ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

566 / 584
皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

ミコルルでみっこみこにされているQooオレンジでございます。
再販された際には是非ともお手に取ってみて下さい。







今回も本編16話となります。
一応は出撃回です。















それでは 第16話「頂へと挑む」そのじゅうに 始まります。




















第16話「頂へと挑む」そのじゅうに

「園田 海未!“アルテミスガンダム”!いざ尋常に推して参ります!!!」

 

あーだこーだグダグダと話し合って大まかな作戦を決めた私達は、にこの膝枕を堪能して復活した青空を促して再びバトルフィールドへと赴きました。

 

一通りの設定を手早く終えて出撃した私は、愛機である“アルテミスガンダム”を駆って漆黒の宇宙空間を突き進みます。

 

そんな私の“アルテミスガンダム”の隣に、両手に大きなコンテナを抱えたにこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”が追い付いて来て並走し始めました。

 

〚ったく…アンタたち、ほんとバカみたいな作戦考えちゃって。〛

 

“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”が“アルテミスガンダム”と並走し始めると、にこがこちらへと通信を送って来ます。

 

そして呆れた様な声色で“バカみたいな作戦”と言って来ました。

 

普段の私ならば馬鹿と言われたら“馬鹿とはなんですか!馬鹿とは!”と憤慨の一つもするモノですが、実際ににこの言う様に今回の作戦は“馬鹿みたいな作戦”なので反論の余地もありません。

 

どう返答するべきが悩んでいると、にこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”の反対側に絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”がやって来ました。

 

“トールギス・ヴァルキュリア”も“アルテミスガンダム”の隣に位置取ると、絵里もにこ同様にこちらへと通信を送って来ます。

 

〚ホントよね。一応は正面からの真っ向勝負なんだけど、そこに至るまでが何とも判断に困るわ。〛

 

にこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”とは反対側に位置取り速度を合わせて進む絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”。

 

その“トールギス・ヴァルキュリア”の両手にはいつも携えている大型ランスと大型シールドありません。

 

“トールギス・ヴァルキュリア”を象徴する大型ランスと大型シールドの代わりに、今はにこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”が両手で抱えている大きなコンテナと同じモノが抱えられています。

 

〚防御特化の私の“トールギス・ヴァルキュリア”をまさかあんな方法で運用するとは思わなかったわ。〛

 

〚不本意だけど今回ばかりはアンタと同意見だわ。〛

 

〚ふふ♪私とにこの意見が一致するって中々に珍しいわよね?〛

 

〚そうねぇ…。そこにたぶん希の乳タヌキのヤツも私たちと同意見って感じだろうから、超レアケースなんじゃない?〛

 

〚それだけ海未たちが考えた今回の作戦は非常識ってコトね。〛

 

〚ほんとよ。非常識にも程があるって感じだわ。こんな作戦、よく良識派の真姫のヤツが納得したわね。〛

 

〚あら?真姫は真姫で海未の影響で最近は一般常識の外側に来ちゃってるから、そこまで良識派ってワケじゃないと思うわよ?それにあの子、元々セレブのお嬢様だし。〛

 

〚あ"ぁ"ー…そう言えばそうだったわね…。別荘の1つや2つ誰でも普通に持ってるモノでしょ?とか真顔で言われ時は本気でひっぱたいてやろうかと思ったわ。半額シール狙ってスーパーをさまよってるビンボー人舐めんなっ!感じよ。〛

 

〚あはは…。〛

 

二人は呆れた様子で口々に今回の作戦に対してそれぞれの意見を言っていましたが、次第に会話の内容が何時ものグダグダとしたモノへと変わって行きました。

 

私はにこと絵里のグダグダとした会話を聞き流しながら、無意識に腰に取り付けてある愛刀の“妖刀 嫁斬丸”の柄を触れていました。

 

刀に触れていると自然とざわめいた心が落ち着いて行きます。

 

そこでふと気付きました。

 

戰場へと向かう私が柄にもなく緊張している事に。

 

グダグダとした会話に対して一向にツッコミを入れない私に訝しんだにこと絵里はグダグダ会話を止めて、こちらへと注意を向けて来た気配を感じます。

 

ほんの少しの間、スラスターを噴射する音だけがコクピットを支配します。

 

〚ふーん。リアルブシドーなアンタでも緊張するもんなのね。〛

 

ややして、にこが何処か興味無無さげな声色でそう語り掛けて来ました。

 

〚1人であの本気状態のソラの相手をするんだもの。流石の海未でも緊張しちゃうわよね?〛

 

「そう…ですね。」

 

絵里に私は短くそう返します。

 

そうなのです。

 

私は今からたった一人で本気状態の青空と相対する事になったのです。

 

先ほどまでの作戦会議で私達が最終的に採用した作戦。

 

それは“soar”からの斬撃を真正面から確実に一度は止められる(た、たぶん…)私を残して、他の面々で青空を囲んで一斉に自爆。

 

バトルフィールドを細かい残骸だらけにして“soar”での超高速移動を阻害し、近接戦闘を無理強いする…といった、何とも乱暴な作戦でした。

 

凛のチェーンデスマッチの一言から、かなり変わってしまいましたが、まぁ“soar”を封じて近接戦闘を強いる点はおんなじ筈です。

 

〚アンタたち、花陽にこんなモノまで作らせて。ほんっと、よくやるわーって感じだわ。〛

 

にこは“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”の指先で大きなコンテナをコンコンと叩いてそう言って来ます。

 

〚ちょっとにこ。あんまりそのコンテナに衝撃を与えないでよね。ここでそれが爆発したら私と海未も道連れになっちゃうわ。〛

 

