ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
蓮ノ空の劇場版のPV見て鼻息荒くなったQooオレンジでございます。
102期生、蓮ノ空大三角…復活!
マジか…です!
今回も本編16話となります。
続々バトル回です。
それでは 第16話「頂へと挑む」そのなな 始まります。
儀式の様なやり取りの後に青空とアイリが発動した“精霊憑依(ポゼッション)”なる二人の切り札。
何時もならばチンピラ全開で悪態をつきまくる青空と気怠げに毒舌を振り撒きながらも喋り続けるアイリの二人が、まるで漫才の様なやり取りをしながら姦しく戦闘を行なっていたのに、今回のバトルではそんな様子は微塵も見られませんでした。
そんな何時もの漫才の様なやり取りの代わりに“精霊憑依”後の青空とアイリは、二人の声が不思議に重なり合って聞こえて、そして淡々と…まるで機械的な無機物さを感じる様子で敵機である私達を“処理”して行きました。
普段のバトルではそこまで多用する事がない“soar”をこれでもかという程に多用して、ただ淡々と敵機である私達を斬り裂いて行く青空とアイリが操る“ザク・リヴァイブ”。
バトルが始まると青空は“soar”を駆使してあっという間に穂乃果、真姫、絵理、凛、そしてことりの五人を鋭い斬撃で斬殺(ことりだけは爆死でしたが…)されてしまったのでした。
余りにも一方的なその展開に怯む私の耳に、たった一人の中衛として青空の“ザク・リヴァイブ”へと挑むにこの威勢の良い声が響きました。
〚“ヤサカニノマガタマ”!全機射出!バカそら!このにこにーサマが一緒に死んでヤるからちょっと天国まで付き合いなさいよね!!!〛
にこはそう威勢の良く言い放つと、自機である“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”のバックパックから球状のオールレンジ兵装“ヤサカニノマガタマ”を六機全て射出しました。
そしてにこは私が予想もしていなかった方法で青空の“soar”に対して抵抗し始めたのでした。
と、ここまでが所謂“前回までのガンプライブ!”ですね♪
それではにこのお手並み拝見と行きましょう。
私は狙撃用のスコープを覗き込み“サテライトリボルバー”をぶち込む隙を伺いながら、にこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”と青空の“ザク・リヴァイブ”の相対を見つめ続けます。
相対する青空とにこ…先に動いたのはにこの方でした。
にこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”は多目的オールレンジ兵装“ヤサカニノマガタマ”を全機射出し、自機の周囲に展開させ終えると…。
〚“ヤサカニノマガタマ”!オフェンシブシフト!全方位にぶっ放しまくりなさい!!!〛
球状のビット(正確にはSEED系のオールレンジ兵装なので“ドラグーン”と呼ぶそうです。)はにこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”を取り囲む様に移動し、一斉に散弾の様に細かいビームを四方八方へと放ち始めました。
そう、“四方八方”へ…です。
当然、四方八方へと放たれると言う事は、“ヤサカニノマガタマ”が取り囲んでいる内側に居るにこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”へも散弾の様なビームは降り注ぎます。
〚死なば諸共ってヤツよ!さぁ!バカそら!来れるもんなら来やがれってのよ!〛
“soar”での超加速で一気に接近してビームブレードで斬り裂いて来る青空の戦い方に、にこが取った戦法は全周囲に散弾の様なビームを放つ一種の自爆戦法でした。
自機を含めた周囲一帯に散弾の様なビームをやたらめったらに放ち、“ザク・リヴァイブ”が“soar”で一気に加速して接近して来るのを防ぐと言うわけですね。
肉を切らせて骨を断つ…まさにその表現がぴったりくる様なにこの行動。
当然ですが、多目的オールレンジ兵装“ヤサカニノマガタマ”により全周囲へと放たれ続けている散弾の様なビームによって、にこの自機である“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”も常にダメージを受け続けています。
自機へと降り注ぐ散弾ビームの大半は、左腕に取り付けてあるシールド“マフツノヤタカガミ”で防いではいますが、そのシールドで覆いきれない部分には容赦なく散弾ビームが襲い掛かって行きます。
シールドで覆いきれないあちらこちらに被弾してダメージを受け続けるにこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”。
それでもにこはこの自爆の様な戦法を止めることはありませんでした。
自機へのダメージを恐れて全周囲への散弾ビームを止めた途端に、青空が一気に“soar”で加速し接近して来て両断されてしまうからでしょうね…。
〚海未!悪いんだけどぶっちゃけこの戦い方じゃどーせあのバカをあんまり長くは引き付けておけないわ!だから狙えるならもう遠慮しないで私ごとヤッちゃって!!!〛
自爆戦法でダメージを受け続けながらも、にこは声を張り上げて私へと“撃て”と命じます。
にこは青空が攻めあぐねている間に、“サテライトリボルバー”を放って自機諸共に“ザク・リヴァイブ”を殲滅させるつもりなのでしょうね。
私はにこの思惑に従って“サテライトリボルバー”の狙いを定めます。
覗き込んだ狙撃用スコープの先には、散弾ビームでダメージを受け続けるにこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”と、そのさらに先には攻めあぐねている青空の“ザク・リヴァイブ”が映し出されています。
この配置ならば十分に狙えます。
「希!」
にこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”と青空の“ザク・リヴァイブ”が直線上に位置する絶好のポジション。
希希“ドム・ハーミット”の“サテライトリボルバー”を撃つのならば今しかありません!
