず!えーっと…えーっと…ナニか残ってる武器は…あっ!あった!いーげるしゅてるん!発射!!!]]
ゆっくりと迫り行く炎の旋風に対して、凛にどーにかしろ!と言われた穂乃果は苦し紛れに“キャバリエール・ソルストライクガンダム”の頭部に内蔵されているバルカン砲“イーゲルシュテルン”を放ちました。
ですが“キャバリエール・ソルストライクガンダム”の頭部のこめかみの辺りからダダダダダッ!と断続的に放たれる弾丸は、“剣衝・紅旋”が巻き起こした燃え盛る深紅の竜巻へと吸い込まれるように消えて行きます。
残念ですがバルカン砲程度では“剣衝・紅旋”の深紅の竜巻をどうこうする事は叶いません。
あの深紅の竜巻をどうにかしたいのならば、せめて爆弾の一つや二つ位は投げ込んでくれなければ無理でしょうね。
それこそ凛の“Gケット・シー”が持っていた“ハロハンマー”を叩き付けて盛大に爆発させた時くらいの威力が必要です。
そうこうしているうちに…。
[[凛ちゃーん!ごめん!やっぱりムリっぽい!!!]]
穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”が放っていた頭部バルカン砲“イーゲルシュテルン”がピタリと止んでしまいました。
どうやら弾切れのようですね。
[[ぎにゃ!?コイツ!諦めやがったにゃ!!!]]
[[諦めてはいないよ!でもでもだって弾切れなんだもん!]]
[[他ににゃんか武器はねぇーのかにゃ!]]
[[ない!]]
[[言い切ったにゃ!?]]
[[凛ちゃんこそナニか武器残ってないの!]]
[[ラーケテンブースターが背中からポロリしちまったからもうなんにも残ってねぇーにゃ!アレがアレばまだワンチャン…だったんだけど…もうねぇーからなんにもできねぇーにゃ!]]
[[とゆーことは?]]
[[オワタってヤツだにゃ。]]
先ほどからずっと全周波通信を開きっぱなしで会話が丸聞こえな穂乃果と凛の二人ですが、二人の会話を聞いているとどうやらいよいよ年貢の納め時と観念したようです。
二人共、それぞれの機体に搭載されている武装を全て使い切って、空中衝突からの墜落により手も足も破損してしまっているので文字通り手も足も出ない有り様ですから仕方ありません。
[[こ、こうなったら…凛ちゃん!]]
[[おうにゃ!]]
これで終わりですね♪と思っていたら、穂乃果と凛の二人が何やらやら覚悟を決めたかのようにうなずき合いました。
あの状態でまだ抵抗するとでも言うのでしょうか?とか思ったのですが…。
[[いくにゃ!]]
[[せーの!]]
私の心配(?)とは裏腹に、二人は迫り来る燃え盛る深紅の竜巻にあっさりと飲み込まれて行きました。
そして…
[[ぎゃーーーーすぅ!!!]]
[[みぎゃーーーすぅ!!!]]
お馴染みの断末魔。
覚悟を決めたように思えたのはただ単にお馴染みの断末魔を息ピッタリに叫ぶためだったっぽいですね。
まったく、人騒がせな。
そんな人騒がせな頭穂乃果のアホ二匹は、お馴染みの断末魔が荒野に響かせながら燃え尽きて行きました。
[[はぁ…ようやく終わったわ。]]
「えぇ♪これにて一件落着ですね♪」
穂乃果&凛との本日二度目のバトルも大勝利で無事に終了です♪
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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