ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
年末に腰を痛めたなQooオレンジでございます。
どうしよう…割と真面目に腰がヤバいです。
今回も本編16話となります。
ぐだぐだ作戦会議回です。
それでは 第16話「頂へと挑む」そのじゅういち 始まります。
「さて、それでは作戦会議を始めましょう。」
午後からの本気の青空との再戦に向けて、私は穂乃果達を集めて作戦会議を始めました。
作戦会議に集まったメンバーは穂乃果、ことり、真姫、凛、花陽の五人。
“μ's”三年生トリオと、“精霊憑依(ポゼッション)”の代償?でダウンしてにこの膝枕を堪能しながら眠っている青空をのぞいた面々ですね。
それにしても…全く!
膝枕ならにこの膝枕よりも私の膝枕の方が断然気持ち良いハズなのに…なんでにこなのですか!なんで!
痩せ型でロリ体型のにこの膝枕なんて骨張っていて痛いだけです!
その点、私の膝枕ならふっくらふかふかで…あ、やっぱりダメかもしれません…。
私の太もも…日々の鍛錬ですっかりと筋肉質でした…。
ま、まぁ世の中には硬い枕が好みな人もいますし、青空はきっとそんな硬い枕が好きな極々少数派なハズですよ♪
だからやっぱりにこの膝枕よりも私の膝枕の方が良いに決まってますね♪
何せ私は“ガンプライブ!”の初期メインヒロインなのですから♪
そんな本人達にとっては真剣な、けどその他の人達にとっては割とどうでも良い事を思いつつ、私は今度こそ対本気青空戦(二回目)の作戦会議を始めます。
皆さんは作戦会議に集まった面々の中に、頭脳労働には壊滅的に向かない頭穂乃果な穂乃果と準頭穂乃果級な凛の二人が居るのが不思議に思うかもしれません。
その理由なのですが、この二人は皆さんのご想像通りに頭脳労働には壊滅的に向いていませんが、その代わりに本能的に最適解を導き出す時が稀にあります。
その本能的な最適解に期待しての招集と言うワケですね。
「で?作戦会議って言うけど、ナニをどう話し合えばあのバカみたいな状態のソラ相手にマトモに戦えるって言うのよ?」
ようやく始まった作戦会議。
真っ先に発言したのは“μ's”随一の優等生な真姫でした。
真姫はやや気怠げに“どうするのよ?”といった感じで投げやりMAXです。
「“soar”を使われたら私じゃ反応出来なかったわ。反応どころか、斬られるまで視認すら出来なかったのよ…。」
「にゃ。凛も真姫ちゃんに右に同じだにゃ。気づいたらスパッとヤラれてドッカンだったにゃ。」
真姫と凛の二人には“soar”の超高速移動が全く視えていなかった様です。
視認出来ないモノに対しては反応出来ない…至極当然な結果です。
これがガンプラバトルではなく実際の戦闘…刀を使っての斬り合いならば、真姫は例え視認出来ずとも殺気や気配を探って反応する事も可能なハズなのですが…。
護国の剣技を学びたいと園田流を習い始めてから、私がそうなるように徹底的に鍛えましたから♪
真姫が護国の剣技を学び始めた初期の頃は、目隠しをさせて私が殺気全開でハリセンで叩いていましたね。
真姫は理論派だと思っていたので、殺気や気配を察知するまで時間が掛かると思っていましたが、割とあっさり気配察知を会得してしまいました。
ハリセンで頭を叩かれるのがよっぽど屈辱だったんでしょうね。
それはそれとして…。
ガンプラバトルは言わばゲームです。
機械を通して殺気や気配を察知するだなんて、それこそ歴代宇宙世紀作品に登場するニュータイプや、その他の各ガンダム作品に登場するニュータイプに類似した能力(Xラウンダー等)を持つ人達でもなければ無理な話です。
もしくは…私の様にある程度の武を究めたモノでなければ、機械を通しての気配察知などは極めて困難でしょうね。
まぁ青空やにこの様なガンプラのベテラン勢はそんな困難な事を“嫌な予感”の一言で片付けてあっさりと行ってしまうのですが…。
解せません。
「穂乃果も目の前にそら君の“ザク・リヴァイブ”が来るまではぜんぜんわかんなったかかな?あとちょっと早く気付けていたらビームサーベルでがっちーん!って受け止められたんだけどなー。」
「それって目の前に“ザク・リヴァイブ”が来たら見えたってコトですよね?しかももうちょっと早く気付いたら反応出来たったって…穂乃果ちゃんも割とデタラメですよねー…。」
「穂乃果ちゃんは昔から反射神経だけは虫並だからトーゼンですぅ。」