私はトリガーに指を掛けながら、今回のバトルでは“サテライトリボルバー”の発射権限を私に預けてただの砲台となっている希へと声を掛けました。
〚ん!任せとき!高圧縮エネルギーカートリッジ!ロード!高圧縮エネルギー粒子!全解放!!!〛
私の呼び声に応える様に、希は自機である“ドム・ハーミット”の“サテライトリボルバー”に高圧縮エネルギーカートリッジを装填しました。
ガシャ…とリボルバーが回る音と共に解放される圧倒的なまでのエネルギーが紫電を撒き散らし宇宙を妖しく照らします。
〚このままイッちゃえれば…って!ちょ!?ちょ!?ちょ!?海未ちゃん!希ちゃん!前!前!なんかヤバそうですよ!!!〛
〚ん?ヤバいってナニが…って、うへぇ…まさかそらっち!あの散弾ビームの嵐の中に“soar”で突っ込む気なん!?〛
“サテライトリボルバー”を放つ為の射撃体勢を整える希と、その“サテライトリボルバー”をぶっ放す気マンマンだった私の耳に、花陽の慌てふためいた声が響きました。
ヤバそうって何が…?と、花陽の言葉にそう思った私の視線の先では、にこの自爆戦法による膠着状態に動きが見られたでした。
自機を含む全周囲へと散弾ビームを放ち、青空の“soar”による超加速からの斬撃を封じた…と思っていたにこでしたが…。
〚《弾道予測、及び軌道計算完了。“Rapid acceleration(ラピット アクセラレーション)”》〛
青空は突如、連続で“soar”を発動させて相手を一瞬で斬り刻む“Rapid acceleration”を使用したのです。
この青空の行為に私はまさかあの青空がダメージ覚悟での特攻を…?と、思ったのもつかの間…“Rapid acceleration”の発動直後に“ザク・リヴァイブ”は一瞬でにこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”の周囲に展開されているオールレンジ兵装“ヤサカニノマガタマ”を全て斬り裂いてしまったのです。
〚ウソっ!?無理やり突っ込んで来た!?バカなの!?〛
直後、にこの慌てた声が聞こえたと思ったのもつかの間、あっさりとにこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”は両断されてしまっていました。
そして“Rapid acceleration”の連続“soar”の加速が終わり姿を現した青空の“ザク・リヴァイブ”には、全くダメージを受け様子がありませんでした。
僅かに両腕の大きなシールドの表面にビームが着弾した様な溶解痕が見られるだけです。
まさか青空はあの雨のような全周囲への散弾ビームを最低限だけシールドで防いで、あとはそのほとんどを掻い潜ったとでも言うのですか?
