ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

今年の雪はクソ重くて雪かきが大変なQooオレンジでございます。
雪国の方ならわかって貰えると思いますが、水分を含んだ重い雪だと腰がやられます…。










今回も本編16話となります。
続々々バトル回です。














それでは 第16話「頂へと挑む」そのはち 始まります。





















第16話「頂へと挑む」そのはち

「“soar”を使われる前に近接戦闘に持ち込みます!花陽!貴女はそのままぶっ放し続けて下さい!」

 

〚はひぃぃぃぃぃぃぃ!!!喜んでぶっ放し続けますぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!〛

 

“soar”と“Rapid acceleration(ラピット アクセラレーション)”の連発で簡単に壊滅した前衛組&遊撃組の五人。

 

続け様ににこが、そして希までもが青空の“ザク・リヴァイブ”の凶刃に倒れ、ついに残るは私の“アルテミスガンダム”と花陽の“ジム・カーバンクル”の二人と二機だけになってしまいました。

 

青空がバトルで“soar”をここまで多用するのは始めて見ましたが…ここまで厄介極まりないモノだとは思ってもいませんでした。

 

“soar”はただ単純に瞬間移動染みた高速移動をする特殊な歩法(?)です。

 

剣術や武術の世界では“縮地”と呼ばれる歩法が一番誓いモノですね。

 

“縮地”の場合は踏み出す直前の“入れ”さえ見切ればどうにかなるモノなのですが…。

 

それはもちろん、“縮地”と同じような歩法(?)である“soar”にもそれは言える事です。

 

ですが今回、青空が“soar”を発動させる際にその“入り”の動作が一切見られないのが難点なのです。

 

“入り”の無い“縮地”…ではなく“soar”、見切るのは至難の業です。

 

まぁ私の場合は、前回の最後の件でも言いましたが、普段から“縮地”を乱用して高速移動して斬り掛かってくるお祖父様の相手をしているので、例え“入り”が無い今回の“soar”でも何とかなるハズです。

 

たぶん…恐らく…きっと………。

 

そんな事を内心で思いながら、私は“アルテミスガンダム”の腰の鞘から刀を…“妖刀 嫁斬丸”を引き抜いた勢いのままに振り抜きました。

 

「護国園田流!剣衝!“旋”!!!」

 

放つのは私の得意技でもある“剣衝・旋(つむじ)”。

 

衝撃波として放つ剣気を風へと変換して、旋風を巻き起こす剣技です。

 

技の範囲も広く殺傷力も非常に高い為、私はこの剣衝技をよく使っているのです。

 

宇宙空間で旋風が巻き起こるとか物理現象的にそれってどうなんでしょうか?と思わなくもありませんが、まぁ実際に使えるなら使えるのでしょう。

 

そんな全てを斬り刻む旋風は青空の“ザク・リヴァイブ”へと向かって進んで行きます。

 

別方向からは花陽の“ジム・カーバンクル”がぶっ放し続けている弾幕が、青空の“ザク・リヴァイブ”へと襲い掛かります。

 

普通、この状況ならば左右どちらかに移動しながら攻撃を回避するのが定石なのですが…。

 

〚弾道計算終了。“Accel”。〛

 

青空は定石なんてなんのそのといった具合で、例の“入り”が全く感じられない“soar”を発動させて突っ込んで来ました。

 

視界の中で“soar”の発動と共に青空の“ザク・リヴァイブ”が消え去ります。

 

またあの超高速の斬撃での攻撃…と、思った瞬間、花陽の“ジム・カーバンクル”の片腕が斬り飛ばせられました。

 

〚ほんげぇぇぇぇぇぇぇ!?ちょっ!攻撃するなら海未ちゃんの方にしてくだしゃぁいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?〛

 

花陽の情けない叫び声と共に斬り飛ばされる“ジム・カーバンクル”の左腕。

 

花陽には下位の電子精霊が四体も取り憑いており、それぞれが攻撃や防御等を分割してサポートしているとの事です。

 

そんな花陽の“ジム・カーバンクル”のバックパックから伸びるサブアームには高硬度のシールドが取り付けられており、その高硬度のシールドは電子精霊の制御によってほぼ全自動で攻撃に対して防御行動を起こします。

 

その電子精霊の自動防御が反応出来ない程に“soar”からの斬撃は厄介なモノです。

 

「花陽!まだ戦えますね!」

 

〚はひぃぃぃぃぃぃぃ!ダメージコントロールは完璧なんでまだ戦えますぅぅぅぅぅ!けどもうぶっちゃけ尻尾巻いて逃げちゃいたいですぅぅぅぅぅ!!!!!〛

 

