ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
タコイスが案外と好きなQooオレンジでございます。
置いているお店が余りないのが悲しいです…。
今回からは閑話となります。
なお未だに合宿中の本編とは一切関係ありません…。
それでは 閑話「音ノ木坂の三馬鹿烏①」 始まります。
「で?ナルカミは誰が本命なんだよ?」
本編では未だに合宿真っ最中の今日この頃。
本編と本編の間に挟む閑話のネタに困窮しちまった今回は本編での合宿中の時間軸からちぃーっとばかり時を進めてのありふれた日常回ってヤツになりましたとさ…ってワケなんだけど、まぁ冒頭の件に繋がってねぇーわな。
だから取りあえずは今の…ってか今回の状況?を軽く説明しとくとしますか。
地の文を見てくれればわかると思うけど、今回は俺、鳴神 青空がメインを張って貰わせてるんでそこら辺の事テキトーによろしく。
で、現在ある平日の昼休み。
平日って事は当然だけど学生真っ最中な俺はガッコーに来てるワケで、昼休みって事は当然昼飯真っ最中ってワケ。
そんな平日のガッコーの昼休みでの昼飯真っ最中な俺に冒頭で話し掛けて来たヤツは毎度お馴染みの“μ's”2年生トリオの1人…とかではなく、俺の通う音ノ木坂でも数少ない男子生徒の1人だったりしてるんだよ。
「なぁなーるーかーみぃー!誰が本命なんだよ!やっぱり高坂か?アホ可愛い高坂か?それともゆるふわ可愛い南さんか?THE!大和撫子!な園田さんか?」
で、未だにアホな事を言ってやがるコイツは“面部 太郎”。
通称“モブ太”。
特徴が無いのが特徴って感じの“ジム・カスタム”みてぇーなヤツ。
さっきもちょい触れたけど、コイツは俺の通う音ノ木坂学院では数少ない男子生徒の1人で、なんだかんだあってダチっぽいナニか的なヤツってワケなんだよな。
コイツ同様に音ノ木坂の数少ない男子生徒枠にはあともう1人居るんだが、それはこのちょいあとで出て来るから待っててくれると助かるよ。
「なーぁー!なーるーかーみぃー!答えろよ!誰が本命なんだよー!!!」
「うっさいわ!ボケ!黙ってメシ喰え!黙らねぇーならその口麻酔無しで縫い合わせて一生モノ喰えねぇー身体にしてやっぞ!ゴラァ!!!」
「怖っ!?チンピラ怖っ!?」
「誰がチンピラじゃ!誰が!!!」
「いや、誰がってオメーだし。ってかオメーしかいねぇーだろ。で?誰が本命?」
「チッ…結局またソレかよ。マジで喋れねぇーよーに口縫い合わせてやろーかコイツ。」
「それは止めれ。あとその玉子焼きくれ。」
「1個5万で喰わせてやるよ。」
「高けぇーし!?」
と、まぁそんな感じにグダグダとしながら昼飯を喰っていたってワケなんだ。
ちなみに何時もは穂乃果にことりさん、海未さんの毎度お馴染み“μ's”2年生トリオと昼飯を喰ってるんだけど、今日は3人共それぞれ用事があって教室には居ねぇーんだわ。
穂乃果のアホはアホ過ぎてセンセーに呼ばれて職員室行き。
ことりさんはにこちゃんに用があるからって3年の教室に。
海未さんは弓道部の用事があるからって弓道部の部室に。
それぞれがそれぞれの用事を片付ける為に授業が終わると弁当持って行っちまったんだ。
たまにはまぁ1人で静かに昼飯喰うかーって思っていたら、この目の前で騒いでるモブ太がすかさずやって来て一緒に昼飯を喰う事になったワケだな。
「にしてもよぉー、お前の弁当に高頻度で入ってるこの玉子焼きってムダに旨いよなー。これ、アレだろ?あのめっちゃ可愛いお前の妹ちゃん…確か悠莉ちゃんだっけ?が作ってくれてるんだろ?ってコトはアレだろ?こんな旨いメシ作れるとか悠莉ちゃんマジで俺の嫁にくれ!」
「やらん!ってか妹じゃなくて正確には義理の妹だ。あとその玉子焼きは悠莉じゃなくて俺が作ったヤツだ。」
「えっ?マジで?」
「マジで。そもそもこの弁当も含めた家事全般は俺がしてるんだっての。」
「ナルカミ…お前、チンピラの癖に家事とかすんのかよ…。」
「だから誰がチンピラじゃ、誰が。」
コイツ、一回〆といた方がいいか?
