ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

お休みが終わってしまうQooオレンジでございます。
働きたくないでござる。












今回も本編15話となります。












それでは 第15話「月華繚乱」そのにじゅういち 始まります。



















第15話「月華繚乱」そのにじゅういち

上空より襲い掛かって来た穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”から逃れる為に、廃ビルから飛び降りた私の“アルテミスガンダム”。

 

そんな廃ビルから飛び降りた私に、今度は地面に着地寸前ギリギリなタイミングで真姫の“紅姫”が襲い掛かって来ました。

 

[[そのスキ!逃さないわよ!!!]]

 

乱立する巨大な廃ビルの影から飛び出して来た真姫の“紅姫”の右手には、既に一振りの刀が握られています。

 

しかも“紅姫”が握っている刀には既に炎が纏われていました。

 

準備は万端ってところですね。

 

真姫の“紅姫”はひび割れたコンクリートの大地を蹴り上げてこちらへと駆け寄りながら、既に炎を纏わせて炎刀状態となっている刀を勢い良く振り抜きました。

 

[[行って!“緋燕六連”!!!]]

 

真姫が選択した技は真姫が最も得意としている剣衝術である炎を纏った剣気の燕を放つ“剣衝・緋燕”。

 

その“剣衝・緋燕”を一閃で六発放つ“緋燕六連”でした。

 

迎撃を…!と思ったのですが、この真姫の“紅姫”が放った燃え盛る六匹の“剣衝・緋燕”を迎撃しようにも、私の“アルテミスガンダム”はまさに着地寸前で挙動が限定されてしまっています。

 

勿論、護国の剣技の中にはいくらでも迎撃の為の技はありますが、刀を引き抜く為には右手に持っている大型ビームスナイパーライフルが邪魔なのです。

 

こうなると威力優先で選んだこの非常に大きな銃身を持つ大型ビームスナイパーライフルはお荷物以外の何物でもありません。

 

となれば…!

 

「こうするまでです!!!」

 

私は“アルテミスガンダム”が右手に持っていた大型ビームスナイパーライフルを前方へ向けておもいっきり放り投げました!

 

“アルテミスガンダム”の全長に匹敵する大きさを持つ大型ビームスナイパーライフルは、その大きな銃身を遺憾なく発揮(?)して、迫り来る六匹の緋色の燕を銃身で受け止めます。

 

六匹の緋色の燕は大型ビームスナイパーライフルの大きな銃身へと殺到すると同時に爆発。

 

六匹の緋色の燕を私の“アルテミスガンダム”に代わって全て受け止めてくれた大型ビームスナイパーライフルは、残骸を撒き散らして派手な爆炎をあげます。

 

爆発によって撒き散らばった大型ビームスナイパーライフルの残骸は、まるで散弾のようにその破片を全方位へと飛び散らせました。

 

「“GNフィールド”展開!」

 

散弾のように飛び散り襲い掛かって来た大型ビームスナイパーライフルの残骸に対して、私は防御フィールドである“GNフィールド”を展開させて弾き返す事にします。

 

前回、“GNフィールド”をあまり過信したり頼ったりしてはいけませんね♪とか行ってましたが、あればあったで、そして使えば使ったで便利なのですよ…。

 

そんなワケなので私は“GNフィールド”を展開して散弾のように飛び散った大型ビームスナイパーライフルの残骸達を防ぐ事にしました。

 

私は飛び散った大型ビームスナイパーライフルの残骸を防ぐ為に“GNフィールド”を展開させたと同時に、大型ビームスナイパーライフルを手放した事で自由になった右手を腰の愛刀“嫁斬丸”の柄へと這わせます。

 

さらに左手を背中のスラスターに取り付けられているGNビームピストルⅡへと伸ばし、そのまま引き抜きました。

 

右手に“嫁斬丸”を。

 

左手にGNビームピストルⅡを。

 

それぞれ引き抜き終えると同時に…

 

[[でぇぇぇぇぇい!!!!!]]

 

大型ビームスナイパーライフルがあげた爆炎を突き抜けて、真姫の“紅姫”が炎刀で斬り掛かって来ました。

 

さらには…

 

[[うりゃ!うりゃりゃりゃりゃりゃりゃーーーーー!!!!!]]

