ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
五月病真っ最中で働きたくないでござる。なQooオレンジでございます。
1週間くらいダメ人間生活がしたい…。
今回も本編15話となります。
それでは 第15話「月華繚乱」そのにじゅうに 始まります。
剣気(正しくはエネルギー粒子ですね♪)で生成した火球を放って着弾と同時に小さな火球を飛び散らせる技“巫炎(かむろ)”。
同じく剣気(こちらは正しくGN粒子ですね♪)で生成させた旋風を放つ技“剣衝・旋”。
二つの護国の技がぶつかり合う事で発生したのは紅蓮に燃え盛る炎の竜巻。
轟々と音を轟かせ渦を巻く炎の竜巻は、私の“アルテミスガンダム”と真姫の“紅姫”との丁度真ん中の辺りで、闇夜を明るく照らし続けています。
真姫の放った“巫炎”が飛び散る前に抑え込めたのは良かったのですが、はてさて…この炎の竜巻は一体どうしたモノでしょうか…。
あの炎の竜巻の主体(?)となっているのは私の放った“剣衝・旋”なので、ワンチャン私が制御出来たりしないでしょうか?とも思いましたが、どうやら真姫の放った“巫炎”を取り込んだ時点で剣気のパスが途切れてしまっているようで、いくら動かそうとしても一向に反応してはくれません。
アレ、真面目にどーしまょ?
私が一向に勢いが衰えずに轟々と音を轟かせながら渦を巻く炎の竜巻の処分(?)に思考を巡らせた瞬間…
[[なら…次は!!!]]
戦場に真姫の声が響きます。
真姫は私が制御不能で困ったちゃんになってしまっている炎の竜巻の処分(?)について思考を巡らせていた間に、既に次の行動へと移っていました。
[[剣衝…“緋燕・六連”!!!]]
真姫が言い放った技の名と共に、炎の竜巻の向こう側で真姫の“紅姫”が炎刀化させた刀を振るう姿がうっすらと見えました。
“剣衝 緋燕・六連”…真姫の得意とする炎を纏った剣気の紅い燕を放つ“剣衝・緋燕”を一度に六匹同時に放つ技です。
“緋燕”系の技は回避しても追尾して来るので地味に厄介なのですよね。
しかもただ直線に進むだけではなく、本物の燕同様に自由自在に空を飛び回る事が出来ます。
真姫の放った六匹の“緋燕”はそんな燕を模した特性を遺憾なく発揮し、真っ直ぐにではなく弧を描く様に轟々と渦巻く炎の竜巻を左右から迂回する形でこちらへと向かって来ました。
呑気に技を放った後に発生したモノの処理についてなんか考えている場合ではありませんでしたね。
これでは穂乃果やことりの事を呑気だなんだと言えなくなってしまいます。
そんな事を再び呑気に考えながらも、私は私で真姫の放った“剣衝 緋燕・六連”を迎え撃つ為に次の行動へと移ります。
先程も言いましたが、“緋燕”は追尾して来るのでただ回避しただけでは駄目です。
確りと撃ち落とさなければ何時までも何処までも追尾して来てます。
なので選択するのは回避ではなく迎撃。
私は真姫の放った六匹の“緋燕”を迎撃する為に“嫁斬丸”を握り直します。
“嫁斬丸”を握り直すと、最近ではすっかりと空気になってしまた“IFS(イメージ・フィードバック・システム)”を介して、私のイメージを受け取った“アルテミスガンダム”はその全身から淡い緑色のGN粒子を放出させ始めました。
放出されたGN粒子たちは“アルテミスガンダム”の右手に握られた“嫁斬丸”へと群がる様に集まります。
私はGN粒子を纏った事で淡い緑色に輝き始めた“嫁斬丸”を上段へと構え…
「護国園田流…剣衝初伝!“陽炎細雪”!!!」
全ての粒子を雪の結晶へと変換し、一気に振り下ろしました。
上段から一気に振り下ろされた“嫁斬丸”からは白く輝くほわほわとした球状の雪玉(?)のようなナニかが放たれます。
これ、ほわほわとした見た目に反して結構な速度で飛んでいくのですよねー…と思ったのも束の間、そほわほわとした白く輝く雪の結晶は未だに轟々と渦巻く炎の竜巻へと吸い込まれて行きました。
この時点で真姫の“紅姫”が炎刀から放った“剣衝 緋燕・六連”は、丁度炎の竜巻を迂回しようとその真横を通り過ぎようとしている所でした。
はい♪どうやらタイミングはバッチリのようですね♪
六匹の深紅の燕達が炎の竜巻の真横を通り過ぎようとしたその瞬間、私が先程放ったほわほわとした白く輝く雪の結晶がその真価を発揮ました。
炎の竜巻に飲み込まれた雪の結晶は、技の特性を発揮させて瞬時に炎の竜巻をビキビキと一瞬で凍らせてしまったのです。
瞬間冷却…と言うよりも瞬間冷凍でしょうか?