穂乃果のあとちょっとで反応出来たと言う発言に引き気味の花陽。
そして穂乃果の発言に何故かドヤ顔なのはことりです。
まぁことりの言う様に、穂乃果は昔から不思議と反射神経だけは何故か異様に良かったですね。
私の本気のデコピンに反応された時は相当驚きました。
…………なんだか話が脱線していますね。
「ちなみに私は一応、青空の“soar”は視えていましたよ。」
「なんでドヤ顔?」
「えっ?ドヤ顔…してました?」
「してたにゃ。」
「そ、そうですか…。」
自分では気づきませんでしたがドヤ顔してたんですね…。
「そ、そんな事よりも!今は青空の“soar”に対してどう対策するかです!」
真姫と凛にドヤ顔を指摘されて急に恥ずかしくなってしまった私は、慌てて話題を本来の“青空の“soar”対策”へと戻します。
「ちゅん。ぶっちゃけると“soar”対策はめっちゃ簡単ですぅ。“soar”の進路上に散弾ぶち撒ければイイだけですぅ。」
慌てて話題を“soar”対策へと戻すと、“μ's”の中で唯一“soar”を使えることりがちゅんちゅんとどうすればいいのかを話してくれます。
「“soar”は超高速で移動してるだけで、別にOOみたいに量子テレポートっぽい瞬間移動してるワケじゃないですぅ。」
ことりは続けて“soar”対策を語ります。
「“soar”の進路上に散弾みたいなちっちゃくて避け辛いモノをぶち撒けられていると、ソレにぶち当たって自滅まっしぐらですぅ。」
前々から知ってはいましたが、やはり“soar”対策としてはことりの言う様に散弾の様な小さなモノを進路上にばら撒いておくのが得策な様ですね。
もっとも、この“soar”対策はあくまでも一般的な“soar”対策です。
相手はあの青空です。
誰もが思い付く程度の“soar”対策でどうにかなるとは思えません。
「まぁ生粋の“soar”使いのソラ君がこの程度の対策でど〜にかなるなら、とっくの昔にあのにこっぱち辺りがソラ君倒しちゃってるハズですぅ。」
ことりも私と同じ意見の様で、一通り話し終えると自嘲気味にそう言いました。
「にゃ。それじゃヤラれた瞬間に大爆発して巻き込んじゃうとかはダメかにゃ?」
「ヤラれた瞬間に大爆発って言っても、あの“精霊憑依”って状態の青空なら、ヤラれてから爆発するまでの若干のタイムラグで逃げられちゃうんじゃないの?」
「うにゃ〜。確かに…。」
ことりの一般的な“soar”対策の話が終わると、次は凛が“ヤラれた直後に大爆発”案を提案しました。
一見するとこの“ヤラれた直後に大爆発”は悪くは無いように思えますが、よくよく考えてみると真姫の言う様に爆発するまでのほんの枠かな時間でまた“soar”を使われて離脱されてしまうでしょうね。
爆発する兆候をアイリが察知してしまうと言う事もあるでしょうし。
しかも“精霊憑依”中だとアイリからの報告(?)が青空の脳みそに直接流れる仕様らしいですし。
あっさりと見抜かれて爆発圏内から離脱されて爆発し損…なんて事になるのが目に見えてしまいます。
“精霊憑依”中は完全に一心同体になっていて、青空=アイリみたいな状態なんでしょうね。
バトルフィールド上の情報をほぼノータイムで把握し続けられていると言うのも中々に厄介ですね。
「うーん?なんて言うか…めづまり?」
「イヤ!それ目詰まりじゃなくて“手詰まり”ですから!」
「そーなの?」
「はひ!そーなんですっ!」
私は穂乃果と花陽の漫才を聞き流しながら、どうすれあの“soar”に対抗できるかを考えます。
散弾を使う…と言うのが一番現実的ではありますが、ことりの言う様にその程度で青空が倒せるなら苦労はしません。
考えれば考えるほど、先ほどまでのバトルでにこが行った遠距離からの大規模攻撃兵器での狙撃が一番適した戦法に思えて来ます。
「にゃー。鎖で繋いでチェーンデスマッチで殴り合えたら楽チンなんだけどにゃー。」
「チェーンデスマッチ?ソレってナニよ?」
「にゃ?真姫ちゃんはチェーンデスマッチ知らねぇーかにゃ?」
「知らないから聞いてるんでしょうが。」
目詰まり…では無く手詰まり感が面々を支配し始める中、凛が不意におかしなコトを言い出しました。
“チェーンデスマッチ”。
確か鎖で自分と相手を繋いでほぼ零距離で殴り合う…みたいな戦闘形式でしたね。
まぁ“soar”で超高速で移動しまくっている相手を鎖で繋げてしまえれば、“soar”を封じる事が出来て楽と言えば楽ですね。
ん?