相も変わらずグダグダと弁当をつつきながらグダってると…
「お二方、お待たせしたでござる。頼まれた飲み物を購入して来たでござるよ。」
分厚い瓶底メガネを掛けた野郎が俺たちのトコにやって来やがった。
「お、シチロー!ついでにって頼んで悪かったな!」
「ん、さんきゅ。」
「いやいや。この程度は造作もないでござるよ。」
分厚い瓶底メガネを掛けた男子生徒はそう言いながら、手にしたビニール袋の中からペットボトルのお茶を2本取り出してそれぞれ俺とモブ太へと渡し、さらにビニール袋の中から購買のパンを取り出して近くの席から椅子を引っ張って来て腰掛けたんだ。
購買のパンを頬張るコイツは冒頭の方で言ってた音ノ木坂の数少ない男子生徒のもう1人の方で名前は“御宅 七郎”。
通称“シチロー”。
女子連中からは“タクシチロー”とか呼ばれている時もあるな。
ってかこの“タクシチロー”ってネタ?の素になってるナニかって今の連中にわかるのか?
もう今(2024年)から20年…下手したら30年以上前のタレント?芸能人?だろ。
それはさておき。
「やはりシ○ナ殿の言うようにメロンパンは至福でござるな。もぐもぐ。」
この“ござる”を語尾に使うシチローはなんと言うか一言で言うなら“オタク”ってヤツなんだよな。
名は体を表すとはよく言うが、コイツほどそれを地で行くヤツも珍しいよな。
そんなオタクなコイツも俺のダチの1人で、にこちゃんや穂乃果たちと行動しねぇー時はモブ太とシチローと俺の3人でよくつるむ時が多いんだ。
「ってかシチロー、シ○ナって誰だよ、シ○ナって。」
「む?モブ太殿は知らぬでござるか?灼眼のシ○ナのヒロインでござるよ。」
「いや、知らねーし。」
「では今度モブ太殿には原作小説と各種円盤をお貸しするので是非是非観て欲しいでござる!萌え萌えに燃え燃えでござるよ!」
「いや、いらねぇーし!まだお前から借りたガンダムも最後まで観れてねぇーから!」
「おぉ!そう言えばモブ太殿には水星の魔女を貸していたでござるな!どうでござるか?どうでござるか?令和の時代の新ガンダムは!」
「おい待てオタク。この“ガンプライブ!”の原作の無印“ラブライブ!”は平成の頃が舞台だから令和とか言われても矛盾が生じてめんどくなるからやめれ!」
「む?モブ太殿も中々にメタい事を言うでござるなぁ。ナルカミ殿もそうは思わんか?」
「ぶっちゃけどーでもいいっての。」
メタいもグダグダもかなり今更だからなぁ…。
「ってかモブ太がガンダム見るなんて珍しいな。」
「あー、うん。それは…」
「モブ太殿が惚れもうした女子が“水星の魔女おもしろーい♪”って言ってたから履修したかったそうでござるよ。」
「言うなよ!言うにしてももうちょっとオブラートに包めよ!!!」
オブラート…最近は見ねぇーな。
最近はお薬飲め○ねゼリーとかが主流だもんな。
「それで?水星の魔女はモブ太殿的にはどうだったでござるか?」
「おっふ!?俺の抗議が軽くスルーされた!?」
「拙者はやはりセセリア殿のあの太ももに挟まれたいでござるなぁ…げへへ。ナルカミ殿はどうでござるか?」
「俺?俺は…」
水星か。
うーん…
「最初はペトラ推しだったけど、ラウダと付き合ってるってのがわかった辺りから推し無しになったな。で、ラストの方でフェルシーたんに全部持ってかれてフェルシーたん推しになったかな?」
いや、あの展開なら絶対にグエルかラウダは死ぬと思ったよ。
