ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
再入荷していたミコルル買えて狂喜乱舞なQooオレンジでございます。
年末年始はみっこみこにしてやんよ。
また、本話が今年最後の投稿となる予定です。
今年も1年お付き合いいただきありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願いいたします。
今回も本編16話となります。
ぐだぐだ説明回です。
それでは 第16話「頂へと挑む」そのじゅう 始まります。
「アンタたち、“アシムレイト”って知ってる?」
にこのその言葉に対する私達の返答は、YESとNOで綺麗に二つに分かれました。
「あしむれいと?うーん?穂乃果は聞いたことないかなぁ?」
「にゃ。凛も知らねぇーにゃ。」
「穂乃果と凛とおんなじレベルって思われるのはすっごく不本意なんど、私も“アシムレイト”なんて聞いたことないわ。」
「真姫と同じく穂乃果と凛と知能指数が同レベルだと思われるのは甚だ不本意極まりないですが、私もその“アシムレイト”?と言うのは知らない言葉ですね。」
まずは“アシムレイト”を知らない派。
こちらは私、穂乃果、真姫、凛の四人です。
“μ's”内でも所謂“ガンプラバトル初心者組”の四人ですね。
まぁ凛だけは正確にはガンプラバトル初心者ではありませんでしたが、ここは便宜上、凛も含めて“ガンプラバトル初心者組”としておきます。
そんな私達ガンプラバトル初心者組の四人とは反対に、ガンプラバトルベテラン組は全員が“アシムレイト”と言う言葉を知っている様でした。
「はひ!花陽はちゃぁぁぁぁんと!知ってますよ!はひ!はひっ!懇切丁寧に詳しくまるっとスミからスミまで説明しまくっちゃうと!“アシムレイト”って言うのは …「ねぇ花陽ちゃん?そら君が具合悪くてぐったりしてるんだから、ちょっと声の音量を考えようね?じゃないと…バラシテニコンジャウヨ?」 ひぃぃぃぃぃぃ!?ご、ごめんなしゃぁぁぁぁぁぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」
「ダカラオオキナコエダスナッテイッテルヨネ?」
「はひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
花陽は私達ガンプラバトル初心者組の四人とは違い、“アシムレイト”が何なのかを知っている様です。
自信満々に、声を高らかにあげて、“知っている”と宣言します。
そして“アシムレイト”がなんのかを説明しようとしたのですが、その直後にことりが青空の体調を考慮して“大声を出すな”とブチ切れていました。
まぁ今回はことりの方が正しいので、花陽を擁護する事は私もできませんね。
少しだけ可哀想だとは思いますが、青空が青い顔で倒れ込んでいるのに大声を出すおバカな花陽なんて、ことりに包丁でザックリとバラされてコトコトとお鍋で煮込まれてしまえばいいんです♪
主にその脂肪の塊的な胸部装甲の辺りとかを中心に。
ムネナンテゼンブケズリトレバイインデスヨ…フフフフフ…♪
「えーっと、とりまことりちゃん?ここで花陽ちゃんバラしたら血の匂いでそらくん余計に具合悪くなるかもしれんよ?シバいてバラするならバラすで、後にしといた方がえぇんやないかな?ってうちは思うんやけど?」
「希の中では花陽がバラされるコトは確定なのね。えーっと、ことり?一応はだけど、私は花陽をバラして煮込むのは止めておくわよ?せっかくなんだかんだあって10人のフルメンバーが揃ったんだから、そこから花陽をバラして煮込んで1人欠けたら追加メンバーを探すのは手間そうだもの。」
「にゃ。絵里ちゃん的にもかよちんはバラされて煮込まれちゃんの仕方ないって言ってるよーに聞こえるのは凛の気のせいなんかにゃ?」
いつの間にか包丁を取り出して震える花陽に突き付けていることりに、希が“ここでバラすな”と注意をします。
絵里は一応は花陽がバラさせるのを止めてはいますが、その実は花陽の代わりを探すのが面倒だからと言う何ともアレな理由からでした。
おバカ枠の凛がジト目でツッコミを入れているのが印象的です。
「アンタたち、騒ぐなら他所でやんなさいよね?うちのバカが起きたらどうすんのよ?」
なんだかんだ言いながらもワチャワチャと騒いでしまっていた私達に、にこがドスの効いた低い声で注意して来ました。
と、言いますか………“うちのバカ”ってなんですか?“うちのバカ”って?
青空は別段、にこのモノと言うワケではないんですけど?