〚あー!もう!なんのチートだってのよ!けどねっ!ただじゃ死んでやらないわよ!!!〛
胴体を両断されて派手にスパークを散らして爆散間近のにこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”。
にこはそんな状態でも機体を動かし続け、青空の“ザク・リヴァイブ”へと手を伸ばします。
そしてにこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”は必死に伸ばした手で、“ザク・リヴァイブ”のシールドの端を掴みました。
〚海未!撃ちなさい!〛
死の直前のにこの必死の行動。
青空の“ザク・リヴァイブ”が少し手を払えば振りほどけてしまう様なその行動に、青空を拘束する意味自体はほとんどありません。
それでもにこの必死さはひしひしと伝わって来ます。
1秒でも長く青空をその場に引き止めようとするにこの必死の行動に、私は躊躇わずに希から預けられている“サテライトリボルバー”のトリガーを引きました。
「一射一倒っ!消し飛びなさい!!!」
〚“サテライトリボルバー”!〛
〚ふぁいあ!ですっ!!!〛
私の、希の、そして花陽の声が響いたその瞬間、希の“ドム・ハーミット”がバックパックから展開した巨大な砲身から眩い光の奔流が放たれました。
“サテライトリボルバー”…希の“ドム・ハーミット”に搭載されたコロニーですら一撃で吹き飛ばすであろう超火力の一撃必殺超兵器が火を噴いたのです。
“サテライトリボルバー”の巨大な砲身から放たれた眩い光の奔流は真っ直ぐに“ザク・リヴァイブ”へと突き進んで行きます。
タイミング的には“Rapid acceleration”が終わった直後…。
技後の硬直とでもいうようなタイミングです。
〚バカそら!アンタ1人で死ぬのは寂しいでしょ!特別にこの超優しいにこにーサマがアンタと一緒に死んでやるわ!!!〛
“ザク・リヴァイブ”のシールドを掴んだままのにこの物騒な声が響く中、光の奔流は“ザク・リヴァイブ”へと突き進み続けます。
そして“サテライトリボルバー”の光の奔流は青空の“ザク・リヴァイブ”と、爆散寸前のにこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”を飲み込みました。
終わった。
そう思った直後、私はやはり早々簡単に事が進むわけはないと思い知らされました。
〚げっ!?〛
希の短い、本当に悲鳴(?)が私の耳に聞こえました。
その短い微かな声に反応して咄嗟に後ろを振り向くと、そこには“サテライトリボルバー”の砲身ごと機体を斜めに両断された希の“ドム・ハーミット”の姿と、ビームブレードを両手に携える“ザク・リヴァイブ”の姿がありました。
〚ウソやん。ごめん、うちもヤラれてもうた。〛
そう言いながら爆散する希と希の“ドム・ハーミット”。
“ザク・リヴァイブ”は“ドム・ハーミット”が爆散する爆炎に照らされながら、妖しくモノアイを光らせてこちらへと視線を向けています。
〚うぎゃー!希ちゃんがヤラれちゃいましたよぉぉぉ!コレってもう完全に無理ゲーじゃないですかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!〛
爆散して散った希の“ドム・ハーミット”と、“ドム・ハーミット”を両断した青空の“ザク・リヴァイブ”。
“ザク・リヴァイブ”を“サテライトリボルバー”で吹き飛ばしたと思っていた花陽は大慌てで騒ぎながらも、両腕を“ザク・リヴァイブ”へと突き出して腕部に内蔵されている小型のビームガトリングガンを乱射しました。
同時にバックパックから伸びるビームキャノンとミサイルポットからありったけのミサイルも発射。
花陽の“ジム・カーバンクル”は機体に搭載されている火器を一斉に発射して、青空の“ザク・リヴァイブ”へと攻撃を仕掛けたのでした。
〚あぁぁぁぁぁぁぁぁもぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!ほんっとーーーーーにぃ!!!ダレカタスケテェェェェェェェェェェェェ!!!!!〛
花陽は騒ぎながらも射撃を続けます。
私は私で、花陽の“ジム・カーバンクル”が一斉射撃を行い始めたタイミングで、希の“ドム・ハーミット”の“サテライトリボルバー”と同期させていた大型ビームスナイパーライフルを投げ捨てていました。
そして腰から愛刀である“妖刀 嫁斬丸”を引き抜きました。
こうなったら花陽の“ジム・カーバンクル”に援護をしてもらいながら、私が近接戦闘を仕掛けるしかありません。
普段から“縮地”で高速移動して斬り掛かってくるお祖父様の相手をリアルでしている私ならば、“soar”での超加速からの斬撃も何とか見切れる筈です。
初撃さえ防いでしまえば、次の“soar”に移行する間に仕留められる筈……そんな淡い思いと共に、私は鞘から引き抜いた“妖刀 嫁斬丸”を携えて踏み出しました。
「近接戦闘ならば私に一日の長があります!さぁ!行きますよ!!!」
散って行ったみんなの為にも、ここで引き下がるわけには行きません!
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
次回も戦闘回の予定です。
何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。
それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。
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それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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