それが私の放った技“陽炎細雪(かげろうささめゆき)”の効果なのです。
剣衝初伝と言う名が示す通り、これは護国の剣衝術の奥義の一つに位置付けられており、割に扱いが難しい技なんです。
ちなみに真姫にはまだ教えていない技だったりします♪
だって真姫の剣気の特性が“炎”なので、“氷”の特性を持つこの技とは相性がひじょーーーーに悪いんですもん。
真姫はもうちょっと剣気の扱い方が巧くならないと、“氷”の特性を持つこの“陽炎細雪”は扱えません。
そんな説明をしている最中にも“陽炎細雪”はその効果を発揮し続けていました。
炎の竜巻を一瞬で凍らせた“陽炎細雪”は次の段階へと移ります。
「爆ぜなさい!!!」
私の一言に後押しされたかの様に、凍りついた炎の竜巻は一斉に爆散しました。
凍りついた炎の竜巻は爆散する事で周囲へと氷の礫を撒き散らします。
この巻き散らばった氷の礫達は、丁度炎の竜巻の真横を通り過ぎようとしていた真姫の放った六匹の炎の燕達へと襲い掛かって行きました。
巻き散らばった氷の礫達は次々に炎の燕へと襲い掛かり蹂躙して行きます。
最終的には…
[[う"ぇえ!?ちょ!そんなのありなの!?]]
六匹全てを蹂躙し尽くしてしまいました。
真姫がナニか騒いでる様ですが知ったこっちゃありません♪
それにまだ“陽炎細雪”の効果は終わってはいませんよ♪
飛び散った氷の礫達が地面へと散らばると、散らばった地面を凍らせながら氷柱を逆さにして地面から生えたモノ…氷筍が生えて来ました。
そしてその氷筍もある程度育つと…
[[う"ぇえ!?]]
爆散します♪
爆散すると先程と同じ様に、氷の礫が辺り一面にばら撒かれました。
再び爆散してばら撒かれた氷の礫は再び地面へと着弾。
そこからはまたまた地面を凍らせて氷筍が生えて来ます。
さらにさらに氷筍が育つと爆散♪
爆散して氷の礫が飛び散り、氷の礫が着弾して地面を凍らせて氷筍が…と言う一連の流れが延々とループするのです。
[[な、なんなのよコレ!?]]
初めて見るであろう技に真姫は酷く動揺している様ですね♪
ですが動揺している暇はありませんよ?
無限に繰り返される氷の礫と氷筍爆散のループは、少しずつその範囲を拡げて行き、ついには真姫の“紅姫”へと襲い掛かります。
真姫の“紅姫”の周囲に着弾して生えて来た氷筍は爆散し、氷の礫を“紅姫”へとぶちまけたのです。
真姫は襲い掛かって来る氷の礫を“紅姫”の持つ炎刀を激しく振るって斬り払い続けます。
氷の礫を斬り払う度にジュウと言う水の蒸発するような音が辺りに響きます。
ですが斬り払っても斬り払っても、氷の礫は無限に襲い掛かって行きます。
[[ほんっと!ナニよコレ!キリがないじゃない!!!]]