「で?“アシムレイト”を知らないのは穂乃果たち初心者組の4人ってコトね?」
“うちのバカ”と言う単語に対して私が内心で激しい抗議を行っていると、にこが例の“アシムレイト”なるモノを知らないのは私達初心者組の四人かと確認して来ました。
私達四人はそれにおもむろに頷き返します。
「まぁ“アシムレイト”なんて最近ガンプラバトルを始めたアンタたちじゃ知らないのは当然よね。って言うかガンプラバトルに詳しいヤツでも、“アシムレイト”のコトなんか知らないってヤツもいっぱいいるでしょうからね。」
「“アシムレイト”ってまだガンプラバトルに“プラフスキー粒子”が使われていた頃のヤツやからねぇ〜。大体10年くらい前のコトやろか?」
「えぇ。確かそのくらいのハズよ。少なくとも、私や青空が世界大会(正確には私はジュニア大会なんだけど♪)に出た7年前には、ガンプラバトルはもう今のガンプラをスキャニングして、仮想空間でバトルを行うスタイルに切り替わっていたわ。」
「はひっ!要約しちゃうと!“アシムレイト”ってプラフスキー粒子を使用して実機でガンプラバトルをしていたガンプラバトル黎明期の特殊な技能?能力?のコトですねっ!」
「花陽ちゃん?お声はもっと小さく♪ですぅ。じゃないと…マジデバラシマスヨ?」
「は、はひぃぃぃぃ…。」
にこ達の話の内容から察すると、その“アシムレイト”と言うモノはガンプラバトルがまだ“プラフスキー粒子”なる謎粒子を使用していた頃に存在していた特殊な技能?能力?のコトの様ですね。
確か“プラフスキー粒子”と言う謎粒子は、某共産主義国がテロ行為や戦争行為に使用しようとした為に、世界的に使用が禁止されてしまった…とか言うモノでしたね。
“プラフスキー粒子”散布下でのみガンプラに使われているプラスチックが動かせるようになるなんて、ぶっちゃけますと真面目に謎過ぎる粒子です。
しかも“プラフスキー粒子”散布下でならミサイルは普通に爆発するしビームも普通にぶっ放せるだなんて、物理法則とはなんぞや?と盛大にツッコミ入れたくなるモノです。
まぁ現在では世界的に使用禁止になっているので、私が関わる事はまず無いのでしょうが…。
無いですよね?
無いでしょうが…とか言って実はそのうちその謎粒子な“プラフスキー粒子”に関わってしまうフラグだった…なんてありませんよね?
「とりあえず猿以下の知能指数しか持ってないそこのアホ2匹にもわかるように簡単に説明すると、“アシムレイト”って言うのは“プラフスキー粒子”制御下のガンプラと、それを扱うファイターが人機一体になる特殊な技能だったってワケよ。」
「脳みそスッカラカンなそこのよい子の約2名にもさらにわかりやすく説明すると、“アシムレイト”ちゅーんはガンプラを自由自在に思う通りに動かせる…そんな特別な技能やね。」
「へえー。そーなんだー。すっごいね!その“あしむれいと”?ってヤツ!あれ?でもガンプラってバトル中に穂乃果たちの思う通りに動いてくれるよ?」
グダグダとしたやり取りの果てに、ようやく“アシムレイト”についてマトモな説明が始まりました。
にこと希がそれぞれ穂乃果と凛にもわかるようにと簡潔に“アシムレイト”について説明してくれます。
二人の説明によると、どうやら“アシムレイト”とはガンプラバトルでガンプラを自由自在に思う通りに動かせるようになる…そんな感じの特殊技能?の様ですね。
穂乃果と凛も、にこと希の説明…特に希の方の説明で“アシムレイト”が何なのかを理解してくれたみたいです。
説明を聞き終えた穂乃果は“すごいねー!”と、何とも穂乃果らしい感想を述べたあとで、現行のガンプラバトルのバトルシステムでは件の“アシムレイト”を使わずともガンプラを自由自在に動かせると言うコトに気付きました。
その穂乃果の疑問について、今度は絵里が話を始めます。
「それは現行のガンプラバトルシミュレーターには“IFS”…“イメージ・フィードバッグ・システム”が採用されているからね。私達の体内にある医療用ナノマシンを介した制御システムなんだけど…これについては流石に説明しなくても大丈夫よね?」
「にゃ。そこら辺はガキンチョの頃にガッコーで習ったから流石に知ってるにゃ。未だに原理は微塵も理解してねぇーけどだにゃ。」
「はひ!“IFS”とはなんぞや?って思ったヒトは“ガンプライブ”を最初から読み直してみましょう!500話オーバーのクソ長いヤツを最初から読み直し頑張ってくださいね!」
絵里の説明を聞いて“そう言えばそんな設定ありましたね…”と、私は思わず思い出してしまいました。
花陽ではありませんが、そこら辺の詳しい話は初期の頃に説明されていたようないないような?そんな曖昧な感じなので、気になる方は読み直して見てくださいね♪
何気に原作タグ“ラブライブ!”では、この“ガンプライブ!”はハーメルン内で2番目に文字数がムダに多いお話なので、読み直すには相当の覚悟が必要でしょうけど…。
ちなみに…“ガンプラ”の検索タグでは、“ガンプライブ”はぶっちぎりで文字数が一番多い様ですね…。
閑話休題。