「逃げたら後ろから斬り殺しますよ!」

 

〚ソレはソレでめっちゃ怖ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?〛

 

私は片腕が斬り飛ばされた花陽に“まだ戦えるか?”と声を掛けます。

 

花陽の返答は“是”………なのですが、何とも情けない今にも泣き出しそうな声で“逃げ出したい”と叫んでいました。

 

仲間達の敵も取らずに逃げ出したいだなんて、武士の風上にも置けません。

 

なので私は“逃げたら殺す”と忠告してあげました♪

 

逃げ出して私に斬り殺されたりしたら、一生笑い者ですよ。

 

ほら?背中の傷は武士の恥と言いますよね?

 

それはそうと…“soar”による超高速斬撃で花陽の“ジム・カーバンクル”の片腕を斬り飛ばした青空の“ザク・リヴァイブ”は、そのまま突き進み私と花陽の後方へと移動していました。

 

私は花陽の“ジム・カーバンクル”の片腕が斬り飛ばされた段階で機体を旋回させて後方へと向き直ります。

 

“アルテミスガンダム”の旋回が完了するかしないかのタイミングで…。

 

〚“Accel”。〛

 

再び“soar”が発動されました。

 

青空の狙いは私か花陽か…。

 

“入り”の全く見えない“soar”で、青空の狙いが私と花陽のどちらからか判断が難しいと思った私は、こちらへ攻撃が来ても対処出来るように“妖刀 嫁斬丸”を機体前方へと振り抜きます。

 

これで青空の狙いが花陽の“ジム・カーバンクル”だったら、私はただ刀を空振りした間抜けになってしまいますね。

 

ですが、私のその考えは杞憂でした。

 

“アルテミスガンダム”が“妖刀 嫁斬丸”を縦に振り抜こうとしたその瞬間、刀に強烈な手応えがあったのです。

 

縦に振り抜こうとした“妖刀 嫁斬丸”を通して衝撃が機体全体へと走り抜ける感覚と共に、目の前には“ザク・リヴァイブ”がビームブレードを横長に振るっていたのです。

 

どうやら私は無様な姿を晒さなくて済んだ様ですね。

 

「花陽!今です!!!」

 

青空の“ザク・リヴァイブ”の動きを止める事に成功した私は、唯一の味方機となってしまった花陽へと声を放ちます。

 

超高速移動の“soar”は厄介ですが、こうして止めてしまえば勝機はあります。

 

このまま鍔迫り合いしながら青空の“ザク・リヴァイブ”を足止めし続ければ…と、思ったのですが、やはりと言うべきか、当然と言うべきか、そうは簡単に事は運んではくれませんでした。

 

〚ひっじょーーーーーにぃ!申し訳ないんですけど!花陽的にはちょっと今はムリっぽいですぅぅぅぅ!?うぎゃーーー!?さーちゃん!お願い!げーげき!げーげき!げーげき!げーげき!何でもいいからげーげきしてぇぇぇぇぇぇぇぇ!?〛

 

最早すっかりも聞き慣れた花陽の情けない叫び声が鼓膜を震わせます。

 

サブモニターに表示させてある花陽の“ジム・カーバンクル”の様子をチラリと見ると、花陽は必死になって“ジム・カーバンクル”へと向かって来ている大量の大小のミサイルを迎撃している真っ最中でした。

 

“花陽は何でミサイルに襲われているのですか?”と…思った私ですが、すぐにその正体(?)に思い当たりました。

 

大小のミサイル…それは青空の“ザク・リヴァイブ”のバックパックブースターに搭載された三連装ミサイルポット×4から発射された大型のミサイルと、同じく青空の“ザク・リヴァイブ”の両肩に装備されてあるアクティブスラスターに内蔵された小型のハイマニューバミサイルでした。

 

恐らく青空は私と花陽の背後に“soar”で移動し終えると、私が“アルテミスガンダム”を反転させ終える前に、“ザク・リヴァイブ”に搭載されてあるありったけの大小のミサイルを花陽へと向けて発射していたのですね。

 

花陽を大量のミサイルで釘付けにしておいて、私を先に始末する算段だったのでしょうが…そうは問屋が卸しませんよ!

 

私は花陽からの援護を諦めて、このまま零距離で青空とクロスレンジで剣戟を行う事にしました。

 

このクロスレンジの距離での剣戟戦闘ならば、“soar”を使うタイミングはありません。

 

クロスレンジでの戦闘で“soar”さえ封じればこちらのモノです!