それなのに2人とも普通に生き残ったのには結構びっくりしたよな。
あの兄弟ゲンカを身体張って止めたフェルシーたんはマジ天使だって。
「おーぉ!大天使フェルシーたん推しでござるか!ナルカミ殿も中々に中々でござるなぁ!」
そんな平日に俺とシチローが水星の推し談義をしていると、それを横で眺めていたモブ太が…
「いや、お前らそこは普通は主人公のスレッタちゃんやヒロイン?のミオリネちゃんを推してる!って言う場面じゃねーの?」
ボソリ、とんなコトを呟いたんだ。
「あー、スレッタ、ねぇ…。」
「あー、ミオリネ殿でござるかぁ…。」
「えっ?ナニ?俺、ナニか変なコト言った!?」
「いや、別に変なコトは言っちゃねぇーよ。ただまぁ…タヌキはちょっと…。」
「タヌキ!?なんでタヌキ!?」
「ミオリネ殿の黒タイツには実にそそられるモノがあるでござるが、ミオリネ殿の部屋は汚部屋でござるからなぁ…。」
「確かに汚部屋の主だったけど一応はヒロインだぞ!?」
「まぁ推しは個人の趣味嗜好に左右されるから気にすんな。」
「ござるござる。」
「ワケわかんねーし…。」
と、まぁそんな感じに俺たちは昼飯を喰いながら駄弁ってたんだ。
そんな最中にモブ太のヤツがふと…
「俺もスレッタちゃんみたいにエアリアルに乗ってブイブイ言わせてー!」
と叫んだんだよ。
その言葉にパンをハグハグと喰っていたシチローが…
「エアリアルに乗りたいでござるか?ならばガンプラバトルをすればよいでござるよ。」
と、“エアリアルに乗りたいならばガンプラバトルをすれば良い”って言いやがった。
今回はバトルは無し…とか思ってたんだけど、このやり取りのせいで結局は今回もバトルに出るハメになったのは言わずもがなってヤツだな。
「ガンプラバトルかぁ…前からちょっと興味はあったんだけど、実は何気にまだプレイしたコトねーんだよな。そもそもガンプラ買う金も無いし。」
「エロ本買い過ぎて金ねぇーってか?」
「ちゃうわい!っての高校生はエロ本なんて買っちゃダメだろ!あとエロ本じゃなくて服とかゲームとかマンガとか買って金がねーんだよ!」
「へいへい。なら家に来るか?水星のガンプラもある程度は積んであるから、欲しいなら好きなモンくれてやるぞ?」
「おっ!マジか!ナルカミふっとっぱらー!」
「うっさいボケ。シチローもモチ来るだろ?」
「イエスでござるよ。」
と、こんな流れで放課後に俺の家にダチ2人をご招待って流れになったんだ。
そんなこんなで放課後。
「相変わらずナルカミの家ってでっけーよなぁ…。」
「ご母堂が世界的な女優さんでござるから当然と言えば当然でござるな。」
またまたそれぞれ放課後に用事があるって言う穂乃果たちと別れて、俺はモブ太とシチローを連れて家に帰って来たんだ。
門を開けて2人を敷地へと招き入れると、家を見上げながらボケーッと上のような事を言い出しやがった。
「俺の家じゃなくて俺の保護者になってくれた人達の家だっての。」
最初の頃はまた捨てられねぇーよーにってあれこれと警戒して遠慮しまくりだったけど、今ではもうそんな遠慮も無くなって本当の家族ってヤツになっちまったけど。
「そう言えばナルカミって複雑な家庭環境ってヤツだったな。」
「でござるな。」
「まぁ今更ってヤツだけどな。んなコトよりも早く入れよ。今日は悠莉はダチの家に寄って来るとかで遅くなるらしいから、誰も居ねぇーから遠慮すんな。」
「うぇーい。」
「ござるござる。」