「それで?その“アシムレイト”ってヤツはわかったけど、それとソラが使った“精霊憑依(ポゼッション)”とかってヤツになんの関係があるのよ?」
「関係自体はほとんどないわよ。ただ“精霊憑依”のコトを説明するなら“アシムレイト”っぽい感じって説明するのが一番簡単だったから、先に“アシムレイト”について説明しただけよ。」
なんだかんだと話は進んで行きます。
真姫はにこに対して、肝心の“精霊憑依”とは何なのか?と問いました。
「“アシムレイト”が“プラフスキー粒子”を介して機体と人機一体になるのに対して、“精霊憑依”の方は電子精霊を介して機体と人機一体になるってだけの違いよ。」
「ねぇ?“IFS”があるんだからそれって意味無くない?」
「あるわよ。もっとも、0コンマの世界での話だけどね。」
「“精霊憑依”っちゅーんは“IFS”で機体を操作する時にほんの僅かにあるタイムラグを完全にゼロにしてしまうんよ。リアルブシドーな海未ちゃんならそれがどれだけアドバンテージになるかわかるんやないかな?」
今まで黙って会話の流れを見守っていた私に、希が話を振ってきます。
タイムラグを完全にゼロにする…機体が本当の意味で自分の身体の様に動かせる様になると考えると、希の言うように相当なアドバンテージを得られます。
“IFS”を介した操作システムでも十分に機体を思い通りに動かす事は出来ますが、それでも実際に身体を動かすのとは違い、ほんの僅かな…0コンマ何秒かのズレがあります。
そのズレは私の様な武術を嗜む者達にとっては致命的なスキに繋がります。
武術を嗜ない一般人にとっても、その僅かなズレは決定な違和感として感じられるハズです。
「オマケに“精霊憑依”中は電子精霊が演算したあれこれを直接的脳みそにぶち込んで来るらしいから、常に周囲の状況や攻撃の軌道、相手のほんの些細な動きとかの、バトルフィールド上の全てを完全に把握し続けるって事も出来るらしいわ。そのせいで脳みそが酷使され続けて今のこのバカみたいになるらしいけどね。 (もっとも、誓約をちゃんと履行していれば、そこら辺は相当軽減されるって話だったけどね。そこまではそらのプライベートな部分に踏み入っちゃうから言わなくてもいいでしょ。) 」
「えーっと…つまり、ボチが…電子精霊がいつも穂乃果たちに教えてくれてるコトを直接理解出来て、それで機体の操作もいつもよりすごくなるってコトでいいのかな?」
「まぁ厳密には他にも色々とあるっぽいけど、とりあえずはそんな認識でいいわよ。」
“μ's”の中でも一番理解力が残念な穂乃果が、ウンウン唸りながらもこれまでのにこと希の説明を何とか理解しようとまとめていました。
一見すると、“精霊憑依”の効果?は物凄く地味です。
穂乃果の“キャバリエール・ソルストライクガンダム”が使う“サテライトチャージ”の様な目に見える超強化があるわけではありません。
地味です。
ただひたすらに地味です。
地味ですが…その地味な強化効果によって、私達は確かに全員瞬殺されまくりました。
恐らくですが、超高速で移動する“soar”を使いこなす青空にとっては、“精霊憑依”で得られるタイムラグ無しでの操作とバトルフィールド上の全ての情報は相性が非常に良いモノなのでしょうね。
「にゃ。凛的にはそれってすごいのかすごくないのかミジンコわからんにゃ。真姫ちゃんはナニがスゴいかわかったかにゃ?」
「ぶっちゃけイミワカンナイわ。けど私たち全員を瞬殺したんだから、十分にスゴいんじゃないの?」
結論から言えば、青空が使った“精霊憑依”が何で凄いのかを私達はあまり理解する事は出来ませんでした。
理解は出来ませんでしたが…体感は出来ました。
ナニをしても攻撃は当たらない。
そして気付けば“soar”からの斬撃で斬り捨てられている。
花陽や凛に言わせれば、所謂“無理ゲー”と言う状況を私達は体感しました。
何となく…そう、本当に何となく…。
私達は理解出来ないナニかを理解しました。
「このバカの調子次第だけど、午後からもう1回バトルするわよ。海未、次はアンタが指揮を執りなさい。それでもしそらに勝てたら…そうね。ガンプラバトル部の部長の座をアンタに譲ってやるわ。」
「あ、それはいりません。」
「ちょっ!?ぬぁんでよぉぉぉぉ!?」
部長とかぶっちゃけ面倒なだけです。
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
次回は作戦会議回の予定です。
何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。
それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。
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それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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