 

上空からは穂乃果の駆る“キャバリエール・ソルストライクガンダム”がビームライフルを乱射させながら降下して来ます。

 

「前門の虎、後門の狼…と言った所ですね。」

 

まぁ厳密には前門の真姫と上門の穂乃果なのですが。

 

それは兎も角…ほぼ同時に襲い掛かって来た真姫の“紅姫”と穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”を同時に相手取るのは厄介ですね…と思いつつも、私は真姫と穂乃果それぞれを迎撃する為に動き始めます。

 

まずは…

 

「こちらを何とかしないといけませんね!!!」

 

前方から炎を纏った炎刀状態の刀で斬り掛かって来た真姫の“紅姫”に対して、私は“アルテミスガンダム”の右手で引き抜いた“嫁斬丸”で炎刀を受け止める事で対処します。

 

そして…

 

「お次は穂乃果!貴女です!!!」

 

左手に持ったGNビームピストルⅡを上空からビームライフルを乱射しながら襲い掛かって来た穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”へと向けて発砲します。

 

パパパパパッ!と軽快な発射音を鳴らしてGNビームピストルⅡの銃口から断続的に撃ち出されたビーム弾は、上空から獲物を狙う猛禽類かのように急降下して来ていた穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”へと襲い掛かります。

 

[[わわっ!あっぶない!!!]]

 

牽制のつもりで確りと狙って撃ったワケではありませんでしたが、GNビームピストルⅡから放たれたビーム弾のいくつかは穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”の装甲を掠めて行きました。

 

この牽制射撃に対して穂乃果は慌ててビームライフルの乱射を止め、急降下させていた機体を反転させて上昇して行く事で難を逃れるようとしています。

 

本来ならばここで反転上昇していく“キャバリエール・ソルストライクガンダム”の背中へと追撃を仕掛けるのがベストなのでしょうが、残念ながら今は穂乃果を追撃するよりも先に鍔迫り合いの真っ最中な目の前に居る真姫の“紅姫”を何とかしなければいけません。

 

片手間に相手をするには真姫はあまり適した相手ではありませんので。

 

むしろ片手間のままだとこのまま押し切られて“紅姫”の炎刀で焼き斬られてしまうでしょう。

 

穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”が廃ビル群の谷間を抜けて夜空へと戻って行ったのを見送った私は、それまで上方へと向けていた左手のGNビームピストルⅡを今度は眼前に居る真姫の“紅姫”へと向けます。

 

剣士としては剣戟の最中に銃器を使う…と言うのはちょっといただけないのですが、ことわざにあるように戦場では“勝てば官軍、負ければ賊軍”なのです。

 

使えるモノは全て使って勝つ。

 

それが国を護る護国の剣士の信条でもあります。

 

そんなワケなので剣戟の真っ最中ですが、私は普通に銃器を…GNビームピストルⅡを使っちゃいます♪

 

GNビームピストルⅡの銃口を真姫の“紅姫”へと向けた瞬間…

 

[[海未ならやっぱりそう来るわよね!!!]]

 

それまでこちらを焼き斬ろうと手にした炎刀を押し込んで来ていた真姫は、ひび割れたコンクリートの地面を蹴ってあっさりと後退して距離を取りました。

 

流石は真姫…良い判断ですね。

 

私は後退して行った真姫の“紅姫”へと左手のGNビームピストルⅡで牽制射撃を行います。

 

再びパパパパパッ!と軽快な発射音を響かせて断続的に銃口から放たれるビーム弾。

 

このGNビームピストルⅡは以前まで使っていたブルパップマシンガンに使い勝手が似ていて良い感じですね♪と思いながら、GNビームピストルⅡの銃口から放たれたビーム弾の行方を見ていると、断続的に放たれたビーム弾の雨に見舞われた真姫の“紅姫”は手にしていた炎を纏った刀を下から上とと円を描くかのように振るいました。

 

[[豆鉄砲のクセにウザいのよ!炎舞!“逆時雨”!!!]]

 

護国園田流剣衝術 炎舞“逆時雨(さかしぐれ)”。

 

剣気を天から降り注ぐ時雨の如く薄い膜のように前面に展開する技の炎刀Ver.ですね。

 

なお今回は振り下ろしVer.ではなく、振り上げVer.なので“逆時雨”になっています♪

 

この技は突撃系や突進系の技に対するカウンターとして使用する事が多い技ですが、真姫のように銃弾(今回の場合はビーム弾ですね♪)や矢等の飛び道具に対する防御技として使用する事も出来ちゃいます。

 

そんな炎刀を振り上げて張られた炎の膜は、技の特性通りにGNビームピストルⅡのビーム弾のことごとくを焼き尽くしてしまいました。

 

その光景を見ながらビームって焼けるモノなのでしょうか?と割りと場違いな事を考えつつ、私は前面へと構えたGNビームピストルⅡを引き戻して“アルテミスガンダム”の体勢をやや低く屈ませます。

 

そして…

 

「疾っ!!!」

 

炎の膜が消えるか消えないか…と言った瞬間を見計らい、ひび割れたコンクリートの大地を蹴りつけて駆け出します。

 

駆け出した私の“アルテミスガンダム”は思惑通りに炎の膜が消え失せたタイミングで、炎刀を振り上げた状態の真姫の“紅姫”の眼前へと迫る事が出来ました。

 

「破っ!!!」

 

そして私は眼前まで迫った真姫の“紅姫”へと、“アルテミスガンダム”の右手に握らせた“嫁斬丸”を振り上げます。

 

[[させないんだからっ!!!]]

