ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
コロナだったQooオレンジでございます。
40度超えの熱が1週間ほど続き、真面目に死にそうになっておりました。
コロナ、マジで怖い。
今回も閑話となります。
それでは 閑話「音ノ木坂の三馬鹿烏⑬」 始まります。
「よっしゃ!!!ナニはともあれ取りあえず突っ込むぞ!!!」
決意も新たに(?)に“クワイエットガンダム・ゼロ”の攻略を始めるコトにしたんだが、そんな俺に対して待ってましたとばかりにアイリのヤツが突っ込み入れて来やがった。
〈取りあえずで突っ込むとはなんと残念な脳筋思考なのでしょうか。〉
「残念って言うな!脳筋って言いうな!つーかこっちの手持ちが今はビームバチルサン1本しかねぇーんだから、攻撃するにはとにかく突っ込んであのデカブツに近付かなきゃどーにもなんねぇーだろーが!!!」
〈別に無理にアレに近付かなくても問題ありません。槍投げの要領でビームバチルサンをえいっ♪やぁ♪と投げ付ければ問題は全てまるっと解決です。〉
「んなコトでお手軽にまるっと解決なんかするかってんだよ!!!そりゃお前のいう通りビームバチルサンをぶん投げれば近付かなくても攻撃は出来るが、攻撃出来たとしてもビームバチルサンは1本しかねぇーんだから1回ぽっきりで終わりじゃねぇーか!!!」
〈投げた後で拾ってくれば問題ありません。〉
「アホか!いちいちぶっ刺した槍を引き抜いて来るとかめんどいわ!」
〈やれやれ。我が親愛なるクソマスターは相変わらずワガママさんですね。アイリちゃん困っちゃう♪と言った様相です。〉
「ワガママちゃうわ!!!」
相変わらずってのはこっちのセリフだっての。
ほんっと、コイツは昔から変わらねぇ…あ、ーいや。
そう言えばアイリのヤツ、昔は“まだ”こんなヤツじゃなかったっけな。
わざとボケているのか真面目にボケているのか判断に困る相変わらずな相棒のちょいと昔のコトを思い返しつつくだらないやり取りを続けながら、俺は“ディランザーク(高機動型)”を操り宇宙を駆け抜ける。
そんな俺の“ディランザーク(高機動型)”にはこっちもやっぱり相変わらず無限湧き状態の“ハイ・モック”が襲い掛かって来やがる。
“ハイ・モック”たちは先程までぶっ放され続けていた“クワイエットガンダム・ゼロ”のごんぶとビームの薙ぎ払いに巻き込まれて、一時的にその数をガッツリと減らしていたんだが、台所に出没するG兵器並にどこからともなく湧いて来やがる。
ガンプラバトルのザコの代名詞な“ハイ・モック”は1機1機は攻撃も防御もクソザコで大したコトはねぇーけど、数だけは1人前以上にヤベェーんだよ。
見渡す限りの“ハイ・モック”なんて状況も皿じゃねぇーからうんざりしちまう。
ってかコレ、見渡す限りの“ハイ・モック”って何気に集合体恐怖症なヤツは結構厳しいんじゃねぇーのかな?
そんなアホなコトを脳ミソの片隅で考えつつも、次々に襲い掛かって来やがる“ハイ・モック”を手にしたビームバチルサンを振り回して薙ぎ払いながら真っ直ぐに“クワイエットガンダム・ゼロ”へと向かったんだ。
まぁ真っ直ぐにとか言いながら“ハイ・モック”の攻撃を避ける為にそこそこジグザグな軌道をしていたりはするんだけど。
それはともかく。
そんな感じで襲い掛かって来やがる“ハイ・モック”を適当にあしらいながら移動を続けるコト数分…ようやく俺は“クワイエットガンダム・ゼロ”の間近へと近付くコトが出来たんだ。
“ハイ・モック”を掻き分けるようにして俺がようやく辿り着いたのは“クワイエットガンダム・ゼロ”の右腕部分。
最初からクソバカデケェって思ってはいたが、実際に間近で見上げてみると思っていた以上にクソバカアホデケェって思っちまうな。
俺は“クワイエットガンダム・ゼロ”のそのアホみてぇーなデカさに辟易しながらも、“ディランザーク(高機動型)”の速度を緩めずにそのまま一気に近付いてビームバチルサンを横薙ぎに一閃。
「取りあえず…くたばれや!ゴラァ!!!」
横薙ぎに振り抜かれたビームバチルサンの先端から発生している黄緑色のビーム刃は、まるでバターを切るかのように“クワイエットガンダム・ゼロ”の右腕の装甲を切り裂いてみせた。
見事に装甲は切り裂いてみせたんだが…
「うへぇ…こりゃ思っていた以上にかすり傷だな…。」
黄緑色のビーム刃が切り裂けた範囲は装甲の表面部分のみ…って結果だったんだ。
相手のデカさに対するこっちのビームバチルサンのビーム刃の大きさを考えると、この結果はある意味分かっちゃいたが、実際に目の前でその光景を見ちまうとやっぱり途方に暮れちまうよなぁ…。
TV版の某ファーストおっちゃんがガニ股歩きでえっちらおっちらとガウを真っ二つにした時みてぇーにビームバチルサンのビーム刃が非常識な長さにでもなってくれたら楽なんだが、現実ではそうも行かねぇ。
だからこそマジで途方に暮れちまうってワケなんだが。
けど途方に暮れていても何にもならねぇ。
目の前の“クワイエットガンダム・ゼロ”の装甲に薄っすらと横一文字に惹かれた傷痕を見ながら、途方に暮れそうになる自分に改めて喝を入れて俺は再度ビームバチルサンを振るう。
2度、3度、4度…とビームバチルサンを立て続けに“クワイエットガンダム・ゼロ”の装甲へと振るっていると、ふとビーム刃が装甲に突き刺さる瞬間にコクピット内にナニか雑音のようなモノが響いて来るコトに気付いたんだ。
なんだこりゃ?バグか何か?