無限に続く氷結地獄。
これこそが護国園田流 剣衝術奥義初伝“陽炎細雪”。
氷筍生成と爆散してからの氷の礫のばら撒きは、技を放つ際に込められた剣気が薄れて消えるまでは何時までも何処までも続きますよ♪
さぁ、真姫はこの技にどう対応しますか?
炎刀を振るって氷の礫を斬り払っているだけでは無限に増え続ける氷の礫の物量に押し潰されてしまいますよ?
[[このっ!このっ!このっ!このっ!このっ!このっ!このっ!このっ!このっ!!!う"ぇえ!?]]
無限に増え続ける氷筍とそこから放たれる氷の礫に対して、真姫は未だに炎刀を振るい斬り払い続けています…が、幾度目かになる斬り払いを行った際に、炎刀が砕け散ってしまいました。
炎刀が砕け散ってしまった真姫はバックステップで“紅姫”を大きく後退させます。
同時に…
[[“炎衝破”!!!]]
左手を大きく振るって炎を纏った衝撃波を前面へと放ち、“紅姫”へと迫っていた氷の礫を焼き払いました。
真姫の“紅姫”は炎の衝撃波で氷の礫を焼き払い終えると着地し、腰から本日三本目の刀を引き抜きます。
そして引き抜いた刀を左手の甲に添えてすぐさま炎刀化。
再び炎刀化した刀を構え直し、氷の礫に備えるのでした。
真姫的には上手く仕切り直し出来たと思っているのでしょうが…
「ところがぎっちょん♪と言うヤツですね♪」
真姫が後退し再び炎刀を手にしている間にも、“陽炎細雪”が作り出す氷結地獄はその範囲を大きく拡げ続けていました。
そして再び真姫の“紅姫”へと襲い掛かる氷の礫達。
“陽炎細雪”の氷結地獄は範囲を拡げ続けた結果、今では“紅姫”の前方からだけではなく四方八方から氷の礫を飛び散らせ襲い掛かって行きます。
[[礫の連鎖が止まらない!?これじゃキリが無いじゃない!このままじゃ…!]]
いずれは無限に増え続ける氷の礫の物量に押し潰されて氷漬け…でしょうね。
今のままの対処療法的な対応では遅かれ早かれ氷漬けは免れませんよ?
真姫も同じ事を考えたのでしょうね。
ここで真姫はついに自身の持つ切り札を切って来ました。
[[だったら…何もかも!全部!全部!全部!全部!!!焼き付くして燃やし尽くして木っ端微塵の灰塵にしてやるわ!!!]]
真姫の“紅姫”は一度大きく炎刀を振るい、周囲に炎を張り巡らせて氷の礫を一蹴します。
そして炎を張り巡らせて事で氷の礫が一瞬だけ止んだ隙に…
[[行くわよ!“紅姫”!!!“烈火装”!!!!!]]
“紅姫”の全身から激しく炎を吹き出し、強化アビリティ“烈火装”を発動させたのでした。
[[反撃開始よ!!!]]
全身から激しく炎を吹き出しどことなく威圧感が増した真姫の“紅姫”は、再び炎刀を一振りします。
瞬間、轟っ!と今までよりも大規模な炎が巻き起こりました。
ただ炎刀を振るっただけでコレですか…凄まじいですね。
“烈火装”を発動させた真姫の“紅姫”は手にした炎刀を振るい続け、周囲へと炎を撒き散らして凍った大地を溶かして行きます。
“陽炎細雪”も負けじと次々と生み出される氷筍を爆散させては氷の礫を弾け散らせています…が、徐々に、徐々に、“烈火装”を発動させた真姫の“紅姫”の炎が氷を押し返し…
[[このまま一気に…押し返す!“炎衝陣・牡丹”!!!]]