〚なに神経質になってんのよ。ってか花陽が作ったんだからこれくらい大丈夫でしょ。〛

 

「えーっと、花陽曰く。“はひっ!かーなーりー!チョートッキューの修造!じゃなくて急造でイソイソと作ったので割とちょっとした衝撃で簡単にドッカーン♪しちゃう可能性があったりなかったりやっぱりあったりするんで取り扱いにはガチで真面目に気を付けてくださいねっ!あ♪おトイレ入ってますかー♪って感じでノックしてドッカーン♪ってなっても当社は一切の責任は取らない方針でよろしくお願いしまっす!”って言ってましたよ?なのでその様にあまり乱暴に扱うのはどうかと…。」

 

〚うげっ!?ちょっ!マジで!?〛

 

「はい、マジです。」

 

にこは私の話を聞くと、慌ててゴンゴンとコンテナを叩いていた手を止めます。

 

にこの“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”と絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”が抱えている大きなコンテナ。

 

この大きなコンテナは先ほど私のセリフでも少しお話しましたが、今回の作戦の為だけに花陽が急遽作製してくれた秘密兵器(?)です。

 

以前まで凛が使用していた“ベニャッガイ”。

 

その“ベニャッガイ”が使用していた自爆技“ファイナルベニャッガイ”用の爆薬と、ガンプラのランナーを細かく切って作った大量の小さなベアリング弾モドキが中にはこれでもかと詰まっているそうです。

 

花陽特製の“ファイナルベニャッガイ”用の爆薬を利用した爆発の威力は逆の意味でお察しで、一度炸裂してしまえば大抵のモノはあっけなく吹き飛ばせるだけの破壊力を発揮します。

 

例えガチムチ防御特化で物凄い防御力を誇る絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”であろうとも零距離で爆発すれば容赦なく吹き飛ばせるだけの破壊力なのだそうです。

 

今回の作戦はそんなとてつもない破壊力の爆発でコンテナを持っている面々の機体を自爆させて、機体の残骸と中身のベアリング弾モドキを辺り一面にばら撒き“soar”での超高速移動を阻害するのです。

 

〚あっぶな!作戦開始前に爆死するトコだったじゃない!そんなヤバいモノなら早く言ってよね!〛

 

〚爆死するトコだったって言うけど、私たちはどちらにしろ今回は爆死するコトは確定なんだけどね。〛

 

〚それでもよ!こーんな何にもないトコでムダにドッカーン♪って爆死とかしたらアホの所業じゃない!ってかアホって言えば穂乃果のヤツは大丈夫なんでしょうね!あの頭穂乃果なアホの穂乃果なら“あのね!穂乃果!面白そうだから爆発してみたよー!”なんてアホなコトを言ってアホなコトしやがるんじゃないの!?〛

 

〚それなら穂乃果よりも凛の方が心配じゃないかしら?あの子、ちょっと前までは“ベニャッガイ”に乗って事あるごとに自爆しまくっていたから。〛

 

〚あのアホネコならにゃっはー♪とか言ってノリと勢いでお手軽に自爆するかもって?〛

 

〚えぇ。凛なら普通にヤりそうじゃない?〛

 

〚あー………うん。あのアホネコならその可能性が普通にありそうで怖いわね。〛

 

穂乃果も凛も散々な言われ様ですね。

 

まぁ二人とも頭穂乃果なのでわからなくもありませんが。

 

〚ノリで自爆って言えば、ことりと花陽も割とノリで自爆しそうじゃない?〛

 

〚ソレを言うならあの乳タヌキだってノリノリでムダなトコで自爆しそうよね。〛

 

〚………………ねぇ、私の気のせいかしら?なんだかここに居る3人以外はみんなノリで自爆しそうじゃない…?〛

 

〚………そうね。〛

 

「そうですね…。」

 

みんな“作戦?ナニソレ美味しいの?”みたいな所がありますからね。

 

少なくとも私なら自爆するなら自爆するで、意味のある自爆をしたいです。

 

〚で?どーよ?アンタはちょっとは緊張はほぐれたの?〛

 

「えっ?」

 

「だーかーらー!アンタはちょっとは緊張ほぐれたのかって言ったの!」

 

いつの間にかグダグダとした会話に私まで巻き込まれて、にこや絵里と一緒にグダグダとしていると、不意ににこに“緊張は解れたか?”と言われました。

 

一瞬、その言葉に虚を突かれて呆けた私に、にこは再度“緊張は解れたのか?”と言って来ます。

 

そこで私はようやく、先ほどまでの緊張が何処かへ綺麗さっぱり消え去っていた事に気付きました。

 

どうやらにこと絵里の“μ's”特有の何時ものグダグダとしたやり取りに巻き込まれて、すっかりと緊張が解れていたのですね…。

 

〚このにこにーサマを爆弾にするんだから!しっかりしなさいよね!!!〛

 

〚とかなんとか言って、ホントは1人でソラに立ち向かう海未のコトを心配してるだけのクセに♪〛

 

〚ち、違うわよ!そんなんじゃないっての!〛

 

〚その慌てようが何よりの証拠よねー♪〛

 

〚うっさい!このロシアン乳キツネ!〛

 

〚うふふふふ♪〛

 

「やれやれ、ですね。ですが…二人とも。」

 

〚ナニよ!〛

 

〚ん?なぁーに、海未?〛

 

「ありがとうございます。」

 

〚…ふんっ!〛

 

〚ふふ♪どーいたしまして♪〛

 

さぁ、決戦です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。



次回は戦闘開始の予定です。



何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。



それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。



皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。