そう思ったのもつかの間、アイリのヤツがボソリと唐突な報告をして来やがった。
〈マスター。この雑音は恐らくは通信です。〉
「は?通信?」
通信って通信だよな?
ツーって感じでシンってなるアレ…って自分デ言っといてアレだが、ツーって感じでシンとかなんか穂乃果のヤツが言いそうだな…。
俺もとうとうアホ乃果に毒されちまったか?
んなコトよりも今はアイリの言ってる通信についてだ。
「通信ってお前、このデカブツがかなり派手に通信妨害してやがんのに、なんで通信なんか届くんだよ?アレか?なんやかんやでいつの間にか通信妨害が解除されてるとかそんなオチか?」
〈いえ。通信妨害は依然として継続中です。〉
「ならなんでだよ!っと!!!」
アイリとの会話を続けながらも、俺は再びビームバチルサンを思いっきり振るう。
と、ビームバチルサンのビーム刃が装甲へと触れた瞬間に再びコクピット内に雑音が響いて来やがった。
「また聞こえたし。マジでなんだこりゃ?」
〈だから通信だと言ってるではありませんか。〉
「通信…ねぇ…。」
“クワイエットガンダム・ゼロ”が展開していやがる通信妨害はかなりの強度だ。
対通信妨害用の専用装備をガン積みにした電子戦専用機でもない限りはこの状況下での通信なんて土台ムリな話なんだよな。
もちろん俺の“ディランザーク(高機動型)”は対通信妨害用の専用装備なんざ積んでもいねぇーし電子戦専用機ってワケでもねぇ。
そんなアレコレが無い状況で、強力な通信妨害を貫通して通信するだなんてちょっとやそっとじゃ無理に決まっていやがる。
コレだけ強力な通信妨害じゃ近距離での通信だて接触通信でもしねぇー限りはムリだよなぁ………ん?
接触通信…?
“接触”通信…?
“ディランザーク(高機動型)”のコクピット内に雑音が聞こえて来た時って……………っ!
そーゆーコトかよ!
「アイリ!もしかしてさっきから聞こえてるヤツってこりゃ接触通信か?」
〈正解です。良く出来ました。褒めてあげましょう。〉
「いらねぇーわ!ボケ!!!」
やっぱり接触通信だったのか。
ならさっさとそう説明してくれれば言いモノを…ったく、ほんと、アイリのヤツは…。
まぁそれは今に始まったコトじゃねぇーからイイ(良くはねぇーけど)として…。
接触通信ってコトはもしかして…
「ビームバチルサンで切りつける時に聞こえるこの雑音って、もしかしてデカブツの中に入ったモブ太とシチローのヤツか?」
“クワイエットガンダム・ゼロ”の内部に居るのはモブ太とシチローの2人だけのハズだ。
ならビームバチルサンのビーム刃が“クワイエットガンダム・ゼロ”の装甲に触れる度に聞こえてくる雑音?声?はアイツらのどっちかってコトだろ?
アイツらと連絡が取れればこの手詰まりな状況の打開策がナニ見つかるかもしれねぇ。
となれば…!