鎖で繋いで“soar”を封じる………?
あれ?
もしかして…コレってイケるんじゃないですか?
「あの!凛の言うそのチェーンデスマッチ!使えませんか!」
思わず私は大声を出してしまいました。
「は?鎖で繋ぐってコト?」
「はい!そうすれば“soar”を封じる事が出来ませんか?」
「あー………ん?イケるかも…?」
「ちゅん。“soar”はスラスター類にバカみたいに負担掛けるから、例えば鎖で繋いだ状態で2機分の重量を引っ張って無理矢理“soar”なんて使ったら、下手したらスラスター爆発しちゃうかもですぅ。まぁそら君がそこら辺対策してたらど〜なるかわかんないけど…ですぅ。」
「穂乃果はよくわかんないけど、なんかイケそうじゃない?」
余りの無理ゲー感に押し黙っていた面々が俄に騒がしくなります。
真姫は癖である髪をクルクルと指で弄る仕草をしながら僅かに考えると、ポツリとやや自信なさ気に“イケるかも?”と呟きました。
ことりも“soar”使いとしてチェーンデスマッチ作戦についての見解を述べます。
ことりの見解では二機分の重量を引っ張ってスラスター類に負担の掛かる“soar”を使えば、最悪はスラスターが負荷に耐え切れずに爆発してしまう可能性が高い様です。
その後に言った“青空が対策していたら駄目だけど”と言う一文には若干の不安を覚えましたが…概ねチェーンデスマッチ作戦は好感触な様です。
この凛の不意の一言から“イケるかも?”となったチェーンデスマッチ作戦。
問題があるとすれば…。
「どーやって鎖で繋げるかだにゃー。」
ですねー。
普段(?)の青空ならば、煽りまくって挑発しまくれば“やってやんよ!”とかそんなノリで自分から鎖を繋いでくれそうですが、あの感情がほとんど無いように思える“精霊憑依”中の青空だと難しそうです。
恐らくは青空と同一体になったアイリの部分(?)が“挑発に乗るのは無意味です”となるのでしょうね。
「あの変態縄師に荒縄持たせて縛らせたら?」
「変態縄師って絵理ちゃんのコトですか?」
「変態縄師なんて他に誰が居るのよ?」
「あー、まぁ居ませんよね。あんな変態縄師はそうそう…。」
真姫は変態縄師…即ち絵理に荒縄を持たせて縛らせたらどうかと提案して来ました。
可能性があるとすれば真姫の言ったように変態縄師…ではなく絵理に荒縄を持たせて縛らせるのが一番なのでしょうけど…。
「流石にガンプラバトル中はムリじゃね?だにゃ。」
「ですぅ。」
いくら非常識な捕縛術を操る絵理でも、ガンプラバトルに荒縄を持ち込んで青空を縛る…なんて事は無理なハズです。
無理…ですよね?
「そもそも鎖や荒縄で縛るにしても、ソラ君の“soar”を1回は止めなきゃダメですぅ。」
「まずソレが無理ゲーだにゃ。」
ようやく見付けた僅かな光明でしたが、結局は“soar”を止めなければ“soar”を封じる事が出来ないと言う、何だか頓知染みた結論に行き着きました。
「にゃー。もうみんなでソラ君囲んで自爆しちまうかにゃ?」
「だから“soar”を止めないと自爆しても巻き込めないでしょ。」
「やっぱりめづまりだねー。」
「だから“手詰まり”でっす!」
なんだかグダグダとして来ましたね…。
「う〜ん…海未ちゃんなら1回くらいは“soar”を止めれるんじゃないの?」
グダグダが場を支配し始めると、ことりが考える素振りをしながら私へと話し掛けて来ました。
私ならば青空の“soar”を一回くらいなら止められるのではないか?と…。
「まぁその気になれば一度くらいならば何とかならなくもないとは思いまずが…。」
例え“soar”を一回止めたとしても、その直後にまた“soar”を使われて近接戦闘の圏外へと逃げられてしまえばどうにもなりません。
“soar”を止めた瞬間にチェーンデスマッチの為に鎖で繋ぐ…なんて事も“soar”で簡単に逃げられて失敗するのが目に見えています。
「ちゅん。ならこんな作戦はど〜ですか?」
ことりが言い出した作戦。
ソレは何とも強引で突拍子も無い作戦でした…。
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
次回は一応は再出撃の予定です。
何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。
それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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