そんなやり取りをしながら俺は2人を家へと招き、そのまま階段を登り2階の自室へと向かったんだ。
部屋のドアを開けて2人を自室へと迎えると…
「おぉ!なんか知らねーけどガンプラが大量にあるな!」
「元祖SDガンダムのキットも複数あるでござるな!レアキットでござるよ!レアキット!」
ダチ2人は俺の部屋に積まれたガンプラの山に眼を輝かせてはしゃぎ出したんだ。
「モブ太、水星系のキットはここら辺のヤツだから、ここに積んであるヤツは好きなモン持って行っていいぞ。」
「おぉ!さんくす!エアリアル、エアリアルは…っと。」
モブ太が水星系の積みガンプラを漁りだしたのを横目で見ながら、俺は未だに元祖SD系のキットを珍しそうに眺めていたシチローへと話し掛けたんだ。
「シチローもナニか欲しいガンプラがあれば持って行っていいぞ?」
「ご配慮に感謝でござる。されど拙者には愛機が既にあるので今回は遠慮して奥でござるよ。」
「へぇ…ってコトはシチローもガンプラバトルやるのか?」
「肯定でござるよ。とは言え俗に言うエンジョイ勢と言うヤツでござるがな。そう言うナルカミ殿は確かガンプラバトル部に入ったとか言っていたでござるな?ならば拙者のようなエンジョイ勢とは違いガチ勢なのでござるか?」
「あー、どうなんだろ?まぁガチ勢かって言われりゃガチ勢なんだろうけど…?」
これでも一応はしゃぎ元チャンピオンってヤツだから、ガチ勢って言ったらガチ勢だよな?
んなコトを話していると…
「エアリアル!あったぞ!」
水星系のガンプラを漁っていたモブ太が俺たちのトコにエアリアルのガンプラの箱を嬉しそうに抱えて寄って来やがったんだ。
「うっしゃー!これでガンプラバトルできるぜぇー!」
「モブ太殿、モブ太殿。まずは組み立てないとガンプラバトルには出撃出来ないでござるよ。」
「おう!組み立てるぜ!ちょっと待ってろ!」
「ほれ、ニッパー。」
最近のキットはニッパーが無くとも組み立てが出来るモノも増えたけど、やっぱりガンプラを作る時にはニッパーを使った方がキレイに出来るんだよな。
「おう!さんくす!」
俺からニッパーを受け取ったモブ太は部屋の床に座り込み、早速と言わんばかりにエアリアルのキットの箱を開けて中からランナーを取り出して説明書とにらめっこしながらガンプラを作り始めやがった。
ちなみに貸してやったニッパーはタ○ヤの薄刃ニッパー。
初心者から上級者まで幅広くおすすめ出来る逸品だな。
ニッパーは何がいいのか悩んでるなら試しにコイツを買って使ってみて欲しい。
値段もお手頃だからマジでおすすめだ。
さて、と。
「モブ太がガンプラ作ってる間にナニか喰うか?」
あーでもないこーでもないと説明書とにらめっこしながらガンプラを作るモブ太を放置して、俺はシチローにナニか喰うか?と声を掛けた。
「む?オヤツでござるか?良いでござるなぁ。ナルカミ殿の作る菓子の類いは美味と高坂殿が言っていたので楽しみでござるよ。」
「穂乃果はナニ喰わせても“うまーい!”ってしか言わねぇーからなぁ…。」
んなコトを話しながら俺たちはモブ太を放置してリビングへと移動して行ったんだ。
階段を降りながら俺は冷蔵庫に確か昨日作った水羊羹があったなぁ…とか考えながら。
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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