遂には“陽炎細雪”の作り出していた氷筍を全て焼き尽くしてしまったのです。
この火力…まさに脅威的。
まさか“陽炎細雪”の氷結地獄を真っ向から焼き尽くしてしまうとは思いませんでした…とか言ってる暇はありませんね。
[[次はアンタよ!吹っ飛べ!“爆灰刃”!!!]]
真姫の“紅姫”は手にした炎刀をコンクリートの地面へと勢い良く突き刺しました。
炎刀が突き刺さった地面は瞬時に赤熱化…
[[飲み込め!!!]]
ゴポリ、と溶岩の津波を発生させます。
真姫の“紅姫”が引き起こした真っ赤な津波は“アルテミスガンダム”を飲み込もうと徐々に速度を上げてこちらへ向かって突き進んで来ます。
その有り余る火力を最大限に発揮させて“爆灰刃”を放った真姫の“紅姫”でしたが、技を放つと同時に全身から発せられていた炎の勢いが目に見えて衰えて行きました。
“烈火装”の効果時間が切れ掛かっているのでしょうね。
ここまでの戦闘でエネルギーを相当使用してしまったからでしょうか?
ですがこれはチャンスですね。
こちらも大技で一気に決めてしまいましょう!
迫り来る真っ赤な津波に対して、私は“嫁斬丸”を一度腰の鞘へと戻しました。
そしてGN粒子を発生させ、生じた粒子を右手を通して鞘に納めた“嫁斬丸”へと流し込みます。
それでは…行きますよ!
「護国園田流、剣衝奥義…“天地無双”!!!」
私はたっぷりと粒子を纏わせて“嫁斬丸”を腰の鞘から一気に抜き放ちます。
放たれるのは特大の斬撃。
ただただ“斬る”事に特化させた剣衝術の奥義。
それがこの“天地無双”。
単純、故に強力無比。
さぁ…真姫の放った真っ赤な津波を斬々ばらばらに蹂躙してあげましょう♪
この剣衝の奥義で♪
鞘から解き放たれた特大の斬撃は地面を斬り裂きながら真っ直ぐに突き進みます。
進路上に押し寄せる真っ赤な津波をも斬り裂いて。
[[あー!もう!だからなんなのよ!ソレはまた私の知らない技だし!!!]]
はい♪だってまだ真姫には教えていませんから♪
全てを斬り裂きながら突き進んで行く特大の斬撃は遂には真姫の“紅姫”へと迫ります。
この目の前まで迫った特大の斬撃に…
[[残ってるエネルギーを全部!]]
真姫は“紅姫”に残されているエネルギーを全て注ぎ込み…
[[天をも焦がせ!“烈火天焦”!!!]]
“烈火装”発動中のみ使用可能な“紅姫”の必殺技“烈火天焦”を放とうとしました。
しかし…
[[う"ぇえ!?ちょ!また!?]]
炎刀を振るおうとしたその時、“紅姫”が握っていた炎を纏った刀が砕け散ってしまったのです。
今回のバトルで三度目となる刀の寿命ですね。
技を放つ寸前で刀が砕け散ってしまった事で、真姫は結局は“烈火天焦”を放つ事が出来ませんでした。
結果…
[[きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?]]
“紅姫”は私の“アルテミスガンダム”が放った“天地無双”の特大の斬撃によって、すぱっ♪っと斬り裂かれてしまったのです。
まぁ“烈火天焦”を放っていたとしても、結果は変わらなかったでしょうけど…多分。
コンクリートの大地へと崩れ落ちる真姫の“紅姫”を見ながら、私は“嫁斬丸”を腰の鞘へと納めます。
“嫁斬丸”が鞘へと納まり、チン♪と言う音が辺りに響くと同時に、大地へと崩れ落ちた真姫の“紅姫”は爆散しました。
さて、次は穂乃果ですね。
私はサブモニターに標準されている残りエネルギーがかなり心許なくなった事に一抹の不安を感じながらも、次なる標的である穂乃果を求めて夜の廃ビル群を進みます。
進みますが………そう言えば凛はどーしたんでしょうか?
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
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皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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