 

下段から振り上げられた“アルテミスガンダム”の一閃に対して、真姫の“紅姫”は炎膜を張る為に振り上げていた炎刀を今度は一気に振り下ろして来ました。

 

お互いに短い吐息を吐き出して繰り出された斬撃は、互いの丁度中間の辺りで激突しました。

 

ガキン!と金属同士が激しくぶつかり合う独特な音を響かせて激突する私の振るった“嫁斬丸”と真姫の振るった炎刀。

 

このまま再び先程のような鍔迫り合いに発展して…と思ったその時…

 

[[う"ぇえ!?]]

 

真姫の謎の悲鳴(?)と共に、“紅姫”の振るった炎刀がポッキリと折れてしまったのです。

 

[[あー!もう!こんな時に!!!]]

 

炎刀が折れた真姫の判断は非常に素早いモノでした。

 

真姫は柄だけになった刀を前方へ…つまりは私の“アルテミスガンダム”へと投げつけながら後退し、距離を取りつつも腰からもう一振り刀を抜き放ちました。

 

真姫の“紅姫”の腰には左右それぞれ二振りずつ、合計四振りの刀が取り付けられています。

 

何故に四振りも刀を持っているのか?と言いますと、“紅姫”が刀に炎を纏わせて炎刀状態にするとその刀の寿命がゴリゴリと削られてしまい、今みたいにかなり短い時間でポキリと逝ってしまう為らしいです。

 

なので予備の刀を大量に持ち込んでいる…と言った塩梅ですね。

 

ちなみに真姫の“紅姫”は腰に備え付けた左右それぞれ二振りずつ、合計四振りの刀の他にも、様々な武装を仮想空間に収納しておけるガンプラバトル独自のシステム“武装領域(ウェポン・ストレージ)”の中にも大量の刀が納められているとの事です。

 

真姫はどれだけ刀を壊すつもりなのでしょうか…。

 

私としては真姫の刀の使い捨てに対して、刀の使い方がなってないだけなのでは?と思わずにはいられません。

 

それはさておき。

 

[[“Awake”!!!]]

 

かくかくしかじかな理由により刀が破損してしまった為に一度後退した真姫は、予備の刀を引き抜いて手の甲に備え付けた赤い透明な部分から深紅のエネルギー粒子を放出させ始めました。

 

さらに…

 

[[“Blaze”!!!]]

 

手の甲から放出される深紅のエネルギー粒子に刀を添わせて纏わせると、その纏わせた粒子を一気に燃え上がらせました。

 

炎刀…真姫の“紅姫”の十八番ですね。

 

刀に炎を纏わせて炎刀化させた真姫の“紅姫”は、その燃え盛る炎を纏った刀を上段に構えました。

 

そして…

 

[[護国園田流!剣衝術!火ノ行!“巫炎(かむろ)”!!!]]

 

上段から炎刀を一気に振り抜き、巨大な火球を放って来ました。

 

“巫炎”はただの巨大な火球ではなく、着弾した瞬間に辺り一面に炎を飛び散らせる特性を持った剣衝術です。

 

これは撃ち落としたり斬撃で斬り裂いたりしても炎を飛び散らせてしまいます。

 

この“巫炎”と言う技は迎撃が酷く面倒な技なのですよ…ですが!

 

「逆巻け!“剣衝・旋”!!!」

 

炎が飛び散るならば、その飛び散る炎を全て飲み込んでしまえば良いだけです!!!

 

私は“嫁斬丸”を振り上げて自身が最も得意とする剣衝術の一つ“剣衝・旋”を放ちます。

 

剣気(“アルテミスガンダム”の場合は正しくはGN粒子なのですが…)の旋風は私の思惑通りに真姫の“紅姫”が放った巨大な火球を包み込むように飲み込みました。

 

そして剣気の旋風が巨大な火球をその内部へと完全に閉じ込めると同時に、旋風の中で火球が弾け飛ぶ姿が見えました。

 

内部で弾け飛んだ炎を巻き込む事で炎の竜巻へと変貌した“剣衝・旋”の姿は、奇しくも前回の狙撃禁止バトルで合体攻撃に失敗して地面で悶えていた穂乃果&凛を焼き&斬り殺した護国の“合わせ技”である“剣衝・紅旋”と同じモノでした。

 

まぁ前回は炎の部分は“巫炎”ではなく“剣衝・緋燕”でしたが。

 

取りあえずは技と技がぶつかり合う事で発生したこの目の前の炎の竜巻…どうしましょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。


プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。




次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。



皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。
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