「アイリ!接触通信でアイツらに通信を繋げられるか?」
〈不可能ではありませんよ。もちろんそれは私が完璧で究極な電子精霊だからなのですが。その他の有象無象なサポートAIや電子精霊達では無理でしょうが。〉
「御託はいいから出来るなら繋げ!」
〈了解しました。では取りあえずこのデカブツに触れて下さい。〉
「おうよ!」
アイリのいつもの“私、凄いんです♪”アピールを軽く受け流しながら、俺はビームバチルサンで傷を付けまくった“クワイエットガンダム・ゼロ”の装甲へと手を添えた。
そうして相棒の名を叫ぶ。
「アイリ!」
〈少々お待ち下さい。〉
“ディランザーク(高機動型)”の左手が“クワイエットガンダム・ゼロ”へと触れると、アイリのヤツのイメージアバターが目を閉じてナニかを行い始めた。
ナニかって多分ハッキングかナニかだろーけど。
〈……………お待たせいたしました。これより敵超大型機動兵器内部で戦闘中のお二人と通信を繋げます。ではどうぞ。〉
どうやら無事に通信が繋がったみてぇーだな。
流石は相棒ってトコだな。
んじゃまぁ…
「おい!モブ太!シチロー!聞こえるか!」
中のダチ2人と楽しくおしゃべりと洒落込みますか。
通信が繋がったと言うアイリの言葉に従い、俺は中で戦っているであろうダチ2人へと語りかける。
戦っているであろうって言っといてアレだが、モブ太とシチローヤツはマジで戦っているよな?
サボってボケーっとしてたりしねぇーよな?
それ以前にヤラれていたとしたら…どーすんべ…。
そんな俺の不安を余所に、2人からの反応はすぐに返って来やがった。
〚なんだぁ!?ナルカミの声がどっかから聞こえて来たぞ!〛
〚今のナルカミ殿の声!要塞内のスピーカーから聞こえて来たでござるよ!〛
〚ってコトはナルカミも要塞内に入って来たってコトか?〛
〚どーでござろう?ナルカミ殿なら外からでも何かしらの手段でスピーカーを通じて通信を送って来そうでござるが…っと!モブ太殿!上!上でござるよ!〛
〚上…?ぬぉぉぉぉぉぉ!?危なっ!ってかコイツ!また復活しやがったぞ!!!〛
〚ぐぬぬぬぬぬぬ!!!やはりコレは内と外で同時に撃破しなければダメなパターンでござるか!〛
聞こえてくる会話の内容からして、どうやら2人とも無事だったみてぇーだな。
しかも復活したナニかと戦闘中っぽい。
このまま戦闘中に声を掛けて大丈夫か?と一瞬頭を過ぎったが、残された時間ももう大分少ないコトもあって俺は戦闘終了を待つコト無く戦闘中であろう2人へと声を掛けるコトにした。
「おい!シチロー!内と外で同時に撃破ってやっぱりそーゆーコトか!」
〚む?この声はやはりナルカミ殿でござるな!無事でござったか!〛
「そーゆーのはとりま後回しで良いからまずはこのデカブツの攻略法を言いやがれってんだ!」
〚むぅ。それもそうでござるな。では…現在こちらはモブ太殿と2人で要塞中枢部から出て来た倒しても倒しても復活してくる“エアリアル・モック”と戦闘中でござる!恐らくこの“エアリアル・モック”は外のナニかと連動しているっぽいので内と外での同時撃破が攻略のカギでは無いかと推察しているでこざるよ!〛
「オッケー!理解した!ならこっちは5分後にデカブツにトドメを刺す!タイマーを合わせろ!」
〚おい!ナルカミ!デカブツってなんだよ!デカブツって!〛
「説明すんのがめんどいから後で説明してやる!ほれ!モブ太もはよタイマー合わせしろ!」
〚だー!わかったよ!タイマー…タイマー…お?これだな?〛
〚こっちもオッケーでこざるよ!〛
「うっし!ならせーのでタイマーをスタートさせるぞ!せーの!」
〚ポチッとな♪でござる!〛
〚こっちもタイマー!スタートしたぞ!〛
「おうよ!内は任せる!外は任せろ!」
〚了解でござる!〛
〚うっしゃー!よくわかんねーけどやるぜー!!!〛
さて、と。
自分で言っといてなんだが、いきなりあと5分でこのデカブツを倒さなきゃダメになっちまったな。
まぁ残り時間もちょうどあと5分ちょいだから、どちらにしろあと5分でデカブツをどーにかしなきゃダメなコトには変わりねぇーんだけど。
けどまぁ…じつはこのデカブツを倒す算段はとっくにつけてはある。
あと問題があるとすればタイミングってヤツだな。
まぁ何とかしてみるさ。
「さぁーて…オーラスだ!せーぜー派手に行こうぜ!相棒!!!」
〈了解です。〉
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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