 

「さぁ!青空!思う存分に斬り合いましょう!二人きりで!斬って斬られて!斬られて斬って!どちらかが息絶えるまで!刀と剣で愛し合いましょう!!!」

 

青空をようやく同じ土俵へと引きずり込んだ事で、私のテンションは尋常ではない程におかしなモノになっていました。

 

今さらながら“愛し合いましょう!”とかどさくさ紛れで言ってしまった事に頬を染めながらも、私は手にした“妖刀 嫁斬丸”を振るい続けます。

 

青空は私の斬撃に呼応するかの様に、“ザク・リヴァイブ”の両手にそれぞれ握らせたビームブレードを振るいます。

 

青空は的確に、そして冷静に、私の斬撃を捌き続けます。

 

私は自分と真っ向から斬り合う青空に驚愕を隠し切れませんでした。

 

こう見えても私は由緒正しい護国園田流を受け継ぐ正統後継者の一人です。

 

こと、刀を使った近接戦闘に置いては、右に出る者は早々はいないと自負しています。

 

それは例えガンプラバトルにおいてもです。

 

そんな私の剣戟に青空は真っ向から対処して見せているのです。

 

恐らく青空には剣術の心得はありません。

 

あるのはガンプラバトルで鍛えた我流の剣技のみ。

 

そんな我流の剣技で由緒正しい護国園田流の剣戟に対処している…。

 

これに驚かずにして何を驚けと言うのでしょうか?

 

真っ向から私と斬り合う青空に、私の剣士としてのプライドは酷く刺激されました。

 

それが焦りに繋がり、私は致命的なミスを犯してしまいました。

 

「はぁぁぁぁ!せぇい!!!!!」

 

これまでコンパクトに振るっていた剣戟を、ほんの少しだけ、たった一度だけ、大振りに振るってしまったのです。

 

その瞬間…。

 

〚“Rapid acceleration”。〛

 

私の目の前から青空の“ザク・リヴァイブ”の姿が消え去りました。

 

そしてコクピットに激しい衝撃が連続で襲い掛かります。

 

あっという間にコクピットにけたたましいアラートが鳴り響き、警告灯の赤いランプにより真っ赤に染まる視界。

 

気が付けば私の“アルテミスガンダム”は四肢を、頭を、身体を斬り裂かれて、文字通りのバラバラにされてしまっていました。

 

あぁ…やってしまった…。

 

冷たく光る“ザク・リヴァイブ”のモノアイを見ながら、機体がバラバラにされた事に気付いた私が真っ先に思ったのはそれでした。

 

あのままコンパクトに刀を振るい続け、青空を釘付けにし続けていたのならば、ミサイルの対処をし終えた花陽の援護を得て十二分な勝機があったハズです。

 

それなのに、素人のハズが思った以上の青空の剣の腕前に焦った私は、自らの剣士としての矜持を守る為に、ほんの少しだけ大振りに刀を振るってしまった…。

 

ほんの少しだけ…そう、ほんの少しだけだったのに………今の“本気”の青空には、その“ほんの少しだけ”は十二分なスキになってしまったのですね。

 

そんな“ほんの少しだけ”のスキを晒した結果、私は連続で“soar”を発動する青空の必殺技“Rapid acceleration”によって斬り刻まれてしまいました。

 

「花陽…すいません…。貴女は最後まで諦めずに頑張って下さい…。」

 

花陽にそう告げると、コクピットは暗転しました。

 

コクピットが暗転する瞬間、花陽の“ダレカタスケテー!”の叫び声が聞こえたような声がしましたが、今の私にはもうどうする事も出来ません…。

 

まぁほぼ後衛仕様な花陽の“ジム・カーバンクル”だと、どんなに頑張っても瞬殺されるのが関の山ですね。

 

むしろ花陽が一人で青空に勝ってしまったら、今後のバトルではもう花陽が一人居ればどうとでもなってしまいます。

 

アレですね、アレ。

 

“もうアイツ一人でいいんじゃね?”ってヤツですね。

 

ぶっちゃけちゃいますと、ネタ元も意味も微塵も理解してはいなかったりするのですが…まぁソレはソレ、コレはコレです。

 

こうして私と…いえ、私達と“本気”の青空とのバトルは終わりました。

 

はい。

 

皆さんがお察しの通りに、花陽は私が斬殺された直後に“soar”からの斬撃であっさりと撃墜されてしまったらしいです。

 

 

 

 

 

《BATTLE END》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。



次回はリザルト回(?)の予定です。



何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。



それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。



皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。
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